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ディスガイア インフィニット」(2018/05/06 (日) 01:24:42) の最新版変更点

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*ディスガイア インフィニット 【でぃすがいあ いんふぃにっと】 //下記の"ジャンル"はメーカー側の主張するジャンルを記載しております。書き換えないでください。 |ジャンル|ループ型テキストアドベンチャー|&amazon(B0035JJCNO)| |対応機種|プレイステーション・ポータブル|~| |開発・発売元|日本一ソフトウェア|~| |発売日|2010年4月22日|~| |定価|3,800円(税別)|~| |レーティング|CERO:A 全年齢対象|~| |配信|PlayStation Store : 2009年11月1日/ 2,571円(税込)|~| |判定|なし|~| |ポイント|自力で移動できない「憑依システム」で魔王暗殺未遂事件を解決する|~| |>|>|CENTER:''[[魔界戦記ディスガイアシリーズリンク>魔界戦記ディスガイアシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -『[[インフィニットループ>インフィニットループ ~古城が見せた夢~]]』の憑依システムを流用したADV。 --純粋な流用ではなく、魔改造されている。 -当初はダウンロード専売だったが、UMD版も5ヶ月後に発売された。 ***ストーリー >魔王ラハール暗殺事件、発生! 犯人を突き止めるために、魔界の雑魚キャラ・プリニーがタイムリープ!~ 『起こる予定の悲劇』を食い止めるために頑張ります。 (PlayStation Store ページより) 『インフィニットループ』の堅苦しい雰囲気とは真逆の、ギャグ満載の内容となっている。 **システム ***刻渡時計 -見た目はただの懐中時計なアイテム --もとは魔王ラハールの戦利品。主人公のプリニーがラハールの部屋を掃除中にくすねた。 -刻渡時計の機能などについて、刻渡時計が所有者とみなした者(本作の主人公のプリニー)の脳内に直接、女の子のかわいい声でナビゲートしてくれるユーザーフレンドリーな設計となっている。 --イベントではプリニーよりも先に突っ込む。 --捜査の方針についてなどの助言をしてくれることがある。 -その実は、所有者の命の危機を察すると、所有者の&bold(){魂だけ}を過去に戻すアイテムである。 ***憑依システム -刻渡時計によって過去に戻ったプリニーは魂だけとなっているため、誰かに憑依することでしか移動できない。 -憑依した人物が他の登場人物と会話をした際には、会話相手に憑依して憑依する人物を乗り換えることが出来る。 ***思考介入 -憑依している相手の思考に影響を与える --思考介入が可能な場面にはゲーム画面上部に「△ 思考介入するッス!」というメッセージが出る。それ以外のタイミングでは思考介入できない。 ---△ ボタンを押すと、3つの選択肢が出現する。その中から選ぶと、その内容が憑依している人物の思考に反映され、その後の行動が変わることがある。&br;ただし、制限時間が有り、制限時間中に何も選択出来ずに時間切れとなった場合、および ×ボタンを押して明確にキャンセルした場合は思考介入は行われない。 ---思考介入を行って憑依されている人物のセリフが変わった場合、語尾に「ッス!」が付くプリニー口調となる。 --再度ループした場合、前回思考介入した結果はリセットされる。 ---ただし、一度選んだ思考介入の選択肢は色が変わって表示される。 ***プリニー日記 -日記というよりは、To Do リストとなっている。 --プレイ中に発生した新しい課題は緑色で表記される。 --思考介入により達成できた課題は赤色表示に変わる。 **評価点 -快適な操作性 --タイムテーブルが非常に使いやすい ---誰と誰がどこでどういう会話をしたかまで確認できる他、思考介入を行った場合、その分岐も含めて過去に通ったルートが記録される。 ---タイムテーブルの始点を選ぶことで、ループ開始時点からのやり直しが出来る。ただし、思考介入の結果はリセットされる。 -ヒントが的確である --『インフィニットループ』では、欲しいタイミングで欲しいヒントが得られないという欠点があったが、本作では''プリニー日記''にて乗り越えなければならない課題が整理されており、プレーヤーが獲るべき行動の指針が示されている。 --また、''プリニー日記''に表示された課題を達成できる思考介入を行うと赤色表記に変わるため、選択がこまめに途中評価されることから、どこまでの手順が正しく、どこから間違っているのかが分かる。 -演出が派手 --立ち絵だけで表現されるようなADVとは異なり、イベントシーンでドッド絵のアニメーションがカットインされる。 **問題点 -難易度が高い --思考介入を行えるポイントを探すこと自体が既に大変である ---会話イベント内では、憑依している人物に対しての思考介入可能なポイントのみが表示され、会話相手に思考介入可能なポイントが有ったかどうかは、その人物の側に憑依して同じイベントを眺める必要がある。 ---思考介入を行うことで、行わなかったときには無かった思考介入可能なポイントが出現することがある。 --思考介入可能なポイントが多い ---一つの時間帯で思考介入可能なポイントが複数あることもあり、その間に憑依している人物を乗り換える必要がある場合もあり、ゲームの進行に必要な手数は一般的なADVと比して多い。 -内容が薄い --元となった『インフィニットループ』は1日あたり3時間帯 × 28日間という長丁場の大作であったが、本作は十数時間の出来事であり、ボリュームが薄い。 --「暗殺未遂事件」と銘打っているが、結局はプリン争奪戦であり、ミステリーではなくフラグ立てゲームである。 ---- **総評 『[[魔界戦記ディスガイアシリーズ]]』のスピンアウトであるが、魔界という世界観や、一部登場人物の思考がぶっ飛んでいるため、一般的なADVとは違う思考回路が必要となっている。~ このため『魔界戦記ディスガイアシリーズ』のファン向けゲームの色合いが濃く、世界観や登場人物らの過去の経緯について説明が不足しているため、同シリーズをプレイしていない人が純粋にADVとして楽しめる作品ではない。~ 本家のウリである「やりこみ」という点では、他のADVにおける既読率に似たシステムで、選択した思考介入の選択肢の総数が少ないとたどり着けないというエンディングがある((プリニー日記にて「もっと思考介入しておけば…」と表示される。))。
*ディスガイア インフィニット 【でぃすがいあ いんふぃにっと】 //下記の"ジャンル"はメーカー側の主張するジャンルを記載しております。書き換えないでください。 |ジャンル|ループ型テキストアドベンチャー|&amazon(B0035JJCNO)| |対応機種|プレイステーション・ポータブル|~| |開発・発売元|日本一ソフトウェア|~| |発売日|2010年4月22日|~| |定価|3,800円(税別)|~| |レーティング|CERO:A 全年齢対象|~| |配信|PlayStation Store : 2009年11月1日/ 2,571円(税込)|~| |判定|なし|~| |ポイント|自力で移動できない「憑依システム」で魔王暗殺未遂事件を解決する|~| |>|>|CENTER:''[[魔界戦記ディスガイアシリーズリンク>魔界戦記ディスガイアシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -『[[インフィニットループ>インフィニットループ ~古城が見せた夢~]]』の憑依システムを流用したADV。 --純粋な流用ではなく、魔改造されている。 -当初はダウンロード専売だったが、UMD版も5ヶ月後に発売された。 ***ストーリー >魔王ラハール暗殺事件、発生! 犯人を突き止めるために、魔界の雑魚キャラ・プリニーがタイムリープ!~ 『起こる予定の悲劇』を食い止めるために頑張ります。 (PlayStation Store ページより) 『インフィニットループ』の堅苦しい雰囲気とは真逆の、ギャグ満載の内容となっている。 **システム ***刻渡時計 -見た目はただの懐中時計なアイテム --もとは魔王ラハールの戦利品。主人公のプリニーがラハールの部屋を掃除中にくすねた。 -刻渡時計の機能などについて、刻渡時計が所有者とみなした者(本作の主人公のプリニー)の脳内に直接、女の子のかわいい声でナビゲートしてくれるユーザーフレンドリーな設計となっている。 --イベントではプリニーよりも先に突っ込む。 --捜査の方針についてなどの助言をしてくれることがある。 -その実は、所有者の命の危機を察すると、所有者の&bold(){魂だけ}を過去に戻すアイテムである。 ***憑依システム -刻渡時計によって過去に戻ったプリニーは魂だけとなっているため、誰かに憑依することでしか移動できない。 -憑依した人物が他の登場人物と会話をした際には、会話相手に憑依して憑依する人物を乗り換えることが出来る。 ***思考介入 -憑依している相手の思考に影響を与える --思考介入が可能な場面にはゲーム画面上部に「△ 思考介入するッス!」というメッセージが出る。それ以外のタイミングでは思考介入できない。 ---△ ボタンを押すと、3つの選択肢が出現する。その中から選ぶと、その内容が憑依している人物の思考に反映され、その後の行動が変わることがある。&br;ただし、制限時間が有り、制限時間中に何も選択出来ずに時間切れとなった場合、および ×ボタンを押して明確にキャンセルした場合は思考介入は行われない。 ---思考介入を行って憑依されている人物のセリフが変わった場合、語尾に「ッス!」が付くプリニー口調となる。 --再度ループした場合、前回思考介入した結果はリセットされる。 ---ただし、一度選んだ思考介入の選択肢は色が変わって表示される。 ***プリニー日記 -日記というよりは、To Do リストとなっている。 --プレイ中に発生した新しい課題は緑色で表記される。 --思考介入により達成できた課題は赤色表示に変わる。 **評価点 -快適な操作性 --タイムテーブルが非常に使いやすい ---誰と誰がどこでどういう会話をしたかまで確認できる他、思考介入を行った場合、その分岐も含めて過去に通ったルートが記録される。 ---タイムテーブルの始点を選ぶことで、ループ開始時点からのやり直しが出来る。ただし、思考介入の結果はリセットされる。 -ヒントが的確である --『インフィニットループ』では、欲しいタイミングで欲しいヒントが得られないという欠点があったが、本作では''プリニー日記''にて乗り越えなければならない課題が整理されており、プレーヤーが獲るべき行動の指針が示されている。 --また、''プリニー日記''に表示された課題を達成できる思考介入を行うと赤色表記に変わるため、選択がこまめに途中評価されることから、どこまでの手順が正しく、どこから間違っているのかが分かる。 -演出が派手 --立ち絵だけで表現されるようなADVとは異なり、イベントシーンでドッド絵のアニメーションがカットインされる。 **問題点 -難易度が高い --思考介入を行えるポイントを探すこと自体が既に大変である ---会話イベント内では、憑依している人物に対しての思考介入可能なポイントのみが表示され、会話相手に思考介入可能なポイントが有ったかどうかは、その人物の側に憑依して同じイベントを眺める必要がある。 ---思考介入を行うことで、行わなかったときには無かった思考介入可能なポイントが出現することがある。 --思考介入可能なポイントが多い ---一つの時間帯で思考介入可能なポイントが複数あることもあり、その間に憑依している人物を乗り換える必要がある場合もあり、ゲームの進行に必要な手数は一般的なADVと比して多い。 -内容が薄い --元となった『インフィニットループ』は1日あたり3時間帯 × 28日間という長丁場の大作であったが、本作は十数時間の出来事であり、ボリュームが薄い。 --「暗殺未遂事件」と銘打っているが、結局はプリン争奪戦であり、ミステリーではなくフラグ立てゲームである。 ---- **総評 『[[魔界戦記ディスガイアシリーズ]]』のスピンアウトであるが、魔界という世界観や、一部登場人物の思考がぶっ飛んでいるため、一般的なADVとは違う思考回路が必要となっている。~ このため『魔界戦記ディスガイアシリーズ』のファン向けゲームの色合いが濃く、世界観や登場人物らの過去の経緯について説明が不足しているため、同シリーズをプレイしていない人が純粋にADVとして楽しめる作品ではない。~ 本家のウリである「やりこみ」という点では、他のADVにおける既読率に似たシステムで、選択した思考介入の選択肢の総数が少ないとたどり着けないというエンディングがある((プリニー日記にて「もっと思考介入しておけば…」と表示される。))。

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