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*ADVANCED V.G. 【あどう”ぁんすど う”ぁりあぶるじお】 |ジャンル|格闘ゲーム|&amazon(B000069SEO)| |対応機種|PCエンジン&br()プレイステーション&br()セガサターン|~| |開発/発売元|戯画|~| |発売日|【PCE】1994年7月21日&br()【PS】1996年4月19日&br()【SS】1997年3月14日|~| |定価|【PCE】9,504円&br()【PS】5,040円&br()【SS】8,424円(各税込)|~| |配信|【ゲームアーカイブス】2009年3月25日・617円(税込)|~| |判定|なし|~| |ポイント|''ウエイトレスが殴り合う莫迦ゲーム''&br;オリジナル版よりも強化されたコンシューマ版&br;格闘ゲームとしては普通|~| |>|>|CENTER:''[[戯画作品リンク>戯画作品]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 PC98でリリースされた18禁格ゲー『ヴァリアブル・ジオ』シリーズの移植版。~ 一部人物設定などに矛盾がある事から、過去作とはパラレル扱いとなっている(SFCの『スーパーヴァリアブル・ジオ』も同様)。~ **シリーズ概要 ヴァリアブル・ジオとは''最強のウェイトレス''を決める格闘技大会であり、様々な飲食店から腕に覚えのあるウェイトレス達が優勝賞金10億円と、その所属企業に与えられる伝説の一等地を巡って激しい戦いを繰り広げる。~ 従って、本作のプレイアブルキャラクターはあるキャラを除いて全員が女性である。~ 「''なんでウエイトレスが強くなければいけないのか?''」なんて突っ込みは禁句。~ 所属する店も実在有名店のパロディーになっている。~ **システム -当時の格ゲーとしては特殊なシステムは無く、またコンシューマ移植によりエロパートが無くなった事で特徴はやや薄れている。 --一部の技でパンちらする程度。ただしPCエンジン版ではロリータ娘の下着姿などが拝める。尚、ロリむすは15歳の高等学校1年生である。 -各キャラの必殺技は2種類+超必殺技1つ。またガードされると削れない「特殊技」も存在し、更に続編などで技が追加されている。飛び道具もあるが発射速度と使用間隔の都合で「ジャンプして避けながら接近→ジャンプ攻撃」という形で攻められやすい。 -難易度設定によってはエンディングが一部変化。 ---- **評価点 -遊びやすく調整されたUI。 --そもそもがパッドではなくテンキーでの戦闘が前提だったPC版と異なり、色々な意味で遊びやすく進化。 --格闘ゲームブームの中で後発組だった事もあり、システム面では大きな破綻はない。 --エロメインで粗削りだった格闘部分がしっかりと洗練された、と言える。 -女の子が皆個性豊かであり可愛い。 --元がエロゲーなので「当然」といえば当然なのだが、そういった用途を想定しなくてもそれぞれ魅力的。 ---因みに続編までのキャラデザイナーは『''勇者王ガオガイガー''』などで有名な''木村貴宏''氏。 //この人ロボット物でだけ有名ってわけではないし、無理にスパロボリンクは必要ない -''声優が豪華。'' --当時はまだ新人だった野上ゆかな氏や手塚ちはる氏・椎名へきる氏等が声を当てており、ゲームを盛り上げている。 //女史は現在普通に使われてない書き方って事で消したので戻さないでください。以前、荒らしとして規制された人間が大量に追加した物の削除対応の為もあります。 **賛否両論点 -シリーズ通して言える事だが、『[[ストリートファイター>ストリートファイターシリーズ]]』じみている。 --飛びアッパーや手から気を飛ばす技を使う主人公、炎を操る良きライバル、主人公の肉体を狙う黒幕など。 ---続編では主人公に憧れる後輩(新主人公)まで登場する。 **問題点 -一部キャラクターのバランスの悪さ。 --具体的に言うと、''久保田潤が強すぎる''。 ---オリジナルでは地を這う飛び道具だった「アースシェイカー」が対空迎撃にも使える障壁タイプの技となり、更に攻撃判定の広い(所謂「吸い込み」発生((これのおかげで彼女は「女ザンギ」というありがたくないあだ名をファンからもらっている)))掴み技「久保田バスター」の破壊力が上がったため火力が尋常ではない。 ---加えて一人だけコマンド入力でスウェー(発動時は無敵状態になって、投げ以外は無効)が可能な上、一人だけパンチでもキックでも投げ技に移行でき、しかもパンチ投げ「ベアハッグ」は久保田バスターと同じ威力、と専用の仕様各種が全体的に強すぎる。確かに設定上他のキャラクターがほぼ素人(普通のウェイトレス)なのに対し、彼女だけレスリングのオリンピック選手候補だったが…。 ---一応「火力は高いが隙が出来やすく、玄人のガチ対戦向きではない」という声もあるにはある。 ---やり過ぎと判断したのか、続編では久保田バスターを空振りするとスカリモーションが入るようになったり、アースシェイカーが前の仕様に戻ったりと若干弱体化されてはいる。 --逆に真奈美はその矮躯からか全体的に火力不足で、当たり判定の小ささと手数で攻めてもあっさり逆転されやすい。 ---ちなみにこれでも「ねころけっとぱんち」の自爆ダメージが存在しない分、過去作よりマシである。何故か続編では微妙にダメージを受けるように戻されてしまったが。 -PS/SS版のみ、増田千穂の技が新しいものになっているが、コマンドのわりに使いにくく単なるロマン技と化している。 -''PS版はシナリオが綺麗に終わらない。'' --黒幕と決着を付ける事ができず逃げられてしまう、何ともすっきりしないエンディングとなっている。 ---結局彼女との決着は約1年後の続編まで待たされる事になる。 ---- **総評 「エロゲーの移植でありほぼヒロインだけの格ゲー!」という事で色物扱いされがちだが、バランスがかなり悪かった原作と比べても進歩し他の格ゲーと肩を並べられる出来になっている。~ とはいえ、ガッチガチにチューンされた廃人仕様の格ゲーには程遠くマニアなプレイヤーにはあまり向かない。~ 絵柄が気に入って格闘にも興味がある、というのであればオススメできる作品だろう。~ **余談 -プレステ初のアダルトゲーム移植である。 -1998年には続編『ADVANCED V.G.2』が発売。 --格ゲーとして大幅進化しシナリオも完結したが、新たに''永久コンボ''などの問題が。 ---だからかどうかは不明だがゲームアーカイブス版が本作から''8年以上''出なかった。 --新主人公''御剣珠緒(みつるぎ・たまお)ものちの作品ではエッチの対象''となっている。尚、''珠緒は14歳の中学校3年生''である。
*ADVANCED V.G. 【あどう”ぁんすど う”ぁりあぶるじお】 |ジャンル|格闘ゲーム|&amazon(B000069SEO)| |対応機種|PCエンジン&br()プレイステーション&br()セガサターン|~| |開発/発売元|戯画|~| |発売日|【PCE】1994年7月21日&br()【PS】1996年4月19日&br()【SS】1997年3月14日|~| |定価|【PCE】9,504円&br()【PS】5,040円&br()【SS】8,424円(各税込)|~| |配信|【ゲームアーカイブス】2009年3月25日・617円(税込)|~| |判定|なし|~| |ポイント|''ウエイトレスが殴り合う莫迦ゲーム''&br;オリジナル版よりも強化されたコンシューマ版&br;格闘ゲームとしては普通|~| |>|>|CENTER:''[[戯画作品リンク>戯画作品]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 PC98でリリースされた18禁格ゲー『ヴァリアブル・ジオ』シリーズの移植版。~ 一部人物設定などに矛盾がある事から、過去作とはパラレル扱いとなっている(SFCの『スーパーヴァリアブル・ジオ』も同様)。~ **シリーズ概要 ヴァリアブル・ジオとは''最強のウェイトレス''を決める格闘技大会であり、様々な飲食店から腕に覚えのあるウェイトレス達が優勝賞金10億円と、その所属企業に与えられる伝説の一等地を巡って激しい戦いを繰り広げる。~ 従って、本作のプレイアブルキャラクターはあるキャラを除いて全員が女性である。~ 「''なんでウエイトレスが強くなければいけないのか?''」なんて突っ込みは禁句。~ 所属する店も実在有名店のパロディーになっている。~ **システム -当時の格ゲーとしては特殊なシステムは無く、またコンシューマ移植によりエロパートが無くなった事で特徴はやや薄れている。 --一部の技でパンちらする程度。ただしPCエンジン版ではロリータ娘の下着姿などが拝める。尚、ロリむすは15歳の高等学校1年生である。 -各キャラの必殺技は2種類+超必殺技1つ。またガードされると削れない「特殊技」も存在し、更に続編などで技が追加されている。飛び道具もあるが発射速度と使用間隔の都合で「ジャンプして避けながら接近→ジャンプ攻撃」という形で攻められやすい。 -難易度設定によってはエンディングが一部変化。 ---- **評価点 -遊びやすく調整されたUI。 --そもそもがパッドではなくテンキーでの戦闘が前提だったPC版と異なり、色々な意味で遊びやすく進化。 --格闘ゲームブームの中で後発組だった事もあり、システム面では大きな破綻はない。 --エロメインで粗削りだった格闘部分がしっかりと洗練された、と言える。 -女の子が皆個性豊かであり可愛い。 --元がエロゲーなので「当然」といえば当然なのだが、そういった用途を想定しなくてもそれぞれ魅力的。 ---因みに続編までのキャラデザイナーは『''勇者王ガオガイガー''』などで有名な''木村貴宏''氏。 //この人ロボット物でだけ有名ってわけではないし、無理にスパロボリンクは必要ない -''声優が豪華。'' --当時はまだ新人だった野上ゆかな氏や手塚ちはる氏・椎名へきる氏等が声を当てており、ゲームを盛り上げている。 //女史は現在普通に使われてない書き方って事で消したので戻さないでください。以前、荒らしとして規制された人間が大量に追加した物の削除対応の為もあります。 **賛否両論点 -シリーズ通して言える事だが、『[[ストリートファイター>ストリートファイターシリーズ]]』じみている。 --飛びアッパーや手から気を飛ばす技を使う主人公、炎を操る良きライバル、主人公の肉体を狙う黒幕など。 ---続編では主人公に憧れる後輩(新主人公)まで登場する。 **問題点 -一部キャラクターのバランスの悪さ。 --具体的に言うと、''久保田潤が強すぎる''。 ---オリジナルでは地を這う飛び道具だった「アースシェイカー」が対空迎撃にも使える障壁タイプの技となり、更に攻撃判定の広い(所謂「吸い込み」発生((これのおかげで彼女は「女ザンギ」というありがたくないあだ名をファンからもらっている)))掴み技「久保田バスター」の破壊力が上がったため火力が尋常ではない。 ---加えて一人だけコマンド入力でスウェー(発動時は無敵状態になって、投げ以外は無効)が可能な上、一人だけパンチでもキックでも投げ技に移行でき、しかもパンチ投げ「ベアハッグ」は久保田バスターと同じ威力、と専用の仕様各種が全体的に強すぎる。確かに設定上他のキャラクターがほぼ素人(普通のウェイトレス)なのに対し、彼女だけレスリングのオリンピック選手候補だったが…。 ---一応「火力は高いが隙が出来やすく、玄人のガチ対戦向きではない」という声もあるにはある。 ---やり過ぎと判断したのか、続編では久保田バスターを空振りするとスカリモーションが入るようになったり、アースシェイカーが前の仕様に戻ったりと若干弱体化されてはいる。 --逆に真奈美はその矮躯からか全体的に火力不足で、当たり判定の小ささと手数で攻めてもあっさり逆転されやすい。 ---ちなみにこれでも「ねころけっとぱんち」の自爆ダメージが存在しない分、過去作よりマシである。何故か続編では微妙にダメージを受けるように戻されてしまったが。 -PS/SS版のみ、増田千穂の技が新しいものになっているが、コマンドのわりに使いにくく単なるロマン技と化している。 -''PS版はシナリオが綺麗に終わらない。'' --黒幕と決着を付ける事ができず逃げられてしまう、何ともすっきりしないエンディングとなっている。 ---結局彼女との決着は約1年後の続編まで待たされる事になる。 ---- **総評 「エロゲーの移植でありほぼヒロインだけの格ゲー!」という事で色物扱いされがちだが、バランスがかなり悪かった原作と比べても進歩し他の格ゲーと肩を並べられる出来になっている。~ とはいえ、ガッチガチにチューンされた廃人仕様の格ゲーには程遠くマニアなプレイヤーにはあまり向かない。~ 絵柄が気に入って格闘にも興味がある、というのであればオススメできる作品だろう。~ **余談 -プレステ初のアダルトゲーム移植である。 -1998年には続編『ADVANCED V.G.2』が発売。 --格ゲーとして大幅進化しシナリオも完結したが、新たに''永久コンボ''などの問題が。 ---だからかどうかは不明だがゲームアーカイブス版が本作から''8年以上''出なかった。 --新主人公''御剣珠緒(みつるぎ・たまお)ものちの作品ではエッチの対象''となっている。尚、''珠緒は14歳の中学校3年生''である。

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