キャプテン翼ゲームリンク

機種 タイトル 概要 判定
テクモ発売
FC キャプテン翼 テクモシアター第1弾。
原作の中学生編からJr.ユース編までをゲームで再現。
サッカーとRTSを融合させた斬新なシステムが独特の世界を創造、後のシリーズ化への原動力となった。
キャプテン翼II スーパーストライカー テクモシアター第4弾。
完全オリジナルストーリーで、前作からシナリオ・演出がパワーアップ。
サッカーゲームとしての戦略性も大幅に強化されており、今でもシリーズ最高傑作に推す声は多い。
GB キャプテン翼VS 携帯ハード初の作品で対戦プレイが初実装。小学生編が舞台で、アニメや映画版の影響も強い。
基本システムは『II』に準ずるがカットされた要素も多く、実際のバランスは『I』に近い。
若島津超強化の反面、若林が弱い上に成長もしないスーパーガンバラナイゴールキーパー*1化で有名。
なし
SFC キャプテン翼III 皇帝の挑戦 ハードの向上によりグラフィックと演出を大幅に強化。BGMはシリーズ最高峰とされる。
ゲームバランスも『II』から再調整され、より遊びやすくなった。
据え置き機では初めて対戦モードを実装。『II』と並ぶ名作として挙げられることが多い。
キャプテン翼IV プロのライバルたち シナリオ分岐が採用され、様々なストーリーを楽しめるようになった。
しかしゲームテンポの悪化、BGMの劣化、浮き球バグの存在などで評価が著しく下がってしまった。
オールスターモードも非常に充実しているが、レベル変動制の仕組みを知らないと後々大変なことに。
MCD キャプテン翼 技レベルの概念等の新機軸も取り入れながらも非常に手堅くまとまっている良作。
原作準拠で小学生編と中学生編が収録されており地味に大友中と戦えるテクモ版はこれだけ。
SFC キャプテン翼V 覇者の称号カンピオーネ システムの大幅変更とオリキャラ大量リストラのテクモ版最終作。
より間違った方向へパワーアップしたミハエル、ジョアン監督*2との戦い、新田の強化と寝返り。
なし
バンダイ発売
GB キャプテン翼J 全国制覇への挑戦 黒歴史アニメ『J』初のゲームで小学生編がベース。一枚絵だけは高品質だがゲームの作りはかなり雑。
トライアングルシュートのチート性能で立花兄弟率いる花輪がブッチギリ最強というナゾバランス。
SFC キャプテン翼J THE WAY TO WORLD YOUTH 中途半端に終わったアニメ版を中途半端なシステムでゲーム化。
黒歴史原作&黒歴史アニメをダメな部分を几帳面に再現している。
ボールのせりあいを連打合戦で再現するという意欲作。パスだ! パスだ!(購入を)
PS キャプテン翼J GET IN THE TOMORROW SFC版と同じくタイユース戦までをゲーム化。
最初にドイツJrユース戦があったり、オリジナルチームが登場するなど、SFC版よりは試合数が多い。
PS2 キャプテン翼 テクモ版のシミュレーションを採用したバンダイ版キャプ翼。
評価できる点はあるがゲームバランスはテクモ版に及ばず。
森崎がまさかのSGGK(スーパーグレートゴールキーパー)化…。
Switch/PS4/
Win*3
キャプテン翼 RISE OF NEW CHAMPIONS キャプテン翼初の本格サッカーアクションゲーム。
魅力的なストーリーにキャラクター、原作再現度の高さによりファンから高い評価を得ている。
コナミ発売
GBA キャプテン翼 栄光の軌跡 カードバトルゲーム。発想自体は良いが、肝心のシステムに問題あり。
Jリーグの実在選手が、誰でもキャプ翼の必殺技を使えるある意味トンデモ作品。
PS キャプテン翼 新たなる伝説・序章 テクモ版と少々異なりドリブルで任意の位置に移動できないなど完全コマンド制。
ポジションごとに配置できる選手が決まっていて、ルートによって仲間になるキャラが異なる。
場合によってはラストまで初期メンバーのポジションが…。
GC キャプテン翼 黄金世代の挑戦 オリジナルキャラを育成する『パワプロ』のサクセス風のゲーム。
試合はコマンド制でストーリーはワールドユース編準拠。
DS キャプテン翼 激闘の軌跡 テクモ版と同じくコマンドサッカー。パスした所に味方がいないサッカーゲーム
アイテムによる強化、必殺技等見るべき所もあるがやはり肝心のシステム面が…。


関連作品

機種 タイトル 概要 判定
FC 忍者龍剣伝 テクモシアター第2弾。 なし
忍者龍剣伝II 暗黒の邪神剣 テクモシアター第3弾。
忍者龍剣伝III 黄泉の方船 テクモシアター第5弾。
キャッ党忍伝てやんでえ テクモシアター第6弾。
ラディア戦記 -黎明篇- テクモシアター第7弾。 なし
ファミコンジャンプ 英雄列伝 ヘルナンデスの凶悪さは有名。 なし
TecmoCup Soccer Game 日本未発売。FC版『キャプテン翼』の海外版。
キャラは全員オリジナルで『キャプテン翼』のゲームでなくなっている。
DS JUMP ULTIMATE STARS 翼、若林、日向、ロベルト、早苗が登場。 なし

シリーズ概要

高橋陽一氏によって描かれた『週刊少年ジャンプ』にて1981年18号~1988年22号まで連載されたサッカー漫画の草分け的存在*4『キャプテン翼』(アニメは1983年10月13日~1986年3月27日の全128話)をゲーム化した作品。初作品は1988年4月28日にテクモから発売された。

それまでのスポーツゲームはサッカーに限らず、そのままアクションゲーム化したものが通例だった中で、敢えてアクション性を完全に排しシミュレーションに特化させたことで高い原作再現を実現した。
後述の通り初作は原作終了間近に発売され、正式な続編が出るまで原作は6年以上も進展がなかったこともあって、以降II~Vまでの続編は全てテクモオリジナルのストーリーで構成されている(メガCD版とGB版の『VS』の小学生編は原作準拠)。
これらは完全オリジナルだが、原作をちゃんと踏襲しているのとともに、原作でも人気のあったライバルキャラたちのその後が掘り下げられたものが多く、原作ファンからも非常に人気が高い。

原作の正式な続編たる『ワールドユース編』が開始されて間もなく発売された『キャプテン翼V 覇者の称号カンピオーネ』を最後にテクモの歴史は幕を閉じ、以後はバンダイなどからその原作に準拠した作品が作られている。
サッカーシミュレーションに一本化していたテクモ版と異なり、いろいろなゲーム性への試行錯誤を繰り返している。


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最終更新:2024年04月01日 16:30

*1 「スーパー(S)ガンバリ(G)ゴール(G)キーパー(K)」とは森崎の異名(ある意味揶揄)であり若林の「スーパー(S)グレート(G)ゴール(G)キーパー(K)」をもじって付けられた。ただし若林の異名も当時は「グレート(G)スーパー(S)ゴール(G)キーパー(K)」が一般的で「スーパー(S)」が先になったのは後のワールドユース編から。テクモ版では全て「グレートスーパーゴールキーパー」=「G・S・G・K」で統一されている。

*2 ロベルトの元コーチ、原作でも名前だけは出ていたのだが、キャプテン翼ライジングサンにてゲーム発売から約20年の時を経てようやく原作でも登場を果たした。ただし、外見や性格等ゲーム版とは完全に別人である。

*3 但し、Win版は日本からは購入もプレイも不可

*4 少年誌での連載サッカー漫画はそれ以前にも『赤き血のイレブン(1970~1971)』『キッカー烈男(1979~1980)』など存在したが、人気という点ではそれほど高くはなく、いずれも現在はマイナーな作品である。