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*化石創世リボーンII ~モンスターディガー~ 【かせきそうせいつー もんすたーでぃがー】 |ジャンル|ロールプレイング|&amazon(B000069SNK)| |対応機種|ゲームボーイ|~| |販売元|スターフィッシュ|~| |開発元|フリークソフト|~| |発売日|1999年2月12日|~| |定価|3,980円|~| |プレイ人数|1人|~| |セーブデータ|4個|~| |判定|なし|~| |ポイント|化石にスポットを当てたポケモンフォロワーの続編&br;発売が初代の半年後とあればこのクオリティは致し方なしか。|~| |>|>|CENTER:''化石創世リボーンシリーズ'' : [[I>化石創世リボーン]] - II| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -主人公は化石発掘、モンスター再生と戦闘を行うモンスターディガーになるため、お化け屋敷との噂があった研究所に足を踏み入れる。 -博士の頼みを聞くことと引き換えに、主人公は悪友とモンスターディガーになり、洞窟へと足を踏み入れる。 -1998年7月に発売された[[化石創世リボーン]]の続編。 --システム自体も前作と変わらず、ローグライク風RPG。 --洞窟に潜り、ダンジョンの底までたどり着いてボスを倒し戻ってくるという流れもそのまま。シナリオこそ違うが、そもそもおまけのようなものなのであまり評価するようなポイントでもない。 **特徴 -モンスターの加入方法が化石を再生させる事。 --ダンジョンには様々な種類の化石が落ちている。それをベースに戻って再生させることで加入する。 --化石は種類を「あたま」の化石で決定し、「からだ」「てあし」でパターンを選択し、使う化石の個数で再生するモンスターを決定する。 --全117種のモンスターのうち、106種類までは化石から復活可能。残り11種類は特定のモンスターを進化させることにより入手できる。 **前作からの変更点と問題点 -前作からの変更点の殆どが問題点となってしまった。 -化石再生に化石を多く使うようになった。 --種類や強さに応じて必要な個数が増え、種類によっては頭、体、手足全部を10個ずつなど多く要求される。その割に強さのほどといえば……ということも多い。 --これに伴い再生できるモンスターの配列が変わっている。 -モンスターの進化がクリア後に到達するレベル要求 --最低でもレベル40ほどで進化することになる。しかしそのレベルに到達するころにはストーリーは終わりエクストラダンジョンに挑むレベル。種族次第ではエクストラダンジョンが終わってもなお進化しないということもざら。 ---そして苦労させて進化させたにもかかわらず、弱くて骨折り損ということも。だったら最初に再生できるトリケン一匹で十分という判断になる。 -ダンジョン攻略の簡単さ --アイテム欄よりダンジョンの深さが上というマップは1つ。基本的にダンジョンで手に入るアイテムや化石を売ってつるはしと手榴弾と回復役に充てるのがベター。 --アイテムのまとめ買いはできないためその分は手間。 --攻略が簡単な割には最下層でボスにエンカウントするのに手間がかかり、何十歩進んでも入れ違いになることも。 -仲間枠の拡張がダンジョンクリアごとに変更。 --最初の段階では一匹まで。1つのダンジョンクリアで1枠ずつ追加され、最終的に4枠まで増える。 ---オーバーしたモンスターは博士が預かってくれるため作っても保持枠がない、ということはない。 --最初は一匹しか持てないという条件を理由に最初のダンジョンで全滅ゲームオーバーの可能性が上がってしまった。 -敵先制による壁ハメ --ノックバックによる戦闘中断があるため、敵先制、ノックバックで戦闘終了、プレイヤー1ターン待機、敵先制、ノックバックとループが起こりうる。敵AIは意図的にハメ行動は取らないが、技数の都合で序盤ほどハメられる可能性がある。 -モンスターとの好感度 --好感度が増えたところで「マブダチ」と表示されるだけなのに対し、好感度が下がりきると全滅時にモンスターが逃げ出すリスクを負う。 ---好感度は威力の弱い技を使えば上がり、強い技を使えば下がる。よって通常プレイをするだけでも好感度は下がる傾向にある。 -システムのほとんどが使い回し --続編なのに目新しさがない。 --戦闘システム、岩石や手榴弾を投げつければボスはまず一撃、ダンジョンの殆どはつるはしですっ飛ばせるところまで一緒。 --おまけにモンスターの成長タイプの優劣も変わらないので使えるモンスターも限られる。 --ダンジョンのボスまで全部一緒とくれば半年しか間がないとはいえ手抜きと言われても仕方はない。 **評価点 -クリアだけは本当に容易。 --ダンジョンは4つしかなく、ボス撃破も苦戦しない。それゆえに楽しみ甲斐がないとも言えるが……。 -主人公の絶対先制の削除、側面背面攻撃によるメリットの追加。 --側面、背面からの攻撃の際、攻撃力が1.5倍となる。アイテムのダメージも1.5倍の補正がかかるため、索敵されていないときの位置取りが重要になった。 ---ただし敵味方とも同じ条件のため、二回行動できるモンスターから側面攻撃され、1.5倍の攻撃力を二打浴びる可能性はある。 -モンスターの種類は増加。進化の楽しみも。 --全部で117種類のモンスターが登場。うち11種類が進化のみでの入手。 -通信システムの追加。 --友人間で化石を融通しあってモンスターを生み出すこともできるように。今作は必要な化石の数が飛躍的に増えたことから使う可能性はある。 --もっともソフト自体を持っている人を探すのが一番難しい。 -カラーになったことによる視認性の向上 --純粋に敵の強さ判別がしやすくなった。 -主人公に女性が追加。 --名前入力画面にて「おんなのこ」と入力することで女性主人公が使える。難易度は変わらない。 **総評 シナリオこそ違えど結局は初代のマイナーチェンジ版。絶対先制がなくなったため歯ごたえが増したものの、はっきり言えば手抜き。&br; 数多い競合のフォロワー作品との差異を生じさせるために増やしたせっかく独自システムが足を引っ張る形になったのも残念。ただし変更点は致命傷と言うほど酷くはない。前作の評価に鑑みて判定なしが妥当だろう。 **その後の展開 ゲーム内容が初代の半年後の発売というまるでフォロー元の新作に先駆けたかったかのような急造品で、初代の焼き直しにすぎず売れなかったと見られ、続編は出なかった。&br;せっかくの題材もスターフィッシュに活かす力量はなかったようだ。
*化石創世リボーンII ~モンスターディガー~ 【かせきそうせいつー もんすたーでぃがー】 |ジャンル|ロールプレイング|&amazon(B000069SNK)| |対応機種|ゲームボーイ|~| |販売元|スターフィッシュ|~| |開発元|フリークソフト|~| |発売日|1999年2月12日|~| |定価|3,980円|~| |プレイ人数|1人|~| |セーブデータ|4個|~| |判定|なし|~| |ポイント|化石にスポットを当てたポケモンフォロワーの続編&br;発売が初代の半年後とあればこのクオリティは致し方なしか。|~| |>|>|CENTER:''化石創世リボーンシリーズ'' : [[I>化石創世リボーン]] - II| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -主人公は化石発掘、モンスター再生と戦闘を行うモンスターディガーになるため、お化け屋敷との噂があった研究所に足を踏み入れる。 -博士の頼みを聞くことと引き換えに、主人公は悪友とモンスターディガーになり、洞窟へと足を踏み入れる。 -1998年7月に発売された[[化石創世リボーン]]の続編。 --システム自体も前作と変わらず、ローグライク風RPG。 --洞窟に潜り、ダンジョンの底までたどり着いてボスを倒し戻ってくるという流れもそのまま。シナリオこそ違うが、そもそもおまけのようなものなのであまり評価するようなポイントでもない。 **特徴 -モンスターの加入方法が化石を再生させる事。 --ダンジョンには様々な種類の化石が落ちている。それをベースに戻って再生させることで加入する。 --化石は種類を「あたま」の化石で決定し、「からだ」「てあし」でパターンを選択し、使う化石の個数で再生するモンスターを決定する。 --全117種のモンスターのうち、106種類までは化石から復活可能。残り11種類は特定のモンスターを進化させることにより入手できる。 **前作からの変更点と問題点 -前作からの変更点の殆どが問題点となってしまった。 -化石再生に化石を多く使うようになった。 --種類や強さに応じて必要な個数が増え、種類によっては頭、体、手足全部を10個ずつなど多く要求される。その割に強さのほどといえば……ということも多い。 --これに伴い再生できるモンスターの配列が変わっている。 -モンスターの進化がクリア後に到達するレベル要求 --最低でもレベル40ほどで進化することになる。しかしそのレベルに到達するころにはストーリーは終わりエクストラダンジョンに挑むレベル。種族次第ではエクストラダンジョンが終わってもなお進化しないということもざら。 ---そして苦労させて進化させたにもかかわらず、弱くて骨折り損ということも。だったら最初に再生できるトリケン一匹で十分という判断になる。 -ダンジョン攻略の簡単さ --アイテム欄よりダンジョンの深さが上というマップは1つ。基本的にダンジョンで手に入るアイテムや化石を売ってつるはしと手榴弾と回復役に充てるのがベター。 --アイテムのまとめ買いはできないためその分は手間。 --攻略が簡単な割には最下層でボスにエンカウントするのに手間がかかり、何十歩進んでも入れ違いになることも。 -仲間枠の拡張がダンジョンクリアごとに変更。 --最初の段階では一匹まで。1つのダンジョンクリアで1枠ずつ追加され、最終的に4枠まで増える。 ---オーバーしたモンスターは博士が預かってくれるため作っても保持枠がない、ということはない。 --最初は一匹しか持てないという条件を理由に最初のダンジョンで全滅ゲームオーバーの可能性が上がってしまった。 -敵先制による壁ハメ --ノックバックによる戦闘中断があるため、敵先制、ノックバックで戦闘終了、プレイヤー1ターン待機、敵先制、ノックバックとループが起こりうる。敵AIは意図的にハメ行動は取らないが、技数の都合で序盤ほどハメられる可能性がある。 -モンスターとの好感度 --好感度が増えたところで「マブダチ」と表示されるだけなのに対し、好感度が下がりきると全滅時にモンスターが逃げ出すリスクを負う。 ---好感度は威力の弱い技を使えば上がり、強い技を使えば下がる。よって通常プレイをするだけでも好感度は下がる傾向にある。 -システムのほとんどが使い回し --続編なのに目新しさがない。 --戦闘システム、岩石や手榴弾を投げつければボスはまず一撃、ダンジョンの殆どはつるはしですっ飛ばせるところまで一緒。 --おまけにモンスターの成長タイプの優劣も変わらないので使えるモンスターも限られる。 --ダンジョンのボスまで全部一緒とくれば半年しか間がないとはいえ手抜きと言われても仕方はない。 **評価点 -クリアだけは本当に容易。 --ダンジョンは4つしかなく、ボス撃破も苦戦しない。やろうと思えば1時間でクリアできるボリュームと難易度である。それゆえに楽しみ甲斐がないとも言えるが……。 -主人公の絶対先制の削除、側面背面攻撃によるメリットの追加。 --側面、背面からの攻撃の際、攻撃力が1.5倍となる。アイテムのダメージも1.5倍の補正がかかるため、索敵されていないときの位置取りが重要になった。 ---ただし敵味方とも同じ条件のため、二回行動できるモンスターから側面攻撃され、1.5倍の攻撃力を二打浴びる可能性はある。 -モンスターの種類は増加。進化の楽しみも。 --全部で117種類のモンスターが登場。うち11種類が進化のみでの入手。 -通信システムの追加。 --友人間で化石を融通しあってモンスターを生み出すこともできるように。今作は必要な化石の数が飛躍的に増えたことから使う可能性はある。 --もっともソフト自体を持っている人を探すのが一番難しい。 -カラーになったことによる視認性の向上 --純粋に敵の強さ判別がしやすくなった。 -主人公に女性が追加。 --名前入力画面にて「おんなのこ」と入力することで女性主人公が使える。難易度は変わらない。 **総評 シナリオこそ違えど結局は初代のマイナーチェンジ版。絶対先制がなくなったため歯ごたえが増したものの、はっきり言えば手抜き。&br; 数多い競合のフォロワー作品との差異を生じさせるために増やしたせっかく独自システムが足を引っ張る形になったのも残念。ただし変更点は致命傷と言うほど酷くはない。前作の評価に鑑みて判定なしが妥当だろう。 **その後の展開 ゲーム内容が初代の半年後の発売というまるでフォロー元の新作に先駆けたかったかのような急造品で、初代の焼き直しにすぎず売れなかったと見られ、続編は出なかった。&br;せっかくの題材もスターフィッシュに活かす力量はなかったようだ。

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