レンタヒーロー

【れんたひーろー】

ジャンル RPG
高解像度で見る 裏を見る
対応機種 メガドライブ
メディア 8MbitROMカートリッジ
発売元 セガ・エンタープライゼス
開発元 SEGA-AM2
発売日 1991年9月20日
定価 8,700円(税別)
配信 バーチャルコンソール:【Wii】2007年/617Wiiポイント
判定 バカゲー

概要

体感ゲームを手掛けていたセガAM2研が『ヴァーミリオン』に続いて開発した作品。
フィールド画面こそヴァーミリオンに近いが、中世ファンタジーで且つ様々なゲームパートが入り乱れていたあちらとは打って変わり、
現代に近い世界観を舞台に、横視点アクションの戦闘を加えたアクションRPGとなっている。
戦闘がアクションなことと、ヒーローが主人公である点を除けば、一本道のオーソドックスなRPGである。

しかし本作は、ひょんなことから正義の変身ヒーローになってしまった若者の活躍を描くヒーロー物でありながら、
そのヒーロースーツはあろう事か貸出品という斜め上どころではない奇抜過ぎる設定を持つ作品である。


ストーリー

「エアロシティ」にある10の町の一つ「コージャ」に引っ越してきた主人公一家。
引越し祝いにご近所さんを呼んでホームパーティーを開いていたが料理が足りなくなり、主人公は近所の食堂「センセーショナル・カフェテリア」(略称・セカ)へ出前を頼んだ。
ところが主人公の家には手違いでヒーロースーツ「コンバットアーマー」が届いてしまった(どんな手違いだ)。
ちょうど父親が怪獣の着ぐるみを着て暴れる演技をしていたので、せっかくなので主人公もそのアーマーを纏ってヒーローショーをやる事にした。
軽くパンチを当てる主人公。しかし父はそれだけで吹っ飛び伸びてしまった。この強大な力を与えるアーマーは一体…

実はSECAは表向き食堂を経営しているが、裏ではコンバットアーマーのレンタルをしヒーローの仕事を斡旋していたと知らされる。
しかし全く知名度が無いためヒーローになった者はいままで1人も居らず、手違いとはいえ初めてアーマーを着た主人公が仕方なくヒーローをやる事に。
こうしてレンタルのヒーロー「レンタヒーロー」となった主人公は、子供の使いっ走りや出前持ち、ボディーガードに潜入捜査、果ては犯罪組織との戦いと、ヒーローの戦いに身を投じていく。


特徴

基本システム

  • フィールドの移動はオーソドックスな鳥瞰視点で行う。買い物や情報収集を行い、ストーリーを進行させる。
    • 本作は変身ヒーロー物である関係上、メニューに「へんしん」という項目がある。これを選ぶとレンタヒーローへの変身と解除を行う事ができる。
      • 変身するとパラメーターが上昇し、フィールドの移動速度も飛躍的に上がる。しかしバッテリー(後述)を時間とともに消費し、無くなると変身が解けてしまう。
    • 舞台となる「エアロシティ」は10の町に分かれており、各町の移動は電車で行う。電車賃は発生しない*1。ストーリーが進むにつれて行ける町が増えていく。
    • 本作の戦闘は格闘アクション風であり。立ちパンチ、しゃがみパンチ、ジャンプキック、横っ飛びキックを駆使して敵を倒す。
      • 非変身時にはパンチとジャンプしか出来ない。
      • 開発すれば必殺技も可能だが、使用するとバッテリーを消費する。使い過ぎてバッテリーが尽きれば即変身解除で大ピンチに。
    • 街を歩いていると不良や殺し屋、犯罪者などに絡まられる事がある。所謂エンカウント。
      • エンカウント戦闘に勝利するとお金やアイテムが手に入る。アクションの戦闘と言い、同社の『龍が如く』に先駆けたシステム…と言えなくもない?
    • 戦闘に負けると所持金の半分を治療費に取られ、コージャの病院から再開する。
    • 経験値の概念はなく、貸出元に金を寄付することでスーツをパワーアップさせたり、新しい必殺技を開発してもらったりする。
      • ただしある程度話が進まないと開発が進まず、また新しいスーツを受け取ると基本能力がアップする代わりにレンタル料が上がる。
    • そういった意味では純粋なRPGというよりは、RPG式の移動とエンカウントを取り入れた対戦格闘風アクションゲームともいえる。
  • 冒頭で主人公の名前を決めるのは他のRPGと同じだが、本作では変身後のヒーローの名前もプレイヤーが設定する事になる。

バカゲー要素

トホホなヒーロー

  • 主人公は普段の何倍もの力が出せるヒーロースーツ「スーパー・エナジー・コンバット・アーマー」(略称:SECA)を手に入れてしまい、「エアロシティー」を守る正義の味方、レンタヒーローとなる。
    • が、手違いで貰ったこのスーツ、本来は貸出品であり、利用し続けるためにはレンタル料を払わなければならない。
    • しばらく歩いていると「支払期限が迫ってきている」と言われ、早めに払わないとスーツ没収+延滞料金発生という事態になってしまう。
    • レンタル料を払うなら銀行の窓口だが、デパートやコンビニに備え付けられたATMでも払うことができ、十分な額が預金してあれば最大期限で自動引き落としとなる。さすがは未来に住んでるセガ*2…か?
  • このスーツの動力源は「乾電池」という何とも夢のない仕様で、動きまわったり必殺技を使うとバッテリーを消耗。ゼロになると変身が解けてしまう。
    • その電池代も、また戦いで失った体力を回復する栄養ドリンクや病院への通院などの費用も全て自腹である。
    • こういった諸経費を自分で払う代わりに、事業主のセガならぬSECA(セカ)からは人助けの依頼が斡旋され、その仕事の成功報酬は丸ごと頂ける。主人公から見れば「レンタル(でなれる)ヒーロー」であるが、「有料で人助けをするヒーロー」ということで、依頼者からも「レンタル(する)ヒーロー」である訳だ(もっとも認知されるまでは、割からいえばかなり少額とはいえ「お金取るんですか?」な訳だが)。
  • …のだが、このレンタヒーロー、SECAの広報戦略ミスのせいで知名度がゼロに等しい。
    • レンタルしたのは主人公が最初(それも間違い電話だったが)であり、それまでもかなりの期間誰も借りなかった模様。
    • お陰で、最初のうちは子供のお使いとか出前の手伝いのようなしょうもない仕事が舞い込んでくる。仕事の斡旋をする人にも「あまりヒーローの仕事じゃありませんが、頑張っていきましょう」と微妙な励ましを受ける始末。
    • 有名になったら大物マフィアの一斉検挙とか悪のロボット対レンタヒーローとか正義の味方っぽいことが出来るようになり、やがてはこのエアロシティーを影から支配する巨悪と対決するのである。それでもたまに指輪捜しなんて依頼されてしまうところはご愛敬。

パロディだらけの作風

  • 本作の舞台は架空の土地「エアロシティー」というのだが・・・
    • そもそも「エアロシティ」とは、当時セガが出していた業務用ゲーム筐体の名称。後継機にはアストロシティやブラストシティがある。
    • 街の名前が「コージャ」「オートリー」「アナモイナ」など妙な響きをしているが、実はこれ、京浜急行羽田空港線の急行が停車する駅名をもじったものなのである。先の例で言えば「糀谷」「大鳥居」「穴守稲荷」など。
    • 当時のセガ本社所在地の最寄駅が空港線の大鳥居駅であることからもこの辺は察しがつくであろう。
  • 主人公は通信機能つきのパソコンを持っているが、その名が「OTERA-DRIVE」。メガドライブとIBMのパソコンが合体した「テラドライブ」という複合PCが当時販売されていたことからのパロディである。
    • SECAの表の事業は飲食店「センセーショナル・カフェテリア」で略して「SECA」となっているが、これもセガが当時の社名「サービスゲームズジャパン」から略称の「SEGA」に社名変更したことが元ネタ。
    • 他にも「マイタケ・ジャムソンのムーンウォーク」を真似して怪我した人など、いくつかセガ関連のパロディがある。
      • 主人公の妹の名前に至ってはストレートに「アリサ」である。
  • その他、あらゆるネーミングにパロディが仕込まれている。パロディじゃない部分を探す方が大変…は言い過ぎだろうか?
    • 全編を通して登場する警部の名前が「ゼニカゼ」。勿論、あのとっつぁんからだろう。
    • マフィアの殺人兵器「ターミネーター」…ならぬ「ピーチネーター」。ネクターではない。1回倒しても外装が剥げて復活する点も正にそのまま。
    • シジミさんがお魚くわえたドラネコを捕まえてと頼んでくる。どこの国民的アニメだ。
    • 遺跡に眠る古代の王「ツルンソーメン」 エジプトなのか日本なのか。
    • アイテムも「ノンデル黄帝液」「ダイジョーV」だの、会社名も「ハイト製薬(ロー→ハイ)」だの。
  • ゲームのケース絵もアメコミヒーロー風だが、岡持ちとラーメン持ってたり、栄養ドリンク飲んでたり、説明書ではヒーロースーツのまま電車に乗っていたり…実際そういうゲームだから間違ってはいないが。
    • とにかくB級。いい意味でコミカルでチープ。バカを全力で真面目にやっている。

評価点

  • 良質なシナリオ
    • 実におバカな設定と導入部であるが、そのシナリオは意外なほどに良質。
    • 人助け、人情、熱さ。救うのは世界ではなく一都市。人類のためでなく家族知人と自分のために戦う。悪を成敗して大団円。シナリオもいい意味でB級。
      • 「超一流のB級」とはレンターヒーローNo.1で付いたキャッチコピーだが、いかにもセガらしい言葉でこのゲームを表している。
    • 最初は先述の通りなんともヒーローと思えない依頼だが、依頼した人の口コミなどから徐々に認知されていきヒーローらしい仕事が増えてくる。そうしてレンタル可能ということも広まり、レンタヒーローの同業者も増える。
      • しかし誰でもなれるが故に、軽い気持ちでヒーローになった同業者はいざという時に頼りにならなかったり、逆にヒーローの自覚を以って果敢に戦う者もいたりと様々。そしてその立場故に過ちを犯してしまう者も…。
      • 前の依頼もあとのシナリオに絡んでくる事があり、かつて子供を助けた事が悪役が改心するきっかけとなったり、以前の依頼で知り合った人物が別の依頼で協力してくれたりなど、最初のおバカテイストから依頼が絡み合いながら徐々にシリアスに移っていく。人情味も混ぜながら盛り上がる流れは、少年漫画の王道的ながら見事。
      • 黒幕も意外な人物だが、伏線はしっかり張られており、思い返すと納得できるようになっている。
    • 依頼もバリエーションに富み、お使いの負担感が少なめ。
      • 悪との戦闘ばかりではなく、潜入任務や人探し、謎解きなどもあり、プレイヤーを飽きさせない。
    • 登場人物のセリフも『ヴァーミリオン』譲りで人間臭く、読み進めるのが楽しいテキストになっている。
    • エンディングでは主人公が自動で各地を回ることになるので、主人公に倒された悪党などを除いた本編の登場人物の殆どが台詞付きで登場する
  • 当時としては画期的なオープニング
    • オープニングといっても無くて当然だった当時に、主題曲付きでムービー並のクオリティのオープニングが流れる。
    • 先の「なんだこのスーツは…」の直後に始まるという演出も絶妙。「何なんだこのオープニングは!」さすがは時代の先を行き過ぎるセガ、といえよう。
    • このオープニングにもギャグなオチが付いており、徹底して「ノリはB級」を貫いている。
  • セーブの仕様が便利
    • ストーリーが少し進むと「RHブレスレット」というアイテムが手に入り、いつでもセーブが出来るようになる。
    • 強敵との戦いや連戦の合間などにもセーブできるので、やり直しがしやすい。負けても所持金が減って病院送りになるだけなので、これの所為で詰まる事も無い。
    • 電波の届かない場所ではセーブが出来ないが、あるサブイベントをクリアすればそれも解決する。

難点

  • 序盤の資金繰りが厳しい
    • アーマーのレンタル料の請求はリアルタイムで行われる。ストーリーを進めなくてもその辺をウロウロしているだけで請求が来る。
    • この為、所持金も報酬も少ない序盤では気をつけないと金欠に陥る可能性がある。電池や回復アイテム代、治療費は全て自腹なので、プレイヤーがまだゲームに慣れていない段階では、ずっと変身したまま行動して電池代がかさんだり、戦闘で負けて治療費を取られたりなどで財布が空になり、挙句アーマーのレンタルすらできないドツボに嵌る危険性もある。
    • 一応、金はザコを倒したり、町中で勝負を挑んでくる男と戦うことでも得られる。後者は所持金に応じて強さや報酬額が変わる(弱い段階なら生身でも十分勝てる)ので、金が無い状態で戦って金が溜まったらATMに預ける、を繰り返せば復帰可能と救済措置はある。
  • エンカウントが面倒
    • いくつか依頼をこなすと、街中でザコとエンカウントするようになるのだが、落とす金額と敵の強さがまるで比例しておらず、しかもその度合いもランダム。
    • 思いがけない強敵に遭遇して負けたり、余計なダメージを受けてアイテム調達に走らされたりする一方で、信じられないほど弱いザコに遭遇する事もしばしば。更にエンカウント率も高めで、街の探索も思うようにはかどらない。
    • 敵の落とす金は少なく、本作は経験値の概念も無いのでだんだん鬱陶しくなってくる。しかも前述したように強敵に遭遇する事も多いので尚更。
    • また、非変身時でも平気で襲われる上に戦闘中には変身できないので、生身で敵に遭ってしまったら勝てる見込みは低い。しかし変身して街を歩くとバッテリーが勿体ない…というジレンマに悩まされたりする。
      • ただ中盤は変身時のみ襲われる時期や、非変身時ではエンカウント率が下がる時期があり、敵が容赦なく襲ってくる終盤になるともう金に困らないので変身しっぱなしでも問題なし、とそこまで厳しくはない。
      • 尤も、それについての説明が無いので、知らなければ余計な心労を抱える事になるが。
    • ヒーローは逃げる訳にはいかないという事なのか、本作は逃走も不可能。煩わしいのは勿論の事、勝てそうもない時や生身で敵に襲われた時は覚悟を決めるしかない。
  • 一部の敵が異様に強い
    • 特に銃を持った敵は「遠距離攻撃」「攻撃に隙が無い」「しゃがんでも撃つ」とかなりの強敵である。この敵が2体同時に出現する銀行強盗のイベントは、序盤でありながらこのゲームでも一・二を争う難所とも。
      • しゃがみ撃ちは若干のタイムラグがある、画面外からはなぜか撃てないので押し出してパンチ連打すれば勝てる、など付け入る隙もあるものの、それでも厳しい相手である。
    • また、敵は全体的に攻撃力が高く、攻撃範囲も主人公より長い相手が多いので、戦闘の難易度はやや高め。うまく間合いを取って飛び蹴り、敵の攻撃の隙を読む、ハメパターンを見つける、などの戦術が重要であり、アクションが苦手な人には少々辛いところがある。
      • レベルアップが無く、コンバットアーマーの強化や必殺技の開発もストーリーが進まなければ出来ないので、バトルはほぼプレイヤーの腕頼りである。
    • 格闘ゲーム的なシステムながら、ガードが出来ないのと、敵の体に触れるだけでも(それも結構な)ダメージを受ける点がまた難易度を引き上げている。
  • 非変身時の移動速度が遅い
    • 変身中は颯爽と走ることができるのだが、非変身時は『ヴァーミリオン』の町マップ並の速度しか出ない。
    • 移動の多いゲームであり、非変身で行動する場面も若干あるので難点ではある。
  • 戦闘のBGMのバリエーションが少ない
    • ボスや重要なイベントバトル、果てはラスボスまでザコと同じ曲である。しかしその一方であまり重要なポジションではない一部の敵(科学者タイプのボス)に専用曲があったりする。

総評

トホホな設定とパロディまみれのバカゲーと思いきや、そこから加速していく物語は単なるバカゲーに留まらない魅力を放っている。
発売当初は序盤のトホホっぷりと、それでなくともお使いゲームっぷりが雑誌などで酷評され*3、発売から3ヶ月も経たずに値段が暴落してしまった。
だがこのゲームのB級ぶりとストーリーの良さが月日を経て徐々に再評価され、一時はプレミア物になり、後述のリメイク版が発売されたり2018年には舞台化もされている。
バカゲーという概念が存在しなかった時代に、全力でバカを狙って作った作品であり、時代が付いてこれなかった辺りもセガらしい。


余談

  • ファンタシースターII』『ヴァーミリオン』に続く「バックアップ自動修復機能」搭載ソフト第三弾である。
  • MD版のオープニングでも歌詞が付く予定であったが、残念ながらお蔵入りになってしまった。
  • MD版はサビの部分が若干異なる*4。これは本作の当初のタイトルが『レンタマン』であったため*5
  • セガサターンの『ファイターズメガミックス』にも、歌詞つきのオープニングテーマをひっさげて隠しキャラとして登場。
    • 電池ゲージが用意されており時間経過と一部の技で消費され、電池が無くなったりアーマー全破壊されると一般人形態になり大幅に弱体化する上に、名前も本作主人公のデフォルトネームである「やまだたろう」になるなどかなり分かっている。
    • 性能的にはアーマー装備・飛び道具装備も相まって作中でもかなりの強キャラ。
      • …が、変身が解けると最弱キャラに一変するあたりも”らしい”。
    • 必殺技の技名は「ドラゴンサンダー」などMD版そのままながらそれらしいが、通常技は「シャガンデパンチ」などチープになっている。
  • 2014年、ニンテンドー3DSにて「お金を稼ぐヒーロー」という今作に近いコンセプトのゲーム『ヒーローバンク』が発売された。

レンタヒーローNo.1

【れんたひーろー なんばーわん】

ジャンル RPG
対応機種 ドリームキャスト
Xbox
メディア 【DC】GD-ROM
【Xbox】DVD-ROM
発売元 株式会社セガ
発売日 【DC】2000年5月25日
【Xbox】2003年9月4日
定価 6,264円(税込)

概要(No.1)

  • 2000年にドリームキャストで『レンタヒーローNo.1』としてリメイクされた。
    • 画面は3Dになり、ヒロイン「レンタヒロコ」と言った新キャラなどの新要素が追加されている。
  • 戦闘システムは幻の「DC版スパイクアウト」から流用されており、ある程度出来ていたのにボツにされてしまった制作スタッフの無念が滲む。

問題点(No.1)

  • 評価の源泉であるシナリオが大幅に削られ、追加された要素もあまり良い扱いではなかった。
    • 戦闘ステージやアクションなどのバリエーションは増えたが、シナリオやイベントが大幅に減った結果、元から考えると大幅なボリューム不足は否めない。
      • 元のシナリオが時事ネタや後の時代に使いづらいネタが割と多めだったとはいえ、このあたりはどうにかならなかったものか。
    • 序盤の内から新規追加要素が出てきて、結構あるなーと思って中盤になったくらいでいきなりラスト前。中盤の厚みも以前のイベントとの絡みも終盤の盛り上がりも無い。
    • 削られた量の一例としてMD版に比べ町の数が半減している。

評価点(No.1)

  • 戦闘は練り込みの足りなさとインターフェースの悪さはあるが、元がスパイクアウトなだけに動き自体は良く、MD版に比べればやや面白くなっている。
  • 主題歌にボーカルが付いた。ボーカリストはかの影山ヒロノブ氏であり、熱い仕上がりになっている。さすが解ってる。
    • 実はその前にも別の人で歌が付いていたりする。こちらも良いので一聴の価値あり。

総評(No.1)

発売前のドリームキャスト専門誌や一般誌で特集を組みかなり盛り上げただけに、未完成品のような出来で評価を下げてしまった。
追加要素はその特集でほぼ全て公開されており、サプライズは殆ど無かった。一方でシナリオ・イベント大幅カットという逆サプライズが起こったので、これも仕方ない。
せめてドリームキャストのローンチでこれだったならば、まだ評価が違っただろう。しかし3年後、Xbox用ソフトとしてほぼそのままで発売している。懲りないセガである。
一応フォローすると、MD版を知らなければ良好な操作性でそれなりに楽しめる。それにしても短いのは否めないが。


+ オープニング(若干音質悪し)

+ 主題歌(君は人のためにレンタヒーローになれるか)