ザ・ディープ
【ざでぃーぷ】
ジャンル
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シューティング
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対応機種
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アーケード
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発売元
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ウッドプレイス
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開発元
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ウッドプレイス、アイ・ティー・エル、アートマン
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稼働開始日
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1988年
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判定
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なし
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ポイント
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爆雷投下ゲーム三たび
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概要
『ディプスチャージ』、『ディープスキャン』の流れをくむ爆雷投下シューティング。ディープシリーズの最終作みたいなもの。
セガ(グレムリン)とは無関係であるが…
システム
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強いて詳細にジャンル分けを行うならば『縦画面横スクロール下方狙撃シューティング』。
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全15ステージ。1周クリアでEND。
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二人同時プレイ可能。
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自機は画面上部にいる船。ボタンにより爆雷を前方、後方に投下する。
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爆雷は船から僅かに飛び上がってから着水する。ほんの僅かだが上空にいる障害物へも攻撃できる。
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投下した爆雷は重力に従い落下していく。レバーを上に入れると爆雷の落下速度は遅くなり、下に入れると早くなる。その際、投下中の全ての爆雷の速度が変化する。
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爆雷は投下できる数が決まっており(最大8個)、時間経過またはアイテムの入手で投下可能の数が回復する。
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アイテムはA~Eまでの旗で表示され、それぞれ効果が異なる。
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原作と違い、爆雷が何らかの対象(もしくは海底)に命中して画面から消えても補充されない。
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敵が浮上させる機雷、魚雷等は爆雷で相殺できる。
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自機は画面上部の水面を左右にしか移動できない。
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ステージが一定までスクロールするとボス戦に突入する。
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ボス戦では巨大な潜水艦が登場。ミサイル発射口を全て破壊するとクリアになる。
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ボスは巨大なミサイルを発射する。ミサイルはゆっくりと浮上して行く、画面上にスクロールアウトすると、施設を攻撃され、クリア時にもらえるボーナススコアが減少する。
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画面上部にレーダーが表示されており、次に出現する敵の位置を教えてくれる。
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本作は過去のディープシリーズと異なりBGMが存在する。
評価点
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爆雷1つで前後する敵艦を誘爆できる。
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旧作に比べて敵艦の動きや攻撃パターンが豊富。
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類似作品は皆無で普通に遊ぶだけで楽しめる。
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(敵パターン完全暗記するまでは)死にゲーと割切ればよいだろう。
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BGMの盛り上げる過程がよい。
問題点
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弾数制限により、過去のディープシリーズよりも高い狙撃能力が問われる。
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最大ストック数は8発。連続で投下した場合、時間経過の回復により9発まで連続投下できるが、それでもぜんぜん足りない。回復速度が遅すぎる。
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場面にもよるが、大体3発投下して2発狙撃に失敗するとピンチに陥る。
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調子に乗って爆雷を投下し、回避のための爆雷が無くなって詰まるなんて場面もしばしば。全ての攻撃を爆雷で相殺できるため、残り弾数は常に意識しておかなければならない。
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とてもじゃないがすべての攻撃を相殺できないので発射元の敵潜水艦に当てたいところだが、敵艦からの攻撃が自機の爆雷を相殺してしまう。本作での敵の攻撃を相殺できるシステムは裏目に出ている。
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深度の深い敵艦をレーダーで先読みして爆雷を発射しても敵艦からの攻撃で相殺されやすい。
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アイテムの効果が弱い。アイテムを出さない敵艦も多い。
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効果の高い「A」アイテムも5個集めなければならないうえに、時間制限有り。
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敵の猛攻はかなりのもの。狙撃能力だけでなく弾避けセンスも問われるが、その二つを高いレベルで同時に要求される。
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中盤エリア以降で画面端から浮上後、自機に向かって水平ミサイルを撃ってくる敵が嫌らしいというか反則。
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ディープスキャンのゲームコンセプトを全否定してると言って良いくらい反則。
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画面端から中央に向かって浮上してくるので迎撃できるときもあるが、それでも反則。
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誘導ミサイルを連発する敵艦も回避不能なときがある。
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早目のステージから全ての敵艦が出現するので、各ステージの個性がない。
総評
縦横無尽に動き回る敵潜水艦を上手い事狙撃した時の爽快感はなかなかのものだが、他シューティングゲームにはない独特の難しさが受けなかったため、ディープシリーズは終焉を告げることになる。
東亜プランが勢力を伸ばし、シューティングが撃ちまくり壊しまくりの時代に突入した頃に、高い狙撃能力を問われる前時代的なゲームバランスである本作が、1988年に懐古的な意図を持って登場したのは特筆すべき事項だろう。
最終更新:2021年03月13日 15:59