「修正依頼」が出ています。問題点を追記できる方はご協力をお願いします。
瞬間ジャンプ検定
【しゅんかんじゃんぷけんてい】
ジャンル
|
瞬間ジャンプアクション
|
対応機種
|
ニンテンドーDS(ニンテンドーDSiウェア)
|
発売・開発元
|
Gスタイル
|
配信開始日
|
2010年7月14日
|
価格
|
200DSiポイント
|
プレイ人数
|
1人
|
セーブデータ
|
1箇所
|
レーティング
|
CERO:A(全年齢対象)
|
判定
|
なし
|
ポイント
|
10秒間ジャンプアクション検定 さっぱりさくさくとプレイ可能
|
瞬間ジャンプ検定シリーズ 瞬間ジャンプ検定 / もっと! / 極めろ!
|
概要
北海道に本社を置く3DCG製作メーカー、GスタイルがリリースしたニンテンドーDS(DSiウェア)ソフトの一角。
ジャンル的には固定画面(一部スクロールあり)で行われるジャンプアクションゲームに該当する。
偶然にも同時期にてGモードから、同じDSiソフトとしてリリースされた『10秒走』と非常に似た路線のゲームだが、両者の関係は全くない。
オートセーブ方式。
主なルール
-
本作は「検定モード」と「フリーモード」の各モードがプレイできる。
共通ルール
-
ゲームの流れ。
-
黒い棒人間(以下:棒人間)を操り、10秒以内にゴールにたどり着くのが目的となる。
-
棒人間がステージ内に設置された「ゴールスイッチ」を踏めばクリア。逆に「ゴール前に制限時間が0になる」か「トゲに触れてしまう」とミスとなる。
-
大方のステージは一画面内にすべての地形やゴールスイッチなどが配置されており、画面のスクロールは一切しない。
-
一部ステージに関しては棒人間の位置によって、上下左右のいずれかに画面がスクロールする。また、このステージでは開始前に「スクロールによる周囲の確認」が行われる(スキップ可能)。
-
操作系統。
-
棒人間の操作は以下の通り。
-
十字キー左右で左右移動。
-
Aボタンでジャンプ動作。ボタンの押す長さによりジャンプ力が変わる。
-
仕掛けについて。
-
本作の各ステージには以下の仕掛けがあり、攻略する上での重要な課題となる。
-
「動く床」…常に上下左右のいずれかの方向へと動いている床。
-
「滑る床」…棒人間がここに乗ると、極度に滑りやすくなる。
-
「落ちる床」…棒人間がここに乗ると、床が落下してしまう。
-
「消える床」…時間経過で消えたり現れたりする床。
-
「沈む床」…棒人間がここに乗ると、下方向へと沈んでいく。
-
「ベルトコンベア」…棒人間がここに乗ると、コンベアの動きに流されやすくなる。コンベアは時間経過で流れの向きが切り替わる性質がある。
-
「バネ」…棒人間がこれに乗り、Aボタンを押すと高くジャンプできる。但し、Aボタンを押すタイミングによっては微小のジャンプになってしまう可能性がある。
-
「強力バネ」…バネのジャンプ性能がより強力になったもの。通常バネとは色が違う。
-
「横風」…ステージすべての領域にこれが吹いており、棒人間がその方向へ流されやすくなる。
-
「トゲ」…棒人間がこれに触れるとミス。ステージによっては「動くトゲ」が仕掛けられている場面もある。
-
「ゴールスイッチ」…各ステージにつき1つ配置されている。棒人間がこれを踏むとステージクリア。
-
「コイン」…フリーモード限定で出現するアイテム。効果の程は下記にて。
各モードにおけるルール
-
検定モード
-
ノンストップで展開される、全10ステージ構成の「検定」を攻略していくモード。全10級(10~1級) × 10ステージ構成。
-
10ステージすべてをクリアすれば「○○級合格」の称号授与と共に検定クリアとなる。
-
ステージ中にミスすると、やり直すか否かを選択できる。前者を選べばそのステージからのやり直しが可能。やり直し回数に一切の制限はない。
-
ゲーム初期時では10級しか選べないが、それをクリアすれば新たな級が選べる。
-
フリーモード
-
検定モードでプレイしたステージを、ステージセレクト方式でプレイできるモード。
-
このモードには検定モードにはなかったアイテム「3つのコイン」が配置されており、ゴールだけでなくこれらを取得する目的も追加される。
-
コイン取得はクリア条件には入っておらず、取得するもしないもプレイヤーの自由である。
-
コインを取得しても、ゴールしないと無効になってしまう。よって、コイン取得を目指すには、コインとゴール到達の両面を考えて攻略しなければならない。
-
コイン1枚取得で「銅の王冠」、2枚取得で「銀の王冠」、3枚すべて取得で「金の王冠」が授与され、ステージ単位でそれらが記録される。
評価点
-
至ってシンプルでコンパクトにまとまったジャンプアクション。
-
「棒人間を左右移動とジャンプで操作してゴールを目指す」というルール。それ以外の操作は一切ない。
-
説明書を読まなくとも即席でプレイできる、さっぱりなお手軽さが本作の魅力といえる。逆にいえば作品としての個性が薄いともいえなくもないが…。
-
同じ路線の『10秒走』と同様かそれ以上に、ゴールまでの道のりが短く設置されており、(特に前半の級は)驚く程にさくさくとクリア可能。
-
後半の級に進むにつれ難易度は徐々に上がっていく。特にラストステージの「1級10面」は異様な難易度である。
-
短いながらも手応えある難易度。
-
「数々の仕掛けをどう利用するか」という計画性を頭に入れないと、そう簡単に全級クリアができないバランス調整がなされている。
-
(特に後半の級は)行動パターンとプレイヤーの腕前の両面が要求されるステージの連続となってくるので、「何度でもミスして体で覚える」プレイスタイルが必要不可欠となる。
-
地味にミスしやすい環境も難易度上昇の追い風となる。
-
棒人間は、慣性があるため操作しにくく感じる。同じ路線の『10秒走』では慣性がなく操作しやすかったため、両方プレイしている人は特に気になるだろう。
-
棒人間の当たり判定が大きめに設定されており「ジャンプで上にある地形を避けたつもりでもぶつかってしまう」「トゲに軽く触れただけで即死」といった仕様が、ミス連発に拍車をかける。
-
「上向きのトゲに横から当たる」などの「今のはどうみても大丈夫だっただろ!」と思える当たり判定にイライラする人も多いだろう。
-
しかし、10秒以内にクリアできるコンパクトなステージばかりなのでミス後の負担が少なく、即再トライが可能なので苛立ちを覚えつつも何度でもやり直したくなるバランスになっている。
-
クリアに運が絡む要因は一切無いので、どれだけ難しい級(ステージ)も何度も挑戦していればいずれはクリアできる。
-
200円にしてはボリューム感高し。
-
2つのモード・総計100ステージが収録されており、200円相当である事を考慮するとお得感がある。
-
ステージ内容は双方共に流用だが、各モードによって「階級制の検定モード」「コイン集めのフリーモード」という別の目的が定められており、お互いのモードを新鮮な気持ちでプレイできる。
-
シンプルではあるが悪くはないグラフィック・BGM周り。
-
ポップな着色がされているとはいえグラフィックの書き込みは少々素っ気なく、悪くいえば地味寄りな外観である。
-
有名どころで例えるならば『無限回廊シリーズ』をよりシンプリーにした外観といえばいいのだろうか。
-
棒人間の動作アニメーションは妙な躍動感があり、ユニークな動き様を見せる。ゴールスイッチを踏むとハイテンション気味に飛び回りながら喜んでくれる。
-
BGMは同社が以前リリースしたDSiウェアソフト『瞬間ツブツブ潰し』からの流用楽曲ではあるが、ゲームを盛り上げてくれる。
-
ステージ中に流れる楽曲は時間が経過するにつれテンポが上がる。制限時間0に近い状態だと、半端ない危機感でついあせってしまう罠。
総評
200円相当としてはおそらく当たりの部類に入る作品。適度にムカつきながらも全10級・100ステージの完全制覇を目指してのプレイがなかなか楽しい。
最終更新:2021年08月17日 00:42