ここでは、オリジナルのSFC版(不安定)とMD移植版(判定なし)について記述する。



クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ園児

【くれよんしんちゃん あらしをよぶえんじ】

ジャンル アクション。ま、要するに冒険ゲームだな
高解像度で見る 裏を見る
対応機種 スーパーファミコン
メディア 12MbitROMカートリッジ
発売元 バンダイ
開発元 さんえる
発売日 1993年7月30日
定価 9,500円(税別)
プレイ人数 1人
判定 ゲームバランスが不安定
ポイント もっさりアクションで操作しづらいしんのすけ
子供はおろか大人でさえ手こずるクリア必須のミニゲーム
お友達キャラが皆ザコ敵扱い
クレヨンしんちゃんゲームリンク

概要(SFC)

アニメ開始から1年経過し人気絶頂期・社会現象にまでなった『クレヨンしんちゃん』を原作としたアクションゲーム。
当時としては珍しくサンプリングによるボイスを多数収録し、カセットなのにしんのすけがアニメと同じ声でベラベラ話す、というのがウリの1つとされた。パッケージ裏でも「テレビアニメそのまんまのオラの声も聞けるぞ。」としんのすけが語る形式で紹介された。

第一線メジャーハードかつ大人気キャラクターと、夏休み商戦に乗じ買った子も多かった本作。 「子供向けだし、見た目からしてヌルめのキャラゲー」という大多数の人が抱いていたイメージは、実際のプレイであっさり裏切られることとなる。

ゲーム内容と主な問題点

設定・システム周り

  • 「春」「夏」「秋」「冬」をテーマにした4ステージ内に各5エリア、全20エリアで構成。
    • 「夏」は肝試し、「冬」は雪降りしきる町内をモチーフにしているように、季節感をイメージしたものとなっている。
    • が、「春」はまだしも「秋」はなぜかしんのすけの夢の中での話で、しんのすけの大好きなヒーロー番組の主人公・アクション仮面が悪の組織のメケメケ団につかまってしまい、しんのすけがアジトに侵入し助けに行くという内容。所謂「睡眠の秋」と掛けたのかもしれないが、見た目上は当然季節感のかけらもない。
      • 「スポーツの秋ということで町内全体で開催されるスポーツ大会」「紅葉の森を舞台にお使い」「秋の味覚の収穫のキャンペーンに参加」など、季節感あるシチュエーションはいくらでもあるのだが。この話を持ち込むにしても、季節ステージの合間の番外編という扱いにするなどやりようがあった筈。
  • 説明書のみさえ曰く「いじめっ子やお友達の攻撃をかわしながら、いろんなカードを探すゲーム。」
    • ステージにより異なるが、しんのすけを操作し3場面程度のマップを駆けずり回りながら、民家や店などに入り会話シーンを見つつフラグを立て、クリアアイテムとなっているカードを入手するとクリア。
    • または特定の敵キャラクターを退治した後に現れるか、道中に浮いているカードを入手しゴール地点へ移動するとクリア。
      • カードは上記のイベント進行用のほか、無敵や画面内の敵を全滅させるなどゲーム進行を有利にするためのカードもあり、こちらはステージで幾つか手に入る。
        ・アクション仮面カード…しんのすけがアクション仮面のポーズをとって一定時間無敵になる。
        ・天使カード…使うと頭上にしんのすけ天使が現れて体力を回復してくれる。
        ・ぞうさんカード…使うとしんのすけが「ぞうさん」をして一定時間画面全体の敵の動きを止める。効果中の敵は倒せないが触れてもダメージを受けない。
        ・シロカード…使うと一定時間シロが現れて、しんのすけの付近を動く。当たった敵にはダメージ。シロを探すという「春」のストーリー上、取れるのは「夏」から。
    • 敵と接触したり攻撃を受けるとライフが1つ減り(画面左上のしんのすけの表情が変わる)、3回受けてしまうと残機が1つ減り*1、残機を全て失うとそのエリアのスタート地点からやり直しになる。
    • 各エリアには制限時間があるが、ステージクリア時に制限時間が一定(半分程度)以上残っていれば1UPできる。
    • フラグ立てがややきつい場面も。ステージ2のきもだめしは入口と出口の法則に気づかないと同じ場所を延々と回ることとなる。
  • ステージ中の敵キャラクターはステージ1と4は原作の園児キャラ、ステージ2と3は世界観に合わせそれぞれお化けに扮した敵とブラックメケメケ団の戦闘員が登場する。
    • 園児の敵キャラクターには初期の原作によく出てきた2人組のいじめっ子「てるのぶ*2」「ひとし*3」に加え、なぜか「風間くん」「マサオくん」「ボーちゃん」「ネネちゃん」といった現在で言う「カスカベ防衛隊」の面々までもが特に理由もなく敵キャラクターとして設定されており、もちろん触れただけでダメージを受ける。
      • 敵キャラ扱いのため攻撃をしてくるが、塀の上から飛び降りて踏みつけたり遠距離から幅跳びで体当たりを仕掛けたり、しんのすけに走って近づき執拗に追尾しながら体当たりを仕掛けてくる他、出現時にサッカーボールを蹴り飛ばしたり大きな水風船を投げつけて攻撃しすぐ逃げるという徹底ぶり。さすがにその攻撃パターンはいじめっ子二人だけ、あるいはガキ大将キャラの「チーター」を含めた三人で十分だったのでは…。
      • またクリアに必要なカードを特定の敵キャラを倒して入手しなければならない場面もある為、否が応でもしんのすけから攻撃を仕掛けないとゲームクリアは不可。
      • しんのすけから攻撃を受けた(倒された)際には、「ひるんだ表情を見せた後に走って画面外へ逃げて行く」というアクションゲームとしては珍しい演出がとられている*4。世界観やキャラを考えればまあ妥当な配慮とも言えるだろう。そもそも友達が敵扱いの時点で世界観無視ではあるが。
      • 当時は彼らとの友情が今ほどフィーチャーされてはいなく、しんのすけの行動に度々困らされていたとはいえ、もちろんこのような積極的な敵意を向けられる間柄ではない
  • 会話シーンのメッセージスキップができない。アクションシーンとの画面切り替えも間があり、地味にストレスがたまる。
  • ボリュームはそれなりにあるにもかかわらず、セーブやパスワードによる中断機能はない。
    • 後述するミニゲームの難度もあって、ただでさえ高い難易度が理不尽なまでに上がっている。せめてパスワードがあれば評価はもっと上がったはず。

もっさりして爽快感のないアクション

  • 通常の攻撃手段はYボタンで行う「でんぐり返し」と、Xボタンで行うジャンプからの「踏みつけ」、Aボタンで行う足元に落ちている物を使っての「投げ」がある。
    • その他の攻撃手段としては、カードで呼び出せるシロ自体に攻撃判定がある。
    • しかし、これらのアクションに今ひとつ爽快感がない。走り始める際に微妙なウェイトがかかるなど、動きがぎくしゃくしており直感的な操作が出来ない。あまり派手なアクションがないのも残念。
    • 十字キーを左右どちらかに2回押すとダッシュすることができるが、敵の多さもあってあまり気軽に使えるものではない。
      • ダッシュを使わないと先に進めない場所も存在する。
    • アニメで見るイメージほどしんのすけが軽快に動いてくれないのは、気になる人は気になるところだろう。
      • もっとも、本作の発売は『クレヨンしんちゃん』劇場版アニメ第一作の上映とほぼ同時で、当時は現在のしんのすけに見られるような5歳児離れした身体能力を持つイメージは定着していなかった。これをこの時代のゲームに要求するのは酷ではある。
      • とは言え、そういった当時の描写を鑑みても、いちゲームとして見てややもっさりしている感は否めず、基礎的なアクションでの問題点からは外れ得ない。
    • そして「でんぐり返し」及び「投げ」は、攻撃前後の無防備時間が長い上に攻撃範囲もそう広くないためかなり使い辛く、実際は「踏みつけ」以外で攻撃することはまずない。
      • 天井の低い通路を進む際など、稀に「でんぐり返し」が役立つこともないではないが、存在意義の薄さは免れない。
    • 敵の攻撃を2回しか耐えられないうえ攻撃を受けた後の無敵時間が短く、しんのすけの動かしづらさや一度に登場する敵の数の多さの兼ね合いもあり、道中の難易度は体感以上に高い。
      • 天使のカードを使えば回復が可能だが、他のカードと比べて出現率が若干低めで、そう頻繁に入手できるものではない。
    • Yボタンで攻撃、Xボタンでジャンプ、Bボタンで伏せなど、SFCのアクションゲームの慣例を無視したボタン割り振り。さらにオプションでの変更もできない。
    • こちらはもっさりした動きと妙なボタン配置でのプレイを強要されているのに敵、とりわけボスクラスはやたらと軽快に動き回り、縦横無尽に襲い掛かってくる。
      • 特に、頻繁にワープを使う3面ボス「モンキッキ」は攻撃するタイミングを合わせにくく、爆弾を多数投下してくるため非常に強い。
        攻撃を受ける→無敵時間が異常に短い→敵が寄ってくる→また攻撃を受ける、のハマりが多い。ちなみにrtaによるモンキッキの倒し方は、真ん中の足場に待機して、近くにワープしたところをでんぐり返しで攻撃しながら爆弾を避けて倒すと言うほぼ運ゲーである。
  • とはいえ、一定時間無敵状態になることのできるアクション仮面カードや、一定時間敵の動きをストップさせることのできるぞうさんカードなどを駆使しながら進めば、(ゴリ押し前提ではあるが)アクション面は無理ゲーレベルに難易度が高いわけではない。
    このゲームの本当の恐ろしさはエリアクリア後のミニゲームにある。

やたら難易度の高いミニゲーム

  • 各ステージの、3エリア目及び5エリア目(最終エリア)のクリア後にはミニゲームが挿入されるのだが、出るミニゲームが揃いも揃って難易度がやたら高い
    ステージ 3エリア後 5エリア後
    1 じゃんけん追いかけっこゲーム カード探しゲーム
    2 水泳大会ゲーム 旗上げゲーム
    3 給食運びゲーム 神経衰弱ゲーム
    4 しんちゃんを探せゲーム スライドパズルゲーム
    • 3エリア目のミニゲームは成功・失敗に関わらず特にボーナスもペナルティもない完全なおまけなのだが、SFC版ではステージ最後のミニゲームはクリア必須。失敗すると残機を一つ失ってやり直し。
    • ステージ3のモンキッキを除けばアクションステージにおけるボス的な立ち位置のキャラクターも然程強くは無く、むしろこちらがミニゲーム型のボス戦であると言える。
    • 残機を全て失うと一つ前のエリア5から再開することになり、道中ステージをモノにしてもミニゲームがクリア出来ず何時までも先に進めないという事態が頻発する。
      • ステージ3に至っては前述のモンキッキ戦もやり直すハメになってしまう鬼畜仕様。
      • 一応、後述のように専用のミニゲームモードで練習することはできる。
    • 各ミニゲーム開始時には「よくきけよ このゲームは しっぱいすると のこりの しんのすけの かずが ひとり へるんだ」などといったそこはかとなく物騒な忠告をされる。システム上の説明であるため仕方がないのだが、もう少し穏やかな表現にはできなかったのか…。
      • その文面のインパクトから、本作を知るクレヨンしんちゃんファンからはネタにされることが多い。
      • なお、実際に失敗してしんのすけの数が減る時には何も無い空間でしんのすけが力尽きる演出が入る。これも見方によってはちょっと怖い。
  • 5エリア目のミニゲーム(クリア必須)
    • 1ステージ目「カード探しゲーム」
      • 父・ひろしが「「あ」ではじまる物は何だ?」と頭文字でカードを指定するので、それに対応するカードを選ぶ。時間内に24枚のカードを全て取ればクリア。ルールや画面構成から『ワギャンランド』の「しりとり」を連想した人も多いだろう。
      • カードの内容は原作に登場したネタで構成されている。「牛」「シャボン玉」といった一般名詞のみならず、「チョコビー」や「ぶりぶりざえもん」、「(園長先生を指して)組長」などクレヨンしんちゃん特有の固有名詞が多数出てくるため、ある程度原作やアニメに詳しくなければこれだけでも手詰まりになりうる。
      • 上述したとおり、原作のかなり初期の頃をベースにしているので、「男の約束(男同士のお約束)」や「死体ごっこ」といった現在のアニメでは既に使われなくなったネタも含まれている。また逆に、現在でもおなじみの「カンタムロボ」も出てくるのだが、当時の原作では名前のみの登場であったため、カードには現在とはかけ離れた本作オリジナルのデザインが描かれている(写真の左から2列目、下から2段目がソレ。緑色ですらない)*5。こればかりはそのガンダムロボットっぽい絵柄から推測するしかない…というより原作でさえビジュアル未公開のものをわざわざ出す必要はあったのか。
      • 絵柄が肉料理にも見える「いなり寿司」や、「よ」で始まるものとして選択しないと正解にならない「幼稚園バス」など、他にもややこしいカードが見受けられる。
      • なお、ひろしがゲーム中で出てくるのはここだけ。ただし、本作に限らずゲーム作品ではひろしは冷遇傾向が強く、むしろミニゲームの進行役という(考え方次第ではボス級とも捉えられる)役割を与えられている分、他作品よりも扱いは良い方とも言える。

        固有名詞いっぱいのカード探しゲーム
  • 2ステージ目「旗上げゲーム」
    • アクション仮面の指示(ボイスはなく、テキストのみ)に従って赤白の旗上げを行い、よしなが先生と対決して2本先取するというもの*6
    • ゲーム自体は単純だが、判定がシビアな上に対戦相手のよしなが先生がかなり強い。それも子供向けとしては少々手強いというレベルではなく、かなりゲームに慣れたプレイヤーでも素で負ける可能性があるほどの強さである。ゆえにここで詰まったプレイヤーも多いはず。
      また、時間が経つにつれBGMが早くなっていくため非常に焦燥感を煽られる。
    • 一応、「ミスと判定されるまでにわずかにタイムラグがあり、うっかり操作を間違えても一瞬だけならミス扱いにならない」「指示された旗とは逆の旗を操作してしまっても、正しい旗と同時に操作すればミス扱いにならない*7」という、申し訳程度の救済措置はある。
    • 稀にアクション仮面が指示を誤って仕切り直しになるのだが、その後は最高速レベルにスピードアップする。こうなるとほぼ運ゲー。
  • 3ステージ目「神経衰弱ゲーム」
    • 盤面に縦3列、横6列で18枚のカードが並べられる。お手つき回数を指定回数以内に収めながら、神経衰弱の要領で全てのカードを取れればクリア。風間くんとの対決という形だが、風間くん本人はカードを並べてセリフを言うだけでゲームに直接参加はしない。しかし、台詞の内容が初期の彼らしい嫌味全開なもの*8であるため、プレイヤーによっては気に障るかもしれない。
    • お手つき回数は最初に3枚のカードから選択して決められるが、運が良くても3回しか貰えず、下手をすると1回きりになる事も
    • 一応、カードは『ワギャンランド』と同様必ず簡単なパターンに沿って配置されているので、そのパターンを見抜けば十分クリアはできる。ただし、どのようなパターンで置かれているか調べるにはお手つきを必要とすることが殆どである。
    • パターンがあることをゲーム中でヒントとして教えてくれることもない。ミニゲームモードで何度も遊んでいればそのうち分かることではあるのだが。
    • 当時発売された攻略本には全パターンが載っており、それさえあればクリア必須ゲームの中では一番容易といえる。しかし手探りの場合はノーミスで攻略は至難の業。
  • 最終ステージ「スライドパズルゲーム」
    • いわゆる15パズル。15枚のパネルをスライドさせて絵柄が完成するよう並べ直す。位置が合っている場合はパネルに色がつく。制限時間は5分。
    • 15パズルというものは、「やり方を知っていれば1~2分でできるが、逆にやり方を知らなければ時間をかけても完成は困難」という二面性を持つパズルである。そのためミニゲームの中では唯一予備知識が必要、このゲームの対象世代である子供に自力で15パズルの解法を見つけさせるのはかなり厳しいものがあり、それまでの壁を越えてもここで詰まるプレイヤーが多数いた。
    • 絵柄のパターンは3種あるが、シロの絵柄はピースの色が似たりよったりであるため、難易度は更に上がる。ただ、パネルが正解の位置に来た時のみカラーになるようになっている為、曖昧な物がどちらが正解かわからないという事はない。
    • 出題者は園長先生で、制限時間が迫る度にカウントダウンしてくるのだが、残り時間が30秒になると「もうあきらめるかい?」と真顔で言ってくる*9
    • 当然ながら、幼稚園児でも解ける低難易度のパズルではなく、遠慮なく全面バラバラにしてくれるので大人でも苦手な人ならばクリアが難しくなっている。よしなが先生といい、子供に遠慮するつもりはないようだ。失敗した時も「解けなかったんだから仕方ないよね」という一言で残機を減らしてくる。
    • ちなみに、このゲームも制限時間が近づくにつれBGMが速くなっていく。園長先生の急かすような台詞もあり、焦ってしまいがち。
    • 絵の完成形から高速でバラバラにスライドされる過程をその場で見ることができるため、現在ならば解き方を知らなくてもデジタルカメラやスマートフォンさえあればビデオで撮影→すぐ再生モードにして少しずつ巻き戻しながらそれを見て解いていく、という荒技もあるにはあるがそれでも制限時間内までに完成させるとなると案外時間ギリギリになる。当然、発売当時ではそんな解法など不可能であり、そもそもゲームに、ましてや子ども向けのそれにここまでやる必要性を持たせるのもどうなのだろうか。
  • 以下は3エリア目のミニゲーム。これらはクリア必須ではなく残機に影響することはないが、やはり全体的に難易度が高い。
    • 1ステージ目「ジャンケン追いかけっこゲーム」
      • いわゆる「グリコ」のゲーム。CPUのみさえとジャンケンをして、勝った方は出した手に応じて決まった分だけ先に進める。後出しをするとペナルティとして1歩後退させられる。しんのすけはスタート時点で10歩ほど前にいるので、追いつかれる前にゴールの家まで逃げ込めば勝ち。
      • クレヨンしんちゃんに合わせて、進む距離は「グリグリこうげき(グー)」「チョコビー(チョキ)」「パンパンマン(パー)*10」となっている。
      • みさえの手に規則性はないため完全な運ゲーだが、負けた時のリスク、勝った時の期待値を考えればグーかパーを選び続ければ勝つのは難しくない。子供でもチョキが明らかに損なのは少し遊べばわかる場合が多いだろう。
  • 2ステージ目「水泳大会ゲーム」
    • レースゲーム。Aボタン連打で前に進む。途中にはスピードが上がるスクリューや足ヒレ、進行を止める渦潮や動きの遅くなる泡などといった仕掛けがあるので、上下にコースを変更してうまく進みトップを目指す。
    • 競争相手のお友達がスタートダッシュを決める中、しんのすけは原作通り犬かきでノロノロと泳ぐ。勝つならスピードアップの仕掛けを的確に通るのは必須。
    • ある程度ガチな連打を要求される。頑張って連打してもなかなか速く泳げない上、初っ端からCPUたちから文字通り置いてけぼりをくらいそのままビリになった人も多いのでは。
  • 3ステージ目「給食運びゲーム」
    • ボタンを1回押すごとに少しずつしんのすけが前に進んでいく。前を歩く風間くんと後ろを歩くマサオくんにぶつからないようにしながら給食を教室まで運ぶゲーム。ぶつかるか体勢を崩して給食をこぼしてしまうとゲーム失敗。
    • 風間くんはともかく後ろのマサオくんがかなりギリギリまで近寄ってくるため非常に難しい。慣れても失敗する時はする。
    • 水泳大会ゲームと違い、Aボタンは押しっぱなしでないとスムーズに進むことができない。同じ感覚でボタンを連打しようものなら一瞬でマサオくんに追突される。
    • また、ミスした際に出てくる会話が長めで、ミニゲームモードで遊ぶ際にやり直す気が削がれやすい。
    • ミニゲームのモチーフは、原作2巻での給食を運ぶエピソード。失敗しても「フランス風フルーツ・ド・ライスシチューミルクソース和え」*11は作らない。
  • 最終ステージ「しんちゃんを探せゲーム」
    • 指定されたポーズ・服装のしんのすけを覚え、それと同じものをモザイクの掛かった画面に点在するしんのすけ達の中から見つけ出すゲーム。
    • 画面は広めで、上下左右にスクロールさせて探さなければならない。しんのすけの数も多く服の色違いなども混ざっている。モザイクは徐々に晴れていくが、制限時間が来る前に完全に晴れることはない。制限時間もそう長くはないので焦る。しかしこれでもミニゲームの中では比較的簡単な部類である。
    • ここでの進行役はまつざか先生。実質ボーナスゲームなので失敗しても先に進める上に勝つとボーナスをくれる。よしなが先生や園長先生と比べるとよほど良心的である。
  • なお、2ステージ目(肝試し)以降は各エリアで「カードを2枚以上取る」「違う種類のカードを2枚以上使う」のいずれかを行ってクリアすると、ボーナスゲーム「スロットマシンゲーム」が挟み込まれる。
    • 絵柄を揃えるとカードが貰える*12ほか、一部の絵柄では残り残機を増やせる。外れてもデメリットはない。
    • ただし、コントローラーのボタンで直接スロットを止めるのではなく、しんのすけがジャンプしてボタンを踏む形式なので、プレイヤーがボタンを押してからしんのすけが実際にスロットを止めるまで大きなラグがあり、絵柄に関わらず適当に押して揃えることはかなり困難である。絵柄の並びやしんのすけのタイミングを覚えて、更に目押ししてようやく…といった具合。しかも絵柄の回転も速い。
    • また、このボーナスゲームに入る度に全く同じ会話が繰り返される。

賛否両論点・変な点

  • シロの散歩セット、きもだめしのお札、アクション仮面の変身セットなど、イベント用の道具類までもがすべてカードで表現されている。上記の「お友達が敵」仕様と合わせアクションシーン内のイベント進行が無理矢理かつ不自然に感じることも。
    • あるエリアでは「幼稚園で散歩セットの1つを持ったマサオくんが待っている」ことを知るとマサオくんが出てくるのだが、彼を見つけても会話シーンが挿入されるわけでもなく、サッカーボールをひたすら投げつけてくる*13彼を倒すことによりクリア必須のカードが入手できる。
      • しんのすけが攻撃すること自体もそうだが、「人の持ち物を拾っておいて持ち主が近づくと攻撃してくるマサオくん」という描写もあんまりである。見ようによっては「しんのすけにカードを渡すまいと抵抗している」ようにすら見える。
    • 他のあるエリアでは「工事現場にシロを連れている子がいる」ことを知るとネネちゃんが(ry… シャボン玉遊びをしている彼女を(ry… 。シロを保護していたであろうネネちゃんはしんのすけに無言のまま襲われ、見た目通り涙目である。
      • しかも行方不明となったシロをさがす筋書きなのにシロはクリア条件を満たすカード扱い。なぜカードという形に、敵のドロップにこだわるのだろう?普通に会話イベントを発生させその中で入手させれば良いと思われるが。
      • そしてこのシャボン玉も、単に楽しそうに遊んでいるだけに見えて実はしんのすけを追尾しダメージを与える凶悪な飛び道具である。ほのぼのとした様子とのギャップも相まって、ここまで徹底した敵扱いにはもはやホラーゲームじみたおぞましさや狂気すらも感じさせる。
    • 4ステージではカードを探しながら雪合戦大会の設定*14なので友達の敵キャラ扱いはまだいいとしても、それまでのステージと同様にゲーム内での説明はやはり放棄されている。さらに一部エリアでカードを入手するためにはすでにカードを拾っていた友達を無言でボコってカードを奪わなければならない。そして雪合戦なのにこちらからは雪で攻撃しなくてもペナルティはない(無論、いちいち雪玉を拾って投げつけて攻撃していては到底クリアなどできないゲームバランスではあるが)。
      • アーケードのクイズクレヨンしんちゃん(タイトー)はきちんと会話の後にクイズになるのに、これは酷い。

        ネネちゃんを攻撃して逃げたシロの「カード」を入手するしんのすけ

評価点

  • グラフィックや音楽は非常に良好。
    • それぞれのキャラクターの描写は非常に上質で、アニメで出てくるキャラ達がそのまま動いて操作していると言っても過言ではないほど。
      • 登場する敵キャラについて、いじめっ子たちとは別にしんのすけの友達は1つの画面に同じキャラが複数出現しないようになっているなどの気配りも見られる。
      • それぞれのステージの背景も作り込まれている。
    • サンプリングボイスも多数収録。明瞭に再生される。
      • 技術力の低いメーカーではサンプリングボイスが割れていたり不明瞭な場合がよくあるが、本作ではそのような違和感はまったくない。
      • 当時のカートリッジメディアおよび容量では短い掛け声数種が限界と思われていたため、フルボイスで再生されるオープニングデモや豊富な掛け声はまるでCD-ROM機のようだと評価された。
      • しんのすけのボイスは特に豊富。掛け声などは勿論会話の節々での「妖怪ケチケチオババ」「しなぞろえの悪い店だなぁ」などの毒のある台詞もボイスとして用意されており、ファンなら笑える事請け合い。
    • 効果音もアニメでゲンコツを食らった時のあの音がダメージ音として採用されている等、雰囲気は素晴らしい。
    • BGMはオープニング曲以外オリジナル。ほのぼの系中心でゲームの雰囲気と合致している。
      • 4つのステージと、エリア最後のミニゲームはそれぞれ違うBGMが用意されている。曲のクオリティも中々のもの。
      • オープニングは当時アニメの主題歌だったB.B.クイーンズ『夢のEndはいつも目覚まし!』がインストで使われている。
    • アニメでお馴染みのアイキャッチも挿入されている。
  • オープニングデモや会話シーンの内容は原作をよく再現しており、ファンなら思わず笑えることうけあい。
    • 「隣のおばさん」や「ネネちゃんのママ」といったおなじみのキャラから、「地獄のセールスレディ売間久里代」など初期に登場したマニアックなキャラもしっかり登場する。
    • 住人との会話シーンは、建物を出入りすることで数パターンに内容が変化し、その内容も面白いので特に意味がなくても何度も入りたくなる。
      • 風間くんやネネちゃんなどのお友達がいる建物もあり、その時はアクションシーンでの敵対ぶりがウソのように普通に友達として和気藹々と接する。
  • ミニゲームモードも搭載されており、スロットを除く全てのミニゲームをプレイすることができる。
    • クリアしなくても遊べるので、難しいミニゲームの練習はここで可能である。
    • 基本的にミニゲーム終了後は成功失敗問わずにメニュー画面に戻るが、SFC版ではアクションシーンでクリア必須のミニゲームが何故かこのモードでも残機制になっており、失敗して残機を全て失うとゲームオーバーになる。(コンティニューの選択肢も出るがどちらを選んでも他のミニゲーム同様にメニュー画面に戻る)
    • この時代にありがちな連打ばかりに偏ったミニゲームでなく、様々な内容のゲームが用意されているのは評価できる。
    • ゲーム本編では多くの"残りのしんのすけの数"を減らしていった鬼畜なミニゲームも、このモードなら気軽に楽しめる…かもしれない。

総評(SFC)

ビジュアルやBGM、原作の再現性などは良好でファンサービスにも余念が無く、キャラゲーとしては間違いなく襲ってくる友だちを除けば及第点以上。ゲーム部分も力そのものはかなり入っている。
が、売りであるこれらの要素を楽しもうにもそれに至るまでの操作方法、フラグ立てのお使いメインとなるアクションシーンの単調さが足かせとなり、プレイヤーのやる気を削いでいく。

さらにバランス調整や仕様は完全に一昔前のゲーマー向けと言わざるを得ないものとなっており、操作性やクリア条件などにも難があるため、見た目に反して取っ付きづらさが目立つ。特に対象年齢である子供にとってあまりに過酷な難易度のミニゲームは、大きく評価を落としてしまった。

余談

  • 『週刊ファミコン通信』(現・ファミ通)のクロスレビューでは「6・4・6・3」の計19点と当時としても厳しめの査定。
    • 褒められた点は前述のボイスくらいで、「変に難しいところがある」「メインターゲットの幼児でもストレスが溜まりそう」「原作を知っていて当然のルールが鼻に付く」「いくらなんでもこの操作性はない」「町人に当たっただけで死ぬとは…」など、ゲーム内容への不満が的確に述べられている。
      ただし後述するMD版では改善が施された結果、点数および評価が上がり、佳作キャラゲーの扱いを受けた。
  • スライドパズルのミニゲームには隠しコマンドがあり、入力すると絵の指定ができたりパネルの動く回数を少なくできたりする。
    • 後年の解析により明らかになったもので発売当時は全く知られていなかった。
  • その後、3DSで発売された『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ カスカベ映画スターズ! 』では、初回封入特典として本作をダウンロードできるコードが付属されている。
    • 基本的な内容はSFC版と変わっていないものの、難易度を下げた「かんたんモード」が追加されている。しかしその内容は「初期段階の残り人数(残機数)が9になる」というだけ。しかもコンティニュー後の残り人数は2のままなので、恩恵は最初にゲームオーバーになるまでしか受けられない。
      • そもそも本作の難易度を上げている要因はぎこちない操作性やそれに不釣合いな敵の調整、そしてクリア必須ミニゲームの鬼畜な仕様なので、残り人数が増えたところで難易度が下がったとは言えない。その為、取って付けて実装した感が拭えない、焼け石に水な措置となってしまった。
    • ちなみに、上記の公式サイトの紹介ページでも「マサオくんやカザマくんたちカスカベ防衛隊も敵として登場!?」と突っ込まれている。(参考)
      • 原作や発売当時のアニメと違い、現在の彼等は映画・アニメ問わず「カスカベ防衛隊」が強調されしんのすけの親しい友人としても強く描かれている為、現在の目線から本作を見るとそう突っ込まれるのも致し方ない…かもしれない。
      • ついでに作品のノリも現在のアニメなどとはだいぶ違いがある為、原作や当時のアニメを知らない子供がプレイすると違和感を覚えるかもしれない。

メガドライブ版

ジャンル アクション
高解像度で見る 裏を見る
対応機種 メガドライブ
メディア 16MbitROMカートリッジ
発売元 マーバ
開発元 シムス
発売日 1994年3月11日
定価 8,800円(税別)
プレイ人数 1人
判定 なし
ポイント 鬼門からボーナスになったミニゲーム
システム周りも地味に改善
クレヨンしんちゃんゲームリンク

概要(MD)

メガドライブへの後発移植版。システム面で改善が施された結果、ゲーム進行における難易度とストレスは大幅に軽減された。
元々アニメ的なベタ塗りのグラフィックのため、SFCより発色数が劣るMDでも、映像面ではSFC版との差異はほぼ見られない。ただボイスの音質は機種の仕様上若干劣る。

改善・変更された点

  • クリア必須ではなくなった最終エリアのミニゲーム
    • 最大の改善点。 SFCではクリアの足かせとなっていた第5エリアのミニゲームだが、MDでは第3エリア後のミニゲームと同様に失敗しても次のステージに進むことができる。もちろん残機が減るなどのペナルティもない。
  • ミニゲームの入れ替えとボーナスゲーム化
    • いずれのゲームも成功すれば1UPとなり、息抜き要素と同時にボーナスゲームともなった。
      • 一方でステージクリア時間による1UPボーナスは撤廃された。クリア後のワッハッハは要らない気が
    • ミニゲームから知能・記憶系の神経衰弱とスライドパズル、しんちゃんを探せをバッサリ削除。「探せ」はおそらくモザイク機能の再現が難しいせいもある。
    • これらは新規のアクションゲームに変更し、順番の入れ替えもされた。以下の★が新規追加ゲーム。
      ステージ 3エリア後 5エリア後
      1 ★シャボン玉ゲーム カード探しゲーム
      2 ★スイカ割りゲーム 水泳大会ゲーム
      3 旗上げゲーム ★二人三脚ゲーム
      4 じゃんけん追いかけっこゲーム 給食運びゲーム
  • 操作ボタン割り当ての改善
    • SFCではXボタンでジャンプと、アクションゲームとしてはかなり違和感の強いボタン配置だったが、MDではCボタン(右ボタン)でジャンプ、Bボタン(真ん中ボタン)ででんぐり返し、Bボタン二度押しで伏せ、Aボタン(左ボタン)で物を拾う・投げるなど、ごく普通のアクションゲーム然とした配置となった。
    • さらにボタン配置はオプションで変更もできる。
  • ステージの難易度の低下
    • 全体的に敵の数が少なくなり、動きも比較的ゆっくりになった。
  • 会話シーンの仕様改善
    • メッセージの早送りが可能となり、終了直後のアクションシーンに戻った際のウエイトもなくなった。
  • BGMやSEの総入れ替え
    • BGMはSFCと同一ではなく、全曲一新されている。路線は別方向だがクオリティは良好。
    • SFCではオリジナル曲だったCM入りのジングルが、MDではアニメと同じ曲になっている。

新ミニゲーム紹介

  • シャボン玉ゲーム
    • ボタンを押してシャボン玉に息を吹き込み、ネネちゃんより先に大きなシャボン玉を作るゲーム。
    • ボタンを押したままだとしんのすけの顔が赤くなりシャボン玉が割れてしまう。が、真っ赤になる前に少しボタンを離して調節すればいいので、クリアは簡単。
  • スイカ割りゲーム
    • 目隠しをされて浜辺でうろうろしているしんのすけに、みさえの声で左右の方向を知らせ、スイカを割らせるゲーム。カニやヤドカリに当たるか、画面外に出ると失敗。
    • 指示を出してもしんのすけが素直に動かないので 無理ゲー SFC版の最終ゲームじゃなくて本当によかった…。
    • 方向を知らせるみさえのボイスは猫なで声・普通・怒号と数パターン用意されており、演出面は素晴らしい。
  • 二人三脚ゲーム
    • 運動会で二人三脚に参加することになったしんのすけとみさえ。1・2の掛け声に合わせてボタンを押し分け、競争相手の風間くん&ママ、ネネちゃん&ママより先にゴールすると勝ち。
    • リズムを掴めば簡単、外すととたんに手こずるという絶妙な難易度。
  • おめかしゲーム
    • スロットマシンゲームに代わって導入された新ミニゲーム。なお、このゲームだけ説明書には掲載されていない。
    • 幼稚園に行く準備として4段のタンスに入っている3つの服の場所を覚えて順番に選択する、というもの。成功するとカードのセットを入手できる。
    • しかし選択方法は なぜかスロット形式 となっており、目当ての段を選択するには慣れと目押しが必要。初見ではまず無理で、回数を重ねてもはっきり言って難しい。失敗が確定しても残りの服を続けて選択する。
    • その後しんのすけが幼稚園バスに乗る場面へ。「ストッキングを無理矢理穿いている」「ブラジャーを顔に被っている」など、成否にかかわらず選択された段の服を反映した姿が見られる。
      こればかりは大真面目にボーナスを狙うものではなく、 失敗時のグラフィックを笑うネタゲー と見た方がよいだろう。

      画面の雰囲気は満点だがクリアは難しい
      (させる気ナシ?)

問題点(MD)

  • パスワードやセーブ機能は相変わらず未搭載。
    • ただ上記のとおりミニゲームがクリア必須ではなくなったため、時間を掛ければクリア自体は比較的容易となった。

総評(MD)

SFC版の雰囲気はそのままに最大の障壁であったミニゲーム問題を解消し、その他細部も改善。元から引き継がれたアクションシーンの仕様や「お友達が敵」などの珍設定を抜きにしても、キャラゲーとしては十分な出来となっている。
アニメの雰囲気を味わいつつお気楽にプレイするならこちらをお勧めしたい。

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  • クレヨンしんちゃん

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最終更新:2024年01月30日 01:09

*1 ステージ3では穴に落ちた場合もミスとなる。

*2 坊主頭のデブ園児

*3 刈り上げ頭の痩せ型園児

*4 ステージ2の小僧系のお化けやステージ3のメケメケ団の構成員は画面外へ吹っ飛ばされる。

*5 ちなみに「カンタム」の名称のみは「機動戦士ガンダム」、後に付加されていった設定面(機体デザインや担当声優)は「戦闘メカ ザブングル」が元ネタである。

*6 「旗上げ大会の決勝戦」という状況設定らしいが、テレビの中の彼がなぜこのような大会を開催したのかは謎。

*7 例:「あか あげて」の時に白旗を上げてしまっても、赤旗と同時に上げればセーフ。

*8 もっとも、初期はしんのすけの方も、露骨に彼を貶める発言を多くしていた。

*9 もちろん、コメントが出るだけで途中でやめる事はできない。

*10 アンパンマンのパロディ。これも初期のみで消えてしまったネタの1つ。

*11 原作でぶちまけた給食(シチュー、フルーツみつ豆、米、牛乳)を適当に混ぜ合わせただけの代物で勿論フランスは関係無い。しかし美味しかったらしく、皆には正体に気付かれなかった。

*12 「1枚あげる」と言われるが実際には何故か5枚も手に入る

*13 通常の敵キャラとしてはこの行動は行ってこないため、実質ボスキャラ補正。

*14 前述の投げつけられる物は大小の雪玉に変更される。