るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 再閃

【るろうにけんしん めいじけんかくろまんたん さいせん】

ジャンル 対戦剣戟(2D格闘)
対応機種 プレイステーション・ポータブル
発売元 バンダイナムコゲームス
開発元 ナツメ
発売日 2011年3月10日
定価 6,279円
判定 なし
ポイント 登場キャラの一部の作画が崩壊気味
買・即・売
TVアニメ15周年記念作品
るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-シリーズ

概要

  • 炎上!京都輪廻』から5年ぶりのゲーム化。『るろうに剣心』第4作目。
  • PVでは期待されていたものの、いざ発売されるとボリュームの薄さをはじめとした問題点の多さで微妙ゲーとしての烙印を押されてしまった。

問題点

  • ストーリーモード構成
    • 「会話→対戦→会話→対戦」という単調な流れでありさほど捻りが無い。途中セーブもなく難易度も選べない。各キャラ6戦ほどあり時間が空いているときでないとあまり進められない。
  • 奥義の仕様
    • どんな技でも必ず2ヒットする。というか2ヒットしかしない。
      • 剣心の九頭龍閃のような九連続攻撃でも2ヒットであるし、どうみても一撃の攻撃も2ヒット。
        中には攻撃回数を叫んでいるキャラもいるせいで余計におかしく感じる。「一撃、二撃、三撃、四撃撃、五撃ィィィ!!」だが二撃。
      • ビジュアル的にも不自然であり、技ごとのヒット数の差別化は数世代前のハード機でも実装できていた事もあり、明らかに手抜きであろう。
    • また奥義発動時も数秒のロードが発生するためかなりテンポが悪い。
  • 難の多い作画
    • 登場キャラの1/4ほどのキャラの作画がかなり不安定で、肩幅が広かったり、顔がもはや別人だったりと残念なことになっている。
      • アニメから15年も経過したという事で作風が変わるのは仕方が無いが、目に見えて違和感を覚える程崩れてしまうのはプロが手がける商業作品としていかがなものか。
  • 原作再現が碌にできていない
    • 左之助が常に斬馬刀を所持していたり、「抜刀斎」が九頭龍閃を使えたり、青空が笑顔で刀を売ったりといろいろと再現できていない。
      • 一応ご存じない方のために解説すると、左之助の斬馬刀は序盤で剣心と戦った際に刀身が斬られ、それ以降は素手で戦っている。原作では後に(無理矢理にとはいえ)修復しているが、本作の舞台である京都編の後である。
      • 「抜刀斎」は剣心の10年も過去…幕末時の姿であり、明治になって剣心が新たに習得した九頭龍閃は使えない。
      • 青空は父親である赤空の影響から人殺しの道具を作る「刀工」という肩書きを嫌っており、初登場時はほぼ廃業状態だった。作中で彼は、赤空が遺した「逆刃刀・真打」を鍛えなおしただけで自分で刀は打っていない。
  • その他
    • 対戦モードでは制限時間が無限にできなかったり、練習モードがないと色々とぬかっている部分が多い。
      • また一部の攻撃が調整できておらず奥義の1/2程度のダメージを与えられる技が存在する。

評価点

  • OPの質
    • 完全書きおろしで良質なものとなっており、ここはかなり好評。おそらく開発はOPの時点で力尽きたと思われる。

総評

TVアニメ15周年記念で作られた作品だったのだが、
ナチュラルな原作レイプ要素や所々手抜きを疑われる場所があったりゲームテンポも悪かったりと、かなり残念な作品となってしまった。クソゲーや黒歴史と断ずるまでではないにせよ、るろ剣ファンであっても長くやりこめる作品であるかと言うと首を傾げざるを得ない。
システムの土台そのものは悪くはなく、妥協や手抜きなく作り込んでいればもっと評価は高かったはずで、非常に惜しいゲームである。

余談

初回限定特典のプロダクトコードを利用すると、ブロック崩しゲームである『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 絢爛遊戯』を入手できた。
ちょっとした暇つぶしにはもってこいだが、破壊不能ブロックのせいで玉が落ちて来ないなどの調整不足が見られ、出来はあまり良いとは言えない。

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