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*こんな娘がいたら僕はもう……!
【こんなこがいたらぼくはもう】
|ジャンル|学園ラブエッチストーリー|&amazon(B000JKYWUU)|&amazon(B07571H8BQ)|
|対応機種|Windows 98/2000/XP|~|~|
|メディア|DVD-ROM|~|~|
|発売・開発元|あかべぇそふとつぅ|~|~|
|発売日|2006年9月29日|~|~|
|定価|8,800円(税別)|~|~|
|ディスクレス起動|可能|~|~|
|レーティング|BGCOLOR(black):''&font(#FF69B4){アダルトゲーム}''|~|~|
|廉価版|クオリティパッケージ&br;2017年11月24日/3,400円|~|~|
|判定|なし|~|~|
|ポイント|通称「こんぼく」&br;タイトルが変|~|~|
#contents(fromhere)
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**概要
-あかべぇそふとつぅ(AKABEiSOFT2)ブランド3作目にして初の学園恋愛ADV。
**ストーリー
私立里見ヶ丘学園に通う黒澤透(主人公)は、1年前に起こしたある事件以来、無気力な日常を送っていた。
そんな日常に変化が訪れることになる。陽差しの照りつける真夏、透は一匹の不思議な猫と出会う。
猫はこの町の守神だと名乗った上で、自分が弱っていることを告げた。
回復のためには人間たちの愛情が必要だと言い、その力を溜める協力をして欲しいと頼み込まれてしまう。
その日から、猫の力をきっかけに、本来仲良くなるはずのなかった少女たちと、透は心を通わせていく。
やがて猫の力が消えたとき、透と少女たちの関係はどうなっていくのだろうか?
**登場人物
-黒澤透
--本作の主人公。1年前に起こした事件で有る事無い事噂され、学園内で浮いてしまっている。
--元・空手部で有望な選手だった。
--実家を出てアパートで一人暮らし中。
-三瀬 綾菜
--CV:安玖深音
--透とクラスメイトで幼馴染。透のことを一途に思っていて、透以外には冷たいとある意味ツンデレ。
--間延びした口調をしていて少し天然だが昔は今と性格が違っていたらしい。
-小松 あすか
--CV:夏野こおり
--透の後輩。深夜アニメが好きで漫画を描くのが得意。透のクラスメイトに兄がいるが、兄のことは嫌っている。
--極度の恥ずかしがり屋で人見知りするため透と兄以外には無口。
-神無月 真帆
--CV:金田まひる
--関西からきた転校生。野球好きで野球部のマネージャーとして入部する。
--透とは転校前日に出会うことになる。
-鈴原 志乃
--CV:柚木サチ
--透の住むアパートの隣人。両親が多忙なために家事を1人ですることも多く料理もうまい。
--透より年下で透と同じ学園に入学することを望んでいるが成績が今ひとつの様子。
-下柳 沙希
--CV:北都南
--透の父親の再婚相手の連れ子。義理の姉。
--1年前の事件以来透とは疎遠になっている。
-大音 渚
--CV:紫華すみれ
--透の隣のクラスで生徒会役員。1つ年上だがある理由で留年している。
--舌足らずな口調で「ぶっこおすぞ(ぶっ殺すぞ)」というのが口癖。
--あかべぇそふとつぅの前作『車輪の国、向日葵の少女』に出てくるキャラと外見・声優が同じ。ある意味ファンサービス。
-ススム
--CV:中澤アユム
--野良犬に絡まれていた所を透に助けられて強引に同居することになった神様。頭に葉っぱが生えている。
--愛の力が弱まっているため、透と女の子と出会わせて愛の力を得ようとする。
--「ススム」は透に名付けられた名前で本名は「アルフレッド・カンテーヌ・デ・ファンド」。
--ちなみに頭の葉っぱを刈り取って絶命するバッドエンドもある。
**評価点
-この手のゲームでは特別なことではないが、幼馴染・転校生・年下・年上とキャラ萌えゲーとしては登場人物の立場や設定がほどよくばらけていて、無難にキャラクターが配置されている。
-主人公は自己を主張する頑張るタイプのキャラで好感が持てる。
-透とススムのやりとり
--共通ルートは透とススムのやり取りが中心でギャグが多い。
---透はススムをあまり神様として扱っておらず、お仕置きに天井に突き刺すなどしている。ちなみにキャットフードを与えている。
--普段ばかな付き合いをしているだけに別れのセリフはしんみりくるものもある。
-共通ルートの早い段階でエッチシーンが見れる
--ススムの能力により夢の中という設定で目当ての女の子のエッチシーンが早々に拝める。
**賛否両論点
-「イジメ」を題材にしたシナリオ
--謂れの無い罪で学園内に居場所を無くしたイジメの描写が生々しく陰鬱に描かれる。
---その分ルートによってはイジメを跳ね返すカタルシスもあるが、合わない人には合わない。
-各ルートでのシナリオはスポ根だったり非日常的な展開だったりと、一概に◯◯ゲーと言えないほど多彩。
--これによって学園ものという特徴はあるのだが、何がやりたかったのか定まっていない印象も受ける。あくまでもジャンル名『学園ラブエッチストーリー』の通りでそれ以上でも以下でもないということだろう。
**問題点
-個別ルートが短い。
--特に大音 渚のシナリオは結ばれるとそのまま終了になる。
-思わせぶりの強いタイトルのため、何が売りなのかと思わせておきながら中身は普通のキャラ萌えゲー。
--タイトルが示すような要素は特に無いため、「なんでこんなタイトルにした」とツッコミを入れるエロゲーマーが多い。これならただの抜きゲーの方が説得力がある。
---そもそも主人公の一人称が「''俺''」。
-あるキャラの豹変
#region(ネタバレ)
--鈴原 志乃は一家3人で一人用のアパートに住むような貧乏だったが、両親が株で大儲けしてから途端に金持ちになる。
---志乃も最初はそうした生活の変化に戸惑っていたがやがて高慢な態度を取るようになる。
---最後はススムの助言もあって元の鞘に収まるが、展開が少々強引でご都合主義に見える。
#endregion
**総評
キャラ萌えゲーとしてのツボは押さえており、日常のテンポもよく、ありふれたテーマではあるがそれだけに無難にまとめられている。~
シナリオはやや短い上にあまり特徴がないので凡作の範疇は出ないが、手軽に学園純愛ものを楽しむ分には悪くない。~
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**余談
-同ブランドの前作『車輪の国、向日葵の少女』がシナリオ重視且つシビアな設定だったことに対して、本作はキャラ萌え重視でかなり色合いが異なるので混乱が生じた。(エロゲ業界ではブランド毎に特色を押し出していることが多いため)
-2017年11月24日に廉価版「クオリティパッケージ」が発売。
--Windows7~10が公式サポートされ、パッケージがリニューアルされているが内容は変更なし。
**関連作品
-''こんぼく麻雀 ~こんな麻雀があったら僕はロン!~''
--ブランド「エスクード」とのコラボ作品。2008年に発売された。
*こんな娘がいたら僕はもう……!
【こんなこがいたらぼくはもう】
|ジャンル|学園ラブエッチストーリー|&amazon(B000JKYWUU)|&amazon(B07571H8BQ)|
|対応機種|Windows 98/2000/XP|~|~|
|メディア|DVD-ROM|~|~|
|発売・開発元|あかべぇそふとつぅ|~|~|
|発売日|2006年9月29日|~|~|
|定価|8,800円(税別)|~|~|
|ディスクレス起動|可能|~|~|
|レーティング|BGCOLOR(black):''&font(#FF69B4){アダルトゲーム}''|~|~|
|廉価版|クオリティパッケージ&br;2017年11月24日/3,400円|~|~|
|配信|2010日3月26日/6,995円|~|~|
|判定|なし|~|~|
|ポイント|通称「こんぼく」&br;タイトルが変|~|~|
#contents(fromhere)
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**概要
-あかべぇそふとつぅ(AKABEiSOFT2)ブランド3作目にして初の学園恋愛ADV。
**ストーリー
私立里見ヶ丘学園に通う黒澤透(主人公)は、1年前に起こしたある事件以来、無気力な日常を送っていた。
そんな日常に変化が訪れることになる。陽差しの照りつける真夏、透は一匹の不思議な猫と出会う。
猫はこの町の守神だと名乗った上で、自分が弱っていることを告げた。
回復のためには人間たちの愛情が必要だと言い、その力を溜める協力をして欲しいと頼み込まれてしまう。
その日から、猫の力をきっかけに、本来仲良くなるはずのなかった少女たちと、透は心を通わせていく。
やがて猫の力が消えたとき、透と少女たちの関係はどうなっていくのだろうか?
**登場人物
-黒澤透
--本作の主人公。1年前に起こした事件で有る事無い事噂され、学園内で浮いてしまっている。
--元・空手部で有望な選手だった。
--実家を出てアパートで一人暮らし中。
-三瀬 綾菜
--CV:安玖深音
--透とクラスメイトで幼馴染。透のことを一途に思っていて、透以外には冷たいとある意味ツンデレ。
--間延びした口調をしていて少し天然だが昔は今と性格が違っていたらしい。
-小松 あすか
--CV:夏野こおり
--透の後輩。深夜アニメが好きで漫画を描くのが得意。透のクラスメイトに兄がいるが、兄のことは嫌っている。
--極度の恥ずかしがり屋で人見知りするため透と兄以外には無口。
-神無月 真帆
--CV:金田まひる
--関西からきた転校生。野球好きで野球部のマネージャーとして入部する。
--透とは転校前日に出会うことになる。
-鈴原 志乃
--CV:柚木サチ
--透の住むアパートの隣人。両親が多忙なために家事を1人ですることも多く料理もうまい。
--透より年下で透と同じ学園に入学することを望んでいるが成績が今ひとつの様子。
-下柳 沙希
--CV:北都南
--透の父親の再婚相手の連れ子。義理の姉。
--1年前の事件以来透とは疎遠になっている。
-大音 渚
--CV:紫華すみれ
--透の隣のクラスで生徒会役員。1つ年上だがある理由で留年している。
--舌足らずな口調で「ぶっこおすぞ(ぶっ殺すぞ)」というのが口癖。
--あかべぇそふとつぅの前作『車輪の国、向日葵の少女』に出てくるキャラと外見・声優が同じ。ある意味ファンサービス。
-ススム
--CV:中澤アユム
--野良犬に絡まれていた所を透に助けられて強引に同居することになった神様。頭に葉っぱが生えている。
--愛の力が弱まっているため、透と女の子と出会わせて愛の力を得ようとする。
--「ススム」は透に名付けられた名前で本名は「アルフレッド・カンテーヌ・デ・ファンド」。
--ちなみに頭の葉っぱを刈り取って絶命するバッドエンドもある。
**評価点
-この手のゲームでは特別なことではないが、幼馴染・転校生・年下・年上とキャラ萌えゲーとしては登場人物の立場や設定がほどよくばらけていて、無難にキャラクターが配置されている。
-主人公は自己を主張する頑張るタイプのキャラで好感が持てる。
-透とススムのやりとり
--共通ルートは透とススムのやり取りが中心でギャグが多い。
---透はススムをあまり神様として扱っておらず、お仕置きに天井に突き刺すなどしている。ちなみにキャットフードを与えている。
--普段ばかな付き合いをしているだけに別れのセリフはしんみりくるものもある。
-共通ルートの早い段階でエッチシーンが見れる
--ススムの能力により夢の中という設定で目当ての女の子のエッチシーンが早々に拝める。
**賛否両論点
-「イジメ」を題材にしたシナリオ
--謂れの無い罪で学園内に居場所を無くしたイジメの描写が生々しく陰鬱に描かれる。
---その分ルートによってはイジメを跳ね返すカタルシスもあるが、合わない人には合わない。
-各ルートでのシナリオはスポ根だったり非日常的な展開だったりと、一概に◯◯ゲーと言えないほど多彩。
--これによって学園ものという特徴はあるのだが、何がやりたかったのか定まっていない印象も受ける。あくまでもジャンル名『学園ラブエッチストーリー』の通りでそれ以上でも以下でもないということだろう。
**問題点
-個別ルートが短い。
--特に大音 渚のシナリオは結ばれるとそのまま終了になる。
-思わせぶりの強いタイトルのため、何が売りなのかと思わせておきながら中身は普通のキャラ萌えゲー。
--タイトルが示すような要素は特に無いため、「なんでこんなタイトルにした」とツッコミを入れるエロゲーマーが多い。これならただの抜きゲーの方が説得力がある。
---そもそも主人公の一人称が「''俺''」。
-あるキャラの豹変
#region(ネタバレ)
--鈴原 志乃は一家3人で一人用のアパートに住むような貧乏だったが、両親が株で大儲けしてから途端に金持ちになる。
---志乃も最初はそうした生活の変化に戸惑っていたがやがて高慢な態度を取るようになる。
---最後はススムの助言もあって元の鞘に収まるが、展開が少々強引でご都合主義に見える。
#endregion
**総評
キャラ萌えゲーとしてのツボは押さえており、日常のテンポもよく、ありふれたテーマではあるがそれだけに無難にまとめられている。~
シナリオはやや短い上にあまり特徴がないので凡作の範疇は出ないが、手軽に学園純愛ものを楽しむ分には悪くない。~
----
**余談
-同ブランドの前作『車輪の国、向日葵の少女』がシナリオ重視且つシビアな設定だったことに対して、本作はキャラ萌え重視でかなり色合いが異なるので混乱が生じた。(エロゲ業界ではブランド毎に特色を押し出していることが多いため)
-2017年11月24日に廉価版「クオリティパッケージ」が発売。
--Windows7~10が公式サポートされ、パッケージがリニューアルされているが内容は変更なし。
**関連作品
-''こんぼく麻雀 ~こんな麻雀があったら僕はロン!~''
--ブランド「エスクード」とのコラボ作品。2008年に発売された。