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*パーティークイズ MEGA Q 【ぱーてぃーくいず めが きゅー】 |ジャンル|クイズ|&amazon(B000148AU2)| |対応機種|メガドライブ|~| |メディア|8MbitROMカートリッジ|~| |発売元|セガ・エンタープライゼス|~| |開発元|港技研|~| |発売日|1993年11月5日|~| |定価|6,800円(税別)|~| |配信|【Wiiバーチャルコンソール】&br;2007年12月18日/600Wiiポイント(税別)|~| |プレイ人数 |1~5人|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 メガドライブでは数少ないクイズゲーム。~ テレビのクイズ番組を意識した構成のクイズゲームで、マルチタップを用いた最大5人での対戦が可能。 ---- **システム -基本的には4択早押しクイズのシステム((方向ボタン・A・B・Cボタンがそれぞれ4択回答の選択肢のボタンに対応する。))。1問の制限時間は基本的に5秒。 -「TVだ!MEGAQ」モードはTV番組の形式で進行するモード。 --予選・本番・特番の3モードがあり、番組編成や難易度が異なる。 -出題形式は下記のものがある。「えらんで!MEGAQ」モードで個別に遊ぶことも可能。 --ノーマル早押しクイズ ---問題文が通常通り表示される早押しクイズ。 --目で見る早押しクイズ ---問題文の文字表示が様々な形で出力される早押しクイズ。 --ペーパー早押しクイズ ---全員参加のペーパークイズ。120秒の間に次々に出題される問題を解いていく。正解者が単独の問題だった場合はゴージャス点として追加ボーナス、誤答者が単独の問題だった場合は赤点として大幅減点される。 --BETクイズ ---全員参加の早押しクイズ。出題前に問題のジャンルが提示されるので点数をBETし、正解すれば倍返し、間違いの場合は没収される。 --全員参加クイズ ---全員参加の早押しクイズ。正解者が複数いた場合は回答時間が早いほど高得点を獲得できる。 --ジャンル指定早押しクイズ ---提示された5つのジャンルから正解者が問題を選択していくクイズ。ジャンルの問題が進むごとに点数も高得点化するため、逆転できる要素が高い。 --タイムアタッククイズ ---優勝者のみ挑戦できるクイズ。120秒の間に次々に出題される問題を解いていく。スタートボタンで問題をパス可能。得点が上昇ごとに獲得商品も豪華になる。 -登場人物は下記の通り。後に『[[ずんずん教の野望]]』を手掛ける港技研制作の作品にふさわしく、どいつもこいつもかなりの個性派。 --タイガー厄斗 ---本作品の看板司会者。非常にハイテンションなMCで番組を盛り上げてくれる。 --芽我虎5兄弟 ---芽我虎家の5つ子でプレイヤーの分身。 ---プレイヤーの分身らしく無個性かと思いきやなぜか四男のみ関西弁だったりする。 --爆裂小僧(得意ジャンル:マシン) ---暴走族の切り込み隊長。正解した時はテンションが上がってチェーンを振り回す。 ---早押しはそこそこ早いが実力はかなり低い。 --アレキサンダー大王(得意ジャンル:なし) ---一応正真正銘の王様。トランプに描かれているキングのような顔立ちで言葉遣いも尊大かつ非常にワガママ。 ---その尊大な口調の割には得意ジャンルがなく実力も最底辺レベル。 --戸川美由(得意ジャンル:言葉、数、科学、社会、雑学以外) ---新曲のキャンペーンをかねて出演しているアイドル歌手。テレビ慣れしていることもあってかカメラの前でのアピールは欠かさない。 ---実力はそこそこのレベルではあるが、得意ジャンルでの正解率は比較的高め。 --プロテイン青働(得意ジャンル:スポーツ) ---脳ミソまで筋肉でできている(?)アニキ。とにかく早押しのスピードは速いが、答えがわからなくてもとにかく押しまくっている。 ---やたらと早押しによる誤答を連発しまくる荒らしキャラ。実力は最底辺で得意ジャンルであっても誤答率が高い。 --春 麻紀(得意ジャンル:芸能、生活、アニメ、ゲーム) ---ラファル女学院の現役女子高生。女子高生らしいボケも売りとしている。 ---通っている学校が偏差値高めの学校らしくクイズの実力は比較的高め。 --金田一秋彦(得意ジャンル:言葉、社会、雑学) ---気難しい教授。教授だけあって知識は豊富だがやたらと嫌味たらしい性格をしている。 ---教授という職業に裏打ちされた知識量の豊富さは脅威。反面早押しの実力はほかのキャラに比べやや苦手。 --ペリー(得意ジャンル:社会、マシン、芸能、音楽) ---本物のペリーにあこがれる海軍出身の冒険家。正解した時にはやたらと銃を乱射するなど何かと危険な性格。 ---早押しも比較的得意でクイズの実力も高い。反面得意ジャンル以外の実力が極端に低い。 //実力評価は的外れな部分があるかもしれないので、異論がある方は修正をお願いします。 **評価点 -とことんTVクイズ番組にこだわった構成。 --オープニングの時報から番組オープニング、アイキャッチや提供・CMの挿入など、その他細かいTV的演出の作りこみが非常に充実している。 ---各クイズパートの最終問題に相当する問題が高得点になるなどのお約束もあり、かなり分かった作りである。 ---番組進行のテンポもよく、ハプニングとして緊急ニュースのテロップが入ったり放送事故が入ったりするなどの笑える演出も多い。 ---司会者のテンションの高さもゲームの盛り上げに大きく貢献している。 --テレビバラエティを意識したBGMも高評価。 -CPUの対戦相手もかなり個性豊か。得意ジャンルや回答時のやり取りなどかなり印象に残りやすい。 --難易度等によって名前や顔グラフィック、果ては得意ジャンルが変わるケースもあるなど、妙なこだわりも充実。 --対戦相手の得意ジャンルや早押しの適性などで攻略に直結するのも見逃せないところ。 -クイズ自体の難易度も絶妙。 --特に難しすぎるという問題もなく、一般人の知識でもそれなりに対応できる問題レベル。 -セガタップによる最大5人対戦にも対応。 --パーティゲーム系のソフトの少ないメガドライブではかなり貴重。 --クイズゲームということもあってユーザーの敷居も低く、気軽にわいわい楽しめる作品としても評価は高い。 --「TVだ!MEGAQ」モードの1プレイ当たりの時間も20分程度で終わるため、お手軽に遊ぶには程よい時間なのも大きい。 **問題点 -正しい答えが発表されない --通常のクイズゲームでは、正誤判定の際に正しい答えも同時に発表されるが、本作では正誤判定のみが発表され、正しい答えが発表されない。 --そのため、誤答した場合は正しい答えを知ることができず、クイズゲームでありながら学びや成長に繋がりにくい。 -特番のCPUが尋常ではないくらいに強すぎる。 --回答の正確さもさることながら早押しの速度がもはや尋常ではないレベル。~ 対人戦で遊ぶとほぼ確実に残りのCPUに優勝をかっさらわれるためまともに対戦するのであれば全員参加するしかないのだが、セガタップがないとその方法での回避((タップにパッドをすべて接続(パッドが足りない場合は参加受付時間内の間にパッドを差し替え)し、全員参加させる。))ができないのも厳しい。 --前述のとおり予選・本番・特番では番組編成が異なる部分もあるため、特番モードで対戦するときにはこの部分がネック。 **総評 クイズゲームということもあって敷居が低い上に多人数対戦が可能なので、気軽に接待ゲームとして使うことのできるメガドライブソフトとして真っ先に挙げられる作品。~ ソフトはやや入手困難なうえ、VC配信も終了したので、今から遊ぶならメガドライブミニ収録版がおすすめ。多人数で盛り上がりたいなら手に取ってみるのも一興だろう。~ ただこのメガドライブミニ版、論理的な問題で一部の問題が差し替えられているので注意。 **余談 2022年10月27日発売のメガドライブミニ2に、収録問題を最新の物に差し替えた「パーティークイズ MEGA Q 2022」と、セガ関連問題に特化させた「パーティークイズ SEGA Q」が収録された。問題数は3200問と2000問という自重を知らないレベル。~ 上のメガドラミニ版で問題を変更するシステムを開発したため、これを利用して製作された。~ なお、上記2作品についてはキャラクター名やCM等の演出なども原作とは変更されている。
*パーティークイズ MEGA Q 【ぱーてぃーくいず めが きゅー】 |ジャンル|クイズ|&amazon(B000148AU2)| |対応機種|メガドライブ|~| |メディア|8MbitROMカートリッジ|~| |発売元|セガ・エンタープライゼス|~| |開発元|港技研|~| |発売日|1993年11月5日|~| |定価|6,800円(税別)|~| |配信|【Wiiバーチャルコンソール】&br;2007年12月18日/600Wiiポイント(税別)|~| |プレイ人数 |1~5人|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 メガドライブでは数少ないクイズゲーム。~ テレビのクイズ番組を意識した構成のクイズゲームで、マルチタップを用いた最大5人での対戦が可能。 ---- **システム -基本的には4択早押しクイズのシステム((方向ボタン・A・B・Cボタンがそれぞれ4択回答の選択肢のボタンに対応する。))。1問の制限時間は基本的に5秒。 -「TVだ!MEGAQ」モードはTV番組の形式で進行するモード。 --予選・本番・特番の3モードがあり、番組編成や難易度が異なる。 -出題形式は下記のものがある。「えらんで!MEGAQ」モードで個別に遊ぶことも可能。 --ノーマル早押しクイズ ---問題文が通常通り表示される早押しクイズ。 --目で見る早押しクイズ ---問題文の文字表示が様々な形で出力される早押しクイズ。 --ペーパー早押しクイズ ---全員参加のペーパークイズ。120秒の間に次々に出題される問題を解いていく。正解者が単独の問題だった場合はゴージャス点として追加ボーナス、誤答者が単独の問題だった場合は赤点として大幅減点される。 --BETクイズ ---全員参加の早押しクイズ。出題前に問題のジャンルが提示されるので点数をBETし、正解すれば倍返し、間違いの場合は没収される。 --全員参加クイズ ---全員参加の早押しクイズ。正解者が複数いた場合は回答時間が早いほど高得点を獲得できる。 --ジャンル指定早押しクイズ ---提示された5つのジャンルから正解者が問題を選択していくクイズ。ジャンルの問題が進むごとに点数も高得点化するため、逆転できる要素が高い。 --タイムアタッククイズ ---優勝者のみ挑戦できるクイズ。120秒の間に次々に出題される問題を解いていく。スタートボタンで問題をパス可能。得点が上昇ごとに獲得商品も豪華になる。 -登場人物は下記の通り。後に『[[ずんずん教の野望]]』を手掛ける港技研制作の作品にふさわしく、どいつもこいつもかなりの個性派。 --タイガー厄斗 ---本作品の看板司会者。非常にハイテンションなMCで番組を盛り上げてくれる。 --芽我虎5兄弟 ---芽我虎家の5つ子でプレイヤーの分身。 ---プレイヤーの分身らしく無個性かと思いきやなぜか四男のみ関西弁だったりする。 --爆裂小僧(得意ジャンル:マシン) ---暴走族の切り込み隊長。正解した時はテンションが上がってチェーンを振り回す。 ---早押しはそこそこ早いが実力はかなり低い。 --アレキサンダー大王(得意ジャンル:なし) ---一応正真正銘の王様。トランプに描かれているキングのような顔立ちで言葉遣いも尊大かつ非常にワガママ。 ---その尊大な口調の割には得意ジャンルがなく実力も最底辺レベル。 --戸川美由(得意ジャンル:言葉、数、科学、社会、雑学以外) ---新曲のキャンペーンをかねて出演しているアイドル歌手。テレビ慣れしていることもあってかカメラの前でのアピールは欠かさない。 ---実力はそこそこのレベルではあるが、得意ジャンルでの正解率は比較的高め。 --プロテイン青働(得意ジャンル:スポーツ) ---脳ミソまで筋肉でできている(?)アニキ。とにかく早押しのスピードは速いが、答えがわからなくてもとにかく押しまくっている。 ---やたらと早押しによる誤答を連発しまくる荒らしキャラ。実力は最底辺で得意ジャンルであっても誤答率が高い。 --春 麻紀(得意ジャンル:芸能、生活、アニメ、ゲーム) ---ラファル女学院の現役女子高生。女子高生らしいボケも売りとしている。 ---通っている学校が偏差値高めの学校らしくクイズの実力は比較的高め。 --金田一秋彦(得意ジャンル:言葉、社会、雑学) ---気難しい教授。教授だけあって知識は豊富だがやたらと嫌味たらしい性格をしている。 ---教授という職業に裏打ちされた知識量の豊富さは脅威。反面早押しの実力はほかのキャラに比べやや苦手。 --ペリー(得意ジャンル:社会、マシン、芸能、音楽) ---本物のペリーにあこがれる海軍出身の冒険家。正解した時にはやたらと銃を乱射するなど何かと危険な性格。 ---早押しも比較的得意でクイズの実力も高い。反面得意ジャンル以外の実力が極端に低い。 //実力評価は的外れな部分があるかもしれないので、異論がある方は修正をお願いします。 **評価点 -とことんTVクイズ番組にこだわった構成。 --オープニングの時報から番組オープニング、アイキャッチや提供・CMの挿入など、その他細かいTV的演出の作りこみが非常に充実している。 ---各クイズパートの最終問題に相当する問題が高得点になるなどのお約束もあり、かなり分かった作りである。 ---番組進行のテンポもよく、ハプニングとして緊急ニュースのテロップが入ったり放送事故が入ったりするなどの笑える演出も多い。 ---司会者のテンションの高さもゲームの盛り上げに大きく貢献している。 --テレビバラエティを意識したBGMも高評価。 -CPUの対戦相手もかなり個性豊か。得意ジャンルや回答時のやり取りなどかなり印象に残りやすい。 --難易度等によって名前や顔グラフィック、果ては得意ジャンルが変わるケースもあるなど、妙なこだわりも充実。 --対戦相手の得意ジャンルや早押しの適性などで攻略に直結するのも見逃せないところ。 -クイズ自体の難易度も絶妙。 --特に難しすぎるという問題もなく、一般人の知識でもそれなりに対応できる問題レベル。 -セガタップによる最大5人対戦にも対応。 --パーティゲーム系のソフトの少ないメガドライブではかなり貴重。 --クイズゲームということもあってユーザーの敷居も低く、気軽にわいわい楽しめる作品としても評価は高い。 --「TVだ!MEGAQ」モードの1プレイ当たりの時間も20分程度で終わるため、お手軽に遊ぶには程よい時間なのも大きい。 **問題点 -正しい答えが発表されない --通常のクイズゲームでは、正誤判定の際に正しい答えも同時に発表されるが、本作では正誤判定のみが発表され、正しい答えが発表されない。 --そのため、誤答した場合は正しい答えを知ることができず、クイズゲームでありながら学びや成長に繋がりにくい。 -特番のCPUが尋常ではないくらいに強すぎる。 --回答の正確さもさることながら早押しの速度がもはや尋常ではないレベル。~ 対人戦で遊ぶとほぼ確実に残りのCPUに優勝をかっさらわれるためまともに対戦するのであれば全員参加するしかないのだが、セガタップがないとその方法での回避((タップにパッドをすべて接続(パッドが足りない場合は参加受付時間内の間にパッドを差し替え)し、全員参加させる。))ができないのも厳しい。 --前述のとおり予選・本番・特番では番組編成が異なる部分もあるため、特番モードで対戦するときにはこの部分がネック。 **総評 クイズゲームということもあって敷居が低い上に多人数対戦が可能なので、気軽に接待ゲームとして使うことのできるメガドライブソフトとして真っ先に挙げられる作品。~ ソフトはやや入手困難なうえ、VC配信も終了したので、今から遊ぶならメガドライブミニ収録版がおすすめ。多人数で盛り上がりたいなら手に取ってみるのも一興だろう。~ ただこのメガドライブミニ版、論理的な問題で一部の問題が差し替えられているので注意。 **余談 2022年10月27日発売のメガドライブミニ2に、収録問題を最新の物に差し替えた「パーティークイズ MEGA Q 2022」と、セガ関連問題に特化させた「パーティークイズ SEGA Q」が収録された。問題数は3200問と2000問という自重を知らないレベル。~ 上のメガドラミニ版で問題を変更するシステムを開発したため、これを利用して製作された。~ なお、上記2作品についてはキャラクター名やCM等の演出なども原作とは変更されている。

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