鉄拳4

【てっけんふぉー】

ジャンル 対戦格闘
対応機種 アーケード(SYSTEM246)
発売・開発元 ナムコ
稼働開始日 2001年8月
判定 シリーズファンから不評
ポイント 前作からシステム大幅変更
使用キャラ数の減少
ストーリーやキャラ描写にも批判が集中
キャラバランスはシリーズとしてはまとも
鉄拳シリーズ

プレイステーション2版

対応機種 プレイステーション2
メディア DVD-ROM 1枚
発売・開発元 ナムコ
発売日 2002年3月28日
定価 6,800円(税別)
レーティング CERO:12歳以上対象 ※廉価版で付与
廉価版 PlayStation2 the Best
2004年11月3日/2,800円(税別)
判定 シリーズファンから不評


概要

今や『ストリートファイター』と並んで日本を代表する格ゲーとなり、ナムコの代表作とも言える『鉄拳』シリーズの(外伝である『鉄拳タッグトーナメント』を含めて)5作目。
実質的に前作にあたる『鉄拳タッグ』の完成度の高さに感動したファンの期待は否応なしに高まっていたが、システム面での大きな変更が施されたことが従来のプレイヤーに受け入れられなかったことにより、ファンに落胆されてしまった。


ストーリー

第3回大会、風間仁を利用して闘神を誘き寄せた三島平八は、闘神の生け捕りには失敗したが血液などから遺伝子を採取。
それを用いて自分の遺伝子を組み合わせ新生物を作ろうとするが、闘神の遺伝子を取り込むにはデビル因子という特別な遺伝子が必要だと知る。
その遺伝子を有する仁を探し求める平八だが、大会終了後の仁の行方は知れなかった。

調査の中で、平八は「火口に横たわる翼の生えた男性の死体」の写真を発見。
その姿に覚えのあった平八は、更なる調査からそれが遺伝子分野で近年急速に発展する新興企業「G社」と関わりがあると知り、
私設部隊の鉄拳衆をG社に送り込んだ。

G社で鉄拳衆が見たものは、20年前に平八によって火口に投げ込まれ死んだはずの平八の息子にして仁の父「三島一八」の姿だった。
火口に落とされた後、デビルの力によって生死の境をさまよいつつも生き延びた一八は、
自分を救助したG社に自らを研究材料として差し出し、その技術でデビルの力を研究しながら平八への復讐の時を待っていたのだった。

こうして一八の生存を知った平八は、彼を誘き寄せるため翌年に第4回大会を開催。
一八はこれを自分を誘き寄せる罠だと知りつつ、あえて大会に参加する決意を固める。

一方、第3回大会で平八に裏切られた後デビルの力を発現し、失踪していた風間仁。
三島の血とデビルの力双方を憎悪する彼は、平八に叩きこまれた三島流喧嘩空手をすべて捨て去り、
オーストラリアに潜伏して正統派空手の修行を行っていた。
そして第4回大会の開催の報を受け、仁は三島の血統を滅ぼすことを目的に、大会に参加するのであった。


変更点

  • 「バックステップの大幅弱体化」「無限遠ステージの廃止」「壁や障害物、高低差の追加」*1「ポジションチェンジの導入」といった新要素を導入。家庭用ではアクションゲームモードの強化。
    • 前作・タッグトーナメントでのセオリーは、「横移動とバックステップを繰り返しながら様子を見て、コンボ始動技をぶっ放し、ガードされたらバックステップで逃げる」というものだった。
      しかし今作でこの戦法は全く通用しない。こういった戦法が「チキン(臆病者)」と呼ばれ非難されたことによる調整と思われる。強力な技には、相応の隙が与えられた。
      • 地面の高低差により通常はダウン状態では当たらない技を当てることができたり、一部キャラは壁コンボが非常に強力だったりする。
      • パッケージの裏面には「今までの戦い方では勝利をつかむのは難しいかもしれないぞ!?」と記載されている。
    • なお、次回作『鉄拳5』では、「壁」は存続しつつ従来の壁なしの無限遠ステージも復活し、「バックステップ」はやや強化、ポジションチェンジと高低差は削除されている。
      • うちポジションチェンジはスティーブの固有の投げ技へと変更された。
  • グラフィックの向上
    • 服、髪の毛、肌の質感、ステージの描写などが、前作『タッグトーナメント』から更に飛躍的な進化を遂げた。
  • 前作までは初回ラウンドコール中に双方のキャラが登場ポーズを取っていたが、本作からは同社の『ソウルキャリバー』と同様に、試合前に1人ずつ登場シーンが映し出される構成に変更された。また、複数ラウンド先取設定の場合、途中のラウンド終了時における勝利ポーズが廃止され、代わりに勝者側が勝ち誇りつつ・敗者側が悔しがりつつ次ラウンドの準備をするという簡易的なデモシーンが用意された。勝利ポーズは必要ラウンド数を満たし決着をつけた場合のみとなった。
  • 掛け声・敗北の断末魔ぐらいしか声を発さなかったキャラクター達が勝利シーンなどで明確に言葉を発するようになった*2
    • 獣の唸り声しか発さないキング・クマや日本語の四文字熟語を呟くだけの吉光といった例外もあるが、大抵は字幕で補足されている。

キャラクター

デフォルトで10名+タイムリリース11名(カラー違いで別キャラ扱いになるものが2名なので実質9名)。

+ デフォルトのプレイヤーキャラクター
  • 三島 一八(みしま かずや)
    • 初代主人公にして『2』のボスキャラでもあったダークヒーロー。自身が主催した第2回大会で平八に敗北後、火口へと投げ捨てられ死亡したと思われたが、デビルの力とG社の協力を受けて生き延び、密かに復讐の機会を窺っていた。G社が鉄拳衆に強襲された際、平八の横槍に激怒しつつ単身返り討ちにして殲滅し、うち1人が身につけていたカメラ越しに平八に向けて全てを取り戻すと宣告。20年の時を経て再び表舞台に姿を現す。
    • 『2』以前と比べて、本作では胸以外にも全身に傷が入り、さらにデビル因子の影響により左目が赤い禍々しい光を発するようになった。『2』に比べて年月の経過による貫禄を身に着けつつも、50歳手前とは思えないほど若々しいとも見える絶妙な見た目になっている。
    • 本作より篠原まさのり氏*3が担当声優となり、最新作に至るまで一八役を担当している。渋く低い声質が特徴で、最速風神拳成功時のドリャという音声も本作から。
    • 格闘スタイルは「三島流喧嘩空手」。定番の風神拳は健在。
  • スティーブ・フォックス
    • 本作より新登場。ミドル級世界チャンピオンかつオックスフォード大学卒業という文武両道のボクサーで、ボクシングで知名度を上げることにより自分の出生の秘密(本当の両親)を探ろうとしていた。しかし、マフィアの絡んだ試合で八百長による負けを命じられ、これを拒んで勝ってしまったがために命を狙われ、逃亡生活を送ることに。そんな折に本大会開催の通知を受けて、両親に自分を見つけてもらおうと参加を決意する。
    • 格闘スタイルは「ボクシング」。起き上がり時など蹴り技も一応使うが、基本はパンチのみでキックボタン動作が回避行動などに割り当てられている。
  • クレイグ・マードック
    • 本作より新登場。オーストラリア人で、凶暴なスタイルを持ち味とする、デビュー以来4年間無敗のバーリトゥーダーだったが、スキャンダルで干されてしまい堕落。その後酒場で暴力沙汰を起こし、止めに入った複数人の男性を全員病院送りにしたうえ、その1人であったアーマーキングを殺害してしまったことで刑務所に収監される。しかし、面識のない人物によって保釈され、直後に第4回大会開催を知らせる手紙を受け取り、出場を決意する。
    • 格闘スタイルは「バーリトゥード」。
  • クリスティ・モンテイロ
    • 本作より新登場。『3』で初登場したエディ・ゴルドの師匠であるカポエイラマスターの孫娘。前大会の後にエディに引き取られカポエイラを伝授されたが、2年たってエディが突然失踪。手がかりを求めて本大会に参加する。
    • 本来は『3』時点で登場が検討されていたが、諸事情でお蔵入りとなり代わりにエディがデザインされた、という経緯を持つ。
    • 格闘スタイルは「カポエイラ」。キャラクターとしては本作新登場だが、実質エディの後継・代替キャラである。
  • 凌曉雨(リン・シャオユウ)
    • 大人顔負けの拳法の実力を持つ中国人少女。理想の遊園地建設を求めて三島財閥に接触し、以降平八が学長を務める三島高等専門学校の生徒として日本で暮らしている。前回大会では優勝を逃して夢は叶わず、学友の仁が行方不明になってしまった物寂しさを紛らわすため学業と修行に打ち込んでいたが、ある日届いた差出人不明のEメールが仁からのものだと考え、仁との再会を目的に大会に参加する*4
    • 出身は中国ではあるが、日本暮らしが長引いているせいか劇中の台詞は全て日本語であり、声優も日本人であるためカタコトですらない(キャラ設定的に言えばネイティブ並に話せるということになる)。『鉄拳5』で中国語が導入されてからも日本語を使い続けている。また、本作より導入されたある勝利ポーズに紳士的な目を向けたプレイヤーは数知れず*5
    • 格闘スタイルは「八掛拳・劈掛拳をベースとした各種中国拳法」。
  • 花郎(ファラン)
    • かつて引き分けた仁をライバル視するテコンドー拳士。前大会では結局仁と再戦できず、その後徴兵制度により軍に入隊するが、軍での生活は彼にとって無為でしかなかった。そんな折に第4回大会開催を知り、仁と決着をつけるべく軍を無断で抜け出して出場する。
    • 本作では基本的に英語を話すが、試合勝利後に隠しコマンドを入力すると、勝利ポーズ中の台詞が日本語に変化する。韓国版では『鉄拳5』に先駆けて、エンディング以外の台詞が韓国語に変更されている。
    • 格闘スタイルは「テコンドー」。
  • ポール・フェニックス
    • シリーズ皆勤賞、もはや三島家と並ぶ『鉄拳』名物となった宇宙一を自称する熱血格闘家。
    • 前大会で主催者である平八と謎の生命体闘神(オーガ)を倒し自身の優勝を確信して帰国するも、ポールの知らない間にオーガが第2形態へと復活・進化しており、それを打倒した風間仁が優勝者となる。そのことに異議を申し立てるも全米中から非難や嘲笑を浴びて孤立した末、仕事も道場も何もかもを失い、落ちぶれてしまう。その後、大会の開催を知り、名誉回復を目的に大会出場を決意する。
    • 格闘スタイルは「柔道をベースとした総合格闘技」。
  • マーシャル・ロウ
    • 一度は息子のフォレストに世代交代したが、まさかの復活。フォレストが不人気だったわけでなく、開発スタッフがオヤジ好きだったからとのこと。
    • 道場経営と「マーシャルチャイナ」という激安中華料理のチェーン店の経営に精を出すも、前大会に無断で出場したことを咎められたフォレストは家出してしまい、追い討ちをかけるように中華料理店は競合店に敗れて一年で経営破綻、莫大な負債を抱えてしまう。やがて道場も失ったロウは自暴自棄となり、酒浸りの生活を送っていた。そんな中、第4回大会の招待状を受け取って死に物狂いで猛特訓。往年の引き締まった肉体を取り戻した彼は、賞品である三島財閥の巨万の富を目指す。
    • 格闘スタイルは「マーシャルアーツ」だがやはりモーションはジークンドー。
  • キング
    • 先代キングとアーマーキングの二人の魂を受け継ぐ覆面プロレスラー。マードックにアーマーキングを殺されたことから仇討ちを決意、ファイトマネーで彼を保釈させた後に第4回大会に誘い出し、大会で復讐しようと考えている。
    • 格闘スタイルは「プロレスリング」。
  • 吉光(よしみつ)
    • 義賊集団「卍党」の頭領である忍者。困窮する人々の救済と協力者であるDr.ボスコノビッチの研究資金のため活動しているが、資金繰りに難航しており、三島財閥の財力を求めて出場する。
    • シリーズを重ねるごとに容姿が変化するのがお約束だが、本作では骸骨の面にカブトムシのような外骨格を纏った見た目で、もはや特撮番組の怪人のごとき様相を呈している。なお背中には羽根がついており、ストーリーデモなどではこれを使って飛行している。また、『ソウルキャリバー』に登場した初代吉光は普通に日本語を話していたにもかかわらず、四文字熟語を中心とした珍妙な話し方をする。
    • 格闘スタイルは「卍忍術進化型」。
+ タイムリリースキャラ
  • 風間 仁(かざま じん)
    • 前作『3』の主人公であり、一八の息子。前大会で闘神を倒した後、平八に裏切られて殺されそうになるもデビルの力を発現させ逃走。
      以後、自身に流れる三島の血とデビルの存在を憎悪し、三島の技の全て*6を捨て去ってオーストラリアで正統派空手の修行を積む。そして悪しき三島の血の根絶を目的として第4回大会に出場する。
    • 格闘スタイルが「三島流喧嘩空手改+風間流護身術」から「正統派空手」に変更された(一八の復帰に伴うコンパチキャラ排除のため)。固有技の構成が入れ替わり、性能がエディのコンパチだったクリスティとは逆に、こちらは性能において実質新キャラクターとなっている。
  • ヴァイオレット
    • サングラスをかけ、紫の髪を持つ謎の青年。その正体は平八の養子かつ一八の義兄弟であった李超狼(リー・チャオラン)。カラー選択で「ヴァイオレット」と「リー」のどちらかとなる(容姿*7と技名が異なるだけで性能は同一)。
    • 第2回大会で一八の下で雑用として働いていたために、優勝した平八によって三島家と縁を切られてしまうが、「どうせ自分より先に死ぬ老人」との考えで平八への怒りを抑え、財閥や格闘技界から身を引いた。その後、独自にヒューマノイドの開発会社を企業して成功し、筆頭株主としてバハマ諸島で悠々自適の生活を送っていた。そんな中で新興企業であるG社の株が大量に売られていることを知り、その背景に三島財閥が関与していることを知ると、かつての情念と恨みがこみ上がり、偽名で参戦することを決める。同時に、自社の製品である「コンボット」のPRも兼ねている。
    • ウィリアムズ姉妹と違いコールドスリープを受けていないにもかかわらず、20年前と遜色ない美形ルックスを保っている。一方でコンボットのエンディングを始め、本作以降はギャグキャラ的な役回りが目立つようになる。
    • 格闘スタイルは「マーシャルアーツ」。もともとほとんど共通技がなく意味を成していなかった「三島流喧嘩空手」がプロフィールから完全に削除された。
      また、『2』まではロウのコンパチだったが、モーションが一新され、様々な技に派生する「ヒットマンスタイル」という構え*8が追加されるなど、かなりの差別化が行われた。総じて我流格闘術といった趣が強まっており、ジークンドー寄りなロウとは違い格ゲー的な意味でのマーシャルアーツに近いとも言えるスタイルへと変貌した。
  • ニーナ・ウィリアムズ
    • 初代から登場し続けている女暗殺者。三島財閥のコールドスリープ実験の影響で若い肉体を保っているが、記憶を失っている。前大会中にて記憶が戻らないまま暗殺者としての道に戻り、あるマフィアからスティーブ暗殺の依頼を受けて大会に出場。
    • 格闘スタイルは「骨法・合気道をベースとした暗殺格闘術」。
  • 雷武龍(レイ・ウーロン)
    • 「スーパーポリス」の異名をとる、国際警察で活躍中の刑事。しかし、仕事に集中するあまり愛想を尽かした恋人は部下と関係を作って逃げてしまい、その傷が癒えぬまま参加したシンジケート逮捕作戦に失敗。さらにライバル関係にある刑事の「レイが故意にシンジケートを逃がした」という虚偽報告がまかり通り、停職処分を受けてしまう。そんなドン底の状況下で第4回大会にシンジケートが雇った暗殺者が参加していると知り、今度こそシンジケートを確保し汚名返上すべく参加する。
    • 格闘スタイルは「五形拳を主軸とする各種拳法」。
  • ジュリア・チャン
    • 『2』までに登場した「ミシェール・チャン」の養女。前大会で誘拐された母を救出し、その後は母の元を離れ、大学で砂漠化する故郷の森林を再生する研究を行っていた。その研究はG社の支援を受けてのものであったが、鉄拳衆の襲撃によりG社に蓄積されていた研究データが強奪され、研究がストップしてしまう。仕方なく三島財閥からのデータ奪還を計画していたところで第4回大会開催を知り、参加。
    • 格闘スタイルは「心意六合拳・八極拳を基本とした各種中国拳法」。やはり一部投げ技にプロレス技がある。
  • ブライアン・フューリー
    • 悪の科学者Dr.アベルによりサイボーグとして蘇生されたレイの元同僚刑事。前大会ではアベルの命令でDr.ボスコノビッチの永久機関を狙ったが失敗し、アベルは三島財閥に引き抜かれるとともに彼を見捨てた。その後自分の寿命が長くないことを悟り、アベルが取り入った三島財閥を支配すれば延命を要求できると考え、大会に出場。
    • 格闘スタイルは「キックボクシング」。
  • クマ/パンダ
    • すっかりシリーズ定番の動物キャラとして根付いた彼らは、シリアスな雰囲気の本作でも忘れられることなく出場する。『3』と同様にボタンでキャラが変わる別カラー扱いだが、本作では対戦前の顔グラフィックもきちんと個別に用意されている。
    • クマは前大会でポールに敗北後、自分の中の野生を取り戻すため単身山籠もりを行うが、テレビへの執着を捨てきれず山を下りては近隣住民を驚かせていた。そんな中でテレビにより第4回大会開催を知り出場。
      • 本作では赤いシャツとスニーカーを着用しており、よりペットらしい外見となっている。また、前作まではボイス(鳴き声)がキングやオーガの流用であったが、本作にてついに独自のボイスがつけられるようになった。
    • パンダは本作でもまた、シャオユウに付き合っての出場。
    • 格闘スタイルは「平八流熊真拳改」。
  • コンボット
    • ヴァイオレットの会社が開発した、新世代を牽引する役目を担う予定のヒューマノイド。細い骨格がむき出しの見た目をしている。モデルはネット上で一時期話題となった中国のロボット「先行者」。
    • 学習装置を搭載しているという設定から、他のキャラの格闘スタイルからランダムで選ばれる形式になっている。前作の木人の代替キャラだが、ラウンドごとに変化する木人に対して、コンボットは1ステージごとに変化する。

ボスキャラ

  • 三島 平八(みしま へいはち)
    • 本作のラスボス。初代ラスボスにして『2』の主人公でもある、一八の永遠の宿敵にして実父。1Pカラーは定番の道着だが、2Pカラーではなんと「ふんどし」一丁。
    • デビル因子を奪取して世界掌握のための新生物を創り出すべく、一八と仁を誘き寄せる目的で今大会を開催する。
    • 格闘スタイルは「三島流喧嘩空手」。
+ 家庭用の追加キャラ(他のキャラの3Pカラー扱い)
  • エディ・ゴルド
    • 『3』に登場した、クリスティの祖父からカポエイラを教わった青年で、クリスティの師匠にして引き取り手。前大会で父の仇が一八であることを知り、その足取りを追って大会に参加する。
    • 格闘スタイルは「カポエイラ」。ゲーム上はクリスティの3Pカラー扱いだが、体格差により若干リーチが長め。
  • 平野 美晴(ひらの みはる)
    • シャオユウのエンディング等で登場する彼女のクラスメイトにして親友。シャオユウと同じ拳法を扱う理由や具体的なバックストーリーなどは設けられていない。
    • ゲーム上はシャオユウとまったく同一性能だが、担当声優は別人。

問題点

ゲーム本編

  • キャラクター選出の不満。
    • 実質的な使用可能キャラクター数19名と、マシンスペックが上がったにもかかわらず家庭版『鉄拳3』の21名から減少。加えて新キャラも追加されており、結果としてリストラキャラクターが多くなった。
    • これまで皆勤かつシリーズを象徴する色物の一人だった「ジャック」が削除されたほか、脇役のキャラがいくらか削除されている。
      • 扱い的にはクマがジャックの代替キャラのようで、そのため本作のクマはジャックに近い大きさに小型化されている。これは一部で「これじゃ小熊だ」と叩かれた。
    • 他キャラをコピーして戦う「木人」は、ヴァイオレットの会社が製造した「コンボット」というロボットに差し替え。
      • 木人はラウンドごとにキャラが変わっていたのに対し、コンボットは同じステージ中はキャラが変わらないので「木人の劣化版」とも言える。
      • 外観が中華ロボット「先行者」に似ていたことから「ネタキャラではないか」と一部で囁かれた。
      • ちなみに次作『鉄拳5』では木人が復活し、以降ナンバリングタイトルではコンボットは登場していない。『鉄拳タッグトーナメント2』でのみ、コンボットが「カスタマイズで様々なキャラの技を搭載できる」という専用モードを持ったキャラとして復活した。
    • ラスボスは初代『鉄拳』以来となる三島平八。
      • 一八の再登場も合わせればある意味原点回帰と言えなくもないが、『鉄拳2』のデビルや『鉄拳3』のオーガに比べると、設定面的な意味でのインパクトの薄さは否めない。
      • それでもふんどし一丁で、紫電を纏いながら、金網リングでプレイヤーの前に立ちふさがるその姿は、まさに「鉄拳王」と呼ぶに相応しく、外見のインパクトは強烈。
      • ただし、ストーリーモードでは選んだキャラによっては平八以外のキャラがラスボスになるという要素もある。
  • もはや鉄拳シリーズのお約束ともいえるが、一部キャラの性能バランスが壊れている。
    最強筆頭は風間仁。
    • 「羅刹門・改」は「羅刹門・弐」の3段目を入力する際ボタンを押しっぱなしにするとアッパーがガード不能になるという中段技だが、発生が遅いので大抵潰されてしまう(それでも初心者泣かせではあるが)。しかし特定のタイミングでボタンを離すと、溜めモーションが非常に短くなる''(通称「真羅刹」)。正面から立ち状態で食らった場合は横移動などで回避可能(一部キャラは回避不能)。「真羅刹」の受付の前半1フレームで出す(通称「極羅刹」)と横移動では避けれなくなる。
    • さらに仁が相手よりアンジュレーションの低い位置に居た場合、3発目の通常の羅刹門を横移動で回避できず、1発目をガードした時点で通常の羅刹と真羅刹の二択になってしまう。熟練プレイヤーならば、猶予2Fの真羅刹までは確実に出すことができる。要は高威力の浮かせ技として使われていた。ごく一部の有利な状況からは回避不能なことも。
      仁はこれ以外にもうひとつ「受け流し」という超高性能の防御技をもっている。上・中段技を非常に短い硬直で防御してしまう技で、発生が早く、スキに攻撃を受けた場合は勝手にガードモーションをとってくれるため、上・中段技に対してはノーリスク。ただし反撃は自力で行わないといけないため、どの技を受け流すとどの技で反撃できるかを覚え、瞬時に判断しなければならない。
      • ただし、上記はこれらの性能を普通に使いこなせるごく一部の上級者の間での話。使いこなせない場合、立LPが10フレームでお手軽な技にも乏しい仁はキャラとしては平凡である。
    • クマにもガード不能の「サーモンハンティング」が早く出せるようになる「真サーモン」という似たようなバグ技があったが、クマの基本性能が低い事、有効活用できる場面が少ない事から、真羅刹ほど問題にならなかった。むしろダイヤグラム最下層にいたクマなので、これくらいの一発逆転技はあってもいいと容認する意見もあった。
    • ちなみにアーケード版の初期Verでは、一八が「魔神拳クリーンヒット>ダッシュジャブ>魔神拳クリーンヒット」という永久コンボが存在したが、すぐにVerアップデートによって魔神拳の性能が「2回目のクリーンヒット時は吹っ飛ばす」ように変更され、このコンボは消滅した。そのため知名度は低い。

演出面

ストーリー面
スタッフは本作のストーリーについて「プロの脚本家に執筆してもらった」「前作のように遊園地が欲しいから参加ということはない」という旨の発言をしており、一つの売りとしていた要素であったのだが、結果としては批判意見の方が強いものとなってしまった。

  • デビル化について「デビル因子(デビル遺伝子)」という設定が追加された。これに伴い一八のキャラクター像にブレが生じたとする意見が数多く出た。
    • 一八・仁には因子が存在するのに平八にはない、という設定の謎も新たに登場し、次回作『鉄拳5』では平八の父である仁八まで怪物化したため、ますますプレイヤーの混乱を招くことに。
      • そもそも平八が本作までのストーリー上、(ネタとしての面が強いものの)あまりにも超人的な身体能力や生命力を見せつけてきたので「デビル因子とかオーガの遺伝子とか必要ないだろ」と、本作当時からよく突っ込まれていた。
      • 『7』時点での設定では、仁八のこれはデビルではなく別種の悪霊とされ、デビル因子を持ち込んだのは平八の妻で一八の母である三島一美となっている。
    • 前述通り、平八は本作では新生物創造のためデビル因子を欲しているのだが、『鉄拳5』以降ではその設定が放棄されむしろ積極的に排除を考えるようになるなど、デビル(因子)の設定も後付で変化していくようになる。
  • ストーリーが全体的にシリアスで暗い。基本ストーリーのみならず各キャラの設定や固有エンディングの内容もシリアスなものが多い。
    このシリーズの魅力の一つが、ネタ要素満載のサブエンディングの数々にあることもあり、その点で賛否両論となった。
    • 前作では唯一の2Dアニメエンディングで話題になったシャオユウも他キャラ同様、3Dムービーになっており、内容もシリアス寄りの話になっている。
    • 伝統のコメディリリーフであるポールとロウ両名の公式ストーリーさえも、諸事情で社会的立場を失いどん底に落ちて困窮し、復権を図るために出場するという、往年の彼らからは想像もできないほど暗い話になっている。
      • 彼らの展開は『鉄拳5』以降ギャグ面が押し出されるようにはなるのだが、設定上は本作のストーリーを遠因として経済的にも社会地位的にもますます困窮していくことになり、『6』に至っては両名とも金にがめついキャラのように変化してしまう。好きなものに「お金」と答えるなど守銭奴的な一面が見られたロウはまだしも、ポールに関しては「ただひたすらに宇宙最強を目指す」という一八と対照的な格ゲー主人公の王道に則った本来の設定との齟齬があまりに大きく、批判が強まった。
      • 外伝・お祭り作品の『タッグトーナメント2』では一応改善されたが、『6』の設定を踏襲した外部出演の『ストリートファイター×鉄拳』でもこの設定で通され、本編ナンバリングでのストーリー描写の本格的な改善は『7』まで待つことになる。
      • エンディングもロウはいつも通りのコミカル路線だが、ポールの方はシリアスに締められている*9。ネタ要素がないことを惜しむファンがいる一方、次作以降のポールの扱いもあってか「恰好いい」「歴代で一番好きなエンディング」というファンもおり、特に賛否が分かれる内容の一つ。
    • 一八・仁・平八のエンディングとスティーブ・ニーナ・レイのエンディングは「共通の展開からそれぞれのキャラに応じた結末へと分岐する」という手法がとられている。良く言えば多重構造で深みを持たせているが、悪く言えばキャラごとのエンディング内容のバリエーションを狭めている。
      • ロケーションの使い回しや対戦ステージからの流用もかなり多く、全体的に閉塞感が強い。
    • 吉光は大会参加目的・エンディングともに、描写自体は違うものの大まかな流れは初代『鉄拳』と殆ど代わり映えしない*10
  • BGM
    • それまでのものとは大きく異なり、哀愁を感じさせるものが多くなっている。曲自体の出来は悪くないものの、格闘ゲームのBGMとしては不似合いなものが見受けられる。
    • 家庭用版エンディングやアーケード版のスタッフロールBGMで顕著で、クリア後に何とも言えない気持ちになるものとなっている。
  • キャラクターデザイン
    • 先に述べた通り平八は2P衣装がふんどし一丁なのだが、腹巻部分が胸筋の下あたりまであるせいか海外では「オムツ」と誤解されたというほどに見た目がシュール。(よく見るとふんどしというよりはまわしに近いデザインではあるが)
    • 皆勤賞キャラの中でも服装が一貫していたポールは、1P衣装で胴着の上を脱いで腰に巻きブーツを履いているという妙なアレンジが施され、2P衣装では彼のアイデンティティとも言える個性的な髪型*11を止めてしまい、服装もライダースーツでなくシャツとジーンズになっている。エンディングでバイクに乗るシーンでもこの服装のまま(この髪型なら被れそうなのに相変わらずノーヘルだが)。
      • 鉄拳5』以降はいつもの胴着とライダースーツに戻り、2P衣装の髪型も以前と同じものに戻された。
    • 他にも拳法着が全廃となったシャオユウ、1Pカラーの道着の下に何故かスニーカーを履いているファラン*12等、意図が伝わってこない改変が散見される。
  • アナウンサーのボイスが異様に暗く無機質。家庭用のストーリーモードでのプロローグ(英語)もこの声で読み上げられるため、ひたすら気が滅入る。
    • 一方で、コンボットの名前コール時のみ機械音声風になるというネタも仕込まれてはいる。

賛否両論点

  • 過剰な勝利演出
    • CPUが執拗に死体蹴りをしたり*13、オーバーキル系の勝利ポーズが追加*14。勝利ポーズ選択でこれらを任意に選ぶ事もできる。
      • 好みの分かれる演出だが、今作以降も、この演出は続いていった。

評価点

  • 前述の仁は明らかな強キャラ扱いを受けたためバッシングされてしまったが、全体的にみればゲームバランスは比較的良好といえる部類で、鉄拳シリーズの中では理不尽な技はかなり少ない方。
  • ハード性能の限界に迫るグラフィック。
    • 「次作である『鉄拳5』より美しい」という評価もあるほど。特に水回りのグラフィックは非常によくできている。
    • キャラクターの動きもカクカクした所がなく、実に滑らか。
  • 操作性の向上。
    • 前作では「しゃがみ」と「手前移動」が同じキーだったため使い分けが難しかったが、今作ではしゃがみが斜め後ろ入力に分けられたことにより横移動が使いやすくなっている。
    • それ以外にも「チキンスタイル」と呼ばれたパターンを排除するための仕様変更など、評価できる点も多い。
  • 新規勢、復活キャラは概ね好評。
    • 初代主人公である一八の復活と、『3』に代替キャラの存在しなかったリーの復活は歓迎された。
    • 暗い背景設定を持つことで旧作ファンから敬遠されたフシはあるが、新キャラのスティーブとマードックはデザイン・格闘スタイル双方の面から見ても正統派タイプで、本作からのファンには受け入れられた。
      • 特にマードックとキングのストーリー展開は熱いと旧作ファンからも評価が高く、『5』では本作のキングのEDも正史に組み込まれており、作品のメインストーリーに直接的な関与はせずともシリーズを彩るサイドストーリーとして定着するようになる。
    • 対戦前にキャラクターが喋るようになったり、ストーリーにエンディングだけでなくオープニングが追加されるなど、個性を掘り下げる演出が増えたのは評価できる。
  • 家庭用「TEKKEN FORCE MODE」がパワーアップ。
    • 家庭版の追加要素の一つ。一人プレイモードで、視点がナナメ後方になる(通常の対戦画面から、ややキャラクター後方に横移動したもの)が操作はそのままで、アクションゲーム式にステージを進み、多数の敵を同時に相手にしていく、現在でいう無双ゲーム。吹き飛ばしたり投げ飛ばした敵が、他の敵を巻き込んでいったり、攻撃範囲の広い技で一斉に吹き飛ばしたりする爽快感がある。処理の問題上か、同時に攻撃してくる敵は少ない(その他の敵は取り囲んでタイミングを待っている様な状態)が、一部のステージギミックで複数の敵が同時、あるいは順繰りに突進してきたりする。
      ステージ名 ボス 備考
      1 三島ビル コンボット
      2 遺跡ジャングル クマ 分岐あり
      3 回廊 三島一八 BGMが『鉄拳2』の一八ステージ(AC版)と同じ
      4 平八御殿 三島平八
    • ターゲットシステムの追加などにより、『鉄拳3』よりプレイしやすくなっている。
    • ちなみにコンティニュー画面では、カウントダウン中に鉄拳衆から袋叩きにされる。女性キャラだと見ちゃいられない。

総評

システム面の大幅な変革に加え、演出面やキャラクターの面でもファンにとっては無視できない変化が多かったことも影響し、旧来からのファンにとっては「黒歴史ゲー」と言われることが多い作品となった。
純粋なゲーム面を見れば、多少ボリューム不足な感はあるものの、ゲームそのものの完成度はそれなりに高い。ゲームバランス的には、シリーズ最高傑作との呼び声の高い3と比較しても4の方が上という意見もある。


家庭用版

  • 2002年3月28日にPS2版が発売された。AC版がPS2互換基板(SYSTEM246)で開発されたということもあり移植度は高い。
    • ゲーム雑誌のインタビューによると、AC版が完成した時点でPS2でも動作する状態だったようである。
    • PS版『鉄拳』シリーズではハードの制約上モデリングデータを圧縮していたが、PS2に移行してからはそういった苦労が無くなった。
    • 本作品はPS2でプログレッシブ映像出力に初めて対応したソフトである。対応テレビにコンポーネントかD端子ケーブルで接続した状態で、起動時に△+×ボタンを押しっぱなしにすれば、プログレッシブ出力するためのメニューが表示される。

余談

  • 前述の通り本作には「ジャック」が登場しないが、シリーズ機である「JACK-4」はストーリー上、ある重要な役割を担っている(逆に言えばストーリー上存在するのに、ゲーム自体には参加できなかったということだが)。
    • 正確に言うならばジャックシリーズのナンバリングで欠番になったのは「JACK-3」である(鉄拳3には「JACK-2」の補修、改良型である「GUN JACK」が登場している)。
  • 『5』以降の公式設定上は、本作の大会の優勝者は「なし」となっている。
    • 流れとしては、一八が準決勝で仁と当たる予定だったところ、仁は鉄拳衆に捕縛されて、一八の不戦勝。決勝戦は一八と平八の対決で、主催者である平八が勝利したために大会としての優勝者はなし、その後平八が仁を捕らえた本丸御殿に一八を連れていき、そこで一八が仁の持つデビルの力を奪おうとするが返り討ちにされ失敗、続けて平八が仁に挑むも敗北し仁は去る、という展開。
    • 一八の不戦勝は一八の、大会決勝と本丸来訪は平八の、本丸での決闘は一八と仁のシナリオの折衷というのが正史の模様。
  • 鉄拳シリーズのプロデューサーである原田勝弘氏は、本作について「失敗作だった」と認める発言をインタビューにて度々行っている。
    • 曰く、「プレイヤーの意見・要望をできるだけ詰め込もうとした結果、相反する意見もゲームに取り入れてしまった」、「鉄拳プレイヤーの『ここが嫌』を集めて改善しようとした結果、批判を鵜呑みにし過ぎて過去作で評価されていた部分でさえ本作では消してしまった。」とのこと。
      • しかし、その反面で「『4』がなければ、間違いなく『5』は生まれてない」「『4』をベースに面白いゲームを作りたい」と肯定的にも語っており、本作が次作以降に与えた良い影響も大きい。良くも悪くも『5』を生み出すための叩き台となった作品と言えるかもしれない。
  • アナウンサーの没ボイスの中には、一八・リー以外の本作に登場しなかった過去作キャラや、『5』で登場する仁八の名前コールが存在する。
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最終更新:2024年04月01日 07:23

*1 厳密には3のステージにも壁はあった。

*2 厳密にはエディやアンナ等『鉄拳3』時点で勝利時に台詞を発するキャラが存在していた。

*3 長らく舞台を中心に活動しており、本格的な声優業としては本作が初。以降も声優業はナレーションが中心で、洋画吹き替えを除けばキャラクターの声を担当するのはほぼ一八のみであり、実質的に専属声優となっている。ちなみに偶然にも一八と同じく、スニーカー収集が趣味。

*4 仁との学友としての描写は『タッグトーナメント』の制服姿シャオユウのED(登校中の仁を見つけて親しく接する)を反映したものと思われる。

*5 『鉄拳6』を最後に削除。

*6 厳密には一八と同じ左投げ「旋蹴り」のみ保持している。

*7 それぞれ2パターンの衣装の色違い(ヴァイオレットは紫基調、リーは青基調)。

*8 『2』『TT』の勝利ポーズに似た、姿勢を低くして相手に手招きする動作。ボクシングにおける同名の構えとは異なる。

*9 ちなみにロウのエンディングにおけるある描写が伏線として機能していたりもする。

*10 EDでは描写されていないが、初代でも「党首である吉光本人が囮として大会に参加し、その間に部下に財閥の富を盗ませる」という作戦を取っており、正史としても扱われている。

*11 漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のポルナレフが元ネタとされる、上にまっすぐ伸ばして立てた髪型。格闘ゲーム界隈では『ストリートファイター』シリーズのガイルと『THE KING OF FIGHTERS』の二階堂紅丸と合わせて「格ゲー三大ポルナレフ」と呼ばれることも。

*12 道着自体も前作のITF型(上着の前方左右を帯で合わせる)からWTF型(上着がVネックシャツに近い)に変更されている。これは師匠ペクに合わせたものとも解釈できなくもないが。

*13 死体蹴りそのものは初代『鉄拳』の時点で可能であったが、CPUが仕掛けてくるのは本作が初。

*14 片腕で相手の首を絞めて掴み上げ侮辱する一八、倒れた相手の上に座り込んで悪態をつくファラン、対戦相手に馬乗りになって殴りまくるブライアンなど