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SUNRISE''| //判定変更依頼をされた形跡が見られません。まずは所定の手続きをしてから判定変更議論スレへ提案して下さい。 ---- #contents(fromhere) ---- **概要 [[crossbeats REV.]]のメジャーアップデートバージョン。NAOKI氏のバースデーという記念すべき一日に配信された。 ---- **変更点及び評価点 -タイトルに合わせてイメージチェンジ --「日の出」の名の通り、黄色を基調にした明るい色合いに変化。 ---カラーチェンジに合わせて「DEFAULT」スキンも黄緑や水色を基調にした明るい色合いに変化。前作のスキンは「PURPLE」へと名前変更された。 --筐体にもゴールドの彩色が描かれたステッカーでドレスアップ。地味な印象から一転、金×黒でゴージャスさを感じさせるデザインにイメージチェンジ。 --システムBGMも前作よりアップテンポで明るい曲調のものが使用されている。 --店舗によっては暁月と燦の等身大ポップが筐体横に設置されていることも。これにも最新情報のチラシが挟める。 -視覚性を拡張する「NOTE SUPPORT」の実装 --DEFAULT/PURPLEスキン使用時は、出現前にノーツの場所が光る、タイミングに合わせて光の輪が集まる、及び両方またはなしの4パターンから選択可能。 ---基本的にはゲームに慣れないプレイヤーでも、ある程度ノーツの予測や順番把握を容易にするためのエフェクト。 ---また対応スキンでは、サポート設定によらず、開始前に最初のノーツの出現位置が予め表示される。 --ただしCLASSICスキンの場合、これらの機能を使用することはできない。 -新キャラやストーリー描写の強化 --暁月に加えて数名の新キャラが登場。 ---ナビゲートキャラの変更はプレイ終了毎のMY ROOMでほぼ自由に可能だが、その選択は「ストーリーピース」の取得条件であるストーリーミッションに関わる。 --やりこみ&謎解き要素を兼ねる「ストーリーピース」は、ストーリーイベントを追う毎に順次追加されている模様。 --基本的には「特定パートナーキャラをセットして特定の曲をクリア(一部はフルコンボ)」でストーリーミッションをクリアし、それによりストーリー文を含む画像を入手できる。楽曲ムービーでしか語られなかったバックストーリーが詳しく語られる。 ---ヒントに関しては条件がそのまま書かれているものもあるが、大抵は抽象的なヒント。中にはiOS版のネタやミスリードを交えたもの((「93の謎を解いて…」というもの。これはREVにも収録されており、iOS版の曲番号がNo.93である楽曲をとあるモードでプレイするのが正解なのだが、この数字は前作ボス曲「MEGALOMAN[i]A」のMASTER譜面の難易度でもあった。))や、LEET表記、ASCIIコード表記、かなキーボード表記、アナグラム、モールス信号なんてのもあり、自力で解くなら頭の柔らかさが求められる。 ---最初期版のピースの入手条件は難易度的に高いものが多かったが、アップデートである程度の条件が撤廃され大きく緩和された。((初期は全体的にMASTER譜面のSランク攻略が前提で、例えば「燦と共に紅い悪魔の旋律を奏で」は「Devil's ClassicのMaster Lv.80をGRADE S以上」だった。なお、ミッション対象の譜面を解禁するための難易度に関しては改善されていない。)) ---現時点で存在する20個のうち、''現時点でローカルバトルでのプレイ、伝導曲、イベント限定パートナーが必須なピースがそれぞれ一つずつある''のが非常に惜しい。前者2つは店舗・地域の状況次第、後者に関してはイベント期間を逃せば達成できる見込みはない。 --ストーリーピースを解禁することによりキャラの詳細が見られる「キャラクターファイル」も後日追加された。ここでしか見られない新設定も。 #region(キャラクターについて軽く解説) -クローニャ CV:民安ともえ --''白いのにクローニャ!よろしくですニャー!!'' --本作の新キャラ。オレンジのパーカーを着た白猫のマスコットで、他機種でいうところの[[パステルくん>REFLEC BEATシリーズ]]やチュウニペンギンのポジション。 --今回のチュートリアルを担当する。一人称は「オイラ」なのでたぶんオス。 --イベント開催中なども「アイテムを入手するチャンスニャ!!」「クローニャに要注目ニャ!」とアピールしてくれる。 -暁月(あかつき) CV:春日萌衣 --''暁月よ、よろしくね'' --前作から続投。バックストーリーでも現状は相変わらず主人公ポジションだが、チュートリアルや告知の担当を新顔に譲っている。 --衣装の一部もオレンジ色のスカート・パーツを装着するなどモデルチェンジ。%%でも地味に露出が増えた。%% --人格年齢設定は16歳ほどのお姉さん的存在。(理由付けもあるが、純粋に)おいしいものに目が無いらしい。 --スタンプイベントにより限定水着バージョン「''真夏の女神♡暁月''」も登場。その手にはスイカパフェが! -燦(さん) CV:上坂すみれ --''燦だよぉ~、よろしくねぇ~'' --本作の新キャラ。甘いものが大好きなサポート役の妹系少女で、人格年齢設定は14歳ほど。%%未だ食べているイラストは無し。%% --元気ハツラツな見た目や声優のイメージと違い、ほわほわした口調にびっくりした人も多いとか。 --ちなみに前作の楽曲「Chase The Wave」のPVにもこっそり登場していた。 --スタンプイベントにより限定冬服バージョン「''氷上の白姫♡燦''」も登場。 -紅刃のカナタ(こうじんのかなた/KANATA_00) CV:三澤紗千香((KANATAのキャスティングはNAOKI氏直々にチョイスしたとのこと。余談だが、三澤氏の代表作である「アクセルワールド」の主題歌が本作稼働時に2曲収録されていた。)) --''カナタって、呼ばれているわ'' --本作中のストーリーイベント新キャラとして、iOS版のイメージキャラクター「KANATA」がREVシリーズに登場。 --意外にも人格年齢設定は暁月より年下の15歳。身長も暁月より少しだけ低い。 --設定上本来は暁月や燦と同類に当たる存在だが、どういうわけかきつめな性格で暁月を敵視している。((iOS版に登場する本来のKANATAは暁月のような穏やかな性格であるようだ。)) --イベント「STORY Phase03:REMNANT」期間限定であり、スタンプ84個(4枚目コンプリート)に到達していれば常駐。 -タマ、怪しいネコ・狩人祭ネコ --それぞれ「WIXOSS」「モンスターハンターフロンティア」とのコラボイベントでゲスト参加。 --ゲスト出演ということなのかCVは無し。ちなみにタマはアニメ「Selecter」や[[LoV3>LORD of VERMILION III]]のタマは久野美咲氏が担当だった。 --こういったイベントでの追加パートナーも期間限定のスタンプカード4周で常駐させることが可能。 #endregion -新規楽曲 --iOS版からおなじみであるTatsh、SLAKE、Yamajet、Dubscribeは勿論、iOSから移植のみだったむかしばなし、デスおはぎ(chimera music.)、Coolieも書き下ろしで本格参戦。前作REVからの参戦であるZ pinkpong、小野秀幸、TORIENA、Voidも再び新曲書き下ろしで続投。また、iOSで人気だったAstilbe × arendsiiがREVに新規参戦。新規アーティストはINNOSENT NOIZE、Maozon、Xi、orangentleらが参戦。 ---NAOKIは後述の太鼓の達人コラボ移植にあわせて新曲を提供。 ---今作のボス曲は、3曲連続で一定LV以上+ULT.FC+99%を達成すると登場する「Istanbul / REVen-G」。DDRプレイヤーおなじみの「ワールドミュージック風NAOKIボス」である。 --ダンス系音楽レーベル『Attack the music』所属アーティスト((REV無印時点ではGinkihaとSky_Deltaが参戦していた。))がさらに多く参戦。ダンス系・クラブ系のガチ曲も増加。 ---中でもRelectの「THIS IS HDM」はオリジナル新曲でありながら選曲ランキング上位をキープし続ける程の人気を誇り、後述のGROOVE COASTERコラボで第二の移植曲として抜擢されることになった。 --クラブミュージック嗜好の強いInu machine氏のオリジナル曲と%%パヤパヤ%%クラシックアレンジという形であるものの、Vocaloid使用曲が2曲増えた。 --版権・アニメソングは「God Knows...」「LEVEL5-Judgelight-」「BURST THE GRAVITY」の3曲が収録、後日「Sister's noise」「GALAXY」の2曲が追加。全て原曲を使用している。 ---「God Knows...」はこれまで2機種に入っているが全てカバー版であった。つまり''オリジナル版が入るのは本作が初''となる。「God Knows...」以外は全てPVまたは固有BG付き。 --『[[GROOVE COASTER]]』『[[太鼓の達人>太鼓の達人シリーズ]]』とのコラボが発表され、初めて楽曲の相互移植を迎えることになった。いずれも専用背景ムービー付き。 ---グルコスとのコラボは音ゲー企業合同企画としては非常に珍しく4~5ヶ月にわたる大規模なスケジュールが組まれており、その最後にそれぞれでイベントモードも開催された。 --''新堂敦士が12年間の沈黙を経て、AC音ゲー界にサプライズカムバック。''古参pop'nファンを中心に大きな話題となった。 ---稼動初期から追加された楽曲「愛をほおばりたいッ!~Like a Monkey!~」はまさに''新生パワーフォーク''とも言うべき楽曲。過去pop'nでの彼の作風を知っているものなら非常に懐かしさを味わえる楽曲となっている。 ---稼動後しばらくして新曲2つを追加するスタンプイベントも開催。 --燦とカナタ登場のストーリーイベントを彩る楽曲「観賞用マーメイド」は音ゲー界隈どころか音楽業界でも馴染みの薄い歌い手出身の新参アーティスト・ヤマイ氏((『遊戯王ゼアル』等アニメの主題歌をいくつか手掛けている程度。))の楽曲だが、曲自体の高い評価とともに多大な歓迎を得た。 --サウンドトラックの特典楽曲としてはTatshがDJ MURASAMEとして((bmIIDXシリーズでは特殊なギミックを仕込むことで有名なテクノ楽曲名義))いつものノリのテクノ楽曲を提供した他、cbシリーズでもおなじみのvoid(mournfinale)が前作で版権楽曲が収録されたKOTOKOとのコラボ楽曲も登場した。 --また、サウンドトラックに先行で収録された「アレルヤ」は「堕罪」を提供したHAKKYOU-KUNとJ-Popで活躍するボーカリストの玉置成実のコラボ楽曲。 ---更にサントラ発売直後にHAKKYOU-KUNの正体がナイトメアの咲人氏であることがカミングアウトされ、有名ヴィジュアルバンドと有名ボーカリストのコラボ楽曲が音楽ゲームの舞台で実現した。 --NAOKI離脱後ではあったもののボス曲として「MEGALOMAN[i]A -2nd IMPACT-」と、Ω名義の「2020」が追加された。 ---尚、前者は新名義「NEO-G」登場。%%Ζガンダム好きっすねNAOKIさん。%% -汎用ムービーのバリエーションが増加 --クラブ系で使用される基盤+黄色背景、ポップス系曲に合わせた青空+新緑、ゴシック系やメタル系に使われる薔薇、可愛らしさと狂気を併せ持つ目玉付き観覧車の4つが増え、合わせて7種類に。 --前作でテクノポップ系背景が使用されていた「たのしいことだけ」は青空+新緑に変更される等、楽曲の雰囲気に合わせた旧曲のBG変更も見受けられる。 -iOS楽曲いくつかの譜面が改善 --「雨の音が虹を呼ぶ」等、同点連打が見切りにくい譜面が現在のiOS版譜面に習う形で改善された。 -やりこみプレイヤー向けの追加・変更点 --連動サイトでアドバーサリー機能搭載。いわゆるライバル・フレンドとのスコア比較機能である。 ---自己ベストとは違い前Verのハイスコアも引き継がれる。この仕様により、自分のIDを登録すると過去のハイスコアを参照することも可能。 --2クレジット消費で4回やりなおしが可能なプレミアムプレイが実装。単譜面へのフルコン粘着に役立つ。 ---使いきった場合1曲分こちらの方がお得だが、このリトライ機能はCHALLENGEモードやEXTRA STAGE関連にも使用可能。 ---他の特典として、獲得RCが1.5倍になる。ウィークリーボーナス等の大きな収入を狙って使用すると非常にお得。 --CHALLENGEモードのゲージが独自の青色仕様になり、SURVIVALから回復率・減少率が微妙に変化している。~ そのためか、SURVクリアマークを付けることが出来なくなり、楽曲チョイスも難易度の振れ幅を抑えられている。 ---楽曲も全てのコースが変更されている。今作ではどのコースも4曲目は全体的に地力・テクニック重視のチョイスになり、一部には隠し曲が割り当てられる。CLASSIVの小野秀幸楽曲は健在。 ---CLASS Vをクリアすると、UNLIMITED譜面が起用されるVI、VIIも追加。後者には屈指の解禁難易度を誇る「I Believe someday」のUNLIMITEDが控える。 --称号のバリエーションがかなり増えた。 ---前作では殆どテンプレに沿ったレベル順ばかりだったものの、今作ではそれにハマらない面白称号が多く用意された。 ---例のNAOKI氏の名言・キメポーズは勿論、カプコンらしくウメハラネタや流行のCMネタ等も。隠し条件も単純でないものが多く、集めるのはなかなか難しい。 ---何故か[[他社の音ゲー>シンクロニカ]]において発したマツコ・デラックスのコメントまで存在する。 --RANK POINTの仕様が若干変更。UNLIMITED譜面におけるRPは×0.01されて反映されるが、このバージョンから全てのULM譜面が無条件でこのボーナスを得られるようになった。~ 恩恵を受けたのは主なRPの計算対象になりやすい(=前VerではMASTER譜面がULM譜面のRPを上回ってRP対象に入る場合ULM譜面を入手するメリットがなくなっていた)高難易度楽曲であり、純粋にUNLIMITED譜面の取得及びプレイが実力として反映されやすくなった。 -楽曲・譜面解禁の一部緩和 --貰えるRCの量は前作から少し増えた程度ではあるが、RCでの解禁曲数は極力増やさない方針に変わっている模様。3曲ほど高価な曲はあるが、楽曲購入で費やすRCの総量自体はかなり抑えられた。 --旧曲のほとんどが「条件達成で即時解禁」になった。 ---例えば前作では10000RCと非常に高かった「Adverse Effect」は「EASY譜面を1つフルコン」、また常駐曲の「I.D.」をプレイすると「Chase the Wave」、更にそれも遊ぶと「Devil's Classic」が出現するなど、初心者でも気軽にゲットできる曲が増量。 --前作では楽曲解禁に多少のやりこみが必要だったストーリースタンプイベントも配置を改善。~ 今作「Phase03:REMNANT」ではスタンプカード1枚目の時点で新曲が解禁され、4枚目の枠は期間限定実装される新ナビゲートキャラの永続利用権になったなど改善が垣間見える。 ---他、イベントに対応する隠し曲はすべて期間限定で無条件解放されるようになった。中には「100曲クリア」など解禁にかなり場数のかかる曲もあるため、これは嬉しい。 --稼動から少し遅れて、REV初期初出のオリジナル楽曲の一部はUNLIMITED譜面の解禁条件がライセンス曲に合わせる形で緩和された。 --そして「遂に」と言うべきかそれとも「漸く」と言うべきか、過去イベントや救済イベントに参加できなかったプレイヤーへの更なる救済措置として、過去イベントの隠し曲をRCで購入できるようになった。 ---現状のラインナップは上述した新堂敦士の手がける曲を含んだ5曲のみで、未だ通常解禁不能な隠し曲の総数を考えれば十分な救済とは言い難いのが残念ではあるが。 --ただし、逆に解禁が厳しくなった楽曲も一部存在する。詳しくは後述。 ---- **賛否両論点 -版権曲周りの収録の方向性が前作と大きく変化している。 --「涼宮ハルヒ」や「とある科学」等、人気アニメの主題歌は歓迎されているものの、その一方で前作にあった「盲点を付くような版権楽曲」はめっきり収録されなくなってしまい、残念がるファンもちらほら。 --前作で力を入れていたカプコンゲームとのコラボは初期にはほとんどなくなった。 ---例えば、稼動からしばらくして『[[逆転裁判6]]』が発売、近い頃にアニメの放送も始まり『逆転裁判シリーズ』そのものが非常に盛り上がっていた頃なのだが楽曲追加やコラボイベントはされなかった。(『[[逆転裁判5]]』の楽曲は前作時点で収録されている。) ---少し遅れて『モンスターハンターフロンティア』とのコラボが開催されたり、2017年にはiOS版に収録されていたカプコン30周年記念のアレンジ([[魔界村]]、[[逆転裁判]]、[[戦国BASARA>戦国BASARAシリーズ]])が収録されることになった。 --また、NAOKI氏が収録を否定していた[[東方Project>東方Projectシリーズ]]アレンジ楽曲が収録された事そのものに関してはファンから厳しい意見が多く出た。 ---8月下旬に発表された第三弾移植では、グルコス側からの輸入が東方アレンジ「そして誰もいなくなった」「カリソメ」の2曲だったことが上述で予測されていた賛否両論を呼んだ。 ---「''あくまでグルコスとREVのコラボであるのに、グルコス完全オリジナルでは無い東方アレンジが移植されるのはおかしい''」「土屋昇平氏やMASAKI氏等の現行ZUNTATAメンバーが手掛けた楽曲がもっと欲しかった」といったところである。 ---とはいえ厳密にはこれらの2曲は「グルコス初出の書き下ろしアレンジ」であるため、機会がない限り他機種収録はされない筈だった曲であることは留意すべきである。折しもグルーヴコースター3ではオリジナル曲関連が活発とはいえず、イベント展開を主にボカロ・東方・ゲームに偏重した傾向が強く現れていたため、必然的に両シリーズの書き下ろし曲群にかかる期待は相応に大きくなっていた可能性が高い。 --しかし他機種既存の東方アレンジは12月上旬に登場を迎えることになり、そしてその選曲が''5曲ともBeatStreamの収録((全てIOSYSのアレンジによるものであり、一部は企業問わず様々な機種に収録されている有名アレンジ曲であった。))と被った電波アレンジ''だったため特に困惑した声などが飛び交っている。 ---この系統の楽曲は全てMASTERまでの難易度が比較的抑えめな譜面が多く、主に新参プレイヤーの引き込みを狙った収録であることは間違いない。~ 一転してUNLIMITEDはLv75以上の高難易度譜面(追加5曲はS+で解禁)が勢揃いする魔境だが、元々クロスビーツ上級者向けの隠し要素という枠組みであるため新参プレイヤーには殆ど関与しないと思われる。それを抜きにしても件の5曲は譜面自体の評価もあまり良くはないが…。 ---東方アレンジ楽曲のうち1曲が''期間限定隠し楽曲のアンロック条件''に当てはめられる、難易度の高さ故にRP上位を目指すならプレイせざるを得ない状況になってしまっている。 ---何れにせよ、東方楽曲をあまり快く思わず、オリジナル曲目当てで流れてきたプレイヤーが多いとされるコアプレイヤー・上級者達からのこの収録に関する否定的な意見をかわすことは出来ないだろう。せめて他音ゲーが取り上げていなかった楽曲か、インストないし硬派なジャンルへのアレンジ曲であれば、その逆風も幾分か軽減が見込めたのではないだろうか。 --その後も著名なVOCALOID版権曲や「暁RECORD」の東方アレンジが収録され、もはやNAOKI氏の言葉は''なかったものとなってしまう事態となった。'' ---尚そちらのボカロ・東方楽曲は最初に入ったIOSYS東方電波アレンジ程不満は出ていない。 //もはや余談ではないだろこれ、ということで賛否に移した。 -難易度の変更はあまり多くない。 --RANK POINTに(MASTER譜面はショップのジャケットアイコン値段設定にも)関わるためか、詐欺・逆詐欺という意見が多かった難易度についてはほぼそのまま。 ---研究が進んだ現在では、後述のRP1500目標になりうる60~70台の楽曲は''逆詐欺が多い''という意見が多く、RP上げに関してはそこまで困ることは無い。 --「Street Fighter V(UNL)」が75→78に上方修正されるなど、「明らかに押しづらい譜面」系統はいくつか上がっている。 --「DAZZLING♡SEASON(MAS)」は前作で簡単すぎると言われながらもLv80から変化が無く、前述の譜面変更で見切りづらい点が解消され更にプレイしやすくなった。ボス曲召喚狙いもあり、この点は歓迎されている。 --今作新規譜面は逆詐称といわれる「Metallical parade」を除いて平均的な難易度値が低め。詐称といわれる追加譜面は「Over Clock~前兆~(UNL)」「SAKURA EXHAUST(UNL)」など若干数が増している。 ---上記RPボーナスの仕様変更を考慮しているためと思われるが、2017年以降「BLACK LOTUS」UNLを皮切りに、「Sunglow(Happy Hardcore Style)」UNL等の逆詐欺譜面が増えているという点も。 -無料チケットの仕様変更 --「1ステージのみ」+「一部楽曲しか選べない」と、かなり制限されてしまった。 --「1週間に1枚」もらえるサービス期間は稼働時から2016年7月いっぱいまでと長く取られてはいたが、''そもそも無料で100円分丸々遊べた前作が太っ腹すぎた''と取るプレイヤーも。その後は従来通り「1ヶ月に1枚」となった。 --さらに、当初は期間中にカードを通すだけでプレー開始時にもらえていた無料チケットが、2017年7月からは「''有料1プレーの終了後に無料チケット配布''」に変更。そのため、同月以降は完全無料でプレーすることは不可能になった。 -楽曲の追加ペースが他機種に比べると遅い。 --必然的に他機種よりやれる曲も知名度のある曲も少ないので、ライトプレイヤーには飽きが早いかもしれない。 --一方でやりこみ派からのプレイヤーはゲーム性から1曲に対してのやりこみ回数が必然的に多くなるためそこまで問題視はされていない。つまり、「''あまり多く追加されても困る''」というプレイヤーもいないわけではない。 --但し追加楽曲のUNLIMITED譜面は後日実装というパターンも多く、この点だけはやりこみ派のプレイヤーから否寄りの意見が多い。 ---- **問題点 -前作から改善されていない問題点 --判定ズレや無反応、時折起こるフリーズ((起動直後から最初のフリックが通過すると確実にフリーズしていたバージョンがあった。開店直後等で非常に起きやすい。))などの問題は前作からあまり改善されていない。後から変更及び初期化が出来ない暗証番号も同じ。 --前作の楽曲の一部こそ緩和されたが、新曲や高難度曲のUNLIMITED譜面の解禁に関してもやはりそのまま。上記「I Believe someday」に関しては''練習すら出来ない''プレイヤーが多くなるだろう。 --「Reseed (Another Edit)」「Blue Destiny Blue ETERNAL」の解禁についてもそのまま。後者はストーリーピース解禁に必須なのも大問題。 ---前者は一応サウンドトラック付属のシリアルコードで対応されるようになったが、やはり根本的な解決にはなっていない。 --前作大ボス「MEGAROMAN[i]A」も条件はそのまま。さらにバージョンアップに伴いイベントの傾向が少し変わったため、出現緩和の希望も持ちにくくなった。 ---前作と同じく討伐隊イベントは開催され、イベント期間中は対象難易度の緩和もされたものの、召喚にはまたもやクリアレート100%(Superフルコンボ)必須&ノーマルゲージでのプレイは不可能だったため、やはり中級者お断りな面が非常に強かった。 ---討伐イベントの条件は''ほぼトッププレイヤーのみ''によって達成されたものの、解禁楽曲が当の「MEGALOMAN[i]A」ではなくiOS版のランダムセレクト祭限定楽曲「Crisscrosser」だった点は賛否両論。 --スタンプイベントが同時に行われた場合、片方しか進められない点もそのまま。 ---但し、今回同時に行われたWIXOSSイベ&夏スタンプイベに関しては後者側がスタンプシート2枚(42個。ボーナスをフル活用すれば5クレ程度で終了)で打ち止めになるという配慮はされていた。 -明らかに解禁が難しくなった楽曲が存在 --特にUNLIMITED譜面の高GRADE条件に関しては批判の声が強い。 --前作では初回支給でいきなり購入できる程度の値段(3000RC)でありながらメインテーマのポジションであり、今作では''CLASSの課題曲とストーリーピースの条件''を兼ねている重要曲の「DEEP PURPLE」はよりによって「''いずれかのUNLIMITED譜面をS+''(Fast/Slow以下を約2%以下でクリア)」へと大幅難化。~ 他、UNLIMITED譜面のみが高難易度の「PIG-O」も「''いずれかのUNLIMITED譜面をフルコンボ''」、高難易度でありながら前作初期曲屈指の人気曲だった「EMERALD♡KISS」に至っては「''いずれかのUNLIMITED譜面をS++''(Fast/Slowを出さずにフルコン)」になった。 ---開放条件をつけられた旧曲は、前バージョンで一度でもプレイしていれば封印を回避することは可能だった。今から始める場合は様々な意味合いで版権曲での攻略が手っ取り早いと思われる。((ちなみに、UNLIMITEDで最もLVと解禁難易度が低い楽曲は「ALONE / MY FIRST STORY」である。)) --Tatsh氏の新曲「THE SUN」は譜面難易度もさることながら解禁条件も''RP1500以上''という、完全に上級者オンリーの楽曲になってしまっている。 ---RP1500の到達には概ね「CLASS Vの完走」および「楽曲毎の平均RPで約70以上(≒Lv60台の楽曲をULT.FC/Lv75~80前後でSURVクリア)」が必要。初心者やライトプレイヤーが短い期間で達成できるようなレベルではないのは間違いない。 --この他、多くの旧曲がミッション式の隠し楽曲になっている。 ---その多くが「特定楽曲をプレイ」「~回プレイ」「~譜面プレイ」というものだが、RPや高GRADE取得が条件の楽曲も他に幾つか存在する。 --前作無条件曲の隠し化は「初心者が選曲に迷わない/高難易度楽曲を踏まないようにする配慮」とも取れるが、やはりそれがいい方向に評価されているかといえばそこまででもない。そもそも高難度譜面については前作からLv10単位でのロックがかかっているため、''そういった目的で楽曲そのものを制限することについてはほぼ無意味に等しい''。 --隠し条件がついた楽曲は、本作からスタンプイベントで課題曲に設定された場合に期間限定曲として一時的に開放されるという形でフォローが行われるようになった。 -グルコスコラボ以降、明らかにプレイヤーの事情を考慮していない解禁イベントが増加した。 --稼働後期はイベントの期間中でしかプレイできない楽曲がにわかに急増。期間限定プレイ曲の中にはアプリ版からの移植曲も含まれ始め、言うまでもなくこれら移植曲は解禁できないことを惜しまれた。 --11月後半~12月上旬の「INNOCENT NOIZE特集」では新曲「Dark Parashu」の解禁のために、もう一方の新曲「Hervor」を''5譜面全てクリアする''という厳しい解禁条件が設けられた。 ---達成するには''Lv71のMaster譜面でS+以上を叩き出してUNLIMITED譜面を出さないといけない''。生半可な上級者でも容易には達成できない厳しさである。 --続くクリスマスイベントでは「期間限定のジングルベル(NM remix)を3回クリアで新曲『minestrone』解禁」「その『minestorone』を4譜面クリアで新曲『Ordine』解禁」と条件自体はまともになったものの、&color(red){解禁期間が''4日間のみ''};という理不尽なまでの短さに大きな反発を呼んだ。 --年明け後最初のスタンプイベ「回雪!氷上の雪姫!?燦」ではこの内一部の楽曲がスタンプシート報酬に入るとともに期間が長めに取られ、「14th clock」を含む上記楽曲の救済を兼ねるようになった…のだが、''スタンプボーナス楽曲も全て解禁曲''ということになってしまい、救済どころか「過去のイベントをこなしていないと効率的に進められない」という本末転倒な事態が起こってしまった。 --4月前半の「フラワートーナメント」はスタンプの必要量や追加楽曲・追加譜面等特に不評もなかったため割愛。4月後半の「ハッピーイースター」は上記「回雪」と同じく過去イベ救済だったが今度は''新曲の解禁がスタンプカード9枚目''という異常なまでの必要数からまたしても不評を呼んだ。 ---「微妙に時期ハズレ」や「救済イベ故に仕方がないが、ボーナス対象楽曲がイースターと関係がない」等、ツッコミどころも多いイベントとなっている。~ 結局各々のイベントでやることが変わらない、かといってスタンプ以外の条件をつけると必然的に腕前の格差が現れる…と、本作のイベント形態に関してはどうにも煮詰まりを拭えない。 -REVCHIPの使い道について --これも前作のヘビープレイヤーには避けられなかったのだが、今作はRCで解禁する楽曲の数・値段ともに減少傾向な上に前作より獲得できるRCが若干ながら増えているため、やり込むと前作以上にあっさり「RCが余りまくる」という状況に陥る。 --一応「Minerva」といった高額RC楽曲などの使い道も追加されているものの、RCで買える楽曲の少なさからプレイ頻度の高いプレイヤー程持て余してしまいがち。RCによる過去イベント楽曲の救済もそれ自体は評価すべきではあるが、そこまでやりこむプレイヤーなら既に自力解禁しているだろうし…。 -アドバーサリー機能のユーザー検索がユーザーIDでしか出来ない上、検索にはID8桁の数字全ての入力が必須。 --このため、相手の正確なIDを知らないと登録そのものが出来ない。ユーザー名検索など他の検索方法も追加されれば良いのだが…。 -明らかな打ち切りエンド --2018年6月25日でオンラインサービスが終了、まずゲームとしてはボス曲の「MEGAROMAN[i]A」「Istanbul / REVen-G」「MEGALOMAN[i]A -2nd IMPACT-」「2020」は制限なくプレイできるようになったが、''下位難易度譜面が存在していない''。 --また、前作ロケテ''のみ''で登場していたiOS版移植曲「ロマンシング・ゲーム」も''オンラインサービス終了告知後のコースモード専用''として登場し、終了後にこちらも''下位譜面が無いまま常駐''という、歪みに歪んだ経緯での登場となってしまった。 --イベントを絡めていて進んでいたストーリーについても、打ち切り同然の終わり方となってしまっている。 ---- **総評 前作の問題点をある程度改善し、最大の特徴である楽曲のクオリティやゲーム性そのものを強化したアップデートバージョン。~ これまで以上に世界観とのリンクを重視している、若干ストーリー性の強い構造も窺える。~ 一部楽曲の解禁等、問題点が尚も山積みであったものの、音ゲーとして磐石な進化を遂げていた事は間違いない。~ しかし稼働中にNAOKI氏が制作から離脱した影響か、それともユーザーの期待とは裏腹にやる気を見せない運営の態度が災いしてか、様々な方向性にブレが生じてしまった点も否定できない。~ そして[[2018年6月24日を以てのオンラインサービス終了>http://www.capcom.co.jp/arcade/rev/PC/newsentry_140946.html]]が発表され、結局方向性のブレを修正する事も叶わないまま黄昏時を迎える事になってしまった。~ 音ゲーの''デファクトスタンダード''を担える素質は確かにあっただけに、ベストを尽くしたと評し難いこの非業な結末に対しては、ただ無念と言う他ない。 //カプコンや本作スタッフ、そしてNAOKI氏といった面々には、せめて本作及びiOS版『CROSS×BEATS』での経験を~ //以降の''確実にゴッ!''っとくるであろう作品に活かし、いつか再び本作のプレイヤー達に夜明けを齎してくれる事を願ってやまない。~ // ''SEE YOU AGAINやな。'' //こういう書いた人の願望みたいな記述は不要。 ---- **余談 -今版稼動初期頃にNAOKI氏から「''賛否両論な版権曲を入れると思う''」という意味深なアナウンスがされていた。 --なお、NAOKI氏が前作初期時点で収録を否定していた既存の有名Vocaloid楽曲や東方Projectのアレンジ楽曲の収録はどちらも実現されることになった。 -2017年3月1日に待望のサウンドトラックが発売。CD3枚+特典映像DVD+各曲ジャケットのステッカー+三人娘のブロマイドを兼ねたシリアルコードカードと非常に豪華なセットになっている。 --但し「EMERALD♡KISS」「月鳴-moonlit urge-」等の人気を博した新曲が抜けている、歌詞カードが存在しない等残念な点もやや多い。 ---サントラ発売記念期間のキャンペーンも実施されたが、そのうち「サントラ収録曲プレイで''31RCプレゼント''」という点には『いくらなんでも少ないのでは』という声も。 -2016年12月31日を最後にアニメ版権曲「Inner urge」「掌-Show-」の楽曲が削除された。 --前者は今作メインキャラとの声優繋がりという側面もあるため惜しまれたが、これらに関しては本作に直接関与しない部分が影響しているとの説も。 --但しアナウンス自体は9月に行われ、削除まで3ヶ月というかなり長めの猶予があったため、反発意見は少なく済んでいた。 -「killy killy JOKER」収録の縁もあってか実現したカードゲーム「WIXOSS」とのコラボレーションとして、暁月と燦がシグニ((WIXOSSにおける戦闘用キャラクター・ユニットカード。ちなみに本作にも登場したタマは中心となるユニットカード・ルリグの一種。))としてカードゲームに参戦している。 --但しこのスタンプイベントのボーナス曲が「killy killy JOKER」のみで他WIXOSS関連の楽曲が収録されなかったり、前作に行われた「ANIMAX MUSIX」コラボと同じくキャンペーン応募が1口ずつしか受け付けないので非常に面倒等、やや難のあるシステムであった模様。 -『[[GROOVE COASTER 3 LINK FEVER]]』とは4ヶ月間にわたる楽曲交換コラボを実施。REVからの輸出は6月の「ピコラセテ」、7月の「THIS IS HDM」、8月の「Blue Destiny Blue」「sunglow」に加えて書き下ろし新曲「HONEY♡SUNRISE」の計5曲。そして全てが出揃った時点でそれぞれのイベントモードを発動することになった。 --演出に定評のあるグルコスだが、これらも例に漏れずREVの譜面や汎用背景ムービー・ジャケットを元にしたモチーフがしっかり再現されている。 --REV側に収録された楽曲もそれぞれのジャケットキャラのイラストが固有背景として割り当てられているほか、MASTER譜面がグルコス側のパターンを再現したものであるなど、リスペクトは抜かりなし。 --「HONEY♡SUNRISE」に関しては、グルコス側は難易度こそ控えめだがjun曲特有の「一定確率でボーカル変化」仕様まで移植されている。 --そして「QLWA」「グルーヴ・ザ・ハート」収録により、アーティストのt+pazolite、ビートまりおはTatsh、Crankyに続きAC音ゲー五企業収録制覇を達成した。 ---両機種のイベントで報酬曲として追加された「Got hive of Ra」のアーティストE.G.G.は、4社合同の天下一音ゲ祭に書き下ろし曲を引っさげて登場していたCOSIO氏のボス曲用名義である。ZUNTATA卒業以降のフリーランスとしては最初の他社音ゲー進出であり、これにより彼もまた5社制覇を達成したことになる。 --8月下旬に発表された第三弾移植では、グルコス側からの輸入が東方アレンジ「そして誰もいなくなった」「カリソメ」の2曲だったことが前述通り賛否両論を呼んだ。 --余談だが、コラボのきっかけはTatsh氏とのこと。他、cbREV側へと移籍した元GCACの製作スタッフが居ることも判明している。 -『太鼓の達人』コラボでは「SAKURA EXHAUST」が先行移植。やはり太鼓の達人をモチーフにした専用背景付き。 --「太鼓の達人」にはこれによりNAOKI書下ろしの新曲「OverClock~開放~」が先行収録された他、iOS版に収録されていたアレンジ曲の「魔界村:平地BGM」「逆転裁判:逆転姉妹のテーマ」等も収録されている。更にアイテムとして暁月と燦のマスコットが導入された。 -東方楽曲において、IOSYS所属のVoid(コバヤシユウヤ)氏の楽曲が収録されたことにより、[[SDVX>SOUND VOLTEXシリーズ]]や[[GC>GROOVE COASTER]]シリーズ共々「Void」名義アーティストが2名揃うことになった。 -総評で触れた通り、本シリーズは2018年6月24日を以てオンラインサービスが終了、連動していたiOS版も翌6月25日を以てサービス終了となった。 --6月25日以降はAimeを使用してのプレイと公式ページでのマイデータ閲覧が不可能となり、またランキングの更新も停止される。 --Aimeを使用しないゲストプレイは6月25日以降でも遊べる。解禁が必要な楽曲・譜面やEXTRA STAGE楽曲については、オフライン仕様への移行に伴って削除された一部楽曲を除く全楽曲・全譜面がデフォルトで選択可能になった。 ---ナビゲートキャラは現状クローニャしか選択できず、暁月や燦の姿はタイトル画面とゲームオーバー時の画面でしか拝めない。紅刃のカナタやコラボキャラに至っては実質的なリストラ状態である。 //クローニャ以外のナビゲートキャラを選んで遊べたよという方がおられましたら、したらば内音ゲー関連総合スレまで情報提供をお願いします --開発中とされていた『CYTUS Ω』もお蔵入りが決定しており、一部からはカプコンが音ゲー…どころか、アーケードゲームそのものから手を引くのではないか? と懸念されている。 -[[インタビュー>https://realsound.jp/2018/07/post-222032.html]]によると、NAOKI氏は現在カプコンを退社しフリーとなっている。 --セガの『[[CHUNITHM STAR PLUS>CHUNITHM]]』『[[オンゲキ]]』への楽曲提供、TVアニメ「はるかなレシーブ」のEDテーマ曲「Wish me luck!!!!」を手がけるなど、コンポーザーとしての活動自体は精力的に行っているようだ。 ---CHUNITHMのエイプリルフールイベントで(実写の)キャラクターとして登場しこれでもかとBEMANIシリーズ作品のパロディを披露したり、スマートフォン向けに配信されていたミニゲーム「オンゲキcollection」に(此方も実写で)しれっと登場したりなど、若干精力的すぎる気はしないでもないが。 -嘗てNAOKI氏等の本作関係者が出演していた「musicるTV」の''名言をまとめたLINEスタンプ''が発売されている。 --スタンプの画像は番組映像のキャプチャではなく、このスタンプだけの為の撮り下ろしとなっている。 //作品単体と言うより個人に関する話題、しかも文量が多すぎる。一部は「企業問題を扱わない」というルールに抵触する危険性もあった為大幅削減 -2021年11月4日稼働の『CHUNITHM NEW』に、稼働時デフォルト曲として本シリーズより「DAZZLING♡SEASON」と「Satellite System ft.Diana Chiaki」が収録された。 --「DAZZLING♡SEASON」は残念ながらOriginal Side音源のみの収録だが、MASTER譜面でフルコンボ以上を達成することで、Japanese Sideの歌詞から引用された称号を獲得できる。
「[[判定不一致修正依頼]]」にて判定と記事内容の不一致が指摘されています。対応できる方はご協力をお願いします。~ 提案は「稼働後期の状況を踏まえた良作判定の根拠の記述」or「稼働後期に範囲を絞った判定変更」です。 ---- *crossbeats REV. SUNRISE 【くろすびーつ れう゛さんらいず】 |ジャンル|音楽シミュレーション|#image(1.jpg,title=れぶぶさんらいず)| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|カプコン|~| |稼動開始日|2016年4月28日|~| |オンラインサービス終了日|2018年6月24日|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|視覚性をある程度改善&やりこみ要素も強化&br;他社作品とのコラボ&br;一方で解決していない問題点も多く、新たな問題も&br;''NAOKI離脱により大きく変わった方向性''|~| |>|>|CENTER:''crossbeats REV.''&br()[[crossbeats REV.]] / ''crossbeats REV. SUNRISE''| //判定変更依頼をされた形跡が見られません。まずは所定の手続きをしてから判定変更議論スレへ提案して下さい。 ---- #contents(fromhere) ---- **概要 [[crossbeats REV.]]のメジャーアップデートバージョン。NAOKI氏のバースデーという記念すべき一日に配信された。 ---- **変更点及び評価点 -タイトルに合わせてイメージチェンジ --「日の出」の名の通り、黄色を基調にした明るい色合いに変化。 ---カラーチェンジに合わせて「DEFAULT」スキンも黄緑や水色を基調にした明るい色合いに変化。前作のスキンは「PURPLE」へと名前変更された。 --筐体にもゴールドの彩色が描かれたステッカーでドレスアップ。地味な印象から一転、金×黒でゴージャスさを感じさせるデザインにイメージチェンジ。 --システムBGMも前作よりアップテンポで明るい曲調のものが使用されている。 --店舗によっては暁月と燦の等身大ポップが筐体横に設置されていることも。これにも最新情報のチラシが挟める。 -視覚性を拡張する「NOTE SUPPORT」の実装 --DEFAULT/PURPLEスキン使用時は、出現前にノーツの場所が光る、タイミングに合わせて光の輪が集まる、及び両方またはなしの4パターンから選択可能。 ---基本的にはゲームに慣れないプレイヤーでも、ある程度ノーツの予測や順番把握を容易にするためのエフェクト。 ---また対応スキンでは、サポート設定によらず、開始前に最初のノーツの出現位置が予め表示される。 --ただしCLASSICスキンの場合、これらの機能を使用することはできない。 -新キャラやストーリー描写の強化 --暁月に加えて数名の新キャラが登場。 ---ナビゲートキャラの変更はプレイ終了毎のMY ROOMでほぼ自由に可能だが、その選択は「ストーリーピース」の取得条件であるストーリーミッションに関わる。 --やりこみ&謎解き要素を兼ねる「ストーリーピース」は、ストーリーイベントを追う毎に順次追加されている模様。 --基本的には「特定パートナーキャラをセットして特定の曲をクリア(一部はフルコンボ)」でストーリーミッションをクリアし、それによりストーリー文を含む画像を入手できる。楽曲ムービーでしか語られなかったバックストーリーが詳しく語られる。 ---ヒントに関しては条件がそのまま書かれているものもあるが、大抵は抽象的なヒント。中にはiOS版のネタやミスリードを交えたもの((「93の謎を解いて…」というもの。これはREVにも収録されており、iOS版の曲番号がNo.93である楽曲をとあるモードでプレイするのが正解なのだが、この数字は前作ボス曲「MEGALOMAN[i]A」のMASTER譜面の難易度でもあった。))や、LEET表記、ASCIIコード表記、かなキーボード表記、アナグラム、モールス信号なんてのもあり、自力で解くなら頭の柔らかさが求められる。 ---最初期版のピースの入手条件は難易度的に高いものが多かったが、アップデートである程度の条件が撤廃され大きく緩和された。((初期は全体的にMASTER譜面のSランク攻略が前提で、例えば「燦と共に紅い悪魔の旋律を奏で」は「Devil's ClassicのMaster Lv.80をGRADE S以上」だった。なお、ミッション対象の譜面を解禁するための難易度に関しては改善されていない。)) ---現時点で存在する20個のうち、''現時点でローカルバトルでのプレイ、伝導曲、イベント限定パートナーが必須なピースがそれぞれ一つずつある''のが非常に惜しい。前者2つは店舗・地域の状況次第、後者に関してはイベント期間を逃せば達成できる見込みはない。 --ストーリーピースを解禁することによりキャラの詳細が見られる「キャラクターファイル」も後日追加された。ここでしか見られない新設定も。 #region(キャラクターについて軽く解説) -クローニャ CV:民安ともえ --''白いのにクローニャ!よろしくですニャー!!'' --本作の新キャラ。オレンジのパーカーを着た白猫のマスコットで、他機種でいうところの[[パステルくん>REFLEC BEATシリーズ]]やチュウニペンギンのポジション。 --今回のチュートリアルを担当する。一人称は「オイラ」なのでたぶんオス。 --イベント開催中なども「アイテムを入手するチャンスニャ!!」「クローニャに要注目ニャ!」とアピールしてくれる。 -暁月(あかつき) CV:春日萌衣 --''暁月よ、よろしくね'' --前作から続投。バックストーリーでも現状は相変わらず主人公ポジションだが、チュートリアルや告知の担当を新顔に譲っている。 --衣装の一部もオレンジ色のスカート・パーツを装着するなどモデルチェンジ。%%でも地味に露出が増えた。%% --人格年齢設定は16歳ほどのお姉さん的存在。(理由付けもあるが、純粋に)おいしいものに目が無いらしい。 --スタンプイベントにより限定水着バージョン「''真夏の女神♡暁月''」も登場。その手にはスイカパフェが! -燦(さん) CV:上坂すみれ --''燦だよぉ~、よろしくねぇ~'' --本作の新キャラ。甘いものが大好きなサポート役の妹系少女で、人格年齢設定は14歳ほど。%%未だ食べているイラストは無し。%% --元気ハツラツな見た目や声優のイメージと違い、ほわほわした口調にびっくりした人も多いとか。 --ちなみに前作の楽曲「Chase The Wave」のPVにもこっそり登場していた。 --スタンプイベントにより限定冬服バージョン「''氷上の白姫♡燦''」も登場。 -紅刃のカナタ(こうじんのかなた/KANATA_00) CV:三澤紗千香((KANATAのキャスティングはNAOKI氏直々にチョイスしたとのこと。余談だが、三澤氏の代表作である「アクセルワールド」の主題歌が本作稼働時に2曲収録されていた。)) --''カナタって、呼ばれているわ'' --本作中のストーリーイベント新キャラとして、iOS版のイメージキャラクター「KANATA」がREVシリーズに登場。 --意外にも人格年齢設定は暁月より年下の15歳。身長も暁月より少しだけ低い。 --設定上本来は暁月や燦と同類に当たる存在だが、どういうわけかきつめな性格で暁月を敵視している。((iOS版に登場する本来のKANATAは暁月のような穏やかな性格であるようだ。)) --イベント「STORY Phase03:REMNANT」期間限定であり、スタンプ84個(4枚目コンプリート)に到達していれば常駐。 -タマ、怪しいネコ・狩人祭ネコ --それぞれ「WIXOSS」「モンスターハンターフロンティア」とのコラボイベントでゲスト参加。 --ゲスト出演ということなのかCVは無し。ちなみにタマはアニメ「Selecter」や[[LoV3>LORD of VERMILION III]]のタマは久野美咲氏が担当だった。 --こういったイベントでの追加パートナーも期間限定のスタンプカード4周で常駐させることが可能。 #endregion -新規楽曲 --iOS版からおなじみであるTatsh、SLAKE、Yamajet、Dubscribeは勿論、iOSから移植のみだったむかしばなし、デスおはぎ(chimera music.)、Coolieも書き下ろしで本格参戦。前作REVからの参戦であるZ pinkpong、小野秀幸、TORIENA、Voidも再び新曲書き下ろしで続投。また、iOSで人気だったAstilbe × arendsiiがREVに新規参戦。新規アーティストはINNOSENT NOIZE、Maozon、Xi、orangentleらが参戦。 ---NAOKIは後述の太鼓の達人コラボ移植にあわせて新曲を提供。 ---今作のボス曲は、3曲連続で一定LV以上+ULT.FC+99%を達成すると登場する「Istanbul / REVen-G」。DDRプレイヤーおなじみの「ワールドミュージック風NAOKIボス」である。 --ダンス系音楽レーベル『Attack the music』所属アーティスト((REV無印時点ではGinkihaとSky_Deltaが参戦していた。))がさらに多く参戦。ダンス系・クラブ系のガチ曲も増加。 ---中でもRelectの「THIS IS HDM」はオリジナル新曲でありながら選曲ランキング上位をキープし続ける程の人気を誇り、後述のGROOVE COASTERコラボで第二の移植曲として抜擢されることになった。 --クラブミュージック嗜好の強いInu machine氏のオリジナル曲と%%パヤパヤ%%クラシックアレンジという形であるものの、Vocaloid使用曲が2曲増えた。 --版権・アニメソングは「God Knows...」「LEVEL5-Judgelight-」「BURST THE GRAVITY」の3曲が収録、後日「Sister's noise」「GALAXY」の2曲が追加。全て原曲を使用している。 ---「God Knows...」はこれまで2機種に入っているが全てカバー版であった。つまり''オリジナル版が入るのは本作が初''となる。「God Knows...」以外は全てPVまたは固有BG付き。 --『[[GROOVE COASTER]]』『[[太鼓の達人>太鼓の達人シリーズ]]』とのコラボが発表され、初めて楽曲の相互移植を迎えることになった。いずれも専用背景ムービー付き。 ---グルコスとのコラボは音ゲー企業合同企画としては非常に珍しく4~5ヶ月にわたる大規模なスケジュールが組まれており、その最後にそれぞれでイベントモードも開催された。 --''新堂敦士が12年間の沈黙を経て、AC音ゲー界にサプライズカムバック。''古参pop'nファンを中心に大きな話題となった。 ---稼動初期から追加された楽曲「愛をほおばりたいッ!~Like a Monkey!~」はまさに''新生パワーフォーク''とも言うべき楽曲。過去pop'nでの彼の作風を知っているものなら非常に懐かしさを味わえる楽曲となっている。 ---稼動後しばらくして新曲2つを追加するスタンプイベントも開催。 --燦とカナタ登場のストーリーイベントを彩る楽曲「観賞用マーメイド」は音ゲー界隈どころか音楽業界でも馴染みの薄い歌い手出身の新参アーティスト・ヤマイ氏((『遊戯王ゼアル』等アニメの主題歌をいくつか手掛けている程度。))の楽曲だが、曲自体の高い評価とともに多大な歓迎を得た。 --サウンドトラックの特典楽曲としてはTatshがDJ MURASAMEとして((bmIIDXシリーズでは特殊なギミックを仕込むことで有名なテクノ楽曲名義))いつものノリのテクノ楽曲を提供した他、cbシリーズでもおなじみのvoid(mournfinale)が前作で版権楽曲が収録されたKOTOKOとのコラボ楽曲も登場した。 --また、サウンドトラックに先行で収録された「アレルヤ」は「堕罪」を提供したHAKKYOU-KUNとJ-Popで活躍するボーカリストの玉置成実のコラボ楽曲。 ---更にサントラ発売直後にHAKKYOU-KUNの正体がナイトメアの咲人氏であることがカミングアウトされ、有名ヴィジュアルバンドと有名ボーカリストのコラボ楽曲が音楽ゲームの舞台で実現した。 --NAOKI離脱後ではあったもののボス曲として「MEGALOMAN[i]A -2nd IMPACT-」と、Ω名義の「2020」が追加された。 ---尚、前者は新名義「NEO-G」登場。%%Ζガンダム好きっすねNAOKIさん。%% -汎用ムービーのバリエーションが増加 --クラブ系で使用される基盤+黄色背景、ポップス系曲に合わせた青空+新緑、ゴシック系やメタル系に使われる薔薇、可愛らしさと狂気を併せ持つ目玉付き観覧車の4つが増え、合わせて7種類に。 --前作でテクノポップ系背景が使用されていた「たのしいことだけ」は青空+新緑に変更される等、楽曲の雰囲気に合わせた旧曲のBG変更も見受けられる。 -iOS楽曲いくつかの譜面が改善 --「雨の音が虹を呼ぶ」等、同点連打が見切りにくい譜面が現在のiOS版譜面に習う形で改善された。 -やりこみプレイヤー向けの追加・変更点 --連動サイトでアドバーサリー機能搭載。いわゆるライバル・フレンドとのスコア比較機能である。 ---自己ベストとは違い前Verのハイスコアも引き継がれる。この仕様により、自分のIDを登録すると過去のハイスコアを参照することも可能。 --2クレジット消費で4回やりなおしが可能なプレミアムプレイが実装。単譜面へのフルコン粘着に役立つ。 ---使いきった場合1曲分こちらの方がお得だが、このリトライ機能はCHALLENGEモードやEXTRA STAGE関連にも使用可能。 ---他の特典として、獲得RCが1.5倍になる。ウィークリーボーナス等の大きな収入を狙って使用すると非常にお得。 --CHALLENGEモードのゲージが独自の青色仕様になり、SURVIVALから回復率・減少率が微妙に変化している。~ そのためか、SURVクリアマークを付けることが出来なくなり、楽曲チョイスも難易度の振れ幅を抑えられている。 ---楽曲も全てのコースが変更されている。今作ではどのコースも4曲目は全体的に地力・テクニック重視のチョイスになり、一部には隠し曲が割り当てられる。CLASSIVの小野秀幸楽曲は健在。 ---CLASS Vをクリアすると、UNLIMITED譜面が起用されるVI、VIIも追加。後者には屈指の解禁難易度を誇る「I Believe someday」のUNLIMITEDが控える。 --称号のバリエーションがかなり増えた。 ---前作では殆どテンプレに沿ったレベル順ばかりだったものの、今作ではそれにハマらない面白称号が多く用意された。 ---例のNAOKI氏の名言・キメポーズは勿論、カプコンらしくウメハラネタや流行のCMネタ等も。隠し条件も単純でないものが多く、集めるのはなかなか難しい。 ---何故か[[他社の音ゲー>シンクロニカ]]において発したマツコ・デラックスのコメントまで存在する。 --RANK POINTの仕様が若干変更。UNLIMITED譜面におけるRPは×0.01されて反映されるが、このバージョンから全てのULM譜面が無条件でこのボーナスを得られるようになった。~ 恩恵を受けたのは主なRPの計算対象になりやすい(=前VerではMASTER譜面がULM譜面のRPを上回ってRP対象に入る場合ULM譜面を入手するメリットがなくなっていた)高難易度楽曲であり、純粋にUNLIMITED譜面の取得及びプレイが実力として反映されやすくなった。 -楽曲・譜面解禁の一部緩和 --貰えるRCの量は前作から少し増えた程度ではあるが、RCでの解禁曲数は極力増やさない方針に変わっている模様。3曲ほど高価な曲はあるが、楽曲購入で費やすRCの総量自体はかなり抑えられた。 --旧曲のほとんどが「条件達成で即時解禁」になった。 ---例えば前作では10000RCと非常に高かった「Adverse Effect」は「EASY譜面を1つフルコン」、また常駐曲の「I.D.」をプレイすると「Chase the Wave」、更にそれも遊ぶと「Devil's Classic」が出現するなど、初心者でも気軽にゲットできる曲が増量。 --前作では楽曲解禁に多少のやりこみが必要だったストーリースタンプイベントも配置を改善。~ 今作「Phase03:REMNANT」ではスタンプカード1枚目の時点で新曲が解禁され、4枚目の枠は期間限定実装される新ナビゲートキャラの永続利用権になったなど改善が垣間見える。 ---他、イベントに対応する隠し曲はすべて期間限定で無条件解放されるようになった。中には「100曲クリア」など解禁にかなり場数のかかる曲もあるため、これは嬉しい。 --稼動から少し遅れて、REV初期初出のオリジナル楽曲の一部はUNLIMITED譜面の解禁条件がライセンス曲に合わせる形で緩和された。 --そして「遂に」と言うべきかそれとも「漸く」と言うべきか、過去イベントや救済イベントに参加できなかったプレイヤーへの更なる救済措置として、過去イベントの隠し曲をRCで購入できるようになった。 ---現状のラインナップは上述した新堂敦士の手がける曲を含んだ5曲のみで、未だ通常解禁不能な隠し曲の総数を考えれば十分な救済とは言い難いのが残念ではあるが。 --ただし、逆に解禁が厳しくなった楽曲も一部存在する。詳しくは後述。 ---- **賛否両論点 -版権曲周りの収録の方向性が前作と大きく変化している。 --「涼宮ハルヒ」や「とある科学」等、人気アニメの主題歌は歓迎されているものの、その一方で前作にあった「盲点を付くような版権楽曲」はめっきり収録されなくなってしまい、残念がるファンもちらほら。 --前作で力を入れていたカプコンゲームとのコラボは初期にはほとんどなくなった。 ---例えば、稼動からしばらくして『[[逆転裁判6]]』が発売、近い頃にアニメの放送も始まり『逆転裁判シリーズ』そのものが非常に盛り上がっていた頃なのだが楽曲追加やコラボイベントはされなかった。(『[[逆転裁判5]]』の楽曲は前作時点で収録されている。) ---少し遅れて『モンスターハンターフロンティア』とのコラボが開催されたり、2017年にはiOS版に収録されていたカプコン30周年記念のアレンジ([[魔界村]]、[[逆転裁判]]、[[戦国BASARA>戦国BASARAシリーズ]])が収録されることになった。 --また、NAOKI氏が収録を否定していた[[東方Project>東方Projectシリーズ]]アレンジ楽曲が収録された事そのものに関してはファンから厳しい意見が多く出た。 ---8月下旬に発表された第三弾移植では、グルコス側からの輸入が東方アレンジ「そして誰もいなくなった」「カリソメ」の2曲だったことが上述で予測されていた賛否両論を呼んだ。 ---「''あくまでグルコスとREVのコラボであるのに、グルコス完全オリジナルでは無い東方アレンジが移植されるのはおかしい''」「土屋昇平氏やMASAKI氏等の現行ZUNTATAメンバーが手掛けた楽曲がもっと欲しかった」といったところである。 ---とはいえ厳密にはこれらの2曲は「グルコス初出の書き下ろしアレンジ」であるため、機会がない限り他機種収録はされない筈だった曲であることは留意すべきである。折しもグルーヴコースター3ではオリジナル曲関連が活発とはいえず、イベント展開を主にボカロ・東方・ゲームに偏重した傾向が強く現れていたため、必然的に両シリーズの書き下ろし曲群にかかる期待は相応に大きくなっていた可能性が高い。 --しかし他機種既存の東方アレンジは12月上旬に登場を迎えることになり、そしてその選曲が''5曲ともBeatStreamの収録((全てIOSYSのアレンジによるものであり、一部は企業問わず様々な機種に収録されている有名アレンジ曲であった。))と被った電波アレンジ''だったため特に困惑した声などが飛び交っている。 ---この系統の楽曲は全てMASTERまでの難易度が比較的抑えめな譜面が多く、主に新参プレイヤーの引き込みを狙った収録であることは間違いない。~ 一転してUNLIMITEDはLv75以上の高難易度譜面(追加5曲はS+で解禁)が勢揃いする魔境だが、元々クロスビーツ上級者向けの隠し要素という枠組みであるため新参プレイヤーには殆ど関与しないと思われる。それを抜きにしても件の5曲は譜面自体の評価もあまり良くはないが…。 ---東方アレンジ楽曲のうち1曲が''期間限定隠し楽曲のアンロック条件''に当てはめられる、難易度の高さ故にRP上位を目指すならプレイせざるを得ない状況になってしまっている。 ---何れにせよ、東方楽曲をあまり快く思わず、オリジナル曲目当てで流れてきたプレイヤーが多いとされるコアプレイヤー・上級者達からのこの収録に関する否定的な意見をかわすことは出来ないだろう。せめて他音ゲーが取り上げていなかった楽曲か、インストないし硬派なジャンルへのアレンジ曲であれば、その逆風も幾分か軽減が見込めたのではないだろうか。 --その後も著名なVOCALOID版権曲や「暁RECORD」の東方アレンジが収録され、もはやNAOKI氏の言葉は''なかったものとなってしまう事態となった。'' ---尚そちらのボカロ・東方楽曲は最初に入ったIOSYS東方電波アレンジ程不満は出ていない。 //もはや余談ではないだろこれ、ということで賛否に移した。 -難易度の変更はあまり多くない。 --RANK POINTに(MASTER譜面はショップのジャケットアイコン値段設定にも)関わるためか、詐欺・逆詐欺という意見が多かった難易度についてはほぼそのまま。 ---研究が進んだ現在では、後述のRP1500目標になりうる60~70台の楽曲は''逆詐欺が多い''という意見が多く、RP上げに関してはそこまで困ることは無い。 --「Street Fighter V(UNL)」が75→78に上方修正されるなど、「明らかに押しづらい譜面」系統はいくつか上がっている。 --「DAZZLING♡SEASON(MAS)」は前作で簡単すぎると言われながらもLv80から変化が無く、前述の譜面変更で見切りづらい点が解消され更にプレイしやすくなった。ボス曲召喚狙いもあり、この点は歓迎されている。 --今作新規譜面は逆詐称といわれる「Metallical parade」を除いて平均的な難易度値が低め。詐称といわれる追加譜面は「Over Clock~前兆~(UNL)」「SAKURA EXHAUST(UNL)」など若干数が増している。 ---上記RPボーナスの仕様変更を考慮しているためと思われるが、2017年以降「BLACK LOTUS」UNLを皮切りに、「Sunglow(Happy Hardcore Style)」UNL等の逆詐欺譜面が増えているという点も。 -無料チケットの仕様変更 --「1ステージのみ」+「一部楽曲しか選べない」と、かなり制限されてしまった。 --「1週間に1枚」もらえるサービス期間は稼働時から2016年7月いっぱいまでと長く取られてはいたが、''そもそも無料で100円分丸々遊べた前作が太っ腹すぎた''と取るプレイヤーも。その後は従来通り「1ヶ月に1枚」となった。 --さらに、当初は期間中にカードを通すだけでプレー開始時にもらえていた無料チケットが、2017年7月からは「''有料1プレーの終了後に無料チケット配布''」に変更。そのため、同月以降は完全無料でプレーすることは不可能になった。 -楽曲の追加ペースが他機種に比べると遅い。 --必然的に他機種よりやれる曲も知名度のある曲も少ないので、ライトプレイヤーには飽きが早いかもしれない。 --一方でやりこみ派からのプレイヤーはゲーム性から1曲に対してのやりこみ回数が必然的に多くなるためそこまで問題視はされていない。つまり、「''あまり多く追加されても困る''」というプレイヤーもいないわけではない。 --但し追加楽曲のUNLIMITED譜面は後日実装というパターンも多く、この点だけはやりこみ派のプレイヤーから否寄りの意見が多い。 ---- **問題点 -前作から改善されていない問題点 --判定ズレや無反応、時折起こるフリーズ((起動直後から最初のフリックが通過すると確実にフリーズしていたバージョンがあった。開店直後等で非常に起きやすい。))などの問題は前作からあまり改善されていない。後から変更及び初期化が出来ない暗証番号も同じ。 --前作の楽曲の一部こそ緩和されたが、新曲や高難度曲のUNLIMITED譜面の解禁に関してもやはりそのまま。上記「I Believe someday」に関しては''練習すら出来ない''プレイヤーが多くなるだろう。 --「Reseed (Another Edit)」「Blue Destiny Blue ETERNAL」の解禁についてもそのまま。後者はストーリーピース解禁に必須なのも大問題。 ---前者は一応サウンドトラック付属のシリアルコードで対応されるようになったが、やはり根本的な解決にはなっていない。 --前作大ボス「MEGAROMAN[i]A」も条件はそのまま。さらにバージョンアップに伴いイベントの傾向が少し変わったため、出現緩和の希望も持ちにくくなった。 ---前作と同じく討伐隊イベントは開催され、イベント期間中は対象難易度の緩和もされたものの、召喚にはまたもやクリアレート100%(Superフルコンボ)必須&ノーマルゲージでのプレイは不可能だったため、やはり中級者お断りな面が非常に強かった。 ---討伐イベントの条件は''ほぼトッププレイヤーのみ''によって達成されたものの、解禁楽曲が当の「MEGALOMAN[i]A」ではなくiOS版のランダムセレクト祭限定楽曲「Crisscrosser」だった点は賛否両論。 --スタンプイベントが同時に行われた場合、片方しか進められない点もそのまま。 ---但し、今回同時に行われたWIXOSSイベ&夏スタンプイベに関しては後者側がスタンプシート2枚(42個。ボーナスをフル活用すれば5クレ程度で終了)で打ち止めになるという配慮はされていた。 -明らかに解禁が難しくなった楽曲が存在 --特にUNLIMITED譜面の高GRADE条件に関しては批判の声が強い。 --前作では初回支給でいきなり購入できる程度の値段(3000RC)でありながらメインテーマのポジションであり、今作では''CLASSの課題曲とストーリーピースの条件''を兼ねている重要曲の「DEEP PURPLE」はよりによって「''いずれかのUNLIMITED譜面をS+''(Fast/Slow以下を約2%以下でクリア)」へと大幅難化。~ 他、UNLIMITED譜面のみが高難易度の「PIG-O」も「''いずれかのUNLIMITED譜面をフルコンボ''」、高難易度でありながら前作初期曲屈指の人気曲だった「EMERALD♡KISS」に至っては「''いずれかのUNLIMITED譜面をS++''(Fast/Slowを出さずにフルコン)」になった。 ---開放条件をつけられた旧曲は、前バージョンで一度でもプレイしていれば封印を回避することは可能だった。今から始める場合は様々な意味合いで版権曲での攻略が手っ取り早いと思われる。((ちなみに、UNLIMITEDで最もLVと解禁難易度が低い楽曲は「ALONE / MY FIRST STORY」である。)) --Tatsh氏の新曲「THE SUN」は譜面難易度もさることながら解禁条件も''RP1500以上''という、完全に上級者オンリーの楽曲になってしまっている。 ---RP1500の到達には概ね「CLASS Vの完走」および「楽曲毎の平均RPで約70以上(≒Lv60台の楽曲をULT.FC/Lv75~80前後でSURVクリア)」が必要。初心者やライトプレイヤーが短い期間で達成できるようなレベルではないのは間違いない。 --この他、多くの旧曲がミッション式の隠し楽曲になっている。 ---その多くが「特定楽曲をプレイ」「~回プレイ」「~譜面プレイ」というものだが、RPや高GRADE取得が条件の楽曲も他に幾つか存在する。 --前作無条件曲の隠し化は「初心者が選曲に迷わない/高難易度楽曲を踏まないようにする配慮」とも取れるが、やはりそれがいい方向に評価されているかといえばそこまででもない。そもそも高難度譜面については前作からLv10単位でのロックがかかっているため、''そういった目的で楽曲そのものを制限することについてはほぼ無意味に等しい''。 --隠し条件がついた楽曲は、本作からスタンプイベントで課題曲に設定された場合に期間限定曲として一時的に開放されるという形でフォローが行われるようになった。 -グルコスコラボ以降、明らかにプレイヤーの事情を考慮していない解禁イベントが増加した。 --稼働後期はイベントの期間中でしかプレイできない楽曲がにわかに急増。期間限定プレイ曲の中にはアプリ版からの移植曲も含まれ始め、言うまでもなくこれら移植曲は解禁できないことを惜しまれた。 --11月後半~12月上旬の「INNOCENT NOIZE特集」では新曲「Dark Parashu」の解禁のために、もう一方の新曲「Hervor」を''5譜面全てクリアする''という厳しい解禁条件が設けられた。 ---達成するには''Lv71のMaster譜面でS+以上を叩き出してUNLIMITED譜面を出さないといけない''。生半可な上級者でも容易には達成できない厳しさである。 --続くクリスマスイベントでは「期間限定のジングルベル(NM remix)を3回クリアで新曲『minestrone』解禁」「その『minestorone』を4譜面クリアで新曲『Ordine』解禁」と条件自体はまともになったものの、&color(red){解禁期間が''4日間のみ''};という理不尽なまでの短さに大きな反発を呼んだ。 --年明け後最初のスタンプイベ「回雪!氷上の雪姫!?燦」ではこの内一部の楽曲がスタンプシート報酬に入るとともに期間が長めに取られ、「14th clock」を含む上記楽曲の救済を兼ねるようになった…のだが、''スタンプボーナス楽曲も全て解禁曲''ということになってしまい、救済どころか「過去のイベントをこなしていないと効率的に進められない」という本末転倒な事態が起こってしまった。 --4月前半の「フラワートーナメント」はスタンプの必要量や追加楽曲・追加譜面等特に不評もなかったため割愛。4月後半の「ハッピーイースター」は上記「回雪」と同じく過去イベ救済だったが今度は''新曲の解禁がスタンプカード9枚目''という異常なまでの必要数からまたしても不評を呼んだ。 ---「微妙に時期ハズレ」や「救済イベ故に仕方がないが、ボーナス対象楽曲がイースターと関係がない」等、ツッコミどころも多いイベントとなっている。~ 結局各々のイベントでやることが変わらない、かといってスタンプ以外の条件をつけると必然的に腕前の格差が現れる…と、本作のイベント形態に関してはどうにも煮詰まりを拭えない。 -REVCHIPの使い道について --これも前作のヘビープレイヤーには避けられなかったのだが、今作はRCで解禁する楽曲の数・値段ともに減少傾向な上に前作より獲得できるRCが若干ながら増えているため、やり込むと前作以上にあっさり「RCが余りまくる」という状況に陥る。 --一応「Minerva」といった高額RC楽曲などの使い道も追加されているものの、RCで買える楽曲の少なさからプレイ頻度の高いプレイヤー程持て余してしまいがち。RCによる過去イベント楽曲の救済もそれ自体は評価すべきではあるが、そこまでやりこむプレイヤーなら既に自力解禁しているだろうし…。 -アドバーサリー機能のユーザー検索がユーザーIDでしか出来ない上、検索にはID8桁の数字全ての入力が必須。 --このため、相手の正確なIDを知らないと登録そのものが出来ない。 //ユーザー名検索など他の検索方法も追加されれば良いのだが…。 -明らかな打ち切りエンド --2018年6月25日でオンラインサービスが終了、まずゲームとしてはボス曲の「MEGAROMAN[i]A」「Istanbul / REVen-G」「MEGALOMAN[i]A -2nd IMPACT-」「2020」は制限なくプレイできるようになったが、''下位難易度譜面が存在していない''。 --また、前作ロケテ''のみ''で登場していたiOS版移植曲「ロマンシング・ゲーム」も''オンラインサービス終了告知後のコースモード専用''として登場し、終了後にこちらも''下位譜面が無いまま常駐''という、歪みに歪んだ経緯での登場となってしまった。 --イベントを絡めていて進んでいたストーリーについても、打ち切り同然の終わり方となってしまっている。 ---- **総評 前作の問題点をある程度改善し、最大の特徴である楽曲のクオリティやゲーム性そのものを強化したアップデートバージョン。~ これまで以上に世界観とのリンクを重視している、若干ストーリー性の強い構造も窺える。~ 一部楽曲の解禁等、問題点が尚も山積みであったものの、音ゲーとして磐石な進化を遂げていた事は間違いない。~ しかし稼働中にNAOKI氏が制作から離脱した影響か、それともユーザーの期待とは裏腹にやる気を見せない運営の態度が災いしてか、様々な方向性にブレが生じてしまった点も否定できない。~ そして[[2018年6月24日を以てのオンラインサービス終了>http://www.capcom.co.jp/arcade/rev/PC/newsentry_140946.html]]が発表され、結局方向性のブレを修正する事も叶わないまま黄昏時を迎える事になってしまった。~ 音ゲーの''デファクトスタンダード''を担える素質は確かにあっただけに、ベストを尽くしたと評し難いこの非業な結末に対しては、ただ無念と言う他ない。 //カプコンや本作スタッフ、そしてNAOKI氏といった面々には、せめて本作及びiOS版『CROSS×BEATS』での経験を~ //以降の''確実にゴッ!''っとくるであろう作品に活かし、いつか再び本作のプレイヤー達に夜明けを齎してくれる事を願ってやまない。~ // ''SEE YOU AGAINやな。'' //こういう書いた人の願望みたいな記述は不要。 ---- **余談 -今版稼動初期頃にNAOKI氏から「''賛否両論な版権曲を入れると思う''」という意味深なアナウンスがされていた。 --なお、NAOKI氏が前作初期時点で収録を否定していた既存の有名Vocaloid楽曲や東方Projectのアレンジ楽曲の収録はどちらも実現されることになった。 -2017年3月1日に待望のサウンドトラックが発売。CD3枚+特典映像DVD+各曲ジャケットのステッカー+三人娘のブロマイドを兼ねたシリアルコードカードと非常に豪華なセットになっている。 --但し「EMERALD♡KISS」「月鳴-moonlit urge-」等の人気を博した新曲が抜けている、歌詞カードが存在しない等残念な点もやや多い。 ---サントラ発売記念期間のキャンペーンも実施されたが、そのうち「サントラ収録曲プレイで''31RCプレゼント''」という点には『いくらなんでも少ないのでは』という声も。 -2016年12月31日を最後にアニメ版権曲「Inner urge」「掌-Show-」の楽曲が削除された。 --前者は今作メインキャラとの声優繋がりという側面もあるため惜しまれたが、これらに関しては本作に直接関与しない部分が影響しているとの説も。 --但しアナウンス自体は9月に行われ、削除まで3ヶ月というかなり長めの猶予があったため、反発意見は少なく済んでいた。 -「killy killy JOKER」収録の縁もあってか実現したカードゲーム「WIXOSS」とのコラボレーションとして、暁月と燦がシグニ((WIXOSSにおける戦闘用キャラクター・ユニットカード。ちなみに本作にも登場したタマは中心となるユニットカード・ルリグの一種。))としてカードゲームに参戦している。 --但しこのスタンプイベントのボーナス曲が「killy killy JOKER」のみで他WIXOSS関連の楽曲が収録されなかったり、前作に行われた「ANIMAX MUSIX」コラボと同じくキャンペーン応募が1口ずつしか受け付けないので非常に面倒等、やや難のあるシステムであった模様。 -『[[GROOVE COASTER 3 LINK FEVER]]』とは4ヶ月間にわたる楽曲交換コラボを実施。REVからの輸出は6月の「ピコラセテ」、7月の「THIS IS HDM」、8月の「Blue Destiny Blue」「sunglow」に加えて書き下ろし新曲「HONEY♡SUNRISE」の計5曲。そして全てが出揃った時点でそれぞれのイベントモードを発動することになった。 --演出に定評のあるグルコスだが、これらも例に漏れずREVの譜面や汎用背景ムービー・ジャケットを元にしたモチーフがしっかり再現されている。 --REV側に収録された楽曲もそれぞれのジャケットキャラのイラストが固有背景として割り当てられているほか、MASTER譜面がグルコス側のパターンを再現したものであるなど、リスペクトは抜かりなし。 --「HONEY♡SUNRISE」に関しては、グルコス側は難易度こそ控えめだがjun曲特有の「一定確率でボーカル変化」仕様まで移植されている。 --そして「QLWA」「グルーヴ・ザ・ハート」収録により、アーティストのt+pazolite、ビートまりおはTatsh、Crankyに続きAC音ゲー五企業収録制覇を達成した。 ---両機種のイベントで報酬曲として追加された「Got hive of Ra」のアーティストE.G.G.は、4社合同の天下一音ゲ祭に書き下ろし曲を引っさげて登場していたCOSIO氏のボス曲用名義である。ZUNTATA卒業以降のフリーランスとしては最初の他社音ゲー進出であり、これにより彼もまた5社制覇を達成したことになる。 --8月下旬に発表された第三弾移植では、グルコス側からの輸入が東方アレンジ「そして誰もいなくなった」「カリソメ」の2曲だったことが前述通り賛否両論を呼んだ。 --余談だが、コラボのきっかけはTatsh氏とのこと。他、cbREV側へと移籍した元GCACの製作スタッフが居ることも判明している。 -『太鼓の達人』コラボでは「SAKURA EXHAUST」が先行移植。やはり太鼓の達人をモチーフにした専用背景付き。 --「太鼓の達人」にはこれによりNAOKI書下ろしの新曲「OverClock~開放~」が先行収録された他、iOS版に収録されていたアレンジ曲の「魔界村:平地BGM」「逆転裁判:逆転姉妹のテーマ」等も収録されている。更にアイテムとして暁月と燦のマスコットが導入された。 -東方楽曲において、IOSYS所属のVoid(コバヤシユウヤ)氏の楽曲が収録されたことにより、[[SDVX>SOUND VOLTEXシリーズ]]や[[GC>GROOVE COASTER]]シリーズ共々「Void」名義アーティストが2名揃うことになった。 -総評で触れた通り、本シリーズは2018年6月24日を以てオンラインサービスが終了、連動していたiOS版も翌6月25日を以てサービス終了となった。 --6月25日以降はAimeを使用してのプレイと公式ページでのマイデータ閲覧が不可能となり、またランキングの更新も停止される。 --Aimeを使用しないゲストプレイは6月25日以降でも遊べる。解禁が必要な楽曲・譜面やEXTRA STAGE楽曲については、オフライン仕様への移行に伴って削除された一部楽曲を除く全楽曲・全譜面がデフォルトで選択可能になった。 ---ナビゲートキャラは現状クローニャしか選択できず、暁月や燦の姿はタイトル画面とゲームオーバー時の画面でしか拝めない。紅刃のカナタやコラボキャラに至っては実質的なリストラ状態である。 //クローニャ以外のナビゲートキャラを選んで遊べたよという方がおられましたら、したらば内音ゲー関連総合スレまで情報提供をお願いします --開発中とされていた『CYTUS Ω』もお蔵入りが決定しており、一部からはカプコンが音ゲー…どころか、アーケードゲームそのものから手を引くのではないか? と懸念されている。 -[[インタビュー>https://realsound.jp/2018/07/post-222032.html]]によると、NAOKI氏は現在カプコンを退社しフリーとなっている。 --セガの『[[CHUNITHM STAR PLUS>CHUNITHM]]』『[[オンゲキ]]』への楽曲提供、TVアニメ「はるかなレシーブ」のEDテーマ曲「Wish me luck!!!!」を手がけるなど、コンポーザーとしての活動自体は精力的に行っているようだ。 ---CHUNITHMのエイプリルフールイベントで(実写の)キャラクターとして登場しこれでもかとBEMANIシリーズ作品のパロディを披露したり、スマートフォン向けに配信されていたミニゲーム「オンゲキcollection」に(此方も実写で)しれっと登場したりなど、若干精力的すぎる気はしないでもないが。 -嘗てNAOKI氏等の本作関係者が出演していた「musicるTV」の''名言をまとめたLINEスタンプ''が発売されている。 --スタンプの画像は番組映像のキャプチャではなく、このスタンプだけの為の撮り下ろしとなっている。 //作品単体と言うより個人に関する話題、しかも文量が多すぎる。一部は「企業問題を扱わない」というルールに抵触する危険性もあった為大幅削減 -2021年11月4日稼働の『CHUNITHM NEW』に、稼働時デフォルト曲として本シリーズより「DAZZLING♡SEASON」と「Satellite System ft.Diana Chiaki」が収録された。 --「DAZZLING♡SEASON」は残念ながらOriginal Side音源のみの収録だが、MASTER譜面でフルコンボ以上を達成することで、Japanese Sideの歌詞から引用された称号を獲得できる。

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