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*くるくるくるりん 【くるくるくるりん】 |ジャンル|アクション|&amazon(B00005OVE8)| |対応機種|ゲームボーイアドバンス|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|エイティング|~| |発売日|2001年3月21日|~| |定価|5,040円(税5%込)|~| |レーティング| CERO:A(全年齢対象) |~| |配信|バーチャルコンソール&br;【WiiU】2014年7月16日/702円(税8%込)|~| |判定|なし |~| |ポイント|回転する長い棒を操作するイライラ棒&br;出来は悪くないがやや薄味|~| |>|>|CENTER:''くるくるくるりんシリーズ''&br;''くるくるくるりん'' / [[くるりんパラダイス]] / くるりんスカッシュ!| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 ゲームボーイアドバンス本体と同時に発売されたロンチソフトの1本。~ プレイヤーは自動で回転する長い棒、「ヘリリン」を操作し、壁にぶつからないようにゴールを目指すという、いわば一風変わった「イライラ棒」のような、少し珍しいシステムのアクションゲーム。 **システム -自機は長い棒(設定上はヘリコプター)であり、自動でゆっくり右回りに回転している。 --初期ライフは3で、壁や障害物にぶつかるとライフが1つ減り、さらにペナルティとしてタイムに3秒加算される。~ ライフが0になる前にゴールに到達するとステージクリア。スタート地点か道中にあるチェックポイントでライフを全回復できるが、ライフが0になってしまうとやり直しはステージの最初から。 --地形に合わせて回転のタイミングを上手く調整し、ぶつからないように道を進んでいく必要がある。 --重要な仕掛けとして、ステージ上に「''バネ''」が設置されている。バネに自機を当てると、''回転の方向が逆''になり、これまで進めなかったところにダメージを受けず進むことが可能になる。 --AボタンかBボタンを押している間は移動速度が上がる。ABボタンを同時押しでさらにスピードが上がる。 -コースをクリアするとクリアマークがつく。ノーミスでのクリアだと違うマークがつく。 -モードは、主人公クルリンが迷子になった弟妹たちを探して冒険するというストーリーを進める「ぼうけん」、クリアしたステージを繰り返すことができる「れんしゅう」、全50ステージをプレイできる「ちょうせん」、通信ケーブルで対人戦が可能な「たいせん」など。 **評価点 -シンプルながらなかなか奥が深いゲーム性 --「壁にぶつかってはならない」という誰でも直感的に理解できるルールの中に、どうすればぶつからずに進めるかを考えるパズル要素と、構築したルートを間違えずに進むアクション要素が両立している。 ---難易度が上がってくるとゴリ押しで進むのは難しくなってくるため、考えて進む必要がある。また隠しステージを開放するための条件であるノーダメージクリアを目指すと、さらに難易度が上がる。 --タイムアタックで記録を狙う場合は、ダメージを受けるとタイムが増えてしまうというペナルティがあるため、ぶつからない範囲で可能な限り速く進めるギリギリのルートを構築する必要がある。 ---ただしクリアまでの実際のプレイ時間を競うRTA(リアルタイムアタック)ではダメージ覚悟で進んだ方が速くなる場面も多い。ガリガリと壁にぶつかりながら強引に突破する姿は「''がりがりがりりん''」と称されることも。 -子供・初心者にも親切な作り --キャラクターはファンシーで、セリフはひらがなが多いなど、低年齢層のプレイヤーに配慮した作りになっている。 --序盤は難易度が低いが、徐々に要求されるテクニックが増えていくので、無理なく進めていくことができる。 --「ぼうけん」モードではプロペラの長さが短くダメージを受けにくい「やさしい」モードでプレイすることもできるため、初心者救済機能になっている。 **問題点 -アクションのバリエーションが少ない --進行に不可欠なギミックがバネぐらいしか無いので、アクションのバリエーションが少なく、''本質的にやることが変わらない''。従って終盤はコースが長く、敵の攻撃が激しくなるという難易度の上昇のパターンしかない。 -人によってはイライラするプレイ感 --プロペラの回転は自動なので、タイミングが合わないまま進んでしまうと、リカバリーできずに続けざまにダメージを受けてゲームオーバーになってしまうことがある。 --通常のアクションゲームのように自機を思い通りに操作すると言うよりは、意図に関係なく回転するプロペラに合わせて敵をすり抜ける、という受動的なプレイ感覚なので、合わない人にはややストレスが貯まるかもしれない。 --もっともイライラ棒というのは、その名前からして「ストレスを貯めること」がコンセプトのゲームではあるが…。 **総評 とっつきやすいシンプルなルールでありながら、ノーミスクリアやタイムアタックを目指すと難易度が上がる奥の深さも持つ、カジュアルながらなかなかの出来を誇る作品。~ 一方でギミックの少なさや爽快感の低さなど、やや物足りない面も存在する。 **余談 -2002年12月6日にGBAで続編の『くるりんパラダイス』が発売された。 --16種類のミニゲームが収録されている。ミニゲームはヘリリンの回転する棒という特徴を上手く生かしたものが多く、十分楽しめる出来。 -さらに2004年10月14日にはゲームキューブでシリーズ3作目となる『くるりんスカッシュ!』が発売されている。 --Aボタンで様々なアクションを行うことができ、アクションや謎解きの幅が広がった。 -「せいび」でプロペラの形を変えることが出来るが、ここで形を変更しても衝突判定が変わることは無い。
*くるくるくるりん 【くるくるくるりん】 |ジャンル|アクション|&amazon(B00005OVE8)| |対応機種|ゲームボーイアドバンス|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|エイティング|~| |発売日|2001年3月21日|~| |定価|5,040円(税5%込)|~| |レーティング| CERO:A(全年齢対象) |~| |配信|バーチャルコンソール&br;【WiiU】2014年7月16日/702円(税8%込)|~| |判定|なし |~| |ポイント|回転する長い棒を操作するイライラ棒&br;出来は悪くないがやや薄味|~| |>|>|CENTER:''くるくるくるりんシリーズ''&br;''くるくるくるりん'' / [[くるりんパラダイス]] / くるりんスカッシュ!| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 ゲームボーイアドバンス本体と同時に発売されたロンチソフトの1本。~ プレイヤーは自動で回転する長い棒、「ヘリリン」を操作し、壁にぶつからないようにゴールを目指すという、いわば一風変わった「イライラ棒」のような、少し珍しいシステムのアクションゲーム。 **システム -自機は長い棒(設定上はヘリコプター)であり、自動でゆっくり右回りに回転している。 --初期ライフは3で、壁や障害物にぶつかるとライフが1つ減り、さらにペナルティとしてタイムに3秒加算される。~ ライフが0になる前にゴールに到達するとステージクリア。スタート地点か道中にあるチェックポイントでライフを全回復できるが、ライフが0になってしまうとやり直しはステージの最初から。 --地形に合わせて回転のタイミングを上手く調整し、ぶつからないように道を進んでいく必要がある。 --重要な仕掛けとして、ステージ上に「''バネ''」が設置されている。バネに自機を当てると、''回転の方向が逆''になり、これまで進めなかったところにダメージを受けず進むことが可能になる。 --AボタンかBボタンを押している間は移動速度が上がる。ABボタンを同時押しでさらにスピードが上がる。 -コースをクリアするとクリアマークがつく。ノーミスでのクリアだと違うマークがつく。 -モードは、主人公クルリンが迷子になった弟妹たちを探して冒険するというストーリーを進める「ぼうけん」、クリアしたステージを繰り返すことができる「れんしゅう」、全50ステージをプレイできる「ちょうせん」、通信ケーブルで対人戦が可能な「たいせん」など。 **評価点 -シンプルながらなかなか奥が深いゲーム性 --「壁にぶつかってはならない」という誰でも直感的に理解できるルールの中に、どうすればぶつからずに進めるかを考えるパズル要素と、構築したルートを間違えずに進むアクション要素が両立している。 ---難易度が上がってくるとゴリ押しで進むのは難しくなってくるため、考えて進む必要がある。また隠しステージを開放するための条件であるノーダメージクリアを目指すと、さらに難易度が上がる。 --タイムアタックで記録を狙う場合は、ダメージを受けるとタイムが増えてしまうというペナルティがあるため、ぶつからない範囲で可能な限り速く進めるギリギリのルートを構築する必要がある。 ---ただしクリアまでの実際のプレイ時間を競うRTA(リアルタイムアタック)ではダメージ覚悟で進んだ方が速くなる場面も多い。ガリガリと壁にぶつかりながら強引に突破する姿は「''がりがりがりりん''」と称されることも。 -子供・初心者にも親切な作り --キャラクターはファンシーで、セリフはひらがなが多いなど、低年齢層のプレイヤーに配慮した作りになっている。 --序盤は難易度が低いが、徐々に要求されるテクニックが増えていくので、無理なく進めていくことができる。 --「ぼうけん」モードではプロペラの長さが短くダメージを受けにくい「やさしい」モードでプレイすることもできるため、初心者救済機能になっている。 **問題点 -アクションのバリエーションが少ない --進行に不可欠なギミックがバネぐらいしか無いので、アクションのバリエーションが少なく、''本質的にやることが変わらない''。従って終盤はコースが長く、敵の攻撃が激しくなるという難易度の上昇のパターンしかない。 -人によってはイライラするプレイ感 --プロペラの回転は自動なので、タイミングが合わないまま進んでしまうと、リカバリーできずに続けざまにダメージを受けてゲームオーバーになってしまうことがある。 --通常のアクションゲームのように自機を思い通りに操作すると言うよりは、意図に関係なく回転するプロペラに合わせて敵をすり抜ける、という受動的なプレイ感覚なので、合わない人にはややストレスが貯まるかもしれない。 --もっともイライラ棒というのは、その名前からして「ストレスを貯めること」がコンセプトのゲームではあるが…。 **総評 とっつきやすいシンプルなルールでありながら、ノーミスクリアやタイムアタックを目指すと難易度が上がる奥の深さも持つ、カジュアルながらなかなかの出来を誇る作品。~ 一方でギミックの少なさや爽快感の低さなど、やや物足りない面も存在する。 **余談 -2002年12月6日にGBAで続編の『くるりんパラダイス』が発売された。 --16種類のミニゲームが収録されている。ミニゲームはヘリリンの回転する棒という特徴を上手く生かしたものが多く、十分楽しめる出来。 -さらに2004年10月14日にはゲームキューブでシリーズ3作目となる『くるりんスカッシュ!』が発売されている。 --Aボタンで様々なアクションを行うことができ、アクションや謎解きの幅が広がった。 -「せいび」でプロペラの形を変えることが出来るが、ここで形を変更しても衝突判定が変わることは無い。 -2023年2月9日より『[[ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online>ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online]]』の初期収録ソフトの一つとして本作が配信された。

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