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*Castlevania & Contra
【きゃっするばにあ あんど こんとら】
|ジャンル|アクションゲーム(オムニバス)|#amazon(B00006969T)|
|対応機種|Windows|~|
|メディア|CD-ROM 1枚|~|
|発売元|コナミ|~|
|発売日|2002年|~|
|備考|''日本未発売''|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|>|>|CENTER:''[[悪魔城ドラキュラシリーズ]]''|
|>|>|CENTER:''[[魂斗羅シリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
コナミが誇る傑作アクションシリーズ『悪魔城ドラキュラ』と『魂斗羅』。~
我が国日本ではゲームを遊ばない一般層にはあまり知られていないが、アメリカではどういうわけか『[[スーパーマリオブラザーズ]]』や『[[ドラゴンクエスト]]』のように誰もが知る人気シリーズとなった。~
そんな二大シリーズに属する作品5本をWindowsパソコン用に収録したのが、本作である。
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**特徴
-本作は、かつてファミコン用に発売された以下の5作品が収録されており、Windowsで自由に遊ぶことができる。ゲームの内容については5作品それぞれの記事を参照のこと。
+[[悪魔城ドラキュラ]]
+[[ドラキュラII 呪いの封印]]
+[[悪魔城伝説]]
+[[魂斗羅>魂斗羅 (FC)]]
+[[スーパー魂斗羅>スーパー魂斗羅 (FC)]]
-ただし、本作はアメリカのゲームであるため、必然的にこの5作品は米国版となっており、内容の一部に日本版との相違が見られる。
-ゲームの流れとしては、まず選択画面から好きなゲームを選び、起動する。
-ゲームの途中、いつでもメニューを開くことができる。そしてそのメニューでは、ゲームのリセットや選択画面の参照、どこでもセーブ・ロードが可能。
-コントローラはキーボードでもUSBゲームパッドでも、好きなものが使える。
--また、『魂斗羅』と『スーパー魂斗羅』は、USBゲームパッドを2個用意すれば2人同時プレイが可能。
----
**評価点
//-まず第一に''『魂斗羅』が遊べる。''
//--なぜこれが評価点かと言うと、実はFC版『魂斗羅』は、本作の発売時点では本作含め''たった2回しか復刻されていなかった。''
//---おまけにもう一方の復刻である『魂斗羅デュアルスピリッツ』は1人プレイ専用。故に本作は''「現代のハードでFC版『魂斗羅』を二人プレイできる唯一の手段」''と言っても過言ではない。
//↑「デュアルスピリッツ」は2008年発売なので、上記内容は事実に即していない。
//加えて、2002年当時はWiiすら発売されておらず当然VCになどによる配信もなかったので、復刻(移植)の少なさで言えば『スーパー魂斗羅』も似たりよったりであると感じる。
-NES(ファミコン)で発売されたコナミの名作が、WindowsPCで楽しめること。
--バーチャルコンソールなどの配信がなかった時代に、実機が無くともドラキュラシリーズと魂斗羅シリーズをPC上で楽しめるのが大きなポイント。
---特に『魂斗羅』『スーパー魂斗羅』の2作品では、実機同様の2人同時プレイも楽しむことができる。
-クイックセーブのセーブデータが10枠と多い。
--後のWiiUや3DSのバーチャルコンソールが1枠であるのと比べるとその差は歴然。そのため「もし『悪魔城伝説』でこのルートを取っていれば…」というifの選択肢が見やすくなった。
-本作のエミュレータ部分は出来がよい。
--本作は5作品すべてエミュレータを用いているのだが、しっかりした出来なのでグラフィックや音楽の再現度は完璧。思う存分職人芸のドット絵とコナミサウンドを楽しめる。
-ドラキュラ・魂斗羅両シリーズの歴史を自らの手で実際に触れて辿れること。
--また、本作はアメリカのゲームでありながら''日本語版Windowsにもインストール可能''なので、シリーズ初心者にも安心して勧められる。
----
**問題点
-本作に収録されている5作品はいずれも米国版。そのため、『スーパー魂斗羅』を除く全ての作品で、日本版より劣る部分がいくつか見受けられる。
--『悪魔城ドラキュラ』は、日本のディスクシステム版にあったセーブ及び、同じくROM版にあった難易度変更もできない。
--『ドラキュラII 呪いの封印』はパスワード制になった他、音楽が内蔵音源になった。
---とはいえ、この内蔵音源の音楽もなかなかおつなアレンジだったりする。
--『悪魔城伝説』も同じく音楽が内蔵音源になった上、ネタバレのため詳しくは語らないが''難易度がべらぼうに高くなった。''
--『魂斗羅』は背景アニメーションが削除された上、ステージクリアの漢の一枚絵がなくなって寂しい印象を受ける。
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**総評
コナミが世に誇る傑作アクションシリーズの歴史を辿れる、お得な内容の一本。~
海外版ゆえの問題点も多少あるが、日本のPCでも遊べるため『漢のアクションゲーム』を多く求めるPCゲーマーにも満を持しておすすめできる一本と言えよう。
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**余談
-本作の没データとして、どういうわけか『ファイナルコマンド赤い要塞』の米国版のデータが入っている。
-発売からかなりの年月が経過しており、現在は入手自体が困難となっている。
--なお、2019年5月と6月にはPS4/Switch/XboxOne/Windows(Steam)で『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』((Steamの販売ページでは『Castlevania Anniversary Collection』のタイトルで配信))と『魂斗羅 アニバーサリーコレクション』((Steamの販売ページでは『Contra Anniversary Collection』のタイトルで配信))がそれぞれDL配信されており、それらを購入することで本作収録の5作品は確実に網羅できる。したがって、単純にプレイ目的ならばこちらの2本を選ぶのがベストであろう。
-2020年9月25日にGoG.comにてDL配信が開始された。だが、日本からは購入不可どころか購入ページのアクセス自体も不可となっている。
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**プレイ動画
#region(動画)
&youtube(http://youtu.be/yhRZDsd-5Bo){425,350}
#endregion
*Castlevania & Contra
【きゃっするばにあ あんど こんとら】
|ジャンル|アクションゲーム(オムニバス)|#amazon(B00006969T)|
|対応機種|Windows|~|
|メディア|CD-ROM 1枚|~|
|発売元|コナミ|~|
|発売日|2002年|~|
|備考|''日本未発売''|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|>|>|CENTER:''[[悪魔城ドラキュラシリーズ]]''|
|>|>|CENTER:''[[魂斗羅シリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
コナミが誇る傑作アクションシリーズ『悪魔城ドラキュラ』と『魂斗羅』。~
我が国日本ではゲームを遊ばない一般層にはあまり知られていないが、アメリカではどういうわけか『[[スーパーマリオブラザーズ]]』や『[[ドラゴンクエスト]]』のように誰もが知る人気シリーズとなった。~
そんな二大シリーズに属する作品5本をWindowsパソコン用に収録したのが、本作である。
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**特徴
-本作は、かつてファミコン用に発売された以下の5作品が収録されており、Windowsで自由に遊ぶことができる。ゲームの内容については5作品それぞれの記事を参照のこと。
+[[悪魔城ドラキュラ]]
+[[ドラキュラII 呪いの封印]]
+[[悪魔城伝説]]
+[[魂斗羅>魂斗羅 (FC)]]
+[[スーパー魂斗羅>スーパー魂斗羅 (FC)]]
-ただし、本作はアメリカのゲームであるため、必然的にこの5作品は米国版となっており、内容の一部に日本版との相違が見られる。
-ゲームの流れとしては、まず選択画面から好きなゲームを選び、起動する。
-ゲームの途中、いつでもメニューを開くことができる。そしてそのメニューでは、ゲームのリセットや選択画面の参照、どこでもセーブ・ロードが可能。
-コントローラはキーボードでもUSBゲームパッドでも、好きなものが使える。
--また、『魂斗羅』と『スーパー魂斗羅』は、USBゲームパッドを2個用意すれば2人同時プレイが可能。
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**評価点
//-まず第一に''『魂斗羅』が遊べる。''
//--なぜこれが評価点かと言うと、実はFC版『魂斗羅』は、本作の発売時点では本作含め''たった2回しか復刻されていなかった。''
//---おまけにもう一方の復刻である『魂斗羅デュアルスピリッツ』は1人プレイ専用。故に本作は''「現代のハードでFC版『魂斗羅』を二人プレイできる唯一の手段」''と言っても過言ではない。
//↑「デュアルスピリッツ」は2008年発売なので、上記内容は事実に即していない。
//加えて、2002年当時はWiiすら発売されておらず当然VCになどによる配信もなかったので、復刻(移植)の少なさで言えば『スーパー魂斗羅』も似たりよったりであると感じる。
-NES(ファミコン)で発売されたコナミの名作が、WindowsPCで楽しめること。
--バーチャルコンソールなどの配信がなかった時代に、実機が無くともドラキュラシリーズと魂斗羅シリーズをPC上で楽しめるのが大きなポイント。
---特に『魂斗羅』『スーパー魂斗羅』の2作品では、実機同様の2人同時プレイも楽しむことができる。
-クイックセーブのセーブデータが10枠と多い。
--後のWiiUや3DSのバーチャルコンソールが1枠であるのと比べるとその差は歴然。そのため「もし『悪魔城伝説』でこのルートを取っていれば…」というifの選択肢が見やすくなった。
-本作のエミュレータ部分は出来がよい。
--本作は5作品すべてエミュレータを用いているのだが、しっかりした出来なのでグラフィックや音楽の再現度は完璧。思う存分職人芸のドット絵とコナミサウンドを楽しめる。
-ドラキュラ・魂斗羅両シリーズの歴史を自らの手で実際に触れて辿れること。
--また、本作はアメリカのゲームでありながら''日本語版Windowsにもインストール可能''なので、シリーズ初心者にも安心して勧められる。
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**問題点
-本作に収録されている5作品はいずれも米国版。そのため、『スーパー魂斗羅』を除く全ての作品で、日本版より劣る部分がいくつか見受けられる。
--『悪魔城ドラキュラ』は、日本のディスクシステム版にあったセーブ及び、同じくROM版にあった難易度変更もできない。
--『ドラキュラII 呪いの封印』はパスワード制になった他、音楽が内蔵音源になった。
---とはいえ、この内蔵音源の音楽もなかなかおつなアレンジだったりする。
--『悪魔城伝説』も同じく音楽が内蔵音源になった上、ネタバレのため詳しくは語らないが''難易度がべらぼうに高くなった。''
--『魂斗羅』は背景アニメーションが削除された上、ステージクリアの漢の一枚絵がなくなって寂しい印象を受ける。
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**総評
コナミが世に誇る傑作アクションシリーズの歴史を辿れる、お得な内容の一本。~
海外版ゆえの問題点も多少あるが、日本のPCでも遊べるため『漢のアクションゲーム』を多く求めるPCゲーマーにも満を持しておすすめできる一本と言えよう。
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**余談
-本作の没データとして、どういうわけか『[[ファイナルコマンド 赤い要塞>特殊部隊 ジャッカル#id_3f5b3c50]]』の米国版のデータが入っている。
-発売からかなりの年月が経過しており、現在は入手自体が困難となっている。
--なお、2019年5月と6月にはPS4/Switch/XboxOne/Windows(Steam)で『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』((Steamの販売ページでは『Castlevania Anniversary Collection』のタイトルで配信))と『魂斗羅 アニバーサリーコレクション』((Steamの販売ページでは『Contra Anniversary Collection』のタイトルで配信))がそれぞれDL配信されており、それらを購入することで本作収録の5作品は確実に網羅できる。したがって、単純にプレイ目的ならばこちらの2本を選ぶのがベストであろう。
-2020年9月25日にGoG.comにてDL配信が開始された。だが、日本からは購入不可どころか購入ページのアクセス自体も不可となっている。
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**プレイ動画
#region(動画)
&youtube(http://youtu.be/yhRZDsd-5Bo){425,350}
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