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*The Maw 【ざ まう】 |ジャンル|アクション&アドベンチャー|&image(http://cdn.akamai.steamstatic.com/steam/apps/26000/header.jpg,height=160)| |対応機種|Xbox360 (Xbox LIVE ARCADE)&br()Windows XP/Vista (Steam)|~| |発売・開発元|Twisted Pixel Games|~| |発売日|【360】2009年1月21日&br()【Win】2009年3月9日|~| |定価|【360】800マイクロソフトポイント&br()【Win】980円|~| |レーティング|CERO:B(12才以上対象)|~| |判定|なし|~| |ポイント|キモかわいい生物とお散歩&br()全てを覆すエンディング&br()ゲームとしては微妙|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 謎の生物Mawを誘導し、捕食させて成長させ、特殊能力を使わせる事で様々な仕掛けを攻略していく誘導アクション。~ 『[[ゼルダの伝説 夢をみる島]]』でワンワンを連れ歩く場面があったが、全編に渡ってああいう感じのゲームと思っていただければ間違いはない。~ **ゲーム内容 -プレイヤーが操作するのは青い肌の宇宙人Frank。 --Frankは腕に装着したプラズマロープを使ってMawを誘導したり捕食生物を捕まえ投げ飛ばす、重い物を移動させる、ジャンプしてMawでは行けない場所に行くといった事が出来る。 -Mawは餅のように膨らんだ紫ボディに巨大な牙の生えた口と一つ目を持つ謎の宇宙生物。 --このゲームの要となる存在だがプレイヤーが操作する事は出来ず、自由気ままに行動する。 --前述の通りプラズマロープを使ってMawを誘導していくことになる。その様はまるで犬の散歩のようである。 --Mawはその辺にいる捕食生物を食べてまわる。一定数の生物を食べると大きくなり、より大きな生物も食べられるようになる。 ---特定の生物を食べると火を吐いたり電撃を放つといった特殊能力を獲得する。これら特殊能力を使って仕掛けを解いていくことになる。 **評価点 -不気味だが、どことなく愛嬌のあるMawは慣れると可愛く見えてくる。 --好物のSnufflesを見つけた際の喜びっぷりや、恐ろしい外見のくせに自分より巨大な生物にビビってFrankの後ろに隠れたりと微笑ましいところを見せてくれる。イメージとしては「モンス○ーズイ○ク」に登場するような宇宙人型モンスターといったところ。 --遠く離れても呼べばすぐにやって来るのも忠犬ぽくて可愛い。 --成長する際にゲラゲラ笑い出すのはさすがに不気味だが。 -登場する生物たちも多彩な種類がおり、それぞれ様々なリアクションを取ってくれる。 --特に最弱の生物Yumは普通に可愛らしい外見だが、それを容赦なく捕食するMawに呆れるやら笑えるやら。Frankが近づいただけで驚いて飛び出したり、燃やされてこんがり焼けたり、なんとも哀愁の漂う生物になっている。 -クリアするだけなら一定数捕食するだけでいいが、ステージ内の全てのエサを食べるといったやりこみ要素もある。 --エサとなる生物は様々な場所に隠れており、Mawの能力で木を焼いたり、一見何もない場所にFrankが近づくと飛び出してくるので探索のしがいがある。 -エンディングにおけるどんでん返し --ここまで語ってきた通り、本作は難易度が低く、よくある少年と不気味な宇宙生物の冒険物語となっている。 --しかし、エンディングではそれが''全て覆されてしまう''のである。 #region(ネタバレ) -Frankは巨大になりすぎたMawと別れのときを迎え、宇宙へ旅立つ。ここまでならよくある感動劇である。しかし……。 --残されたMawは惑星のありとあらゆる物を食べていき、最終的には''惑星を丸飲みにしてしまう''衝撃的なラストとなっている。 -FrankとMawは無邪気に冒険をしていただけなのだが、それが実は惑星の崩壊に繋がっていたという実に皮肉じみたエンディングである。 --演出自体はほとんどギャグみたいなものだが、このエンディングを見た時、Mawの怖ろしい真の姿を知ることとなるのである。ここまで来た時、本作を見る目がガラリと変わるかもしれない。 #endregion **問題点 -難易度がとても低い。 --そもそも''ゲームオーバーが存在しない。''その上、次に何をやればいいかは大抵ヒントが貰えるためほとんど迷う事もない。 --残機やライフといった概念もない((厳密には、最終面と「スピーダーレーン」(360版ではDLC)に限りライフと言える要素はあるものの、撃墜されても何のペナルティもなく復帰する))ため、正直ゲームとしての緊張感は削がれており遊び応えを感じる前に飽きやすい。 --幼い子供向けならこれでもいいかもしれない。が、レーティングが微妙に高かったりする。 -Frankの移動速度が遅い。 --ステージの広さに対して移動速度が合っておらず、気になる遅さである。 -途中のムービーを飛ばすことができないため、テンポが悪い。 --特に100%完食し損ねた際にやり直す時などに手間がかかる。 -一部実績が面倒くさすぎる。 --特に特定の時間帯にゲームを起動してセーブするのを6回必要とする「1日6食」はまともに解除しようとすると非常に面倒。~ 実績攻略wikiでも360本体の時計をいじる事orタイムゾーン変更を推奨している。オンライン接続状態自体は維持したままできる後者のほうが(実績にタイムスタンプを残せるという意味で)安全か。 **総評 基本的にはMawのキモかわいさを楽しめるかで好き嫌いが分かれるゲームである。~ 実際、ゲーム自体は誰でもクリアできるほど難易度が低く、ゲームに慣れた人には退屈と言わざるをえない。~ 体験版も配信されているので、これをプレイして自分に合うかどうか確認してから購入することを勧める。 **余談 -とにかく無料で配信された回数が多い。 --XBOX360のGames with Gold((有料会員が特定のソフトを期間限定で無料ダウンロードできるようになる特典。ただし、Xbox 360においてはゴールドメンバーシップ限定で価格が無料になるという形であり、PS Plusでいうとフリープレイではなくディスカウントである。))は米国を基準として対象ソフトが決まっており、日本未配信のタイトルやメーカーの都合で配信出来ないタイトルは他のソフトを無料配信するのだが、何故か本作がチョイスされる回数が非常に多い。 ---その回数、&bold(){実に11回}(2019年10月現在)で単独トップ。8回配信されている「Ms. Splosion Man」と共に無料配信の定番となっている。
*The Maw 【ざ まう】 |ジャンル|アクション&アドベンチャー|&image(http://cdn.akamai.steamstatic.com/steam/apps/26000/header.jpg,height=160)| |対応機種|Xbox360 (Xbox LIVE ARCADE)&br()Windows XP/Vista (Steam)|~| |発売・開発元|Twisted Pixel Games|~| |発売日|【360】2009年1月21日&br()【Win】2009年3月9日|~| |定価|【360】800マイクロソフトポイント&br()【Win】980円|~| |レーティング|CERO:B(12才以上対象)|~| |判定|なし|~| |ポイント|キモかわいい生物とお散歩&br()全てを覆すエンディング&br()ゲームとしては微妙|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 謎の生物Mawを誘導し、捕食させて成長させ、特殊能力を使わせる事で様々な仕掛けを攻略していく誘導アクション。~ 『[[ゼルダの伝説 夢をみる島]]』でワンワンを連れ歩く場面があったが、全編に渡ってああいう感じのゲームと思っていただければ間違いはない。~ ---- **ゲーム内容 -プレイヤーが操作するのは青い肌の宇宙人Frank。 --Frankは腕に装着したプラズマロープを使ってMawを誘導したり捕食生物を捕まえ投げ飛ばす、重い物を移動させる、ジャンプしてMawでは行けない場所に行くといった事が出来る。 -Mawは餅のように膨らんだ紫ボディに巨大な牙の生えた口と一つ目を持つ謎の宇宙生物。 --このゲームの要となる存在だがプレイヤーが操作する事は出来ず、自由気ままに行動する。 --前述の通りプラズマロープを使ってMawを誘導していくことになる。その様はまるで犬の散歩のようである。 --Mawはその辺にいる捕食生物を食べてまわる。一定数の生物を食べると大きくなり、より大きな生物も食べられるようになる。 ---特定の生物を食べると火を吐いたり電撃を放つといった特殊能力を獲得する。これら特殊能力を使って仕掛けを解いていくことになる。 ---- **評価点 -不気味だが、どことなく愛嬌のあるMawは慣れると可愛く見えてくる。 --好物のSnufflesを見つけた際の喜びっぷりや、恐ろしい外見のくせに自分より巨大な生物にビビってFrankの後ろに隠れたりと微笑ましいところを見せてくれる。イメージとしては「モンス○ーズイ○ク」に登場するような宇宙人型モンスターといったところ。 --遠く離れても呼べばすぐにやって来るのも忠犬ぽくて可愛い。 --成長する際にゲラゲラ笑い出すのはさすがに不気味だが。 -登場する生物たちも多彩な種類がおり、それぞれ様々なリアクションを取ってくれる。 --特に最弱の生物Yumは普通に可愛らしい外見だが、それを容赦なく捕食するMawに呆れるやら笑えるやら。Frankが近づいただけで驚いて飛び出したり、燃やされてこんがり焼けたり、なんとも哀愁の漂う生物になっている。 -クリアするだけなら一定数捕食するだけでいいが、ステージ内の全てのエサを食べるといったやりこみ要素もある。 --エサとなる生物は様々な場所に隠れており、Mawの能力で木を焼いたり、一見何もない場所にFrankが近づくと飛び出してくるので探索のしがいがある。 -エンディングにおけるどんでん返し --ここまで語ってきた通り、本作は難易度が低く、よくある少年と不気味な宇宙生物の冒険物語となっている。 --しかし、エンディングではそれが''全て覆されてしまう''のである。 #region(ネタバレ) -Frankは巨大になりすぎたMawと別れのときを迎え、宇宙へ旅立つ。ここまでならよくある感動劇である。しかし…。 --残されたMawは惑星のありとあらゆる物を食べていき、最終的には''惑星を丸飲みにしてしまう''衝撃的なラストとなっている。 -FrankとMawは無邪気に冒険をしていただけなのだが、それが実は惑星の崩壊に繋がっていたという実に皮肉じみたエンディングである。 --演出自体はほとんどギャグみたいなものだが、このエンディングを見た時、Mawの怖ろしい真の姿を知ることとなるのである。ここまで来た時、本作を見る目がガラリと変わるかもしれない。 #endregion ---- **問題点 -難易度がとても低い。 --そもそも''ゲームオーバーが存在しない。''その上、次に何をやればいいかは大抵ヒントが貰えるためほとんど迷う事もない。 --残機やライフといった概念もない((厳密には、最終面と「スピーダーレーン」(360版ではDLC)に限りライフと言える要素はあるものの、撃墜されても何のペナルティもなく復帰する))ため、正直ゲームとしての緊張感は削がれており遊び応えを感じる前に飽きやすい。 --幼い子供向けならこれでもいいかもしれない。が、レーティングが微妙に高かったりする。 -Frankの移動速度が遅い。 --ステージの広さに対して移動速度が合っておらず、気になる遅さである。 -途中のムービーを飛ばすことができないため、テンポが悪い。 --特に100%完食し損ねた際にやり直す時などに手間がかかる。 -一部実績が面倒くさすぎる。 --特に特定の時間帯にゲームを起動してセーブするのを6回必要とする「1日6食」はまともに解除しようとすると非常に面倒。~ 実績攻略wikiでも360本体の時計をいじる事orタイムゾーン変更を推奨している。オンライン接続状態自体は維持したままできる後者のほうが(実績にタイムスタンプを残せるという意味で)安全か。 ---- **総評 基本的にはMawのキモかわいさを楽しめるかで好き嫌いが分かれるゲームである。~ 実際、ゲーム自体は誰でもクリアできるほど難易度が低く、ゲームに慣れた人には退屈と言わざるをえない。~ 体験版も配信されているので、これをプレイして自分に合うかどうか確認してから購入することを勧める。 ---- **余談 -とにかく無料で配信された回数が多い。 --360のGames with Gold((有料会員が特定のソフトを期間限定で無料ダウンロードできるようになる特典。ただし、360においてはゴールドメンバーシップ限定で価格が無料になるという形であり、PS Plusでいうとフリープレイではなくディスカウントである。))は米国を基準として対象ソフトが決まっており、日本未配信のタイトルやメーカーの都合で配信出来ないタイトルは他のソフトを無料配信するのだが、何故か本作がチョイスされる回数が非常に多い。 ---その回数、''実に11回''(2019年10月現在)で単独トップ。8回配信されている「Ms. Splosion Man」と共に無料配信の定番となっている。

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