熱血硬派くにおくんシリーズリンク

熱血硬派シリーズ

機種 タイトル 概要 判定
AC/FC/SMS 熱血硬派くにおくん 後のベルトスクロールアクションのプロトタイプとなった作品。SMS版は海外のみ。
PS2 オレたちゲーセン族 熱血硬派くにおくん
GB 熱血硬派くにおくん 番外乱闘編
SFC 初代熱血硬派くにおくん リアル頭身のくにお達が魔都OSAKAで一般市民も巻き込んで大乱闘。バグの多さが惜しまれる。 なし
新・熱血硬派 くにおたちの挽歌 異色のシリアスストーリーだが手堅いベルトスクロールアクション。今回は女の子も喧嘩します。 なし
PS5/XSX/
PS4/One/
Switch/Win
新・熱血硬派 くにおたちの挽歌
-with River City Girls Extra-
DL専売。『River City Girls』の原点として『くにおたちの挽歌』を移植。
『リバーシティガールズ2』に先駆けキャラクターボイスを搭載したモーションコミックを収録。
3DS 熱血硬派くにおくん すぺしゃる シリーズ25周年記念作品。第1作のリメイク。AC版では描かれなかった「くにお」の物語を収録。 なし
りき伝説 DL専売。くにお最大のライバル「りき」が主役のスピンオフ。花園高校番長誕生秘話が語られる。 なし
熱血硬派くにおくんSP 乱闘協奏曲 久しぶりの完全新作熱血硬派。「りき」のみならず「しんじ」「みすず」も仲間に。
相棒達と共に、くにおくんが謎の武装集団「関東獅子連合」と戦う。


ダウンタウンシリーズ

機種 タイトル 概要 判定
FC/PCE/X68k ダウンタウン熱血物語 キャラ設定や必殺技を固めたシリーズの基礎的作品。この設定はダウンタウンシリーズに継承されていく。
GBA ダウンタウン熱血物語ex 基本的なゲーム進行はオリジナルそのままに多くの要素を加えたリメイク作。
世界観の掘り下げが行われたが、追加要素が足を引っ張ることに。
なし
3DS ダウンタウン熱血物語SP オリジナル版熱血物語以前の時間軸を含む3日間の時限オープンワールド式になったリメイク作。
時間の概念、「超必殺技」を含む多数の新技、装備品のハクスラ要素や対戦格闘風モードが追加されている。
Switch/PS4/
Win
ダウンタウン熱血物語SP
FC/PCE ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会 なんでもありのエクストリーム運動会開幕。
GB ダウンタウン熱血行進曲 どこでも大運動会 GB版限定の競技「格闘パン食い」「爆弾鬼ごっこ」や隠しチームが追加。
どこでもできるのはいいが不要なバランス調整でオリジナル版ほど盛り上がらなくなった。
劣化
PS3 ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会
~オールスタースペシャル~
競技はFC版そのままだがキャラ追加でバランスが調整された。
PS4/Win ダウンタウン乱闘行進曲 かちぬきかくとうSP DL専売。大運動会オールスタースペシャルをベースに競技の1つ「勝ち抜き格闘大会」に特化。
多数のステージが新たに実装されたほか、必殺技も多数加わっている。
PS4/Win/
Switch
ダウンタウン乱闘行進曲マッハ DL専売。『かちぬきかくとうSP』にさらに新要素が追加された。
多くの主要キャラクターに固有必殺技が実装され、共通技でもキャラごとにモーションが異なる場合もある。
FC/GB ダウンタウンスペシャル くにおくんの時代劇だよ全員集合! くにお達の繰り広げる時代劇。
FC びっくり熱血新記録! はるかなる金メダル 今度の勝負は陸上競技。くにお達はオクラホマに勝てるか!? なし
GB びっくり熱血新記録! どこでも金メダル 上記のマイナーチェンジ。水泳がカサ争奪戦に差し替え。
SFC ダウンタウン熱血べーすぼーる物語 今度は野球。でも主役はくにおじゃない。 なし
Wii ダウンタウン熱血どっじぼーる DL専売。Miracle Kidz製作。
3DS ダウンタウン熱血時代劇 『時代劇だよ全員集合!』の続編。
熱血魔法物語 DL専売。シリーズ初のファンタジー世界を舞台にしたアクションRPG。 なし
Switch/PS4/
One/Win
熱血硬派くにおくん外伝 イカすぜ!小林さん DL専売。冷峰四天王の「こばやし」を主役に据えたスピンオフ。
タイトルに「熱血硬派」とあるが、実際はダウンタウンシリーズの「げんさくぼん*1」ベースの新作。
Switch/
PS4/Win
くにおくんの三国志だよ全員集合! 『ダウンタウンスペシャル』シリーズとしてくにお達が有名武将に配役された『三国志』が舞台のアクションRPG。
『熱血物語SP』風のハクスラ要素や最大4人プレイ可能なAC風ベルトスクロールアクションモードも存在している。


熱血高校ドッジボール部シリーズ

機種 タイトル 概要 判定
AC 熱血高校ドッジボール部 『くにおくん』シリーズにおける初スポーツゲーム。
COMに有利な要素が多いためにややハードルは高いが、ゲームとしての完成度は高い。
FC 熱血高校ドッジボール部 AC版のハードルの高さを解消したアレンジ移植。
キャラクターには豊富な個性が与えられ、対戦ツールとしても優れたゲームバランスを誇っている。
Win 熱血高校ドッジボール部 基本的にはFC版のバグ・設定ミスまで含めたベタ移植。
ゲームバランスの調整機能が追加され、FC版とは異なるプレイも楽しめる。
発売時期の問題もあり、近年のPC環境では些かプレイしづらくなるのは致し方ないところか。
X68k 熱血高校ドッジボール部 (X68000)
PCE 熱血高校ドッジボール部 PC番外編 テクノス初のPCEソフト。諸般の事情で発売はナグザットからとなっている。
FC版よりキャラクターの個性が薄れたが、各国のキャプテンを仲間に出来るクエストモードが魅力。
SFC くにおくんのドッジボールだよ全員集合! FC版をリニューアルしたダウンタウン版ドッジボール部。
PS2 オレたちゲーセン族 熱血高校ドッジボール部
GB 熱血高校ドッジボール部 強敵!闘球戦士の巻 FC版の続編で、熱血行進曲と同じく藤堂が黒幕。
GB版独自の要素もあるが、ハード面の問題などで完成度は他機種より劣る。
なし
AC SUPER DODGE BALL 海外で先行稼動し『くにおの熱血闘球伝説』として国内展開の予定もあったがテクノス倒産で幻に。 なし
FC 熱血高校ドッジボール部 サッカー編 くにおがドッジボールに続いてサッカーにも進出。サッカー部の面々はシリーズ他作品にも登場。
PCE 熱血高校ドッジボール部 CDサッカー編 チームの追加、グラフィックの向上、ボイス付きムービーの導入などを施した移植版。
熱血高校ドッジボール部 PCサッカー編 ボイスがないのと試合数が少ない事以外は、『CDサッカー編』と同一。
MD 熱血高校ドッジボール部 MDサッカー編
GB 熱血高校サッカー部 ワールドカップ編 『サッカー編』の続編。NES版『Nintendo World Cup』がベース。
あのびきびきな爽快感がガッツリ減退。これがワールドカップとは「嘘・大袈裟・紛らわしい」
劣化
FC くにおくんの熱血サッカーリーグ サッカー編第3弾。 なし
いけいけ! 熱血ホッケー部 すべってころんで大乱闘 殴り合いの爽快感は健在。ホッケー部と言いながら、ホッケー部と対戦するのはほとんど後半以降。 スルメ
Switch/
PS4/One
花園高校ドッジボール部 DL専売。Steam版を除く『くにおくん ザ・ワールド クラシックスコレクション』の早期購入特典。
FC版『ドッジボール部』の主人公チームを花園高校にした作品。試合一戦目の相手はもちろん熱血高校。


超熱血シリーズ

機種 タイトル 概要 判定
DS 超熱血高校くにおくん ドッジボール部 シリーズ作品だからとドッジボールにまで無理に暴力要素を入れる必要は無い。
FC版『ドッジボール部』のリメイクだが、比較するのが失礼な程の駄リメイク。
くにおくんの超熱血!大運動会 3D化したグラフィックやもっさりアクションは賛否両論。
システムは正当進化し、エディットはシリーズ一の充実度。
なし
くにおくんの超熱血! サッカーリーグぷらす
ワールド・ハイパー・カップ編
『超熱血!大運動会』と同様に微妙な3D化ともっさりアクションが賛否両論に。
「みさこ」に再び日が当たり始めた作品。


その他

機種 タイトル 概要 判定
FC 熱血格闘伝説 オリキャラを駆使してタッグチームを組んで戦う対戦格闘アクション。 なし
熱血! すとりーとバスケット がんばれ Dunk Heroes FC版『くにおくん』シリーズの最終作。中古価格は凄まじく高騰。 なし
SFC くにおのおでん 落ちモノのパズルゲームで、SFC版『くにおくん』シリーズの最終作。
サッカー編のヒロインが何故かダウンタウンキャラと共演。
GB 熱血! ビーチバレーだよくにおくん テクノス製くにおの最終作。
Win River City Ransom: Underground 『ダウンタウン』と設定が異なる『熱血物語』の海外版『River City Ransom』の続編となるアクションRPG。
前作の25年後を描いているため、くにお達に似た人々と新キャラ達が登場している。最大4人プレイ可能。


オムニバス

機種 タイトル 概要 判定
GBA くにおくん 熱血コレクション1
くにおくん 熱血コレクション2
くにおくん 熱血コレクション3
FC版6作品を2作ずつ収録。
文字が潰れて読み難い、3の『時代劇』はセーブ不可能など移植度は低い。
3DS くにおくん熱血コンプリート ファミコン編 『くにおくん』生誕30周年記念作品。FCで発売された全11作品を収録。
Switch/PS4/
One*2
くにおくん ザ・ワールド クラシックスコレクション FC版11作と内4作の海外版、海外版ダブルドラゴン3作の計18作品を収録。
また、いずれもオンラインに対応している。


River City Girlsシリーズ

機種 タイトル 概要 判定
Switch/
PS4/One/
Win/PS5
熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls DL専売。熱血硬派ヒロイン「きょうこ」と「みさこ」を主役に据えたスピンオフ。
世界観は完全なパラレル。誘拐されたくにおとりきを救い出せ!まさかのヒロイン対決も!?
アクションゲームとして出来がいい一方、海外カートゥーン風のストーリーには賛否が分かれる。
Switch/Win/
PS5/PS4/
XSX/One
熱血硬派くにおくん外伝
リバーシティガールズ2
DL専売。上記の続編。新たに日本語音声が収録されている。
Switch/
PS5/PS4
熱血硬派くにおくん外伝
リバーシティガールズ1・2
『リバーシティガールズ』2作品をカップリングしたパッケージソフト。
内容は各単品版と同一。


関連作品

機種 タイトル 概要 判定
GG ポパイのビーチバレーボール テクノスジャパン開発。『ビーチバレーだよくにおくん』と同様のシステム。
GBA 爆熱ドッジボールファイターズ 『ドッジボール部』と同様のシステム。
360 ダウンタウン激凸ドッジボール! 『ドッジボールだよ全員集合!!』のMiracle Kidz製作のインディーズゲーム。
PS4 Birthdays the Beginning 無料DLC「熱血硬派コンビセット」でくにおとりきが登場。
Switch ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online DL専売。『ダウンタウン熱血物語』『熱血高校ドッジボール部』『ダウンタウン熱血行進曲』を収録。
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL キャラクターがスピリッツとして登場。
PS4/Switch/
One/Win
CODE SHIFTER アークシステムワークスの25作品のキャラが登場する2Dアクション。各シリーズ作品から参戦。
Win/PS5/
PS4/Switch
Mighty Fight Federation くにおとりきが参戦。
PS4/Switch eBASEBALLパワフルプロ野球2022 千葉ロッテマリーンズの応援曲として『熱血高校ドッジボール部』の「対抗試合のテーマ」をDLCで購入可能。



シリーズ概要

正義感が強く友達思いの不良高校生「くにお」が、大勢の敵対不良勢を相手取って戦うアクションゲーム。
BGMは1980年代ロック風、くにおのいでだちは角刈りに長ランといわゆる「ツッパリ」スタイル。他校の不良学生や、暴走族、時にはヤクザにも立ち向かう。
作者は後に『ダブルドラゴン』シリーズを代表作に持つことになる岸本良久。
喧嘩に明け暮れるリアル熱血硬派だったと言う氏の学生時代が原点となっているとのこと。
海外では日本独特のツッパリ風俗になじみが無いことを考慮し、『Renegade』とタイトルを改めグラフィックも変更している。

1986年に、テクノスジャパンより初代『熱血硬派くにおくん』が発売。
3ボタンを左攻撃・ジャンプ・右攻撃に振り向けた簡単操作で、レバー移動を含めたそれらを組み合わせてアクションを行う。
振り向かずに反対方向を攻撃できるなど「1対多の戦い」を突き詰めた操作形態をしており、また倒れた相手にまたがって追い打ちをかける事もできる。
ケンカバトルの様式と多彩なアクション性が、高いレベルで両立していた。
後にベルトスクロールアクションと呼ばれるシステムの基礎は、本作が作ったとされている。

その後、ケンカの強いくにおは多人数スポーツの世界にも進出した。中でも有名なのはドッジボール部シリーズ。
もっとも、やはり敵味方共に根っからの不良ばかりであり、情け無用・ケンカ上等が当たり前のバイオレンスルールで強烈な個性を発する。
脇役たちにもキャラクター設定や必殺技が与えられ、個々に人気を獲得してレギュラー化していった。

岸本氏によるとシリーズは主に、初代AC版の流れを汲むケンカアクション重視のリアル系作品『熱血硬派』シリーズ、コミカルでハチャメチャな学園アクション『ダウンタウン』シリーズ、前述のドッジボール部シリーズを含むスポーツ作品を扱うスポーツシリーズの3つに分類される。
そして、シリーズ毎に世界観、設定、登場人物、主要スタッフが異なる。
ただし、スポーツシリーズに関してはシリーズの境が曖昧で、他シリーズ(多くは『熱血硬派』シリーズ)と世界観を共有している場合が多い。
そのため、スポーツシリーズも含めた全体が『熱血硬派』シリーズと『ダウンタウン』シリーズの2つに大別されることもある。
近年では『熱血硬派』シリーズもキャラを2.5頭身にデフォルメ化するなど、コミカルアクションの要素を取り入れるようにもなっている。
また、「くにお」以外の別のシリーズキャラを主役に据えたスピンオフも登場している。

テクノスジャパンの倒産後は、元開発スタッフが設立した会社「ミリオン」が主に開発を担当している。
版権はミリオンが保有していたが、2015年にアークシステムワークスに譲渡された。


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最終更新:2024年01月12日 07:11

*1 開発中止になった『ダウンタウン熱血物語2』『3』のシナリオをまとめた書籍。

*2 公式サイトではSteam対応と記載されているが、未だ発売されていない。