機種 | タイトル | 概要 | 判定 | |
ナンバリング | ||||
AC | THE HOUSE OF THE DEAD |
「ゾンビを敵としたガンシューティングゲーム」の地位を確かなものとしたと言える一作。 臨場感の高さと微妙に混在したオカルト/SF要素がアクセントとなり息の長いシリーズとなった。 |
良 | |
SS/Win | THE HOUSE OF THE DEAD | ハードの性能上、AC版からグラフィックの質が大幅に劣化し、様々な要素が簡略化されている。 | 劣化 | |
Switch/Win/ PS4/One/XSX |
THE HOUSE OF THE DEAD: Remake |
長い時を経て現代の技術で蘇った第1作目。新武器やゾンビが大増量したモード等追加要素も搭載。 しかし、差し替えられたBGMを筆頭にシリーズファンからの評価を大きく下げることに…。 |
シリ不 | |
PS5/PS4/Switch | THE HOUSE OF THE DEAD:Remake Zバージョン | 上記の無規制版。 | ||
AC/DC/Win/Xb(*1) | THE HOUSE OF THE DEAD 2 |
前作をベースにグラフィックが進化。一般にも間口を広げた出世作で派生作品も多い。 その一方で、前作よりもシビアになった難易度が惜しまれる。 |
良 | |
AC/Xb/Win/PS3 | THE HOUSE OF THE DEAD III |
武器がハンドガンからショットガンへ。一部システムにも大がかりな変更が加えられた。 完成度は高いが、シリーズ恒例の高難度とガンコントローラーの重さが足を引っ張った。 |
不安定 | |
AC/PS3 | THE HOUSE OF THE DEAD 4 |
前作よりも軽量で取り回しやすく連射可能なサブマシンガンと、サブウェポンに手榴弾を採用。 それらを用いて大量のゾンビをなぎ倒していく爽快感の高さと抑え目な難易度で好評を博した。 |
良 | |
AC/PS3 | THE HOUSE OF THE DEAD 4 SPECIAL |
『4』の後日談作品。AC版は東京ジョイポリス等の超大型のセガ直営店で少数が稼動していた(*2)。 PS3版は基本システムを『4』同様に変更した上で収録、『4』を1度クリアするとプレイ可能。 |
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AC | HOUSE OF THE DEAD ~SCARLET DAWN~ |
『4』から約13年越しのシリーズ新作。前作以上の敵の群れ・多彩な武器・グラフィックは見物。 シリーズ特有の雰囲気や絶妙な難易度も健在だが、一方で処理落ちによるバグの多さが問題に。 |
なし | |
スピンオフ | ||||
AC/DC | ゾンビリベンジ | 『ダイナマイト刑事』タイプの格闘アクション。毒島力也のインパクトの強さが話題に。 | バカゲー | |
AC |
愛されるより愛シタイ ~THE HOUSE OF THE DEAD EX~ |
『4』のグラフィックを流用した、ミニゲーム集的なバラエティ作品。開発はセガ上海が担当。 銃とペダルの2つを使う操作系や2人プレイを前提としたギミックが光るが、1人でも楽しめる。 |
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Wii | THE HOUSE OF THE DEAD OVERKILL | 低予算映画をモチーフとした、『1』の前日談的作品。開発は英国のHeadstrong Gamesが担当。 | なし | |
PS3/Win(*3) |
THE HOUSE OF THE DEAD OVERKILL DIRECTOR'S CUT |
Wii版から新ステージや演出を追加したHD完全版。 日本版はPS3版のみで、レーティングがシリーズ初のCERO:Zとなっている。 |
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派生作品 | ||||
AC/DC/ Win/PS2 |
THE TYPING OF THE DEAD |
キーボードでゾンビを「打つ」タイピングゲーム。『2』がベース。開発はスマイルビット。 原作の世界観とは裏腹に、入力する単語や改変されたキャラクター達の装備等が絶妙におバカ。 タイピングソフトとしての完成度も高く、Win版は新OS対応等の改良版が多数発売された。 |
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Win | THE TYPING OF THE DEAD II | 『III』ベースのタイピングゲーム。前作よりもおバカさは減ったが基本内容は維持されている。 | ||
THE TYPING OF THE DEAD OVERKILL |
『DIRECTOR'S CUT』ベースのタイピングゲーム。開発は英国のModern Dreamsが担当。 タイピングソフトとしての追加要素はほとんど無く、日本未発売なのも納得(?)なクオリティ。 |
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GBA | THE PINBALL OF THE DEAD | 『2』の世界観をベースとしたピンボールゲーム。 | ||
DS | ゾンビ式英語力蘇生術 ENGLISH OF THE DEAD | タッチペンでゾンビの英単語を "書く"。『THE TYPING OF THE DEAD』ベースの学習ソフト。 | ||
カップリング | ||||
Wii | THE HOUSE OF THE DEAD 2&3 RETURN | 上記『2』と『III』を同時収録したカップリング作品。Xb版『III』が移植元となっている。 |
機種 | タイトル | 概要 | 判定 |
AC | デスクリムゾンOX |
まさかのAC版デス様。先にDCで発売されていた『デスクリムゾン2 メラニートの祭壇』の再構成版といった内容。 セガAM1研が開発に協力し、『HOD2』の基板と筐体を活用する改造キットという形で発売された。 デスクリムゾンらしさはかなり薄まった反面、難易度も『HOD2』より大きく下がり、基板活用企画としては成功。 |
なし |
ロストワールド・ジュラシックパーク | 同名映画ベースのガンシューティング。開発はセガAM3研。基本システムや一部開発協力スタッフが『1』と共通(*4)。 | 不安定 | |
AC/PS2 | ヴァンパイアナイト |
セガがナムコの「SYSTEM246(*5)」で開発(*6)、ナムコから発売。中世風の世界観&吸血鬼を敵としたガンシューティング。 開発チームや基本システムが『HOD』シリーズと共通(*7)している。 |
|
PS2 | SEGA SuperStars | EyeToy専用のオムニバスゲーム。 | なし |
3DS | PROJECT X ZONE | 『ゾンビリベンジ』から毒島力也が参戦。 | なし |
セガ第一AM研究開発部(*8)(『III』当時は各開発部署の分社化により「ワウ・エンターテイメント」名義)が開発。公式略称は『HOD』となっている。
主観自動移動型3Dガンシューティングというジャンルを代表する作品のひとつ。どの作品も概ね完成度は高く、高評価を得ている。
ストーリーは国際諜報機関「AMS」のエージェント達が、人類を憎む悪の科学者が解き放ったゾンビ等のクリーチャー達に立ち向かっていくというもの。
メイン作品は5作目まで続いており、1~2作目はハンドガン、3作目はショットガン、4~5作目はサブマシンガンが武器となる。当然操作方法も異なる。
時系列は『OVERKILL』→『1』→『2』→『4』→『4SP』→『SCARLETDAWN』→『III』の順。『ゾンビリベンジ』『EX』は独立した世界観(パラレルワールド)となっている。
ほぼ全作品で、敵は攻撃を受けると流血したり部位欠損を生ずる。そのためグロテスクな描写は多く、そういったものが苦手なプレイヤーは注意が必要。
ストーリーはいくつかのステージ「Chapter」で分けられており、原則として各Chapterの最後には一体(もしくは集団で一体扱い)のボスが登場する。
ボスの名称はタロットカードの大アルカナに由来しており、ボス戦直前にはそのボスの名称と全身像が表示され、ラスボス以外は同時に弱点部位の紹介もなされる。
*1 Xbox版『III』にオマケとして同時収録。内容は一部のシステム字幕を除いてDC版ほぼそのもの。
*2 東京ジョイポリスの個体は2020年2月2日に稼働終了。
*3 Win版は『THE TYPING OF THE DEAD OVERKILL』に収録。
*4 スタッフロールで『1』のスタッフの名が複数上げられているほか、本作稼働後の数か月後に東京ジョイポリスなどの大型遊戯施設向けのアトラクションとして発売された『ロストワールド・ジュラシックパーク スペシャル』も、アトラクション用に導入・変更したシステムや演出が後の『4 SPECIAL』に引き継がれている。
*5 家庭用ゲーム機「PS2」をベースに作られたアーケードゲーム基板。
*6 インタビューによると、セガがナムコ開発の「SYSTEM246」基板に触れたいという理由が開発のきっかけである。2001年の据置機事業撤退とサードパーティー転身とは別問題だそうである。
*7 ゲームのクレジットが「NAMCO/SEGA/WOW ENTERTAINMENT」となっているが、スタッフロールがAC/CS共に無い為、詳細な参加スタッフは不明。
*8 通称は「セガAM1研」「セガR&D1」となっている。