機種 | タイトル | 略称 | 概要 | 判定 | |
ナンバリング | |||||
SFC | スターオーシャン | SO1 |
ウルフチームから独立したトライエースの処女作。 豊富なやり込み要素と卓越した戦闘システムが高い評価を得た。 一方、ストーリーの作り込みの甘さや極端なバランス、膨大なバグもまた本シリーズの伝統に。 |
良 | |
PSP | スターオーシャン1 First Departure | SO1FD |
『SO2』をベースにフルリメイク。 キャラデザイン・声優の変更には原作ファンから否定的な意見もある。 しかし、ストーリーの補完とバランス調整がされた良リメイクでもある。 |
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Switch/PS4 | スターオーシャン1 - First Departure R - | SO1FDR | DL専売。PSP版のHDリマスター。新たにSFC版のイラスト・声優を踏襲した再録が行われた。 | ||
PS | スターオーシャン セカンドストーリー | SO2 |
豊富なやり込み要素とマルチEDが売りのシリーズ出世作。 驚異的なバグがいくつもあるが、それすら楽しむプレイヤーまで現れた。 |
良 | |
PSP | スターオーシャン2 Second Evolution | SO2SE |
『SO1FD』と同じく声優・キャラデザの変更およびアニメムービーが追加。 こちらは移植で、原作に多数あったバグが修正されている。 |
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PS3/PS4/PSV | スターオーシャン2 Second Evolution | 上位機種への移植でバグの追加や移植ミスを多発。 | 劣化 | ||
Switch/ PS5/PS4/Win |
スターオーシャン セカンドストーリー R | SO2R |
『SO2SE』をベースにフルリメイク。シリーズ初となる周回引き継ぎプレイが実装。 『SO1FDR』同様に旧声優陣のボイス新録や背景のフル3D化・各種システムの改良もされている。 |
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PS2 | スターオーシャン Till the End of Time | SO3 |
もはや恒例ともいえるバグの多さで、PS2本体起因で序盤に高確率でフリーズする症状も存在。 故に前作のような勢いに乗れなかったが、ゲーム性は概ね好評。 しかし、シリーズ全体を巻きこんだ終盤の展開は賛否を呼んだ。 |
シリ不 | |
PS2/PS4 | スターオーシャン Till the End of Time ディレクターズカット | SO3DC |
上記のバグを修正し、新要素も加えた完全版。 ストーリーの補完は無かったが、バトルがコンボ倍率増加システムでより洗練された。 それでいて爽快感も損なっていないため、戦闘システム面での評価がとても高い。 |
良 | |
360 | スターオーシャン4 -THE LAST HOPE- | SO4 |
本格的な「星の海」を舞台にシリーズ最古の時代を描く。 相変わらずバトル面での評価は高いが、マネキンモデルと超展開が連続のストーリーが問題に。 |
なし | |
PS3 | スターオーシャン4 -THE LAST HOPE- INTERNATIONAL | SO4I | 英語ボイスの追加・システムの調整等を施した移植版。 | ||
PS4/Win | スターオーシャン4 -THE LAST HOPE- 4K & Full HD Remaster | SO4R | グラフィックをリマスターした移植版。 | ||
PS4/PS3 | スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness- | SO5 |
シームレス化と全員参加の多人数戦闘を引っさげつつ原点回帰を謳ったナンバリング作。 全体的に使い回しが目立ち、ストーリーはスケールが小さく、シームレスは演出を弱めるばかり。 要のバトル面も三すくみ崩壊や見づらくなるほど派手なエフェクト等の問題点が多数存在する。 |
シリ不 | |
PS5/XSX/ PS4/One/Win |
スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE | SO6 |
『SO2』以来のダブル主人公制を採用。 前作を発展させたシームレス戦闘システムと良質なストーリーで前作からの汚名返上に成功する。 機械生命体DUMAを使って広大なフィールドを縦横無尽に飛び回れるのが特徴。 |
良 | |
スピンオフ | |||||
GBC/携帯 | スターオーシャン ブルースフィア | SOBS |
『SO2』のスピンオフ。メインシリーズに負けじと意欲的で、携帯機ながらも遊びごたえは抜群。 携帯アプリ版でリメイクもされたが、ガラケー市場縮小によるサイトの閉鎖で現在プレイ不可。 |
良 | |
Android/iOS | スターオーシャン:アナムネシス | SOA |
シリーズ歴代キャラも登場する基本無料のソーシャル型3DアクションRPG。 2021年6月24日にサービス終了。以降メインシナリオ部分のみオフライン版として残されている。 オンラインサービス終了前のソーシャルゲーム版は取扱不可。 |
※記事作成対象外
機種 | タイトル | 概要 | 判定 | |
SFC | テイルズ オブ ファンタジア | 独立したスタッフが『TOP』の発展型として『SO1』を開発 | 良 | |
PS | ヴァルキリープロファイル |
本シリーズと双璧をなすトライエースの人気RPGシリーズ第1弾。 シリーズ恒例でガブリエ・セレスタ、イセリア・クイーンが登場。 また、『アナムネシス』においてコラボが行われた。 |
良 | |
PS2 | ラジアータ ストーリーズ | ガブリエ・セレスタ、イセリア・クイーンが登場。一部楽曲も使用されている。 | なし | |
360 | インフィニット アンディスカバリー |
シリーズの生みの親である五反田義治氏が企画したRPG。 トライエースが開発してきた過去作品の様々な要素を追加した作品。 今作で採用されたシームレスバトルが後に『5』に逆輸入される等、関わりが深い。 |
なし | |
AC | LORD of VERMILION |
『SO4』からガブリエ・セレスタ、イセリア・クイーンがゲスト出演。 ただし、デザインや声優は『SO3』準拠。 |
なし |
トライエース開発、スクウェア・エニックス発売(元はエニックスより発売)のSFファンタジーRPGシリーズ。
中世ファンタジーとスペースオペラというある種相反する世界観を融合させた独特の作風が特徴である。
基本的には科学技術が発達した「先進惑星」(SF)が、文明が未発達の「未開惑星」(ファンタジー)に関わる形で展開される。
以前、プロデューサーが「巻き込まれ型」と表した通り、先進惑星人が異常事態で未開惑星に迷い込み、そこで冒険をするうちに異常事態を引き起こした敵と対決するという流れが多い。
舞台となる惑星は大抵1つか2つで、タイトルにあるような「星の海」を巡る作品は少ない。これは一作目発表当時の「RPGはファンタジーでなければ売れない」という風潮に従い、
その一作目をファンタジー色の濃い作品としたことと、当初考えていたタイトルが分かり難いと不評だったためにシンプルな名称に変更したためである。
当初のタイトルは「エターナルスフィア」で、タイトルとしては没になったものの以降のシリーズでも形を変えて登場しており、シリーズポータルサイトの名前にも用いられている。
アメリカのTVドラマ『スタートレック』の影響も強く見受けられるが、これは原作者の五反田義治氏が同作の熱狂的なファンであるため。
トライエースはSFC版『テイルズ オブ ファンタジア』などを開発したウルフチームのメインスタッフを前身としている関係上、かつてはテイルズ オブ シリーズと共通点も多かった。
ゲームとしては、アクション要素の強いバトルと戦略性の高い成長システム、仲間とのコミュニケーションを行う「プライベートアクション」と、それに応じたカップリングのマルチエンディング、
アイテムを開発する「アイテムクリエーション」、キャラボイスや戦闘行動のコレクション要素など画期的なシステムを多数盛り込み、冒険が単調にならない豊富なやり込み要素を備えている。
また、特定の作品では「ダブルヒーローシステム」を採用しており、二人の主人公のうち一人を選び、それに応じてサブイベントやプライベートアクションが大きく変わるという特色がある。
特にバトルシステムの評価は高く、『SO4』は海外大手ゲーム情報サイトで「JRPGの優れた戦闘システム」の1位に選ばれたほどである。
また、キャラクターの魅力にも定評があり、パーティーメンバーはもちろん脇役や敵キャラクターも高い人気を獲得している。
一方、メインストーリーはいい評価を受けていないものが多く、時には物議を醸す事もある。中でも『SO3』におけるシリーズの世界観を根底から覆す展開は多くの議論を呼んだ。
また、前述したダブルヒーローシステムについても、前述の長所こそあるが、ボス敵やメインストーリーに関しては大きく変わるわけではなく、そういう意味で差別化に乏しいという意見もある。
評価の高いシステム面も、バランスの悪さを指摘されることもしばしばで、かつてはバグが多い事でも有名だった。これらは一部のプレイヤーからはある種のネタとして語られたり、逆に楽しまれることもある。
このような要因から作品の評価にはばらつきがあり、多くのファンを持つ一方、浮き沈みが激しい面も否めないシリーズと言える。