デスクリムゾン2 メラニートの祭壇

【ですくりむぞんつー めらにーとのさいだん】

ジャンル 暗黒ギャルゲーシューティング
裏を見る
対応機種 ドリームキャスト
発売元 エコールソフトウェア
発売日 1999年11月25日
定価 5,800円
判定 バカゲー
ポイント まさかの続編はスケール壮大化
STUFF等露骨なウケ狙いの数々
依然としてバランスに問題アリ
前作ほどクソゲーではない
デスクリムゾンシリーズ
デスクリムゾン / デスクリムゾン2 メラニートの祭壇 / デスクリムゾンOX


こんな夜には概要を読む奴が多いぃッ!

言わずと知れた10年に一度のクソゲーである『デスクリムゾン』の続編として発売されたソフト。
メーカー的には「『デスクリムゾン』において自分達が本当にやりたかった事を形にした」との事。


プロローグに興味があるのかぁ?

こんな夜には命を落とす奴が多い。
今夜もまた誰かが命を落とす…。

コンバット越前こと越前康介がデスビスノスを倒してから20年後の2015年。
サロニカの古城で暮らしていたダニーがザザ提督という人物に幽閉され、かつてサファール遺跡で手に入れた「エメラルド」と魔銃「クリムゾン」の在り処を尋問されるも、声も出さずに拒んだために爆殺される。

ダニーの死後、アゼリア広場にある心療内科「ローゼンバーグクリニック」を営む精神科医のリリーの元に、別居中だったダニーの妻のマーサから助けを求める電話が入る。
20年前に精神を病んだ患者のグレッグや、せっかくだから入ってきたフリーカメラマンの八並康と話しているうちにマーサが駆け込んで来るが、
その後、リリーの娘のユリが大学から帰省してきた事で状況は一変する。
越前が持っていたという「ルビー」をユリが身に着けている事を知ったマーサは診療所を飛び出してしまい、異形の集団に襲われたのだ。
その場に居合わせた康は異形を倒すも、マーサは殺されてしまう。
駆け付けたユリと共にマーサの最期の言葉を聞いた康は、クリムゾンを巡る戦いに巻き込まれて行くのだった。


変な特徴。夢でうなされそうだわ

  • ダメージを受けた時の無敵時間が無い、人型の雑魚敵を倒した時の断末魔が前作と同じ「ヴワァ」、民間人やムサビィ*1を撃つとダメージを受ける、エンディングに「Stuff」と書かれているなど、前作で話題になったネタが引き継がれている。
    • 更に前作のOPが丸々見られるシアターゾーンも。名目上は「越前・ダニー・グレッグの若い頃の映像」だそうだが、前作を知るプレイヤーであればこの時点で突っ込みどころ満載である。
      • デスビスノスの奇声から、「越前に襲いかかる…」までベタ移植。ある意味素晴らしいファンサービスである。
        ごく一部のプレイヤーからは、デスマスクがない!*2という声すら上がっているが…。
      • しかもこのOP、ある場面で回想として使われるが、ミスマッチ過ぎて完全にギャグと化している。
    • コンバット越前も一部のシーンで登場。前作で散々ネタにされたせいじろう氏の演じる甲高い声ももちろん健在。しかもいろいろとグレードアップしており、出番が少ないにもかかわらず今回もまた多くの名言を残した。
      • CGのクオリティが上がった事で、意外と精悍な顔立ちであった事がわかる。その一方CGが良くなっても左右の足の長さが違うのは変わらないと突っ込みどころにも事欠かない。
      • まずデモプレイからして被弾ボイスが前作の越前のものになっており、プロローグでは越前ボイス全開のナレーションが遊ぶ人間の腹筋を崩壊させるぞぉ!かつての戦友ダニーが監禁されている様子をメタ視点で眺めて嘆き始めるが、その口調は彼を憐れんでいるのかあざ笑っているのかよく分からない。
      • そして、中盤の登場シーンでは…。
        + この動画はお前を破滅へとみちビクッ!
      • ゲーム開始前のメニューからとあるモードを選択するとキャラクターの各種音声を聴けるのだが、その中にも越前のボイスが収録されている。なぜか越前とはかけ離れた変声*3の「コンジョウダセヨ(根性だせよー)」や、「狂気の世界の始まりだぜぇ」といった本編未登場の意味深なボイスも。
  • 基本はガンシューティングだが、淡々とステージを進むだけだった前作とは異なり、今回はフルボイスによる会話シーンやポリゴンキャラを操作する探索パートもあり、アドベンチャー要素も加えられている。プレイ時間で言えばアドベンチャー部分の方が多い。
    • しかし、探索パートの操作キャラは脚をシャカシャカ空回しするオーバーモーションで移動するため、ゴキブリに喩えられる。
  • 当初は前作同様クソゲーと呼ばれはしたものの、どこまで狙って作られているかわからないため、クソゲーというよりはバカゲーに近い扱いが無難と思われる。
    • 前作同様被弾無敵がなく、阻止し損なうと数十発同時に着弾する攻撃が存在するため、油断すると1撃で残機が10くらい減る。感覚的には即死して自動コンティニューしてまた即死、の反復処理を1秒ほどの間にチャカチャカと繰り返す、といった所か。
      • 余談だが、ライフの単位は「デス」となっている。生命力を測る数値が死とはこれ如何に。
      • そして、ライフ回復アイテムの名前は「デスコスモス」…不吉過ぎて全然回復する気がしない。
    • これ以外のアイテムも、クレジット増加の「デスマロン」やボムにあたる「デスフラッシュ」とデス塗れ。そんなにデスを連呼されても困るんデス。
      • このうち「デスフラッシュ」は背景に違和感無く溶け込んでいて分かり辛い。しかも爆発すると民間人諸共吹っ飛ばす。Oh No…。
    • 撃つとライフが減る白い民間人(通称「佐藤」)も一部ステージに登場。今回は女性版(通称「女佐藤」)も追加されており、こちらを撃つとダメージも大きい。前作のようなスライドではなくちゃんとモーション付きの3Dモデルになったが、その分邪魔っぷりが格段にパワーアップしている*4。そして誤射時のボイスはやっぱり「おーのー(Oh No)」。
      • ちなみにデモプレイでは積極的に射殺している。公式が撃つのを推奨しているとも思えてしまう。
    • 前作では空中浮遊など理解に苦しむ視点移動があったが、今作でも一部のステージで回転しながら戦うと言った視点移動がある。実はスタイリッシュな銃撃戦を繰り広げているのだろうか?
      • そのステージで登場する敵も異様な跳躍力で上から来るぞ!気を付けろぉ!ので、周りが夜の砂漠である事と掛けて「実は砂漠じゃなくて月面」というネタが囁かれる事も。
    • 説明不足以前にあまりに無茶苦茶すぎて、むしろ神展開とでも言わざるを得ないストーリーに、相変わらず緊張感の無い被弾ボイス、
      股間ヒットから追い討ち」「被ダメージで表示される血痕を撃つと回復」という訳のわからないシステム等々…ツッコミどころは流石というべきか、枚挙に暇がない。
      • 一方、レールタイプのガンシューティングながら、方向キーで目線を振れるという画期的なのかよく分からないシステムもある。ガンコンでは狙いにくい画面端を注視したり、画面外に消えたアイテムを探すのに活用できる。
    • 被弾ボイスが不満であれば代わりにプレイヤーの声をボイスに当てられるという前代未聞のMOD機能付き(別売のマイクが必要)。
      • 上述したように越前の声が収録されているのだが、勿論これも被弾ボイスに設定可能。
      • 挙句、当時はDCの自虐CMで有名なSEGAの湯川英一専務(当時)などの業界人の被弾ボイスという狂気のDLCも配信されていた。
    • ちなみに雑魚敵の名前には「マクネリー」「ゲイツ」「ジョブス」と、クレームが来てもおかしくないものがある。一応英語圏ではメジャーな名前ではあるが、何故クリーチャーにその手の名前を持ってきたのだろうか?
  • そもそも公称のジャンル名「暗黒ギャルゲーシューティング」からしてむしろ狙いすぎな感じではある。
    • 作中に出てくる目ぼしい女性キャラと言えば、ヒロインとその母親の美人女医、姉御肌の女盗賊、エンディングに登場するとあるキャラくらいで、あとは序盤で死ぬおばさんとクリーチャー顔の看護婦しかいない。一応、主人公とヒロインのラブコメっぽい会話も無くも無いが…。
    • 実際のところ、本作は主人公の康よりヒロインのユリの方が目立つシーンが散見される。OPムービーはユリが主役にも見えるような作りであり、本編も序盤はユリ視点の展開も多く、探索パートもほとんどの場面でユリを操作する。エンディングにおいてもSTUFFロールの声の出演はユリが最初で、極めつきにはエンディングテーマのボーカルもユリの声優と、全体的にヒロインであるユリの存在がクローズアップされているので、それを指しているのかもしれない。だからと言ってギャルゲーと呼べるかは別だが…。
      • ちなみに、ドリームキャスト・ガン同梱の「デスクリムゾン2 ガンセット」の箱に描かれているのは、本編でも見られない髪を下ろしてクリムゾンを手にしたユリ。やはり看板にしたつもりだった模様。但し、設定上はユリはクリムゾンに触れない
    • 尚、エコールは本作の前に有限会社レインディア名義で『ドリーム・ジェネレーション 〜恋か? 仕事か!?…〜』*5という正真正銘のギャルゲーを開発している。なので、「ギャルゲー」という語句への理解が無かった訳では当然無い。では尚更、何の意図があって付けたのか…。
  • 前作のコンバット越前ほど強烈なインパクトこそ無いものの、本作主人公の八並康(通称・ハチコウ)も相当な曲者である。
    • 黙っていればイケメンなのに、面白そうという理由で心療内科にせっかくだから赤い扉を開けて入る、「いつもの癖」で物乞いをする、人違いで届けられたピザを躊躇いもなく食う稼ぎを博打でスるユリの母を口説こうとする(未遂に終わる)…などなど、とても主人公とは思えないツッコミ所の塊である。一部イベントでは選択肢が表示されるが、こちらもおかしいものばかり。
      • 全体的に礼節に欠けており、例えば自分からユリの家に入ってきておきながら「君はこうやって俺を君一人しかいない部屋に引き入れている」と宣う。当然ユリは「あなたが強引に入ってきたんじゃないの!」と反論するが、それに対する返しが「犯罪者は皆そういう*6」である。
      • 終盤、使う人間の精神を蝕むクリムゾンを手にしても何故か精神汚染があまり進んでいない事が明かされる。そこでユリに「元々おかしい人間は中和されるのかも」などと身も蓋もない事を言われるが、作中の奇行を考えると妙に納得できてしまう。
      • しかしそんな所業の数々も本人に言わせれば「俺の場合、この並はずれた知性と行動力にまわりがついてこれないだけさ」と…。犯罪者は皆そういう
    • 「君の逃げられた恋人か何かかい?*7」「銃口から出してくるかもしれないぜ」「しかし細かく陰険な設定だな*8」など、微妙過ぎて独特のジョークのセンスの持ち主でもあり、一部ファンには「クリムゾンジョーク」と親しまれている。
    • ストーリー終盤になると声優も越前を意識しているのか、はたまたクリムゾンの精神汚染か、口調や喋り方がどことなく越前に近くなってくる。
      • それが顕著に表れるのが、終盤の康1人で探索するステージ。越前化の進んだ康のアホ台詞をこれでもかと聞かされ、更に序盤から出ずっぱりだったユリがいなくなった事でツッコミ不在の恐ろしさを思い知らされる。
      • このステージの直前、前作で説明書でのみ語られた「KOT症候群」に康が感染するため、KOTの症状の一つが越前化というネタが囁かれる事も。しかし血清投与後も、命は助かっても越前口調は最後まで治らない。
    • 被弾ボイスは「やりやがったなぁ!!」「この野郎おぉぉッ!」「上等だぜぇぇ!」「痛えぇぇッ!」と無駄に気合が入っており、後述の通り棒読み気味なのでプレイヤーの腹筋もダメージを受ける。しかもどういう環境で録音したのか、まるで浴室のように声が響く
    • 好物も「ダチョウのステーキ」と、また妙な所を突いている。焼きビーフンほど気軽に食べられないのが残念だが。
  • ヒロインのユリ・ローゼンバーグは他のキャラに比べればまだ常識人だが、このゲームに出ている以上やはり所々言動や行動がおかしい。
    • 「階段から落ちた」と聞いただけなのに即「誰に突き落とされたの?」と聞き返す。母が敵に捕らわれた際、その母が目を開けたまま死んだように横たわる姿をモニター越しに見ただけで「生きているようには見えなかった…殺されたのよ」と、やたらと悪い方に決めつけるシーンがあり、以降もその前提で話を進める*9。しかもこの二件のどちらも真相は分からず終いなので、実は洞察力が鋭いのか、単に思い込みが激しいだけなのかも不明瞭のまま。恐らく後者と思われるが。
      • あるシーンでは康から「以前、取材で砂漠の高級ホテルに行った」という話を聞いただけなのに「どうせ美人で優しくて強い女の人と一緒だったんでしょ」「その後どうなったか手に取るようにわかるわ」などと何の脈絡もなく言い出していじける。
      • こんな様子なので作中では一度「黙って話を聞きな!」と怒鳴られるシーンがある。相手も相当態度が悪いが、普段のユリの早とちりぶりを考えれば寧ろ適切な指摘と思えてしまう。
    • かの赤の扉を見つければ、ものすごく嬉しそうに「赤の扉よぉ♡」*10
    • 敵に攻撃されても「痛ったーい」「やめてよぉー」「ひっどぉーい」で済む辺り、どう考えても普通の大学生ではない。
    • ちなみに、好物は「マンゴスティン*11」である。あまり聞きなれない食べ物だがれっきとした果物である。康の「ダチョウのステーキ」に比べればまだ普通と取れなくもない?
  • クリムゾンの外観も「怪物のような禍々しい形をした赤色の銃」といったものに変更されたが、その形状は一部では「手羽先」と揶揄されることも。
    • 造形作家の角孝政氏が作成した「巨大クリムゾン」はこのクリムゾンが巨大に進化したものとして作られている。
    • ちなみにそんなクリムゾンを扱える人間は、グレッグ曰く「100万人に1人」とのこと。単純計算すると殆どの政令指定都市で1人はクリムゾンを扱える人間がいるということになる。もっとも、あまり極端に少ない割合にすると越前に続き康も使いこなせていることが不自然になってしまうので、ある意味妥当な落としどころとも言えなくもないが…。
      • 終盤には3つの宝石を正しくはめ込む事で最強の武器へと進化し、万人が使えるようになると説明される。…それは退化ではないだろうか。
  • 一見意味不明なパッケージ絵の「銭湯から出てくるコンバット越前」は、銭湯(戦闘)から帰ってきたという下らない駄洒落のために描かれたとのこと。「サファール温泉」と書いてあるのは目を瞑ろう。
  • また、今回も説明書はやはり素通りは許されない。
    • 前作に続いてストーリー概要の文言が混沌としており、前作に比べて短い文章にもかかわらず、前作以上に読みにくい。本記事冒頭のプロローグは編集者が要約したもので、取扱説明書の(ry
    • 登場人物紹介もキャラのポーズが変だったり、「その後行方明」と脱字があったり、ダチョウのステーキや焼きビーフンをしっかり紹介していたりとツッコミ所には事欠かない。
      • そしてやはり「暗黒ギャルゲーシューティング」の象徴なのか、ユリの写真だけアップとまるで特別扱い。だがいっそ他に変なポーズを取らせないでそれで統一すれば違和感も無かったろうに…(ちなみに同じ構図の越前はカメラがユリより引いている)。

気をつけろよ。評価点から舌出してくるかもしれないぜ

  • ドリームキャストというハード相応にそこそこ綺麗なグラフィック。何が描かれてるのか見て判別できる。グラフィックのレベルが低かった前作とは大違い。
    • シューティングパートでもフルポリゴンの敵がしっかりモーションを取って現れる。何も無い所から急に現れる、動きのパターンがカクカクで数が少ないと言った問題は(当たり前だが)解決されており、前作とは雲泥の差である。
  • ゲームとしてはとりあえずまともに遊べるレベルの出来。
    • 前作は難易度調整は付いていなかったが、今回はステージによって「初心者」から「傭兵」まで最大6段階の難易度が設定できるようになった。…何故か中に「コンバット」「クリムゾナー」が混じっているが。
      • さらにステレオ・モノラルやダメージボイスを含めたサウンド設定、カーソル速度、振動の有無、ハイスコアの表示など、(良い意味で)充実したオプションを実装。
    • 上記通りクレジットごとダメージを貰いかねない豪快な猛攻をかけてくるが、これまた前作同様ゲージ補充でクレジットが増加するおかげで、(スケールがインフレしつつも)ある意味回復しやすいライフ制のようなものに落ち着いている。
  • 説明不足&超展開ではあるものの、シナリオの描写がろくに語られなかった前作と違って、明確なストーリーがちゃんと描かれる。
    • 説明書くらいしか情報源の無かった前作の世界観、設定も作中で語られる。越前が何故戦っていたのか、戦いの後はどうなったのかは勿論、クリムゾン、ムササビ、赤の扉、デスビスノスと、前作をプレイしただけでは意味が分からなかった要素についての説明もされる。
      • 前作ではOPで声のみの登場だったダニーとグレッグも登場する。ダニーは早々に(しかも1人だけボイス無しで)爆死するが…。
      • 「イズキット川」「サファール遺跡」など前作のステージとなっていた場所についても触れられる。また、「アッシムの館」は内部を探索することができる。
  • キャラの情緒不安定でエキセントリックな掛け合いもバカゲーとして見ればとても面白い。ずっと見ていると妙な愛嬌を感じるかもしれない。
    • 主役2人は上述したようなキャラなので、終始おかしな会話を繰り広げる。まともなシーンの方が少ない。
    • 前作からの登場のグレッグはかなりイカレ気味の個性的なキャラ付けが成されており、トンデモ主人公の康すらツッコミ役に回らせるほどの狂人となっている。序盤の「精神が病んだ人間のそばにいると心がなごむ*12」「ソンナコトハナイリリーハユウシュウナイシャダ(そんな事は無い。リリーは優秀な医者だ)」「(主人公の唐突な「生きてるかい?」に対して)ああ、なんとかな」に爆笑したプレイヤーは多数。
    • 敵役のザザ提督もなかなか濃ゆい。「製薬会社で怪しい研究を指揮する謎の人物」なのだが、見た目が完全にクリーチャー*13で、モロに機械で加工した声で喋るなど色んな意味で印象的である。
      • 作中のキャラの殺害や人体実験など悪役らしい事はする一方、「君たちのことはなんでも知っているよぉ!」と言ったフレンドリーな態度*14や妙な常識人ぶりから憎み切れない愛嬌を漂わせており、一部で人気がある。出番が少なく、決着も付けられないのが惜しまれるが(後述)。
    • これら以外でも、ただのDQN小僧と思いきや意外と活躍シーンのあるそして最後は砂漠に置き去りにされるパット、良い事を言ってるように見えて説教が無茶苦茶なアッシムなど、おかしなキャラばかり。そんな面々とのやりとりでも会話のドッジボールやブーメランが当たり前のように飛び交い、ひたすらシュールなストーリーが終始展開される。
+ 会話例
  • ユリ「サファールのことについてお聞きしたいんですが」
  • マック「サファールは遺跡だよ」
  • ユリ「そうですね…(イラッ)。他には?」
  • マック「それだけだよ」
  • ユリ「そうですか。あの、越前って人知りませんか?」
  • マック「おお、そこはカニがうまいところだよ」
  • ユリ「人なんですが…」
  • マック「人型のカニか」
  • ユリ「だから!カニじゃなくて、人なんです!」
  • マック「なんだ。カニ型の人か」
  • ユリ「…どうも失礼しました」
  • マック「カニの話はもういいのか?

  • シナリオ担当はエコールのゲーム参入第一弾『ぱっぱらぱおーん』で狂気的な電波ストーリーを手掛けた赤阪幸子専務*15。会話が噛み合ってすらいなかったあちらに比べるとちゃんと形になっているが、狂気度は負けず劣らず。
  • 前述した通り、露骨なまでに前作のオマージュ、セルフパロディが盛り込まれており、ファンサービスに満ち溢れている。「狙い過ぎて鼻に付く」と感じなければクリムゾナーなら大いに笑える事だろう。
    • 最終ステージの「エルミデ鉱山」は正にその極めつきと言って良く、随所に仕込まれたネタと主人公達のシュールなやり取りにプレイヤーは笑いが止まらないはず。
  • ボリュームの増加
    • シューティングステージの回数は少なめだが、ステージは長めに作られており、前作に比べて物足りないという印象は少ないだろう。そこにアドベンチャーパートによるストーリー展開の追加され、総合的なボリュームは大幅に増加している。精神への負担が増えたという事でもある。
    • ミッションモードでは本編の舞台を基にした更なるバリエーションのステージをプレイできる。単純な高難易度ステージもあれば、狸の置物やダチョウの頭が猛攻を仕掛けてくる狂ったステージもある。
      • また、当時は新たなステージを公式サイト上で配信していた。
  • BGMも比較的好評。
    • 有限会社Sound AMSが関わっており、BGMの評価は高めである。前作のように「メロディは良いが音が悪い」と言った事は無く、純粋に聴ける。使い所も全体的に良い。ループが変と言った所はあるが。
    • エンディングではヒロイン役のMOMO(道下桃)が歌うエンディングテーマが流れるが、こちらも名曲と名高い。
  • 音声の質はともかく全編フルボイス。
    • ストーリー中の会話はだけでなく探索パートで何かを調べた際の一言まで全て声が当てられており、ボイスの無い台詞は一つも無い。
    • それだけにオープニングで1人だけボイスの無いダニーは一層ネタにされやすい。

しかし、細かく陰険な問題点だな

  • グラフィックは良くなったものの、キャラクターの変わらない微妙な表情は相変わらず。
    • 会話デモなどでポリゴンモデルを表示する際、内側から段階的に描画・かつ処理が遅いので、一々眼球などが虚空に浮いている様が見える。
    • 会話デモから画面が暗転して切り替わる際、会話デモに入る前の画面が一瞬再表示される。普通は画面を暗くしている間に消しておくものである。
  • カメラアングルも特異で、探索パートの操作性はかなり悪い。
    • PS時代の『バイオハザード』のように都度固定された視点の中、ラジコン操作で主人公を動かす作りだが、そちらが主人公の位置に応じて瞬時に視点が切り替わるのに対し、本作の視点はその都度グルリとリアルタイムで移動する。しかも無駄に動きと視点が個性的。そのせいで、本作の探索パートは基本固定画面にも拘わらず3D酔いを誘発する作りになっている。
    • ぐるぐる動くカメラのせいでキャラも操作し辛く、特に狭い橋がメインの最終ステージはいちいち引っ掛かって面倒くさい。挙句、ラスボス戦の最中にもこの狭い橋を往復させられる。
  • 先述のとおり無敵時間は今回もない。これに大量ダメージのパターンが存在するなど、色んな意味で初見殺しも強い。
    • 無敵時間が無い理由はリアルさを追求するためにだそうだが、他が狂っているのに何故そんな所だけリアル志向なのか…。
    • 「時限爆弾が爆発するまでに鍵を探し出して脱出しろ!」というミッションがあり、真面目に鍵を探すと八方手詰まりのまま8分経過し死ぬが、実は出口を調べると最初から開いていた事が分かる
      • 閉じ込めた当人曰く「そういえば鍵は捨ててしまってもう無いんだ(鼻声)」とのことで、そもそも見つけようがなかったのである。ちくしょう!
    • あるステージで戦う巨大生物は「地雷を咥え込んだ個体がいるから頭は撃つな。撃つとこちらもダメージを受ける」と言った旨の忠告を受けるが、頭を撃っても何の問題も無い忠告自体が地雷だったというオチである。鍵の件と言い、素直に従うと嵌められるのがデスクリムゾンの狂気の世界である。
      • また、この巨大生物はクレジットをごっそり持っていく強力な攻撃を繰り出してくるので、よほどの腕が無ければその前にウロウロして出て来る雑魚でクレジットを稼がなければならない*16。死ねば当然そのステージの最初から。
  • ストーリーが未完。
    • 敵役との決着、ある人物の生死など本作の伏線の殆どが回収されないままエンディングを迎える。そしてエンディングの内容は典型的な「本当の戦いはこれからだ!」というオチ。
      • 具体的には「真の敵の存在が明かされ、主人公は来るべき決戦に備えてクリムゾンと融合すべく、半年間遺跡に籠る事になり、その後ろ姿をヒロインが見送る」と言うもの。前作の伏線はある程度回収したが、更に大量に伏線を盛り込んで続編に引っ張った訳である。
    • 挙句、最後に表示されるのは「全ての謎が解き明かされる最終章へとつづく…」である。
    • 残念ながら、続編という続編は未だ出ていないが…(後述)。
  • 投げっ放しな部分を差し引いてもストーリー自体はガタガタ。バカゲーとして見なければとても楽しめるものではない。
    • 序盤で襲われたおばさんの最期の言葉を頼りにユリはダッハウ博物館に向かうのだが、上記のマクネリーに翻弄されて化け物と戦わされただけで何の手掛かりも得られず終わる。一応、後に協力を仰ぐパットと出会うがそれは偶然である。何のために行かされたのか。
      • 「8分で爆発」と言われていた割に、脱出後は爆発した様子は無く、そもそも上記ミッションで8分を過ぎた所で唐突に「GAME OVER」表示されるだけで実際に爆発する描写は無い。
      • 続いて怪しい製薬会社のSMOを当たる事にするのだが、展示場で康と会っただけで帰ってしまう。まともそうに見えてユリもユリで行動が行き当たりばったり且ついい加減である。
    • アッシムの館では、KOT症候群に感染した康が血清を探す事になるのだが、女盗賊が「一緒に探す」と申し出るとアッシムはそれを却下し、あくまで康1人の力で見つけるように言う。
      • しかしその理由は「わしたちが探してこいつが寝てるようじゃすぐに精神が侵される」という訳の分からないもの。何故人任せで寝る前提なのか、そもそも試練を与えるにしても、もう少し説得力のある言い回しは無いものだろうか。
      • いざ血清を見つけると、急に「それが最後だから代わりに開けてやろうか」と言い、康が断ると「その通り。大事なことは自分でやるのが一番。お前は合格だ」と、これまたよく分からない事を言い出す。
        その割に直後に「(行方不明の)ユリを探すのはワシの部下に任せろ」と言う。状況的には分からなくも無いのだが、舌の根も乾かぬうちに主張を翻すような流れはどうなのだろうか。この親父も実はKOTではなかろうか?
    • ラストステージでも長々と無駄話をしながら最奥部まで行き、雑魚と戦いながら入り口まで戻って赤の扉を開けるのだが、そもそも赤の扉を開ける手段は最初から持っているので最奥部まで行く必要性は無い。ただ「扉が開かないから先に他を探そう」という事で奥に進んだだけ。
      • かと言って最奥部に扉を開けるヒントがある訳でも無い。一応、最奥部にはそれなりに重要なものがあるのだが扉の開閉とは何の関係も無く、一通り調べたので扉の所に戻って「これ(元々持ってたアイテム)、きっとそこに入れるんだわ」⇒「本当に開いたわ!」というだけの話である。
      • 途中の無駄話もネタとしては面白いが、ちょっと進む毎に大して重要ではない話を喋り出すのでテンポが悪い。その割に途中で「少しずつ真実が明かされていくわね」という台詞がある。何が明かされていると言うのか…*17
    • 終盤はいかにも重要ポジションな雰囲気でユリに譲られた割に以後全く触れられないムササビのムサピィ、ボスキャラが金属のような体になる「メタルの属性*18」など、その場限りの設定やキャラも散見される。これも続編が出れば回収されるはずだったのだろうか?
      • そして続編への引きとは別にも、いかにも伏線のようでいて何もない演出も数知れず。特に前述のラストステージの会話ではこれでもかと「フラグを立てる」台詞が飛び出すが悉く回収されず、無駄話が多いだけで実はフラグでも何でも無かったというオチが付く。
  • 前述の鍵の件で分かる通り、時限イベントがやたら捻くれていて初見でクリアさせる気が感じられない。
    • 博物館のシーンは時限イベント開始場所が入り口の前の方(案内板の前)にあるので、何も考えず前進するとイベントが起こり、いきなりカウントダウンが始まる。基本、Aボタンで調べないとイベントは起きないのだが、このイベントは接触するだけで発生する。
      • そして例の「鍵の掛かっていない裏口」から脱出するのだが、いきなり裏口を調べても開かない。随所にあるマクネリー出現イベントを回収して初めて(鍵を探すように言われる段階で)開くのである。しかしそれらイベントは目に見えず、しかも順番通りでなければ発生しないので、場所が分からなければひたすらAボタンを連打しながら悪い操作性の中、走り回る羽目に。そしてやっと進行フラグが立っても初見ではまさか鍵が最初から開いてるなどと分かるはずもないので、普通ならそのまま時間だけが過ぎ…。
      • フラグ管理も無茶苦茶で、カウントダウン開始(マクネリー遭遇)前でもクイズイベントが起こるので、初めて遭う異形のマクネリーと平然と会話したり、逆に既に遭っているのに「誰なの!?」と驚いたりなど普通にある。
    • イベント中も容赦なく時間は進むので、真面目に話を聞いているとそれだけでロスに。
    • 特定の場所を調べると「身動きが取れなくなって15秒ロスする」という罠が起動するのだが、これに掛かるとユリのバストアップが表示されたまま本当に15秒待たされる。スキップは不可。
      • 康を操作するパートでは1分ロスのトラップがある(後述)のだが、こちらは一瞬で1分経過する。同じ処理をしないのは15秒ぐらい待てという事なのか、それともよほどユリの姿を見て欲しかったのか。
    • 本作では些細な事かもしれないが、博物館の裏口のやり取りもどこかおかしい。
+ 扉が開いた
  • 鍵が開いている事に気付くユリ。しかし通路にはトラップがある。

    マクネリー「鍵は捨ててしまって(ry」

    ユリ「なんてことするの!それじゃあ困るわ!

    マクネリー「今となっては、このトラップ付きの通路を通るしかないね」
    • 困るも何も、最初から開けようとしていた扉が開いていたのだから今更鍵などいらないはず。鍵が掛かっていない事の言及が無い所を見ると、どうも「目的の扉は開けられないので、別のトラップ付きの扉を通らざるを得ない」という流れで会話が進んでいるようだ。
    • ちなみに反対側にも扉はあるが、そちらは見えない壁に阻まれて近付くことすら出来ない。そちらが本来開けようとしていた裏口のつもりだったのだろうか?
  • アッシムの館の時限イベントも、椅子を調べると休憩して1分無駄にするというトラップ(というより自爆)があったりと意地が悪いが、博物館に比べればまだ全体的にゲームとしてまともな作りになっている。
    • しかしいざ血清を見つけると、容器が開かないのでクリムゾンで撃ったら中身が蒸発してしまったというアホイベントで無駄にしてしまう。
    • ではどうするのかと言うと、同じ場所を再度調べるともう1個血清が見つかり、今度はちゃんと道具を探して開けようという流れに。エコールは常に「前のめりの精神」でなければ気が済まないのだろうか…。
  • シューティングステージのBGMが少ない。
    • BGMは質、量共に進化しているのだが、肝心のシューティングパートのステージ曲はストーリー中では僅か3曲しか無い。ミッション限定のステージやデモプレイなどを含めても5曲程度。シューティングステージ自体が減っている事を考慮しても何とも寂しい事に。
    • しかもボス戦でも専用曲が無く、ステージ曲がそのまま流れるのみ。ラスボスすら聞き慣れたステージ曲である。前作は3体のボス全てに固有のBGMがあったのだが…。
  • ボスも少ない。
    • ボスらしいボスは、序盤で戦う怪物とラスボスのたったの2種類しかいない。前作の3体からすらも減っている。
    • 作中のロケーションは市街地・美術館・倉庫・大学・砂漠・館・鉱山、その他細かい舞台とそれなりに用意されている*19のだが、ボスがいるのは倉庫と鉱山だけ。
      • 砂漠でも一応ボス的なモンスターが登場するのだが、強力な個体と戦うのではなく何体もの雑魚を相手にする形になるので「ボス戦」とは呼び難い。
  • ネタとして狙ったものかもしれないがボイスは所々棒読みのシーンがあり、また録音環境も統一されていないのかシーンによって音質が違ったりする。
    • 特に主人公の康は独特過ぎる演技に、録音環境が悪いのか変な音質、そして鼻に付く態度や言動が多く、終盤は越前化していくのでウザさに拍車が掛かっている。狙ってやってるとしたら大したものだが。
    • ユリの母のリリーは通常の演技自体は良いのだが、何故か「ちょっと」のアクセントが「と」の方になっているため、かなり違和感がある。
    • 他のキャラも全編棒読みという事こそ無いが、息継ぎ無しで長い台詞を言い切ったりと、良い演技とは言い難いシーンが散見される。比較的まともなユリですら急に棒読みになってプレイヤーを苦笑いさせる事も。
  • ゲーム中のテキストに感嘆符や疑問符、三点リーダと言った符号が全くと言って良いほど使われていないため、文章だけだと全然感情が伝わらず味気ない。
    • 例えば「リリー?」と訪ねる台詞は「リリー」。「きゃ!誰なの!?」と驚く台詞は「きゃ、誰なの」と言った具合。フルボイスなのでそれでキャラの感情が分かるのは救いだが…。
    • 『フリーズ! ~デスクリムゾン・レゾナンス~』も同様であるため、使えなかったのではなく敢えてそういうスタイルにしているのだろう。意図は分からないが、これも「前のめりの精神」と取るべきなのか。

この総評はお前を破滅へとみちビクッ!

前作と比べると出来は良くなったが、まだまだゲームバランス面で難があり、他のガンシューティングのレベルに達しているとは言い難い。
ともあれ、「狙って作られたクソゲー」という雰囲気はしっかり表現されており、その点を評価してバカゲーに近い扱いをされている。


書きたい余談を書きたい時に書く。それがおれの流儀だ

  • 前述の通り主題歌の評価は高いが、これがBGMに使用されたPVは映像に「赤い扉」など前作のネタを持ち込んでいて、ビデオの内容と曲が合っていない。前作での「エンディング曲自体は良いものの雰囲気に合っていない」というネタすら持ち込んだのかもしれない。
    • ゲームの方のOPではこのPVの映像が再編集され、新しくBGMが付けられているが、こちらは曲と映像が合っている。或いはこちらが先で後からPVを作ったのだろうか。
  • ヒロインのユリの声を演じたMOMOこと道下桃氏は、今作のサウンドに関わったSound AMS代表であるシンガーソングライターである。
    • ゲーム音楽の作曲家でもあり、後に『Love Songs~アイドルがクラスメート~』、『ドリームクラブ』、『夏色ハイスクル★青春白書』、『ラブ★エアロビ♪』……等々、D3パブリッシャー関連の作品に収録されている歌唱曲の多くを手掛けている。
    • さらにSIMPLE1500シリーズ(PS)の『THE ガンシューティング2』でもヒロインの声を務めている。本作で気になった人はせっかくだから遊んでみるのもいいだろう。
  • また、本作のキャラクター原画には『アルスラーン戦記』のコミカライズ(角川書店版)を手掛けた中村地里氏が携わっている。
  • 巨大クリムゾンを生み出した角氏だが、その試作品としてガンコン2を改造したクリムゾンコントローラーも作成している。
    • 本作に登場したクリムゾンそっくりに作られており、2004年に開催されたイベントにて当日限定で販売された。当然ながら今となっては入手は困難を極める。しかし安心するがいい。どうせそのコントローラーは、選ばれた人間にしか使えないッ!
  • 2008年に行われたファン感謝イベント「デスクルーズ2008 in 友ヶ島」にて真鍋社長が本作についても若干触れている。
    • 前述した通り本作のストーリーは未完の上、続編も出ていない事をネタにし、「(康は)囚われたまま8年も経ってる」「多分、友ヶ島に幽閉されているので見つけたら救出して欲しい」と語られていた。哀れな青年よぉ…。
      • ちなみにユリの方は作中でプッシュした割には真鍋社長に名前を忘れられていた。哀れな(ry
    • 翌2009年には「デスケイブ2009」が開催された。今回の巡礼先の聖地は、本作最終ステージ「エルミデ鉱山」のモデルとなった兵庫県朝来市の生野銀山であった。
  • 本作で具体的な種類が判明した遺跡の3つの宝石(ルビー・サファイア・エメラルド)だが、本作よりのちに発売されたあの人気シリーズ作品のサブタイトルと完全に一致している。
    • もっとも、どれも宝石に詳しくない人でもまず知っているであろうメジャーな宝石なので、これらが重複してしまっても全く不思議ではない。
      • しかし、今となってはプレイ動画などでその作品を連想したというコメントが書き込まれる事が非常に多い。
  • 本作ではドリームキャストガンに対応しているのだが、何故か本作では照準設定以外のモードでの撃った際の光*20が弱いため、テレビの明るさが暗いと正常に照準が反応しないという謎の不具合が生じてしまっている。
    • もし、どこを撃っても画面外リロード扱いになるという人は一度テレビの明るさを見直した方が良いだろう。
    • ちなみに本作で反応しない明るさでも『HOD2』等は正常に反応する事が多い。

その後の展開はなんでも知っているよぉ!

  • 本作の内容をリメイクした上でゲーム内容もSTGに一本化した『デスクリムゾンOX』がアーケードで登場している。
    • こちらはセガの『THE HOUSE OF THE DEAD』開発部署の協力を得て、『THE HOUSE OF THE DEAD 2』の改造キットという形で発売された。
    • 元が良いだけにゲームバランスが大幅に改善された、クソゲーではない『デスクリムゾン』となっている。
      • ごく普通に遊べるガンシューティングになっているが、結果としてデス様独特の芸術性が薄らいだ感は否めない。
  • 2009年にジャンルは未定で『デスクリムゾン3外伝 忌獣戦紀 ~スピアクロゥ編~』が発表された。
    • ただし、(明らかに従来の『デスクリムゾン』のイメージとはかけ離れたキャライラストと共に)タイトルが公開されただけの発売するかも分からない作品である。
      • なお、発表から12年以上経った2021年現在も続報は一切無い。
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  • エコールソフトウェア
  • デスクリムゾン
  • DC
  • ガンシューティング
  • 1999年

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最終更新:2024年03月03日 21:38

*1 ムササビの1種。実は作中で重要な設定を持っている。

*2 起動すると最初に出るECOLEロゴの事。あれは厳密にはムービーではないのでカットされても仕方はないが…。ちなみに今回はECOLEロゴ演出が一新されており、ECOLEの文字のアニメーションがなくなり背景色がどぎつい赤から黒に変更される等シンプル化されたが、やはり2つの仮面が並んでいる(デスマスクっぽさは少々薄れている)。

*3 前作の「おーのー」「ワナップ!」の声質に近い。

*4 画面内をぐるぐる走り回るのは勿論、''プレイヤー視点側から敵がいる方向に突っ込んでいく''・''一旦プレイヤーの目の前に来てアピールしてから逃げる''・''2階のベランダから手を振っている''など、誤射されても自業自得としか思えない行動を取る。

*5 音楽は本作にも関わっている尾形雅史氏が担当。真鍋社長はプロデューサーを務めた他、シナリオにも参加している。

*6 これらは「ユリは危なっかしくて放っておけないから自分が協力してあげる」というニュアンスで言っている台詞だが、「犯罪者」は無いだろう…。

*7 ユリの越前康介を知っているかという問いに対する答えがこれ。当然「失礼ね、あなたって」と怒られる。

*8 アイテムを入手した場所を更に調べて余計なダメージを受けた際の感想。

*9 母については行方が分からなくなった時点で「殺されたのかもしれない」と、縁起でもないことを平然と言い放つ。

*10 しかも康も「これがおっさん(越前)達が好きな赤の扉かぁ…」と感心する。お前らそんなに赤の扉が好きか。

*11 「マンゴスチン」とも。「果実の女王」と称される東南アジア原産の果物。日本では気候の違いから(沖縄を含む)栽培出来ない上に保存も効かないために生で出回ることは殆ど無く、専ら冷凍物として輸入される。

*12 台詞自体もイカれているが、「心がなごむ」の妙にリズミカルな言い方も一部で人気。

*13 「やたら筋肉質」と言われるが、どう見てもそんなレベルではない。

*14 特にユリへの態度は「まるで親戚のおじさん」とも評される。

*15 どこまで本当か定かではないが、真鍋社長の小説『フリーズ! ~デスクリムゾン・レゾナンス~』では専務兼”風水師”という異色の肩書きで登場し、一癖も二癖もある人物として描かれていた。また、同小説によると前作のデスマスクロゴを作ったのはこの方らしい。

*16 読んでて変だと思ったかもしれないが、このステージはまさかのランダムエンカウント方式なのだ。

*17 2人で情報を出し合ったり見つけた手掛かりから推理しているという流れだが、何の確証も無い憶測ばかりである。

*18 ラスボス戦で急にこの単語が登場するが、詳細は不明。

*19 この中で市街地、倉庫、大学、砂漠、鉱山がシューティングパートあり。館はミッションモードのみシューティングステージになっている。

*20 PSにおける「ガンコン」と同じく走査線タイミング方式のため、撃った際の光を感知してどこに撃ったのかを定めている。