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*ママとの甘い性活II
【ままとのあまいせいかつ つー】
|ジャンル|アドベンチャー|#center{&color(crimson){''一応画像掲載自粛''}&br;https://www.amazon.co.jp/dp/B071DD7RMZ}|
//乳首が見えているので画像は伏せ。
|対応機種|Windows Vista/7/8/10|~|
|発売・開発元|コンプリーツ|~|
|発売日|2017年7月21日|~|
|定価|4,800円(税別)|~|
|レーティング|BGCOLOR(black):''&font(#FF69B4){アダルトゲーム}''|~|
|判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|
|ポイント|&color(red){''2017年クソゲーオブザイヤーinエロゲー板大賞''}&br; &bold(){[[わくプリ>わくわく☆惑星プリンセス]]の再来}&br; 前代未聞の絵の低品質さ&br; 狂ったパース&br; 短すぎる内容&br; 声優とBGM''は''問題なし&br; ''見えている地雷''|~|
|>|>|CENTER:''[[クソゲーオブザイヤー関連作品一覧>KOTYゲーム一覧]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
『Theガッツ!』シリーズ等で知られるコンプリーツが発売した18禁恋愛アドベンチャーゲーム。通称「ママII」。
''あまりにも特徴的な絵柄''から、発売前から見えている地雷として危惧されていた本作だが、いざ発売されてみるとその危惧が想像をはるかに超えた状態で現実化していたことが明らかになり、ユーザーを驚愕させた。
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**ストーリー
>僕のママは2年間入院の末、僕が10歳の時病気で亡くなった。~
パパは数年前から新築マンションの現場管理を担当する事になってあまり家には帰ってこれない。
>
>ある日まだ僕が幼い為パパは新しいお母さんを連れて帰ってきた。~
その人は僕と10歳も離れていないからその人の事を「ママ」とは呼べず「香織さん」と呼んでる。~
ちょっとドジでおちょこちょいなこの人は、楽天家で悪戯好きな僕にとって親戚のお姉さんみたい。~
香織さんは「ママ」って呼んで欲しいらしくいつも一生懸命に色々してくれるんだけど…。
>
>いつもの様にパパは留守で、二人でTVを観ていると、催眠術の特番が始まり芸能人が催眠術を掛けられていた。~
二人はお互いに催眠術を掛けてみたくなって実践してみることに…~
催眠術を使ってHな悪戯を始めた事から、今まで感じたことのない感情が芽生え始める主人公。
>
>香織さんはママなのか? 一人の女性なのか? 優しいお姉さん香織の手解きを受け童貞を棄てマザコンを卒業出来るのか?~
普通の親子の様な信頼関係を築く事が出来るのか?~
催眠術を巧みに使いパパが留守中に二人の関係を構築するエロコメディ。
(公式サイトより抜粋)
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**登場キャラクター
-星野 輝
--身長145cm。元からいたずらっ子で明るい性格だが、実母が亡くなってからは少し鳴りを潜めている。
--マザコンであり、実母が亡くなった事を引きずって香織を「香織さん」と呼ぶなど、他人行儀な面が目立つ。
--本作は催眠術の特番を香織と共にテレビで見ていたところから始まる。
-星野 香織(CV:真壁 由依)
--32歳、身長162cm。本作のメインヒロインであり、輝の父親である守の会社で働いていたが先妻の死後に求婚されて星野家の後妻として加わった。
--輝とは母親として関係を築こうとコミュニケーションを取ろうとするが、あまり上手くいっていない。
-小夜(CV:月野 夕紀)
--28歳、身長158cm。催眠術師で催眠術を教える先生でもある。想い人がいるそうだが、中々踏ん切りがつかないらしい。
--無愛想な印象を受けるが、輝には優しく接する。
---香織ほどでないが、バストは95cmとかなりの巨乳。また28歳という年齢の割にはかなり若く見える。
----
**特徴
-選択肢で分岐するアドベンチャーゲーム
--小夜と香織の2人の個別ルートがあり、エンディングは5つある。
--選択肢は4箇所と少な目。
---小夜エンドは1つしかなく、最初の選択肢次第では香織エンド一択になる。もっとも、小夜エンドが多いとそれはそれでタイトルに反するが…。
//選択肢が少ない・エンディング数が5つというのは問題点ではない。
-ゲーム進行において致命的なバグはない。
----
**問題点
-''&color(crimson){絵が商品として売り出すにはあまりにも低レベルすぎる}''。
--&bold(){本作の最大の問題点}。その酷さは商品パッケージや公式サイトで見られるサンプルの時点で既にお察し状態だが、''ゲーム全編に渡って''同様の商業レベルに達していない絵柄で描かれている。
---しかしこれはまだマシな方で、本編では&bold(){「サンプルよりもはるかに狂っている」「ロボ刑事番長や星のデデデよりはマシ程度((前者は「こち亀」、後者はテレビアニメ版「星のカービィ」の作中作。どちらも作画崩壊、および漫画・アニメ業界の闇を描いた怪作として有名で、それらと比較される時点で本作のレベルが分かる。))」}の絵が次々と出てくる。
--特に肝心のメインヒロインである香織はこの影響をモロに受けており、体は肉付きの良さがうかがえる分まだマシだが、顔が毎度毎度とても同一人物とは思えない程度に変化する。
---両目がイってるようにしか見えない、顔が潰れて人間とは思えない程平べったくなる等、HPで見られる絵ですら違和感を持ってしまうほど。タイトル画面では、カエルのような顔の香織がずっとこちらを見てくる。一種のホラーである。
---絵柄そのものを許容できたとしても、そもそもの構図が酷く崩れているので顔の形が安定せず非常に気持ち悪い。特に香織の後半の不安定さはとても見ていられない。
--絵によっては''両目とも向きがおかしい香織''、''輝の舌があらぬ方向から出ている''など、絵を描き始めたばかりの素人がやるような初歩的なミスを見せられる羽目になる。手の描き方に至っては終始完全に素人のそれである。2人の体が重なるシーンでは両者の身体がキョンシーの如くピンと張っており、''組体操''と揶揄されている。
-''ボリュームが薄い''
--全て完走して''1時間''、じっくりボイスを聞いても3時間というミドルプライスでも割に合わなさすぎる薄さ。
--逆に''「この短さのおかげで意味のない時間から早く解放されてよい」''という意見もあるが、''「1枚でも破壊力があるCGを1時間で30枚立て続けに見せつけられる」''という切り口で危険視する声も。
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**評価点
-ボイスは高評価
--ヒロイン役の2人は役にハマった演技なので充分盛り上がる。
-キャラクターの設定やストーリーは無難
--小夜ルートで、逆に輝が小夜に催眠術をかけ、クールな大人がショタに対して媚びるようになったり、香織ルートでは香織に雌犬になる催眠をかけてコトに及んだりとシチュエーションはそれなりに豊富で、上述のボイスも合わさって完成度もそこそこある。
--催眠術・おねショタを盛り合わせた展開はありがちではあるが、エロゲの題材としては受け入れられやすく無難な線と言える。
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**総評
発売前から「見えている地雷」と揶揄されるまま世に放たれた本作。実際の内容はというと、キャラ頼み故に歪んだシナリオ・低品質な声優の演技・致命的なバグ…など他のクソゲーにみられる問題点''は無く''、ボリュームの薄さを除けば「合う人にはそこそこ楽しめる」佳作の範疇に収まっている。~
…にも拘らず、''絵が見るに堪えない''というその一点だけでもってこれらの評価点を台無しにして作品全体の評価を墜落させたストロングスタイルのクソゲーである。~
エロゲにとってCGの質がどれだけ重要なポジションを占めているのかが、改めてよくわかる一品である。
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**余談
-前作である『ママとの甘い性活』は2016年11月25日に発売されている。
--本作と違い、パッケージや作中のCGはごく普通である。
--なお、価格は『I』が3,000円で本作が4,800円(いずれも税抜)。あろうことか&bold(){本作の方が大幅に高い。}
--ちなみに本作で香織役の真壁由依は、『I』でもメインヒロイン役を務めている。
#region(画像)
&image(https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/31lo%2B%2BKEJDL.jpg)
#endregion
-コンプリーツのTwitterで発表されていた本作の絵に関しては、[[4月27日時点>https://twitter.com/complets_staff/status/857846499081728000]]ではメインヒロインの香織の絵の初出しではそこまでは問題は無かった。
--しかし6月16日に再度パッケージ絵が出された際にはなぜか''劣化''してしまった。
---桜薫子という人物が原画を担当しているのだが、特に交替したわけではなく続投している。
-同じく絵が酷いエロゲとして負の金字塔を打ち立てた『[[わくわく☆惑星プリンセス]]』が引き合いに出され、&bold(){「わくプリの再来」}とまで称されることとなった。
--一部では''『ママII』をするぐらいなら『わくプリ』の方がマシ''とまで言われているが、あちらのようなテキスト面での突飛さや変な電波成分はない。それだけに、絵の雑さが非常にもったいない。
-''目を瞑ってテキストを進めれば即席のボイスドラマとして活用できる''という発想もある。割り切れさえすれば、真壁氏のエロボイスを堪能できる。
--もっとも、聞こえるのはヒロインの台詞だけで主人公にはボイスが無いため、ドラマというよりは所謂「添い寝CD」に近いか。
--と言うか、この観点でも「''目を瞑らなくてもいい分『[[アイ惨>魔法少女アイ参]]』の劣化版''」とか言われたりするが。
-体験版が配信されており、序盤と小夜のエッチシーンを閲覧できる。
-2017年度クソゲーオブザイヤーinエロゲー板大賞を受賞した。
--次点の『お兄ちゃん、右手の使用を禁止します!2』や『[[恋愛教室]]』が声優の演技やバグ、メーカー対応の杜撰さなどで勝負していたのに対して、本作が''グラフィックの低レベルさ''一点で大賞に上り詰めたのも、この作品のインパクトの強さを物語っている。
-勘のいい人は気づいたかもしれないが、32歳の香織と「10歳も離れていない」輝の年齢は、単純に考えて少なくとも&bold(){22歳以上}ということになる。
--完全に成人しているにも拘わらず身長145cmと、輝の身には一体何があったのか…と言いたくなるが、そもそも公式サイトのストーリー紹介で「まだ幼い」とされていながらそのような年齢という時点でおかしいので、単に設定を失念していただけの可能性もある。
---一応、「まだ幼い」「32歳の香織と10歳も離れていない」は矛盾するため「誤表記である」「[[実は若返っている>名探偵コナンシリーズ]]」「遺伝子疾患」とでも強引に解釈するという手もあるが…
--加えて輝の年齢を22歳とすると、母親の死から12年も経過してから赤の他人だった女性を新たな「ママ」として受け入れる事に葛藤する…というシナリオ展開も無理が生じる。既に成人している事になる為、今更感が強かろう。%%というかこれではおねショタではなく幼児退行プレイである。%%
--ただ、アダルトゲーム故に自主規制でこのような設定になった事も考えられる。香織の年齢(上限)と輝が母親を亡くした年齢(下限)を明示している都合上、輝を下手な年齢設定になるような記述をすると「登場人物は全員18歳以上」という自主規制の建前が崩れて商品展開に支障をきたす可能性が出てくるのだ。せめて「十数年しか離れていない」なら解釈の余地も増えたのだが。
---いっその事「年齢は記載しない」の方が良かったと思われる。それでもグラフィックだけで台無しであるのだが…
-コンプリーツもこの評価を認知しているのか、2018年の『ママクラブ四~正しい性教育を教えよう~』を最後に新作の投入を停止。その後は過去作のリニューアル版やパック販売のみと大幅に規模を縮小し、2020年以降は公式サイトやSNSの更新も放棄されている。
*ママとの甘い性活II
【ままとのあまいせいかつ つー】
|ジャンル|アドベンチャー|#center{&color(crimson){''一応画像掲載自粛''}&br;https://www.amazon.co.jp/dp/B071DD7RMZ}|
//乳首が見えているので画像は伏せ。
|対応機種|Windows Vista/7/8/10|~|
|発売・開発元|コンプリーツ|~|
|発売日|2017年7月21日|~|
|定価|4,800円(税別)|~|
|レーティング|BGCOLOR(black):''&font(#FF69B4){アダルトゲーム}''|~|
|判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|
|ポイント|&color(red){''2017年クソゲーオブザイヤーinエロゲー板大賞''}&br; &bold(){[[わくプリ>わくわく☆惑星プリンセス]]の再来}&br; 前代未聞の絵の低品質さ&br; 狂ったパース&br; 短すぎる内容&br; 声優とBGM''は''問題なし&br; ''見えている地雷''|~|
|>|>|CENTER:''[[クソゲーオブザイヤー関連作品一覧>KOTYゲーム一覧]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
『Theガッツ!』シリーズ等で知られるコンプリーツが発売した18禁恋愛アドベンチャーゲーム。通称「ママII」。
''あまりにも特徴的な絵柄''から、発売前から見えている地雷として危惧されていた本作だが、いざ発売されてみるとその危惧が想像をはるかに超えた状態で現実化していたことが明らかになり、ユーザーを驚愕させた。
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**ストーリー
>僕のママは2年間入院の末、僕が10歳の時病気で亡くなった。~
パパは数年前から新築マンションの現場管理を担当する事になってあまり家には帰ってこれない。
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>ある日まだ僕が幼い為パパは新しいお母さんを連れて帰ってきた。~
その人は僕と10歳も離れていないからその人の事を「ママ」とは呼べず「香織さん」と呼んでる。~
ちょっとドジでおちょこちょいなこの人は、楽天家で悪戯好きな僕にとって親戚のお姉さんみたい。~
香織さんは「ママ」って呼んで欲しいらしくいつも一生懸命に色々してくれるんだけど…。
>
>いつもの様にパパは留守で、二人でTVを観ていると、催眠術の特番が始まり芸能人が催眠術を掛けられていた。~
二人はお互いに催眠術を掛けてみたくなって実践してみることに…~
催眠術を使ってHな悪戯を始めた事から、今まで感じたことのない感情が芽生え始める主人公。
>
>香織さんはママなのか? 一人の女性なのか? 優しいお姉さん香織の手解きを受け童貞を棄てマザコンを卒業出来るのか?~
普通の親子の様な信頼関係を築く事が出来るのか?~
催眠術を巧みに使いパパが留守中に二人の関係を構築するエロコメディ。
(公式サイトより抜粋)
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**登場キャラクター
-星野 輝
--身長145cm。元からいたずらっ子で明るい性格だが、実母が亡くなってからは少し鳴りを潜めている。
--マザコンであり、実母が亡くなった事を引きずって香織を「香織さん」と呼ぶなど、他人行儀な面が目立つ。
--本作は催眠術の特番を香織と共にテレビで見ていたところから始まる。
-星野 香織(CV:真壁 由依)
--32歳、身長162cm。本作のメインヒロインであり、輝の父親である守の会社で働いていたが先妻の死後に求婚されて星野家の後妻として加わった。
--輝とは母親として関係を築こうとコミュニケーションを取ろうとするが、あまり上手くいっていない。
-小夜(CV:月野 夕紀)
--28歳、身長158cm。催眠術師で催眠術を教える先生でもある。想い人がいるそうだが、中々踏ん切りがつかないらしい。
--無愛想な印象を受けるが、輝には優しく接する。
---香織ほどでないが、バストは95cmとかなりの巨乳。また28歳という年齢の割にはかなり若く見える。
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**特徴
-選択肢で分岐するアドベンチャーゲーム
--小夜と香織の2人の個別ルートがあり、エンディングは5つある。
--選択肢は4箇所と少な目。
---小夜エンドは1つしかなく、最初の選択肢次第では香織エンド一択になる。もっとも、小夜エンドが多いとそれはそれでタイトルに反するが…。
//選択肢が少ない・エンディング数が5つというのは問題点ではない。
-ゲーム進行において致命的なバグはない。
----
**問題点
-''&color(crimson){絵が商品として売り出すにはあまりにも低レベルすぎる}''。
--&bold(){本作の最大の問題点}。その酷さは商品パッケージや公式サイトで見られるサンプルの時点で既にお察し状態だが、''ゲーム全編に渡って''同様の商業レベルに達していない絵柄で描かれている。
---しかしこれはまだマシな方で、本編では&bold(){「サンプルよりもはるかに狂っている」「ロボ刑事番長や星のデデデよりはマシ程度((前者は「こち亀」、後者はテレビアニメ版「星のカービィ」の作中作。どちらも作画崩壊、および漫画・アニメ業界の闇を描いた怪作として有名で、それらと比較される時点で本作の異常性が分かる。))」}の絵が次々と出てくる。
--特に肝心のメインヒロインである香織はこの影響をモロに受けており、体は肉付きの良さがうかがえる分まだマシだが、顔が毎度毎度とても同一人物とは思えない程度に変化する。
---両目がイってるようにしか見えない、顔が潰れて人間とは思えない程平べったくなる等、HPで見られる絵ですら違和感を持ってしまうほど。タイトル画面では、カエルのような顔の香織がずっとこちらを見てくる。一種のホラーである。
---絵柄そのものを許容できたとしても、そもそもの構図が酷く崩れているので顔の形が安定せず非常に気持ち悪い。特に香織の後半の不安定さはとても見ていられない。
--絵によっては''両目とも向きがおかしい香織''、''輝の舌があらぬ方向から出ている''など、絵を描き始めたばかりの素人がやるような初歩的なミスを見せられる羽目になる。手の描き方に至っては終始完全に素人のそれである。2人の体が重なるシーンでは両者の身体がキョンシーの如くピンと張っており、''組体操''と揶揄されている。
-''ボリュームが薄い''
--全て完走して''1時間''、じっくりボイスを聞いても3時間というミドルプライスでも割に合わなさすぎる薄さ。
--逆に''「この短さのおかげで意味のない時間から早く解放されてよい」''という意見もあるが、''「1枚でも破壊力があるCGを1時間で30枚立て続けに見せつけられる」''という切り口で危険視する声も。
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**評価点
-ボイスは高評価
--ヒロイン役の2人は役にハマった演技なので充分盛り上がる。
-キャラクターの設定やストーリーは無難
--小夜ルートで、逆に輝が小夜に催眠術をかけ、クールな大人がショタに対して媚びるようになったり、香織ルートでは香織に雌犬になる催眠をかけてコトに及んだりとシチュエーションはそれなりに豊富で、上述のボイスも合わさって完成度もそこそこある。
--催眠術・おねショタを盛り合わせた展開はありがちではあるが、エロゲの題材としては受け入れられやすく無難な線と言える。
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**総評
発売前から「見えている地雷」と揶揄されるまま世に放たれた本作。実際の内容はというと、キャラ頼み故に歪んだシナリオ・低品質な声優の演技・致命的なバグ…など他のクソゲーにみられる問題点''は無く''、ボリュームの薄さを除けば「合う人にはそこそこ楽しめる」佳作の範疇に収まっている。~
…にも拘らず、''絵が見るに堪えない''というその一点だけでもってこれらの評価点を台無しにして作品全体の評価を墜落させたストロングスタイルのクソゲーである。~
エロゲにとってCGの質がどれだけ重要なポジションを占めているのかが、改めてよく分かる驚愕の逸品である。
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**余談
-前作である『ママとの甘い性活』は2016年11月25日に発売されている。
--本作と違い、パッケージや作中のCGはごく普通である。
--なお、価格は『I』が3,000円で本作が4,800円(いずれも税抜)。あろうことか&bold(){本作の方が大幅に高い。}
--ちなみに本作で香織役の真壁由依は、『I』でもメインヒロイン役を務めている。
#region(画像)
&image(https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/31lo%2B%2BKEJDL.jpg)
#endregion
-コンプリーツのTwitterで発表されていた本作の絵に関しては、[[4月27日時点>https://twitter.com/complets_staff/status/857846499081728000]]ではメインヒロインの香織の絵の初出しではそこまでは問題は無かった。
--しかし6月16日に再度パッケージ絵が出された際にはなぜか''劣化''してしまった。
---桜薫子という人物が原画を担当しているのだが、特に交替したわけではなく続投している。
-同じく絵が酷いエロゲとして負の金字塔を打ち立てた『[[わくわく☆惑星プリンセス]]』が引き合いに出され、&bold(){「わくプリの再来」}とまで称されることとなった。
--一部では''『ママII』をするぐらいなら『わくプリ』の方がマシ''とまで言われているが、あちらのようなテキスト面での突飛さや変な電波成分はない。それだけに、絵の雑さが非常にもったいない。
-''目を瞑ってテキストを進めれば即席のボイスドラマとして活用できる''という発想もある。割り切れさえすれば、真壁氏のエロボイスを堪能できる。
--もっとも、聞こえるのはヒロインの台詞だけで主人公にはボイスが無いため、ドラマというよりは所謂「添い寝CD」に近いか。
--と言うか、この観点でも「''目を瞑らなくてもいい分『[[アイ惨>魔法少女アイ参]]』の劣化版''」とか言われたりするが。
-体験版が配信されており、序盤と小夜のエッチシーンを閲覧できる。
-2017年度クソゲーオブザイヤーinエロゲー板大賞を受賞した。
--次点の『お兄ちゃん、右手の使用を禁止します!2』や『[[恋愛教室]]』が声優の演技やバグ、メーカー対応の杜撰さなどで勝負していたのに対して、本作が''グラフィックの低レベルさ''一点で大賞に上り詰めたのも、この作品のインパクトの強さを物語っている。
-勘のいい人は気づいたかもしれないが、32歳の香織と「10歳も離れていない」輝の年齢は、単純に考えて少なくとも&bold(){22歳以上}ということになる。
--完全に成人しているにも拘わらず身長145cmと、輝の身には一体何があったのか…と言いたくなるが、そもそも公式サイトのストーリー紹介で「まだ幼い」とされていながらそのような年齢という時点でおかしいので、単に設定を失念していただけの可能性もある。
---一応、「まだ幼い」「32歳の香織と10歳も離れていない」は矛盾するため「誤表記である」「[[実は若返っている>名探偵コナンシリーズ]]」「遺伝子疾患」とでも強引に解釈するという手もあるが…
--加えて輝の年齢を22歳とすると、母親の死から12年も経過してから赤の他人だった女性を新たな「ママ」として受け入れる事に葛藤する…というシナリオ展開も無理が生じる。既に成人している事になる為、今更感が強かろう。%%というかこれではおねショタではなく幼児退行プレイである。%%
--ただ、アダルトゲーム故に自主規制でこのような設定になった事も考えられる。香織の年齢(上限)と輝が母親を亡くした年齢(下限)を明示している都合上、輝を下手な年齢設定になるような記述をすると「登場人物は全員18歳以上」という自主規制の建前が崩れて商品展開に支障をきたす可能性が出てくるのだ。せめて「十数年しか離れていない」なら解釈の余地も増えたのだが。
---いっその事「年齢は記載しない」の方が良かったと思われる。それでもグラフィックだけで台無しであるのだが…
-コンプリーツもこの評価を認知しているのか、2018年の『ママクラブ四~正しい性教育を教えよう~』を最後に新作の投入を停止。その後は過去作のリニューアル版やパック販売のみと大幅に規模を縮小し、2020年以降は公式サイトやSNSの更新も放棄されている。