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*アイカツ! 2人のmy princess 【あいかつ ふたりのまいぷりんせす】 |ジャンル|アイドル体験(音楽/ミニゲーム集)|&amazon(B00E8AV6YC)| |対応機種|ニンテンドー3DS|~| |メディア|3DSカード / ダウンロードソフト|~| |発売元|バンダイナムコゲームス|~| |開発元|ウィル|~| |発売日|2013年11月21日|~| |定価|5,219円(税別)|~| |プレイ人数|1人|~| |セーブデータ|1個(SDカード保存)|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |判定|なし|~| |ポイント|AC版が手軽にプレイできる&br;マイキャラしか使えない&br;ミニゲームは手軽だが面倒|~| |>|>|CENTER:''[[データカードダスシリーズ]]''| |>|>|CENTER:''[[アイカツ!シリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 データカードダスシリーズの『[[アイカツ!>アイカツ! -アイドルカツドウ!-]]』をニンテンドー3DSに移植した一作。~ マイキャラを2人作り、レッスンを重ねながらオーディションを勝ち上がって2人でユニットを組み、最終的にスペシャルオーディションに挑むという内容。 ---- **AC版からの主な変更点・追加点 -AC版の経験値だった「ファン数」という概念を廃止。 -マイキャラのみが使用可能に。オリジナルキャラは後述のレッスン仲間として、またオーディションのライバルとしての登場になる。 -カードは、レッスンやオーディションで得られるアイテムを合成して作成するというシステムがとられている。 -ホームページなどで発表されたパスワードを入力することで、新たなアイカツカード、およびオーディションでライバルになってくれるオリジナルキャラを追加登場させられる。 ---- **システム -マイキャラ --タイトル通りマイキャラは2人おり、ゲーム開始時にそれぞれスターライト学園とドリームアカデミーに通うアイドルを作成することに。 --セーブデータが一つしかないが、髪型、髪の色、目の色、目つき、名前、誕生日についていつでも自由に変えることができるため、ゲームの途中から別人にすることも可能。 --初代主人公の星宮いちごと同学年という設定。 -レッスンスタジオ --本作ではアイドルの経験値はファン数ではなく、レッスンをこなすことで蓄積していく。 --レッスンの難易度、達成度に応じてそれぞれ3段階のランクを決められた後に経験値が与えられる。ノルマを達成できなくても報酬(カード素材など)と経験値はもらえる。 --レッスンはタッチペンを用いたミニゲームによって構成されている。 --スターライト学園はレッスンスタジオとサロン、ドリームアカデミーはレッスンスタジオとアトリエに分かれている。 ---新しく受けられるようになったレッスン、及びレッスンの会場はNewマークで教えてくれる。 #region(close,レッスンの内容) -基本的に時間内に何かしらのタッチペン操作を成功させるという内容。 -右上にノルマ回数と成功回数が表示されている。クリア時のランクは枠の豪華さで把握可能。 ''・線をなぞるタイプ'' --他のレッスンとは異なり成功回数といったノルマが表示されておらず、なぞりの完成度に応じて◎、○、×の三段階で評価される。 --難易度が上がるにつれて、なぞるべきお手本が複雑になっていく。 -サインレッスン --短時間の間にお手本をできるだけ正確になぞる。一筆書きする必要はなく2度書きも(システム上は)認められている。 -スイーツデコレッスン --制限時間はかなり長く用意されているが、線から外れると評価が下がる。 ''・線を記憶するタイプ'' --線から外れたり、お手本が踏んでいない順番や関係のないマスをなぞってしまうとミス。 ---どの難易度でも6セット行われ、そのうち3セット成功するのがクリアノルマ。 -メイクレッスン --ファンデーションパッドを追いかけるようになぞる。 --難易度が上がるとファンデーションの移動距離が増加し、同じ場所を何度も通ることが増える。 -ヘアメイクレッスン --お手本が走り終わるまでは操作できず、星マークが移動した軌道を正しくなぞれれば成功。 ''・タイミングよく目盛を止めるタイプ'' -ゲージを一定速度で規則的に動く目盛を、タッチパネルのボタンのクリックでタイミングよく止めてポーズを決める。 -ゲージには大当たり、当たり、外れの3種類があり、大当たりは3回、当たりは1回ポーズを決められる。 -難易度が上がるほど、目盛の速度が増加し当たりの範囲が狭くなる。 -ポージングレッスン --直線状のゲージをメモリが往復する。ゲージ中央部に当たりのポイントがある。 --外れのところでメモリを止めてしまうと残り時間に関係なく即終了。 --当たりで止めた後の目盛とゲージの大まかな位置は変化しない(ただしゲージはだんだん狭くなっていく)ので、タッチパネルのボタン連打が有効。 ---ただし難易度が高くなると目盛の動きが早くなっているので、失敗も招くというリスクがある。 -ウォーキングレッスン --時間内に円形のゲージをメモリがぐるぐるとまわる。 --ミスしてもレッスンが終了しないほか、ペナルティも特になくあまりタイムロスにもならない。 --タッチパネルのボタンを押すたびに、成功・失敗問わずゲージの配置が変化する。 ''・選んでクリックするタイプ'' -ストーンデコレッスン --ファンデーションケースをデコレーションするゲーム。 --トランプの4つのマークが無造作に表れるので、ゲームから指定されたマークだけをクリックしていく。 ---正しくクリックされた場所にはデコレーションが施される。 --指定されたマークをクリックし尽くすと新しくマークが現れるほか、一定時間経過するごとにクリックすべきマークの種類も変わる。 ---制限時間を経過するか、4回お手つきすると終了。難易度が上がるほど、マークが細かくなりクリックすべき数も増えていく。 -ビーズアクセレッスン --いくつかあるビーズのうち光った物をタッチし、10個タッチできるとネックレスが完成する。このネックレスが制限時間内にいくつ作れるかが本レッスンの評価ポイント。 --まだ光ってないものをタッチするとミス、成績に直接響くことはないがタイムロスになる。 --難易度が上がるほどクリックする順番を厳しく指定するようになる、古く光った順にクリックしないとミスとなり1秒ほどタイムロスになる。 ''・受け皿でマークを拾うタイプ'' -一定時間内に画面上から降ってくるマークを、ブロック崩しのバーのようなアイコンで拾う内容。 -マークの落下速度は種類によって異なるほか、マークは厳密には皿で触ることができれば拾ったとカウントされる。 -ボイスレッスン --皿となるマイクアイコンの待機場所が断続的になっており、タッチした待機場所にマイクが駆けつけるシステム。 -ダンスレッスン --皿となるアイコンをタッチペンのスライドで動かす。ボイスレッスンと異なり、皿にはタッチした場所を追いかける機能はなく、触っていないと動かせない。 #endregion -アイドルランク --前述通りアーケード版のファン数が廃止され、レッスンのクリアで得られる経験値をためていくと段々アイドルランクが上昇していく。 --衣装カードと同様、2人のマイキャラで共有のパラメータである。 --オーディションの合格しやすさに影響し、レッスンのクリアボーダーラインもランクに応じてやや上昇していく。 -オーディションルーム --入手した衣装カードをコーディネートして、リズムに合わせてコマンド入力する「本来のアイカツ」ができるモード。 --オーディションを受けるにあたって必ず身につけなくてはいけない衣装があり、その衣装に該当するカードを持っていないとオーディションそのものを受けられない。 --画面に現れる←↑→ボタンをタッチ及び長押しするおなじみのリズムゲーモード。 ---←↑→は3DSのLorRキーにも対応している。 ---流れてくる星マークの譜面(ラッキースター)を上手にキャッチできると、アピールレベルを上げることが可能。 --曲の合間にアピールタイムも設けられており、タイミングよくどれかのボタンを入力、コーデの組み合わせによっては、時間内にコマンド入力させるタイプもある。 --クリアすると衣装や素材をもらえるほか、ストーリーが進み新しいレッスンやオーディションが解放される。 --2人のマイキャラのオーディションを一通りクリアするとスペシャルオーディションが解禁され、2人のマイキャラがユニットを組んでオーディションを受けることになる。 -カードデザイン --素材を消費して衣装カード製作する。型紙に対して作れる衣装を選択するようになっており、細かい素材がどこで入手できるか確認可能。 ---型紙がない場合のみ、その型紙の入手方法を該当ページからも閲覧可能。 --必要な素材がそろった瞬間にアナウンスがあり、該当するカードをNewマークで教えてくれる。しかし一度閲覧してしまうとNewマークは消えてしまうほか、素材がそろっていなくても消滅しない。 //カードの性能やタイプ、レアリティがもたらすゲームバランスが原作と比べて良いのか悪いのかは不明 -カード素材 --衣装カードを創るのに必要なアイテムであり、型紙・生地・素材の3種類。 --対応したレッスンやオーディションを受けることで素材が得られる。 --カギマークがついたアイカツ!カードはオーディションに必要であり、無いと受けられず、カード作成に必要な素材入手先のレッスンを教えてくれる。 --未入手素材は???で表示されるが、手に入れるためのヒントは閲覧可能。かつて入手したことがあるが、現在在庫がない素材に関しては赤い字で表示される。 -アイカツフォン --着替え、髪型変えなどはここで行うほか、手に入れた素材やカードの閲覧も可能。 --パスワードを入力することで、追加の衣装カードや隠しキャラをゲームに登場させることが可能。 -衣装 --同じタイプ、ブランドでそろえると好評価される。またアピール力の高さも重要視される。 --素材・カードともに2人のアイドルで共有。 --ブランドものはレアカード扱い、プレミアレアも存在しこちらはゲームの終盤に手に入るようになる。 --原作通り、スペード:セクシー、ハート:キュート、ダイヤ:クール、クローバー:ポップの対応。 ---トップスとボトムスの一括されたシステムは廃止されているが、両者が対になった衣装は存在する。 -その他 --オートセーブが搭載されており、カード作成からレッスンクリアまでを細かく3DS本体に記録される。 -すれちがい --自分が作成したマイキャラのプロフィールを、他のプレイヤーに送信する機能がある。 --なぜかスターライト学園とドリームアカデミーを同時に送受信することはできない。 ---- **評価点 -家庭用では初めてとなるアーケード同様のリズムゲームを収録 --インスト音源による太鼓の達人風ミニゲームに収まっていた前作と異なり、アーケード・アニメ通りの音源でリズムゲームが楽しめる。 -シンプルなルール --タッチペンをフルに用いたミニゲーム群により構成されており、深いゲーム性を求める人には薦められないが息抜きプレイにはちょうど良い作り。 --ミニゲームは視覚効果をよく取り入れているので、プレイしていて楽しめる。 -子供への配慮 --データ一覧が分かりやすいように設計されている。 --イベントを進めるために必要なアイカツカードは鍵マークで、新しく作れるようになったアイカツカードはNewマークで教えてくれる他、作れるようになるとレッスン終了時にアナウンスも入れてくれる。 -その他 --雰囲気そのものを再現できなかったという問題こそあるが、カードを支払うという特殊なACゲームとしての原作を、本来のシステムを絶妙に残す・改変するなどしてなかなか上手に移植してある。 --エフェクトが多く表示されるにもかかわらず、3D表示にしても挙動が全く重たくならない。 --マイキャラでユニットを組めるというのは斬新なポイントかもしれない。 ---- **賛否両論点 -本編のボリュームと単調性 --原作のカード、ステージ、キャラ、楽曲などがすべて揃えられているわけではないが、これでも体感的にはかなりボリュームを誇っている。しかし、やっていることが基本同じなので途中で飽きやすい(これはAC版と違い100円で断続的にやっていたゲームを連続的に行えるようになった弊害とも取れるが)。 --本作オリジナルのミニゲームを経てカード素材の収集するという要素を追加することで、ゲーム自体が単調な音ゲーにならないように十分配慮していることが窺えるが、完全なる解決には至っていない。 --オーディションを受けて合格し、また次のオーディションが解放されて…の繰り返しだが、その間に繰り広げられるストーリーに全くひねりがないのでゲームそのものに飽きるとつらい。 ---- **問題点 -2人のマイキャラの存在意義 --シナリオは2人作ったマイキャラが互いの存在を少しずつ認知しながら、最終的にひょんなことからユニットを組むというものだが、これまでのストーリーにこれといった山場がない。 --レッスン会場が分割されてややこしく、経験値・カードの共有など2人を生かせていない面もあるので、システムの都合から見てもマイキャラを2人用意することの必要性が怪しい。 -カード作成システムの弊害 --衣装のカードを意図的にカブらないように入手はできるメリットはあるが、本作では素材を集める必要がありこの一連の過程が作業になりがち。 ---どの素材が得られるかは運ゲーであり収集効率も悪い。序盤はオーディションを受けるために、同じレッスンを受け続けることもザラ。単純にミニゲームはサクサクプレイできるものが多めで後半になるとカードの製作ペースがやや向上する点は幸いかもしれない。 --カード作成ページと素材ページは比較しながら閲覧できないため、目的の素材は頭で覚えるかメモしておく必要があり、慣れていないうちはやや不便。 --一度作ったカードは左にピンクの星マークが出て教えてはくれるが、重複して作ることで素材を無駄にすることもできてしまう。間違えて選んでしまった時に「すでにあるカードです」と文章が出て確認されるが、それ対して「はい」と答えると製作続行になり、逆に「いいえ」と答えると製作中止になるのでややこしい。 -難易度について --ミニゲームのビーズ作成の「難しい」の難易度がそれなりに理不尽。光った順にビーズをタッチする必要があるのだが、ほぼ同時に光るためほとんど区別がつかない。 --今回は経験値がレッスンをすれば得られてしまう仕様なため、カード収集が好きなプレイヤーだと、アイドルレベルはアイテム集めの過程で勝手に上がって行ってしまう。 --先述のようにアイドルレベルがオーディションの成績にかなり影響しているため、音ゲーがよほど苦手だったりコーディネートのルールを理解していないという場合でない限り、余裕でシナリオをクリアできてしまい物足りないかもしれない。しかしクリア後も何度も挑戦しハイスコアを競う事はできるので、やりこみプレイが全くできないわけではないが… -リズムゲームの操作性 --リズムゲームはAC版と同じく、流れてくる「←」「↑」「→」のマークをタイミングよく押すというものである。「←」に対応するボタンがLボタン、「→」に対応するボタンがRボタンというのはわかるが、「↑」はLボタン+Rボタンの同時で対応という、首を捻るようなキー設定になっている。また、キー設定の変更もない。 --簡単な譜面であれば、ボタン操作でも対応できるが、難しい譜面であると、「↑」マークを押すのに対応しづらい。タッチパネルでも操作可能であるため、ほぼタッチパネルの操作一択となってしまう。 --またAC版と比較するとマーク処理のタイミング判定が厳しい。慣れるまでは少し苦労する。 -テンポ --画面を切り替えるたびに画面が真っ白になり長くて2秒ほどのロードが行われる。 --アイカツカード作成の時はジャンプ移動ができないため、選択を誤ったりすると面倒くさい。5秒はロスになる。細かいようだがこれが続くと精神的にくる。 ---学園が2つ登場するうえ、それぞれで受けられるレッスンも2つのレッスンルームに分かれており、覚えていないうちはどこでどのレッスンが受けられて、どんな素材が手に入るのかが非常に紛らわしい。 ---型紙から作りたいカードを検索することになるのだが、作れるものを作りきってしまったという型紙があっても教えてくれないので、間違ってそういった型紙をクリックしたときにこれまたタイムロスとなる。 --レッスンに応じてクリアまでにかかる時間に差があるので、得られる素材の効率に差が生まれやすい。 -その他AC版に対する変更点・劣化点 --対話時以外の動きがややカクくついている。3DS版はこれはこれできれいなのだが、衣装の着替えシーンや踊りの動きなどがAC版の画質の完全再現には至っていない。 --レッスン終了時の成績に応じて話す内容はやや変わったりはするのだが、アイカツのアイドルたちの絡みが薄く、同じような会話が多いほかフルボイスでもない。 ---もっともDCDを再現しにかかったゲームなので、ストーリー性が弱いのは仕方ない部分ではある。 --AC稼働初期に出されたゲームなので仕方のない面もあるが、オーディション時に使われる楽曲があまり多くはない。 --スペシャルアピール中のオブジェクトやエフェクトにカットされている部分が多い・アイドル活動!Ver Rockは原曲の振り付けをそのまま流用しており非常に不自然になっている等根本的な問題も多く、これらの点は次回作で改善されている。 ---- **細かい難点 -リアリティ --もともと子供向けのゲームなので仕方のない面もあるが、アイドルのレッスンとしてはビーズアクセ制作やスイーツデコなど、実用性が疑問なものもいくつかある。 -原作のキャラクター仕様について --AC版同様に敗北したキャラクターはオーディションに落選したことになるのだが、今回操作できるキャラはマイキャラに限定されライバルとして登場するアイカツのオリジナルキャラを直接コーディネートできるわけではないので、彼女たちに思い入れがあると少し受け入れがたい展開かもしれない。 ---オーディションを受けると、いちご達 オリジナルキャラはシナリオ上で「練習してきた」と意気込んでくるのだがマイキャラが勝てば当然オリジナルキャラは落選する。その後、彼女らがマイキャラ達を立てる流れがくり返されるためいたたまれない。 --マイキャラは髪型、目の色、目つきといった調整をすることになり、実際この組み合わせで様々な顔は作れるのだが、人によっては作りたい顔が作れなかったり物足りなく感じられる。 ---髪型の4割ほどはアイカツオリジナルキャラの流用であり、やろうと思えばオリジナルキャラそっくりのユニットを創ってプレイするというスタイルにも対応できるが、当然ゲームにはご本人が別に登場してしまう。 -本作発売後に登場する原作キャラについて --本作発売後のアニメには姫里マリア、大空あかり、夏樹みくるの3人が登場する。このうち、姫里マリアと大空あかりの2人についてはパスワードを入力することで本作でも使用可能となるが、なぜか夏樹みくるにはパスワードが用意されておらず、使用することが出来ない。 ---みくるは全く登場しないというわけではなく、彼女が愛用するコーデをパスワードで入手するときのみ登場する。だからこそ、なぜ使えないの?という疑問になるわけだが。 ---あかりは、当時のAC版では使用できなかったため((あかりが主人公を務める新シリーズが始まるまで、イベント時や特別なチケットを使用時のみ、使用可能だった。))、そちらに先駆けて使用可能となった。 -パスワード解禁によるネタバレ --キャラクター解禁に用いるパスワードはランダムな文字列等では無くその気になれば誰でも予測出来る程度の簡単な文字列であり、発売早々に大空あかりの存在がネタバレされてしまった(他媒体では翌年春先まで一切存在が伏せられていた)。 --次回作では公式が想定した情報解禁日からの無料DLC(一定期間を過ぎると有料)という形式に変更されている。 ---- **総評 アーケードを携帯機へと移植したゲーム。移植に際しゲームルールやシステム面を消化しきれていないという難点こそ持つが、本家であるアイカツの雰囲気はそれなりに再現できている。~ カード集めといった準備期間を克服する必要こそあるものの、手軽に買い切りでアイカツができるという点は評価できると思われる。
*アイカツ! 2人のmy princess 【あいかつ ふたりのまいぷりんせす】 |ジャンル|アイドル体験(音楽/ミニゲーム集)|&amazon(B00E8AV6YC)| |対応機種|ニンテンドー3DS|~| |メディア|3DSカード / ダウンロードソフト|~| |発売元|バンダイナムコゲームス|~| |開発元|ウィル|~| |発売日|2013年11月21日|~| |定価|5,219円(税別)|~| |プレイ人数|1人|~| |セーブデータ|1個(SDカード保存)|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |判定|なし|~| |ポイント|AC版が手軽にプレイできる&br;マイキャラしか使えない&br;ミニゲームは手軽だが面倒|~| |>|>|CENTER:''[[データカードダスシリーズ]]''| |>|>|CENTER:''[[アイカツ!シリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 データカードダスシリーズの『[[アイカツ!>アイカツ! -アイドルカツドウ!-]]』をニンテンドー3DSに移植した一作。~ マイキャラを2人作り、レッスンを重ねながらオーディションを勝ち上がって2人でユニットを組み、最終的にスペシャルオーディションに挑むという内容。 ---- **AC版からの主な変更点・追加点 -AC版の経験値だった「ファン数」という概念を廃止。 -マイキャラのみが使用可能に。オリジナルキャラは後述のレッスン仲間として、またオーディションのライバルとしての登場になる。 -カードは、レッスンやオーディションで得られるアイテムを合成して作成するというシステムがとられている。 -ホームページなどで発表されたパスワードを入力することで、新たなアイカツカード、およびオーディションでライバルになってくれるオリジナルキャラを追加登場させられる。 ---- **システム -マイキャラ --タイトル通りマイキャラは2人おり、ゲーム開始時にそれぞれスターライト学園とドリームアカデミーに通うアイドルを作成することに。 --セーブデータが一つしかないが、髪型、髪の色、目の色、目つき、名前、誕生日についていつでも自由に変えることができるため、ゲームの途中から別人にすることも可能。 --初代主人公の星宮いちごと同学年という設定。 -レッスンスタジオ --本作ではアイドルの経験値はファン数ではなく、レッスンをこなすことで蓄積していく。 --レッスンの難易度、達成度に応じてそれぞれ3段階のランクを決められた後に経験値が与えられる。ノルマを達成できなくても報酬(カード素材など)と経験値はもらえる。 --レッスンはタッチペンを用いたミニゲームによって構成されている。 --スターライト学園はレッスンスタジオとサロン、ドリームアカデミーはレッスンスタジオとアトリエに分かれている。 ---新しく受けられるようになったレッスン、及びレッスンの会場はNewマークで教えてくれる。 #region(close,レッスンの内容) -基本的に時間内に何かしらのタッチペン操作を成功させるという内容。 -右上にノルマ回数と成功回数が表示されている。クリア時のランクは枠の豪華さで把握可能。 ''・線をなぞるタイプ'' --他のレッスンとは異なり成功回数といったノルマが表示されておらず、なぞりの完成度に応じて◎、○、×の三段階で評価される。 --難易度が上がるにつれて、なぞるべきお手本が複雑になっていく。 -サインレッスン --短時間の間にお手本をできるだけ正確になぞる。一筆書きする必要はなく2度書きも(システム上は)認められている。 -スイーツデコレッスン --制限時間はかなり長く用意されているが、線から外れると評価が下がる。 ''・線を記憶するタイプ'' --線から外れたり、お手本が踏んでいない順番や関係のないマスをなぞってしまうとミス。 ---どの難易度でも6セット行われ、そのうち3セット成功するのがクリアノルマ。 -メイクレッスン --ファンデーションパッドを追いかけるようになぞる。 --難易度が上がるとファンデーションの移動距離が増加し、同じ場所を何度も通ることが増える。 -ヘアメイクレッスン --お手本が走り終わるまでは操作できず、星マークが移動した軌道を正しくなぞれれば成功。 ''・タイミングよく目盛を止めるタイプ'' -ゲージを一定速度で規則的に動く目盛を、タッチパネルのボタンのクリックでタイミングよく止めてポーズを決める。 -ゲージには大当たり、当たり、外れの3種類があり、大当たりは3回、当たりは1回ポーズを決められる。 -難易度が上がるほど、目盛の速度が増加し当たりの範囲が狭くなる。 -ポージングレッスン --直線状のゲージをメモリが往復する。ゲージ中央部に当たりのポイントがある。 --外れのところでメモリを止めてしまうと残り時間に関係なく即終了。 --当たりで止めた後の目盛とゲージの大まかな位置は変化しない(ただしゲージはだんだん狭くなっていく)ので、タッチパネルのボタン連打が有効。 ---ただし難易度が高くなると目盛の動きが早くなっているので、失敗も招くというリスクがある。 -ウォーキングレッスン --時間内に円形のゲージをメモリがぐるぐるとまわる。 --ミスしてもレッスンが終了しないほか、ペナルティも特になくあまりタイムロスにもならない。 --タッチパネルのボタンを押すたびに、成功・失敗問わずゲージの配置が変化する。 ''・選んでクリックするタイプ'' -ストーンデコレッスン --ファンデーションケースをデコレーションするゲーム。 --トランプの4つのマークが無造作に表れるので、ゲームから指定されたマークだけをクリックしていく。 ---正しくクリックされた場所にはデコレーションが施される。 --指定されたマークをクリックし尽くすと新しくマークが現れるほか、一定時間経過するごとにクリックすべきマークの種類も変わる。 ---制限時間を経過するか、4回お手つきすると終了。難易度が上がるほど、マークが細かくなりクリックすべき数も増えていく。 -ビーズアクセレッスン --いくつかあるビーズのうち光った物をタッチし、10個タッチできるとネックレスが完成する。このネックレスが制限時間内にいくつ作れるかが本レッスンの評価ポイント。 --まだ光ってないものをタッチするとミス、成績に直接響くことはないがタイムロスになる。 --難易度が上がるほどクリックする順番を厳しく指定するようになる、古く光った順にクリックしないとミスとなり1秒ほどタイムロスになる。 ''・受け皿でマークを拾うタイプ'' -一定時間内に画面上から降ってくるマークを、ブロック崩しのバーのようなアイコンで拾う内容。 -マークの落下速度は種類によって異なるほか、マークは厳密には皿で触ることができれば拾ったとカウントされる。 -ボイスレッスン --皿となるマイクアイコンの待機場所が断続的になっており、タッチした待機場所にマイクが駆けつけるシステム。 -ダンスレッスン --皿となるアイコンをタッチペンのスライドで動かす。ボイスレッスンと異なり、皿にはタッチした場所を追いかける機能はなく、触っていないと動かせない。 #endregion -アイドルランク --前述通りアーケード版のファン数が廃止され、レッスンのクリアで得られる経験値をためていくと段々アイドルランクが上昇していく。 --衣装カードと同様、2人のマイキャラで共有のパラメータである。 --オーディションの合格しやすさに影響し、レッスンのクリアボーダーラインもランクに応じてやや上昇していく。 -オーディションルーム --入手した衣装カードをコーディネートして、リズムに合わせてコマンド入力する「本来のアイカツ」ができるモード。 --オーディションを受けるにあたって必ず身につけなくてはいけない衣装があり、その衣装に該当するカードを持っていないとオーディションそのものを受けられない。 --画面に現れる←↑→ボタンをタッチ及び長押しするおなじみのリズムゲーモード。 ---←↑→は3DSのLorRキーにも対応している。 ---流れてくる星マークの譜面(ラッキースター)を上手にキャッチできると、アピールレベルを上げることが可能。 --曲の合間にアピールタイムも設けられており、タイミングよくどれかのボタンを入力、コーデの組み合わせによっては、時間内にコマンド入力させるタイプもある。 --クリアすると衣装や素材をもらえるほか、ストーリーが進み新しいレッスンやオーディションが解放される。 --2人のマイキャラのオーディションを一通りクリアするとスペシャルオーディションが解禁され、2人のマイキャラがユニットを組んでオーディションを受けることになる。 -カードデザイン --素材を消費して衣装カード製作する。型紙に対して作れる衣装を選択するようになっており、細かい素材がどこで入手できるか確認可能。 ---型紙がない場合のみ、その型紙の入手方法を該当ページからも閲覧可能。 --必要な素材がそろった瞬間にアナウンスがあり、該当するカードをNewマークで教えてくれる。しかし一度閲覧してしまうとNewマークは消えてしまうほか、素材がそろっていなくても消滅しない。 //カードの性能やタイプ、レアリティがもたらすゲームバランスが原作と比べて良いのか悪いのかは不明 -カード素材 --衣装カードを創るのに必要なアイテムであり、型紙・生地・素材の3種類。 --対応したレッスンやオーディションを受けることで素材が得られる。 --カギマークがついたアイカツ!カードはオーディションに必要であり、無いと受けられず、カード作成に必要な素材入手先のレッスンを教えてくれる。 --未入手素材は???で表示されるが、手に入れるためのヒントは閲覧可能。かつて入手したことがあるが、現在在庫がない素材に関しては赤い字で表示される。 -アイカツフォン --着替え、髪型変えなどはここで行うほか、手に入れた素材やカードの閲覧も可能。 --パスワードを入力することで、追加の衣装カードや隠しキャラをゲームに登場させることが可能。 -衣装 --同じタイプ、ブランドでそろえると好評価される。またアピール力の高さも重要視される。 --素材・カードともに2人のアイドルで共有。 --ブランドものはレアカード扱い、プレミアレアも存在しこちらはゲームの終盤に手に入るようになる。 --原作通り、スペード:セクシー、ハート:キュート、ダイヤ:クール、クローバー:ポップの対応。 ---トップスとボトムスの一括されたシステムは廃止されているが、両者が対になった衣装は存在する。 -その他 --オートセーブが搭載されており、カード作成からレッスンクリアまでを細かく3DS本体に記録される。 -すれちがい --自分が作成したマイキャラのプロフィールを、他のプレイヤーに送信する機能がある。 --なぜかスターライト学園とドリームアカデミーを同時に送受信することはできない。 ---- **評価点 -家庭用では初めてとなるアーケード同様のリズムゲームを収録 --インスト音源による太鼓の達人風ミニゲームに収まっていた前作と異なり、アーケード・アニメ通りの音源でリズムゲームが楽しめる。 -シンプルなルール --タッチペンをフルに用いたミニゲーム群により構成されており、深いゲーム性を求める人には薦められないが息抜きプレイにはちょうど良い作り。 --ミニゲームは視覚効果をよく取り入れているので、プレイしていて楽しめる。 -子供への配慮 --データ一覧が分かりやすいように設計されている。 --イベントを進めるために必要なアイカツカードは鍵マークで、新しく作れるようになったアイカツカードはNewマークで教えてくれる他、作れるようになるとレッスン終了時にアナウンスも入れてくれる。 -その他 --雰囲気そのものを再現できなかったという問題こそあるが、カードを支払うという特殊なACゲームとしての原作を、本来のシステムを絶妙に残す・改変するなどしてなかなか上手に移植してある。 --エフェクトが多く表示されるにもかかわらず、3D表示にしても挙動が全く重たくならない。 --マイキャラでユニットを組めるというのは斬新なポイントかもしれない。 ---- **賛否両論点 -本編のボリュームと単調性 --原作のカード、ステージ、キャラ、楽曲などがすべて揃えられているわけではないが、これでも体感的にはかなりボリュームを誇っている。しかし、やっていることが基本同じなので途中で飽きやすい(これはAC版と違い100円で断続的にやっていたゲームを連続的に行えるようになった弊害とも取れるが)。 --本作オリジナルのミニゲームを経てカード素材の収集するという要素を追加することで、ゲーム自体が単調な音ゲーにならないように十分配慮していることが窺えるが、完全なる解決には至っていない。 --オーディションを受けて合格し、また次のオーディションが解放されて…の繰り返しだが、その間に繰り広げられるストーリーに全くひねりがないのでゲームそのものに飽きるとつらい。 ---- **問題点 -2人のマイキャラの存在意義 --シナリオは2人作ったマイキャラが互いの存在を少しずつ認知しながら、最終的にひょんなことからユニットを組むというものだが、これまでのストーリーにこれといった山場がない。 --レッスン会場が分割されてややこしく、経験値・カードの共有など2人を生かせていない面もあるので、システムの都合から見てもマイキャラを2人用意することの必要性が怪しい。 -カード作成システムの弊害 --衣装のカードを意図的にカブらないように入手はできるメリットはあるが、本作では素材を集める必要がありこの一連の過程が作業になりがち。 ---どの素材が得られるかは運ゲーであり収集効率も悪い。序盤はオーディションを受けるために、同じレッスンを受け続けることもザラ。単純にミニゲームはサクサクプレイできるものが多めで後半になるとカードの製作ペースがやや向上する点は幸いかもしれない。 --カード作成ページと素材ページは比較しながら閲覧できないため、目的の素材は頭で覚えるかメモしておく必要があり、慣れていないうちはやや不便。 --一度作ったカードは左にピンクの星マークが出て教えてはくれるが、重複して作ることで素材を無駄にすることもできてしまう。間違えて選んでしまった時に「すでにあるカードです」と文章が出て確認されるが、それ対して「はい」と答えると製作続行になり、逆に「いいえ」と答えると製作中止になるのでややこしい。 -難易度について --ミニゲームのビーズ作成の「難しい」の難易度がそれなりに理不尽。光った順にビーズをタッチする必要があるのだが、ほぼ同時に光るためほとんど区別がつかない。 --今回は経験値がレッスンをすれば得られてしまう仕様なため、カード収集が好きなプレイヤーだと、アイドルレベルはアイテム集めの過程で勝手に上がって行ってしまう。 --先述のようにアイドルレベルがオーディションの成績にかなり影響しているため、音ゲーがよほど苦手だったりコーディネートのルールを理解していないという場合でない限り、余裕でシナリオをクリアできてしまい物足りないかもしれない。しかしクリア後も何度も挑戦しハイスコアを競う事はできるので、やりこみプレイが全くできないわけではないが… -リズムゲームの操作性 --リズムゲームはAC版と同じく、流れてくる「←」「↑」「→」のマークをタイミングよく押すというものである。「←」に対応するボタンがLボタン、「→」に対応するボタンがRボタンというのはわかるが、「↑」はLボタン+Rボタンの同時で対応という、首を捻るようなキー設定になっている。また、キー設定の変更もない。 --簡単な譜面であれば、ボタン操作でも対応できるが、難しい譜面であると、「↑」マークを押すのに対応しづらい。タッチパネルでも操作可能であるため、ほぼタッチパネルの操作一択となってしまう。 --またAC版と比較するとマーク処理のタイミング判定が厳しい。慣れるまでは少し苦労する。 -テンポ --画面を切り替えるたびに画面が真っ白になり長くて2秒ほどのロードが行われる。 --アイカツカード作成の時はジャンプ移動ができないため、選択を誤ったりすると面倒くさい。5秒はロスになる。細かいようだがこれが続くと精神的にくる。 ---学園が2つ登場するうえ、それぞれで受けられるレッスンも2つのレッスンルームに分かれており、覚えていないうちはどこでどのレッスンが受けられて、どんな素材が手に入るのかが非常に紛らわしい。 ---型紙から作りたいカードを検索することになるのだが、作れるものを作りきってしまったという型紙があっても教えてくれないので、間違ってそういった型紙をクリックしたときにこれまたタイムロスとなる。 --レッスンに応じてクリアまでにかかる時間に差があるので、得られる素材の効率に差が生まれやすい。 -その他AC版に対する変更点・劣化点 --対話時以外の動きがややカクくついている。3DS版はこれはこれできれいなのだが、衣装の着替えシーンや踊りの動きなどがAC版の画質の完全再現には至っていない。 --レッスン終了時の成績に応じて話す内容はやや変わったりはするのだが、アイカツのアイドルたちの絡みが薄く、同じような会話が多いほかフルボイスでもない。 ---もっともDCDを再現しにかかったゲームなので、ストーリー性が弱いのは仕方ない部分ではある。 --AC稼働初期に出されたゲームなので仕方のない面もあるが、オーディション時に使われる楽曲があまり多くはない。 --スペシャルアピール中のオブジェクトやエフェクトにカットされている部分が多い・アイドル活動!Ver Rockは原曲の振り付けをそのまま流用しており非常に不自然になっている等根本的な問題も多く、これらの点は次回作で改善されている。 ---- **細かい難点 -リアリティ --もともと子供向けのゲームなので仕方のない面もあるが、アイドルのレッスンとしてはビーズアクセ制作やスイーツデコなど、実用性が疑問なものもいくつかある。 -原作のキャラクター仕様について --AC版同様に敗北したキャラクターはオーディションに落選したことになるのだが、今回操作できるキャラはマイキャラに限定されライバルとして登場するアイカツのオリジナルキャラを直接コーディネートできるわけではないので、彼女たちに思い入れがあると少し受け入れがたい展開かもしれない。 ---オーディションを受けると、いちご達 オリジナルキャラはシナリオ上で「練習してきた」と意気込んでくるのだがマイキャラが勝てば当然オリジナルキャラは落選する。その後、彼女らがマイキャラ達を立てる流れがくり返されるためいたたまれない。 --マイキャラは髪型、目の色、目つきといった調整をすることになり、実際この組み合わせで様々な顔は作れるのだが、人によっては作りたい顔が作れなかったり物足りなく感じられる。 ---髪型の4割ほどはアイカツオリジナルキャラの流用であり、やろうと思えばオリジナルキャラそっくりのユニットを創ってプレイするというスタイルにも対応できるが、当然ゲームにはご本人が別に登場してしまう。 -本作発売後に登場する原作キャラについて --本作発売後のアニメには姫里マリア、大空あかり、夏樹みくるの3人が登場する。このうち、姫里マリアと大空あかりの2人についてはパスワードを入力することで本作でも使用可能となるが、なぜか夏樹みくるにはパスワードが用意されておらず、使用することが出来ない。 ---みくるは全く登場しないというわけではなく、彼女が愛用するコーデをパスワードで入手するときのみ登場する。だからこそ、なぜ使えないの?という疑問になるわけだが。 ---あかりは、当時のAC版では使用できなかったため((あかりが主人公を務める新シリーズが始まるまで、イベント時や特別なチケットを使用時のみ、使用可能だった。))、そちらに先駆けて使用可能となった。 -パスワード解禁によるネタバレ --キャラクター解禁に用いるパスワードはランダムな文字列等では無くその気になれば誰でも予測出来る程度の簡単な文字列であり、発売早々に大空あかりの存在がネタバレされてしまった(他媒体では翌年春先まで一切存在が伏せられていた)。 --次回作では公式が想定した情報解禁日からの無料DLC(一定期間を過ぎると有料)という形式に変更されている。 ---- **総評 アーケードを携帯機へと移植したゲーム。移植に際しゲームルールやシステム面を消化しきれていないという難点こそ持つが、本家であるアイカツの雰囲気はそれなりに再現できている。~ カード集めといった準備期間を克服する必要こそあるものの、手軽に買い切りでアイカツができるという点は評価できると思われる。

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