恋のホットロック
【こいのほっとろっく】
ジャンル
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アクションシューティング
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対応機種
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アーケード
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発売・開発元
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コナミ
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稼動開始日
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1986年
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判定
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なし
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ポイント
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BGMに洋楽を採用し高評価 ただしゲームバランスは大味
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概要
見下ろし型即死制アクションシューティング。ストーリーはゲーム開始後のデモで表示される通り、ライブ中に謎の手によって連れさらわれたバンドのボーカル「ジーナ」を救い出すというものである。
システム
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レバー一つにボタン二つの操作体系。ボタンはそれぞれギター攻撃と音符攻撃に分けられている。
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ギター攻撃は持っているギターを振り回して攻撃する近接攻撃。射程は短いが敵弾をはじき返す効果があり、通行の邪魔をするジェネレーターを破壊するのにも必要。
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音符攻撃はアイテムを取得する事で使用可能。音符を飛ばして攻撃する飛び道具。アイテムは壷や敵をギターで倒すと出現する。
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各ステージにいる偉人に接触するとバリアであるフォースフィールドを貰う事ができる。
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フォースフィールド展開中は音符攻撃ができなくなるが、耐久の低い敵の攻撃を無効化する。
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全5ステージ。6ステージ目からは難度の上がった1ステージがはじまるループゲー。
評価点
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BGMはほぼ全て洋楽を採用している。時代は80sと称される洋楽ブーム。本作はそのBGM故にそれなりに受けが良かった。
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採用されているBGMはジョン・レノン、マドンナ、スコーピオンズ、果てはアメリカ国歌やフランス国歌まで様々。
問題点
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ゲームバランスは大味。
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ステージ1とラストステージとラスボスが難しく、それ以外はそれほどでもない。
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1ステージに1つエクステンドするアイテムがあるものの、ステージ1以外は割りとわかりやすい場所におかれている。
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グラフィックは練りこまれて作られているとは言いがたい。
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体のバランスがシーンによって変化する主人公、単純に拡大したステージ4巨大ボス。
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グラデーションも粗く、同年に造られた同社の『沙羅曼蛇』と比較するとその出来は雲泥。
総評
ゲームとしての完成度は低い。言ってしまえば駄作~凡作で、クソゲーと言う程ではないが逆立ちしても良作とは言えない。難易度の高い序盤でプレイヤーの心を折るものの、そこを乗り超えればラストステージまで続く単調なゲーム展開。ラストステージとラスボスも、対策を覚えてしまえばそれほど苦労する事はない。全5ステージループ制なので、その気になれば延々と遊び続ける事ができる。
本作の真価は当然BGMにある。豪華な楽曲の数々は、現代では再現不可能なラインナップである。比較的アングラで閉鎖的な世界であったゲーマー層に、80sの名曲達を紹介する良い機会となった。
余談
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後のパロディウスシリーズ等で同社作品は版権曲をBGMに採用する物が多いが、本作はその源流といわれている。
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「ゲームの内容はともかく音楽を聴くために基板を持っている」と言う人も(噂だが)存在する。たしかに、FM音源で聞くコナミアレンジされた洋楽は、本来の洋楽とはまた違った味わいがある。
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ちなみに、無断使用と誤解されることも多いこれらの楽曲は、きちんと著作権関連の許可を得て使用されている。
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BGMはGMOレーベルからリリースされたサントラCD「コナミック・ゲーム・フリークス」にメドレー形式で収録されている。サイトロンによって復刻されたが、全曲が削除されて未収録となったWECル・マン24とは異なり、当ゲームは削除されずにそのまま収録されている。裏面にJASRACのマークが表記されていることから、上記の通り許可は得ていたことが分かる。
最終更新:2021年12月06日 22:15