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2年目となる2019年4月4日からは新たにVTuberをテーマに加えたジュエルシリーズ(ジュエル○弾)にバージョンアップし、3年目となる2020年4月2日からはリアルとバーチャルが交差するプリ☆チャンランドというテーマパークを舞台としたプリたまシリーズ(プリたま○弾)にバージョンアップした。4年目を迎えた2021年6月3日からはプリティーシリーズ10周年を記念したプリティーオールフレンズシリーズ(プリティーオールフレンズ○弾)が稼働を開始している((ただしプリティーオールフレンズシリーズの遊び方はプリたまシリーズをそのまま引き継いでいる。))。 これまでの『[[プリティーリズム]]』『[[プリパラ]]』と同様に、本作を中心としたメディアミックスが行われており、稼働開始と同月に同名のアニメが3年に渡って放送された。またアニメ終了後はプリティーオールフレンズシリーズの稼働に合わせて『プリティーオールフレンズセレクション』の放送が行われた。 ---- **ゲーム内容 ***筐体について -筐体は前作の『プリパラ』と同様にプリチケ筐体が使用されているが、拡張機器としてキラチケを排出するためのプリンター付き筐体が繋げられている。プリンター付き筐体には、大きめのボタンが1つあり、後述する「キラッとチャンス」にて使用する。 --プリチケ筐体とプリンター筐体はケーブルにて繋がっているので、ある程度は移動させることは可能。また、プリンター筐体には画面がなく、単純にその部分が開いているので、本作の主人公の「桃山みらい」のパネルが設置されている。 ---プリンター筐体はプリチケ筐体の左に置かれているのが基本的なポジションであるが、右に置いている店もあるらしい。 --プリンター筐体が繋がれているため、本作の筐体は、前作と比較すると単純に横に2倍ほどの大きさになっている。 -ゲーム開始時に写真撮影があり、撮った写真はフォロチケのアイコンとして印刷される。写真を撮らずに進めることも可能。 --なお本作のプリチケ筐体はカメラ付きの筐体のみが使用されている。~ 過去に『ブキガミ』で使用され、前作では「プリパラライト」に用いられたカメラなし筐体は今回は使用されていない。 ---このカメラなし筐体は『僕のヒーローアカデミア 激突!ヒーローズバトル』へコンバートされたようで、本作が稼働したタイミングで、このヒロアカのゲームが増台されている。 ***カードについて ※本作では筐体の名称も「プリチケ」なので、記事内では筐体を指す場合は「プリチケ筐体」、排出されるカードを指す場合は「プリチケ」とする。 -カードは前作と同様にプリチケと呼ばれるミシン目の入った細長いカードで排出される。 --ミシン目で折ることで、2つのカードに分けることができ、上の半分のサイズのカード(前作における「トモチケ」)を「フォロチケ」、下の通常サイズのカード(前作における「マイチケ」)は分離前と同様「プリチケ」と呼ぶ((マイチケから名前が変更になったのは、前作と異なりゲーム内の記録が後述の会員証に記録されるようになったためと思われる。))。それぞれのカードにはQRコードが印刷されている。 --プリチケにはコーデの情報が記録されており、スキャンすることでプリチケに印刷されているコーデを画面内のキャラへ着せることができる。 --フォロチケは、プレイヤーがゲーム中で使用したコーデ、およびマイキャラの情報が記録されており、フォロチケメンバーを選択する際にスキャンすることで、ライブのメンバーとして召喚することができる。 ---名称こそ変わっているが、フォロチケは前作の「トモチケ」と扱いは同じである。ただし、コーデの名称が印字されていない。 ---プリたま3弾より、フォロチケスタンプの機能が登場。フォロチケのマイキャラに決められたポーズを取らせることができる。大半は前作のトモチケスタンプの使いまわしだが、公式が悪ノリしている「そうなんだ((「桃山みらい」の非公式の口癖(公式の口癖は「キラッと」)。作中において無表情で「そうなんだ」と発言することが時折あり、主人公にあるまじきドライすぎる対応がファンからネタにされている。))」スタンプの他、一部本作オリジナルのスタンプもある。 -コーデは、トップス、ボトムズ、シューズ、アクセサリーの4種類。カードの下にあるアイコンで判別する。 -新要素として「パシャッとアイテム」が追加されている。このプリチケは読み込ませても、スコアが上がるだけでリズムゲーム中には登場しない。後述するパシャリングステーションにて、キャラがこのアイテムを持った状態で、さまざまなポーズを撮るようになる。 --前作における「アゲアゲアイテム」の役割は「パシャッとアイテム」が担っているため、「アゲアゲアイテム」は削除されている。 -前作では排出されるプリチケには、カード表面にキラキラした光沢加工(TCGで言うところのパラレル加工)((元々は遊戯王OCGにおいて、このような加工のカードが登場した際、光り方が縦横に平行になっていたことから、「パラレル加工」という名称が付けられた。))が施されていたが、今作ではなくなっている。 --プリチケ筐体を使用する他のゲームでは、今でもこのパラレル加工の用紙を使っているので、店舗によっては間違って本作に使用されている場合もある。が、プリンターはパラレル加工がない用紙に最適化されているので、パラレル加工の用紙へ印刷すると、薄く印刷されてしまう。QRコードは白黒なので、使用する分には問題はないのだが……。 -前作ではマイチケのQRコードに、そのプレイ時点のゲーム内の記録も保存されていたが、今作では「プリ☆チャン会員証」と呼ばれる独立したセーブ用のカードが登場したため、プリチケには情報は保存されていない。 --「プリ☆チャン会員証」はゲームを始めて遊ぶときに作成できる他、更新という名目でゲーム内で再発行も可能である。デザインも複数用意されている。紛失時の保険として予備を発行しておいても良いかもしれない。 --万が一「プリ☆チャン会員証」を失くしてしまっても、手間は掛かるが公式で再発行するサービスもある。 -カードのレアリティは、後述のキラチケやジュエルチャンス/イルミナージュライブ限定で排出されるレアリティを除くと、レアリティの低い順にN(ノーマル)、R(レア)、SR(スーパーレア)、PR(プリ☆チャンレア)、HR(ハッピーレア)およびFR(ファンタジーレア)があり、レアリティが高いほど出にくい。 --第6弾までは、N、R、SRの3種類のみであり、PRはまだキラチケ限定であった。 --ジュエル1弾からは、PRが通常のプリチケのみで出るようになったと共に、新たにHRが追加された。 --プリたま1弾からは、HRに変わって((ただし定期的に過去のHRを排出する復刻チャンネルが開催された。))FRが登場した。 --プリたま6弾では、久しぶりにHRの新色コーデが登場した他、過去のコーデの多くが復刻した。またこの時の1年目に登場したPRは必ず通常のプリチケで排出される。 --プリティーオールフレンズ1弾からは、引き続き本作の過去のコーデが復刻している他、『プリティーリズム』『プリパラ』時代のコーデも復刻されている。レアリティはR、SR、PRの3種類のみが登場している((過去作のコーデのレアリティは本作準拠に変更されており、例えば『プリパラ』のCRはSRとなっている(パラダイスコーデなど一部の特別なコーデは除く)。))。 -特定のレアリティでは、プリンター筐体から「キラチケ」と呼ばれる、いわゆるキラカード(箔押しカード)が排出される。 --キラチケもプリチケと同じようにミシン目のある細長いカードとなっており、フォロチケとプリチケに分けることができる。 --第6弾まで、キラチケは基本的にKR(キラッとレア)、PRのみ存在しており、キラッとチャンスでこれらのレアリティが登場したら必ずキラチケになった。 ---イベント時にキラッとチャンスが発生すると、イベントで貰えるカードもキラチケにすることができた。 --ジュエル1弾より、PRのキラチケ排出およびKRが廃止され、代わりにJR(ジュエルレア)が登場した。 ---ただし、JRはキラリウムチャンスでないとキラチケにならず、ジュエルチャンスの時は通常のプリチケで排出されるようになった。 ---ジュエル3弾でキラリウムチャンスが廃止され、代わりにジュエルチャンスの時に一定の確率でJRのキラチケが排出されるようになった。 --ジュエル3弾より、新たにRR(レインボーレア)が登場。 ---ライブ終了後に「だいあのレインボーマジック」が発生すると入手可能となる。 ---また、この時RRの代わりにJRのキラチケも入手出来るようになった。 --プリたま1弾より、JRおよびRRが廃止され、代わりにER(エッグレア)とWR(ワンダーレア)((ブランド及び属性が2つ存在する特殊なコーデ。ファンブックや公式サイトのアイテム一覧でも「?」で伏せられており確認できない、いわゆるシークレットレア))が登場(WRの方がレアリティが高い)。 ---一般的なレアリティと同様にプリたまキャッチおよびパカッとプリたまルーレットで登場するようになった(当然のことながら一般的なレアリティよりも出にくい)。 ---なお、プリたま1弾からイルミナージュライブで入手可能なIR(イルミナージュレア)は、キラチケでは入手不可能となり、必ず通常のプリチケで排出される。 --プリたま4弾と5弾では、過去のKRの一部が復刻されている。 --プリたま6弾では、WRが登場しなくなった代わりに、JRの新色が登場した他、過去のKRとJRの多くが復刻されている。またこの時のJRは必ずキラチケで排出される。 --プリティーオールフレンズ1弾からは、引き続き本作の過去のKRとJR(キラチケ)が復刻している他、『プリティーリズム』の「ピュアウェディングコーデ」や『プリパラ』の「パラダイスコーデ」等の過去作で特別扱いされたコーデがERとして復刻されている。 -ジュエル4弾より通常の2倍サイズである「ニコチケ」および「ニコフォロチケ」が登場した。前作のドリチケと同様にカード1枚で全身のコーデが行えるようになっている。 --メニューから「ニコチケをゲット!」のモードを選ぶことで入手できる。ただし、通常の2倍サイズであることから、追加で100円要求される。遊べる曲については通常のプレイと同一。 --プリンタの仕様上、ニコチケの真ん中に細い線が入ってしまい、公式から注意点としてアナウンスされている。前作のドリチケでも同様の現象は発生しているが、カードにパラレル加工が施されていることが幸いし、ほとんど目立たなくなっている。興味があるなら手持ちのドリチケの真ん中をよく見てみよう。 --プリたま2弾からは「レッツ☆パシャリングワールド」でのみ入手可能。このモードではリズムゲームは遊べない。 ***リズムゲームについて -使用するキャラはマイキャラ、またはアニメのキャラを選択する。その後、「フォロチケ」を読み込ませて、一緒にライブをするメンバーを決定する。 --前作では基本的に選択したキャラ+トモチケのキャラ2人という組み合わせだったが、今作では曲によって人数が異なっているため、フォロチケを1枚も使用しない1人ステージもあれば、5枚まで読み込ませる6人ステージまで存在する。 -リズムゲームは末期の『プリパラ』と同様に、流れてくるマークとリングが交わさったタイミングで、同じ色のボタンを押す、または長押しするという内容になっている。 --全ての曲に難易度選択が行えるようになっている。「ふつう」は赤ボタン1つだけの操作となるが、「むずかしい」は青ボタンと緑ボタンも使用して3ボタンの操作となる。 --今作では「むずかしい」を選んだ場合に限り、青ボタンと緑ボタンを同時に押すという操作も加わっている。 -リズムゲームのスコア、コーデのスコアの単位は前作同様「いいね」となっているが、経験値の単位はSNSらしく「フォロワー」となっている。 --そのため、ゲーム終了時に「いいね」から「フォロワー」に変換されて加算される。 --第3弾から変換の算出が変わり、より多くのフォロワーを取得できるようになっている。 -&bold(){やってみた/プリたまキャッチ} --リズムゲーム中には、「やってみた」という特殊なアピールが3回発動する。内容としては、前作のメイキングドラマに近い。 --&bold(){第6弾までの仕様} ---1回目は着用しているトップスのブランドにより「やってみた」が決まり、2回目はステージによって決まる。そして3回目は着用しているトップス、ボトムズのブランドで決まる。 ---1回目から3回目まで、それぞれ違うカテゴリのアピールになっているため、同じアピールは発生しない。 ---1回目、2回目については、縮小する枠がアプリのアイコンと合わさった時にタイミングよくボタンを押すというものになっており、3回目はボタンを連打する。3回目は連打数により、加点される。上限は1800いいね。 ---第6弾までは、これらのアピールはすべてプレイヤーが選択したキャラのみで行われ、フォロチケにより呼び出されているキャラはアピールに参加しなかった。 --&bold(){ジュエル1弾以降の仕様} ---リズムゲーム中の「やってみた」アピールは2回に減り、代わりにフォロチケのメンバーも参加する「グループアピール」が追加された。ボタンを連打することで行い、上限は1500いいね。 ---リズムゲーム前のコーデチェンジ後にも、「やってみた」アピールが行われる。そのため、順番としては、"やってみたアピール1回目(リズムゲーム前)→やってみたアピール2回目(リズムゲーム中)→グループアピール→やってみたアピール3回目(リズムゲーム中)"となっている。 ---ジュエルコーデでリズムゲームを遊ぶと、やってみたアピール3回目は専用のアピールとなる。 --&bold(){プリたま1弾以降の仕様} ---プリたま1弾より「プリたまキャッチ」という名称に変更。基本的な流れは「やってみた」と変わらず、画面上に現れた「プリたま」をタイミングよくボタンを押してキャッチすることになる。ここでキャッチしたプリたまは、リズムゲーム終了時の「パカッとプリたまルーレット」にて入手可能なプリたまとなる。 ---タイミングに合わせてボタンを押すだけではなく、ギリギリ判定に収まるレベルでボタンが押せると「ギリギリキャッチ」という高得点が得られる隠し判定がある。 -&bold(){楽曲について} --リズムゲームに使用される楽曲は、アニメで使用されている曲の他、筐体オリジナルソング、『プリティーリズム』『プリパラ』からの再録、既存の曲をプリ☆チャンのキャラがカバーしている「うたってみた」がある。 ---再録やカバーがあるため、筐体オリジナルソングは少なめとなっている。 --過去作からの再録は、当初は『プリパラ』の「マイキャラガールズ((マイキャラが歌っているという設定であり、マイキャラの声優が歌っている。))」名義の曲のみであったが、期間限定で『プリパラ』のキャラが再登場したときは、再登場したキャラの曲も配信された。その後、過去作の主人公達がスターシステムで本作への再演を果たすようになり、それと共に過去作の主人公達のキャラ曲が再録されるようになった((「あいら」「なる」「ゆい」「らぁら」の4人が該当。このうち、あいら以外の3人のキャラ曲(らぁらのみゆいとのデュオ曲)が再録された。なおあいらは過去作からの再録曲がない代わりに「アンジュ」とのデュオによる新曲が収録された。))。 --カバー曲を「うたってみた」と称するのは、動画配信がテーマである本作ならではと言ったところか。 ---アイドルがテーマなので、アイドルソングのカバーのみになると思われていたが、突如としてDA PUMPの「U.S.A.」のカバーが配信され、プレイヤーを驚かせた。しかも、ダンスの振り付けをちゃんと再現しているという妙な気合の入りっぷり((他のカバー曲は、他の曲からのモーションの使いまわしが多く、曲に合わせた動きになっているものの、実際のダンスとは全く異なる動きになっている。))。 -&bold(){キラッとチャンス} --第6弾まで登場。リズムゲーム終了後には、上空より「キラッとボタン」が舞い降り、「キラッとチャンス」と呼ばれるスペシャルステージに移行するかの判定が行われる。このときに、プリンター筐体のボタンを押して判定を行う。 --成功すれば、「キラッとチャンス」ステージへ突入する。コーデが「キラッとレア」のコーデにチェンジし、ショートバージョンの楽曲で追加のライブを行う。 ---使用される楽曲は、第1弾のみ筐体オリジナルソングの「キラキラプリ☆チャンワールド」となっており、第2弾以降はアニメの主題歌である「キラッとスタート」となっている。 ---このときに行われるリズムゲームは、全てプリンター筐体側のボタンを使用して行う。 --第2弾までは「キラッとチャンス」が行われると、必ずキラチケが排出されたが、第3弾以降は通常のプリチケでSRが排出される場合もある。 ---そのため、第3弾以降はキラチケを入手するときは、「キラッとチャンス」の最後にキラチケを入手する演出が追加されている。 --ジュエル1弾より、後述のジュエルチャンス/キラリウムチャンスが実装されたため、キラッとチャンスは廃止された。 -&bold(){ジュエルチャンス/キラリウムチャンス} --ジュエル1弾より追加。リズムゲーム終了後、前述のキラッとチャンスに代わって行われる。移行するかどうかの判定の演出は廃止された。 --ジュエルチャンスもキラリウムチャンスもステージは基本的に同一であり、「ダイヤモンドスマイル」のショートバージョンの楽曲で追加のライブを行う。 ---キラリウムチャンスのみ、追加ライブの最後に連打パートがある。 --&bold(){ジュエルチャンス} ---ジュエルパワーと呼ばれるゲージを5つ溜まることで、次回プレイ時にジュエルチャンスを発生させることができる。ジュエルパワーはゲームを遊ぶ、またはプリチケを1枚買うごとに溜まっていく。 ---ゲームの開始時に、ジュエルチャンスで入手したいJRのコーデのカラーを選ぶことができ、ドレス・シューズ・アクセサリーの3枚を入手すると、再度選ぶことができる。ジュエル6弾の時点で選択可能なカラーは10色となった。 ---JRのコーデが不要であれば、通常の排出のコーデからも選択してプリチケにすることができる。この場合、選ばれなかったJRのコーデは後述するプレゼントボックスへ格納される。 --&bold(){キラリウムチャンス} ---キラリウムチャンスはランダムで発生し、発生するとキラチケのJRのコーデを手に入れることができる。 ---キラリウムチャンスの場合のみ、好きな色の好きな部位のコーデを選択して入手することができるが、代わりに通常の排出のコーデを選択することができない。 ---キラリウムチャンスが発生すると、ステージに移る前に「だいあ」からキラリウムチャンスが発生した旨を教えてもらえる。 --キラリウムチャンスはジュエル3弾より廃止された。キラチケが当たる場合の特別な演出はなくなった。 ---ジュエルチャンス中にキラチケが当たった場合は、特別なセリフとともに若干演出が変更される。 --プリたま1弾より、後述のイルミナージュライブが実装されたため廃止された。 -&bold(){イルミナージュライブ} --プリたま1弾より追加。キラッとチャンスやジュエルチャンスとは異なり、リズムゲーム終了後にランダムで発生するのではなく、「プリたまキャッチ」においてイルミナージュプリたまをキャッチすると発生する。 ---イルミナージュプリたまはマスコットが成長しきると登場する。1度登場した後はランダムでの登場となる。 --演出としては、人型に成長したマスコットがプレイヤーにイルミナージュコーデを渡してそのまま遊園地へ連れていき、アトラクションを遊んだ後にライブを行う、という流れ。 ---ライブの楽曲は「イルミナージュ・ランド」のショートバージョンとなっている。 --アトラクションの内容はジェットコースターなどで、弾によって異なる。ちなみにこのアトラクションの演出の間にもタイミングよくボタンを押す必要がある((プリたま4弾のみボタン連打))が、弾によって画面上で表示される位置が異なる上にキラキラした演出で見辛く、なかなかの初見殺しを誇る。 ***その他のシステム -マイキャラ --プレイヤーの分身であるアバター。ゲーム開始時にパーツを選んで作成する。 ---前作では声の種類が4種類だったが、本作では2種類増えて6種類になっている。追加されたのは前作にて人気キャラであった紫京院ひびき(かっこいい)と、黒須あろま(こあくま)の声。 --前作でのプレイ記録があれば、「おひっこシステム」にて本作に引き継ぎ可能。前作のマイチケをスキャンすることで、そのマイチケが保存している時点のデータのマイキャラに使用されているパーツをそのまま使用することができる(ただし、初音ミク等のコラボパーツは引き継ぎできない)。もちろん使用することができるというだけであって、一から作り直すことも可能。また、前作のランクに応じて追加でマイキャラパーツを取得することができる。 ---意外かもしれないが、引き継ぎ回数には制限が掛けられておらず、同じプレイ記録から何人でも作成することが可能である。ただし、引き継げるのは前述のとおり、マイキャラの使用されているパーツのみ。……というわけで、唯一、前作の筐体が稼働している原宿の「プリズムストーン((本シリーズのキャラグッズおよびアパレルを販売する店舗。))」へ人が殺到することに。 --「語尾((マイキャラの音声が語尾付きになるというトンデモ要素。アバターにこんな設定ができるのはプリパラくらいだろう。))」だけは本作に引き継ぐことのできない要素となっている。%%前作における悪ノリの象徴のようなものだからか?%% -フォロー --ゲーム開始時にフォロチケを1枚読み込ませることで、他のプレイヤーをフォローすることができる。お互いにフォローしていれば「フォロトモ」となる。 ---フォロトモになっていれば、プリスタグラムで「超いいね」が送れるようになる。また、ゲーム開始時に既にフォロトモになっているフォロチケを読み込ませると、「パシャリングステーション」で一緒にショットを撮ることができるようになる。 --フォロー数が増えていくと、マイキャラパーツがもらえる。現実のSNSと同じく、同じプレイヤーを何度もフォローすることはできない。 --前作では高ランクのトモチケしか交換しないという人がいたため、ランクを問わず交換を促進するためのシステムと思われる。 --元々はゲーム終了時にフォロチケの読み込みステップがあったが、リズムゲーム終了後にパシャリングステーション→プリチケの印刷→フォロチケの読み込み→プリスタグラムと続くと、余りにも煩わしいため、ゲーム開始時に変更された。 --ジュエル1弾よりフォローするフェイズが廃止となり、1枚目のフォロチケを使ったマイキャラがフォローされるように変更となった。 -わちゃわちゃ会 --第3弾より追加。フォロトモになったプレイヤー、フォローしてくれたプレイヤー、プリスタグラムで「いいね」をしてくれたプレイヤーのマイキャラが挨拶しにきてくれる。 -パシャリングステーション --プリチケに印刷するためのショットを撮る。3種類の映像が流れ、最大で8回まで撮ることが可能。また、1枚だけ自動的にショットが撮られ、計9種類の中から選択する。 ---第2弾よりキャンセルすることもできるようにあった。この場合は自動的に9枚ショットが撮られる。 --コーデする際に、「パシャッとアイテム」を読み込ませておくと、このパシャリングステーションにて、パシャッとアイテムを持った状態のポーズで撮ることができる。 ---パシャッとアイテムは、花束やぬいぐるみ、アンティークな本など、いわゆる"インスタ映え"するようなものが用意されている。 --ゲーム開始時にフォロトモのフォロチケを読み込ますと、一緒にショットを撮ることができる。 --流れる映像はライブ中の映像や、大会であれば表彰台での映像、その他パシャリングステーション用の映像が流れる。 --キラチケを印刷する場合は、キラチケ用のポーズで印刷されるため、パシャリングステーションは行われない。 ---プリたま弾より追加されたIRコーデを印刷する場合も、同様に専用ポーズで印刷されるため省略される。 -キラッCHUポイント --第5弾より追加。リズムゲームのマーカーに、本作のマスコットキャラ「キラッCHU」がくっついていることがあり、そのマーカーを失敗せずに押すとキラッCHUポイントが入手できる。 --キラッCHUポイントを貯めることで、マイキャラパーツなどを入手することができる。 --基本的にはリズムゲームで入手することになるが、ゲーム終了時にプリチケを追加購入することでも入手できる。 --リズムゲーム中、ごくまれにゴールドのキラッCHUが現れることがある。うまく入手すると、キラッCHUポイントを30ポイント入手できる。 --プリたま1弾で廃止された。 -プリスタグラム --他のプレイヤーのマイキャラ9人表示され、3人まで「いいね」することができる。 --「いいね」された側のプレイヤーは「フォロワー」のボーナスを取得することができる。 --「フォロトモ」の状態であれば「超いいね」することができ、より多くの「フォロワー」のボーナスを送ることができる。 --システムとしては『プリティーリズム』にあった「ファンコール」に近いが、こちらは同じ筐体以外で遊ばれているキャラも表示される。 --ジュエル1弾で一旦廃止されたが、プリたま2弾から復活している。ただし通常のプレイでは行われず、「レッツ☆パシャリングワールド」を選んだ場合のみ発生する。 ***第6弾までのシステム -ブランドチャンネル --ブランドのコーデを着用すると、ブランドランクと呼ばれる数値が上がっていき、一定数溜まると、「ブランドチャンネル」で遊べるようになる。 --選べる楽曲などは、通常のリズムゲームと同一であるが、コーデを選択する際に、ブランドチャンネル限定のコーデを選択でき、プリチケとして排出できる。ブランドランクがさらに上がれば、排出されるコーデの種類も増えていく。 ***ジュエルシリーズからのシステム -プレゼントボックス --キラッとチャンスで選ばれなかったJRのコーデや、ある程度遊ぶことで貰うことのできるコーデが格納されている。 --プリチケにするには、お金を筐体へ投入する前にボタンを押し、プリ☆チャン会員証を読み込ます必要があるので注意。また、コーデを入手してから70日が経過すると消えてしまうので、こちらも注意。 --ブランドチャンネルが廃止されたため、ブランドチャンネルで入手可能なコーデもすべて格納されている。 -ハッピーレアストーリー --HRは童話をモチーフとしており、HRのコーデを着用するとリズムゲーム開始前にストーリーを楽しむことができる。全6話。 --ストーリーの話数によっては、アニメキャラのイラストでプリチケを排出することもできる。 ***プリたまシリーズからのシステム -マスコットすくすくダイアリー --ゲーム開始時にマスコットとお話しして簡単な問いかけに答え、マスコットを育てるモード。 ---マスコットは卵の状態から始まり、動物型、SDの人型に成長していく。 ---育てるマスコットは弾によって異なる。そのため、弾が変わると卵からやり直しとなる。 ---プリたま4弾後半より、育てるマスコットを複数種の中から選べるようになった。弾を跨いで登場するマスコットは育成状況をそのまま引き継げる。 --プレイするごとに星が溜まっていき、10個貯まるとマスコットが成長し切って、その後に遊ぶリズムゲームでイルミナージュプリたまが必ず出現する。一度出現すると以降はランダムで登場するようになる。 ---イルミナージュプリたまをキャッチすると、イルミナージュライブが発生し、その後にイルミナージュコーデが入手できる。なお、ドレス→シューズ→ヘアアクセの順で必ず入手することができる。 --マスコットがチャンネルを紹介した、という名目でフォロワー数を増やしてくれることもある。 ---タイミングはマスコットが成長しきった後、プレイするたびに溜まる「なかよし度」のゲージが満タンになる度。 -パカッとプリたまルーレット --ゲーム終了後にコーデを入手するモード。「プリたまキャッチ」で入手した9個のプリたまがルーレットのようにマイキャラの周りを回り、3回まで止めることができる。それら3つのプリたまから入手できるコーデが、プリチケへの印刷候補のコーデとなる。 ---イルミナージュプリたまの場合は印刷候補の確定となり、ルーレットを止めるのは2回となる。ただし、イルミナージュコーデは必ずしも排出する必要はない。 --印刷候補を選択後、プリたまが1つ追加され、100円を入れると再度ルーレットを止めることができる。この場合は印刷しなかったコーデ2つ+追加で止めたコーデ1つの3つからの選択となる。 --目押しが可能なのかは不明。&s(){通称「女児パチスロ」}。 ---2枚目以降は100円を入れたタイミングで止まるのでさらに難易度が上がる。 -プリ☆チャンファンタジー --リズムゲームの前後に、その時のバージョンで排出されているFRにちなんだストーリーを楽しむことが出来る。全6話。 --ハッピーレアストーリーと異なり、開催期間中であればFRを着用しなくてもプレイ可能だが、最終話は排出中のFRを着用すると通常時と異なるエンディングが見られる。 -レッツ☆パシャリングワールド --プリたま2弾より追加されたモード。このモードでのみニコチケが排出できる。 --コーデを選択してフォロチケを読み込み、パシャリングモードを3セット(9回分)行って、選んだ1つのショットをニコチケに印刷できる。このモードではリズムゲームでは遊べない。 --最後にプリスタグラムを行って、ゲーム終了となる。 -プリ☆チャンストア --プリたま3弾より追加。前作のプリパラコインショッピングと同一のモード。ゲーム中のミッションをクリアするや、ゲームをプレイすることでコインを貯め、ゲーム開始時にアイテムを購入する。 --購入可能なものはマイキャラパーツ、フォロチケスタンプの他、プレゼントボックスへ送ることが可能な「パシャッとアイテム」、マスコットすくすくダイアリーの背景画像等がある。 ---店番をしているのは、前作にも登場した「めが兄ぃ」。 ---- **評価点 -ライブのメンバーが可変になった。 --前作は3人および5人のライブのみとなっていたが、本作は曲によって1~6人までの可変となった。これにより、2人ライブの「Play Sound☆」など、前作とは違ったライブが楽しめるようになった。 --アニメでは1人のライブ、2人のライブも行われているので、アニメのライブを筐体でもそのまま再現できるようになった。 --1人のライブもあるので、特定のキャラによるライブを堪能したいときなどはありがたい。 --2年目ではアニメでソロステージであっても、ゲームでは3人ステージになる場合が多かったが、3年目では再びソロステージが復活している。 -マイキャラを愛でる楽しみ --前作ではプレイヤーの分身であるマイキャラが可愛いと定評があったが、本作ではより一層愛でる方の楽しみ方が増えている。 ---例えば、ゲーム開始時の「わちゃわちゃ会」で愛くるしく動くのを眺めてみたり、「パシャリングステーション」でお気に入りのショットを撮ってみたり。 ---とくにパシャリングステーションは力が入れられており、映像パターンの追加がよく行われる。&s{[[某有名特撮番組>仮面ライダーシリーズ]]で見たようなモーションが紛れていたり、}令和へ改元した際には、いち早く「令和」パネルを掲げるモーションが追加されたり。 --前作と比較すると、選曲の際やコーデするときなど、キャラクターもよく動くようになっている。 ---第6弾までは前作にはあったグループ結成後のコーデチェンジ((前作のプリパラチェンジ、アイドルタイムカウントダウンに相当。))は存在しなかったのだが、ジュエル1弾以降はコーデチェンジが追加されている。しかもこの時のコーデチェンジはアニメとほぼ同等の演出となっており((プリたま1弾以降はアニメと共に新しいコーデチェンジになっている。))、プリチケと手元のプリチケスキャン用アイテム((ジュエルシリーズではジュエルパクト、プリたまシリーズではプリたまGO。))を使った魔法少女さながらの華やかな変身シーンが描かれている。 -会員証の登場でプリチケ管理が手軽になった --前作ではユーザー情報は「最後にプレイした際に排出されたマイチケ」に登録されていたため、該当するマイチケは別途管理する必要があった。 ---万が一古いマイチケをスキャンしてしまった場合、ユーザー情報が巻き戻る危険性があった。 ---またマイチケを交換等で別のユーザーに譲渡した際は、そのユーザーが自分のユーザー情報を使用してしまうという危険性も存在していた。 --今作では新たに「プリ☆チャン会員証」が登場したことで、プリチケは純粋にコーデチケとしての機能だけとなり、プリチケの管理が前作よりも手軽になった。 ---最後にプレイしたプリチケを別管理にする必要がなくなった他、別のユーザーに譲渡した際にも自分のユーザー情報が使われる危険性がなくなった。 -前作以前のコーデの互換性 --前作のコーデは本作でもそのまま使用することができ、前作のカード資産も無駄にならない。 ---ただし、神レアであってもノーマルであっても、前作のコーデのスコアはすべて「200いいね」に統一されている。そのため、スコアアタック等に使用するのではなく、コーデを楽しむために使用するといった感じである。 ---本作に前作のコーデの再録もあるが、再録版ではマイチケに印字されているスコアが反映される。 --前々作の『プリティーリズム』コーデも、前作でプリチケに変換していればそのまま使える。 ---3DSのゲームのQRも引き続き使用できるので、『[[プリパラ&プリティーリズム プリパラでつかえるおしゃれアイテム1450!>プリティーリズム マイ☆デコレインボーウエディング#id_ec0f8d8d]]』があれば、収録されているプリティーリズムのコーデを全て使用することができる。 --前作以前のマイチケ等に限り、筐体のマルチスキャナーからも読み取りが可能となっている。これは、一部のカードではプリチケ用の読み取り口から読み取りにくかったためである。 ---- **賛否両論点 -ライブが地味 --作風の違い……と言ってしまえばそれまでなのだが、前作と比較すると、全体的にライブが地味である。ライブはランウェイのようなものもなく、ダンスのみとなっていることや、「キラッと」とタイトルに付いている割には、キラキラしている要素が少ない。 ---前作はバーチャル世界を舞台にしていたため、サイリウムチェンジなど過剰なまでにキラキラした演出が多かったが、本作は現実世界が舞台であるためか、そういった演出は控えめである。 ---ランウェイが廃止された分ライブパートが増えている。そのため、旧曲では旧作で見られない振り付けを見れるといった楽しみ方もある。(やってみたアピールでランウェイを見ることもできる。) ---キラッとチャンスが、前作譲りのキラキラしている要素ではあるが、必ず発生するわけではない。 --同様に本作に収録されているコーデも、現実にあってもおかしくない程度のデザインとなっており、奇抜なコーデや派手なコーデは鳴りを潜めている。1年目の最高レアリティであるKRでも、前作のスーパーサイリウムレア程の派手さはない。 --とはいえ、「フォーチュン・カラット」や「寝ても覚めてもDREAMIN' GIRL」など、1年目の後半から派手なステージの楽曲が増え始め、2年目以降からはVTuberやテーマパークがテーマに加わったことにより、バーチャル的な要素やファンタジー的な要素も増えたことで、稼働開始当初の地味さが嘘のように派手になってきている。 -フォロチケのメンバーの存在が希薄 --一緒にライブをしているメンバーではあるものの、ライブ開始時や「やってみた」アピール時に登場しないため、どうにも存在感が薄い。 --パシャリングステーションにてプリチケを印刷できる画像も、基本的にはマイキャラのみのものが多い。ライブ中の画像を選べば、フォロチケのメンバーも印刷されるが、前作のようにキャラ名までは印刷されない。 ---ライブ開始時に「〇〇〇(マイキャラ名)ちゃんねる」と表示されることから、設定上はあくまでも個人の動画配信なのだろう。そのため、意図的にプレイヤーのキャラを強く押し出し、フォロチケのメンバーの存在を薄くしているのかもしれない。 --さすがに存在感が薄すぎると判断されたのか、ジュエル1弾よりリズムゲーム前にフォロチケメンバーが紹介されるフェイズが追加され、フォロチケメンバーも登場するアピールが追加された。 -経験値の単位が"フォロワー"であること --SNSをテーマにしているため、経験値の単位がツイッターなどのようにフォロワーとなっている。この単位になっていることで、不自然な演出が多い。 --ライブをすることや、他の人にフォロチケを使ってもらえることで知名度が上がる(≒フォロワーが増える)というのが感覚でわかるが、プリチケの連続買いやスタンプラリーのご褒美でフォロワーが増えるというのはどのような理屈からなのだろうか。%%フォロワーを買うというのは現実でもあるが。%% --稼働当初は一定期間(10日ほど)プレイしていないと、フォロワーが減るという仕様があった。更新が滞ったSNSはフォロワーが減る、というのはある意味リアルであったが、そんなリアルな仕様は誰も望んでいなかったので、弾の切り替わりを待たずに稼働開始1か月ほどで早々に削除された。 ---- **問題点 -稼働当初の深刻なバグ --執筆時点では致命的なバグは解消されているが、稼働当初はバグにより頻繁にゲームが強制終了するという現象が多発した。体感としては、7~8回に1回は発生するというところか。 --強制終了すると、店員に筐体を再起動して貰わなければならない。あまりにもバグが頻出することから、店によってはバグが発生しやすい旨の張り紙がされていたり、店員を呼ぶボタンが筐体のそばに置かれていることもあったり。 --主に選曲前やライブ前にこのバグは発生しやすかった。また、フォロチケを使うと、より頻度が上がった。 --第1弾の末期にはバグが解消されつつあったが、第2弾にバージョンアップするとまたもやバグが多発。このバグが納まるのは第2弾の末期まで待たねばならなかった。 --現在は強制終了のバグは解消されているものの、本作に期待していた人を大きく落胆させる要因となってしまった。 ---メディアミックス展開のため、おそらく納期が優先されてしまったのだろう。 ---本記事に「第3弾から~」という記述が多いように、第3弾からシステムの追加や変更が多く行われている。第2弾末期まではバグ取りに掛かりっきりだったのだろうか。 --第3弾以降も1年目の頃は致命的なバグが解消されていたといえ、他社のゲームと比較するとエラーの頻度は高く、アップデート直後は鬼門であった。 --2年目からようやく安定するようになった。 -筐体のサイズ拡大による恩恵の少なさ --基本的にゲームはプリチケ筐体の画面を見て、プリチケ筐体に備え付けられているボタンを使って操作するため、機能追加のためにわざわざプリンター筐体が繋げられているのに、活躍する機会がほとんどない。 ---プリチケ筐体での操作が基本になることから、キラッとチャンスでプリンター筐体のボタンで操作するのは少しやりづらい。通常のリズムゲームは右手でも左手でも遊べるようになっているが、プリンター筐体では必然的に左手のみの操作になる。 --単純に筐体を使用する面積が増えているため、店内での配置にも苦労することから、前述の頻出するバグと合わせて、何かとオペレーター泣かせなゲームとなってしまっている。 --せめてプリンター筐体の上に、荷物置きでも備え付けられていれば、空きスペースを活用できそうなものではあるが、その位置には「桃山みらい」のパネルが置かれている。また、ボタンがある位置にも空きスペースがあるが、この部分はゆるい傾斜になっているため、カードファイルを一時的に置くこともできない。 --さすがにプリンター筐体のスペースが無駄になりすぎていると判断されたのか、第3弾よりフォロチケ交換ボードが「桃山みらい」のパネルの下に追加された。 --3年目からのイルミナージュライブでは、ついにプリンター筐体のボタンを使用する必要が無くなり((プリンター筐体のボタンも一応使用できるが、特に連打を要求される場面ではプリチケ筐体側のボタンを使った方が圧倒的に有利。))、ますます存在意義が危ぶまれることに。 -なかなか排出されないキラチケ --1年目ではキラッとチャンスが発生した場合、一定の確率でキラチケが排出されるが、このキラチケがとにかく排出されにくい。正確な確率は不明ではあるが、体感的には十数回に1回というところである。 ---そもそもSRの場合でも、キラッとチャンスが発生するとはいえ、キラッとチャンス自体も発生しづらい。 ---キラチケではPRやKRのカードが入手できるが、これらは1弾当たり十数枚存在するため、キラチケの排出率と明らかに噛み合っていないことが問題である。本作では1枚だけ入手できれば良いというものではなく、コーデ一式を入手しようとすると、3枚または4枚必要になってくるのだから。 ---前作の再録カードであっても、それがPRであればキラチケでしか入手することができない。この再録カードをキラチケで揃えられた人は、どれくらいいるのであろうか? ---現行弾のカード2種類、前弾のカード2種類から排出できるカードが選択できるため、そこまでダブりに悩まされることはないが幸いか。 ---第1弾の頃は、キラチケのカードが選択できず、またKRの排出率がとんでもなく低かった((こちらも正確な確率は不明であるが、フリマサイトで1枚5000円が相場だったことから、相当な希少カードであったことがわかる。))ので、今以上に評判が悪かった。 ---キラチケはプリチケと比べるとコストも掛かっているため、排出率を上げにくいという事情もあるかもしれないが、せめてKRのみキラチケにして、PRはプリチケでも排出されるとかにならなかったのだろうか。 --ジュエル1弾より、キラチケはJRのコーデのみとなった。また、JRのコーデはジュエルチャンスでも入手できるため、必ずしもキラチケで入手する必要もない。 ---コーデの入手難易度が大幅に引き下げられ、改善されてはいるのだが、ここまでするのなら、もはやキラチケの意味はあるのか……という意見があった。 --ジュエル3弾より、RRが追加され、JRとどちらかを選べるようになった。RRは1年目のシリーズの各キャラの色違いや、HRの色違いが排出され(名称のとおり、虹色になっている)、完全にオリジナルのコーデは今のところ存在しない。そのため、プレイヤーの間ではそこまで価値はないと判断されているのか、入手難度の割にはシングルカードで安価で買うことができる。 --プリたま1弾より追加されたER・WRもやはり各キャラの色違いコーデのみ((前者は過去のPR・KRのチェック柄もしくは白黒版、後者は関連の強いキャラ二人のコーデの色を入れ替えたもの。))で完全オリジナルコーデは存在せず、入手難度の割に相場は低め。 -フォローしているキャラを把握する方法がない --他のプレイヤーのフォロチケを読み込ませることで、「フォロー」の経験値が上がっていくが、1キャラにつき1しか上がらないため、上げようと思うなら必然的に様々なプレイヤーのフォロチケを入手して、読み込ませる必要がある。 --しかし、既にフォローしている(読み込ませている)かどうかを判断する方法はなく、一覧のようなもので表示されたりするということもない。 ---第2弾までは、既に読み込ませているキャラについては、読み込み済みである旨のコメントがあり、読み込ませることができなくなっていた。しかし、仕様変更により、すでに読み込ませているキャラについても読み込ませることが可能になったため(当然ながら、再度読み込ませても、フォローは増えない)、改悪されてしまっている。~ 読み込ませるとフォロー済みかどうかは、アイコンで分かるようになっているが、キャンセルして再読み込みはできないため、事実上機能していない。 --同様に、自分が誰にフォローされているか、ということも把握するのが難しい。ゲーム開始時のわちゃわちゃ会にて、新しくフォローしてくれた人を教えてくれるが、確認できるのは1度きりである。 -Web連動サービスが存在しない --前作の『プリパラ』には「プリパラクラブ」というプレイデータの閲覧・会員特典コーデを受け取れるWeb連動サービスがあったが、本作にはそれに相当するサービスがない。 ---ライバル作の[[アイカツ!シリーズ]]は世代交代を繰り返しつつ、Web連動サービスを継続運営している。 ---- **総評 前作から演出面でのパワーアップが見られる他、前作の不満点も解消されているなど、TCAGのリズムゲームとしては順当に進化している。~ ~ しかし本作独自の作風を押し出しつつも同時に前作の影響も色濃く残しているという按配だった為、何かと前作と比較されつまらないと烙印を押されるという難儀なゲームにもなっていた。これもヒット作の続編の宿命だろうか。~ またSNSや動画配信と言った現実世界の要素をテーマにしている為、それらを受け入れられるか否かでも賛否が分かれた。そしてそれ故に前作の派手さやバカゲー要素も薄れたことで、一定のファン離れを引き起こしてしまったという側面もある。それでも本作独自のファンを獲得出来れば問題はなかったのだが、稼働当初の商品失格レベルの深刻なバグによって盛大に出鼻を挫かれたのは痛かった。~ ~ このように稼働当初は評価は芳しくなかったが、それでも致命的なバグや問題点として上げられた点を長期的なアップデートにより改善し、また各種のテコ入れにより前作・前々作とは違った独自の魅力も形成したことで、次第に既存ファンに再評価されつつ新たなファンを獲得していった。~ そんな本作は間違いなく&bold(){キラッと☆}した魅力を備えており、また「&bold(){やってみなくちゃわからない!わからなかったらやってみよう!}」の精神で数々の新要素にもチャレンジしてきた作品だったといえる。~ ~ 稼働後期には突然のコロナ禍によってアーケードゲーム全体が未曾有の危機に見舞われ、その影響が収まらない中で世代交代の時期を迎えて稼働終了となったこともあり、ゲームとしての本作の人気のピークはどうしてもコロナ直前の2019年度であったと言わざるを得ないのも事実である。~ しかしこれらの多くの困難を乗り越え、最終的にはプリティーシリーズの一作品としてしっかりと人気を集めて惜しまれつつ終了した作品となり、次回作へとバトンを繋ぐことができた。 ---- **余談 -プリチケ筐体にプリンター筐体が繋がれた姿は、さながら二槽式洗濯機のように見えるとネタにされている。エイプリルフールの際には公式もそのネタを乗っかったことがあった。 --アーケードにはすでに[[ドラム式洗濯機>maimai]]も稼働しているが、本作とはジャンルもユーザー層も違うので、洗濯機同士が共演することはなさそうだ。((WACCA、オンゲキとはプリティーシリーズとしてコラボ済み)) --拡張機器を繋げてパワーアップさせている状態になっているので、往年のメガドライブやPCエンジンを思い出したレトロゲーマーがいるとかなんとか。 ---しかしそのような形態が少なからず店舗やゲームシステムの足枷になっていることを考えるとあまり笑えないネタである。 //-テレビアニメも2018年4月8日から2021年5月30日まで放送された。製作はタツノコプロのままだが、放送枠は日曜10時に移動し、メインスタッフもほとんどが一新された。監督の博史池畠氏、シリーズ構成の兵頭一歩氏はアニメ版『ロボットガールズZ』でタッグを組んだ二人。 OPは「Run Girls, Run!」が担当し、メンバーの全員が声優としてメインキャラ6人のうち3人を担当した。 残りのメインキャラの一部は「i☆Ris」メンバーが続投した。 2019年春改編期(シーズン2)ではタイトルこそ変化していないが、内容自体は大幅改変されており実質2作目と呼べるような状態となり、2020年春改編期(シーズン3)も同様に3作目ともいえるような大幅な改変が実施された。 //--相変わらずライブ時のCGや楽曲は評価が高いのだがぶっ飛んだ展開やカオスなギャグで人気を博していた前作と比較するとどうにも盛り上がりに欠ける出来になっていた。が、2年目以降はアーケード版同様VTuberやバーチャルアイドル、テーマパークと言った要素を取り入れ前作を彷彿させる派手な場面や演出が増え勢いに乗り、前作とは別の独自の人気を確立した。 -前述の通りの作風の違いや初期のバグの多発もあり、前作をもう一度遊びたいという声もちらほら聞かれた。 --公式もその点に考慮したのか、前作の5周年記念としてなんと2019年10月17日に『[[プリパラ オールアイドル>プリパラ#id_0d7d51b4]]』として再稼働が開始され、以後は本作と並行して稼働が続いた。 ---基本的にTCAGで後継作が出た場合カード切れになるまで稼働していることはあっても新作が出るということは今までになく、プリティーリズムからプリパラに移行する際にもプリティーリズムの新作が出ることはなかったことを考えると極めて異例である。((今回のケースではプリパラ自体の人気のほか、プリパラ終了後にコンバートされた作品が軒並み不振だった影響で筐体が余っていたことで再稼働に踏み切られたという面もある。)) -本作が稼働した同月には、ライバル作品の新作『[[アイカツフレンズ!>アイカツフレンズ!/アイカツオンパレード!]]』も稼働している。さすがに稼働開始日はバッティングしなかったが((たまたまなのか意図しているのか不明だが、新弾稼働日はバッティングすることが多い。))、新作発表は1日違いというニアミスっぷり。 --例えば本作に「えも」という名前のキャラがいるが、アイカツフレンズには「エマ」という名前のキャラがいる。どちらもポップ属性で黄髪のツインテールであり、若者言葉を大量に盛り込んだ持ち歌がある……という妙によく似たキャラとなっている。ただし、どちらも稼働当初から存在するので、互いに意識したキャラではないと思われるが。 --2年目のテーマはお互いに「ジュエル」であり、見事に被ってしまった。ただし、ジュエルに関するコーデのレアリティがこちらはJR(ジュエルレア)であるが、あちらはJLR(ジュエリングレア)であったり、こちらは各ジュエルは色で区分けしているが、あちらでは具体的な宝石の名称を押し出しているなど、何から何まで被っているというわけでもない。 //-プリたま4弾ならびにアニメ版シーズン3から登場した「アリス」を演じたファイルーズあい氏は、本作出演開始後に他の女児向けアニメにも立て続けにレギュラー出演したことで話題になった。 //--2020年6月21日から[[サンリオ>サンリオキャラクターシリーズ]]原作アニメ『ミュークルドリーミー』に安西ときわ役で出演し、さらに翌2021年2月28日からスタートした『[[トロピカル~ジュ!プリキュア>プリキュアシリーズ]]』では主人公の夏海まなつ/キュアサマー役に抜擢された。 //--『[[アイカツプラネット!]]』への出演こそなかったものの、2021年2月末から5月末までの間、ファイルーズ氏は主要女児向けアニメ4作のうち3作でレギュラー出演を果たすという快挙を成し遂げた。 //-2021年10月28日に新曲「Forever Friends~1/74億分の奇跡~」(だいあ&みらいのカバーバージョン)が追加されたが2か月前に発売したベストアルバムにはオリジナルとなるマイキャラバージョンしか収録されておらず音源化されていない。 ---- **その後の展開 -アニメ終了後はプリティーオールフレンズシリーズの稼働開始に合わせて、『プリティーオールフレンズセレクション』の放送が行われた。本作を含む歴代のプリティーシリーズからピックアップして放送する傑作選となっている。 --なお同作放送決定の際には「[[シリーズの次の作品に向けて>https://twitter.com/prettyseriespr/status/1388040424040767489]]」と述べられ、新シリーズの制作が行われていることが示唆された。 -そして2021年6月24日、プリティーシリーズ10周年記念作品となる最新作『[[ワッチャプリマジ!]]』の発表が行われ、2021年10月1日から稼働を開始した。 --また、[[発表動画>https://youtu.be/hmo9xniAZM0]]の中で「プリ☆チャンで遊んでプリマジでプレゼントゲット!」と述べられてり、2021年7月以降に排出されたフォロチケをプリマジで読み込むとプレゼントが貰える連動企画が行われた。 -- なお、2021年7月15日に本作のマイキャラの引き継ぎや本作以前のコーデの使用が不可能であることが発表された。すなわち『プリティーリズム』から長らく続いたコーデの互換性は『プリ☆チャン』が最後となった。 -プリマジ稼働後も筐体が違うこともあってかしばらく稼働が続き、一部のゲームセンターでは『プリパラ』『プリ☆チャン』『プリマジ』と3世代が並んで稼働する光景を眺めることができたが、2022年2月28日をもって稼働終了となった。 --同日に稼働終了する『プリパラ オールフレンズ』はプリズムストーンの店舗限定で稼働がまだ続くことになったが、こちらはセーブデータの保存にサーバーを要するせいなのか、稼働継続とはならなかった。 --2024年現在も家庭用ソフトが発売されていないことから、かつての3DS作品やSwitchソフト『[[プリパラ オールアイドルパーフェクトステージ!]]』のような形での本作の家庭用移植作を望む声も多い。 -2023年に稼働開始から5周年を迎え、(アニメの)実質的な続編である「バーチャルミュージカル『ハイスクール!キラッとプリ☆チャン』」が発表された。 --このバーチャルミュージカル内に自分のマイキャラが出演できるというクラウドファンディングが行われたのだが、そのために''既に稼働を終了している本作のフォロチケ''を郵送するという異例の要求が出された。 ---前述の通りもう入手できない代物であるため、「こんなことならもっと刷っておけばよかった」と惜しむ声もチラホラ。
「[[判定不一致修正依頼]]」にて判定と記事内容の不一致が指摘されています。対応できる方はご協力をお願いします。~ 依頼内容は(稼働初期の評価の修正、改善判定を付与するタイミング確定化など)です。 ---- ''このページは最終弾の[["プリティーオールフレンズ3弾">https://prichan.jp/vol/PAF03/]]を基準にしています。''~ ---- *キラッとプリ☆チャン 【きらっとぷりちゃん】 |ジャンル|>|トレーディングカードアーケードゲーム|&image(https://i3.gamebiz.jp/images/original_logo/15064051365e66491fec9dd0011-1583761699.jpg,height=300)| |対応機種|>|アーケード|~| |発売元|>|タカラトミーアーツ|~| |開発元|>|タカラトミーアーツ&br()シンソフィア|~| |稼動開始日|>|2018年4月19日|~| |稼動終了日|>|2022年2月28日|~| |料金|>|1プレイ:100円|~| |判定|稼働初期|なし|~| |~|稼働末期|BGCOLOR(paleturquoise):''改善''|~| |~|~|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|>|テーマは動画配信とSNS &br; 前作から現実よりの作風に変更されたことは賛否両論 &br; 稼働当初はバグが問題に &br; 後にバグや問題点が解消され、独自の人気を確立した|~| |>|>|>|CENTER:''[[プリティーシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 タカラトミーアーツとシンソフィアのコンビが手掛ける女児向けTCAGのリズムゲーム第3弾。今回のテーマは動画配信とSNSになっている。~ 2年目となる2019年4月4日からは新たにVTuberをテーマに加えたジュエルシリーズ(ジュエル○弾)にバージョンアップし、3年目となる2020年4月2日からはリアルとバーチャルが交差するプリ☆チャンランドというテーマパークを舞台としたプリたまシリーズ(プリたま○弾)にバージョンアップした。4年目を迎えた2021年6月3日からはプリティーシリーズ10周年を記念したプリティーオールフレンズシリーズ(プリティーオールフレンズ○弾)が稼働を開始している((ただしプリティーオールフレンズシリーズの遊び方はプリたまシリーズをそのまま引き継いでいる。))。 これまでの『[[プリティーリズム]]』『[[プリパラ]]』と同様に、本作を中心としたメディアミックスが行われており、稼働開始と同月に同名のアニメが3年に渡って放送された。またアニメ終了後はプリティーオールフレンズシリーズの稼働に合わせて『プリティーオールフレンズセレクション』の放送が行われた。 ---- **ゲーム内容 ***筐体について -筐体は前作の『プリパラ』と同様にプリチケ筐体が使用されているが、拡張機器としてキラチケを排出するためのプリンター付き筐体が繋げられている。プリンター付き筐体には、大きめのボタンが1つあり、後述する「キラッとチャンス」にて使用する。 --プリチケ筐体とプリンター筐体はケーブルにて繋がっているので、ある程度は移動させることは可能。また、プリンター筐体には画面がなく、単純にその部分が開いているので、本作の主人公の「桃山みらい」のパネルが設置されている。 ---プリンター筐体はプリチケ筐体の左に置かれているのが基本的なポジションであるが、右に置いている店もあるらしい。 --プリンター筐体が繋がれているため、本作の筐体は、前作と比較すると単純に横に2倍ほどの大きさになっている。 -ゲーム開始時に写真撮影があり、撮った写真はフォロチケのアイコンとして印刷される。写真を撮らずに進めることも可能。 --なお本作のプリチケ筐体はカメラ付きの筐体のみが使用されている。~ 過去に『ブキガミ』で使用され、前作では「プリパラライト」に用いられたカメラなし筐体は今回は使用されていない。 ---このカメラなし筐体は『僕のヒーローアカデミア 激突!ヒーローズバトル』へコンバートされたようで、本作が稼働したタイミングで、このヒロアカのゲームが増台されている。 ***カードについて ※本作では筐体の名称も「プリチケ」なので、記事内では筐体を指す場合は「プリチケ筐体」、排出されるカードを指す場合は「プリチケ」とする。 -カードは前作と同様にプリチケと呼ばれるミシン目の入った細長いカードで排出される。 --ミシン目で折ることで、2つのカードに分けることができ、上の半分のサイズのカード(前作における「トモチケ」)を「フォロチケ」、下の通常サイズのカード(前作における「マイチケ」)は分離前と同様「プリチケ」と呼ぶ((マイチケから名前が変更になったのは、前作と異なりゲーム内の記録が後述の会員証に記録されるようになったためと思われる。))。それぞれのカードにはQRコードが印刷されている。 --プリチケにはコーデの情報が記録されており、スキャンすることでプリチケに印刷されているコーデを画面内のキャラへ着せることができる。 --フォロチケは、プレイヤーがゲーム中で使用したコーデ、およびマイキャラの情報が記録されており、フォロチケメンバーを選択する際にスキャンすることで、ライブのメンバーとして召喚することができる。 ---名称こそ変わっているが、フォロチケは前作の「トモチケ」と扱いは同じである。ただし、コーデの名称が印字されていない。 ---プリたま3弾より、フォロチケスタンプの機能が登場。フォロチケのマイキャラに決められたポーズを取らせることができる。大半は前作のトモチケスタンプの使いまわしだが、公式が悪ノリしている「そうなんだ((「桃山みらい」の非公式の口癖(公式の口癖は「キラッと」)。作中において無表情で「そうなんだ」と発言することが時折あり、主人公にあるまじきドライすぎる対応がファンからネタにされている。))」スタンプの他、一部本作オリジナルのスタンプもある。 -コーデは、トップス、ボトムズ、シューズ、アクセサリーの4種類。カードの下にあるアイコンで判別する。 -新要素として「パシャッとアイテム」が追加されている。このプリチケは読み込ませても、スコアが上がるだけでリズムゲーム中には登場しない。後述するパシャリングステーションにて、キャラがこのアイテムを持った状態で、さまざまなポーズを撮るようになる。 --前作における「アゲアゲアイテム」の役割は「パシャッとアイテム」が担っているため、「アゲアゲアイテム」は削除されている。 -前作では排出されるプリチケには、カード表面にキラキラした光沢加工(TCGで言うところのパラレル加工)((元々は遊戯王OCGにおいて、このような加工のカードが登場した際、光り方が縦横に平行になっていたことから、「パラレル加工」という名称が付けられた。))が施されていたが、今作ではなくなっている。 --プリチケ筐体を使用する他のゲームでは、今でもこのパラレル加工の用紙を使っているので、店舗によっては間違って本作に使用されている場合もある。が、プリンターはパラレル加工がない用紙に最適化されているので、パラレル加工の用紙へ印刷すると、薄く印刷されてしまう。QRコードは白黒なので、使用する分には問題はないのだが……。 -前作ではマイチケのQRコードに、そのプレイ時点のゲーム内の記録も保存されていたが、今作では「プリ☆チャン会員証」と呼ばれる独立したセーブ用のカードが登場したため、プリチケには情報は保存されていない。 --「プリ☆チャン会員証」はゲームを始めて遊ぶときに作成できる他、更新という名目でゲーム内で再発行も可能である。デザインも複数用意されている。紛失時の保険として予備を発行しておいても良いかもしれない。 --万が一「プリ☆チャン会員証」を失くしてしまっても、手間は掛かるが公式で再発行するサービスもある。 -カードのレアリティは、後述のキラチケやジュエルチャンス/イルミナージュライブ限定で排出されるレアリティを除くと、レアリティの低い順にN(ノーマル)、R(レア)、SR(スーパーレア)、PR(プリ☆チャンレア)、HR(ハッピーレア)およびFR(ファンタジーレア)があり、レアリティが高いほど出にくい。 --第6弾までは、N、R、SRの3種類のみであり、PRはまだキラチケ限定であった。 --ジュエル1弾からは、PRが通常のプリチケのみで出るようになったと共に、新たにHRが追加された。 --プリたま1弾からは、HRに変わって((ただし定期的に過去のHRを排出する復刻チャンネルが開催された。))FRが登場した。 --プリたま6弾では、久しぶりにHRの新色コーデが登場した他、過去のコーデの多くが復刻した。またこの時の1年目に登場したPRは必ず通常のプリチケで排出される。 --プリティーオールフレンズ1弾からは、引き続き本作の過去のコーデが復刻している他、『プリティーリズム』『プリパラ』時代のコーデも復刻されている。レアリティはR、SR、PRの3種類のみが登場している((過去作のコーデのレアリティは本作準拠に変更されており、例えば『プリパラ』のCRはSRとなっている(パラダイスコーデなど一部の特別なコーデは除く)。))。 -特定のレアリティでは、プリンター筐体から「キラチケ」と呼ばれる、いわゆるキラカード(箔押しカード)が排出される。 --キラチケもプリチケと同じようにミシン目のある細長いカードとなっており、フォロチケとプリチケに分けることができる。 --第6弾まで、キラチケは基本的にKR(キラッとレア)、PRのみ存在しており、キラッとチャンスでこれらのレアリティが登場したら必ずキラチケになった。 ---イベント時にキラッとチャンスが発生すると、イベントで貰えるカードもキラチケにすることができた。 --ジュエル1弾より、PRのキラチケ排出およびKRが廃止され、代わりにJR(ジュエルレア)が登場した。 ---ただし、JRはキラリウムチャンスでないとキラチケにならず、ジュエルチャンスの時は通常のプリチケで排出されるようになった。 ---ジュエル3弾でキラリウムチャンスが廃止され、代わりにジュエルチャンスの時に一定の確率でJRのキラチケが排出されるようになった。 --ジュエル3弾より、新たにRR(レインボーレア)が登場。 ---ライブ終了後に「だいあのレインボーマジック」が発生すると入手可能となる。 ---また、この時RRの代わりにJRのキラチケも入手出来るようになった。 --プリたま1弾より、JRおよびRRが廃止され、代わりにER(エッグレア)とWR(ワンダーレア)((ブランド及び属性が2つ存在する特殊なコーデ。ファンブックや公式サイトのアイテム一覧でも「?」で伏せられており確認できない、いわゆるシークレットレア))が登場(WRの方がレアリティが高い)。 ---一般的なレアリティと同様にプリたまキャッチおよびパカッとプリたまルーレットで登場するようになった(当然のことながら一般的なレアリティよりも出にくい)。 ---なお、プリたま1弾からイルミナージュライブで入手可能なIR(イルミナージュレア)は、キラチケでは入手不可能となり、必ず通常のプリチケで排出される。 --プリたま4弾と5弾では、過去のKRの一部が復刻されている。 --プリたま6弾では、WRが登場しなくなった代わりに、JRの新色が登場した他、過去のKRとJRの多くが復刻されている。またこの時のJRは必ずキラチケで排出される。 --プリティーオールフレンズ1弾からは、引き続き本作の過去のKRとJR(キラチケ)が復刻している他、『プリティーリズム』の「ピュアウェディングコーデ」や『プリパラ』の「パラダイスコーデ」等の過去作で特別扱いされたコーデがERとして復刻されている。 -ジュエル4弾より通常の2倍サイズである「ニコチケ」および「ニコフォロチケ」が登場した。前作のドリチケと同様にカード1枚で全身のコーデが行えるようになっている。 --メニューから「ニコチケをゲット!」のモードを選ぶことで入手できる。ただし、通常の2倍サイズであることから、追加で100円要求される。遊べる曲については通常のプレイと同一。 --プリンタの仕様上、ニコチケの真ん中に細い線が入ってしまい、公式から注意点としてアナウンスされている。前作のドリチケでも同様の現象は発生しているが、カードにパラレル加工が施されていることが幸いし、ほとんど目立たなくなっている。興味があるなら手持ちのドリチケの真ん中をよく見てみよう。 --プリたま2弾からは「レッツ☆パシャリングワールド」でのみ入手可能。このモードではリズムゲームは遊べない。 ***リズムゲームについて -使用するキャラはマイキャラ、またはアニメのキャラを選択する。その後、「フォロチケ」を読み込ませて、一緒にライブをするメンバーを決定する。 --前作では基本的に選択したキャラ+トモチケのキャラ2人という組み合わせだったが、今作では曲によって人数が異なっているため、フォロチケを1枚も使用しない1人ステージもあれば、5枚まで読み込ませる6人ステージまで存在する。 -リズムゲームは末期の『プリパラ』と同様に、流れてくるマークとリングが交わさったタイミングで、同じ色のボタンを押す、または長押しするという内容になっている。 --全ての曲に難易度選択が行えるようになっている。「ふつう」は赤ボタン1つだけの操作となるが、「むずかしい」は青ボタンと緑ボタンも使用して3ボタンの操作となる。 --今作では「むずかしい」を選んだ場合に限り、青ボタンと緑ボタンを同時に押すという操作も加わっている。 -リズムゲームのスコア、コーデのスコアの単位は前作同様「いいね」となっているが、経験値の単位はSNSらしく「フォロワー」となっている。 --そのため、ゲーム終了時に「いいね」から「フォロワー」に変換されて加算される。 --第3弾から変換の算出が変わり、より多くのフォロワーを取得できるようになっている。 -&bold(){やってみた/プリたまキャッチ} --リズムゲーム中には、「やってみた」という特殊なアピールが3回発動する。内容としては、前作のメイキングドラマに近い。 --&bold(){第6弾までの仕様} ---1回目は着用しているトップスのブランドにより「やってみた」が決まり、2回目はステージによって決まる。そして3回目は着用しているトップス、ボトムズのブランドで決まる。 ---1回目から3回目まで、それぞれ違うカテゴリのアピールになっているため、同じアピールは発生しない。 ---1回目、2回目については、縮小する枠がアプリのアイコンと合わさった時にタイミングよくボタンを押すというものになっており、3回目はボタンを連打する。3回目は連打数により、加点される。上限は1800いいね。 ---第6弾までは、これらのアピールはすべてプレイヤーが選択したキャラのみで行われ、フォロチケにより呼び出されているキャラはアピールに参加しなかった。 --&bold(){ジュエル1弾以降の仕様} ---リズムゲーム中の「やってみた」アピールは2回に減り、代わりにフォロチケのメンバーも参加する「グループアピール」が追加された。ボタンを連打することで行い、上限は1500いいね。 ---リズムゲーム前のコーデチェンジ後にも、「やってみた」アピールが行われる。そのため、順番としては、"やってみたアピール1回目(リズムゲーム前)→やってみたアピール2回目(リズムゲーム中)→グループアピール→やってみたアピール3回目(リズムゲーム中)"となっている。 ---ジュエルコーデでリズムゲームを遊ぶと、やってみたアピール3回目は専用のアピールとなる。 --&bold(){プリたま1弾以降の仕様} ---プリたま1弾より「プリたまキャッチ」という名称に変更。基本的な流れは「やってみた」と変わらず、画面上に現れた「プリたま」をタイミングよくボタンを押してキャッチすることになる。ここでキャッチしたプリたまは、リズムゲーム終了時の「パカッとプリたまルーレット」にて入手可能なプリたまとなる。 ---タイミングに合わせてボタンを押すだけではなく、ギリギリ判定に収まるレベルでボタンが押せると「ギリギリキャッチ」という高得点が得られる隠し判定がある。 -&bold(){楽曲について} --リズムゲームに使用される楽曲は、アニメで使用されている曲の他、筐体オリジナルソング、『プリティーリズム』『プリパラ』からの再録、既存の曲をプリ☆チャンのキャラがカバーしている「うたってみた」がある。 ---再録やカバーがあるため、筐体オリジナルソングは少なめとなっている。 --過去作からの再録は、当初は『プリパラ』の「マイキャラガールズ((マイキャラが歌っているという設定であり、マイキャラの声優が歌っている。))」名義の曲のみであったが、期間限定で『プリパラ』のキャラが再登場したときは、再登場したキャラの曲も配信された。その後、過去作の主人公達がスターシステムで本作への再演を果たすようになり、それと共に過去作の主人公達のキャラ曲が再録されるようになった((「あいら」「なる」「ゆい」「らぁら」の4人が該当。このうち、あいら以外の3人のキャラ曲(らぁらのみゆいとのデュオ曲)が再録された。なおあいらは過去作からの再録曲がない代わりに「アンジュ」とのデュオによる新曲が収録された。))。 --カバー曲を「うたってみた」と称するのは、動画配信がテーマである本作ならではと言ったところか。 ---アイドルがテーマなので、アイドルソングのカバーのみになると思われていたが、突如としてDA PUMPの「U.S.A.」のカバーが配信され、プレイヤーを驚かせた。しかも、ダンスの振り付けをちゃんと再現しているという妙な気合の入りっぷり((他のカバー曲は、他の曲からのモーションの使いまわしが多く、曲に合わせた動きになっているものの、実際のダンスとは全く異なる動きになっている。))。 -&bold(){キラッとチャンス} --第6弾まで登場。リズムゲーム終了後には、上空より「キラッとボタン」が舞い降り、「キラッとチャンス」と呼ばれるスペシャルステージに移行するかの判定が行われる。このときに、プリンター筐体のボタンを押して判定を行う。 --成功すれば、「キラッとチャンス」ステージへ突入する。コーデが「キラッとレア」のコーデにチェンジし、ショートバージョンの楽曲で追加のライブを行う。 ---使用される楽曲は、第1弾のみ筐体オリジナルソングの「キラキラプリ☆チャンワールド」となっており、第2弾以降はアニメの主題歌である「キラッとスタート」となっている。 ---このときに行われるリズムゲームは、全てプリンター筐体側のボタンを使用して行う。 --第2弾までは「キラッとチャンス」が行われると、必ずキラチケが排出されたが、第3弾以降は通常のプリチケでSRが排出される場合もある。 ---そのため、第3弾以降はキラチケを入手するときは、「キラッとチャンス」の最後にキラチケを入手する演出が追加されている。 --ジュエル1弾より、後述のジュエルチャンス/キラリウムチャンスが実装されたため、キラッとチャンスは廃止された。 -&bold(){ジュエルチャンス/キラリウムチャンス} --ジュエル1弾より追加。リズムゲーム終了後、前述のキラッとチャンスに代わって行われる。移行するかどうかの判定の演出は廃止された。 --ジュエルチャンスもキラリウムチャンスもステージは基本的に同一であり、「ダイヤモンドスマイル」のショートバージョンの楽曲で追加のライブを行う。 ---キラリウムチャンスのみ、追加ライブの最後に連打パートがある。 --&bold(){ジュエルチャンス} ---ジュエルパワーと呼ばれるゲージを5つ溜まることで、次回プレイ時にジュエルチャンスを発生させることができる。ジュエルパワーはゲームを遊ぶ、またはプリチケを1枚買うごとに溜まっていく。 ---ゲームの開始時に、ジュエルチャンスで入手したいJRのコーデのカラーを選ぶことができ、ドレス・シューズ・アクセサリーの3枚を入手すると、再度選ぶことができる。ジュエル6弾の時点で選択可能なカラーは10色となった。 ---JRのコーデが不要であれば、通常の排出のコーデからも選択してプリチケにすることができる。この場合、選ばれなかったJRのコーデは後述するプレゼントボックスへ格納される。 --&bold(){キラリウムチャンス} ---キラリウムチャンスはランダムで発生し、発生するとキラチケのJRのコーデを手に入れることができる。 ---キラリウムチャンスの場合のみ、好きな色の好きな部位のコーデを選択して入手することができるが、代わりに通常の排出のコーデを選択することができない。 ---キラリウムチャンスが発生すると、ステージに移る前に「だいあ」からキラリウムチャンスが発生した旨を教えてもらえる。 --キラリウムチャンスはジュエル3弾より廃止された。キラチケが当たる場合の特別な演出はなくなった。 ---ジュエルチャンス中にキラチケが当たった場合は、特別なセリフとともに若干演出が変更される。 --プリたま1弾より、後述のイルミナージュライブが実装されたため廃止された。 -&bold(){イルミナージュライブ} --プリたま1弾より追加。キラッとチャンスやジュエルチャンスとは異なり、リズムゲーム終了後にランダムで発生するのではなく、「プリたまキャッチ」においてイルミナージュプリたまをキャッチすると発生する。 ---イルミナージュプリたまはマスコットが成長しきると登場する。1度登場した後はランダムでの登場となる。 --演出としては、人型に成長したマスコットがプレイヤーにイルミナージュコーデを渡してそのまま遊園地へ連れていき、アトラクションを遊んだ後にライブを行う、という流れ。 ---ライブの楽曲は「イルミナージュ・ランド」のショートバージョンとなっている。 --アトラクションの内容はジェットコースターなどで、弾によって異なる。ちなみにこのアトラクションの演出の間にもタイミングよくボタンを押す必要がある((プリたま4弾のみボタン連打))が、弾によって画面上で表示される位置が異なる上にキラキラした演出で見辛く、なかなかの初見殺しを誇る。 ***その他のシステム -マイキャラ --プレイヤーの分身であるアバター。ゲーム開始時にパーツを選んで作成する。 ---前作では声の種類が4種類だったが、本作では2種類増えて6種類になっている。追加されたのは前作にて人気キャラであった紫京院ひびき(かっこいい)と、黒須あろま(こあくま)の声。 --前作でのプレイ記録があれば、「おひっこシステム」にて本作に引き継ぎ可能。前作のマイチケをスキャンすることで、そのマイチケが保存している時点のデータのマイキャラに使用されているパーツをそのまま使用することができる(ただし、初音ミク等のコラボパーツは引き継ぎできない)。もちろん使用することができるというだけであって、一から作り直すことも可能。また、前作のランクに応じて追加でマイキャラパーツを取得することができる。 ---意外かもしれないが、引き継ぎ回数には制限が掛けられておらず、同じプレイ記録から何人でも作成することが可能である。ただし、引き継げるのは前述のとおり、マイキャラの使用されているパーツのみ。……というわけで、唯一、前作の筐体が稼働している原宿の「プリズムストーン((本シリーズのキャラグッズおよびアパレルを販売する店舗。))」へ人が殺到することに。 --「語尾((マイキャラの音声が語尾付きになるというトンデモ要素。アバターにこんな設定ができるのはプリパラくらいだろう。))」だけは本作に引き継ぐことのできない要素となっている。%%前作における悪ノリの象徴のようなものだからか?%% -フォロー --ゲーム開始時にフォロチケを1枚読み込ませることで、他のプレイヤーをフォローすることができる。お互いにフォローしていれば「フォロトモ」となる。 ---フォロトモになっていれば、プリスタグラムで「超いいね」が送れるようになる。また、ゲーム開始時に既にフォロトモになっているフォロチケを読み込ませると、「パシャリングステーション」で一緒にショットを撮ることができるようになる。 --フォロー数が増えていくと、マイキャラパーツがもらえる。現実のSNSと同じく、同じプレイヤーを何度もフォローすることはできない。 --前作では高ランクのトモチケしか交換しないという人がいたため、ランクを問わず交換を促進するためのシステムと思われる。 --元々はゲーム終了時にフォロチケの読み込みステップがあったが、リズムゲーム終了後にパシャリングステーション→プリチケの印刷→フォロチケの読み込み→プリスタグラムと続くと、余りにも煩わしいため、ゲーム開始時に変更された。 --ジュエル1弾よりフォローするフェイズが廃止となり、1枚目のフォロチケを使ったマイキャラがフォローされるように変更となった。 -わちゃわちゃ会 --第3弾より追加。フォロトモになったプレイヤー、フォローしてくれたプレイヤー、プリスタグラムで「いいね」をしてくれたプレイヤーのマイキャラが挨拶しにきてくれる。 -パシャリングステーション --プリチケに印刷するためのショットを撮る。3種類の映像が流れ、最大で8回まで撮ることが可能。また、1枚だけ自動的にショットが撮られ、計9種類の中から選択する。 ---第2弾よりキャンセルすることもできるようにあった。この場合は自動的に9枚ショットが撮られる。 --コーデする際に、「パシャッとアイテム」を読み込ませておくと、このパシャリングステーションにて、パシャッとアイテムを持った状態のポーズで撮ることができる。 ---パシャッとアイテムは、花束やぬいぐるみ、アンティークな本など、いわゆる"インスタ映え"するようなものが用意されている。 --ゲーム開始時にフォロトモのフォロチケを読み込ますと、一緒にショットを撮ることができる。 --流れる映像はライブ中の映像や、大会であれば表彰台での映像、その他パシャリングステーション用の映像が流れる。 --キラチケを印刷する場合は、キラチケ用のポーズで印刷されるため、パシャリングステーションは行われない。 ---プリたま弾より追加されたIRコーデを印刷する場合も、同様に専用ポーズで印刷されるため省略される。 -キラッCHUポイント --第5弾より追加。リズムゲームのマーカーに、本作のマスコットキャラ「キラッCHU」がくっついていることがあり、そのマーカーを失敗せずに押すとキラッCHUポイントが入手できる。 --キラッCHUポイントを貯めることで、マイキャラパーツなどを入手することができる。 --基本的にはリズムゲームで入手することになるが、ゲーム終了時にプリチケを追加購入することでも入手できる。 --リズムゲーム中、ごくまれにゴールドのキラッCHUが現れることがある。うまく入手すると、キラッCHUポイントを30ポイント入手できる。 --プリたま1弾で廃止された。 -プリスタグラム --他のプレイヤーのマイキャラ9人表示され、3人まで「いいね」することができる。 --「いいね」された側のプレイヤーは「フォロワー」のボーナスを取得することができる。 --「フォロトモ」の状態であれば「超いいね」することができ、より多くの「フォロワー」のボーナスを送ることができる。 --システムとしては『プリティーリズム』にあった「ファンコール」に近いが、こちらは同じ筐体以外で遊ばれているキャラも表示される。 --ジュエル1弾で一旦廃止されたが、プリたま2弾から復活している。ただし通常のプレイでは行われず、「レッツ☆パシャリングワールド」を選んだ場合のみ発生する。 ***第6弾までのシステム -ブランドチャンネル --ブランドのコーデを着用すると、ブランドランクと呼ばれる数値が上がっていき、一定数溜まると、「ブランドチャンネル」で遊べるようになる。 --選べる楽曲などは、通常のリズムゲームと同一であるが、コーデを選択する際に、ブランドチャンネル限定のコーデを選択でき、プリチケとして排出できる。ブランドランクがさらに上がれば、排出されるコーデの種類も増えていく。 ***ジュエルシリーズからのシステム -プレゼントボックス --キラッとチャンスで選ばれなかったJRのコーデや、ある程度遊ぶことで貰うことのできるコーデが格納されている。 --プリチケにするには、お金を筐体へ投入する前にボタンを押し、プリ☆チャン会員証を読み込ます必要があるので注意。また、コーデを入手してから70日が経過すると消えてしまうので、こちらも注意。 --ブランドチャンネルが廃止されたため、ブランドチャンネルで入手可能なコーデもすべて格納されている。 -ハッピーレアストーリー --HRは童話をモチーフとしており、HRのコーデを着用するとリズムゲーム開始前にストーリーを楽しむことができる。全6話。 --ストーリーの話数によっては、アニメキャラのイラストでプリチケを排出することもできる。 ***プリたまシリーズからのシステム -マスコットすくすくダイアリー --ゲーム開始時にマスコットとお話しして簡単な問いかけに答え、マスコットを育てるモード。 ---マスコットは卵の状態から始まり、動物型、SDの人型に成長していく。 ---育てるマスコットは弾によって異なる。そのため、弾が変わると卵からやり直しとなる。 ---プリたま4弾後半より、育てるマスコットを複数種の中から選べるようになった。弾を跨いで登場するマスコットは育成状況をそのまま引き継げる。 --プレイするごとに星が溜まっていき、10個貯まるとマスコットが成長し切って、その後に遊ぶリズムゲームでイルミナージュプリたまが必ず出現する。一度出現すると以降はランダムで登場するようになる。 ---イルミナージュプリたまをキャッチすると、イルミナージュライブが発生し、その後にイルミナージュコーデが入手できる。なお、ドレス→シューズ→ヘアアクセの順で必ず入手することができる。 --マスコットがチャンネルを紹介した、という名目でフォロワー数を増やしてくれることもある。 ---タイミングはマスコットが成長しきった後、プレイするたびに溜まる「なかよし度」のゲージが満タンになる度。 -パカッとプリたまルーレット --ゲーム終了後にコーデを入手するモード。「プリたまキャッチ」で入手した9個のプリたまがルーレットのようにマイキャラの周りを回り、3回まで止めることができる。それら3つのプリたまから入手できるコーデが、プリチケへの印刷候補のコーデとなる。 ---イルミナージュプリたまの場合は印刷候補の確定となり、ルーレットを止めるのは2回となる。ただし、イルミナージュコーデは必ずしも排出する必要はない。 --印刷候補を選択後、プリたまが1つ追加され、100円を入れると再度ルーレットを止めることができる。この場合は印刷しなかったコーデ2つ+追加で止めたコーデ1つの3つからの選択となる。 --目押しが可能なのかは不明。&s(){通称「女児パチスロ」}。 ---2枚目以降は100円を入れたタイミングで止まるのでさらに難易度が上がる。 -プリ☆チャンファンタジー --リズムゲームの前後に、その時のバージョンで排出されているFRにちなんだストーリーを楽しむことが出来る。全6話。 --ハッピーレアストーリーと異なり、開催期間中であればFRを着用しなくてもプレイ可能だが、最終話は排出中のFRを着用すると通常時と異なるエンディングが見られる。 -レッツ☆パシャリングワールド --プリたま2弾より追加されたモード。このモードでのみニコチケが排出できる。 --コーデを選択してフォロチケを読み込み、パシャリングモードを3セット(9回分)行って、選んだ1つのショットをニコチケに印刷できる。このモードではリズムゲームでは遊べない。 --最後にプリスタグラムを行って、ゲーム終了となる。 -プリ☆チャンストア --プリたま3弾より追加。前作のプリパラコインショッピングと同一のモード。ゲーム中のミッションをクリアするや、ゲームをプレイすることでコインを貯め、ゲーム開始時にアイテムを購入する。 --購入可能なものはマイキャラパーツ、フォロチケスタンプの他、プレゼントボックスへ送ることが可能な「パシャッとアイテム」、マスコットすくすくダイアリーの背景画像等がある。 ---店番をしているのは、前作にも登場した「めが兄ぃ」。 ---- **評価点 -ライブのメンバーが可変になった。 --前作は3人および5人のライブのみとなっていたが、本作は曲によって1~6人までの可変となった。これにより、2人ライブの「Play Sound☆」など、前作とは違ったライブが楽しめるようになった。 --アニメでは1人のライブ、2人のライブも行われているので、アニメのライブを筐体でもそのまま再現できるようになった。 --1人のライブもあるので、特定のキャラによるライブを堪能したいときなどはありがたい。 --2年目ではアニメでソロステージであっても、ゲームでは3人ステージになる場合が多かったが、3年目では再びソロステージが復活している。 -マイキャラを愛でる楽しみ --前作ではプレイヤーの分身であるマイキャラが可愛いと定評があったが、本作ではより一層愛でる方の楽しみ方が増えている。 ---例えば、ゲーム開始時の「わちゃわちゃ会」で愛くるしく動くのを眺めてみたり、「パシャリングステーション」でお気に入りのショットを撮ってみたり。 ---とくにパシャリングステーションは力が入れられており、映像パターンの追加がよく行われる。&s{[[某有名特撮番組>仮面ライダーシリーズ]]で見たようなモーションが紛れていたり、}令和へ改元した際には、いち早く「令和」パネルを掲げるモーションが追加されたり。 --前作と比較すると、選曲の際やコーデするときなど、キャラクターもよく動くようになっている。 ---第6弾までは前作にはあったグループ結成後のコーデチェンジ((前作のプリパラチェンジ、アイドルタイムカウントダウンに相当。))は存在しなかったのだが、ジュエル1弾以降はコーデチェンジが追加されている。しかもこの時のコーデチェンジはアニメとほぼ同等の演出となっており((プリたま1弾以降はアニメと共に新しいコーデチェンジになっている。))、プリチケと手元のプリチケスキャン用アイテム((ジュエルシリーズではジュエルパクト、プリたまシリーズではプリたまGO。))を使った魔法少女さながらの華やかな変身シーンが描かれている。 -会員証の登場でプリチケ管理が手軽になった --前作ではユーザー情報は「最後にプレイした際に排出されたマイチケ」に登録されていたため、該当するマイチケは別途管理する必要があった。 ---万が一古いマイチケをスキャンしてしまった場合、ユーザー情報が巻き戻る危険性があった。 ---またマイチケを交換等で別のユーザーに譲渡した際は、そのユーザーが自分のユーザー情報を使用してしまうという危険性も存在していた。 --今作では新たに「プリ☆チャン会員証」が登場したことで、プリチケは純粋にコーデチケとしての機能だけとなり、プリチケの管理が前作よりも手軽になった。 ---最後にプレイしたプリチケを別管理にする必要がなくなった他、別のユーザーに譲渡した際にも自分のユーザー情報が使われる危険性がなくなった。 -前作以前のコーデの互換性 --前作のコーデは本作でもそのまま使用することができ、前作のカード資産も無駄にならない。 ---ただし、神レアであってもノーマルであっても、前作のコーデのスコアはすべて「200いいね」に統一されている。そのため、スコアアタック等に使用するのではなく、コーデを楽しむために使用するといった感じである。 ---本作に前作のコーデの再録もあるが、再録版ではマイチケに印字されているスコアが反映される。 --前々作の『プリティーリズム』コーデも、前作でプリチケに変換していればそのまま使える。 ---3DSのゲームのQRも引き続き使用できるので、『[[プリパラ&プリティーリズム プリパラでつかえるおしゃれアイテム1450!>プリティーリズム マイ☆デコレインボーウエディング#id_ec0f8d8d]]』があれば、収録されているプリティーリズムのコーデを全て使用することができる。 --前作以前のマイチケ等に限り、筐体のマルチスキャナーからも読み取りが可能となっている。これは、一部のカードではプリチケ用の読み取り口から読み取りにくかったためである。 ---- **賛否両論点 -ライブが地味 --作風の違い……と言ってしまえばそれまでなのだが、前作と比較すると、全体的にライブが地味である。ライブはランウェイのようなものもなく、ダンスのみとなっていることや、「キラッと」とタイトルに付いている割には、キラキラしている要素が少ない。 ---前作はバーチャル世界を舞台にしていたため、サイリウムチェンジなど過剰なまでにキラキラした演出が多かったが、本作は現実世界が舞台であるためか、そういった演出は控えめである。 ---ランウェイが廃止された分ライブパートが増えている。そのため、旧曲では旧作で見られない振り付けを見れるといった楽しみ方もある。(やってみたアピールでランウェイを見ることもできる。) ---キラッとチャンスが、前作譲りのキラキラしている要素ではあるが、必ず発生するわけではない。 --同様に本作に収録されているコーデも、現実にあってもおかしくない程度のデザインとなっており、奇抜なコーデや派手なコーデは鳴りを潜めている。1年目の最高レアリティであるKRでも、前作のスーパーサイリウムレア程の派手さはない。 --とはいえ、「フォーチュン・カラット」や「寝ても覚めてもDREAMIN' GIRL」など、1年目の後半から派手なステージの楽曲が増え始め、2年目以降からはVTuberやテーマパークがテーマに加わったことにより、バーチャル的な要素やファンタジー的な要素も増えたことで、稼働開始当初の地味さが嘘のように派手になってきている。 -フォロチケのメンバーの存在が希薄 --一緒にライブをしているメンバーではあるものの、ライブ開始時や「やってみた」アピール時に登場しないため、どうにも存在感が薄い。 --パシャリングステーションにてプリチケを印刷できる画像も、基本的にはマイキャラのみのものが多い。ライブ中の画像を選べば、フォロチケのメンバーも印刷されるが、前作のようにキャラ名までは印刷されない。 ---ライブ開始時に「〇〇〇(マイキャラ名)ちゃんねる」と表示されることから、設定上はあくまでも個人の動画配信なのだろう。そのため、意図的にプレイヤーのキャラを強く押し出し、フォロチケのメンバーの存在を薄くしているのかもしれない。 --さすがに存在感が薄すぎると判断されたのか、ジュエル1弾よりリズムゲーム前にフォロチケメンバーが紹介されるフェイズが追加され、フォロチケメンバーも登場するアピールが追加された。 -経験値の単位が"フォロワー"であること --SNSをテーマにしているため、経験値の単位がツイッターなどのようにフォロワーとなっている。この単位になっていることで、不自然な演出が多い。 --ライブをすることや、他の人にフォロチケを使ってもらえることで知名度が上がる(≒フォロワーが増える)というのが感覚でわかるが、プリチケの連続買いやスタンプラリーのご褒美でフォロワーが増えるというのはどのような理屈からなのだろうか。%%フォロワーを買うというのは現実でもあるが。%% --稼働当初は一定期間(10日ほど)プレイしていないと、フォロワーが減るという仕様があった。更新が滞ったSNSはフォロワーが減る、というのはある意味リアルであったが、そんなリアルな仕様は誰も望んでいなかったので、弾の切り替わりを待たずに稼働開始1か月ほどで早々に削除された。 ---- **問題点 -稼働当初の深刻なバグ --執筆時点では致命的なバグは解消されているが、稼働当初はバグにより頻繁にゲームが強制終了するという現象が多発した。体感としては、7~8回に1回は発生するというところか。 --強制終了すると、店員に筐体を再起動して貰わなければならない。あまりにもバグが頻出することから、店によってはバグが発生しやすい旨の張り紙がされていたり、店員を呼ぶボタンが筐体のそばに置かれていることもあったり。 --主に選曲前やライブ前にこのバグは発生しやすかった。また、フォロチケを使うと、より頻度が上がった。 --第1弾の末期にはバグが解消されつつあったが、第2弾にバージョンアップするとまたもやバグが多発。このバグが納まるのは第2弾の末期まで待たねばならなかった。 --現在は強制終了のバグは解消されているものの、本作に期待していた人を大きく落胆させる要因となってしまった。 ---メディアミックス展開のため、おそらく納期が優先されてしまったのだろう。 ---本記事に「第3弾から~」という記述が多いように、第3弾からシステムの追加や変更が多く行われている。第2弾末期まではバグ取りに掛かりっきりだったのだろうか。 --第3弾以降も1年目の頃は致命的なバグが解消されていたといえ、他社のゲームと比較するとエラーの頻度は高く、アップデート直後は鬼門であった。 --2年目からようやく安定するようになった。 -筐体のサイズ拡大による恩恵の少なさ --基本的にゲームはプリチケ筐体の画面を見て、プリチケ筐体に備え付けられているボタンを使って操作するため、機能追加のためにわざわざプリンター筐体が繋げられているのに、活躍する機会がほとんどない。 ---プリチケ筐体での操作が基本になることから、キラッとチャンスでプリンター筐体のボタンで操作するのは少しやりづらい。通常のリズムゲームは右手でも左手でも遊べるようになっているが、プリンター筐体では必然的に左手のみの操作になる。 --単純に筐体を使用する面積が増えているため、店内での配置にも苦労することから、前述の頻出するバグと合わせて、何かとオペレーター泣かせなゲームとなってしまっている。 --せめてプリンター筐体の上に、荷物置きでも備え付けられていれば、空きスペースを活用できそうなものではあるが、その位置には「桃山みらい」のパネルが置かれている。また、ボタンがある位置にも空きスペースがあるが、この部分はゆるい傾斜になっているため、カードファイルを一時的に置くこともできない。 --さすがにプリンター筐体のスペースが無駄になりすぎていると判断されたのか、第3弾よりフォロチケ交換ボードが「桃山みらい」のパネルの下に追加された。 --3年目からのイルミナージュライブでは、ついにプリンター筐体のボタンを使用する必要が無くなり((プリンター筐体のボタンも一応使用できるが、特に連打を要求される場面ではプリチケ筐体側のボタンを使った方が圧倒的に有利。))、ますます存在意義が危ぶまれることに。 -なかなか排出されないキラチケ --1年目ではキラッとチャンスが発生した場合、一定の確率でキラチケが排出されるが、このキラチケがとにかく排出されにくい。正確な確率は不明ではあるが、体感的には十数回に1回というところである。 ---そもそもSRの場合でも、キラッとチャンスが発生するとはいえ、キラッとチャンス自体も発生しづらい。 ---キラチケではPRやKRのカードが入手できるが、これらは1弾当たり十数枚存在するため、キラチケの排出率と明らかに噛み合っていないことが問題である。本作では1枚だけ入手できれば良いというものではなく、コーデ一式を入手しようとすると、3枚または4枚必要になってくるのだから。 ---前作の再録カードであっても、それがPRであればキラチケでしか入手することができない。この再録カードをキラチケで揃えられた人は、どれくらいいるのであろうか? ---現行弾のカード2種類、前弾のカード2種類から排出できるカードが選択できるため、そこまでダブりに悩まされることはないが幸いか。 ---第1弾の頃は、キラチケのカードが選択できず、またKRの排出率がとんでもなく低かった((こちらも正確な確率は不明であるが、フリマサイトで1枚5000円が相場だったことから、相当な希少カードであったことがわかる。))ので、今以上に評判が悪かった。 ---キラチケはプリチケと比べるとコストも掛かっているため、排出率を上げにくいという事情もあるかもしれないが、せめてKRのみキラチケにして、PRはプリチケでも排出されるとかにならなかったのだろうか。 --ジュエル1弾より、キラチケはJRのコーデのみとなった。また、JRのコーデはジュエルチャンスでも入手できるため、必ずしもキラチケで入手する必要もない。 ---コーデの入手難易度が大幅に引き下げられ、改善されてはいるのだが、ここまでするのなら、もはやキラチケの意味はあるのか……という意見があった。 --ジュエル3弾より、RRが追加され、JRとどちらかを選べるようになった。RRは1年目のシリーズの各キャラの色違いや、HRの色違いが排出され(名称のとおり、虹色になっている)、完全にオリジナルのコーデは今のところ存在しない。そのため、プレイヤーの間ではそこまで価値はないと判断されているのか、入手難度の割にはシングルカードで安価で買うことができる。 --プリたま1弾より追加されたER・WRもやはり各キャラの色違いコーデのみ((前者は過去のPR・KRのチェック柄もしくは白黒版、後者は関連の強いキャラ二人のコーデの色を入れ替えたもの。))で完全オリジナルコーデは存在せず、入手難度の割に相場は低め。 -フォローしているキャラを把握する方法がない --他のプレイヤーのフォロチケを読み込ませることで、「フォロー」の経験値が上がっていくが、1キャラにつき1しか上がらないため、上げようと思うなら必然的に様々なプレイヤーのフォロチケを入手して、読み込ませる必要がある。 --しかし、既にフォローしている(読み込ませている)かどうかを判断する方法はなく、一覧のようなもので表示されたりするということもない。 ---第2弾までは、既に読み込ませているキャラについては、読み込み済みである旨のコメントがあり、読み込ませることができなくなっていた。しかし、仕様変更により、すでに読み込ませているキャラについても読み込ませることが可能になったため(当然ながら、再度読み込ませても、フォローは増えない)、改悪されてしまっている。~ 読み込ませるとフォロー済みかどうかは、アイコンで分かるようになっているが、キャンセルして再読み込みはできないため、事実上機能していない。 --同様に、自分が誰にフォローされているか、ということも把握するのが難しい。ゲーム開始時のわちゃわちゃ会にて、新しくフォローしてくれた人を教えてくれるが、確認できるのは1度きりである。 -Web連動サービスが存在しない --前作の『プリパラ』には「プリパラクラブ」というプレイデータの閲覧・会員特典コーデを受け取れるWeb連動サービスがあったが、本作にはそれに相当するサービスがない。 ---ライバル作の[[アイカツ!シリーズ]]は世代交代を繰り返しつつ、Web連動サービスを継続運営している。 ---- **総評 前作から演出面でのパワーアップが見られる他、前作の不満点も解消されているなど、TCAGのリズムゲームとしては順当に進化している。~ ~ しかし本作独自の作風を押し出しつつも同時に前作の影響も色濃く残しているという按配だった為、何かと前作と比較されつまらないと烙印を押されるという難儀なゲームにもなっていた。これもヒット作の続編の宿命だろうか。~ またSNSや動画配信と言った現実世界の要素をテーマにしている為、それらを受け入れられるか否かでも賛否が分かれた。そしてそれ故に前作の派手さやバカゲー要素も薄れたことで、一定のファン離れを引き起こしてしまったという側面もある。それでも本作独自のファンを獲得出来れば問題はなかったのだが、稼働当初の商品失格レベルの深刻なバグによって盛大に出鼻を挫かれたのは痛かった。~ ~ このように稼働当初は評価は芳しくなかったが、それでも致命的なバグや問題点として上げられた点を長期的なアップデートにより改善し、また各種のテコ入れにより前作・前々作とは違った独自の魅力も形成したことで、次第に既存ファンに再評価されつつ新たなファンを獲得していった。~ そんな本作は間違いなく&bold(){キラッと☆}した魅力を備えており、また「&bold(){やってみなくちゃわからない!わからなかったらやってみよう!}」の精神で数々の新要素にもチャレンジしてきた作品だったといえる。~ ~ 稼働後期には突然のコロナ禍によってアーケードゲーム全体が未曾有の危機に見舞われ、その影響が収まらない中で世代交代の時期を迎えて稼働終了となったこともあり、ゲームとしての本作の人気のピークはどうしてもコロナ直前の2019年度であったと言わざるを得ないのも事実である。~ しかしこれらの多くの困難を乗り越え、最終的にはプリティーシリーズの一作品としてしっかりと人気を集めて惜しまれつつ終了した作品となり、次回作へとバトンを繋ぐことができた。 ---- **余談 -プリチケ筐体にプリンター筐体が繋がれた姿は、さながら二槽式洗濯機のように見えるとネタにされている。エイプリルフールの際には公式もそのネタを乗っかったことがあった。 --アーケードにはすでに[[ドラム式洗濯機>maimai]]も稼働しているが、本作とはジャンルもユーザー層も違うので、洗濯機同士が共演することはなさそうだ。((WACCA、オンゲキとはプリティーシリーズとしてコラボ済み)) --拡張機器を繋げてパワーアップさせている状態になっているので、往年のメガドライブやPCエンジンを思い出したレトロゲーマーがいるとかなんとか。 ---しかしそのような形態が少なからず店舗やゲームシステムの足枷になっていることを考えるとあまり笑えないネタである。 //-テレビアニメも2018年4月8日から2021年5月30日まで放送された。製作はタツノコプロのままだが、放送枠は日曜10時に移動し、メインスタッフもほとんどが一新された。監督の博史池畠氏、シリーズ構成の兵頭一歩氏はアニメ版『ロボットガールズZ』でタッグを組んだ二人。 OPは「Run Girls, Run!」が担当し、メンバーの全員が声優としてメインキャラ6人のうち3人を担当した。 残りのメインキャラの一部は「i☆Ris」メンバーが続投した。 2019年春改編期(シーズン2)ではタイトルこそ変化していないが、内容自体は大幅改変されており実質2作目と呼べるような状態となり、2020年春改編期(シーズン3)も同様に3作目ともいえるような大幅な改変が実施された。 //--相変わらずライブ時のCGや楽曲は評価が高いのだがぶっ飛んだ展開やカオスなギャグで人気を博していた前作と比較するとどうにも盛り上がりに欠ける出来になっていた。が、2年目以降はアーケード版同様VTuberやバーチャルアイドル、テーマパークと言った要素を取り入れ前作を彷彿させる派手な場面や演出が増え勢いに乗り、前作とは別の独自の人気を確立した。 -前述の通りの作風の違いや初期のバグの多発もあり、前作をもう一度遊びたいという声もちらほら聞かれた。 --公式もその点に考慮したのか、前作の5周年記念としてなんと2019年10月17日に『[[プリパラ オールアイドル>プリパラ#id_0d7d51b4]]』として再稼働が開始され、以後は本作と並行して稼働が続いた。 ---基本的にTCAGで後継作が出た場合カード切れになるまで稼働していることはあっても新作が出るということは今までになく、プリティーリズムからプリパラに移行する際にもプリティーリズムの新作が出ることはなかったことを考えると極めて異例である。((今回のケースではプリパラ自体の人気のほか、プリパラ終了後にコンバートされた作品が軒並み不振だった影響で筐体が余っていたことで再稼働に踏み切られたという面もある。)) -本作が稼働した同月には、ライバル作品の新作『[[アイカツフレンズ!>アイカツフレンズ!/アイカツオンパレード!]]』も稼働している。さすがに稼働開始日はバッティングしなかったが((たまたまなのか意図しているのか不明だが、新弾稼働日はバッティングすることが多い。))、新作発表は1日違いというニアミスっぷり。 --例えば本作に「えも」という名前のキャラがいるが、アイカツフレンズには「エマ」という名前のキャラがいる。どちらもポップ属性で黄髪のツインテールであり、若者言葉を大量に盛り込んだ持ち歌がある……という妙によく似たキャラとなっている。ただし、どちらも稼働当初から存在するので、互いに意識したキャラではないと思われるが。 --2年目のテーマはお互いに「ジュエル」であり、見事に被ってしまった。ただし、ジュエルに関するコーデのレアリティがこちらはJR(ジュエルレア)であるが、あちらはJLR(ジュエリングレア)であったり、こちらは各ジュエルは色で区分けしているが、あちらでは具体的な宝石の名称を押し出しているなど、何から何まで被っているというわけでもない。 //-プリたま4弾ならびにアニメ版シーズン3から登場した「アリス」を演じたファイルーズあい氏は、本作出演開始後に他の女児向けアニメにも立て続けにレギュラー出演したことで話題になった。 //--2020年6月21日から[[サンリオ>サンリオキャラクターシリーズ]]原作アニメ『ミュークルドリーミー』に安西ときわ役で出演し、さらに翌2021年2月28日からスタートした『[[トロピカル~ジュ!プリキュア>プリキュアシリーズ]]』では主人公の夏海まなつ/キュアサマー役に抜擢された。 //--『[[アイカツプラネット!]]』への出演こそなかったものの、2021年2月末から5月末までの間、ファイルーズ氏は主要女児向けアニメ4作のうち3作でレギュラー出演を果たすという快挙を成し遂げた。 //-2021年10月28日に新曲「Forever Friends~1/74億分の奇跡~」(だいあ&みらいのカバーバージョン)が追加されたが2か月前に発売したベストアルバムにはオリジナルとなるマイキャラバージョンしか収録されておらず音源化されていない。 ---- **その後の展開 -アニメ終了後はプリティーオールフレンズシリーズの稼働開始に合わせて、『プリティーオールフレンズセレクション』の放送が行われた。本作を含む歴代のプリティーシリーズからピックアップして放送する傑作選となっている。 --なお同作放送決定の際には「[[シリーズの次の作品に向けて>https://twitter.com/prettyseriespr/status/1388040424040767489]]」と述べられ、新シリーズの制作が行われていることが示唆された。 -そして2021年6月24日、プリティーシリーズ10周年記念作品となる最新作『[[ワッチャプリマジ!]]』の発表が行われ、2021年10月1日から稼働を開始した。 --また、[[発表動画>https://youtu.be/hmo9xniAZM0]]の中で「プリ☆チャンで遊んでプリマジでプレゼントゲット!」と述べられてり、2021年7月以降に排出されたフォロチケをプリマジで読み込むとプレゼントが貰える連動企画が行われた。 -- なお、2021年7月15日に本作のマイキャラの引き継ぎや本作以前のコーデの使用が不可能であることが発表された。すなわち『プリティーリズム』から長らく続いたコーデの互換性は『プリ☆チャン』が最後となった。 -プリマジ稼働後も筐体が違うこともあってかしばらく稼働が続き、一部のゲームセンターでは『プリパラ』『プリ☆チャン』『プリマジ』と3世代が並んで稼働する光景を眺めることができたが、2022年2月28日をもって稼働終了となった。 --同日に稼働終了する『プリパラ オールフレンズ』はプリズムストーンの店舗限定で稼働がまだ続くことになったが、こちらはセーブデータの保存にサーバーを要するせいなのか、稼働継続とはならなかった。 --2024年現在も家庭用ソフトが発売されていないことから、かつての3DS作品やSwitchソフト『[[プリパラ オールアイドルパーフェクトステージ!]]』のような形での本作の家庭用移植作を望む声も多い。 -2023年に稼働開始から5周年を迎え、(アニメの)実質的な続編である「バーチャルミュージカル『ハイスクール!キラッとプリ☆チャン』」が発表された。 --このバーチャルミュージカル内に自分のマイキャラが出演できるというクラウドファンディングが行われたのだが、そのために''既に稼働を終了している本作のフォロチケ''を郵送するという異例の要求が出された。 ---前述の通りもう入手できない代物であるため、「こんなことならもっと刷っておけばよかった」と惜しむ声もチラホラ。

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