「修正依頼」が出ています。加筆できる方は修正をお願いします。
依頼内容はファンディスクの特徴の追記、カップリング判定の見直しです。
東京魔人學園剣風帖 (DS)
【とうきょうまじんがくえんけんぷうちょう】
ジャンル
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アドベンチャー+SRPG
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対応機種
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ニンテンドーDS
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発売元
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マーベラスエンターテイメント
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開発元
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スカイウォーカーデジタルウェーブ ナツメ
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発売日
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2008年8月21日
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価格
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通常版 5,229円(税込) 限定版 7,770円(税込)
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判定
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劣化ゲー
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東京魔人學園伝奇シリーズ
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概要
1998年に発売された『東京魔人學園剣風帖』のリメイク。
内容は、『剣風帖』の他にファンディスク『朧綺譚』も統合したものになっている。
グラフィックの見直しや新規CGの追加、イベントの演出面の強化など、旧作発売から10周年を飾る剣風帖の集大成となるリメイクになるはずだったのだが…。
問題点
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『朧綺譚』の「螺旋洞」第43問が絶対にクリアできないと言う致命的なバグがある。
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本作ではオリジナルとは違い、次のターンの味方フェイズ時に地形ダメージが入る為、倒すべき敵が規定時間内に倒した扱いになっていないのが原因。
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そのため通常の手段では「螺旋洞」全問クリアが不可能で、クリア特典の機能も使えないと、ファンの怒りを買う始末。
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解決策は「螺旋洞第43問目まで進めたソフトを、問い合わせをした上で直接マーベラスに送ると、43問目をクリアした状態にして送り返してくれる」というなんとも場当たり的な対応。
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修正版ソフトは出ていないので注意。そもそも…(以下、余談にて)。
評価点
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『剣風帖』本編のリメイクは素晴らしい。
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全体の解像度アップとデジタルでの彩色し直し。
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過去からの因縁を回想する場面では『外法帖』のキャラクターを使用。
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『外法帖』で登場したキャラクターの子孫にはそのキャラの固有BGMを流用し個性を強めている。
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滑らかに動く立ち絵のアニメーションは旧作をプレイ済みでも新鮮。
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乳房の大きい女性キャラの乳揺れは某クロスオーバーゲームのそれに勝るとも劣らない演出。
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特にアン子の乳揺れは男性ファンには凶器になり得る。が、多くを占める女性ファンの中には嫌悪感を抱いた人も少なからずいる。
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旧作ではキャラが全く違うと指摘された戦闘デモも一新され、キャラの描き直し、上下の2画面を利用した派手な演出、武器の持ち方の間違いを正したり大きく変化している。
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その代り、主人公・緋勇龍麻(デフォルト名)は劇中でも指摘される「学内で一二を争うハンサム」風から、ずんぐりとした野暮ったい高校生になっている。
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声が付く部分は旧作の音声データをそのまま利用しているので、初々しい頃の堀江由衣氏や浅川悠氏、田村ゆかり氏に増田ゆき氏、津村まこと氏らの演技を聞ける。
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一部では成長した声優たちの演技でやってほしかったという意見も当然あるが、大人の事情で当時のメンバーを全員揃えるのは少々無理があるだろう。
総評
全体的には良リメイクに見えるが、上記のバグが決定的で致命的なマイナス。
『剣風帖』部分はDS版を遊び、『朧綺譚』部分はPS版を遊ぶのが妥当であろうか。
余談
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バグに対してマーベラスエンターテイメントは未だに公式のコメントを出していない。
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『なんとかPortable(笑)』から5ヶ月しか経っていないというのに全く反省していない上、このときとあわせると今回で実に三度目。ゲームの出来だけ見ればクソゲーに至ってないだけ前二者よりまだマシなのかもしれないが、マーベラスの辞書に誠実という言葉は無いのだろうか。
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そもそも『東京魔人学園』シリーズ自体未だファンが多い作品ゆえ、そのファンを敵に回す時点でどうしようもないと言ってしまえばそれまでである。
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限定版に付属した、荒俣宏氏が作品の舞台を解説するDVDや資料集で、この作品のリメイクに対する意気込みは感じられる。
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発売と同時期に魔人學園伝奇3作目で完結編の「帝戰帖」の製作が発表されたが、マーベラスの経営悪化に伴い中止となった。
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本作の公式サイトに「帝戰帖」が新作情報として残っているのが物悲しい…。
最終更新:2022年06月22日 15:40