信長の野望 覇王伝

【のぶながのやぼう はおうでん】

ジャンル SLG

対応機種 PC-9801、X68000、Macintosh、DOS/V、FM-TOWNS、Windows 95~2000、
スーパーファミコン、メガドライブ、メガCD、3DO、プレイステーション
発売・開発元 光栄
発売日 1992年12月
判定 なし
ポイント 初のパワーアップキット(以下PK)
「介錯を願おう」の連発
プレイヤー泣かせの新要素
あまりにも弱すぎる本願寺
固有顔画像を持つ武将の基準が謎
じっくりプレイしたいユーザー向け
信長の野望シリーズリンク


概要

  • 「信長の野望」シリーズ第5作。
  • 前作『武将風雲録』までは国取りだったが、本作から城取りになった。
  • PC98版とWindows版(『「信長の野望」30周年記念歴代タイトル全集』収録分とSteam版)のみだが、初めてPKが発売された作品である。
    • 新シナリオ及びこのシナリオにしか出ない武将が追加される・ゲーム中にユーザーの作成した新武将を登場させられるなどの特徴がある。
    • FM-TOWNS版には、PK版のシナリオと武将がデフォルトで収録されている。MCD・3DO・PS版も一部のシナリオが収録されている。
  • 本作で新登場となった要素のいくつか*1は、先駆けて発売された『太閤立志伝』で採用されたもので、それが信長の野望シリーズに逆輸入された形になる。

評価点

  • 戦闘に「向き」の概念が追加。部隊は凸型で表示され、後ろへの長距離移動はできない(一旦向きを変える必要がある)・横や後ろから攻撃されるとダメージが増える等の特徴がある。
    • 凸型表示は、その後の作品には長らく取り入れられず『創造』まで採用されなかった。
  • 論功行賞の雰囲気やアイディアそのものは良い。
    • 金、領地、家宝、「一字拝領」などで褒美を与えたり、無能な家臣を追放・切腹させたりできる。
    • ただし家宝没収・切腹を命じた場合だと家臣が命令を拒否して逃げ出すことがある。
    • 家臣に満足な褒美を与えた場合は家臣が大名を称え、逆に満足な褒美を与えなかった場合は家臣が不満を漏らす。
      • また、稀に大名について語ることも。
  • 大名が、他の大名を従属させられる。また、他の大名に従属する事も可。
    • 合戦の際、従属先に援軍を強要できる。また、従属している場合は、破棄されない限り攻め込まれる事はないが、援軍要請に応じねばならない。
    • ただし、CPU大名を従属させた場合は援軍要請を普通に断ってくるインチキ仕様がある。
    • 武力で他大名を全て攻め滅ぼす以外に、自大名が征夷大将軍になり他大名を全て従属大名にすることでもクリアできる。
  • 家宝と官位の導入。
    • 家宝には、前作にも登場した茶器と新たに追加された武具・絵画・書籍・舶来・財宝の6種類がある。
      • 複数の能力を高められるものも存在する。
    • 朝廷貢献度が高ければ、官位の叙任を受けることができる。
      • また、複数の官位を持っていた場合、論功行賞で最高位以外の官位に家臣を叙任させることも可能。
  • 東北が細分化され、蠣崎(松前)・南部・安東(秋田)家などが『全国版』以来、久々に登場。
    • ただし本来の陸中に相当する地域が陸奥に組み込まれた結果、陸前が陸中、磐城・岩代が陸前となり、国名にずれが生じてしまっている。
  • 籠城戦のマップは、城ごとに異なっており個性がある。
  • 軍師の資格を持つ武将が2名以上いても自分で選ぶことが可能になった。
    • 前作・前々作では軍師の資格を持つ武将のうち最も能力の高い武将が自動的に軍師となっていた。
  • 武将の能力に『智謀』が導入され、武闘派でない武将にも戦場での活躍の場が提供されるようになった。
    • それに伴い戦略コマンド『調略』の種類が増え、合戦では計略で敵部隊を誘導したり、敵部隊の士気を下げたり、城に火を放ったりできる。敵城を火で埋め尽くす様は愉悦の極みである。
    • 不評だらけの新要素の中では唯一高い評価で、後のシリーズに受け継がれている。*2
+ これが征夷大将軍ED(5:50から)。ネタバレ注意。後述の理由で自力では見ることは難しいのでどうしても見たい人はクリックを。

  • 前作で追加された歴史イベントが、本作(PK含む)でも追加されている。
    • 中には当時の日本政治を連想させるネタイベントもあり、そのネタイベントは条件こそ非常に厳しいが実は強力な効果がある。
+ 当時の日本政治を連想させるネタイベント。ネタバレ注意。イベントの条件が厳しく自力では見ることは難しいのでどうしても見たい人はクリックを。

問題点

新システム関係

  • 半強制的にやらされる上に、非常に面倒な論功行賞。
    • 一応論功行賞を行うかどうかは任意だが、戦争や内政などで勲功が溜まった家臣をそのまま放置しておくと忠誠度が下がるため、否が応でも行うことになる。
      • しかも論功行賞は大名の気合を最大値の三分の二消費するため、大名は論功行賞を行うだけの存在になってしまいがち。
    • 領地と家臣が増えるほど煩わしくなり、ゲーム後半で論功行賞を行うと煩雑なことこの上ない。
      • 地域によっては国主に任せられる事もある*3が、自分で論功行賞を決めなければいけない場合もある。
  • 城が多い上に、一つの戦争につき一つの城しか攻めることが出来ないため、統一するまでに時間がかかる。
    • 宝島社文庫『戦国武将』によると、光栄社員は「『覇王伝』という作品では170の城が出てきたんですが、それらの城をすべて攻略するのはいかにもしんどい」と語っている。
      • つまり、公式でも何も考えずに城の数を多くしたのは失敗だと認めている。
    • コンシューマー版では城の数が減っている代わりに、CPUの思考時間が長くなっている。
  • 征夷大将軍EDを見るためには武力統一以上に膨大な手間がかかる。そのため、普通に武力で統一したほうが早い
    • 理由は2つあり、1つは征夷大将軍は官位扱いであるため、征夷大将軍になるためには他の官位と同じ様に朝廷に大量の金を献上しないといけない。しかも征夷大将軍は最上級の官位であるため他の官位を手に入れるより手間がかかる。*4
      • さらに献上するにも官位を受領する(コマンドは朝廷工作)にも気合を最大分使用する必要がある。気合は最良でも最大値の三分の一ずつしか回復しないので再び朝廷工作出来るようになるまでに最短でも3ヶ月かかる(とはいえバケツリレーの要領で大名居城に各城から資金を集めた上で武将を数人揃えると期間を短縮可)。
      • おまけに何度も献上する必要がある。1度だけだと貢献度を最大にしても官位は従六位上までしか貰えない。しかも貰った官位はたとえ征夷大将軍であろうが基本的に1代限りなので大名が亡くなったら一からやり直しとなる。
    • もう1つは自分以外の大名を従属させるには自分の大名が圧倒的に優位でなければならない。そのような状況であれば、なおさら武力で統一が容易である。
    • これだけ手間がかかるくせに、征夷大将軍EDの音楽や最後の部分は通常EDと同じ。
  • 家宝を購入できるかはランダムな上、値段が高いので購入が難しい。
    • しかも大名が居る城の金が少ないほど商人が来る確率が上がる仕様となっているため、商人が来た時に限って家宝を購入する金がないという事がよく発生する。
    • 前作では初期状態で茶器を持ってる武将が多かったが、今作では初期状態で家宝を持っているのは松永久秀と1568年の織田信長*5だけである。
    • コンシューマー版では開発段階では常に家宝が買える仕様だったらしいが、残念ながら採用されなかった。
  • 戦争になる際に雑兵として、無料でいくらかの兵を部隊に追加する事が可能となったが、雑兵は士気や訓練度が極端に低い為、混ぜると士気や訓練度が大幅に下がる上、行軍速度が遅くなり、かえって弱くなるだけでほとんど意味がない*6
    • 内政時に雇う兵は足軽(傭兵)として、雑兵は合戦時に駆り出される農民兵という扱いで兵農分離をシミュレートしているのだろうが、雑兵が弱すぎるため、かえってバランスが悪化するだけとなってしまっている。また、CPUは積極的に雑兵を部隊に引き入れるため、烏合の衆と化す
  • ウリにしていたCPU思考のニューラルネットワークは『覇王伝事典』で「鉄腕アトム幻想の残骸」と評されるほどの失敗システムだった。
    • やたらと攻撃的で攻め込みまくり、しかも部隊に大量の雑兵を入れるため、どんどん疲弊していく。
    • そのためか98版PKのエディタにはニューラルがあったのだが『「信長の野望」30周年記念歴代タイトル全集』収録版では削除されている。
    • 次作『天翔記』もニューラルネットワークを採用していたらしいが、その次の『将星録』からは完全にニューラルの語は聞かれなくなった*7
  • 東北では前作にも登場した伊達・最上・蘆名の三強*8になりやすい。蠣崎・安東はおろか南部ですら伊達の餌である*9

人材関係

  • 大名の存在をなくすには、全ての城を落として大名を自害させるしかないため、一度大名になった武将は基本的に他大名の家臣にできない。
    • 脅迫により大名を従属させることは可能だが、完全に屈服させて配下にすることはできないためである。
      • 前作および前々作では、大名の能力値が高いかつCOM大名でない限り、外交で脅迫して屈服させることで配下にできたため退化している。
    • マルチプレイで始めて配下にしたい大名を隠居させた後、メインの大名で捕らえて登用するという方法があるが高い忠誠度を下げておく必要があり、論功行賞で領地を与え、それを召し上げるといったことが必要で一手間かかる。しかも時期や大名によってはそもそも隠居できない場合もある。
    • なお、大名である武将が他大名の家臣になる唯一の例外が、前述したネタイベントである。
  • 前作では豊富だった自害時の台詞が、「介錯を願おう」と「貴様にこの平蜘蛛を奪われるよりは……」の2種類のみとなった。しかも後者は松永久秀専用なので実質「介錯を願おう」の1種類のみ。
    • 自分の大名が滅ぼしたor滅ぼされた場合はもちろんCOM大名が別のCOM大名を滅ぼした場合も自害の台詞が流れる仕様であるため、大名が減るたびに「介錯を願おう」を見る事になる。
  • 浪人(在野)武将を見つけるためのコマンド「取立」は、発見成功率が極めて低いという地雷コマンド。浪人武将が仕官を志願してくる方が圧倒的に高確率。
    • そのため、浪人武将が志願してこないと浪人武将の登用はおろか、対面すらおぼつかない。
    • コンシューマー版では、現在の城に近隣の浪人武将が来るよう呼びかけるコマンド「募将」が追加された。これと「取立」を組み合わせることで、ある程度成功率が上がるようになった。
    • そのくせ、浪人武将が空城を乗っ取る事が多い。前述の通り、本作では大名は強制的に自害するため、浪人武将が城を乗っ取るとその武将はほぼ確実に無駄死にとなる。
  • 忠誠度が表示されず、忠誠度の判別方法は気力の回復量から何となく推察するだけ。そのため裏切りの危険性が判別しにくくなった*10。裏切って独立した場合は前述の理由のためリセットするか諦めて死んでもらうしかない。
    • 忠誠度を上げるには論功行賞を行う必要があるのだが、非常に手間がかかる癖に忠誠度は少しずつしか上がってくれない。
      • 「加増」「報奨金」は勲功に見合った量+αを与えないと効果が薄く、「感状」は一回の論功行賞につき与えられる数に限りがあり効果もほとんどない。
      • 「宝物」「官位叙任」は低い物でも効果は高いが前述したように入手が面倒。また、すでに家宝・官位を持っている家臣には他の家宝・官位を与える事はできない。
      • 「一字拝領」は効果が高く無料だが、名前が変わらなかったり、織田信長が高坂昌信に一字拝領で「高坂信信」になるなど、奇妙な名前になる場合がある上に、一度限り。
      • また家臣に勲功に見合った量を大きく上回る褒美を与えると他の家臣の忠誠度が下がるので平等に行う必要がある。
    • 武将が謀反を起こした場合、他の武将が殺されることがある。しかも謀反を起こした武将の一門でも容赦しない。
  • 武将が内応されてないのに寝返る(さすがに総大将は寝返らないが)。しかも籠城している武将が寝返った場合は城からの脱出に失敗して殺されることがある。

それ以外の問題点

  • 野戦マップが使い回しばかりで、高山が多いマップだと自軍を満足に配置・移動できないことがある。挙句マップが無駄に広い上に、低山と高山のグラフィックが同じ。
  • 篭城戦での城がただの大きい的でしかない。
    • 本作の篭城戦は、前作までとは異なり城の中に入り込んで敵部隊を殲滅するのではなく、城壁を直接攻撃する事で相手兵力を減らすものとなっている。
      • よって野戦と篭城戦との差がほとんどないため、自分が攻められたときに篭城戦を選ぶメリットはほとんどない。
    • また、防御度の意味が薄いため、防御度を上げるコマンド「作事改修」はほぼ無意味。また「築城普請」というコマンドもあるが、こちらも実行できる条件が厳しい*11という空気コマンド。
    • 篭城側は雑兵を動員できないにもかかわらず、COM大名は足軽がいなくても打って出ずいきなり篭城する事があるため、兵0で簡単に落とされてしまう。
  • 武将の顔画像の基準がメチャクチャ。
    • 長宗我部元親や石田三成など、一部の有名武将ですらモンタージュになっているのに、知名度のあまり高くないマイナー武将が固有の顔画像になっていたりする。
      • 『覇王伝』で初登場した武将(南部信直など)や過去作では『全国版』のみに登場した武将(一条兼定など)は固有の顔画像を持っていることが多い*12
+ どれがどの武将のものか分かるかな?(ヒント:全て有名な武将です)

画像の上にマウスカーソルを載せるか、長押しすると答えが出ます。

  • 勢力分布では本城を持っている勢力しか表示されず、支城しか持ってない勢力がわからない。
    • PC版だと、近くの勢力はわかるもののコンシューマ版だと一切不明である。
    • PK版ではすべての地域が見れるように改善された。
  • 武将がいない城を攻めた場合、防御側にどんなに兵士がいようが確実に城を取ることができてしまう。
    • 当然逆の場合もありうる。しかもその場合援軍を送ることすら出来ない
    • また城に武将がいないと前述したように浪人や裏切った武将が城を乗っ取る可能性もあるため、城を空にするメリットはない。
      • ただし大名または国主のいる城でしか武将に直接命令できないので、武将が少ない時はリスク覚悟で大名または国主の城以外を空にして武将を集中させる必要もある。
  • 効果を実感できないコマンドや実行できる条件が厳しいコマンドが多い。
    • 「取立」「作事改修」「築城普請」が使えないコマンドなのは前述した通り。
    • 「評定」も大まかな指示しかできない上に本城にいないと使えない。
  • 一向一揆の効果が前作では一つの国で起こせたが、今作では一つの城のみなので相対的に弱体化している。
    • また大名の気合を最大分消費するため、使い勝手も非常に悪い。
    • そもそも発生条件の一つである本願寺家は、今作ではCPU担当だと長尾(上杉)家や朝倉家はおろか神保家や能登畠山家にすら勝てないほど弱く、10年もしないうちに滅亡することが多いため東国や西国の大名でプレイした場合一向一揆の被害を受けることはあまりない。被害を受ける場合のほとんどが、本願寺家の遺臣が神保家や能登畠山家の後を継いだ場合である。
      • ガイドブックでは当然ながら「このゲームの本願寺には、史実での活躍を期待してはいけない。領地は加賀だけでその加賀の貫高も隣の越中より低い。大名も家臣もまったく戦闘向きではない*13。鉄砲は多いが数回戦争して減ったらそれまでである。(要約)」と辛辣な評価。
      • 本願寺一門・坊官は、他家に属した状態で本願寺家と戦うと、忠誠度に関係なく本願寺に帰順することがあり、専用の台詞が用意されている。本願寺への優遇措置ではあるのだが、戦場に出さなければよいため、回避は難しくない。
      • あまりにも本作の本願寺が弱すぎたためか、次作での本願寺は大幅に強化された。
      • ちなみに、本願寺光昭(准如)が出てくるのは、シリーズ作の中では本作と『将星録』のみ*14本作の本願寺はシリーズ屈指の弱さであるにも関わらず
  • 彌助が出るイベントがあるのだが、黒人差別といわれても仕方がない扱いである。
    • 言葉が一部除いて記号のみ。しかも彌助がいる状態で本能寺の変イベントを起こすとなんと織田信忠の身代わりになる。*15
      • そして生き延びた信忠は姫路城で秀吉と合流、山崎の合戦にも参戦し清州会議で他の重臣たちに生存報告をして織田家を継ぐことになる。
    • この扱いにクレームが入ったのか、長い間シリーズ作品に登場することはなかったが『創造』のダウンロードコンテンツで「弥助」として再登場。
    • ちなみに作品が出た当時は黒人の扱いが社会問題になっていた(参考)。
      • 肌の色が黒いのを信長が化粧と勘違いして体を洗おうとしたというエピソード自体はかなり有名であり歴史小説等でもたびたび目にするシーンではある。この点では時期が悪かったとしか言いようがない。
+ 彌助が出てくるイベント。ネタバレ注意。

  • 鉄砲を売り買いするだけで簡単に銭が増やせる。
    • 鉄砲の値段は商業と鉄砲生産国かどうかで決まる。
    • 鉄砲生産国で商業が高いと安く買えるのだが、非生産国で商業が低い国の売値より安くなってしまう。このため鉄砲生産国で鉄砲を買う→商業が低い城に運ぶ→商業が低い城で鉄砲を売るで簡単に増やせる。

バグ

  • 雑兵を少しだけ率いた武将を何人か特攻させると、簡単に防御度が0になって落城してしまうバグがある。
  • Windows版では敵城を越えてその先の城に攻め込めてしまったり強制終了しやすいというバグが存在する。
  • PK版の新シナリオにバグが多い。
    • 改名前の斎藤道三(長井新九郎)が裏切った際、1度斎藤家の家紋になるがまた別の家紋になってしまう。
      • 改名時に斎藤家の家紋か否やに関わらず家紋が変わるようになっているためである。
    • シナリオ0でプレイすると、一部武将が何故か新大名の一門衆扱いになってしまっており新大名の家臣として登場してしまう。
      • 佐竹家の家臣であるはずの岡本禅哲が紀伊畠山家の一門扱いになっている。
      • また大内家の家臣であるはずの内藤隆世も阿波細川家の一門扱いになっている。
    • 名前にスペースが入っている武将(大崎 義隆*16)も存在している。

総評

論功行賞・雑兵・家宝などの戦国時代要素をゲーム上で再現しようとした意欲作だが、ゲームシステムにうまく昇華できなかった。
そのためだろうか、前作次作に比べ評価は高くない。
近年、信長の野望の新作の評価が下がりつつあるが、当作品は未だにシリーズの中でも低い評価である。
例えばコーエーテクモゲームスが実施した「あなたの好きな『信長の野望』を教えてください」という公式アンケートでも当作品は「嵐世記」「初代*17」「将星録」の次に票が少ない。
一連の件を挙げれば何かと不評だらけの本作だが、じっくりプレイするのが好きなユーザーからの支持は高い。


*1 城取り化、向きや士気の概念、家宝など

*2 シリーズによっては『知謀』や『知略』と表現される。

*3 その国で知行を受けている武将が国主であることが条件

*4 足利将軍家当主のみ最初から征夷大将軍である。

*5 前述の松永久秀から献上された九十九茄子。なぜか1582年シナリオでは商人の手に渡っている。

*6 混成部隊を作らず足軽のみの部隊と雑兵のみの部隊に分けて運用すれば、士気維持のための兵数水増し(兵数で不利だと士気が上がりにくく下がりやすい)、鉄砲隊を守る壁、総大将に持たせて敵の射撃を引きつける囮など、一応の使い道はある。

*7 「ニューラルネットワーク」の専門研究はその後も進められ、21世紀に入ってより脳に近い「ディープ・ラーニング(深い学習)」が実用化され始めている。例えばGoogleの音声検索や囲碁のプロを破ったAlphaGOなど。どこかのメーカーが再挑戦する事に期待したい

*8 シナリオによっては最上も脱落して伊達・蘆名の二強になることがある。

*9 南部家は有能な割に義理の低い武将が多く、戦争になると大量の兵ごと次々に寝返って自滅する展開が多い。

*10 気力回復量は1~5。2以下は危険というのが一応の目安にはなる。もちろん、義理の低い武将は5でも裏切ることがある。

*11 「作事改修」で防御度を上限まで上げる必要がある。

*12 今や顔芸で有名な二階堂盛義も本作が初登場で、固有の顔持ち。

*13 ただし戦闘は低いが、采配は全体的に高く、長尾を別にすれば十分に渡り合える能力ではある。

*14 派生作品も含んだ場合は『Internet』『Online』『100万人の信長の野望』にも登場

*15 史実でも彌助は本能寺の変の際、二条御所で織田信忠を守るため明智軍と戦ったが投降している。その後、彌助は逃がされて一命を取り留めている。

*16 ちなみに他のシナリオではスペースはない

*17 現在となっては全国版の下位互換扱いなのも事実だが、発売当時は画期的な内容でいくつかの賞も受賞されている。 非常に古いPCゲームである上に現在でも比較的遊ぶ環境を整えやすいコンシューマーやWindowsには殆ど移植されずプレイした人が少ないのも原因の一つとなっている。