Dance Dance Revolution
【だんすだんすれぼりゅーしょん】
ジャンル
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音楽シミュレーション
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対応機種
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アーケード
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販売・開発元
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コナミデジタルエンタテインメント
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稼動開始日
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2013年3月14日
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判定
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シリーズファンから不評
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ポイント
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ムービーの高画質化・バージョンアップ方式の変化
初期不良が多く、稼働当初はグダグダだった
お粗末さが目立つ楽曲管理
稼働開始から一切追加されなかったDDRオリジナル新曲
それと同時に最初から最後まで存在しなかったオリジナルイベント
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Dance Dance Revolutionシリーズ
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概要
国内・海外を問わず、根強い人気を誇る『ダンスダンスレボリューション』(DDR)シリーズの第14作目。
前作まではサブタイトルが付けられていたが、今作はサブタイトルを撤廃。ただし、タイトルが初代、及び北米版家庭用ソフトと重複するため、ここでは(2013)として扱う。
変更点
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前作までのHAPPY MODE・PRO MODEを廃止、事実上PRO MODEへ統合される形になった。
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初心者に対するアプローチの削除とも言えたため、初心者や一般層へのアピールができないのではないか、と言われたが2013年7月18日のアップデートでライセンス楽曲ソートが追加され、「カード不使用、または2人プレー」の場合は最初からこのソートで選曲画面が始まるようにすることで対応。
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COURSEモードの廃止
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3rdからX3までにあったCOURSEモードが廃止された。そのため、2013以降インターネットランキングは開催されていない。
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QUICKモードの廃止
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1曲ごとにPASELIマネーで課金するモードが廃止された。
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ムービーの高画質化
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X以前の旧曲のムービーが調整され、より高画質になっている。また、EXTREME時点で存在していたものの削除されていたムービーが復活している。
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現在の対象楽曲はCANDY♡・GRADUATION~それぞれの明日~(ただしムービーの解禁には連動イベント『私立BEMANI学園』の楽曲の全解禁が必要)・bag・Dance Dance Revolution・Gamelan de Couple
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一方で前作『Dance Dance Revolution X3 VS 2ndMIX』のエンディング曲とも言える「LOVE IS THE POWER -Re:born-」のムービーはなぜか削除されている。
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X以来の新筐体導入
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外観を白く、そしてX筐体にあった左右のLEDユニットを撤廃、X筐体で好評だった荷物置きを拡張。さらにモニターが37インチ液晶から42インチに大画面化。
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X筐体・旧筐体ではフットパネルを踏んだ際に光るようになっているが、光らないようになった。
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USBスロット省略
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前作まではUSBスロットを介してのEDITデータ登録ができたが、X以前の筐体に関しては、2013年6月12日のオンラインアップデートから使用できるようになった。
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EDITに関しては、読み込みフェーズが変更され、選曲画面でEDITの項目を選んだ際に1クレジットに1回のみ読み込み画面が表示される。また、新筐体でUSBメモリスロットが省略されたのに伴い、e-Amusement Passに登録しているEDIT譜面を選んだ際にも、プレー後に筐体にEDIT譜面を登録するかどうかを決められるようになった。
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GOOD判定でのCOMBO BREAK廃止
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初代からDDRにおけるGOOD判定の扱いは、「ゲージは減らないが、点数は入らずコンボは切れる」という仕様だったが、「ゲージ減少なし・点数増加なし・コンボは継続(青色)」という扱いに。それに伴いフルコンボマークに青色のマークが追加。また、X3で導入された「☆」システムも、GOODフルコンボ以上で緑の☆がもらえるように。
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なお、コンボが切れないためEXTRA STAGEでもGOOD判定ではライフが減らなくなった。そのため、EXTRA STAGEでのクリア難易度が若干下がったとも言える。
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X筐体・新筐体での上下ボタンの役割変更
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X3以前は難易度の変更だったものが、以前は左右ボタン同時押しであったソート機能の変更に割り振られるように。
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旧筐体では以前と同様左右ボタン同時押し。ただしX筐体・新筐体でも左右ボタン同時押しが有効である。楽曲の選択をしながら難易度変更のためにパネルを踏まなければならなかったため、ボタン操作での難易度変更は好意的に迎えられていた。しかし、今作の変更で難易度変更の操作が以前と同様に上下パネル二度押しのみに戻ったため、X筐体・新筐体のユーザーからは不満が出ている。
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e-AMUSEMENT Participation対応による稼働方法の変化
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ナンバリング・サブタイトルを外し、今後は継続的なアップデートや大型アップデートによるデータ配信で、稼働を続けることになる。同様の稼働方法を取っている機種は「DanceEvolution ARCADE」や「SOUND VOLTEX」、「QUIZ MAGIC ACADEMY 賢者の扉」などがある。
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ジョイントプレミアム廃止
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1クレジットでのVERSUSプレーが廃止となり、プレミアム設定はダブルプレミアムのみとなった。
評価点
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幅広い楽曲群
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自身も熱心なDDR愛好家であり、既にbeatmania IIDXやSOUND VOLTEXへの参加を果たしているREDALiCEや、熱心な音ゲーマーとしての一面も持つ矢鴇つかさ等、J-CORE界や同人界で人気のあるコンポーザーや、BEMANIシリーズのレギュラー作曲家陣、北米版やXで活躍したアーティスト、今なおbeatmaniaシリーズで復活が望まれている「NORTH」という楽曲を作成したWall5といった、個性豊かで幅広い作曲家が参加している。
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ライセンス楽曲では、REFLEC BEATシリーズ同様に、EXIT TUNESからRyu☆の楽曲を収録。ウッーウッーウマウマ(゚∀゚)(Speedcake Remix)や、BRIGHT STREAM、オリオンをなぞる、Burst The Gravityといったネットで話題の楽曲やアニメソングを中心に収録している。また、2012年にクラブミュージックシーンで話題を呼んだ、「ロンドンは夜8時(LON 8PM - TYO 2AM)(LONDON ELEKTRICITYの「METEORITES」の日本語版)」のTAG meets "eimy"リミックスなど、幅広い。
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DanceEvolution ARCADE・REFLEC BEAT・jubeatでは本人歌唱音源である「マジLOVE1000%(ST☆RISH/うたの☆プリンスさまっ♪)」や「つけまつける(きゃりーぱみゅぱみゅ)」が何故かカバー音源になっているなど、残念な部分も存在するが…。
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7/18にライセンス楽曲が7曲追加され、新たにライセンスフォルダが設けられた。
dj TAKAがリミックスした「LOVE&JOY -Risk Junk Mix-」や、パラパラの定番の一つでもあり、Disney's RAVE (ACではDancing Stageシリーズ)に収録された「Mickey Mouse March(Eurobeat Version)」、太鼓の達人にも収録されたアニソン「ジョジョ~その血の運命~」、知らない人はいないであろうEXILEの「Choo Choo TRAIN」など曲数が少なくても幅広く感じられるだろう。
その上、既出のライセンス楽曲のうち5曲にCHALLENGE譜面が追加され、条件を満たすことで個別解禁できるようになった。
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X3に比べてレベル11~14の譜面が増加
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デフォルト楽曲の時点で、多くの楽曲のEXPERT譜面がレベル11~13がつけられており、中級者にはやりごたえがある。また、エンジョイレベルで解禁されるCS移植曲及び新規追加CHALLENGE譜面も13~16と難易度が高めに設定されており、現時点では上級者向けのレベル層も充実している。
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一方でレベル17以上の、所謂「超発狂」と呼ばれるレベル帯の楽曲は少なく、2013年9月の時点まではEXTRA STAGE専用楽曲「Air Heroes」(CHALLENGE譜面)と『私立BEMANI学園』の最終解禁楽曲である「Elemental Creation」(EXPERT&CHALLENGE譜面)しか存在しなかった。2013年10月以降は三機種連動イベント『Triple Journey』の解禁楽曲のCHALLENGE譜面追加、EXTRA STAGE専用楽曲の解禁もあり、レベル17以上の楽曲も増えている。
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また、メンバーが熱心なDDRプレーヤーである、ネオヴィジュアルロックバンドの「Royz」とコラボレーション。メンバー作成のSINGLE CHALLENGE譜面や、新曲の追加、メンバーがDDRをプレーする動画の配信などを行なっている。
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特にその中の一曲「ACROSS WORLD」のCHALLENGE譜面は「レベル14にしては難しい」との声が多く、ライセンス曲最難譜面とも言われた。
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EDITの改善
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上記の変更点にもあるが、以前は毎プレーごとにUSBメモリを使用するか確認されたが、USBを使用しない場合は鬱陶しいだけであったのが、今回は選曲画面で読み込む形になったため、プレー画面までの画面推移が少なくなった。
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ライバル機能の拡張
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以前までは、ライバルとの勝敗のみが確認できたが、「1000点以内でライバルに勝利している・負けている僅差の曲」のフォルダや、「ライバルがプレーしていなくて、自分がプレーしている曲」のフォルダ、「自分がプレーしていなくて、ライバルがプレーしている曲」のフォルダが新たに作られ、今までよりさらにライバルとのスコア勝負が白熱する仕様になった。
問題点
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追加楽曲とオリジナルイベント
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稼働当初に収録されていた楽曲、エンジョイレベル隠し曲(家庭用・北米版家庭用移植曲)、EXTRA楽曲以外では稼働以来、一切DDRオリジナル新曲が追加されていない。ライセンス楽曲の追加や他機種からの移植曲、連動イベントなどで移植曲・連動新曲が収録されることはあるものの、
DDR用に作られた楽曲は1曲も追加されず、加えてDDR独自の解禁イベント等も最後まで一切用意されなかった。
ここまで放置された例は、SuperNOVA2以降例を見ない。
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結果的にDDR独自の新曲が追加されたのは2014年5月12日のアップデートで2014バージョンにマイナーチェンジしてからだった。
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イベントも同じく2014年5月12日のマイナーチェンジまで実装はなかった。2014バージョンで実装されたのも『PASELI限定』になったEXTRA STAGEでのみプレー・解禁できる楽曲が追加される「EXTRA ATTACK」であった。
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移植曲ばかりで新曲の追加がない、というのはe-AMUSEMENT Participation(レベニューシェアのシステム)で一定の割合でゲームセンターとKONAMIで売上を折半し合う形でありながら、独自要素の追加を放棄しており、「独自新曲がない→プレーヤーが減る→ゲームセンターも利益が出ないので撤去する」といったループに陥りやすく、新筐体を販売しておきながらこの現状では話にならない。
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定期的な新曲の追加やイベントの開催が当たり前になっている音ゲー業界において、イベントも新曲も無いというのは
ゲームの内容を大きく損うほどの致命的な問題点である
。結果的に本作は非常に薄味な内容となり、
多くのDDRユーザーを落胆させることになってしまった
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ザルな楽曲管理
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beatmania IIDX・Dance Dance Revolution・pop'n music・GITADORA・REFLEC BEAT・jubeatの7機種に共通新曲が解禁される連動イベント、「私立BEMANI学園」のあろうことか『ラスボス』曲が、イベント開始前にEXTRA STAGEに出現してしまうバグ。(EXTRA STAGE限定でこの楽曲のCHALLENGE譜面が解禁される仕様に伴うバグと推測される。)もともとイベントに伴うUstream放送の時点で、大半のユーザーが予想していたことではあったが、このような形で楽曲が判明してしまうのは、同様のネタバレで悪名高い『beatmania IIDX 18 Resort Anthem』以来。他機種にも迷惑がかかる分、こちらの方がたちが悪いか。
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さらに2013年12月19日より始まった多機種連動イベント、「熱闘!BEMANIスタジアム」ではネタバレこそなかったが、イベント初日に解禁楽曲である「HYENA」と「PUNISHER」の2曲を選曲すると
フリーズしてゲームが進行できなくなるという不具合が発生
。そのため、解禁後であっても一時的に選曲画面から外されるという事態になってしまった。翌日には修正されて問題なく遊べるようになったが、
連動イベントの度にDDRだけが問題を起こしている
という状況は今後も不安要素になると言わざるを得ない。
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楽曲のBPM表記にも問題がある。一応こちらも全て後日のアップデートにより修正されている。
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プレー曲数保障の廃止
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最近のBEMANIシリーズに多く導入されているプレー保障が完全に廃止された。
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前作まであった初心者向けのHAPPY MODEでは完全保障されており、どんなに失敗しても設定曲数は必ずプレーができた。PRO MODEでも連動イベント「APPEND TRAVEL」で出現したアイテム「エンジョイフルステージ」を購入することで、HAPPY MODE同様設定曲数は必ずプレーできるようになっていた。
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上記のいずれも廃止となっているため、特に初心者にはやさしくない設定となってしまっている。
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KAC2013での予選期間中はこの「エンジョイフルステージ」が復活したのだが、これが期間限定となっていた。
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2014バージョンになってからは、PASELIでのプレーは「プレミアムプレー」として優遇されるようになり、規定曲数(3曲固定)プレーできるようになったのだが、如何せんまずPASELIでプレーするというメリットを理解していないであろう初心者へのアプローチとしては不十分すぎると言わざるをえない。
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不遇の新筐体
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今作品から新たにモニターが42インチと大きくなった一方で、フットパネルの電飾・USBスロットの省略など低コストの方面で開発された通称「白筐体」が導入されたのだが、この白筐体そのものに問題があった。
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フリーズアローを踏みっぱなしにしても途中で切れやすく、上手くコンボを繋げづらくなっている。こちらは筐体のパネルが踏み慣らされていないことからである。
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これは「改善された問題点」の項目に記載されているパネル対策キットによりある程度改善された他、店舗のメンテにも左右される。
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前述のとおりUSBスロットが省略されているため、この筐体では従来のUSBメモリを使用する方法ではEDITを登録できない。その代わり、e-AMUSEMENT PASSに登録されたEDITをプレーすることで、プレーしたEDITを登録できるようになった。しかし、e-AMUSEMENT PASSに登録するには従来通りUSBメモリを使用しないと登録ができないため、一度はX3以前から稼働している筐体が設置されている店舗まで出向く必要があり、筐体そのものが少ない地方ではそのために数十キロ(場所によっては100キロ以上)も移動しなければならない場合もある。そのため、地域格差が大きく出てしまっている。
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2014年2月から稼働した韓国には白筐体しかないため、
韓国国内で稼働している筐体へ登録するには最低でも1回は韓国国外の筐体でのプレーが必須
ということになる。
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結局次々回作のDDR Aでは
EDIT機能自体が廃止されてしまった。
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APPEARANCEオプションの問題点
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画面下にフィルターを被せて途中から矢印が流れるように見せるSUDDEN+と、反対に画面上にフィルターを被せて途中から矢印を見えなくするHIDDEN+がプレー終了時に保存されず、次回プレー時に必ずデフォルトの「VISIBLE」に戻される。
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これは今作の仕様だと思われるが、このオプションを使うユーザーから「早く修正して欲しい」との声が多い。
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度重なる判定調整
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「改善された問題点」の項目に書かれているX筐体の判定ズレに関しては調整され、普通にプレーできる程度まで改善された。しかし、この後もオンラインアップデートによる判定調整が続いている。
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4月18日に上記の判定調整が行われ、その後5月9日(白筐体)と9月18日(旧筐体と白筐体)の2回判定調整が行われている(いずれも公式blogでの発表)。
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これによりズレていた判定が改善された楽曲もあるのだが、逆に元々判定が合っていたのにアップデートでズレてしまった楽曲の報告も出ている。当然のことながら調整された楽曲に合わせてプレーヤー側も調整しなければならない。
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判定が直る直らないは別にして、バージョンアップを行わないアップデート式になったことを考慮しても、
これほど短期間の間に複数回に渡って判定の調整が行われる
など普通は考えられない。開発スタッフはどのように考えているのだろうか?
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ユーザーを軽視し過ぎたスタッフの対応
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「改善された問題点」の項目に書かれている初期不良でスタッフブログが炎上し、記事内でのコメント数も前代未聞の50以上に達してしまった。
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初期不良が収まりきったのは
稼働からおよそ一か月
も経ってからだった。これを境にユーザーからの不信感が高まってしまった。
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13/9/19の記事を最後に更新が止まり、ユーザーからは次々と不安の声が挙がっていた。そして挙句の果てには13/11/09にはコメントの書き込みをシャットアウトした。
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この件をメールに問い合わせると「コメント無しでスタッフブログを継続する」と返事がもらえるらしいが、現在でも全く更新はしていない。
事実上の閉鎖と見られる。
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廃止されたはずのENCORE EXTRA STAGE出現
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10/2に出現したEXTRA STAGE専用曲『Blew My Mind』のEXPERT譜面をランクAA以上でクリアすると、廃止されたはずのENCORE EXTRA STAGEに進出できた。しかし、プレーできるのは既に一般解禁された『Another Phase』のEXPERT譜面のみ。これは明らかにおかしな状況だったため、出現した当初からバグではないかと言われていた。
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10/8のアップデートで修正され、ENCORE EXTRA STAGEは出現しなくなった。しかし、今回のことで該当ステージを完全廃止したわけではなく、
内部のプログラムを変更することで出現させることも可能
というシステムの仕様が露呈してしまったことになる。このような事態を起こす開発陣の管理体制に疑問を抱かざるを得ない。
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すでに解禁済みの曲とはいえ、ユーザー側からすればプレーできる曲が1曲増えるので喜ばれるかもしれない。だが、「大型アップデートでENCORE STAGEが復活します」と宣言した上で出現するようになった『GITADORA』と異なり、
誰もが予想しない形で出現してしまった
ことは決して良いこととは言えないだろう。特にこのことでユーザーに変な期待を持たせてしまうことにもなりかねない。
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ロケテストに搭載されていたTAG PLAYは結局実装されないままお蔵入りとなってしまった。
改善された問題点
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稼働当初は初期不良が多かった
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X筐体・旧筐体における選曲画面・パスワード認証画面等での処理落ちが問題に。
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稼働当初は、X筐体で2人エントリーをするとパスワード入力までに数分待たされるハメになるほど、処理落ちしていた。
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10分以上待ってもエントリーが進まないことがあり、最悪再起動するしかない場合もあった。
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X筐体での判定ズレ
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前作『X3』でのMermaid Girlの再来とばかりに、尽く譜面が早ズレor遅ズレを起こしており、まともにプレーできない曲も。
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再起動バグ
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X2以降の楽曲で、ダンサーステージの背景にモニターでムービーが流れているタイプの楽曲を選曲すると、フリーズして再起動がかかるバグが判明。緊急措置として、該当楽曲のステージをムービーがないステージに変更して対応。しかし依然として、該当ステージは復活していなかった。
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7月30日のアップデートにより該当ステージが復活したため、改善された模様。
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選曲画面で表示される、曲ごとの平均密度・瞬間密度・変則度・ジャンプ度・フリーズアロー度を表すグルーヴレーダーの表示が異常に小さくなっている。正確に言うと、X3以前、及び今作のX筐体・新筐体では、値が100を超えたものは枠を超えて大きく表示されるようになるが、旧筐体では枠の端が200と設定されているのか、発狂譜面でもグルーヴレーダーが異常に小さく表示されていた。
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10月末、新筐体の稼働店舗にパネル対策キットが発送された。
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フットパネル下のクッション材が沈み込みが深くやわらかい物に全交換され、他の筐体と同じような感覚でプレーできるようになった。
総評
新筐体を用意し、バージョンアップ方式への方針に移行するなどフルモデルチェンジを行った一作。
システム面の不具合こそ落ち着いたが、新筐体のテストに時間を取られたためにX筐体・旧筐体の調整がおろそかになったのではないか、とユーザーに疑念を抱かせる初期不良の数々が問題視された。
旧来のEDITやライバル機能も稼動から約3ヶ月後に導入と遅れてしまったが、そのまま搭載するのではなく改良を加えた上で、さらにかゆいところに手が届く仕様になって復活しており、プレーヤーからの評価は高い。
その一方、肝心のDDRオリジナルのイベントは最後まで実装されることなく、近年の音ゲーでは類を見ないほどの内容の薄さとなってしまった。ユーザー離れの方も深刻な状態であり、インカムの低下によってDDR自体を撤去した店も多い。根幹のシステムが洗練されようとも、中身が伴っていないのであれば批判されるのは当然、ということである。
ナンバリングを廃止し、心機一転した再スタートになるはずが歴代史上最悪のスタートを迎えることになってしまった。
余談
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2014年5月12日に、『DDR 2014』として新バージョンへの大型アップデートが行われた。
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インターフェースが一新されており、LIFE4オプションなど新システムの搭載、新料金体系に合わせた変更など実質的な新作と言える内容。
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本作はシリーズの立役者であるNAOKI(前田尚紀)が関わる最後のBEMANIシリーズ作品となった。
最終更新:2024年03月28日 15:18