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*SIMPLE1500シリーズ Vol.13 THE レース 【しんぷるせんごひゃくしりーず ぼりゅーむじゅうさん ざ れーす】 |ジャンル|レースゲーム|~|&amazon(B00005OUW4)| |対応機種|プレイステーション|~|~| |発売元|D3パブリッシャー|~|~| |開発元|タムソフト|~|~| |発売日|1999年7月22日|~|~| |定価|1,500円(税別)|~|~| |判定|なし|~|~| |ポイント|チョロQのリソースを使用した小作品&br;というかほぼチョロQ&br;ボリューム不足&br;ゲーム内の解説機能は充実|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[SIMPLE1500シリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -SIMPLE1500シリーズ初期の作品で、SIMPLEシリーズでは最初のレースゲーム。 -[[『チョロQ』シリーズ>チョロQシリーズ]]や[[『闘神伝』シリーズ>闘神伝シリーズ]]の開発であったタムソフトが、SIMPLEシリーズに参入した初の作品である。 --その後、タムソフトは『[[THE お姉チャンバラ>SIMPLE2000シリーズ Vol.61 THE お姉チャンバラ]]』『[[THE 大美人>SIMPLE2000シリーズ Vol.50 THE 大美人]]』『[[THE 歩兵>SIMPLE2000シリーズ Vol.102 THE 歩兵 ~戦場の犬たち~]]』など多数のSIMPLEシリーズを輩出。SIMPLEシリーズ最も多作のメーカーとなった。 --本作にも、『チョロQ』のリソースを多く使って開発されているのが見て取れる。 //評価的なところは他で書くべきところかと思い削除しました。 **ゲーム内容 -難易度は初級・中級・上級の3段階。 --中級からはレースゲームにある程度熟達していないと勝利は難しい。 --最初は初級のみ。1位で勝ち進むことで上の難易度が解禁される。 -マシンのセッティング --ATかMTかの選択とグリップ走法重視かドリフト走法重視の特性選択を行う。 --ATは現実の車同様シフトチェンジが自動だが、その分車自体の性能はMTの場合より若干下がる。 -車のデザイン --最初は難易度ごとに1種類しか選べないが、条件を満たすと各4種類まで選べるようになる。 -ゲーム内容のガイド機能 --基本的な操作方法やコーナリングテクニックについて解説を見ることができる。 -『チョロQ』から%%使い回され%%引き継がれている部分は多い。 --ゲーム開始時にタイトル画面が出る前の一瞬の「Now Loading」だけで、ファンは「あ! チョロQだ!」と思うこと請け合い。 --車の操作感もほぼチョロQである。グリップ感などは変わっているようだが、あちらとほぼ同様の動かしやすい造り。 --元がチョロQなので、見た目が普通の車の割にはやたらと軽快でゲーム的な動きをする。 --メーターの形状及び効果音もチョロQ。タカラ(チョロQの販売元)から怒られなかったか心配になるレベル。 **評価点 -レースゲーム自体はしっかりとしたものが可能 --『チョロQ』という実績・下地が存在するため、低価格作品だからといってレース自体が覚束ないということは全くない。 --レース場も近景にはレース本部や林、遠景にはビルが見えたり、トンネルに入ったりと普通に手は入っている。グラフィック的にPSの廉価ゲーとしては十分及第点。 -説明書より詳しいガイド機能 --説明書が紙1枚なのに対して、ゲーム中のガイドではアクセルのやり方からドリフトテクニックまで詳しく解説されている。 --レース前のメニュー項目ですぐ確認できるのも利点。 **問題点 -内容が薄い --CPU3台とプレイヤー1台の計4台でのレースであり、他のレースゲームに比べると賑わいがない。 --コースが3種類しかない。内1つはゲームを進めることで解禁されるのですぐに遊べるのは実質2コース。 ---3コース目は別のコースのミラーコースなのであまり新鮮味がない。 -レースモードしかない --コース練習やタイムアタック機能は存在しない。 **総評 SIMPLEシリーズには過去のリソースを流用することでコストを抑えている例もしばしば見られるが、本作は初期の代表的な例とも言える。~ 単体で見た場合、ゲームとして駄目な点は特にないが、SIMPLEシリーズということを考えてもボリューム不足なのは否めない。~ まだSIMPLEシリーズがボードゲーム以外に対して手探り状態であったことを物語っているとも言える。 **余談 -メニュー画面にて○×△□の4つのボタンを同時押しすると隠し要素が全部解放される。 -本作には2種類のパッケージが存在し、車のハンドルが描かれたものと、走っている車が描かれたものがある。 --元々SIMPLEシリーズはカルチュア・パブリッシャーズ(D3パブリッシャーの独立元)と株式会社サクセスとの共同企画であったという経緯があり、発売当初はこの2社の連名でクレジットされていた。 --そのため他の初期SIMPLEシリーズにもバージョン違いはあるのだが、パッケージ表面のデザインが異なるのは本作だけ。 --後期版でパッケージに採用されなくなった「車のハンドル」の画像は、ゲーム中のタイトル画面で既に使われている。 -このゲームの2つ目のコースである「ロングコース」(及び、3つ目のミラーコース)は、ニューヨークを舞台にしたコースだと思われる。 --コースの背景には、今はなきワールドトレードセンターのツインタワーが見える。
*SIMPLE1500シリーズ Vol.13 THE レース 【しんぷるせんごひゃくしりーず ぼりゅーむじゅうさん ざ れーす】 |ジャンル|レースゲーム|~|&amazon(B00005OUW4)| |対応機種|プレイステーション|~|~| |発売元|D3パブリッシャー|~|~| |開発元|タムソフト|~|~| |発売日|1999年7月22日|~|~| |定価|1,500円(税別)|~|~| |判定|なし|~|~| |ポイント|チョロQのリソースを使用した小作品&br;というかほぼチョロQ&br;ボリューム不足&br;ゲーム内の解説機能は充実|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[SIMPLE1500シリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -SIMPLE1500シリーズ初期の作品で、SIMPLEシリーズでは最初のレースゲーム。 -[[『チョロQ』シリーズ>チョロQシリーズ]]や[[『闘神伝』シリーズ>闘神伝シリーズ]]の開発であったタムソフトが、SIMPLEシリーズに参入した初の作品である。 --その後、タムソフトは『[[THE お姉チャンバラ>SIMPLE2000シリーズ Vol.61 THE お姉チャンバラ]]』『[[THE 大美人>SIMPLE2000シリーズ Vol.50 THE 大美人]]』『[[THE 歩兵>SIMPLE2000シリーズ Vol.102 THE 歩兵 ~戦場の犬たち~]]』など多数のSIMPLEシリーズを輩出。SIMPLEシリーズ最も多作のメーカーとなった。 --本作にも、『チョロQ』のリソースを多く使って開発されているのが見て取れる。 //評価的なところは他で書くべきところかと思い削除しました。 **ゲーム内容 -難易度は初級・中級・上級の3段階。 --中級からはレースゲームにある程度熟達していないと勝利は難しい。 --最初は初級のみ。1位で勝ち進むことで上の難易度が解禁される。 -マシンのセッティング --ATかMTかの選択とグリップ走法重視かドリフト走法重視の特性選択を行う。 --ATは現実の車同様シフトチェンジが自動だが、その分車自体の性能はMTの場合より若干下がる。 -車のデザイン --最初は難易度ごとに1種類しか選べないが、条件を満たすと各4種類まで選べるようになる。 -ゲーム内容のガイド機能 --基本的な操作方法やコーナリングテクニックについて解説を見ることができる。 -『チョロQ』から%%使い回され%%引き継がれている部分は多い。 --ゲーム開始時にタイトル画面が出る前の一瞬の「Now Loading」だけで、ファンは「あ! チョロQだ!」と思うこと請け合い。 --車の操作感もほぼチョロQである。グリップ感などは変わっているようだが、あちらとほぼ同様の動かしやすい造り。 --元がチョロQなので、見た目が普通の車の割にはやたらと軽快でゲーム的な動きをする。 --メーターの形状及び効果音もチョロQ。タカラ(チョロQの販売元)から怒られなかったか心配になるレベル。 **評価点 -レースゲーム自体はしっかりとしたものが可能 --『チョロQ』という実績・下地が存在するため、低価格作品だからといってレース自体が覚束ないということは全くない。 --レース場も近景にはレース本部や林、遠景にはビルが見えたり、トンネルに入ったりと普通に手は入っている。グラフィック的にPSの廉価ゲーとしては十分及第点。 -説明書より詳しいガイド機能 --説明書が紙1枚なのに対して、ゲーム中のガイドではアクセルのやり方からドリフトテクニックまで詳しく解説されている。 --レース前のメニュー項目ですぐ確認できるのも利点。 **問題点 -内容が薄い --CPU3台とプレイヤー1台の計4台でのレースであり、他のレースゲームに比べると賑わいがない。 --コースが3種類しかない。内1つはゲームを進めることで解禁されるのですぐに遊べるのは実質2コース。 ---3コース目は別のコースのミラーコースなのであまり新鮮味がない。 -レースモードしかない --コース練習やタイムアタック機能は存在しない。 **総評 SIMPLEシリーズには過去のリソースを流用することでコストを抑えている例もしばしば見られるが、本作は初期の代表的な例とも言える。~ 単体で見た場合、ゲームとして駄目な点は特にないが、SIMPLEシリーズということを考えてもボリューム不足なのは否めない。~ まだSIMPLEシリーズがボードゲーム以外に対して手探り状態であったことを物語っているとも言える。 **余談 -メニュー画面にて○×△□の4つのボタンを同時押しすると隠し要素が全部解放される。 -本作には2種類のパッケージが存在し、車のハンドルが描かれたものと、走っている車が描かれたものがある。 --元々SIMPLEシリーズはカルチュア・パブリッシャーズ(D3パブリッシャーの独立元)と株式会社サクセスとの共同企画であったという経緯があり、発売当初はこの2社の連名でクレジットされていた。 --そのため他の初期SIMPLEシリーズにもバージョン違いはあるのだが、パッケージ表面のデザインが異なるのは本作だけ。 --後期版でパッケージに採用されなくなった「車のハンドル」の画像は、ゲーム中のタイトル画面で既に使われている。 -このゲームの2つ目のコースである「ロングコース」(及び、3つ目のミラーコース)は、ニューヨークを舞台にしたコースだと思われる。 --コースの背景には、今はなきワールドトレードセンターのツインタワーが見える。

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