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*セガソニック・ザ・ヘッジホッグ 【せがそにっく・ざ・へっじほっぐ】 |ジャンル|アクション|&image2(segasonic.png,center,height=180)| |対応機種|アーケード(SYSTEM32)|~| |発売・開発元|セガ・エンタープライゼス|~| |稼働開始日|1993年6月|~| |プレイ人数|1~3人|~| |判定|なし|~| |ポイント|トラックボール操作&br;シリーズ初のボイス付|~| |>|>|CENTER:''[[ソニックシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 ソニック初のACタイトルとなるクォータービューアクションゲーム。~ MDで展開していた本家シリーズとの区別点として、タイトル頭に「セガ」と付いている。~ 不覚にもDr.エッグマンに捕まってしまったソニックが、罠と仕掛けに満ち溢れた「エッグマン島」からの脱出を目指すストーリー。~ リリース時期としてはMDの『ソニック2』より後だが、本作にテイルスは未登場。~ 代わりに、ソニック同様に島に連れてこられたムササビの「レイ・ザ・フライングスクイレル」(レイ、上記画像左)、アルマジロの「マイティー・ザ・アルマジロ」(マイティー、画像右)がプレイヤーキャラとして登場。~ 最大3人まで同時プレイ可能。全7ステージ。 **システム -ゲーム開始時にソニック、レイ、マイティーから選択(同キャラ不可)。3人に性能差は無い。 -操作はトラックボール(移動)+ボタン(スピンジャンプ)。 -ステージ内の様々な仕掛けを掻い潜り、ゴールに到達すればステージクリア。ごく一部のステージの除き、ボス敵は存在しない。 -ライフゲージ制で、トラップとの接触や足場からの転落で減少。無くなるとゲームオーバー(コンティニュー可)。 --ライフはリングを取る事で少しずつ回復する。リングは道中に落ちている他、特定の壁や障害物を壊す事でも出現する。 --1つのステージ内に存在するリングの総数は決まっており、ステージクリア時に回収率が一定を越えるとライフボーナスが得られる。 ---- **評価点 -バリエーションに富んだステージ構成。 --それぞれのステージは、ほぼ全て異なった趣向が凝らされている。 -シリーズ初のボイス付き。 --プレイヤーキャラ3人とエッグマンに、それぞれ個別の声優によるボイスがある。ソニックは草尾毅氏、マイティーは沼田祐介氏、レイは金丸日向子女史、エッグマンは佐藤正治氏がそれぞれ担当している。 ---作中で一番喋るのはエッグマンで、ステージをクリアするごとにモニターで見ていたエッグマンが悔しがる→ソニック達が次のステージへ向かうのを見てすぐ余裕を取り戻すというリアクションを見せてくれる。 ---逆にプレイヤー3人は残念ながら台詞らしい台詞がほとんどなく、基本的に叫び声のみ。~ 特に、近年の作品では聞けないような情けない声を要所で上げるソニックは必見。 **問題点 -ステージ中は基本的に後方から何かしらの脅威が迫ってくる(仕掛けが接近、足場が無くなるなど)が、その仕様が少し厄介。 --脅威の多くは、プレイヤーの移動で画面をスクロールさせると、それに合わせる形で付いてくる。つまり「画面外へ引き離す」事ができない。 -敵を倒すのではなく先へ進むのが目的のため、協力プレイの意義が薄い。 --上記のスクロールの仕様も相まって、置いてけぼりにされたプレイヤーはほぼ確実に後方からの仕掛けに引っ掛かってしまう。 -全体の難易度曲線が不安定。 --特に2面(氷)と3面(砂漠)は初見殺しの要素が多く、慣れてないプレイヤーは大抵この辺りでゲームオーバーとなる。 --6面前半は水中を進んでいく(本作は溺れてしまう事はない)が、ゲームスピードが低下するのでむしろ落ち着いて進める。 -リング回収を前提としているためか、ゲーム開始時(及びコンティニュー)時の初期ライフが、最大値の約半分程度しか無い。 ---- **総評 トラックボールとの組み合わせを含め1本のゲームとしての出来は悪くないのだが、やはりシリーズ中ではマイナー感が拭えない。~ 『マーブルマッドネス』や『サイバリオン』のような家庭用機種への移植もされていないのも、カップリング移植の多いソニックシリーズなら尚更悲しいところである。 ---- **余談 -上述の通りかなりマイナーな作品で、ゲーム内要素も後の作品に殆ど継承されていなかった。~ その中で数少ない例外が、本作で登場した二人の仲間の片方「マイティー・ザ・アルマジロ」で、彼のみナックルズ主役のスピンオフ作品『カオティクス』にて再登場していた。 --一方のレイはこれ以降のゲーム作品には登場せず、マイティーもマイティーでカオティクスの面々が再登場した『[[ソニック ヒーローズ]]』ではそもそも居なかったことにされている。~ そんな経緯故か、『[[ソニック ジェネレーションズ 白の時空]]』のステージ中では二人のポスターが「MISSING(行方不明者)」として張られていたりする。 --本作の稼動から25年後になる2018年。『[[ソニックマニア]]』のアップデート版である『ソニックマニア・プラス』の追加プレイアブルキャラとしてマイティーとレイが参戦。~ 両者ともに20年以上ぶりとなるゲーム作品への再登場を果たし、本作を知るファンを驚かせた。~ また本作のステージ4「TRAP TOWER」のBGMもアレンジされ、ボーナスステージに使用されている。 --また、アメコミ版では両者とも登場しており、親友同士という間柄になっている。
*セガソニック・ザ・ヘッジホッグ 【せがそにっく・ざ・へっじほっぐ】 |ジャンル|アクション|&image2(segasonic.png,center,height=180)| |対応機種|アーケード(SYSTEM32)|~| |発売・開発元|セガ・エンタープライゼス|~| |稼働開始日|1993年6月|~| |プレイ人数|1~3人|~| |判定|なし|~| |ポイント|トラックボール操作&br;シリーズ初のボイス付|~| |>|>|CENTER:''[[ソニックシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 ソニック初のACタイトルとなるクォータービューアクションゲーム。~ MDで展開していた本家シリーズとの区別点として、タイトル頭に「セガ」と付いている。~ 不覚にもDr.エッグマンに捕まってしまったソニックが、罠と仕掛けに満ち溢れた「エッグマン島」からの脱出を目指すストーリー。~ リリース時期としてはMDの『ソニック2』より後だが、本作にテイルスは未登場。~ 代わりに、ソニック同様に島に連れてこられたムササビの「レイ・ザ・フライングスクイレル」(レイ、上記画像左)、アルマジロの「マイティー・ザ・アルマジロ」(マイティー、画像右)がプレイヤーキャラとして登場。~ 最大3人まで同時プレイ可能。全7ステージ。 **システム -ゲーム開始時にソニック、レイ、マイティーから選択(同キャラ不可)。3人に性能差は無い。 -操作はトラックボール(移動)+ボタン(スピンジャンプ)。 -ステージ内の様々な仕掛けを掻い潜り、ゴールに到達すればステージクリア。ごく一部のステージの除き、ボス敵は存在しない。 -ライフゲージ制で、トラップとの接触や足場からの転落で減少。無くなるとゲームオーバー(コンティニュー可)。 --ライフはリングを取る事で少しずつ回復する。リングは道中に落ちている他、特定の壁や障害物を壊す事でも出現する。 --1つのステージ内に存在するリングの総数は決まっており、ステージクリア時に回収率が一定を越えるとライフボーナスが得られる。 ---- **評価点 -バリエーションに富んだステージ構成。 --それぞれのステージは、ほぼ全て異なった趣向が凝らされている。 -シリーズ初のボイス付き。 --プレイヤーキャラ3人とエッグマンに、それぞれ個別の声優によるボイスがある。ソニックは草尾毅氏、マイティーは沼田祐介氏、レイは金丸日向子氏、エッグマンは佐藤正治氏がそれぞれ担当している。 ---作中で一番喋るのはエッグマンで、ステージをクリアするごとにモニターで見ていたエッグマンが悔しがる→ソニック達が次のステージへ向かうのを見てすぐ余裕を取り戻すというリアクションを見せてくれる。 ---逆にプレイヤー3人は残念ながら台詞らしい台詞がほとんどなく、基本的に叫び声のみ。~ 特に、近年の作品では聞けないような情けない声を要所で上げるソニックは必見。 **問題点 -ステージ中は基本的に後方から何かしらの脅威が迫ってくる(仕掛けが接近、足場が無くなるなど)が、その仕様が少し厄介。 --脅威の多くは、プレイヤーの移動で画面をスクロールさせると、それに合わせる形で付いてくる。つまり「画面外へ引き離す」事ができない。 -敵を倒すのではなく先へ進むのが目的のため、協力プレイの意義が薄い。 --上記のスクロールの仕様も相まって、置いてけぼりにされたプレイヤーはほぼ確実に後方からの仕掛けに引っ掛かってしまう。 -全体の難易度曲線が不安定。 --特に2面(氷)と3面(砂漠)は初見殺しの要素が多く、慣れてないプレイヤーは大抵この辺りでゲームオーバーとなる。 --6面前半は水中を進んでいく(本作は溺れてしまう事はない)が、ゲームスピードが低下するのでむしろ落ち着いて進める。 -リング回収を前提としているためか、ゲーム開始時(及びコンティニュー)時の初期ライフが、最大値の約半分程度しか無い。 ---- **総評 トラックボールとの組み合わせを含め1本のゲームとしての出来は悪くないのだが、やはりシリーズ中ではマイナー感が拭えない。~ 『マーブルマッドネス』や『サイバリオン』のような家庭用機種への移植もされていないのも、カップリング移植の多いソニックシリーズなら尚更悲しいところである。 ---- **余談 -上述の通りかなりマイナーな作品で、ゲーム内要素も後の作品に殆ど継承されていなかった。~ その中で数少ない例外が、本作で登場した二人の仲間の片方「マイティー・ザ・アルマジロ」で、彼のみナックルズ主役のスピンオフ作品『カオティクス』にて再登場していた。 --一方のレイはこれ以降のゲーム作品には登場せず、マイティーもマイティーでカオティクスの面々が再登場した『[[ソニック ヒーローズ]]』ではそもそも居なかったことにされている。~ そんな経緯故か、『[[ソニック ジェネレーションズ 白の時空]]』のステージ中では二人のポスターが「MISSING(行方不明者)」として張られていたりする。 --本作の稼動から25年後になる2018年。『[[ソニックマニア]]』のアップデート版である『ソニックマニア・プラス』の追加プレイアブルキャラとしてマイティーとレイが参戦。~ 両者ともに20年以上ぶりとなるゲーム作品への再登場を果たし、本作を知るファンを驚かせた。~ また本作のステージ4「TRAP TOWER」のBGMもアレンジされ、ボーナスステージに使用されている。 --また、アメコミ版では両者とも登場しており、親友同士という間柄になっている。

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