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*スーパースタートレック 【すーぱーすたーとれっく】 |ジャンル|SLG| |対応機種|FM-8| |開発・発売元|九十九電機| |発売日|1981年| |価格|2,500円| |判定|BGCOLOR(khaki):''劣化ゲー''| **概要 -『スタートレック』はアメリカのSFドラマ「Star Trek((1966年~1969年放送。邦題「宇宙大作戦」。))」をテーマとしたゲーム。最初期のコンピューターシミュレーションゲームでもある。 --原作は1971年、当時高校生だった マイク・メイフィールド達が単に遊ぶために作ったもの((当時、非常に高価だったコンピューターを彼らが持っているはずもなく、カルフォリニア大学に勝手に入り込んで作った。))。ゲームセンターにコンピューターゲームはなく、家庭用ゲーム機も、パソコンも存在しなかった時代である。 --以後、移植が進む事となる。その間に、さらに要素を増した『スーパースタートレック』が開発される。これがその後のスタートレックの基本となる。1970年代末、最初期のパソコンが普及するに従い日本にも上陸。雑誌でプログラムが紹介される。 ---この『スーパースタートレック』にも様々な仕様が加わり、多くのバリエーションが存在する。 --さらに1980年前後、様々なメーカーによって製品化される。本作はそんな中の一つ。 ---同社から同名のPC-8001版が前年に発売されており、本作はそのFM-8版ということになる。 **システム -USSエンタープライズ号を操作し、一定期間内にクリンゴン艦を絶滅させるのが目的。ターン制シミュレーション。 --近傍を表示するクォドラントマップと、全宇宙を表示するギャラクシーマップが表示されている。全宇宙は8×8のクォドラントから構成される。 --原作を踏襲し、グラフィックは一切使っていない((FM-8は当時として高性能なグラフィックが使えたが、本作ではタイトル画面でしか使用していない。))。エンタープライズは"E"、クリンゴン艦は"K"、小惑星は"*"、基地は"B"で表示される。 --ギャラクシーマップにはクォドラントの状況が"314"という具合に3桁の数字で表示されている。一桁目は小惑星の数、二桁目は基地の数、三桁目はクリンゴン艦の数を表している。隣接する八方向のクォドラントが見える。 --エンタープライズの攻撃方法は二種類。フェイザー砲と光子魚雷である。前者はエネルギーを消費し、クォドラント内の全クリンゴン艦へ攻撃ができる。ただし消費エネルギーの多さの割に攻撃力は低い。後者は角度入力された方角へ光子魚雷を発射する。当たれはどのようなものでも破壊できるが、搭載弾数が少ない。 --移動は巡航移動のみでエネルギーを消費する。スタートレックの魅力の一つであるワープ航法は使えない。 --エンタープライズは敵の攻撃等様々な理由で故障する。時間経過もしくは基地で修理できる。 ---基地ではエネルギー、光子魚雷の補充もできる。 --クリンゴン艦はフェイザー砲による攻撃をしてくる。ダメージを受けるとエネルギーが減る。故障が発生する場合もある。エネルギーが0になるとゲームオーバー。期間内にクリンゴン艦を全滅できなかった場合もゲームオーバー。 **評価点 -スタートレックのゲームとして最低限の要素はある。 --ギャラクシーマップからの状況判断、敵との位置取り、使用武器の選択、光子魚雷の狙いの付け方、エネルギー残量の管理、故障への対応等、スタートレックとしての面白さの根幹は押さえている。 **問題点 -FM-8はPC-8001より性能が上だったにも拘らず、何故かゲーム内容は劣化したものとなっている。 --当時のスタンダードなスタートレックよりも淡泊なシステム。 ---具体的には「モニター」、「シールド」、「コンピューター」のコマンドがなくなっている。「モニター」はギャラクシーマップ上で隣接クォドラントの状況を確認する。「シールド」はシールドのエネルギー量を設定する事によりダメージコントロールをする。((ドラマ内では、艦前方のみにシールドパワーを集中させたり、シールドの周波数をランダムに変更するようにして、敵艦のフェイザー攻撃を無効化するなど戦術的要素も高い))「コンピューター」は様々なサブコマンドを持ったゲーム性を豊かにするコマンド。 ---コマンドの削減で操作性やバランスが悪くなったり等、ゲームに支障が出るような事はないのだが、面白味が薄まったのは確か。 **総評 スタートレックが商品化され始めた頃のゲーム。だがすでにプログラムは雑誌掲載され、一部のパソコンでは付属ソフトとして配布もされていた。その状況下で出てきたわりには、内容に乏しく少々残念な出来。しかも自社でよりゲーム性の高いものを先に発売していたので、なおさらである。本作発売時からほどなくして、よりマシなスタートレックが発売されるので、本作を購入したユーザーは余計に報われない。 **余談 -本作に限らなかったが、当時、著作権への認識が乏しい頃でもあったためドラマ「スタートレック」の権利者へ全く許可を取らずに発売されていた。
*スーパースタートレック 【すーぱーすたーとれっく】 |ジャンル|SLG| |対応機種|FM-8| |開発・発売元|九十九電機| |発売日|1981年| |価格|2,500円| |判定|BGCOLOR(khaki):''劣化ゲー''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -『スタートレック』はアメリカのSFドラマ「Star Trek((1966年~1969年放送。邦題「宇宙大作戦」。))」をテーマとしたゲーム。最初期のコンピューターシミュレーションゲームでもある。 --原作は1971年、当時高校生だった マイク・メイフィールド達が単に遊ぶために作ったもの((当時、非常に高価だったコンピューターを彼らが持っているはずもなく、カルフォリニア大学に勝手に入り込んで作った。))。ゲームセンターにコンピューターゲームはなく、家庭用ゲーム機も、パソコンも存在しなかった時代である。 --以後、移植が進む事となる。その間に、さらに要素を増した『スーパースタートレック』が開発される。これがその後のスタートレックの基本となる。1970年代末、最初期のパソコンが普及するに従い日本にも上陸。雑誌でプログラムが紹介される。 ---この『スーパースタートレック』にも様々な仕様が加わり、多くのバリエーションが存在する。 --さらに1980年前後、様々なメーカーによって製品化される。本作はそんな中の一つ。 ---同社から同名のPC-8001版が前年に発売されており、本作はそのFM-8版ということになる。 **システム -USSエンタープライズ号を操作し、一定期間内にクリンゴン艦を絶滅させるのが目的。ターン制シミュレーション。 --近傍を表示するクォドラントマップと、全宇宙を表示するギャラクシーマップが表示されている。全宇宙は8×8のクォドラントから構成される。 --原作を踏襲し、グラフィックは一切使っていない((FM-8は当時として高性能なグラフィックが使えたが、本作ではタイトル画面でしか使用していない。))。エンタープライズは"E"、クリンゴン艦は"K"、小惑星は"*"、基地は"B"で表示される。 --ギャラクシーマップにはクォドラントの状況が"314"という具合に3桁の数字で表示されている。一桁目は小惑星の数、二桁目は基地の数、三桁目はクリンゴン艦の数を表している。隣接する八方向のクォドラントが見える。 --エンタープライズの攻撃方法は二種類。フェイザー砲と光子魚雷である。前者はエネルギーを消費し、クォドラント内の全クリンゴン艦へ攻撃ができる。ただし消費エネルギーの多さの割に攻撃力は低い。後者は角度入力された方角へ光子魚雷を発射する。当たれはどのようなものでも破壊できるが、搭載弾数が少ない。 --移動は巡航移動のみでエネルギーを消費する。スタートレックの魅力の一つであるワープ航法は使えない。 --エンタープライズは敵の攻撃等様々な理由で故障する。時間経過もしくは基地で修理できる。 ---基地ではエネルギー、光子魚雷の補充もできる。 --クリンゴン艦はフェイザー砲による攻撃をしてくる。ダメージを受けるとエネルギーが減る。故障が発生する場合もある。エネルギーが0になるとゲームオーバー。期間内にクリンゴン艦を全滅できなかった場合もゲームオーバー。 **評価点 -スタートレックのゲームとして最低限の要素はある。 --ギャラクシーマップからの状況判断、敵との位置取り、使用武器の選択、光子魚雷の狙いの付け方、エネルギー残量の管理、故障への対応等、スタートレックとしての面白さの根幹は押さえている。 **問題点 -FM-8はPC-8001より性能が上だったにも拘らず、何故かゲーム内容は劣化したものとなっている。 --当時のスタンダードなスタートレックよりも淡泊なシステム。 ---具体的には「モニター」、「シールド」、「コンピューター」のコマンドがなくなっている。「モニター」はギャラクシーマップ上で隣接クォドラントの状況を確認する。「シールド」はシールドのエネルギー量を設定する事によりダメージコントロールをする。((ドラマ内では、艦前方のみにシールドパワーを集中させたり、シールドの周波数をランダムに変更するようにして、敵艦のフェイザー攻撃を無効化するなど戦術的要素も高い))「コンピューター」は様々なサブコマンドを持ったゲーム性を豊かにするコマンド。 ---コマンドの削減で操作性やバランスが悪くなったり等、ゲームに支障が出るような事はないのだが、面白味が薄まったのは確か。 **総評 スタートレックが商品化され始めた頃のゲーム。だがすでにプログラムは雑誌掲載され、一部のパソコンでは付属ソフトとして配布もされていた。その状況下で出てきたわりには、内容に乏しく少々残念な出来。しかも自社でよりゲーム性の高いものを先に発売していたので、なおさらである。本作発売時からほどなくして、よりマシなスタートレックが発売されるので、本作を購入したユーザーは余計に報われない。 **余談 -本作に限らなかったが、当時、著作権への認識が乏しい頃でもあったためドラマ「スタートレック」の権利者へ全く許可を取らずに発売されていた。

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