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「[[修正依頼]]」が出ています。対応できる方はご協力をお願いします。 ---- *ギャラクシーウォーズ 【ぎゃらくしーうぉーず】 |ジャンル|縦シューティング| |対応機種|アーケード| |発売・開発元|ユニバーサル| |稼働開始日|1979年| |判定|なし| |ポイント|ミサイル体当たりゲー&br()ゲームセンターあらしを語る上で欠かせない存在| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -1979年にてユニバーサル(後のアルゼ、現ユニバーサル・エンターテインメント)からリリースされたインベーダーライクの固定画面縦シューティング。 -一人プレイ~二人交互プレイ可能。 **主なルール -ミサイルを操り、画面上部にいる横方向にてループ移動している上下4体ずつ(計8体)のUFOをすべて破壊するのがクリア目的である。 -操作方法はレバーでミサイルの左右移動調整と、ミサイル発射兼、押しっぱなしにてミサイルの移動速度を上げるボタン一つがある。 -本作の自機はミサイルそのものであり、直接弾を撃つ事は一切できない。UFOを倒すには''自機(ミサイル)を体当たりさせる''必要があり、すなわち''特攻のみがミサイルの攻撃手段となっている''。この辺がスペースインベーダーとの大きな相違点である。 -ミサイルは画面下からボタンで発射、強制移動にて上昇し、画面上部にいるUFOの場所までたどり着かなければならない。しかし、その途中の画面中央付近には隕石がたむろしており、それらを避ける必要がある。 --隕石にぶつかるか、UFOが発射する弾にミサイルのやられ判定に触れるとミスとなり、残機を1つ消費してしまう。残機ストックが全部なくなるとゲームオーバーとなる。ちなみに、ずっと発射しないでいると最下段の隕石に当たる。 --ミサイルが何も触れずに画面上部を過ぎ去ってしまってもミスにはならず、画面下部からのやり直しとなる。 ---これを繰り返してずっとUFOを撃墜しないでいると90秒後に残機を没収され、更に60秒後には強制的にゲームオーバーになる。いわゆる永パ防止。 --ちなみにゲームの関係上、UFOを破壊する事はすなわち体当たりによるミサイルの大破を意味するのだが、これは何故かミスとして扱われない。同じミサイル消失なのに、隕石や敵弾に触れてミスで、UFO体当たりや画面通り過ぎでミスにならないのは矛盾しているという突っ込みが多く聞かれるが、「''ゲームなんだからいちいち気にすんな''」と強引に納得しよう。 -ミサイルをUFOのどの部分に当てて破壊したかによって入手スコアが変化する。UFOの少し出っ張った下部に当てた場合が最も高得点、以下UFO斜め下部、UFO横の順で入手スコアが減ってしまう。UFO下部は敵弾が発射される位置であり、入手スコアが高い反面、下部を当てるにはミスしやすくなるリスクを背負う事となる。 -ステージをクリアすると敵弾や隕石のスピードが上がっていくが、敵弾はどれだけステージを進めても、画面内に必ず最大4発しか弾を撃たない性質を持っている(一方、隕石の数はどんどん増えていく)。また、ミサイルの上部のとんがりには敵弾をかき消す性能があり、上手く移動させればかなり有利に事を運ばせる事が可能である(但し、判定は小さいのでかき消すには慣れがいる)。 -後述の『ゲームセンターあらし』との関係もあって、33面クリア時に見られるメッセージ「GIVE UP」の表示のあとにゲームオーバーになると良く誤解されるが、ゲーム自体はそれ以後も続行する。 **評価点 -自機そのものの体当たりを攻撃手段にしたシステムは非常に斬新と評価された。 --速度を調整したり左右に移動したりといった細かい調整もできる。 **問題点 -33面クリア時に「GIVE UP」というメッセージが表示されるため、ゲームオーバーになったと誤解しやすい。 ---- **総評 ミサイルを操って隕石を掻い潜り、上にいるUFOに当てるというシンプルなゲームで斬新な点が大きく評価されたゲームだった。 ---- **余談 -『ゲームセンターあらし』との関係 --月刊コロコロコミックにて掲載された漫画「ゲームセンターあらし」にて本作が2回程登場しているのだが、主人公の石野あらしの代名詞的必殺技である「炎のコマ」を生み出すきっかけを作ったのは、実は本作である事実は意外と知られていないようだ。 ---1回目の登場はゲームマシンショーでの出展で新作と発表された時。室外に設けられたビルの高さ程ある巨大な布に投影されたゲーム画面で33面クリア時に表示される「GIVE UP」の表示を出すまで途中台風による悪天候に邪魔されながらもプレイ、完遂した。 ---2回目は前述の次号、新春の怪しげなテント小屋にあった改造版で、1万点取ると景品が貰えると言いつつオリジナルと異なり隕石が弾を撃ってくる等凶悪に改造されたもので、あらしは一度は敗北するも小屋の外で見かけた曲芸コマを見て必殺技をひらめき、摩擦熱で手の皮が焼ける程高速にレバーを動かす「炎のコマ」を編み出し再戦。結果コンピュータを超える手の動きと勘でミサイルが消えるなどの超常現象を引き起こし見事攻略((当然実際には60分の1秒を超えた入力は感知されない))1万点を達成した。 ---この「炎のコマ」が与えた影響は非常に大きく、後述のSFC版の特別仕様として収録されるなどしたが、当時の子供がゲーセンで真似してレバーの故障を引き起こす原因となったという面もあった。 -(スペースインベーダーの亜流作の中では)そこそこの人気があった割に、意外と家庭用移植には恵まれていない。 --初移植されたのはファミコン時代を飛ばして、レトロゲームリバイバルブームであった時代のスーパーファミコンまで待つ事となる(詳しくは下記参照)。 //訴訟沙汰については余談へ -コスミックモンスターを巡っての訴訟沙汰 --スペースインベーダーの亜流であるコスミックモンスターを巡って訴訟沙汰があり、和解の見返りとしてタイトーにライセンスされたという経緯がある。しかしタイトー基板はユニバーサルのそれと異なりセキュリティが施されておらず、タイトー版を元としたコピーが出回る事となってしまった。 ---- **家庭用移植 -スーパーファミコン版(1995年1月13日発売、イマジニア) --ゲームのジャケットや説明書に、ゲームセンターあらしの原作者である、すがやみつる氏の描き下ろしによるあらしそっくりの少年のイラストが描かれており、移植ものソフトとしては異色の外見を放っている。 ---このイラストの少年、顔つきや髪型はどう見てもあらしそのものなのだが、あらしの一番の特徴である出っ歯がないため、あくまでも「あらしをイメージしたキャラ」である。 --原作を忠実に完全移植されたオリジナルモードはもちろん収録。残機数1つで製作スタッフのハイスコアを目指すチャレンジモードも搭載されている。 --また、新たなる敵や敵弾、背景や新規BGMが追加されたアレンジ版であるネオモードも収録された。ネオモードはミサイルに隕石をめり込ませて複数攻撃できる(飛行一度につき二回敵を倒せる)他、なんとゲーム内であらしの必殺技である''炎のコマがリアルで出せる''(ミサイルが点滅して無敵化する)というファン感激の新システムが搭載されている。
「[[修正依頼]]」が出ています。対応できる方はご協力をお願いします。~ 依頼内容はゲーム評価の補強です。 ---- *ギャラクシーウォーズ 【ぎゃらくしーうぉーず】 |ジャンル|縦シューティング| |対応機種|アーケード| |発売・開発元|ユニバーサル| |稼働開始日|1979年| |判定|なし| |ポイント|ミサイル体当たりゲー&br()ゲームセンターあらしを語る上で欠かせない存在| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -1979年にてユニバーサル(後のアルゼ、現ユニバーサル・エンターテインメント)からリリースされたインベーダーライクの固定画面縦シューティング。 -一人プレイ~二人交互プレイ可能。 **主なルール -ミサイルを操り、画面上部にいる横方向にてループ移動している上下4体ずつ(計8体)のUFOをすべて破壊するのがクリア目的である。 -操作方法はレバーでミサイルの左右移動調整と、ミサイル発射兼、押しっぱなしにてミサイルの移動速度を上げるボタン一つがある。 -本作の自機はミサイルそのものであり、直接弾を撃つ事は一切できない。UFOを倒すには''自機(ミサイル)を体当たりさせる''必要があり、すなわち''特攻のみがミサイルの攻撃手段となっている''。この辺がスペースインベーダーとの大きな相違点である。 -ミサイルは画面下からボタンで発射、強制移動にて上昇し、画面上部にいるUFOの場所までたどり着かなければならない。しかし、その途中の画面中央付近には隕石がたむろしており、それらを避ける必要がある。 --隕石にぶつかるか、UFOが発射する弾にミサイルのやられ判定に触れるとミスとなり、残機を1つ消費してしまう。残機ストックが全部なくなるとゲームオーバーとなる。ちなみに、ずっと発射しないでいると最下段の隕石に当たる。 --ミサイルが何も触れずに画面上部を過ぎ去ってしまってもミスにはならず、画面下部からのやり直しとなる。 ---これを繰り返してずっとUFOを撃墜しないでいると90秒後に残機を没収され、更に60秒後には強制的にゲームオーバーになる。いわゆる永パ防止。 --ちなみにゲームの関係上、UFOを破壊する事はすなわち体当たりによるミサイルの大破を意味するのだが、これは何故かミスとして扱われない。同じミサイル消失なのに、隕石や敵弾に触れてミスで、UFO体当たりや画面通り過ぎでミスにならないのは矛盾しているという突っ込みが多く聞かれるが、「''ゲームなんだからいちいち気にすんな''」と強引に納得しよう。 -ミサイルをUFOのどの部分に当てて破壊したかによって入手スコアが変化する。UFOの少し出っ張った下部に当てた場合が最も高得点、以下UFO斜め下部、UFO横の順で入手スコアが減ってしまう。UFO下部は敵弾が発射される位置であり、入手スコアが高い反面、下部を当てるにはミスしやすくなるリスクを背負う事となる。 -ステージをクリアすると敵弾や隕石のスピードが上がっていくが、敵弾はどれだけステージを進めても、画面内に必ず最大4発しか弾を撃たない性質を持っている(一方、隕石の数はどんどん増えていく)。また、ミサイルの上部のとんがりには敵弾をかき消す性能があり、上手く移動させればかなり有利に事を運ばせる事が可能である(但し、判定は小さいのでかき消すには慣れがいる)。 -後述の『ゲームセンターあらし』との関係もあって、33面クリア時に見られるメッセージ「GIVE UP」の表示のあとにゲームオーバーになると良く誤解されるが、ゲーム自体はそれ以後も続行する。 **評価点 -自機そのものの体当たりを攻撃手段にしたシステムは非常に斬新と評価された。 --速度を調整したり左右に移動したりといった細かい調整もできる。 **問題点 -33面クリア時に「GIVE UP」というメッセージが表示されるため、ゲームオーバーになったと誤解しやすい。 ---- **総評 ミサイルを操って隕石を掻い潜り、上にいるUFOに当てるというシンプルなゲームで斬新な点が大きく評価されたゲームだった。 ---- **余談 -『ゲームセンターあらし』との関係 --月刊コロコロコミックにて掲載された漫画「ゲームセンターあらし」にて本作が2回程登場しているのだが、主人公の石野あらしの代名詞的必殺技である「炎のコマ」を生み出すきっかけを作ったのは、実は本作である事実は意外と知られていないようだ。 ---1回目の登場はゲームマシンショーでの出展で新作と発表された時。室外に設けられたビルの高さ程ある巨大な布に投影されたゲーム画面で33面クリア時に表示される「GIVE UP」の表示を出すまで途中台風による悪天候に邪魔されながらもプレイ、完遂した。 ---2回目は前述の次号、新春の怪しげなテント小屋にあった改造版で、1万点取ると景品が貰えると言いつつオリジナルと異なり隕石が弾を撃ってくる等凶悪に改造されたもので、あらしは一度は敗北するも小屋の外で見かけた曲芸コマを見て必殺技をひらめき、摩擦熱で手の皮が焼ける程高速にレバーを動かす「炎のコマ」を編み出し再戦。結果コンピュータを超える手の動きと勘でミサイルが消えるなどの超常現象を引き起こし見事攻略((当然実際には60分の1秒を超えた入力は感知されない))1万点を達成した。 ---この「炎のコマ」が与えた影響は非常に大きく、後述のSFC版の特別仕様として収録されるなどしたが、当時の子供がゲーセンで真似してレバーの故障を引き起こす原因となったという面もあった。 -(スペースインベーダーの亜流作の中では)そこそこの人気があった割に、意外と家庭用移植には恵まれていない。 --初移植されたのはファミコン時代を飛ばして、レトロゲームリバイバルブームであった時代のスーパーファミコンまで待つ事となる(詳しくは下記参照)。 //訴訟沙汰については余談へ -コスミックモンスターを巡っての訴訟沙汰 --スペースインベーダーの亜流であるコスミックモンスターを巡って訴訟沙汰があり、和解の見返りとしてタイトーにライセンスされたという経緯がある。しかしタイトー基板はユニバーサルのそれと異なりセキュリティが施されておらず、タイトー版を元としたコピーが出回る事となってしまった。 ---- **家庭用移植 -スーパーファミコン版(1995年1月13日発売、イマジニア) --ゲームのジャケットや説明書に、ゲームセンターあらしの原作者である、すがやみつる氏の描き下ろしによるあらしそっくりの少年のイラストが描かれており、移植ものソフトとしては異色の外見を放っている。 ---このイラストの少年、顔つきや髪型はどう見てもあらしそのものなのだが、あらしの一番の特徴である出っ歯がないため、あくまでも「あらしをイメージしたキャラ」である。 --原作を忠実に完全移植されたオリジナルモードはもちろん収録。残機数1つで製作スタッフのハイスコアを目指すチャレンジモードも搭載されている。 --また、新たなる敵や敵弾、背景や新規BGMが追加されたアレンジ版であるネオモードも収録された。ネオモードはミサイルに隕石をめり込ませて複数攻撃できる(飛行一度につき二回敵を倒せる)他、なんとゲーム内であらしの必殺技である''炎のコマがリアルで出せる''(ミサイルが点滅して無敵化する)というファン感激の新システムが搭載されている。

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