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*マリオパーティ6 【まりおぱーてぃしっくす】 |ジャンル|パーティゲーム|&amazon(B00068WKJA)| |対応機種|ニンテンドーゲームキューブ|~| |メディア|専用8cm光ディスク 1枚|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|ハドソン&br;シーエイプロダクション|~| |発売日|2004年12月6日|~| |定価|5,524円(税別)|~| |プレイ人数|1~4人|~| |周辺機器|ゲームキューブマイク対応|~| |セーブデータ|3個(5ブロック使用)|~| |レーティング|CERO:全年齢対象|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|特徴的な6つのマップ&br;マイクは微妙|~| |>|>|CENTER:''[[マリオシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 マリオパーティシリーズ6作目。~ 『[[4>マリオパーティ4]]』『[[5>マリオパーティ5]]』に続きゲームキューブで発売された。 ゲームキューブマイクに対応した初のゲームである。~ ソフトに同梱されているマイクを、メモリーカードスロットBに挿して使用。ボタンを押しながら声を入れることで認識される。 **ストーリー -マリオ達が暮らす世界の空で輝く太陽のソルル、月のルルナ。2人が交代で空に輝く事により昼と夜の時間が決まっていた。ある日ソルルがルルナに「キミとオレ、どっちがすごいかな?」の発言が原因で2人は大喧嘩。2人は交代を嫌がり昼と夜が一度に来てしまい、マリオ達は大騒ぎ。そこでマリオはスターの力を借りて仲直りさせようと考え、マリオパーティで遊びスターを集める事になった。はたして2人は仲直り出来るのだろうか。 **特徴 -今作は6種類のマップが用意されている。前作と異なり、マップごとに出現するカプセルが決まっている。 #region(マップ一覧とルール。) -アスレチックツリー:20コインでスター交換という基本的なルールで初心者向けのマップ。 -トラップファクトリー:アスレチックツリーと同様のルールだが、カプセルの種類が一番多いマップ。カプセルの使い道が勝利の鍵となるだろう。 --?マスでオヤ・マー博士にカプセルを仕掛けてもらったり、カプセルを別の物に変換したり、夜はコインに変えて貰うことも出来る。 -フォーチュンタウン:スターの位置が固定されており、大量のコインさえあれば最大一気に5個手に入れる事が出来る。 --昼は20コイン固定、夜になる度ルーレットで必要なコイン数が5,10,30,40で変わる。 ---コインを稼げたりスターを増やせるイベントが多いので他のマップよりギャンブル性が高い。 -バトルマウンテン:予め全員スターを5個所持しており、それをワンワンハウスのワンワンに乗ってスターを奪い合う少々変わったルール。 --ワンワンは4箇所に存在しており昼は20コインでサイコロ1個、夜は10コイン1個、20コイン2個、30コイン3個でサイコロの数値分だけ乗せて貰い、通過したプレイヤーからスターを奪える。カプセルの「ホネ」を持っていると一度だけ奪われずに済む。 ---夜になると分岐点にフリーザーがあり通ることが出来なくなるので、夜の方が逆転率は高い。 -ワンダーアイランド:ゴール地点にあるドンキーの船を目指しスターを20コインで交換してもらうルール。 --分岐点は近道か遠回り位でほぼ一本道でゴール地点に辿り着くとスタート地点に戻る。 --誰かがゴール地点に辿り着くか、?マスを踏むと、ドンキー船とクッパ船が入れ替わる。 ---クッパ船に辿り着いてしまうと20コインまたは1スターをズターと交換させられてしまう。 --簡単に言えば初代マリオパーティの「マリオのレインボーキャッスル」と似たような物。 -チェイスキャッスル:マップ上にいるドンキーを目指し、20コインでスターを交換してもらうルール。このマップはスターバンクでスター100個で交換する事で遊べるようになる。 --4つのエリアを昼は時計回り、夜は逆周りに進む。夜はドンキーとクッパが入れ替わる。 --毎回ターンの終わりにドンキー(夜はクッパ)がプレイヤー同様サイコロで移動する。この場合でもプレイヤーとすれ違うとスターを交換してもらえる。 ---ドンキーがバナナを食べる、クッパが火を噴くとサイコロを2個振る。 #endregion -3ターン経過で昼と夜で交互に変化し、その変化の度にイベントを起こす今作だけの要素がある。 --マップのルートが変わったり、?マスのイベント内容が変わる等。昼ではドンキーマスだったマスが、夜ではクッパマスになる。 -ボーナススターで実質ミニゲームスターとあまり変わらなかったコインスターが削除され、カプセルを一番多く使った者に与えられるカプセルスターが登場。 -新たにキノピコが隠しキャラとしてプレイアブル化。 --スターバンクでスター30個と交換で使えるようになる。 -一部のミニゲームは昼と夜でルールが変わるのもがある。 --例として「パタパタジャンプ」では昼はパタパタに乗り継いでいきながら一番高く昇った者の勝ちだが、夜では200Mの高さからパタパタを避けながら一番早く地上に下りた者が勝ち。 --「ゴロゴロカミナリ!」は昼は1人側が3人側を攻撃するのだが、夜は3人側が1人側を攻撃するものに変化。 夜では1人側が明らかに不利となっている。 --登場するキャラクターが変わるミニゲームや、空が暗くなるだけのミニゲームが多くを占めるが、それでも違った雰囲気を楽しむことができる。もちろんミニゲームモードでは遊びたい方を気軽に選択可能。 --昼もしくは夜でしか出現しないミニゲームも存在する。デュエルミニゲームの大半は夜限定のミニゲームである。 -ミニゲームを集める「シングルモード」の登場。 --一本道の小さなマップでゴールを目指し、見事ゴールするとレアミニゲームを獲得。 --ミニゲームマスではカテゴリに応じたミニゲームが始まる。勝利するとミニゲームを獲得出来る。このモードではミニクッパRBGが相手となる。 ---まだ獲得していないミニゲームが優先に出るようになっている。 ---ゴールを過ぎてしまうとゲームオーバーとなり、獲得した物は全て没収される。 --カプセルはぴったりキノコとのろいキノコのみ。 --クリアや途中でギブアップするか一定のターン数経過でプレイ内容に応じてボーナスが貰え、20コインでスター1個獲得出来スターバンクに溜まる。 -ミニゲームモードの新しいルールに「きのぼりビンゴ」「れんしょうロード」が登場。 --「きのぼりビンゴ」は4人用ミニゲームをプレイし勝ったプレイヤーは5×5のビンゴマスの好きなマスを選ぶ事が出来る。選んだマスの数値が他のプレイヤーもあった場合は同時埋められる。 ---これを繰り返し先に最初に指定したライン(1~5本)を揃えたプレイヤーが勝ち --「れんしょうロード」はひたすらミニゲームをプレイし何連勝出来るか競う一人用モード。[[初代>マリオパーティ]]の「ミニゲームアイランド」や[[2>マリオパーティ2]]の「ミニゲームコースター」を彷彿とさせるモード。スターバンクでスター50個交換で遊べるようになる。 ---一度でも負けるか引き分けになったらそこでゲームオーバー。バトル、2VS2、マイク、ボーナスミニゲーム、運要素があるミニゲーム((具体的には「クリボーほかくさくせん」「ちがってアップ」「うんめいのロープ」「えらんでオバケのき」の4つが該当。))は一切出て来ない。はずなのだが……。(後述参照) -COMの演出が簡略化された --[[前作>マリオパーティ5]]までは、パーティモードなどでCOMの演出があったためテンポが悪かったが、今作から簡略化されスムーズにプレイできる。 ---例として、カプセルショップの演出が「ショップに入る→減ったコインの表示→カプセル獲得→ショップから出る」と言った感じに簡略化される。 -新しい収集要素 --今作には過去の作品にあったストーリーモードが存在しておらず、「スターバンク」という溜めたスターで隠し要素を解禁するモードでゲームを進めて行く。スターはパーティモードやシングルモードで獲得できる。 ---前作まではストーリーモードをクリアすることで獲得できる要素が大半を占めており、手間や時間がかかるものが多かった。 ---特に『3』~『5』までは、ストーリーモードの最高難易度をクリアしないと選べないCOMの強さ「つよい+」がスターバンクとの交換で簡単に使用できるようになった。 --次回作以降でも、何かしらのモードで獲得したポイントで交換できる要素が続役している。 -マイクメインの「マイクモード」もある。 --2~4人用の「マイクでクイズ」、一人用の「マイクでゴーゴー」、マイクを使った「マイクでミニゲーム」の3種類。 -カプセルの仕様が前作から変わった。 --前作ではカプセルを使用するにはコインが必要だったが、今作は店で買ったりカプセルマスで拾ったり出来る。 ---使用するとコインが数枚入っている事がある。自分に使うもの、マスに仕掛け止まった時、通過した時、持っているだけで効果がある物にそれぞれ分かれた。カプセルの色はそれぞれ緑、黄色、赤、水色で区別されている。 ---自分が仕掛けたマスは使用キャラのマスになり、自分が止まると5コイン貰えるようになった。これによって自分の仕掛けたカプセルで自爆する事が無くなった。 ---通過するタイプの物はキャラのマークが浮かび上がり、仕掛けたキャラ以外の誰かが通過すると効果を発揮する。これは他のカプセルによる上書きする事は出来ず、自分が止まっても5コイン貰えずもとのマスの効果が出る。また効果は一度だけ。 --これらの仕様変更により新規のカプセルや一部のカプセルの効果が前作から変わった、削除された物がある。 --かなり使いやすくなったが、自分が今いるマスには仕掛けられなくなった。 ---上述したようにコインを得られる可能性がある・設置系を進路に投げることで5コインを狙える・ボーナススターに「カプセルスター」がある等のメリットがあるため、ゲーム終了までに所持カプセルを使い切るのがセオリーである。 #region(カプセル一覧) -新規のカプセル --メタルキノコ:使用したターンの間ライバルが仕掛けたキャラマークを通過する時に無効化出来る。ただし止まった時に発動するタイプのカプセルは喰らってしまう。 --ぴったりキノコ:サイコロの流れが1から順にゆっくりになる。出したい数字の一つ手前で叩くと狙った数字が出せる。ショップでの値段も安くカプセルマスでも普通に拾えるため非常に強力。 --ビリキュー:通過しようとしたキャラのコインを、そのマスから1マス進むごとに5コイン失う。サイコロで10を出し次のマスにこれがあると計50コイン失うことになる。 --ドッスン:通過しようとしたキャラを強制的にその場で止める。 --テレよけライト:持っていると一度だけ赤テレサによる被害を回避出来る。アイテムとしては『4』からの復活である。 ---ワンワンカプセルと同様、自分のターンで任意で捨てることができる。 -変更のあったカプセル --キノコ系、キラー、ハナチャン、ドカンは全て自分に使うものに分類され、仕掛ける必要が無くなった。 --クリボー:ルーレットで選んだ相手とコイン交換→止まった相手からルーレットでコインを奪う。 --トゲゾー:ルーレットで選んだ相手の10コインを奪う→止まった相手の10コインを奪う。 --ジャンゴ:ルーレットで選んだ相手の所に連れて行ってもらえる→止まった相手をスタート位置に戻す。 --カメック:全員の持っているカプセルをシャッフル→止まった相手のキャラマス、キャラマークを仕掛けた者のマスに変える --コカメック:ルーレットで選んだ相手のカプセル全て交換→止まった相手のカプセルを1つ奪う。 --パックン:止まった者のコインが半減→止まった相手のコインを半分を奪う。 --バブル:カプセルを全て燃やされ強制10マス進む→通過した相手の10コイン減らす。 --パタパタ:相手全員のコインをルーレットで出た数値の分減らす→通過した相手を仕掛けた者と場所を入れ替える。 --ボムへい:通過する度カウントが減り0になると爆発しそのマスに止まっているキャラ全員20コイン減らす→通過しようとした者の進める数を半分減らす。 --つむじくん:スターの位置を変える→通過しようとした相手をランダムでどこかのマスに飛ばす。 --のろいキノコ:サイコロの数値が1~5になる→数値が1~3になり「シングルモード」のみ登場になった。 -削除されたカプセル --ハンマーブロス、ノコノコバンク、ウッキー、ジュゲム、けっとう、ワンワン、クッパ、チャンス、ミラクルの9個。 #endregion **評価点 -ボードゲームとしての完成度が高い --純粋にスターを追いかけるマップだけでなく、1ターンで複数枚スターを獲得できるマップもあり、マップごとに違った戦略が求められる。 ---昼・夜でガラリと変わるマップの変化もコインやカプセルの使いどころの駆け引きを面白くしている。 --カプセルによる駆け引きが熱い。他人のマスへの上書きを狙って温存しておく、スターが近いがコインが足りない時にコイン入りを狙ってカプセルを使用するなどの戦略が取れる。 ---ミニゲームが下手だと勝ちにくいのはシリーズの共通点だが、順位が低いほど良いカプセルを入手しやすい救済処置があり、一発逆転のミラクルマス等もある。 --ミニゲームも単独でタイムアタックを楽しめるアクションゲームや、(パーティゲームとしては)操作が複雑で技術反映しやすいバギー系統など充実している。 -収集要素により、一人用モードやマイクモードもモチベーションが沸きやすい。 --主にスターをつぎ込むことになる「ミラクルブック」は、Aボタンを押すと飛び出す絵本のように風景が入れ替わる。子供向けと言えばそれまでだが見ていて楽しいものではある。 --全てのミラクルブックのページを解放することで「あとがき」が閲覧可能になる。実質的なエンディングであり、ソルルとルルナの喧嘩の結末を見届ける事が出来る。 **賛否両論点 -やり込み要素「れんしょうロード」の難易度が高すぎる。 --ただしクリアしなければ解禁されない要素が存在する訳ではない。 #region(詳細) --最大100連勝が可能であり、連勝ごとに見られる道のグラフィックは''ほぼ使い回しが存在しない''。10ワールドごとに背景が大きく変わり、BGMもかなり用意されている。 --そうした作り込みも相まって、是非ともカンストまで行こうという気が起きる雰囲気が生み出されている。だが、先に進もうと思うと''絶望的な難易度を誇る''。『2』のミニゲームコースターが霞むレベル。 --相手COMは連勝を重ねるほどに強くなり、普通に負けてもダメなのに加え、''引き分けになっても負け扱いされる。''そのため後半になってくると異常に難易度が跳ね上がり、ゴールに到達するのは''まず実機で可能なのかも疑わしい''。 ---具体的に言うと、本作にそれなりに慣れたプレイヤーでも数十連勝がやっとであり、ゲーム選択画面の背景に使われている、一見ありふれた雰囲気の場所に到達しようと思うだけでも、''「ミニゲームコースター」の「むずかしい」を難なくクリアできるプレイヤーがコントローラを投げたくなる程理不尽な難易度''である。 --サウンドテストでは、このモードで聴ける全てのBGMを聴くことが可能。しかしこれらを実際のプレイで聴けるプレイヤーはおそらくほとんど存在しない。 ---難易度の具体性を改めて表現するならば、まず''サウンドテストを開くまで、音楽が変わる事を知らないプレイヤーが大半である''。第二のBGMを聞くことができたなら、それなりの実力を誇って良いと思われる。 --にもかかわらず、バランス調整での見落としがいくつか見られる。 ---「スペースパイロット!」など、相手が死ぬまで生き残るタイプのゲームは''プレイヤーがどう頑張っても引き分けになる場合がある''。対戦相手に干渉する手段は無いため、完全に運。 //-にげろ!ゴロゴロいわ…後ろから転がってくる岩につぶされないようにゴールまで行く4人用ミニゲーム。ミニゲーム全体のプレイ時間が長い上に、最後まで逃げ切らないと勝ちにならない。 //むしろ、運要素ゼロでパターンに嵌められるので楽な部類ですよ。コンピュータの強さも影響しないですし。 //-オバケのきはしっている…振動か「!」マークを頼りにダイヤを探すデュエルミニゲーム。つよい+相当のCOMは数秒で的確に場所を解く。 //編成の都合上、難しいゲームが一つだけになったのでひとまずCO。個人的に雪合戦やシャッターも入れたい。 --また運が絡むミニゲームは基本的に除外されているが、何故か「うみのおたからをひきあげろ」((サルベージ付きの船でステージを移動し振動か「!」マークで海の宝を引き上げて多くポイントを獲得した者が勝ちというミニゲーム。通常の宝箱以外に3ポイントの金の宝箱、外れのボム兵があるが引き上げるまでは何か判らない為、はっきり言って殆ど運ゲーである。))だけ除外されていない。これが来たら、金の宝が引けるようただ祈るしか無い。 ---これとは別に、実際に弾かれた「クリボーほかくさくせん」は運以外の駆け引きも多分に含まれており、また同系統のゲーム「シャッターチャンス!」は普通に出現することから、スタッフが除外するゲームを間違えた可能性あり。 --多くのミニゲームを解禁していれば有利というわけではなく、楽に勝てるミニゲームだけを選ばれるようにすれば簡単に勝ち進めてしまう。一応遊ぶための条件としては、一部ミニゲームを除いた「4にんよう」「1VS3」「デュエル」のミニゲームを各1種類以上見つけていれば、その時点でプレイ可能となる。 ---ただしミニゲームはパーティモードでは集めず、他のミニゲームを解禁させないようにシングルモードで回収する必要があるため、それなりに面倒ではある。また、解禁の為に必要なスターを集める作業をマイクモードで行う必要もあるため、時間も必要。 ---一度出たミニゲームは他のミニゲームを全てクリアしないと再度出現しない仕組みになっている。最低限の数のミニゲームで挑む場合は、同じミニゲームを何度もプレイする羽目になってしまうため、段々と飽きが出てきてしまう((全てのミニゲームを解禁していれば100連勝までに2~3回同じミニゲームをやる程度だが、各1種類ずつだけの場合は最低でも33回同じミニゲームをプレイすることになる))。 --以上のように難易度の高さを書き連ねて来たが、本モードの名目は「どこまで連勝できるか挑む」という事であるため、必ずしもカンストまで向かう必要はない。(隠し要素の類も存在しない)。むしろ際限の無いやりごたえを楽しめるモードでもあるので、本作を遊び尽くしてしまったプレイヤーにとっては一番遊ぶことになるかもしれないモードであろう。 ---上記のミニゲームコースターのように、クリアすることで解禁できる要素があるわけでもないため、完全にやり込み用のモードとして独立している。 #endregion **問題点 -肝心のマイクは認識が悪い --言った言葉と違う反応を示すことがたまにある。 ---「マイクでクイズ」では、言った言葉の確認をさせられるのでテンポが悪い。 ---ただしマイクミニゲームを一切使わないルールや、ゲームキューブコントローラで操作するモードにもできる。強制はされないのが幸い。 ---通常のコントローラで代用することも可能、ただし隠し操作が使えないという欠点がある。 ---説明書によると女性や子供の声は認識しづらい場合があるらしい。幅広い層向けのパーティゲームなのにそれはいかがなものだろうか。 --マイクミニゲームはフリーモードとは別々のモードなので若干面倒。 -コンピュータのカプセルの扱いが下手 --前作と同じく、一部のステージには持っているだけで効果のある「テレよけライトカプセル」が登場するが、COMがこれを捨てることが多い。 ---イベントなどで奪われる可能性はあるが、基本的には所持が無難であり、ほとんど自滅行為である。 --最終ターンまでにカプセルを使い切らないことがある。設置系を進路に投げるなどのメリットしかない状況でも、温存したまま死蔵させる。 -隠し操作の大半はゲーム内で集めたスターを使って購入しないと使えない。 --隠し操作1つにつき10スターで購入できるが合計7つもあり、全解禁するのであれば70スター必要である。 --前作まで標準装備であった「おじゃまボイス」もスターバンクによる解禁が必要となった。しかも、キャラごとに分かれており解禁するのも一苦労。 ---ただし、パーティモードで全プレイヤーに5スターずつ支給されるバトルマウンテンを10ターン設定でプレイする、好タイムを出すと多くのスターがもらえる「マイクでゴーゴー」など、短時間で集められる方法は存在している。 -パーティモードのセーブ方式が常に「ターンの終了毎にセーブ」に固定になった。 --前作までは、セーブ方式が「毎ターン終了時」「このターン終了時」「セーブしない」の3タイプが選べたが、今作では「毎ターン終了時」に固定となった。 --そのため、中断しているデータがある場合、セーブしないでプレイし中断データを残すという遊び方が出来なくなってしまった。 ---この仕様は次回作以降でも引き継がれている。 **総評 前作のカプセルの仕様変更によりボードの戦略性がアップ。マップ毎のルールにより今までとは違った遊びが楽しめる作品と言える。~ CMなどで推されていたマイクは微妙な要素だが、これ抜きでも充分に楽しめる。 **余談 -ゲームキューブマイクに関して --メモリーカードのスロットBに指して使用するため、Wiiでも使用可能。この仕様のため、スロットBでメモリーカードを指してもデータを読み書きを行えなくなった。 --次回作の『[[マリオパーティ7]]』でも採用され、『[[ちびロボ!]]』『伝説のクイズ王決定戦』『[[大玉]]』でも使用可能。これら全てのソフトに同梱する形で販売されたので、これらのソフトを複数購入するとマイクが余る。 -上述のストーリーを見れば分かる通り、クッパの登場するマリオシリーズとしては珍しくクッパが悪役として干渉していない。 --そのためか次回作『[[7>マリオパーティ7]]』ではクッパが前面に出るシナリオとなっており、存在感をこれでもかと言わんばかりに発揮している。 -シリーズのミニゲームを収録した『[[マリオパーティ100 ミニゲームコレクション]]』には本作のミニゲームが9種類収録されている。昼夜で背景が変わるミニゲームも収録されているが、いずれも昼仕様のみの収録となっている。 -据置機のマリオパーティ12作目であるNintendo Switchソフト『[[マリオパーティ スーパースターズ]]』には、本作のミニゲームが12種類収録されている。
*マリオパーティ6 【まりおぱーてぃしっくす】 |ジャンル|パーティゲーム|&amazon(B00068WKJA)| |対応機種|ニンテンドーゲームキューブ|~| |メディア|専用8cm光ディスク 1枚|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|ハドソン&br;シーエイプロダクション|~| |発売日|2004年12月6日|~| |定価|5,524円(税別)|~| |プレイ人数|1~4人|~| |周辺機器|ゲームキューブマイク対応|~| |セーブデータ|3個(5ブロック使用)|~| |レーティング|CERO:全年齢対象|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|特徴的な6つのマップ&br;マイクは微妙|~| |>|>|CENTER:''[[マリオシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 マリオパーティシリーズ6作目。~ 『[[4>マリオパーティ4]]』『[[5>マリオパーティ5]]』に続きゲームキューブで発売された。 ゲームキューブマイクに対応した初のゲームである。~ ソフトに同梱されているマイクを、メモリーカードスロットBに挿して使用。ボタンを押しながら声を入れることで認識される。 **ストーリー -マリオ達が暮らす世界の空で輝く太陽のソルル、月のルルナ。2人が交代で空に輝く事により昼と夜の時間が決まっていた。ある日ソルルがルルナに「キミとオレ、どっちがすごいかな?」の発言が原因で2人は大喧嘩。2人は交代を嫌がり昼と夜が一度に来てしまい、マリオ達は大騒ぎ。そこでマリオはスターの力を借りて仲直りさせようと考え、マリオパーティで遊びスターを集める事になった。はたして2人は仲直り出来るのだろうか。 **特徴 -今作は6種類のマップが用意されている。前作と異なり、マップごとに出現するカプセルが決まっている。 #region(マップ一覧とルール。) -アスレチックツリー:20コインでスター交換という基本的なルールで初心者向けのマップ。 -トラップファクトリー:アスレチックツリーと同様のルールだが、カプセルの種類が一番多いマップ。カプセルの使い道が勝利の鍵となるだろう。 --?マスでオヤ・マー博士にカプセルを仕掛けてもらったり、カプセルを別の物に変換したり、夜はコインに変えて貰うことも出来る。 -フォーチュンタウン:スターの位置が固定されており、大量のコインさえあれば最大一気に5個手に入れる事が出来る。 --昼は20コイン固定、夜になる度ルーレットで必要なコイン数が5,10,30,40で変わる。 ---コインを稼げたりスターを増やせるイベントが多いので他のマップよりギャンブル性が高い。 -バトルマウンテン:予め全員スターを5個所持しており、それをワンワンハウスのワンワンに乗ってスターを奪い合う少々変わったルール。 --ワンワンは4箇所に存在しており昼は20コインでサイコロ1個、夜は10コイン1個、20コイン2個、30コイン3個でサイコロの数値分だけ乗せて貰い、通過したプレイヤーからスターを奪える。カプセルの「ホネ」を持っていると一度だけ奪われずに済む。 ---夜になると分岐点にフリーザーがあり通ることが出来なくなるので、夜の方が逆転率は高い。 -ワンダーアイランド:ゴール地点にあるドンキーの船を目指しスターを20コインで交換してもらうルール。 --分岐点は近道か遠回り位でほぼ一本道でゴール地点に辿り着くとスタート地点に戻る。 --誰かがゴール地点に辿り着くか、?マスを踏むと、ドンキー船とクッパ船が入れ替わる。 ---クッパ船に辿り着いてしまうと20コインまたは1スターをズターと交換させられてしまう。 --簡単に言えば初代マリオパーティの「マリオのレインボーキャッスル」と似たような物。 -チェイスキャッスル:マップ上にいるドンキーを目指し、20コインでスターを交換してもらうルール。このマップはスターバンクでスター100個で交換する事で遊べるようになる。 --4つのエリアを昼は時計回り、夜は逆周りに進む。夜はドンキーとクッパが入れ替わる。 --毎回ターンの終わりにドンキー(夜はクッパ)がプレイヤー同様サイコロで移動する。この場合でもプレイヤーとすれ違うとスターを交換してもらえる。 ---ドンキーがバナナを食べる、クッパが火を噴くとサイコロを2個振る。 #endregion -3ターン経過で昼と夜で交互に変化し、その変化の度にイベントを起こす今作だけの要素がある。 --マップのルートが変わったり、?マスのイベント内容が変わる等。昼ではドンキーマスだったマスが、夜ではクッパマスになる。 -ボーナススターで実質ミニゲームスターとあまり変わらなかったコインスターが削除され、カプセルを一番多く使った者に与えられるカプセルスターが登場。 -新たにキノピコが隠しキャラとしてプレイアブル化。 --スターバンクでスター30個と交換で使えるようになる。 -一部のミニゲームは昼と夜でルールが変わるのもがある。 --例として「パタパタジャンプ」では昼はパタパタに乗り継いでいきながら一番高く昇った者の勝ちだが、夜では200Mの高さからパタパタを避けながら一番早く地上に下りた者が勝ち。 --「ゴロゴロカミナリ!」は昼は1人側が3人側を攻撃するのだが、夜は3人側が1人側を攻撃するものに変化。 夜では1人側が明らかに不利となっている。 --登場するキャラクターが変わるミニゲームや、空が暗くなるだけのミニゲームが多くを占めるが、それでも違った雰囲気を楽しむことができる。もちろんミニゲームモードでは遊びたい方を気軽に選択可能。 --昼もしくは夜でしか出現しないミニゲームも存在する。デュエルミニゲームの大半は夜限定のミニゲームである。 -ミニゲームを集める「シングルモード」の登場。 --一本道の小さなマップでゴールを目指し、見事ゴールするとレアミニゲームを獲得。 --ミニゲームマスではカテゴリに応じたミニゲームが始まる。勝利するとミニゲームを獲得出来る。このモードではミニクッパRBGが相手となる。 ---まだ獲得していないミニゲームが優先に出るようになっている。 ---ゴールを過ぎてしまうとゲームオーバーとなり、獲得した物は全て没収される。 --カプセルはぴったりキノコとのろいキノコのみ。 --クリアや途中でギブアップするか一定のターン数経過でプレイ内容に応じてボーナスが貰え、20コインでスター1個獲得出来スターバンクに溜まる。 -ミニゲームモードの新しいルールに「きのぼりビンゴ」「れんしょうロード」が登場。 --「きのぼりビンゴ」は4人用ミニゲームをプレイし勝ったプレイヤーは5×5のビンゴマスの好きなマスを選ぶ事が出来る。選んだマスの数値が他のプレイヤーもあった場合は同時埋められる。 ---これを繰り返し先に最初に指定したライン(1~5本)を揃えたプレイヤーが勝ち --「れんしょうロード」はひたすらミニゲームをプレイし何連勝出来るか競う一人用モード。[[初代>マリオパーティ]]の「ミニゲームアイランド」や[[2>マリオパーティ2]]の「ミニゲームコースター」を彷彿とさせるモード。スターバンクでスター50個交換で遊べるようになる。 ---一度でも負けるか引き分けになったらそこでゲームオーバー。バトル、2VS2、マイク、ボーナスミニゲーム、運要素があるミニゲーム((具体的には「クリボーほかくさくせん」「ちがってアップ」「うんめいのロープ」「えらんでオバケのき」の4つが該当。))は一切出て来ない。はずなのだが……。(後述参照) -COMの演出が簡略化された --[[前作>マリオパーティ5]]までは、パーティモードなどでCOMの演出があったためテンポが悪かったが、今作から簡略化されスムーズにプレイできる。 ---例として、カプセルショップの演出が「ショップに入る→減ったコインの表示→カプセル獲得→ショップから出る」と言った感じに簡略化される。 -新しい収集要素 --今作には過去の作品にあったストーリーモードが存在しておらず、「スターバンク」という溜めたスターで隠し要素を解禁するモードでゲームを進めて行く。スターはパーティモードやシングルモードで獲得できる。 ---前作まではストーリーモードをクリアすることで獲得できる要素が大半を占めており、手間や時間がかかるものが多かった。 ---特に『3』~『5』までは、ストーリーモードの最高難易度をクリアしないと選べないCOMの強さ「つよい+」がスターバンクとの交換で簡単に使用できるようになった。 --次回作以降でも、何かしらのモードで獲得したポイントで交換できる要素が続役している。 -マイクメインの「マイクモード」もある。 --2~4人用の「マイクでクイズ」、一人用の「マイクでゴーゴー」、マイクを使った「マイクでミニゲーム」の3種類。 -カプセルの仕様が前作から変わった。 --前作ではカプセルを使用するにはコインが必要だったが、今作は店で買ったりカプセルマスで拾ったり出来る。 ---使用するとコインが数枚入っている事がある。自分に使うもの、マスに仕掛け止まった時、通過した時、持っているだけで効果がある物にそれぞれ分かれた。カプセルの色はそれぞれ緑、黄色、赤、水色で区別されている。 ---自分が仕掛けたマスは使用キャラのマスになり、自分が止まると5コイン貰えるようになった。これによって自分の仕掛けたカプセルで自爆する事が無くなった。 ---通過するタイプの物はキャラのマークが浮かび上がり、仕掛けたキャラ以外の誰かが通過すると効果を発揮する。これは他のカプセルによる上書きする事は出来ず、自分が止まっても5コイン貰えずもとのマスの効果が出る。また効果は一度だけ。 --これらの仕様変更により新規のカプセルや一部のカプセルの効果が前作から変わった、削除された物がある。 --かなり使いやすくなったが、自分が今いるマスには仕掛けられなくなった。 ---上述したようにコインを得られる可能性がある・設置系を進路に投げることで5コインを狙える・ボーナススターに「カプセルスター」がある等のメリットがあるため、ゲーム終了までに所持カプセルを使い切るのがセオリーである。 #region(カプセル一覧) -新規のカプセル --メタルキノコ:使用したターンの間ライバルが仕掛けたキャラマークを通過する時に無効化出来る。ただし止まった時に発動するタイプのカプセルは喰らってしまう。 --ぴったりキノコ:サイコロの流れが1から順にゆっくりになる。出したい数字の一つ手前で叩くと狙った数字が出せる。ショップでの値段も安くカプセルマスでも普通に拾えるため非常に強力。 --ビリキュー:通過しようとしたキャラのコインを、そのマスから1マス進むごとに5コイン失う。サイコロで10を出し次のマスにこれがあると計50コイン失うことになる。 --ドッスン:通過しようとしたキャラを強制的にその場で止める。 --テレよけライト:持っていると一度だけ赤テレサによる被害を回避出来る。アイテムとしては『4』からの復活である。 ---ワンワンカプセルと同様、自分のターンで任意で捨てることができる。 -変更のあったカプセル --キノコ系、キラー、ハナチャン、ドカンは全て自分に使うものに分類され、仕掛ける必要が無くなった。 --クリボー:ルーレットで選んだ相手とコイン交換→止まった相手からルーレットでコインを奪う。 --トゲゾー:ルーレットで選んだ相手の10コインを奪う→止まった相手の10コインを奪う。 --ジャンゴ:ルーレットで選んだ相手の所に連れて行ってもらえる→止まった相手をスタート位置に戻す。 --カメック:全員の持っているカプセルをシャッフル→止まった相手のキャラマス、キャラマークを仕掛けた者のマスに変える --コカメック:ルーレットで選んだ相手のカプセル全て交換→止まった相手のカプセルを1つ奪う。 --パックン:止まった者のコインが半減→止まった相手のコインを半分を奪う。 --バブル:カプセルを全て燃やされ強制10マス進む→通過した相手の10コイン減らす。 --パタパタ:相手全員のコインをルーレットで出た数値の分減らす→通過した相手を仕掛けた者と場所を入れ替える。 --ボムへい:通過する度カウントが減り0になると爆発しそのマスに止まっているキャラ全員20コイン減らす→通過しようとした者の進める数を半分減らす。 --つむじくん:スターの位置を変える→通過しようとした相手をランダムでどこかのマスに飛ばす。 --のろいキノコ:サイコロの数値が1~5になる→数値が1~3になり「シングルモード」のみ登場になった。 -削除されたカプセル --ハンマーブロス、ノコノコバンク、ウッキー、ジュゲム、けっとう、ワンワン、クッパ、チャンス、ミラクルの9個。 #endregion **評価点 -ボードゲームとしての完成度が高い --純粋にスターを追いかけるマップだけでなく、1ターンで複数枚スターを獲得できるマップもあり、マップごとに違った戦略が求められる。 ---昼・夜でガラリと変わるマップの変化もコインやカプセルの使いどころの駆け引きを面白くしている。 --カプセルによる駆け引きが熱い。他人のマスへの上書きを狙って温存しておく、スターが近いがコインが足りない時にコイン入りを狙ってカプセルを使用するなどの戦略が取れる。 ---ミニゲームが下手だと勝ちにくいのはシリーズの共通点だが、順位が低いほど良いカプセルを入手しやすい救済処置があり、一発逆転のミラクルマス等もある。 --ミニゲームも単独でタイムアタックを楽しめるアクションゲームや、(パーティゲームとしては)操作が複雑で技術反映しやすいバギー系統など充実している。 -収集要素により、一人用モードやマイクモードもモチベーションが沸きやすい。 --主にスターをつぎ込むことになる「ミラクルブック」は、Aボタンを押すと飛び出す絵本のように風景が入れ替わる。子供向けと言えばそれまでだが見ていて楽しいものではある。 --全てのミラクルブックのページを解放することで「あとがき」が閲覧可能になる。実質的なエンディングであり、ソルルとルルナの喧嘩の結末を見届ける事が出来る。 **賛否両論点 -やり込み要素「れんしょうロード」の難易度が高すぎる。 --ただしクリアしなければ解禁されない要素が存在する訳ではない。 #region(詳細) --最大100連勝が可能であり、連勝ごとに見られる道のグラフィックは''ほぼ使い回しが存在しない''。10ワールドごとに背景が大きく変わり、BGMもかなり用意されている。 --そうした作り込みも相まって、是非ともカンストまで行こうという気が起きる雰囲気が生み出されている。だが、先に進もうと思うと''絶望的な難易度を誇る''。『2』のミニゲームコースターが霞むレベル。 --相手COMは連勝を重ねるほどに強くなり、普通に負けてもダメなのに加え、''引き分けになっても負け扱いされる。''そのため後半になってくると異常に難易度が跳ね上がり、ゴールに到達するのは''まず実機で可能なのかも疑わしい''。 ---具体的に言うと、本作にそれなりに慣れたプレイヤーでも数十連勝がやっとであり、ゲーム選択画面の背景に使われている、一見ありふれた雰囲気の場所に到達しようと思うだけでも、''「ミニゲームコースター」の「むずかしい」を難なくクリアできるプレイヤーがコントローラを投げたくなる程理不尽な難易度''である。 --サウンドテストでは、このモードで聴ける全てのBGMを聴くことが可能。しかしこれらを実際のプレイで聴けるプレイヤーはおそらくほとんど存在しない。 ---難易度の具体性を改めて表現するならば、まず''サウンドテストを開くまで、音楽が変わる事を知らないプレイヤーが大半である''。第二のBGMを聞くことができたなら、それなりの実力を誇って良いと思われる。 --にもかかわらず、バランス調整での見落としがいくつか見られる。 ---「スペースパイロット!」など、相手が死ぬまで生き残るタイプのゲームは''プレイヤーがどう頑張っても引き分けになる場合がある''。対戦相手に干渉する手段は無いため、完全に運。 //-にげろ!ゴロゴロいわ…後ろから転がってくる岩につぶされないようにゴールまで行く4人用ミニゲーム。ミニゲーム全体のプレイ時間が長い上に、最後まで逃げ切らないと勝ちにならない。 //むしろ、運要素ゼロでパターンに嵌められるので楽な部類ですよ。コンピュータの強さも影響しないですし。 //-オバケのきはしっている…振動か「!」マークを頼りにダイヤを探すデュエルミニゲーム。つよい+相当のCOMは数秒で的確に場所を解く。 //編成の都合上、難しいゲームが一つだけになったのでひとまずCO。個人的に雪合戦やシャッターも入れたい。 --また運が絡むミニゲームは基本的に除外されているが、何故か「うみのおたからをひきあげろ」((サルベージ付きの船でステージを移動し振動か「!」マークで海の宝を引き上げて多くポイントを獲得した者が勝ちというミニゲーム。通常の宝箱以外に3ポイントの金の宝箱、外れのボム兵があるが引き上げるまでは何か判らない為、はっきり言って殆ど運ゲーである。))だけ除外されていない。これが来たら、金の宝が引けるようただ祈るしか無い。 ---これとは別に、実際に弾かれた「クリボーほかくさくせん」は運以外の駆け引きも多分に含まれており、また同系統のゲーム「シャッターチャンス!」は普通に出現することから、スタッフが除外するゲームを間違えた可能性あり。 --多くのミニゲームを解禁していれば有利というわけではなく、楽に勝てるミニゲームだけを選ばれるようにすれば簡単に勝ち進めてしまう。一応遊ぶための条件としては、一部ミニゲームを除いた「4にんよう」「1VS3」「デュエル」のミニゲームを各1種類以上見つけていれば、その時点でプレイ可能となる。 ---ただしミニゲームはパーティモードでは集めず、他のミニゲームを解禁させないようにシングルモードで回収する必要があるため、それなりに面倒ではある。また、解禁の為に必要なスターを集める作業をマイクモードで行う必要もあるため、時間も必要。 ---一度出たミニゲームは他のミニゲームを全てクリアしないと再度出現しない仕組みになっている。最低限の数のミニゲームで挑む場合は、同じミニゲームを何度もプレイする羽目になってしまうため、段々と飽きが出てきてしまう((全てのミニゲームを解禁していれば100連勝までに2~3回同じミニゲームをやる程度だが、各1種類ずつだけの場合は最低でも33回同じミニゲームをプレイすることになる))。 --以上のように難易度の高さを書き連ねて来たが、本モードの名目は「どこまで連勝できるか挑む」という事であるため、必ずしもカンストまで向かう必要はない。(隠し要素の類も存在しない)。むしろ際限の無いやりごたえを楽しめるモードでもあるので、本作を遊び尽くしてしまったプレイヤーにとっては一番遊ぶことになるかもしれないモードであろう。 ---上記のミニゲームコースターのように、クリアすることで解禁できる要素があるわけでもないため、完全にやり込み用のモードとして独立している。 #endregion **問題点 -肝心のマイクは認識が悪い --言った言葉と違う反応を示すことがたまにある。 ---「マイクでクイズ」では、言った言葉の確認をさせられるのでテンポが悪い。 ---ただしマイクミニゲームを一切使わないルールや、ゲームキューブコントローラで操作するモードにもできる。強制はされないのが幸い。 ---通常のコントローラで代用することも可能、ただし隠し操作が使えないという欠点がある。 ---説明書によると女性や子供の声は認識しづらい場合があるらしい。幅広い層向けのパーティゲームなのにそれはいかがなものだろうか。 --マイクミニゲームはフリーモードとは別々のモードなので若干面倒。 -コンピュータのカプセルの扱いが下手 --前作と同じく、一部のステージには持っているだけで効果のある「テレよけライトカプセル」が登場するが、COMがこれを捨てることが多い。 ---イベントなどで奪われる可能性はあるが、基本的には所持が無難であり、ほとんど自滅行為である。 --最終ターンまでにカプセルを使い切らないことがある。設置系を進路に投げるなどのメリットしかない状況でも、温存したまま死蔵させる。 -隠し操作の大半はゲーム内で集めたスターを使って購入しないと使えない。 --隠し操作1つにつき10スターで購入できるが合計7つもあり、全解禁するのであれば70スター必要である。 --前作まで標準装備であった「おじゃまボイス」もスターバンクによる解禁が必要となった。しかも、キャラごとに分かれており解禁するのも一苦労。 ---ただし、パーティモードで全プレイヤーに5スターずつ支給されるバトルマウンテンを10ターン設定でプレイする、好タイムを出すと多くのスターがもらえる「マイクでゴーゴー」など、短時間で集められる方法は存在している。 -パーティモードのセーブ方式が常に「ターンの終了毎にセーブ」に固定になった。 --前作までは、セーブ方式が「毎ターン終了時」「このターン終了時」「セーブしない」の3タイプが選べたが、今作では「毎ターン終了時」に固定となった。 --そのため、中断しているデータがある場合、セーブしないでプレイし中断データを残すという遊び方が出来なくなってしまった。 ---この仕様は次回作以降でも引き継がれている。 **総評 前作のカプセルの仕様変更によりボードの戦略性がアップ。マップ毎のルールにより今までとは違った遊びが楽しめる作品と言える。~ CMなどで推されていたマイクは微妙な要素だが、これ抜きでも充分に楽しめる。 **余談 -ゲームキューブマイクに関して --メモリーカードのスロットBに指して使用するため、Wiiでも使用可能。この仕様のため、スロットBでメモリーカードを指してもデータを読み書きを行えなくなった。 --次回作の『[[マリオパーティ7]]』でも採用され、『[[ちびロボ!]]』『伝説のクイズ王決定戦』『[[大玉]]』でも使用可能。これら全てのソフトに同梱する形で販売されたので、これらのソフトを複数購入するとマイクが余る。 -上述のストーリーを見れば分かる通り、クッパの登場するマリオシリーズとしては珍しくクッパが悪役として干渉していない。 --そのためか次回作『[[7>マリオパーティ7]]』ではクッパが前面に出るシナリオとなっており、存在感をこれでもかと言わんばかりに発揮している。 -シリーズのミニゲームを収録した『[[マリオパーティ100 ミニゲームコレクション]]』には本作のミニゲームが9種類収録されている。昼夜で背景が変わるミニゲームも収録されているが、いずれも昼仕様のみの収録となっている。 -据置機のマリオパーティ12作目であるNintendo Switchソフト『[[マリオパーティ スーパースターズ]]』には、本作のミニゲームが12種類収録されている。

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