「HOLY BREAKER! -THE WITCH BETRAYED BLUE MOON WICCA.-」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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*HOLY BREAKER! -THE WITCH BETRAYED BLUE MOON WICCA.-
【ほーりーぶれいかー ざ うぃっち びとれいあるど ぶるー むーん うぃっか】
|ジャンル|ビジュアルノベル|&image(http://www.suruga-ya.jp/database/pics/game/186044720.jpg,height=160)|&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/51k4HzNqNeL.jpg,height=160)|
|対応機種|Windows XP~8|~|~|
|発売・開発元|H.I design office|~|~|
|発売日|コミケ先行販売版:2014年12月28日&br一般販売版:2015年2月27日|~|~|
|定価|3,000円(税込)|~|~|
|レーティング|15歳以上推奨|~|~|
|判定|なし|~|~|
|>|>|>|CENTER:''[[Key関連作品リンク>Key作品]]''|
#contents(fromhere)
**概要
株式会社ビジュアルアーツのブランド「Key」の原画家として有名な樋上いたる氏と~
『[[智代アフター>智代アフター ~It's a Wonderful Life~]]』や『[[リトルバスターズ!]]』で一部シナリオを担当した樫田レオ氏とどんまる氏作曲のBGMによるビジュアルノベル。~
この作品は「HINOUE ITARU design office」の作品だが、Key公式サイトで宣伝などはされている。~
~
内容は日本神話の一部の影響が色濃い中二病的な世界観で、ヒロインと関わりながらも特殊な武器・霊力・体術を駆使する文字通りのバトルを繰り広げるというもの。~
ロープライスの作品で内容量もそれ相応である上、打ち切り的な終わり方をしているが雑な作りの作品という訳でもないので評価は難しい。
----
**あらすじ
#blockquote(){
世界は、武器によって創られた。~
~
国造りの神話、王の証………様々な伝承に謳われる、十の武器。~
その全てを手に入れたものは、~
あらゆるものを破壊する力を手にするという。~
~
ふたつの月が浮かぶとき、伝説が現実となり、~
武器に秘められた力が覚醒する。~
今、そのふたつの月の下で、~
漆黒の魔女と、純白の退魔師が対峙している。~
その戦いを目撃した和泉九十九は、~
やがて2人の背負った宿命に巻き込まれていくことに。
}
(公式サイトより引用)
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**キャラクター
#region(close,クリックで開閉)
-和泉九十九
--本作の主人公で作中で唯一人、一般人に近い考えをしているがとある事情から一般人とは言えない。
--基本的な行動は熱血系の主人公のそれと言って良いが知恵は働く方で、戦闘では基本的に理詰めで動く。
-天舞ミナセ
--本作のヒロインで「ミナセは、~~。」と言った感じの独特の口調で話すことが多い。
--九十九が出会った当初は十干(じっかん)の武器を所持していること以外は謎に包まれているが、次第に生活や境遇などが判明していく。
-安倍晴歌
--神道関連のキャラでやはり十干の武器を所持している。
---比較的限定的(暴力的)な能力ばかり描かれている中で、十干の武器や神道由来の術で敵を害するだけでなく、多数の一般人の記憶を改竄したりなど強大且つ柔軟な能力の持ち主であることが描かれている。
--ある理由からミナセとは終始敵対しているが、常に深謀を張り巡らしているのでストレートに敵対行動を取る場合もあれば対話したりもする。
---その一方で性格は冷静沈着な上に冷酷非道で、海勝の様に暴力を好む訳では無いようだがエゲつない行動も躊躇無く行う。
---九十九に対しては興味深いと思っており特別な敵意はない様子だが、立場や性格などから決して味方でもない。逆にその行動やある事情から九十九からは目の敵にされる。
-斐太海勝
--十干の武器を所持しており、それを使って九十九の前に立ちふさがる男。
---晴歌とは幼馴染の関係だが、こちらは仏教関連の一族。(ただし、基本的には十干の武器頼り)
--丁寧な口調を崩さず多少は利口な様子も見受けられるのだが、非常に短気な上に暴力に酔いしれているので頭の悪さばかりが印象に残る。
#endregion
----
**評価点
-若干世界観の風呂敷を広げすぎている感もあるが、ボリュームの割には設定などを練りこみつつも必要な展開も十分詰まっている。
-最後の方で急展開が発生するが、それによって九十九やミナセの色々な謎(全てではない)が判明する構成で展開の繋ぎ方も含めて上手く出来ている。
-楽曲数はOPとEDに歌が入りつつ11曲。BGMもそれぞれ展開に合わせたものが作られており、数こそ少ないが価格を考えると非常に努力している。
--また、同梱特典で歌を含むオリジナルサウンドトラックがついているのも評価点。
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**賛否両論点
-世界観がコテコテの中二病的な現代+ファンタジー物なので好き嫌いが分かれやすい。
--更にミナセが口調や詠唱で同じ台詞や似た台詞を繰り返すので少々だれる。
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**問題点
-内容量が少ない
--同価格帯の作品と比較するとこの量はおかしくないが、決して多い方ではない。
--当然ミドルプライスやフルプライスの作品と比べると、テキストもCGも価格に比べて少ない。
-打ち切りエンド
--ちゃんと一区切りついたところで本作は終わるのだが、大きな謎や問題はそのまま残されている。
---続編が発売されたため全体としてどうなるかは分からないものの、概要に書いた通り本作単独で見た場合は評価が難しい。
-ミナセの声
--設定的に声優の演技や口調は妥当だが、ミナセは終始抑揚を抑えて喋っているので棒読みっぽく聴こえても仕方ない。
--更にアクションシーンでも抑揚を抑えているので評価が悪くなりやすく、盛り上がりに欠けてしまっている。
-演出
--CG数が少なく、同じCGを使いまわしたり同じエフェクトを短時間に多用しすぎている場面が有ある。おかしな演出ではないが少々手抜きに感じる部分がある。
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**総評
樋上いたる氏が関わっているということでロープライスの割には注目された作品。~
ただし、価格帯とKey作品ではないことから注目度とは裏腹にそこまで期待度も高くはなかった作品とも言える。~
クソゲーではないものの突出したところもなく、良い所も悪い所もある、ロープライスの作品としては比較的普通の作品と言えるだろう。~
現状はいずれかの製作スタッフのファン向けのニッチな作品と言えるので、製作スタッフのことをよく知らないのなら別作品をプレイする方が無難だろう。
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**続編
2015年12月29日にコミケで『HOLY BREAKER!2 -THE WITCH BETRAYED BLUE MOON WICCA.-』が3,000円で発売。本作が同梱されている。~
2016年1月29日に一般販売。
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**余談
-H.I design officeとはVAによる樋上いたる氏へのデザインやイラストに関する仕事依頼を募集するという冒険的な試みだが、本作は開発元の名義から依頼というよりはプロモーションや依頼外の仕事の様なものと推測される。
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*HOLY BREAKER! -THE WITCH BETRAYED BLUE MOON WICCA.-
【ほーりーぶれいかー ざ うぃっち びとれいあるど ぶるー むーん うぃっか】
|ジャンル|ビジュアルノベル|&image(http://www.suruga-ya.jp/database/pics/game/186044720.jpg,height=160)|&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/51k4HzNqNeL.jpg,height=160)|
|対応機種|Windows XP~8|~|~|
|発売・開発元|H.I design office|~|~|
|発売日|コミケ先行販売版:2014年12月28日&br一般販売版:2015年2月27日|~|~|
|定価|3,000円(税込)|~|~|
|レーティング|15歳以上推奨|~|~|
|判定|なし|~|~|
|>|>|>|CENTER:''[[Key関連作品リンク>Key作品]]''|
#contents(fromhere)
**概要
株式会社ビジュアルアーツのブランド「Key」の原画家として有名な樋上いたる氏と~
『[[智代アフター>智代アフター ~It's a Wonderful Life~]]』や『[[リトルバスターズ!]]』で一部シナリオを担当した樫田レオ氏とどんまる氏作曲のBGMによるビジュアルノベル。~
この作品は「HINOUE ITARU design office」の作品だが、Key公式サイトで宣伝などはされている。~
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内容は日本神話の一部の影響が色濃い中二病的な世界観で、ヒロインと関わりながらも特殊な武器・霊力・体術を駆使する文字通りのバトルを繰り広げるというもの。~
ロープライスの作品で内容量もそれ相応である上、打ち切り的な終わり方をしているが雑な作りの作品という訳でもないので評価は難しい。
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**あらすじ
#blockquote(){
世界は、武器によって創られた。~
~
国造りの神話、王の証………様々な伝承に謳われる、十の武器。~
その全てを手に入れたものは、~
あらゆるものを破壊する力を手にするという。~
~
ふたつの月が浮かぶとき、伝説が現実となり、~
武器に秘められた力が覚醒する。~
今、そのふたつの月の下で、~
漆黒の魔女と、純白の退魔師が対峙している。~
その戦いを目撃した和泉九十九は、~
やがて2人の背負った宿命に巻き込まれていくことに。
}
([[公式サイト>http://itaru-designoffice.product.co.jp/holy_breaker_1/story.html]]より引用)
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**キャラクター
#region(close,クリックで開閉)
-和泉九十九
--本作の主人公で作中で唯一人、一般人に近い考えをしているがとある事情から一般人とは言えない。
--基本的な行動は熱血系の主人公のそれと言って良いが知恵は働く方で、戦闘では基本的に理詰めで動く。
-天舞ミナセ
--本作のヒロインで「ミナセは、~~。」と言った感じの独特の口調で話すことが多い。
--九十九が出会った当初は十干(じっかん)の武器を所持していること以外は謎に包まれているが、次第に生活や境遇などが判明していく。
-安倍晴歌
--神道関連のキャラでやはり十干の武器を所持している。
---比較的限定的(暴力的)な能力ばかり描かれている中で、十干の武器や神道由来の術で敵を害するだけでなく、多数の一般人の記憶を改竄したりなど強大且つ柔軟な能力の持ち主であることが描かれている。
--ある理由からミナセとは終始敵対しているが、常に深謀を張り巡らしているのでストレートに敵対行動を取る場合もあれば対話したりもする。
---その一方で性格は冷静沈着な上に冷酷非道で、海勝の様に暴力を好む訳では無いようだがエゲつない行動も躊躇無く行う。
---九十九に対しては興味深いと思っており特別な敵意はない様子だが、立場や性格などから決して味方でもない。逆にその行動やある事情から九十九からは目の敵にされる。
-斐太海勝
--十干の武器を所持しており、それを使って九十九の前に立ちふさがる男。
---晴歌とは幼馴染の関係だが、こちらは仏教関連の一族。(ただし、基本的には十干の武器頼り)
--丁寧な口調を崩さず多少は利口な様子も見受けられるのだが、非常に短気な上に暴力に酔いしれているので頭の悪さばかりが印象に残る。
#endregion
----
**評価点
-若干世界観の風呂敷を広げすぎている感もあるが、ボリュームの割には設定などを練りこみつつも必要な展開も十分詰まっている。
-最後の方で急展開が発生するが、それによって九十九やミナセの色々な謎(全てではない)が判明する構成で展開の繋ぎ方も含めて上手く出来ている。
-楽曲数はOPとEDに歌が入りつつ11曲。BGMもそれぞれ展開に合わせたものが作られており、数こそ少ないが価格を考えると非常に努力している。
--また、同梱特典で歌を含むオリジナルサウンドトラックがついているのも評価点。
----
**賛否両論点
-世界観がコテコテの中二病的な現代+ファンタジー物なので好き嫌いが分かれやすい。
--更にミナセが口調や詠唱で同じ台詞や似た台詞を繰り返すので少々だれる。
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**問題点
-内容量が少ない
--同価格帯の作品と比較するとこの量はおかしくないが、決して多い方ではない。
--当然ミドルプライスやフルプライスの作品と比べると、テキストもCGも価格に比べて少ない。
-打ち切りエンド
--ちゃんと一区切りついたところで本作は終わるのだが、大きな謎や問題はそのまま残されている。
---続編が発売されたため全体としてどうなるかは分からないものの、概要に書いた通り本作単独で見た場合は評価が難しい。
-ミナセの声
--設定的に声優の演技や口調は妥当だが、ミナセは終始抑揚を抑えて喋っているので棒読みっぽく聴こえても仕方ない。
--更にアクションシーンでも抑揚を抑えているので評価が悪くなりやすく、盛り上がりに欠けてしまっている。
-演出
--CG数が少なく、同じCGを使いまわしたり同じエフェクトを短時間に多用しすぎている場面が有ある。おかしな演出ではないが少々手抜きに感じる部分がある。
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**総評
樋上いたる氏が関わっているということでロープライスの割には注目された作品。~
ただし、価格帯とKey作品ではないことから注目度とは裏腹にそこまで期待度も高くはなかった作品とも言える。~
クソゲーではないものの突出したところもなく、良い所も悪い所もある、ロープライスの作品としては比較的普通の作品と言えるだろう。~
現状はいずれかの製作スタッフのファン向けのニッチな作品と言えるので、製作スタッフのことをよく知らないのなら別作品をプレイする方が無難だろう。
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**続編
2015年12月29日にコミケで『HOLY BREAKER!2 -THE WITCH BETRAYED BLUE MOON WICCA.-』が3,000円で発売。本作が同梱されている。~
2016年1月29日に一般販売。
----
**余談
-H.I design officeとはVAによる樋上いたる氏へのデザインやイラストに関する仕事依頼を募集するという冒険的な試みだが、本作は開発元の名義から依頼というよりはプロモーションや依頼外の仕事の様なものと推測される。
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