D.C.II Fall in Love ~ダ・カーポII~ フォーリンラブ
【だ・かーぽつー ふぉーりんらぶ】
ジャンル
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こそばゆい学園恋愛アドベンチャー
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対応機種
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Windows 2000/XP/Vista
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発売・開発元
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CIRCUS NORTHERN
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発売日
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通常版:2009年12月18日
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定価
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6,800円
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レーティング
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アダルトゲーム
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配信
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2016年9月7日/2,980円
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判定
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なし
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D.C. ~ダ・カーポ~シリーズリンク
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概要
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タイトルの「Fall in Love」は一部入れ替えると「Final」となるように、本作品には最後のII単体のゲームと言う意味合いがあった。
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後に『D.C.IID.M.』が発売されたことにより、この意味合いは消滅したことになる。
シナリオ
次の三つの中から一つを選び、さらにその中からシナリオをプレイする。
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あふた~すと~り~ず
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タイトル通り、本編のヒロイン達とのその後を描いたシナリオ。なお、各シナリオタイトルはヒロインのテーマ曲名から来ている。
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ちょっとだけ、おもいで
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茜ルートの後日談。杏と小恋を誘い、四人で小旅行へと出かける物語。
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心はじけるとき
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麻耶ルートの後日談。麻耶率いるクラスが生徒会とちょっとした戦いを繰り広げる物語。
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Ready Go!
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まゆきルートの後日談。他校にいるまゆきのライバル「今井めぐみ」と共に強化合宿を行う物語。
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主導権はやっぱりわたし!
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エリカルートの後日談。会長の任期終了を迎えようとしている杏がエリカを次期会長に据えようと画策する物語。
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Tweeny Fairy
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アイシアルートの後日談。全てのアフターストーリーの中で唯一さくらが登場。後のD.C.III.には完全に繋がらないIfの物語。
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風見学園演劇部 ~秋公演~
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杏が監督した自主制作映画という設定で繰り広げられる普段とは一風変わったストーリー。D.C.IIS.C.とは時期が違うため、タイトルは秋公演となっている。
なお、キャラ設定の都合上、アイシアとまひるのシナリオは存在しない。
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朝焼け色の雪
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茜がメインとなるシナリオ。雪山で遭難した二人が避難場所にした古びた洋館で繰り広げられるサスペンスホラー。
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その日、ロボットは夢を見た
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麻耶がメインとなるシナリオ。お手伝いロボット「μ」の普及により発生した問題を描く物語。
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失恋タイムマシン
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まゆきがメインとなるシナリオ。未完成のタイムマシン使用により発生したループから抜け出すことを目的としたタイムトラベルコメディー。劇中の人間関係や人物設定は本編と一緒。
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怪盗プリンセス・雪月花を狙え
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エリカがメインとなるシナリオ。怪盗プリンセスを名乗るエリカが雪村邸の秘宝「雪月花」を盗み出そうとする物語。
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アルティメットバトル!
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前日談となる三部作と本編の後日談の二部作を収録。前日談だけではなくなったことでタイトルも変更となった。
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春風のアルティメットバトル!
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本編より9ヶ月ほど前のシナリオ。舞台は卒業パーティ。卒業パの出し物で売り上げ一位を記録したクラスに豪華賞品が贈られる事を知った付属二年生達(主に義之・杉並・渉・杏・茜の五人)が売り上げ一位を目指す。
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薫風のアルティメットバトル!
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本編より7ヶ月ほど前のシナリオ。舞台は春季体育祭。非公式新聞部が行う賭けで大儲けをしようと企む付属三年三組(主に義之・杉並・渉・杏・茜の五人)が体育祭のクラス一位を目指す。
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秋風のアルティメットバトル!
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本編より1,2ヶ月ほど前のシナリオ。舞台は文化祭。文化祭で行われるミスコンを利用し、三馬鹿と雪月花の対決が始まる。
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恋のアルティメットバトル!
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本編の最終シナリオ「Da capo」から続くシナリオ。舞台は春季体育祭の代わりに行われる非公式新聞部主催のミスコン。アイシアとまひるを除く十名のヒロインが義之を巡り、ミスコンの一位を目指す。
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恋のアルティメットバトル延長戦! ~in朝倉家~
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上記の「恋のアルティメットバトル!」の続編。朝倉姉妹が義之を取り合うと言う他のアルティメットバトルとは毛色が違うシナリオ。本シナリオのみ18禁シーンあり。
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キャラクター
主人公・ヒロイン・主なサブキャラはこちらを参照。
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磯鷲 涼芽(いそわし すずめ)
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先行版『春風のアルティメットバトル!』初出のキャラ。音姫の一代前の生徒会長であり、当時の生徒会の名物役員。杉並からはマークするだけ無駄と言われるなど、役員及び会長としての資質には疑問あり。
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本作の新シナリオ『秋風のアルティメットバトル!』ではついに立ち絵や専用のCGが用意され、本作初出のBGMの中にも彼女をイメージしたと思われる曲が存在している。
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小鳥遊 夕陽(たかなし ゆうひ)
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まひるシナリオにのみ登場する本作の新キャラ。まひるの死後に生まれた妹であり、まひるによく似た性格をしている。
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上記の磯鷲涼芽とは違って立ち絵は存在せず、CGでのみその姿を見ることが出来る。
評価点
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ある意味D.C.シリーズではお馴染みだが、良曲が多い
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OP曲「Graduation from yesterday」はやや盛り上がりに欠けるものの、曲そのものはやはり良く出来ている。
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新規BGMの「rebellion」と「ISOWASHI!」はどことなく戦闘曲のような趣があり、アルティメットバトルシリーズに合っている。
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ボリュームは十分
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さすがに本編には及ばないが、決して不足しているということはない。
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旧ヒロイン達がフィーチャーされたS.C.と比べると、本作は演劇部公演が二つ少ない代わりに新規のアルティメットバトルが三つ追加され、総合的にはボリュームアップしている。
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さくらの登場するアフターストーリーの存在
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後にさくらが帰って来た後の話が作られはしたが、さくらがいなくならなかった話はアイシアのアフターが初にして唯一のもの。同い年ながら嫁と姑に当たる二人の関係性も見どころの一つである。
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後の『III』にて大きく挙げられる魔法について語られているのも大きな特徴。これもさくらが登場する本シナリオの特色と言えるだろう。
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何でもござれの演劇部公演
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人間関係など、本編とは違う点が多々あり、本編では見られないであろうシナリオはとても新鮮。公演後には一部撮影裏話が語られたりもする。
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また、演劇と言う設定から、スタッフロールには杏ら作中キャラの名前が使われるなど、細かい部分にも拘りが見られる。
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コンセプトそのものはS.C.と同様のため、そう言った意味では新鮮味はやや薄れるものの、内容は特に被っていない。
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旧ヒロインもしっかりと見せ場がある
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主な出番はアルティメットバトルだが、OPムービーでも扱われ方にそれほどの差はない。
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特に朝倉姉妹は旧ヒロインながら18禁シーンがあるなど、本編でのメインヒロインだけに別格。
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「恋のアルティメットバトル!」では、かつて発売されたキャラソンを旧ヒロイン達が歌う場面があり、一種のサプライズになっている。キャラソンのある旧ヒロインならではの見せ場である。
問題点
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春風のアルティメットバトルはS.C.に収録されたものと同じ内容
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春風P.S.の追加要素がないのは少し残念。もっとも、春風P.S.は特典の類なので、仕方ないと言えばそれまでだが。
総評
シナリオの完成度はやはり高く、特に目立った問題点も見当たらない。
本編をプレイしたのならプレイする価値はあると言える。
最終更新:2023年04月20日 15:08