サンエックス キャラさがしランド

【さんえっくす きゃらさがしらんど】

ジャンル まちがいさがし & コレクション
対応機種 ニンテンドーDS
発売元 エム・ティー・オー
開発元 ランカース
発売日 2007年4月19日
価格 4,800円(税込)
判定 なし
ポイント サンエックスオールスターズの間違い探しゲーム
総計300以上のイラストを収録
安定した面白さだがマンネリな面もある
サンエックスキャラクターゲームリンク
サンエックスオールスターズ
テーマパークであそぼう/ キャラさがしランド /キャラクターチャンネル


概要

  • 「たれぱんだ」「リラックマ」「アフロ犬」などでお馴染みのブランド及びメーカーであるサンエックスのキャラクターが出演するゲーム。
    • 今現在ニンテンドーDSにおけるサンエックスオールスターズ関連のゲームの2作目であり、前作『サンエックスランド テーマパークであそぼう!』から約1年後にリリースされた。
    • 本作は主婦と生活社発行のパズル雑誌「キャラさがしランド」とのタイアップで製作されており、その事は説明書などにも記載されている。
  • 「キャラさがしランド」という島を舞台に、様々な間違い探しを選んでプレイしていくのが目的となる。
  • 一人プレイの他にも、ワイヤレスを使った最大四人通信対戦が可能。

主なモード

  • ゲーム開始前にセーブデータを作成する。
    • ゲーム起動時にて「ひとりであそぶ」か「みんなであそぶ」かを選択できる。前者を選べばセーブデータ選択へ進み、環境が整った状態で後者を選べば通信対戦ができる(下記の通信対戦の項参照)。
    • 4つあるセーブデータから好きなものを選び、「プレイヤーの名前」「誕生日」「キャラクターアイコン」「漢字表記かひらがな表記の選択」の設定を行えばゲームスタート。
      • キャラクターアイコンに関しては、始めは9キャラしか選べないが、ゲームをプレイすれば隠しアイコンが出現し、最大15キャラから選べる様になる。
      • 漢字表記、ひらがな表記に関してはプレイしやすい方を選べばいいが、漢字表記でもさほど漢字使用率は高くない。
    • 上記のセーブデータはいつでも設定変更が可能となっている。
  • セーブデータを選ぶと「キャラさがしランド」のMAP画面に移項する。
    • タッチペンでMAP位置のスライドができる。MAP内には様々な建物アイコンがあるので、それをクリックすれば専用のゲームなどがプレイできる。
    • ゲーム内は原則としてタッチペン操作メインだが、一部は十字キー/ボタン操作も可能である。
    • 以下、MAP内にある建物の内容を示す。
  • キャラさがし
    • 「店のアイコン」をクリックするとこのモードに移項する。
    • ノルマ制の間違い探しがプレイできる。本作のメインモードといえる存在。
  • じっくりさがし
    • 「本のアイコン」をクリックするとこのモードに移項する。
    • 10個の間違いを発見するタイプの間違い探しがプレイできる。
    • 「キャラさがし」のステージ1-1をクリアしないとこのモードは出現しない。
  • アトラクション
    • 「観覧車のアイコン」をクリックするとこのモードに移項する。
    • 特殊な形式のノルマ制の間違い探しがプレイできる。
    • 「キャラさがし」のステージ1全部をクリアしないとこのモードは出現しない。
  • チャレンジモード
    • 「木のアイコン」をクリックするとこのモードに移項する。
    • 制限時間が尽きるまでのエンドレスの間違い探しがプレイできる。
    • 「キャラさがし」の全ステージをクリアしないとこのモードは出現しない。
  • ミュージアム
    • 「プレゼントボックスのアイコン」をクリックするとこのモードに移項する。
    • 「キャラマスコット」と「イラスト」が鑑賞できる。
      • キャラマスコットはサンエックスキャラクターのマスコット絵と簡易な解説の鑑賞。マスコットは特定条件を満たす事で種類が増えていく。総計で156種類のマスコットが存在する。
      • イラストは「キャラさがし」で登場したイラストの鑑賞。このモードで鑑賞できるイラストは間違い箇所がないものであり、間違いのある側のイラストは鑑賞できない。
        イラストは「キャラさがし」で対象のイラストを出現させる事で種類が増えていく。総計で312種類のイラストが存在する。
  • ポスト
    • 「ポストのアイコン」をクリックするとこのモードに移項する。
    • ゲームに関するアドバイスなどが表示された手紙を鑑賞できる。
      • 手紙は特定条件を満たす事で増えていく。
  • オプション
    • 「テレビのアイコン」をクリックするとこのモードに移項する。
    • その名の通りのオプションであり、以下の項目を設定できる。
      • BGMと効果音の音量を5段階から調整できる。各音を無音にする事も可能。
      • サウンドテストが聞ける。総計で23曲が収録されている。
      • パスワードが入力できる。これに正しいパスワードを入力すると、通常では絶対に出現しない隠しイラストが解禁できる。
        解禁されたイラストは「ミュージアム」のイラストに追加され、「じっくりさがし」限定で間違い探しがプレイできる様になる。
        パスワードは特定条件を満たす事で「ポスト」内で知る事ができる他、エム・ティー・オーの本作公式サイト内でも確認できる。
  • その他のアイコン
    • キャラさがしランドMAPには様々なサンエックスキャラクターがおり、それをクリックすると何かしらのリアクションが見られる。
      • 特定条件を満たせば、サンエックスキャラクターの数が増えていき、MAP内がより賑やかになる。
    • 稀に「風船アイコン」が飛来しており、それをクリックすると、サンエックスキャラクターの表示を交えた「本日の運勢」が鑑賞できる。
    • 「キャラさがし」の全ステージをクリアするとスタッフロールが流される。その後のMAP表示に戻ると「瓶のアイコン」が海に浮かんでおり、これをクリックすれば再びスタッフロールが流される。
      • なお、スタッフロール中にもおまけ的な間違い探しがプレイできる(クリアなどの概念はなく無視しても問題ない)。
  • 通信対戦
    • 最大4台のDS本体と本ソフト1本がある環境限定でプレイできる通信対戦モード。
      • ゲーム起動時にて「みんなであそぶ」を選ぶ事でプレイ可能となる。
  • 出演キャラクターに関して。
    • 前作とは違い、本作には専属キャラのステージなどは存在しないが、説明書には以下のレギュラーキャラが紹介されている。
      • 下記キャラはキャラさがしランドMAPに全員登場し、キャラマスコットやイラストの数が他のキャラよりも優遇されている事が多い。
      • 下記キャラはすべてセーブデータのキャラクターアイコンで使用可能となっている(下6キャラは隠し)。
      • どんなキャラなのかを知らない方のために公式サイトのリンクも併記している。
+ 説明書の紹介キャラ

主なルール

全モード共通ルール

  • 直感的にわかりやすい間違い探しゲームである。
    • 上画面に正解イラスト、下画面に間違いイラストが表示されるので、下画面の間違っている対象部分をタッチペンで丸く描く様にスライドすれば回答となる。
      • この時、「対象部分を過剰に大きく丸描きする」「丸描きが小さすぎる」「丸描きが対象位置からずれている」といった回答をすると不正解扱いになってしまうので注意。
    • 正しい間違いを当てると「○」と表示され、不正解だと「×」のマークが表示される。
      • 全モード共通にいえる事として、本作には許容不正回数の概念がなく、不正解で「×」を出しても明確な意味で不利になるペナルティはない。
    • STARTボタンでポーズをかけると、そのゲームを最初からやり直したり、ステージセレクト画面などに戻る事が可能。
      • ポーズ中は上下画面のイラストが表示されないので、「ポーズ中にイラスト内の間違いを確認してカンニング」という不正行為はできなくなっている。
    • クリア目的は各モードによって相違がある。下記詳細。

キャラさがしのルール

  • 本作のメインモードであり、他のモードの隠し要素を出現させる条件がここに集中している。
    • このモードでは総計10ステージ構成で各ステージは5ラウンド、すなわち全部で50ラウンドが用意されており、ステージセレクト画面にて自由なステージ(ラウンド)からプレイできる様になっている。
      • 最初はステージ1-1しか選べないが、そのラウンドをクリアすれば「⇒ ステージ1-2 ⇒ 1-3 ⇒ 1-4 ⇒ 1-5」の順でラウンドが選べる様になり、
        それ以降はステージ2-1に進め、その流れがステージ10-5まで続く。
    • 最後のステージ(ラウンド)であるステージ10-5をクリアすればスタッフロールとなり、一旦はキャラさがしランドMAPに戻る。
  • 各ラウンドには指定正解ノルマがあり、制限時間以外にその指定分の正解をすればそのラウンドはクリアとなる。
    • 1つのイラストにつき間違いが1箇所あるのでそれを丸スライドで回答していく。正解だとノルマが1つ消費され次のイラストに切り替わる。
    • 一定時間経過しても問題の回答ができないと、強制的にそのイラストはパスされてしまい、次のイラストに切り替わる。もちろんこの場合はノルマは消費されずタイムロスとなってしまう。
    • ノルマが達成できないまま制限時間が尽きてしまうとゲームオーバーとなる。ゲームオーバー後はコンティニュー、及びステージセレクトからのやり直しをしなければならない
    • イラスト表示中にSELECTボタンを押せば即効でそのイラストのパスが可能となり、上記の強制パスよりかはタイムロスが抑えられる。但し、使用できるパスは1ラウンドにつき3回までの制限がある。
  • ラウンドをクリアすると「クリアに要した時間」「そのラウンドの最速クリア時間」「ボタンによるイラストパスを使用した数」が表示される。
    • 特定の時間以内でクリアするとそのラウンドに「王冠」が付くボーナスがある(王冠クリア)。王冠クリアへの目安は「各ラウンドにおけるデフォルト時の最速クリア時間」を塗り替える事である。
  • 各ステージのラウンド5は特別な形式での間違い探しとなる。
    • このラウンドではすべてのイラストが特別形式の問題となり、他のラウンドよりも難易度が高い傾向にある。
    • ラウンド5をクリアして次のステージに進むと、ラウンド1~4の問題の一部にて過去に登場した特殊形式問題が挟まれる様になり、それに応じた機敏なテクニックが必要となる。
    • 特殊問題の内容に関しては以下の通り。
+ 特殊問題一覧
  • 「ふうせんさがし」(ステージ1-5 ~)
    • 下画面に風船が5つほどイラストに隠れる感じで出現する。
    • 風船はタッチする事によって割れる。出現次第迅速に割っておきたい。
    • なお、風船を割らなくても回答する事は可能である。
  • 「スクロールさがし」(ステージ2-5 ~)
    • 上画面のイラストが右から左にループで流れていく。
    • ループを停止する術はないので、頑張ってイラストを見極める必要がある。
  • 「かいてんさがし」(ステージ3-5 ~)
    • 上画面のイラストが16分割で不規則に回転する。
    • 回転を停止する術はないので、頑張ってイラストを見極める必要がある。
  • 「きおくさがし」(ステージ4-5 ~)
    • 下画面に全くイラストが表示されない状態で「上画面を覚えてタッチスタート」という表示がされている。
    • タッチすると下画面のイラストが表示されるが、上画面のイラストが段々と暗くなってしまう。
    • 上画面イラストの配置を覚えて回答するのが好ましい。
  • 「モザイクさがし」(ステージ5-5 ~)
    • 上画面のイラストにモザイクがかかったり元に戻ったりする。
    • 上画面イラストを感覚で覚えてモザイクに惑わされない様にしておきたい。
  • 「ズームさがし」(ステージ6-5 ~)
    • 上画面のイラストがズームにて縮小拡大する。
    • 上画面イラストの絵の大きさの惑わされない様にしておきたい。
  • 「おじゃまさがし」(ステージ7-5 ~)
    • 両画面すべてにサンエックスクローバーが無数に降ってくる。
    • 「ふうせんさがし」とは違って視界を確保する手段はないので、頑張って状況を見極めておきたい。
  • 「ミラーさがし」(ステージ8-5 ~)
    • 上画面のイラストが突然左右対称になる。
    • 左右対称になった上画面イラストは元には戻らないので前の状況を見極めておきたい。
  • 「ストップさがし」(ステージ9-5 ~)
    • 上画面のイラストが超高速にてループで流れていく。
    • 超高速なので視覚的に上画面イラストを確認するのは常人では絶対不可能となる。
    • LかRボタンを押しっぱなしにすると、超高速中の上画面イラストを止める事ができ、イラストが確認する事ができる様になる。
    • 但し、超高速なので目押しで正確に止めるのも難しいが、その辺は慣れるしかない。
  • 「まいごさがし」(ステージ10-5)
    • 上画面と下画面に一見では全然違うイラストが表示される。
    • 実はその中で一箇所だけ両画面に同じキャラの絵が表示されているので、それを回答していく。
    • 他の問題とは違い、間違い探しではなく「正解探し」というべき問題となっている。
    • 最後の特殊問題であり、「キャラさがし」内ではこのラウンドでしか発生しない。
  • 隠し要素解禁に関して。
    • 各ラウンドにて出題されたイラストは、「じっくりさがし」の問題(イラスト)と「ミュージアム」のイラストに追加される。
      • 正解したイラストの他に、パスで答えられなかったイラストも追加対象となる。
      • 各ラウンドの問題数には限りがあるため、そのラウンドすべてのイラストが出題されるとは限らない。
        もしイラストの出題漏れがあるとそのラウンド内を再度プレイして巻き返さないといけない場合があるので注意。
        なお、ラウンド内で出題されたイラストはステージセレクト画面内で「○○(出現させた出題数)/○○(総合出題数)」という表示がされているので、出題漏れ挽回の目安になる。
    • 各ステージのラウンド5をクリアすると、「アトラクション」のステージが1つづつ追加される(全10ステージ)。

じっくりさがしのルール

  • 好きなイラストを自由に選択して10つある間違い探しをプレイできる。
    • 「キャラさがし」プレイで解禁したイラストと、「オプション」のパスワードで解禁したイラストすべてがプレイ対象になる。
    • 選んだイラストには10つの間違いがあり、それをすべて丸スライドすればクリアとなる。クリアしたイラストにはクリアマークが付く。
      • 正解した間違いには「○」マークが付けられ、すでにそこは回答済みである事を知らせてくれる親切仕様となっている。
    • ステージ制、ペナルティ、制限時間、出題パスの概念は一切なく、どうプレイしようがいつかはクリアができる様になっている。

アトラクションのルール

  • 特殊問題のみで構造されたステージをプレイできる。
    • プレイルールは大方「キャラさがし」と同じなので詳細は割愛するが、以下の相違点がある。
      • ラウンド分けはなく、ステージをクリアすればそれ自体がクリアとなる。
      • どの様にクリアしようが、王冠は付かずにクリアマークが付く。
    • ステージの種類は以下の通り。特殊問題に関しては上記の項参照の事。
      • 「ふうせんさがし」
      • 「スクロールさがし」
      • 「かいてんさがし」
      • 「きおくさがし」
      • 「モザイクさがし」
      • 「ズームさがし」
      • 「おじゃまさがし」
      • 「ミラーさがし」
      • 「ストップさがし」
      • 「まいごさがし」

チャレンジモードのルール

  • 限られた時間内で無数に出題されるイラストを正解できるかをチャレンジする。
    • 「キャラさがし」などと同様の、1つのイラストにつき間違いが1箇所ありそれに正解すると次のイラストに切り替わる問題形式となる。
    • このモードでは初期段階においては「1イラストあたりの制限時間が15秒」という制限があり、それ以内に回答できないとゲームオーバーとなる。
      • 時間がなくならず回答すると正解数がカウントされ、制限時間が元(初期段階では15秒)に戻る。
      • 正解数が10の倍数に達すると制限時間が1秒づつ縮小される(15秒 ⇒ 14秒 ⇒ 13秒 ~)。最大で制限時間は6秒まで縮んでしまい段々と正解が困難になっていく。
      • 出題パスは一切できないので、出題されたイラストは必ず答えなければならない。
    • クリアの概念はなく、ゲームオーバーになるまでゲームは続けられる。ゲームオーバー後は最高正解数の表示が付く。

通信対戦のルール

  • 10個の間違いがあるイラストからいかに多くの間違いを早く見つけられるかを競う対戦プレイが行える。
    • プレイ環境が整った状態でこのモードを選べば、好きなキャラクターアイコンを選択後にゲームスタート。
      • 「じっくりさがし」同様、正解した間違いには「○」マークが付けられる。マークは正解を当てたプレイヤーに対応した色分けで表示される。
    • すべての間違いを回答するとゲーム終了となった後に成績発表がされる。その後は再びプレイするか否かを選択して好きなだけ対戦ができる。
      • 再度プレイする時は、前と同じイラストでプレイするか、別のイラストでプレイするかを選べる。

評価点

  • 歴代のサンエックスキャラクターを多数収録したイラストの数々。
    • どのイラストも非常にクオリティが高い上にバラエティが豊富であり、これを眺めているだけでも楽しい存在となっている。
    • イラストの他にも「ミュージアム」のキャラマスコットの数々もお持ち帰りしたくなる程の可愛い絵柄で、全種類を収集したくなる魅力を持つ。
  • 「間違い探しゲーム」というジャンルならではの安定した面白さ。
    • 「間違いのある箇所を丸スライドしていく」という単純明快かつ直感的に分かりやすいルールであり、説明書を見ずとも入り込める。
      • にもかかわらず、ゲーム内のルール説明や説明書の記載情報が丁寧に表記されているあたりが好感触である。
    • これといった間違い探し以外のゲーム性は導入されていないゲームであるが、それ故に「余計な手間をかけずにテンポ良くプレイできる」という快適性も持つ。
  • 多彩な問題数が用意されている。
    • イラストは総計312種類だが、同じイラストでも間違い箇所に相違があり、一度そのイラストの問題を解いただけで終わらせてはいない。
    • 特殊問題形式でちょっと頭を捻らないといけないイラストもあったり、「じっくりさがし」などで10個の間違い探しが楽しめるイラストがあったりと、その問題のバリエーションはなかなか豊富。
      • ジャケット裏や説明書によると総問題数は12000問超との事。それ故にちょっとやそっとのプレイでは問題をやりつくせない贅沢さを持っている。
  • おまけ要素もそこそこ豊富。
    • 「ミュージアム」にてイラストやキャラマスコットを集める楽しみや、キャラさがしランドが発展していく様など、プレイすればする程にお楽しみが増えていく。
      • パズル雑誌における間違い探しは「間違いを探してしまうとそれで終わってしまう」という本の性質上避けられない問題があるが、本作は「ゲームならでは」の延長線上の楽しみがあるのは嬉しい。

問題点

  • インチキが通用してしまう攻略法。
    • 各モードにおいて問題を正解すると「○」表示がされ、不正解だと「×」表示がされるのは上記ルールで述べた通りだが、不正解であっても「明確な意味で不利になるペナルティ」はない
      • すなわち、いくら「×」を出そうがペナルティがないため、「とにかく適当に丸スライドをしておけば当てずっぽうで正解ができてしまう」という不正行為が可能となる
      • しかも、「○」「×」表示がされている最中は何故か制限時間が一時停止するという謎の仕様がある
        この仕様により、わざわざ考えて丸スライドをするよりも、適当に丸スライドをすれば制限時間経過を抑えつつも正解できてしまうというバランス崩壊級のインチキ攻略方が成り立ってしまう
    • もちろん、インチキを封印すればそれ相当の楽しみが可能だが、「インチキした方が最速クリアしやすい」という真面目な者が馬鹿をみるその内容には大きな疑問が残る。
  • 普通のプレイでは「キャラさがし」をクリアするのは困難な難易度。
    • 特に特殊関連の問題は「上画面の確認がかなり困難」「チャンスを見逃すとどうしようもなくなる」類のものがあるので、よりクリアが困難となる。
    • 本作のプレイ対象は子供層メインだと思われるが、はっきりいって子供どころか大人ですら悪戦苦闘するレベルの難易度になってしまっている
      • さらに最悪な事に、「ミュージアム」のキャラマスコット解禁条件の幾らかが「王冠クリア」が絡むので、それができないとキャラマスコット埋めが詰む可能性もある。
    • とはいえ、上記のインチキ攻略方を駆使すればかなり楽な王冠クリアが可能となる。あまり推奨するものではないが、「自力でクリアできないプレイヤーのための救済処置」といえる。
      • また、間違い探しゲームの関係上、「あらかじめイラストの間違い場所を覚えておく」事でも楽に攻略は可能である。これも「間違い探しゲーム」としてはどうかとは思うが…。
  • その他の問題点。
    • DSの画像解析度の関係上、時折イラストの塗りがにじんでいる箇所があり、一部のイラストの問題がよーく凝視しないと間違いがわからない位に難しくなっている。
    • 評価点でも述べた通り、本作は「間違い探し以外のゲーム性は導入されていない」故に、連続でプレイするとマンネリになってくる可能性も否定できないところ。
      • 本当ひたすらストイックに間違い探しをするのが主となるゲームなので、脳トレ系みたいな結果発表もなければ、ミニゲーム的なおまけ要素も存在しない。
    • 「ミュージアム」のイラストは正解のものしか鑑賞できず、間違いイラストは確かめられない。せっかく多くの間違いイラストが用意されているのに勿体無い。
  • キャラクターの人選。
    • すでに本作リリース時に不動の人気を誇っていた「リラックマ」や「まめゴマ」は、イラストとキャラマスコットが1つづつしか用意されていないという謎の冷遇を受けている。
      • 上記に表記した説明書表記の出演キャラ全員は各自、イラスト3~10枚、キャラマスコット3種類ほどが用意されている事を考えると明らかにリラックマなどの扱いが寂しい。

総評

間違い探しという安定した楽しみを持つジャンルなので、誰にでも楽しめるお手軽感という意味では折り紙付き。
多種多様なサンエックスキャラクター達を拝め、間違い探しゲーム以外にもファンアイテムとして申し分ない作品であるのは間違いないと思われる。

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最終更新:2018年05月19日 02:47