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*After…
【あふたー】
|ジャンル|メモリーズノベル|&amazon(B00008UFJO)|
|対応機種|Windows 98～XP|~|
|発売・開発元|Ciel|~|
|発売日|2003年6月27日|~|
|定価|8,800円（税別）|~|
|レーティング|BGCOLOR(black):''&font(#FF69B4){アダルトゲーム}''|~|
|配信|2007年10月12日/3,024円|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|登山をきっかけに大きく物語が動く|~|
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#contents(fromhere)
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#center{&big{''想い出に変わるその後に…''}}
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**概要
株式会社スペースプロジェクトのブランドの一つ「Ciel」から発売されたアダルトゲーム。~
原画家は「Tony」、ライターはCielでのみ活動している「さとだみつひこ」。
タイトルが紛らわしいが本作は完全新作であり、何かのファンディスクではない。
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**ストーリー
#blockquote(){
高鷲祐一は，霧ヶ杜学園入学当初から，友人の紘太郎，慶生とワンダーフォーゲル部を結成し活動していた。
そして，迎えた3年の夏休み．祐一の反対を押しきり強引に入部する幼馴染の香奈美，妹の渚，そして鉱太郎の幼馴染である陽子。
合計6人となったワンダーフォーゲル部は，学生生活最後の登山として冬の日本アルプス，穂高縦走を目標に動きだす。
季節は夏から秋，秋から冬へ。
祐一にとって霧ヶ杜学園での最後の一年が過ぎていく…。
}
(公式サイトより引用)
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**特徴
-システムそのものは特筆することのないアドベンチャーゲーム。
--選択肢で好感度が上下して、個別ルートに入る判定が行われる。
----
**評価点
-Tonyの絵
--本作で''唯一安定して高い評価を得ている要素''である。
-珍しい設定
--主人公は男友達と共にワンダーフォーゲル(野外活動)部に所属しており、登山が重要な要素になっている。ただし描写の出来は悪い。
--男友達二人はヒロインに好意を抱いている。
-大胆な構成
--3月末卒業までの第1部、4月以降の第2部に分かれている。
--1部終盤までは普通の学園モノだが、終盤以降の展開が目新しい。
---ただし構成を生かせているとは言いがたい。
#region(ネタバレ)
--''登山中に第三者を救った代わりに主人公は死んでしまう。''2部は主人公が誰かに憑依した状態で始まる。
#endregion
-ED曲が多い。
--エンディングを観るモチベーションに繋がる。
----
**賛否両論点
-エロシーンのシチュエーション。
#region(ネタバレ)
-前述したように、主人公は男友人の身体に憑依した状態で行為する。
--見方によっては''身体と心が別人の寝取られ''とも捉えられる。
-痴漢やレイプ未遂といった展開もあるので、処専の人は受け入れられないだろう。
#endregion
----
**問題点
-最悪の友人「我孫子 慶生」
--主人公の妹を好いているが、好意の向け方が異常。
#region(妹に対する酷い仕打ち)
-泳げない妹を海に突き落とす。
-仲間に妹をレイプさせて、そこを自演で救おうとする(ただし未遂に終わる)。
--このように常人には理解しがたい行動を繰り返すため、屈指のクソキャラ扱いされている。
#endregion
-1部の登山描写が薄い。
--1部は普通の学園モノのように、学校生活や行事が多く描写される。
--登山をきっかけに大きく物語が展開するが、登山の描写が少なく、苦しみや楽しさを感じ取りにくい。
--主人公に起こる悲劇に関しても唐突に映る。
-2部
--今一つ何が伝えたいのか分かりにくい。
#region(ネタバレ)
--主人公の憑依自体がファンタジー要素だが、エンディングもご都合主義のファンタジーで終わってしまう。死生観を扱った作品として見ると出来が悪い。
---例として妹ルートを挙げる。このルートでは前述した我孫子と主人公の身体が入れ替わる。
---EDによっては我孫子が改心して成仏する。それにより「身体は我孫子、心は主人公」となり妹と晴れて結ばれる。
---……が、前述したようにレイプを試みるような人物があっさりと改心してしまうのは唐突感があり、無理やり感が否めない。
#endregion
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**総評
普通の学園モノにはない目新しい設定や展開だが、それを生かしているとは到底言えない。~
Tony絵が好きな人か、変わったシチューエーションが好きな人でもなければお勧めしにくい微妙な一作。
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**ファンディスク
-約半年後にPCで『After… -Sweet Kiss-』が発売されている。
--内容はミニADVとミニゲーム。
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**移植
-コンシューマー移植
--ピオーネソフトにより『After… ～忘れえぬ絆～』というタイトルでドリームキャスト、プレイステーション2に移植されている。
-パソコン
--FDとセットの廉価版『After… Story Edition』
--ダウンロード販売
--Cielの作品を5つ収録したパック販売『Ciel Limited Collector's Box』
--Cielの作品を6つ収録したパック販売『Ciel Complete Box - Tony Chronicles』
--Cielの作品を大量に収録したパック販売『Ciel Complete Box - Tony Chronicles』
……評価が今一つな割に、プレイ環境はかなり恵まれている。
*After…
【あふたー】
|ジャンル|メモリーズノベル|&amazon(B00008UFJO)|
|対応機種|Windows 98～XP|~|
|発売・開発元|Ciel|~|
|発売日|2003年6月27日|~|
|定価|8,800円（税別）|~|
|レーティング|BGCOLOR(black):''&font(#FF69B4){アダルトゲーム}''|~|
|配信|2007年10月12日/3,024円|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|登山をきっかけに大きく物語が動く|~|
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#contents(fromhere)
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#center{&big{''想い出に変わるその後に…''}}
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**概要
株式会社スペースプロジェクトのブランドの一つ「Ciel」から発売されたアダルトゲーム。~
原画家は「Tony」、ライターはCielでのみ活動している「さとだみつひこ」。
タイトルが紛らわしいが本作は完全新作であり、何かのファンディスクではない。
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**ストーリー
#blockquote(){
高鷲祐一は，霧ヶ杜学園入学当初から，友人の紘太郎，慶生とワンダーフォーゲル部を結成し活動していた。
そして，迎えた3年の夏休み．祐一の反対を押しきり強引に入部する幼馴染の香奈美，妹の渚，そして鉱太郎の幼馴染である陽子。
合計6人となったワンダーフォーゲル部は，学生生活最後の登山として冬の日本アルプス，穂高縦走を目標に動きだす。
季節は夏から秋，秋から冬へ。
祐一にとって霧ヶ杜学園での最後の一年が過ぎていく…。
}
(公式サイトより引用)
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**特徴
-システムそのものは特筆することのないアドベンチャーゲーム。
--選択肢で好感度が上下して、個別ルートに入る判定が行われる。
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**評価点
-Tonyの絵
--本作で''唯一安定して高い評価を得ている要素''である。
-珍しい設定
--主人公は男友達と共にワンダーフォーゲル(野外活動)部に所属しており、登山が重要な要素になっている。ただし描写の出来は悪い。
--男友達二人はヒロインに好意を抱いている。
-大胆な構成
--3月末卒業までの第1部、4月以降の第2部に分かれている。
--1部終盤までは普通の学園モノだが、終盤以降の展開が目新しい。
---ただし構成を生かせているとは言いがたい。
#region(ネタバレ)
--''登山中に第三者を救った代わりに主人公は死んでしまう。''2部は主人公が誰かに憑依した状態で始まる。
#endregion
-ED曲が多い。
--エンディングを観るモチベーションに繋がる。
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**賛否両論点
-エロシーンのシチュエーション。
#region(ネタバレ)
-前述したように、主人公は男友人の身体に憑依した状態で行為する。
--見方によっては''身体と心が別人の寝取られ''とも捉えられる。
-痴漢やレイプ未遂といった展開もあるので、処専の人は受け入れられないだろう。
#endregion
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**問題点
-最悪の友人「我孫子 慶生」
--主人公の妹を好いているが、好意の向け方が異常。
#region(妹に対する酷い仕打ち)
-泳げない妹を海に突き落とす。
-仲間に妹をレイプさせて、そこを自演で救おうとする(ただし未遂に終わる)。
--このように常人には理解しがたい行動を繰り返すため、屈指のクソキャラ扱いされている。
#endregion
-1部の登山描写が薄い。
--1部は普通の学園モノのように、学校生活や行事が多く描写される。
--登山をきっかけに大きく物語が展開するが、登山の描写が少なく、苦しみや楽しさを感じ取りにくい。
--主人公に起こる悲劇に関しても唐突に映る。
-2部
--今一つ何が伝えたいのか分かりにくい。
#region(ネタバレ)
--主人公の憑依自体がファンタジー要素だが、エンディングもご都合主義のファンタジーで終わってしまう。死生観を扱った作品として見ると出来が悪い。
---例として妹ルートを挙げる。このルートでは前述した我孫子と主人公の身体が入れ替わる。
---EDによっては我孫子が改心して成仏する。それにより「身体は我孫子、心は主人公」となり妹と晴れて結ばれる。
---……が、前述したようにレイプを試みるような人物があっさりと改心してしまうのは唐突感があり、無理やり感が否めない。
#endregion
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**総評
普通の学園モノにはない目新しい設定や展開だが、それを生かしているとは到底言えない。~
Tony絵が好きな人か、変わったシチューエーションが好きな人でもなければお勧めしにくい微妙な一作。
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**ファンディスク
-約半年後にPCで『After… -Sweet Kiss-』が発売されている。
--内容はミニADVとミニゲーム。
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**移植
-コンシューマー移植
--ピオーネソフトにより『After… ～忘れえぬ絆～』というタイトルでドリームキャスト、プレイステーション2に移植されている。
-パソコン
--FDとセットの廉価版『After… Story Edition』
--ダウンロード販売
--Cielの作品を5つ収録したパック販売『Ciel Limited Collector's Box』
--Cielの作品を6つ収録したパック販売『Ciel Complete Box - Tony Chronicles』
--Cielの作品を大量に収録したパック販売『SP-JANIS REPUBLIC SPECIAL PACK』
……評価が今一つな割に、プレイ環境はかなり恵まれている。
