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*SIMPLE1500シリーズ Vol.95 THE 飛行機 【しんぷるせんごひゃくしりーず ぼりゅーむきゅうじゅうご ざ ひこうき】 |ジャンル|シューティング|&amazon(B000063TI3)| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|D3パブリッシャー|~| |開発元|ハイウェイスター|~| |発売日|2002年5月23日|~| |定価|1,500円(税別)|~| |配信|ゲームアーカイブス&br;2010年8月11日/300円|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|SIMPLEすぎなグラフィック&br操縦性劣悪&br;軍事的な設定が迷子|~| |>|>|CENTER:''[[SIMPLE1500シリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 SIMPLE1500シリーズの末期に発売されたフライトシューティングゲーム。~ プロペラ機を操縦して敵を撃破するというシンプルな内容。 ---- **ゲーム内容 -プロペラ機を操作しての全10ミッションの戦闘 --主に敵機を撃墜することが目的になるが、地上目標への爆撃もある。 --大型爆撃機や武装した大型飛行船と戦うミッションもある。 -機体選択 --全部で9種類の機体が登場する。 --『[[エースコンバット]]』のような購入制ではなく、ミッションを進めるごとに解禁される方式。 --武装は固定装備の機銃とロケット弾((パッケージ裏には「ミサイル」と書かれているが、当然誘導などない。))か投下型爆弾。 -敵機のロックシステム --近距離で視界に捉えた敵機を□ボタンを押し続けることで、カメラがその敵機を追尾するシステムがある。 ---- **問題点 -操作性が悪い --プロペラ機ということを差し引いても明らかに操作性が悪い。 --プレイ画面にロックサイトがあるが、上記のロックシステム専用である。 ---敵機に攻撃を当てるにはプレイヤーが自分で偏差射撃をこなすしかない。 --爆撃は△ボタンを押しっぱなしにして爆撃モードに入らないと行えない。 ---機体が傾きすぎると爆撃モードが強制終了するため、急降下爆撃は行えない。 --高度が下がりすぎると勝手に墜落する。 ---このため、地面スレスレを飛ぶということもできない。 -ロックシステムが無意味 --カメラが追尾するだけなので、□ボタンを押し続けながら操縦しなければならない。 --特に使用しなくても問題なくクリア可能。 -謎の時間制限 --ミッションを開始してからクリアまでの制限時間が存在するが、全ミッション一律''30分''という異様な長さ。 --長すぎて制限時間としての意味が全くない。 -敵機の動きにも問題あり --あるステージでは遠くにいる敵機がステージのエリアの外側に飛んでいってしまう。 --こうなると自分でエリアオーバーして敵機を引きつける必要がある。 -地形の凹凸はなくただの直方体の空間を飛ぶだけ --地面のテクスチャですら使いまわしをしている。 -飛行機のポリゴンが雑 --とても2002年発売のものとは思えないレベル。 -軍事的な設定が妙 --第一次大戦時代のような複葉機と第二次大戦時代のようなプロペラ機が同時に登場している。 --その上、アニメに登場するような飛行戦艦まで出てくるため現実感がない。 --また、明らかに現実の機体をモデルにしているのに全て架空の名称になっている。 ---爆撃向けの「マルダー2」は米軍のP-38ライトニング、汎用機の「ヴストフ」はドイツ軍のメッサーシュミットBf109、終盤で使用可能になる「カムイ」はどう見ても旧日本軍の震電である。 ---- **評価点 -機体のカラーリング変更機能 --機体の塗装を全部で36パターンの中から選択することができる。 ---- **総評 発売当時既にPSにおいてフライトシューティングは、『[[エースコンバットシリーズ]]』『[[サイドワインダーシリーズ]]』と傑作を輩出していた。~ それらから遅れること数年を経て発売された今作はそれらにまったく及ばないものだった。何匹目かのどじょうを狙って墜落したゲームである。あと5年早く出ていれば何らかの価値を見出せたかもしれない。
*SIMPLE1500シリーズ Vol.95 THE 飛行機 【しんぷるせんごひゃくしりーず ぼりゅーむきゅうじゅうご ざ ひこうき】 |ジャンル|シューティング|&amazon(B000063TI3)| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|D3パブリッシャー|~| |開発元|ハイウェイスター|~| |発売日|2002年5月23日|~| |定価|1,500円(税別)|~| |配信|ゲームアーカイブス&br;2010年8月11日/300円|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|SIMPLEすぎなグラフィック&br操縦性劣悪&br;軍事的な設定が迷子|~| |>|>|CENTER:''[[SIMPLE1500シリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 SIMPLE1500シリーズの末期に発売されたフライトシューティングゲーム。~ プロペラ機を操縦して敵を撃破するというシンプルな内容。 ---- **ゲーム内容 -プロペラ機を操作しての全10ミッションの戦闘 --主に敵機を撃墜することが目的になるが、地上目標への爆撃もある。 --大型爆撃機や武装した大型飛行船と戦うミッションもある。 -機体選択 --全部で9種類の機体が登場する。 --『[[エースコンバット]]』のような購入制ではなく、ミッションを進めるごとに解禁される方式。 --武装は固定装備の機銃とロケット弾((パッケージ裏には「ミサイル」と書かれているが、当然誘導などない。))か投下型爆弾。 -敵機のロックシステム --近距離で視界に捉えた敵機を□ボタンを押し続けることで、カメラがその敵機を追尾するシステムがある。 ---- **問題点 -操作性が悪い --プロペラ機ということを差し引いても明らかに操作性が悪い。 --プレイ画面にロックサイトがあるが、上記のロックシステム専用である。 ---敵機に攻撃を当てるにはプレイヤーが自分で偏差射撃をこなすしかない。 --爆撃は△ボタンを押しっぱなしにして爆撃モードに入らないと行えない。 ---機体が傾きすぎると爆撃モードが強制終了するため、急降下爆撃は行えない。 --高度が下がりすぎると勝手に墜落する。 ---このため、地面スレスレを飛ぶということもできない。 -ロックシステムが無意味 --カメラが追尾するだけなので、□ボタンを押し続けながら操縦しなければならない。 --特に使用しなくても問題なくクリア可能。 -謎の時間制限 --ミッションを開始してからクリアまでの制限時間が存在するが、全ミッション一律''30分''という異様な長さ。 --長すぎて制限時間としての意味が全くない。 -敵機の動きにも問題あり --あるステージでは遠くにいる敵機がステージのエリアの外側に飛んでいってしまう。 --こうなると自分でエリアオーバーして敵機を引きつける必要がある。 -地形の凹凸はなくただの直方体の空間を飛ぶだけ --地面のテクスチャですら使いまわしをしている。 -飛行機のポリゴンが雑 --とても2002年発売のものとは思えないレベル。 -軍事的な設定が妙 --第一次大戦時代のような複葉機と第二次大戦時代のようなプロペラ機が同時に登場している。 --その上、アニメに登場するような飛行戦艦まで出てくるため現実感がない。 --また、明らかに現実の機体をモデルにしているのに全て架空の名称になっている。 ---爆撃向けの「マルダー2」は米軍のP-38ライトニング、汎用機の「ヴストフ」はドイツ軍のメッサーシュミットBf109、終盤で使用可能になる「カムイ」はどう見ても旧日本軍の震電である。 ---- **評価点 -機体のカラーリング変更機能 --機体の塗装を全部で36パターンの中から選択することができる。 ---- **総評 発売当時既にPSにおいてフライトシューティングは、『[[エースコンバットシリーズ]]』『[[サイドワインダーシリーズ]]』と傑作を輩出していた。~ それらから遅れること数年を経て発売された今作はそれらにまったく及ばないものだった。何匹目かのどじょうを狙って墜落したゲームである。あと5年早く出ていれば何らかの価値を見出せたかもしれない。

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