アイアムアティーチャー

【あいあむあてぃーちゃー】

ジャンル 実用ソフト(編み物)
対応機種 ファミリーコンピュータ ディスクシステム
発売元 ロイヤル工業
発売日 マリオのセーター 1986年8月27日
手あみのきそ 1986年9月26日
定価 各2,900円
判定 なし
ポイント 早すぎた実用ソフト
マリオシリーズ関連作品リンク


概要

  • 編み物を題材にしたゲームではなくシミュレーターである。
    • ソフトに寸法を入力すると自動計算され、それに従って自分で実際に編むことでセーター等が出来上がる。
  • 通常のおもちゃ屋ではなく手芸店で販売していたことから、恐らくはファミコン(ディスクシステム)で遊ぶ子供を持つお母さんをターゲットにしたソフトだと思われる。
  • 手芸の出版物を刊行している「日本ヴォーグ社」から、ガイドブック『スーパーマリオブラザーズのセーター』が刊行されている。
    • 『マリオのセーター』はセーターのデータ集。各セーターの編み図を表示してくれる。『手あみのきそ』は糸の通し方など、図解付きで編み方を指導してくれる。ただし編めるセーターは一種類。

評価点

  • 当時まだパソコンが一般的でなかったことも考えると、サイズを入力すればそれに応じた編み図(編み物の設計図)ができ、ファミコンでシミュレーションできる点は評価に値する。
    • 「マリオ」などのキャラクターを色指定付きでパターン化する事もできる。編み図は自作する事がとても面倒な代物であり、本作発売当時としては十分な実用性と独自性があった。

問題点

  • 一応、進行状況のセーブ機能はあるものの、編んでるあいだ中テレビやファミコンの電源を入れておく必要がある。

総評

ディスクシステム本体発売から半年後という時期に実用性を目的とした本作が発売された点は十分に評価できる。
ただ、十分に普及したとは言えないディスクシステムのソフトで、さらに書き換え不可の専売であるために認知度が低い。

その後、家庭用ハードで様々な実用性ソフトが発売されていることから、早すぎた実用性ソフトだと言えよう。


余談

  • 実は、本作は元々は自動編み機との組み合わせを想定されたものだった。その編み機の名は「The Nintendo Knitting Machine」。それを動かすソフトが本作の元となったものである。しかし北米で発売されるはずだったこの周辺機器は、結局発売中止となる。だがソフトだけが形を変え、本作として発売されたのだった。
    • 編み機はファミコンと連動しない形で、日本国内では「あみむめも」という商品名で販売された*1
  • おもちゃ屋ではなく手芸店で販売していたこと、ディスクシステムで書き換え不可の専売ソフトのため、普及しなかった。
    • 今では中古市場でレアソフトとして取引されている位である。

その後の展開(マリオと編み物)

  • ゲームボーイで刺繍をする『ジャガーミシン刺しゅう専用ソフト マリオファミリー』が発売された。
    • こちらもレアソフトと化している。
    • カービィでも同様の企画があったようだが、残念ながらマリオが売れずに発売中止になった。
  • また、2010年には糸井重里事務所から任天堂公認でカウチン(羊毛のセーター)とニットキャップが販売された。記事(4Gamer)