「スーパーパックマン」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

スーパーパックマン」(2023/10/19 (木) 18:33:59) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*スーパーパックマン 【すーぱーぱっくまん】 |ジャンル|アクション| |対応機種|アーケード| |発売・開発元|ナムコ| |稼働開始日|1982年9月| |プレイ人数|1~2人(交互プレイ)| |レーティング|CERO: A(全年齢対象)| |判定|なし| |ポイント|巨大化できるパックマン&br;ゲームシステムは初代譲り&br;鍵が異なった開く位置&br;無名な続編| |>|CENTER:''[[パックマンシリーズリンク>パックマンシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -1982年にナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)からアーケードでリリースされた、縦画面ドットイートアクション。日本においては初代『[[パックマン]]』に次ぐシリーズ2作目となる作品である((海外市場においては、『ミズパックマン』という作品が本作の前にリリースされている。))。 -1~2人交互プレイ可能、エンドレスループ制。 **主なルール -使用コントローラーはレバー+1ボタン。レバーでパックマンの四方向移動、ボタンでスーパーエサ時のスピードアップボタン(下記)に使用する。 -原則として初代パックマンと同じルールだが、ここでは初代との相違点を示す。 --初代パックマンでいうところのエサがフルーツアイテムに置き換えられ、フルーツを全部取る事でそのステージはクリアとなる。 --ステージ開始時では、フル-ツやパワーエサなどのアイテムの周りに「扉」がパックマンの侵入を拒むように囲まれており、この状態ではアイテムが取れない。フィールドの所々に設置されている「鍵」を入手すると、扉の一部が消滅しアイテム内に潜入できる仕掛けとなっている。 ---例えるならば、ドットイートが二重に仕掛けられているようなもので、このゲームの攻略の主な流れは「鍵入手で扉消滅⇒アイテム入手」という2回のステップを踏む事となる。 ---初期のステージの場合、鍵の近くのドアが開くが、後のステージになるほど遠くのドアが開くようになり、すんなりとフルーツを取る事ができなくなる。 --初代と同効果のパワーエサ以外にも、''パックマンが巨大化できる緑色の「スーパーエサ」''が存在する。これを入手すれば一定時間無敵化の効果とパックマンの移動スピードが上がり、扉をぶち破りアイテム内に侵入する事が可能(鍵を入手する手間が省ける)。 ---但し、パワーエサの効果であるモンスターのイジケ化はスーパーエサには存在しない。しかし、パワーエサとスーパーエサを同時期に取得すれば、制限時間内は双方の効果を得る事は可能。 --スーパーエサ効果時にボタンを押せば、移動スピードをさらに加速させる事が可能。なお、ボタン使用はこれ以外で使用する用途は無い。 -初代パックマン同様、一定の数のフルーツ(ドット)を食べると、画面中央に「スター」というアイテムが出現する事がある。 --スターの左右にはフルーツアイテム(エサ相当とは別物)がルーレット状に変化しており、双方のルーレットのフルーツが一致した状態でスターを取得すれば大当たりとして大量のスコアボーナスを得る事ができる。ハズレた場合も僅かなスコアはもらえる。 -特定ステージをクリアすればボーナスステージに挑戦できる。このステージはモンスターが一切出現せず、一定時間内にフルーツを取った分のスコアが加算され、ステージ終了となる。 -初代同様、残機制の戻り復活式を採用し、ゲームオーバー後のコンティニュー機能は存在しない。 **評価点 -巨大化する要素は好評。 --前方のゴーストをすり抜けたり、鍵がかかった扉を破壊したり、加速するのは本作のアピールを生かした所だ。 ---パワーエサには無敵時間の延長の効果も持つ為、巨大化、ギリギリまで粘る、パワーエサで巨大化延長を繰り返す等することで、敵に追いかけられることなくスピーディにステージをクリアする事が出来る。 **問題点 -フルーツターゲットがエサになった事で違和感を感じてしまう。 --また、この変更点によって食べるドットの数が少なくなってしまったので、ドットをバクバク食べるという爽快感は薄れてしまった。 -大味なバランス --どの扉を開けてどこのフルーツから食べるかといった戦略性が問われるが、''巨大化してしまえば問答無用で全ての扉を壊せる''ので、~ ''スーパーエサをとって加速しながらフルーツとパワーエサをなぞるだけ''という展開に陥りやすく、バランスもへったくれもない状態となっている。 --迷路が単調化してしまい、敵の性格や曲がり角や安全地帯を駆使して逃げるといったパックマンのキモとなる戦略性が損なわれてしまった。~ エサやワープトンネルも扉で囲まれているため、ひたすら鍵を食べなければ行動の自由度が限られてしまう。 --全体的に迷路の曲がり角が少なく直線的なので袋小路に陥りやすいのも問題である。 -初代同様迷路は一種類だけなので代わり映えしない。 -効果音がうるさい。 --ルーレットや扉を破壊した時の効果音が耳を傷つける原因になっている。 **総評 基本的なシステムは前作を踏襲し、扉に囲まれたアイテムやスーパーエサなどの新要素が取り入れられ、初代とはまた違った攻略法を必要とする作品として登場。その完成度は決して低くはなく、前作プレイヤーの評判も悪くはなかった。~ しかし悲しいかな、本作は初代に比べ圧倒的に知名度は低く、移植にもあまり恵まれていない。やはり、前作が世界的にヒットを果たした程の偉大なる存在だった影響で、どうも本作は地味な目で見られやすかった様だ。~ **家庭用移植 -M5/ゲームパソコン版(1983年、ソード(ゲームパソコン版はタカラ)) --ゲームタイトルは『パワーパック』。長らく唯一の単体移植で、橫画面となりハードスペックの関係上削られた要素もある。 -アーケードアーカイブス版(Playstation4/Nintendo Switch 2022年1月6日配信 ハムスター) --アーケード版の完全移植。上記のM5版以来の単体移植となった。 -オムニバスソフト --ナムコヒストリー Vol.3(Windows、1998年6月9日発売、ナムコ) --みんなで遊ぼう!ナムコカーニバル(Wii、2007年12月6日発売、バンダイナムコゲームス) --ナムコミュージアム バーチャルアーケード(Xbox360、2009年11月5日発売、バンダイナムコゲームス) --[[PAC-MAN MUSEUM+]](Playstation4/Nintendo Switch/Xbox One/Steam、2022年5月26日発売 バンダイナムコエンターテインメント) **余談 -巨大化する要素は[[後のシリーズ>パックワールド2]]や[[パックマンが客演した作品>大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ]]などにも受け継がれている。 //巨大化する要素は後のシリーズに受け継いだ時点でピンと来る人が入るだろう。 //↑本作の話ではなかったため総評から分離。また、文章も微妙におかしかったため、少し記述を変更しました。 //スマブラはシリーズとは違うと感じたため客演した作品として分離しました。 ----
*スーパーパックマン 【すーぱーぱっくまん】 |ジャンル|アクション| |対応機種|アーケード| |発売・開発元|ナムコ| |稼働開始日|1982年9月| |プレイ人数|1~2人(交互プレイ)| |レーティング|CERO: A(全年齢対象)| |判定|なし| |ポイント|巨大化できるパックマン&br;ゲームシステムは初代譲り&br;鍵が異なった開く位置&br;無名な続編| |>|CENTER:''[[パックマンシリーズリンク>パックマンシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -1982年にナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)からアーケードでリリースされた、縦画面ドットイートアクション。日本においては初代『[[パックマン]]』に次ぐシリーズ2作目となる作品である((海外市場においては、『ミズパックマン』という作品が本作の前にリリースされている。))。 -1~2人交互プレイ可能、エンドレスループ制。 **主なルール -使用コントローラーはレバー+1ボタン。レバーでパックマンの四方向移動、ボタンでスーパーエサ時のスピードアップボタン(下記)に使用する。 -原則として初代パックマンと同じルールだが、ここでは初代との相違点を示す。 --初代パックマンでいうところのエサがフルーツアイテムに置き換えられ、フルーツを全部取る事でそのステージはクリアとなる。 --ステージ開始時では、フル-ツやパワーエサなどのアイテムの周りに「扉」がパックマンの侵入を拒むように囲まれており、この状態ではアイテムが取れない。フィールドの所々に設置されている「鍵」を入手すると、扉の一部が消滅しアイテム内に潜入できる仕掛けとなっている。 ---例えるならば、ドットイートが二重に仕掛けられているようなもので、このゲームの攻略の主な流れは「鍵入手で扉消滅⇒アイテム入手」という2回のステップを踏む事となる。 ---初期のステージの場合、鍵の近くのドアが開くが、後のステージになるほど遠くのドアが開くようになり、すんなりとフルーツを取る事ができなくなる。 --初代と同効果のパワーエサ以外にも、''パックマンが巨大化できる緑色の「スーパーエサ」''が存在する。これを入手すれば一定時間無敵化の効果とパックマンの移動スピードが上がり、扉をぶち破りアイテム内に侵入する事が可能(鍵を入手する手間が省ける)。 ---但し、パワーエサの効果であるモンスターのイジケ化はスーパーエサには存在しない。しかし、パワーエサとスーパーエサを同時期に取得すれば、制限時間内は双方の効果を得る事は可能。 --スーパーエサ効果時にボタンを押せば、移動スピードをさらに加速させる事が可能。なお、ボタン使用はこれ以外で使用する用途は無い。 -初代パックマン同様、一定の数のフルーツ(ドット)を食べると、画面中央に「スター」というアイテムが出現する事がある。 --スターの左右にはフルーツアイテム(エサ相当とは別物)がルーレット状に変化しており、双方のルーレットのフルーツが一致した状態でスターを取得すれば大当たりとして大量のスコアボーナスを得る事ができる。ハズレた場合も僅かなスコアはもらえる。 -特定ステージをクリアすればボーナスステージに挑戦できる。このステージはモンスターが一切出現せず、一定時間内にフルーツを取った分のスコアが加算され、ステージ終了となる。 -初代同様、残機制の戻り復活式を採用し、ゲームオーバー後のコンティニュー機能は存在しない。 **評価点 -巨大化する要素は好評。 --前方のゴーストをすり抜けたり、鍵がかかった扉を破壊したり、加速するのは本作のアピールを生かした所だ。 ---パワーエサには無敵時間の延長の効果も持つ為、巨大化、ギリギリまで粘る、パワーエサで巨大化延長を繰り返す等することで、敵に追いかけられることなくスピーディにステージをクリアする事が出来る。 **問題点 -フルーツターゲットがエサになった事で違和感を感じてしまう。 --また、この変更点によって食べるドットの数が少なくなってしまったので、ドットをバクバク食べるという爽快感は薄れてしまった。 -大味なバランス --どの扉を開けてどこのフルーツから食べるかといった戦略性が問われるが、''巨大化してしまえば問答無用で全ての扉を壊せる''ので、~ ''スーパーエサをとって加速しながらフルーツとパワーエサをなぞるだけ''という展開に陥りやすく、バランスもへったくれもない状態となっている。 --迷路が単調化してしまい、敵の性格や曲がり角や安全地帯を駆使して逃げるといったパックマンのキモとなる戦略性が損なわれてしまった。~ エサやワープトンネルも扉で囲まれているため、ひたすら鍵を食べなければ行動の自由度が限られてしまう。 --全体的に迷路の曲がり角が少なく直線的なので袋小路に陥りやすいのも問題である。 -初代同様迷路は一種類だけなので代わり映えしない。 -効果音がうるさい。 --ルーレットや扉を破壊した時の効果音が耳を傷つける原因になっている。 **総評 基本的なシステムは前作を踏襲し、扉に囲まれたアイテムやスーパーエサなどの新要素が取り入れられ、初代とはまた違った攻略法を必要とする作品として登場。その完成度は決して低くはなく、前作プレイヤーの評判も悪くはなかった。~ しかし悲しいかな、本作は初代に比べ圧倒的に知名度は低く、移植にもあまり恵まれていない。やはり、前作が世界的にヒットを果たした程の偉大なる存在だった影響で、どうも本作は地味な目で見られやすかった様だ。~ **家庭用移植 -M5/ゲームパソコン版(1983年、ソード(ゲームパソコン版はタカラ)) --ゲームタイトルは『パワーパック』。長らく唯一の単体移植で、橫画面となりハードスペックの関係上削られた要素もある。 -アーケードアーカイブス版(Playstation4/Nintendo Switch 2022年1月6日配信 ハムスター) --アーケード版の完全移植。上記のM5版以来の単体移植となった。 -オムニバスソフト --ナムコヒストリー Vol.3(Windows、1998年6月9日発売、ナムコ) --みんなで遊ぼう!ナムコカーニバル(Wii、2007年12月6日発売、バンダイナムコゲームス) --ナムコミュージアム バーチャルアーケード(Xbox360、2009年11月5日発売、バンダイナムコゲームス) --[[PAC-MAN MUSEUM+]](Playstation4/Nintendo Switch/Xbox One/Steam、2022年5月26日発売 バンダイナムコエンターテインメント) **余談 -巨大化する要素は[[後のシリーズ>パックワールド2]]や[[パックマンが客演した作品>大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ]]などにも受け継がれている。 //巨大化する要素は後のシリーズに受け継いだ時点でピンと来る人が入るだろう。 //↑本作の話ではなかったため総評から分離。また、文章も微妙におかしかったため、少し記述を変更しました。 //スマブラはシリーズとは違うと感じたため客演した作品として分離しました。 ----

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: