仮面のメイドガイ ボヨヨンバトルロワイヤル

【かめんのめいどがい ぼよよんばとるろわいやる】

ジャンル ご奉仕キューティバトル
対応機種 プレイステーション・ポータブル
発売元 ガジェットソフト
発売日 2009年2月26日
定価 通常版:5,040円/初回限定版:7,140円
レーティング CERO:C(15歳以上対象)
判定 なし


概要

テレビアニメ化もされた赤衣丸歩郎氏の怪作『仮面のメイドガイ』をベースにした対戦アクションゲーム。
アニメ版とキャストは同じで、コガラシ*1の声によるSEもそのまま入っている*2

ストーリー

今日もご主人の為、ご奉仕を忘れないコガラシ。
雑誌の恋愛特集を見て夢見るなえかと、それにぼそっとつっこみを入れる幸助の姿を見て、コガラシは恋に恋するご主人の為に人肌脱ごうと言って笑む。

…そして翌日。
なえか*3が学校から家に帰りドアを開けると、目に入ってきたのはドアの中にいたコガラシのアップ。
コガラシはカッと目を光らせ「メイドガイフリーズボイス」を発動する。

気絶したなえかが目を覚ますと、コガラシが立っており、こう語る。

「ご主人よ、愛はその手で掴み取るもの。このメイドガイ、その為の最高の舞台を用意した。ここはこの俺、メイドガイが作ったゲームの世界。まずはご主人の素敵な彼氏候補(王子様)を幽閉させてもらった。これから現れる全ての敵を倒せば、そいつを解放してやろう。あとは好きにするがいい。ククク…」

炎のご奉仕バトルが、今始まる…!!
(公式サイトより)

システム

  • 基本は格闘アクションだが…
    • ストーリーが展開するADVパートの後、バトルパート(格闘アクション)に入る。
      • 但し、このバトルの目的は相手を倒すことではなく、「相手を攻撃した時などにばら撒かれるメイドガイバッジを先に10個集めること」である。
    • 自分もしくは相手がバッジを10個集めると、様々なミニゲームが始まる。このミニゲームで「屈辱値」を与え、目標屈辱値を上回ると勝利となる。
  • Super Tayunizm Engine
    • ADVパートの立ち絵からバトルパートのSDキャラに至るまで、乳揺れを設定できるシステム。
    • 最大値にすると、重力を無視した豪快な揺れっぷりが楽しめる。
    • なお、男性であるコガラシは胸筋が揺れ動く。

評価点

  • 『仮面のメイドガイ』の世界観に忠実なアニメ化
    • 原作設定をしっかりと使用し、サイドストーリーとしても違和感がない。
    • 「本編でも頭にジャックを挿してプリンターを動かしたりしているし、ゲームに入るくらいやってのけるだろう」と思えるのがコガラシなのだ。
    • また、上記のストーリーのような「豪快に間違った、相手の気持ちを完全無視した気遣い」もコガラシの得意技。アニメでも「俺の御奉仕に、貴様の都合など関係ない!!」と無茶なことを言っている。

問題点

  • Super Tayunizm Engine以外にオプション設定がない
    • キーコンフィグやボイスの個別オンオフはおろか、難度設定すらない漢仕様。
      • 「一番のウリは乳揺れです」ということなのだろうか?
    • 公式サイトでも、バトルシステムなどはそっちのけでSuper Tayunizm Engineの解説をしている。
  • CPUが先にバッジを集めた際のミニゲームが固定されている
    • ドラクエ風のRPGバトルのみとなり、しかも難度がかなり高い。
    • 実質、バッジ集めで負けたら勝ち目はない。
  • 全体的なボリューム不足
    • キャラの数が少なく、そうなるとステージも少ない。

総評

ファンアイテムとしては悪くないのだが、腰をすえてしっかりと遊ぼうとすると「うーん…」という出来。
要するに「そこそこの出来のキャラゲー」ということになる。
月並みだが「ファンなら買い」のゲームだろう。

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最終更新:2018年01月20日 22:38

*1 本編のもう1人の主人公とも言うべき存在。大正12年から活動が確認されている人間を超越した何か。主人や上司が相手でも決して敬語は使わず、「貴様」呼ばわりするが腕は確か。

*2 コガラシは自分が関わるSEを口で言うという癖がある。催眠音波を放つときに「オンパオンパオンパ…」と言っていたり、コルク銃を「ブォン!ブォンブォン!!」と言いながら振り回したりしていた。

*3 本編の主人公。超高校級の剣の腕を持つ美少女。財閥の娘で18歳になればその全てを相続する権利を有するのだが金持ちとしての生活が自分をダメにしてしまうと考え、普通の住宅街に住んでいる