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''このページはVer.1.5.7を基準にしています。''~ ''頻繁にアップデートが行われるため、必ずしも本記事の内容が最新の内容に対応しているとは限りません。'' ---- *ポケとる 【ぽけとる】 |ジャンル|パズル|CENTER:&image(https://www.nintendo.co.jp/3ds/dl/krxa/files/img/index/title/soft_detail/ico_pokemon.png)&image(https://www.nintendo.co.jp/3ds/dl/krxa/files/img/index/title/img_3ds.png,height=160)| |対応機種|ニンテンドー3DS&br;(ニンテンドー3DSダウンロードソフト)|~| |メディア|ダウンロード専売ソフト|~| |発売元|ポケモン|~| |販売元|任天堂|~| |開発元|ジニアス・ソノリティ|~| |発売日|2015年2月18日|~| |定価|基本無料|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)&br;ESRB:E(6歳以上対象)((「軽いファンタジー的な暴力表現」「際どいユーモア」要素の表記あり。)) |~| |備考|課金上限は1ヶ月/10000円|~| |判定|なし|~| |ポイント|ポケモンシリーズ初の基本無料+アイテム課金方式&br;序盤は気軽に遊べる3マッチパズル&br;中盤以降はアイテム使用前提の高難易度|~| |>|>|CENTER:''[[ポケットモンスターシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 『[[ポケモントローゼ]]』『ポケモンバトルトローゼ』の流れをくむポケモンのパズルゲーム。開発は前2作と同様ジニアス・ソノリティ。~ 基本的には『バトルトローゼ』のシステムを元にしているが、下記の通り相違点も多い。~ ポケモンシリーズとしては初めての基本無料アイテム課金制のゲーム((他の3DSの無料ソフトは『ポケモン立体図鑑BW』『とうぞくと1000びきのポケモン』もあるが、いずれも期間限定配信であった。))として話題となった。 定期的にアップデートが行われており、期間限定イベントやランキングステージが随時追加されている。 ---- **システム -基本ルール --ポケモンの丸いアイコン同士の場所を入れ替えて、同じポケモンが縦か横に3つ以上並べて消す、というオーソドックスな3マッチパズルである。 --ステージ開始時に自分の持っているポケモンを4匹(ステージによっては3匹)選び、そのポケモン達がアイコンとなってステージに登場する。 --ポケモンを消すことで、ステージごとに登場する相手のポケモンに攻撃を行うことができる。相手ポケモンのHPを0にして倒すとステージクリア。 ---この辺は『[[パズドラ>パズドラZ]]』と似たシステムである。 --ステージクリア後には「ゲットチャンス」となり、一定の確率で倒したポケモンをゲットし、他のステージで使うことができる。 ---少ない手数で倒すほど、捕獲率は上がる。 -サービス開始時は『X・Y』までのポケモンが登場したが、2017年3月のアップデート以降は『サン・ムーン』のポケモンも追加されている。 -様々なモード --通常の「メインステージ」は手数制で、ステージごとに決められた回数以内に相手を倒すとクリアできる。 ---ポケモンは3つ以上揃えられる場所にしか動かすことは出来ない。また制限時間もないので、じっくり考えて最善の一手を打つプレイとなる。 --他には「エキストラステージ」として、制限時間制で、ステージごとに決められた時間以内に相手を倒すとクリアできるステージもある。 ---こちらは時間内であれば動かす数は無制限で、ポケモンが消えない場所にも動かすことができる。手数制と異なりアクションがとても高いプレイになる。 ---従来のトローゼシリーズに近いシステムはこちらの方。 --「イベントステージ」は期間限定でプレイできるステージ。 ---「ランキングステージ」ではスコア上位を達成すると貴重なアイテムを入手できる。 --後に以下のモードも追加された。 ---「ポケロード」:ライフ(後述)を3つ消費し、最初に決めたポケモンだけで連続でステージを攻略し、どれだけクリアできるか挑戦する。 ---「ミッションカード」:お題に沿った方法で指定のステージをクリアし、達成度合いによってアイテムなどが貰える。 -ポケモン --捕獲したポケモンはサポートポケモンとして使うことができる。 ---各ポケモンは攻撃力と異なった能力を持っており、対応するポケモンを消すと効果を発揮し、一度に消す数が多いほど発動確率が上がる。また「4つのちから」「バリアけし」など、条件が揃えば必ず発生するものもある。 --攻撃力はレベルアップすることで上昇していき、最大20~25上げられる。レベルアップするにはサポートメンバーに入れて経験値を稼ぐ必要がある。 ---レベルは10(ゲーム中の表記上はMAX)でカンストするが、Ver.1.3から登場したアイテム「マックスレベルアップ」を使用することでレベル11以上に上げられる。これにより、レベル10の状態から見て攻撃力を10~60底上げが可能。ポケモンによって使用回数が異なり、大半のポケモンは5回までだが一部のポケモンは20回まで拡張できる。 --サポートは最大4匹まで連れて行けるが、ステージによっては連れて行ける数が制限されている場合もある。 ---パズルエリアに登場するのは、このサポートにセットしたポケモンと後述のオジャマポケモンのみ。空きがある場合はステージに応じた弱いポケモンが自動配置される。 --また、メガシンカできるポケモンを沢山消し、ゲージが溜まるとメガシンカできる。メガシンカしたポケモンは、揃えると強力な効果を発揮して攻撃できる。 ---メガシンカに必要なメガストーンは特定のステージをクリアしたり、イベントでランキング上位に入ると手に入れることができる。 ---メガシンカ出来るのはサポートで先頭(一番左)にセットしたポケモンのみ。 --相手ポケモンは一定ターンが経過すると様々な「オジャマ」で妨害してくる。対応する能力を発動させたり、メガシンカ中のポケモンの能力で消せる。 |岩|茶色の動かせない障害物。接触する部分で連鎖するか「いわをけす」を発動させると消える。| |ブロック|鉄色の動かせない障害物。5ターン経過するか「ブロックくずし」などを発動させると消える。| |バリア|ポケモンや障害物を固定する。落ちてこなくなるので上部にあると厄介。&br()バリア内のポケモンと連鎖する((その場合「バリアを解除する」挙動のため、メガシンカのための消したポケモンの数のカウントが進まない))か「バリアけし」などを発動させると消える。| |雲|ポケモンを隠して見えなくする。時間制限のあるエクストラステージでは厄介だが、メインではポケモンの位置を把握する余裕があるので実質無意味。&br()「くもばらい」などを発動させると消える。| |コイン|唯一の恩恵があるオジャマ。3つ消しで100、4つ消しで300、5つ消しで500、6つ消しで700コインがステージクリア時に追加で手に入る。&br()主にニャースステージ(メイン・イベント問わず)で見られる。| --また、自陣にオジャマのポケモンが1~2匹追加されることがある。連鎖がしづらくなり厄介。ボスステージ・EXステージ・進化系のステージでよく見られる。 ---「パズルポケモン-1」を購入するか「ふりはらう」などを発動させると優先的に消える。 ---オジャマのポケモンをあらかじめサポートにセットすることで回避できる((オジャマアクションで変化させてくる場合は特に有効))場合もあるが、基本的には別種のポケモンに入れ替わる。 -ライフ制 --いわゆるスタミナ制が採用されている。一つのステージをプレイする度にライフが減っていき、0になるとステージを遊ぶことができなくなる。 --30分経過すると1つ回復し、最大5まで自然回復する。すれちがい通信や後述のホウセキで一気に獲得することも可能。 --「ポケロード」や特定のイベントステージは2以上のライフが必要となる場合がある。 --また、イベントステージ内にはライフを消費しないステージやコインを消費するステージも存在する。 ---特にボーナスステージに関してはライフを消費せずに挑める仕様に変更となった。 -基本無料、ホウセキによるアイテム課金制 --基本的にゲームは無料で遊べるが、ニンテンドーeショップの残高を利用することでホウセキを購入できる。ホウセキは1つ100円だが、一度に沢山のまとめ買いするとその分安く購入できる。 ---毎月の購入上限が設定され、毎月10000円までのホウセキが購入可能。ソーシャルゲームでありがちなクレジットカードの使い込み問題の防止が講じられている。 --ホウセキはライフやコインに交換したり、ゲームオーバー時のコンティニューを行うことができる。 ---入手法は非常に限られるものの、無料プレイの報酬やログインボーナスなどで手に入る場合もある。 ---特別なステージ(週末に配信される沢山のコイン・経験値が貰えるボーナスステージやスキルレベルの経験値を増やすアイテムが貰えるステージ等)に挑める回数を増やす為にも使用可能。ただし、こちらは回数を増やした後に放置し、開催期間を過ぎたことでステージが消滅すると効果が失効する。 --ホウセキを10個以上購入すると、購入した月に限り、チェックインボーナス(後述)時のコイン取得数が500から700に、時間経過で溜められるライフの上限が5から7に増える(どちらも1.4倍)。 ---有効期間は「購入した月」であり「一ヶ月」''ではない''。つまり月の初めにホウセキを購入したほうがお得である。 ---溜めたライフが7の状態で月をまたいでも、ライフ残数は7のまま維持出来、使用も可能。ただし、ライフを貯めるためのタイマーは5個目を使用してから出現する。なお、この状態で再度ホウセキ10個の特典を購入すると、ライフ残数を5に戻されるので注意。 -アイテム購入 --ステージをクリアしたりチェックイン(インターネットへのログイン)を行うことでコインをゲットでき、コインはステージ開始前に攻略をサポートしてくれるアイテムと交換できる。ホウセキをコインに替えることで大量に引き換えられる。内訳は下記の通り。 |~アイテム|~必要コイン|~備考|h |経験値1.5倍 |300|| |手数+5(メイン)/制限時間+10(秒)(EX)|800|捕獲率に影響はしないがクリアランクに影響するため、Sランク取得にも有用。| |オジャマガード|1500|手数/制限時間の前半のオジャマを無効化。| |メガスタート|2000|メガシンカ状態でスタート。| |パワーアップ|3000|イベント限定。攻撃力が2倍になる。| |パズルポケモン-1|9000|割高だが、あらゆるステージで快勝できる最高峰の性能。| |スーパーボール|2500|捕獲率2倍・捕獲失敗時に3回まで使用可能。| |フルアイテム|ホウセキ1個|上記のアイテムを全て適応した状態となる。&br()ステージによっては使用不能のアイテムも存在し、フルアイテムを使うと損する場合もある。| -更新によるイベント配信 --チェックインを利用することで更新データの受信が行われる。その際に特定のイベントを受信したり、ボーナスとしてコインがもらえたりする。 ---Ver.1.5.1よりチェックイン回数毎にアイテムやコインがプレゼントされるようになった。いわゆるログインボーナス。 --イベントステージは、期間限定で出現するポケモン、コインを揃えてコインを稼ぐステージ、日替わりやプレイするごとにポケモンが変化するステージ、ランキングステージなど様々なものが配信されている。 -トレーナーランク --Ver.1.5.1より実装された要素。 --ポケモンの捕獲数に応じてランクが上昇していき、ランク上昇時にボーナスとしてアイテムやホウセキ、メガストーンなどが入手できる。 --現在(2018年1月)のところランク上昇時のボーナス以外の機能は存在しない。 ---- **評価点 -ポケモン初の基本無料ゲーム --ポケモンシリーズとしては初の基本無料ゲームなので、誰でも気軽に遊びやすい。 --ライフ一回分のプレイ時間も短いため、少しだけ遊びたい時など空いた時間に気軽にプレイできるのもポイントである。 --課金ゲーではあるが課金必須のイベントやガチャはないため、無課金でも十分に楽しめる。 -沢山のポケモンが一気に消えていく演出は爽快 --特に三匹限定ステージは大連鎖がつながることもあり、爽快感がある。 --メガシンカの効果で盤面をダイナミックに変えることができるのも気持ち良い。 -出現するポケモンはステージごとに決められているため、目的のポケモンを捕獲しやすい。 --ライフ以外の制限はないため、何度でも同じステージに挑戦することが可能。 --ホウセキで未クリアステージを飛ばしてしまえば、メインステージに出現するポケモンに限れば目当てのポケモンを捕まえるのも簡単。 -本家のガチ対戦では使われにくいポケモンが活躍することもあり、そういったポケモンにも愛着がわく。 --ステージ200でバンギラスが出るまで岩タイプで最も攻撃力が高いアマルルガや、フェアリータイプの数少ない弱点をつけるニドキング・ニドクインなど。 --重ねられたバージョンアップにより手間暇さえかければ大化けするポケモンも多く、進化前のポケモンも役割を持つ事が可能で、あまり見ないメガシンカポケモンでも大活躍を狙える。 --イベントステージでは低難易度のマップも定期的に登場しており、そこで手に入れたポケモンは入手難易度が低いながらもそこそこ優秀な能力を持つ。 ---そういった起用を意識しているのかアローラ地方のポケモンはイベントステージにのみ実装されている。本家シリーズのメインストーリーでイマイチなポケモンでも、後発組なら即戦力として使える事だろう。 -すれちがい通信による特典 --回数に応じてライフやホウセキをくれる。 ---すれちがい通信(+ホウセキと交換)で増えるライフは自然回復するものものと違って、別枠として認識される。ライフの消費は自然回復のライフが優先される。 --基本無料のゲームと言うこともあり、プレイ人口も多いため気軽にすれちがいをしやすいのも特徴。 ---同じ3DS同士ですれちがってもライフがもらえるため、常にすれちがいできる環境を持つプレイヤーにとっては嬉しい。 ---100回単位でのすれちがいが必要だが、ホウセキを入手することもできる。 -BGMも愉快でまったりな物が多く、ゲームとあっており好評。 --特にステージボスであるメガシンカステージのBGMや、ランキングステージのBGMは人気が高い。戦闘にあっており、盛り上がるようなBGMで評価は高い。 -チュートリアル役として登場する「アミリア」と言う人物が可愛い。 --ゲームを始めた時から登場。新人トレーナーのプレイヤーに注目し、様々なアドバイスをしてくれる。喋り方や容姿などから、プレイヤーの間からは「可愛い」などと人気が高い。 --しかし、ステージ11をクリアした後は一切登場しなくなってしまうため、「また会いたい」「ずっと登場してほしい」と思うプレイヤーも多い。 -基本無料ゲームにありがちな時間操作時のペナルティが少ない --本体設定から時間を変更した場合ペナルティを受けるのだが、他の3DSの基本無料ゲームと比べてペナルティは重くは無い。 ---内容は「前回セーブから自然回復するライフの時間がセーブするまで動かない」「イベントステージが強制終了し、次回のチェックインまで出現しない」の二種類。 --時間変更してもチェックイン動作を行えば、すぐにイベントに参加できる親切設計なのもプレイヤーとして嬉しい。 ---- **賛否両論点 &bold(){課金関連に関して} -ホウセキ使用で手に入るのは基本的には「ライフ」と「コイン」のみ。課金要素としては最低限なものといえる。 --このため非課金プレイヤーからの不公平感は少なく、課金によってゲームバランスが崩れていないのは評価点でもあるが、一部の重要アイテムは課金しても入手不可能なものもあり(後述)、課金した場合はその恩恵を感じにくい可能性もある。 --一応、現在はコイン・経験値・スキルレベル経験値のボーナスステージに挑める回数を増やすことや、一定時間の間ライフが消費しなくなる「ライフ消費なし」といったホウセキのみで買える限定ショップにも使えるようになった。 --ライフは自然回復し、コインは稼ぎができるので、手っ取り早く試行回数を稼ぎたい場合や、メインステージのSランク制覇をしない限り課金する必要はない。コンティニュー時のホウセキ使用についても同様。 ---ホウセキでコンティニューした場合に追加される5手はアイテムの手数+とは違い、正式な5手としてカウントされ、手数ボーナスやポケモンの捕獲率に影響する((例えば残り1手を上手くやればクリア可能だが、どうしても捕獲を有利にしたい!というときにわざとコンティニューに持っていき、その後初手でクリアすれば若干捕獲率を上げることができる。))。 --一応、後発のプレイヤーが先のプレイヤーに早く追い付きたいのなら意味がない訳ではない。だが、そうでもない限り課金の見返りは薄く後々損した気分になるだろう。もっとも基本無料で楽しめることの裏返しでもあるが。 -こういった課金の意味の薄さを受けた為かウィークリー化された課金要素が増強された。 --「ウィークエンドショップ」では一時間ライフ消費なし、ライフ回復15分&ライフ+6と言った、一定時間ライフ消費を軽減するアイテム。 --「スキルパワーMゲットステージ」「ニャースでコインゲット」「経験値ゲットステージ登場」という稼ぎステージはホウセキを投入する事で一定回数の追加挑戦が可能に。 --何週間か一度に開かれる「ランキングステージ」は配布されたばかりのポケモンが必須とも言えるオジャマが導入され、短期間の育成やスキルパワー投入で大きくスコアが伸びる。 -この仕様により課金ゲーとしての側面が強くなり、無料ユーザーと課金ユーザーに差が生まれる形となる。 --しかし、ランキングステージに必須ポケモン枠は毎回入れ替わっているため、単発的な課金ではそこまで強くもならず、継続的な課金が必要となる。 --月額課金の上限が限られているため破産の心配も無く、切ろうと思えばいつでも切れる、再びやろうと思えばいつでもランキング上位に迎えるため、基本無料ゲームとしてはかなり優しい作りであるとは言える。 -実用的なポケモンが素の状態では限定されている --サポートポケモンのステータスは「攻撃力」「能力」「タイプ(1つのみ)」の3つのみ。要素が少ないため、必然的に「強いポケモン」は限られてしまい、アイテムをつぎ込まない限りポケモンを使う意味がほとんどない。 --攻撃力の低いポケモンには強い能力が……という調整は一切なく、弱いポケモン(進化前など)は、ポケモンの揃っていない序盤以外は使い道がない。そもそも「能力」は地味な物や確実性の低い物が多く、攻撃力の優位を覆すほどの技は少ない。 --「きゅうしょをつく((対応するポケモンを消した時に、時々ダメージがアップする能力。))」やそれに類する能力を持つポケモンが非常に多く、能力も同じような性能のポケモンも多い。そういったポケモンはまず使われない。 --さらに、タイプについては、「ポケモンの技が相手に抜群か・いまひとつか((本編では効果がない相性も、いまひとつ扱いとなる))・そうでないか」のみで判定される。倍率は本家と同じ倍or半分なので、弱点をつけるタイプのポケモンの攻撃力が50のとき、抜群でも今一つでもないポケモンだと攻撃力100で同等のダメージとなる。よって、抜群を取れないノーマルポケモンは、ほとんど使われない((エクストラステージのみ、Ver1.2.7で追加されたアルセウスの技を利用して高攻撃力を継続させるノーマルポケモンパーティを組む事も可能。ただ、ハマれば強力なものの、運も技術も必要な上級者向けで、しかも数多いノーマルポケモンのうちアルセウスを含めたたった4体しか使われないのだが。))。 --基本的には、おまかせボタンで選択されるような「タイプが効果抜群なポケモンのうち、攻撃力が高いもの」しか使われない。一部ステージに限っては、「オジャマポケモンと同じ種類のポケモンを入れる事で打ち消す」と言う手段が使えるし、「バリアけし」などのステージによっては強力なわざを持つポケモンもいるが、それを含めた所でなお実用的なポケモンはごくわずか。 -Ver.1.3以降はそれらに対応すべく、育成アイテムや幾多のタイプ統一のコンボ系能力の実装が行われた。 --&bold(){マックスレベルアップ} 最大レベルを上げるアイテム。初期攻撃力40~60のポケモンの一部も十分な火力を得られる。中には大化けするポケモンも見られる。 --&bold(){スキルチェンジ} 所有している能力を別のものに変えるアイテム。「きゅうしょでつく」のような産廃能力のポケモンも実用的な能力に切り替えられる。 ---マックスレベルアップとスキルチェンジはイベント配布限定などで入手個数が限られているため、どのポケモンを強化するかは各個委ねられる。お気に入りのポケモンが対応していれば一線級に仕立て上げる事も可能。 --&bold(){コンボ系能力} 「○○タイプのコンボダメージが上昇する」という能力。所持ポケモンは少ないが、全タイプ揃っている。また、タイプを問わない「タイプレスコンボ」というのもある。 --&bold(){だんけつ} 自分と同じタイプのポケモンが盤面に多いほど威力が上がる。 ---これら能力によりタイプ統一の意味合いも生まれ、多くのポケモンが差別化された。 -2年かけたアップデートで700種(+フォルムチェンジ・色違いなど)を超え、マックスレベルアップとスキルチェンジの対応により半数近くのポケモンは使い道が見えているため、現時点ではほぼ改善されたと言える。 --しかし、育成の手間がかかる、期間限定イベントに通い詰める事やスキルパワーゲットステージにホウセキの投入が必要という点もあるため、ハードルが高い。 --初期の「使えないポケモンばかり」という問題には対応したが、やり込んでいる上で幾らかの課金を行わないと真価を発揮できないというポケモンが多く、賛否は分かれる。 -残り時間と手数に関して --このゲームでは手数などが0になった時にコンティニューするか前もって「手数+5」などを使っておく以外に手数を増やせる方法が無い。ゲーム中に「手数が増えるアイテム」が降って来ないし、「途中で手数を増やすスキル」も存在しない。反対に相手のオジャマで手数が強制的に減ってしまうという事も無いのが救いか。 ---- **問題点 -理不尽なまでに上がり続ける難易度 --メインは「メガクチート」以降のボスステージや追加ステージ(151以降)で、それまでと比べHPやオジャマの頻度や数が増加しており、初見殺しや「アイテムを使わないとCランククリアすら困難」と言われるステージも少なくない。また、イベントも最初期のものや日替わりを除き同様のことが起きている。 ---特にステージ120メガオニゴーリは非常にHPが高く、オジャマも強烈なため壁ステージとして有名。~ 具体的に言うと、オジャマポケモンとしてグレイシアとユキワラシ((前述の仕様のため打ち消せるのはユキワラシのみ。))が登場し、さらに縦2列を短いターンでバリア化してくる。このため、気付いたらほとんどのエリアがバリアに埋め尽くされて動かせなくなってしまう。こうなるとバリアリセット((ポケモンを一切動かせなくなると、初期状態に戻してくれる救済システム))に頼らざるを得ないが、この状態になった時点でクリアは絶望的になる。~ ステージ165ミロカロスに至っては手持ちにヒンバスを入れるのは前提で、一手目で上の部分が壊れないと高確率で詰んでしまう。 ---その一方で、「オジャマガード」や「メガスタート」といったアイテムを使えば、クリア自体はかなり楽になる、とややバランスが極端。 ---なお、「ホウセキ」を使ったコンティニューはギリギリまで追い詰めていないと、とどめを刺せないので注意が必要。 ---また、敗北時に「弱点となるポケモンを捕まえに行こう」というアドバイスが出るが、現状より火力の低いポケモンを勧めて来ることがある。また、PT構成が反映されないパズル面でも表示される。勿論捕まえて持ちこんだ所で反映されないので見当違いなアドバイスとなる。 --追加ステージは異常な難易度の割に出現するポケモンの強さは今までと変わらないので「苦労して捕まえたのに役に立たない」といったことも多々あり、モチベーションを保ちにくい。 --ステージ149「オノノクス」のような工夫すればクリアできるといったパズルゲームらしいステージもほぼなく、大半が厄介になっただけなのも問題。 --コンボが繋がらない/極端に繋がりにくいステージ ---上部や真ん中2列、1列置きに岩/ブロック/バリアが設置されていたり、敵のポケモンが1~2種増えているステージは一手一、二連鎖しか繋がらず、ろくに攻撃できないまま追加のオジャマで嬲られることがよくある。~ そういったステージはフラストレーションが溜まるだけで面白みは一切ない。これもメインのボスステージや追加ステージに多く見られる。 --一応後の更新で、ごく一部だがメイン120「メガオニゴーリ」メイン150「メガミュウツーY」メイン210「メガヘラクロス」など凶悪な難易度のステージは調整が行われた。 ---調整されたステージはいずれも初登場から十分な期間が過ぎており、遅すぎるとも言えるが調整されただけまだマシだろう。 --イベントステージでも、HPが非常に高くお邪魔が激しいポケモンが多く、アイテムを使わずにクリアするのがかなり難しくなっているポケモンも多い。 ---レベルアップバトルではレベル50などといった節目の時だけ、HPが大幅に上がりステージ構成やお邪魔が今までと異なっていたりすることが多く、初見殺しな部分も多い。 -エクストラステージ --難易度の高さ ---制限時間制なので、一瞬で正確に場を把握しコンボを繋げ続ける技術が必要。しかし、十分に練習できる環境がないので実力をつけにくい。 ---ランキングステージの多くで同様のルールが採用されているのも難点。 ---いかに連鎖を伸ばせるかじっくりと考えるゲーム性と合っていないという指摘もある。 --1回のプレイ時間が短い ---通常30分に1回しか遊べないのに制限時間が15秒から長くても2分と短く、すぐに決着がついてしまい物足りない。15秒や30秒のステージはなおさらその欠点を感じやすい。 --解放条件が厳しい ---前述の通りメインステージのSランククリア数で開放されるが、ボスステージとステージ151以降の大半はアイテムを使わないとSランククリアは厳しい。 ---ステージ151以降は「メガスタート」や「オジャマガード」を使わないとSランククリアは困難なステージも増えており、当然ながら無課金プレイだとコインが足りなくなる。 ---ステージ180「メガプテラ」やステージ210「メガヘラクロス」はフルアイテムと攻撃力70~80のポケモンで挑んでも、連鎖がうまく行かなければ、Sランクが取れないことも十分にありえる。 ---図鑑完成を狙う場合、EXステージ53の「ゲンシグラードン」挑戦のために''700個のSランク''を取る必要がある。ただし500個のSランクを獲得してゲンシカイオーガを討伐した後に出現する「UXステージ」のSランクも含まれるため、500個のSランクを取ってしまえばそれ以降のハードルは低く済む。あくまでもやり込み用と考えるべきか。 -能力の説明が不親切 --特に状態異常系は、ステージ終了後にランダムで表示されるヒントテキストでしか具体的な効果が説明されていない。「やけど」など効果が実感しにくいものがあるのも難点。 --具体例として「こおらせる」の能力は、相手を「こおり」にするとしか書いていないが、実際には能力発動中にこおりタイプのダメージがアップする。 --さらに、状態異常は、それぞれ効くタイプと絶対効かないタイプがあるのだが、それについての説明はゲーム中一切存在しない。 ---ほかに「やけど」は毒・地面・岩・ゴースト・炎・水・ドラゴンタイプには効かず、他のタイプには効く。効かないタイプに法則がないため、自力では気付きにくいし、気付いても覚えにくい。 --技の発動確率も一切説明がない。また、スキルパワーでレベルアップしても、単に攻撃力や発動率が上がったしか表示されなく、具体的な発生確率の説明がない。 レベル -レベルを上げても進化をしない。 --ポケモンというゲームでレベルの概念があるなら進化して欲しかったところ。進化前のポケモンをあえて使う理由がほぼないことから、なおさら感じやすい。 -レベル上げが作業的で面倒。 --攻撃力が最大20~25(「マックスレベルアップ」を使えば30~60)上がるので、できるだけ早く上げたいところだが、レベル6以降必要な経験値が激増するので面倒。 --最も経験値効率が良いステージでも何十回もクリアする必要がある。しかもその一回も弱点となるタイプを入れなければ5分近くかかってしまう。 --獲得経験値が上がる「経験値1.5倍」と言うアイテムも使えるが、劇的に効率が良くなるわけではない。 ---経験値を多く獲得しやすいステージがあるのと、「経験値1.5倍」の価格が安い(コイン300枚)のが救いである。 ---後の更新データで、経験値が大量に獲得できるビクティニ・マギアナステージや「レベルアップ」「経験値アップS/M/L」といったアイテムが登場し、レベルを上げるのはある程度楽にはなっている。~ しかし、前者は週一回((ホウセキを使ってロックを解除すれば、1つにつき1回再挑戦できる。現在、追加で最大14回まで可能。))・4匹までしか挑めない、後者は入手手段が限られているという制約があり、微妙なところ。 ---また、経験値を稼ぐには手かずが多いステージを攻略すると良いが、その情報はゲーム中で明らかになっていない(後述)。 -運要素が強い --上から降ってくるポケモンが分からない((ベースであるバトルトローゼでは上画面に数列表示されていた))ため、画面内に映っているものだけでコンボを計算することは不可能。EXステージ以外では「必ずどこかしらのポケモンが消えるように動かさなければならない」という制約もあり、「自分で連鎖を組み立てていく」という要素は薄い。 --これとオジャマが組み合わさることで余計にコンボが繋がらない事も多い。30や40の超絶コンボを叩き込めるかは完全に運次第。 ---とはいえ、この手の3マッチパズルでは当たり前の運要素ではある。「連鎖しやすい消し方」と言うのはあるため、テクニックが全く無意味と言う訳ではない。完全に運のみと言うよりは「まず前提としてテクニックを尽くし、その上で運を願う」と言った感じになる。 --捕獲についても運が絡むため、アイテムを使ってクリアしても捕獲できない事も普通にある。 ---手数や制限時間をある程度残したうえでスーパーボールを使用すれば、大抵は捕まえられる。一部ポケモンはそれでも運の要素が強いが。 ---後の更新データで、低確率で大幅に捕獲率が上がる「スーパーゲットチャンス」が登場しており、捕獲は大分楽にはなっている。 ---簡単にクリア出来るステージなら試行回数を多くした方が良い。 -知らないと大きく不利になる攻略情報 --ニャースのメインステージは、おじゃまを消去する事でコインを稼ぐ事が可能。最大で530コイン、安全策を取っても330コインほど稼げる。 --一方、挑戦に制限のあるイベントステージなどを除けば、ステージ初クリアで200コイン、2回目以降クリアで30コインしか獲得出来ない。よって、ニャースステージでの稼ぎを知っているかどうかで、コイン稼ぎの効率は雲泥の差となる。前節で「課金の意味合いが薄い」と書いたが、ニャース稼ぎをしない場合は一転して「課金しないと厳しい」難易度になる。 --ネットの攻略サイトなどを見れば真っ先に書いてあるし、自力で気付くのもそれほど難しい事ではない。しかし、本作は基本無料のポケモンゲームであるため、その辺りに気付かないプレイヤーも少なくない。気付くか気付かないかであまりに難易度が違うので、ゲーム中でもヒントを出すなどしても良かったのではないだろうか。 --経験値の方も、手かずが多いステージほど、稼げる経験値の数が多くなるという仕様になっている((基本的に手数がそのまま経験値となっている。ただし、イベントステージではほとんどが10で固定))。そのため、手早くレベルアップしたい場合は、手かず30のミミロル、手かず50のデンリュウなどのステージを活用する必要があるが、そのことに関してもゲーム中で明かされず気付きにくい。 ---こちらの方は任天堂公式サイト『[[ニンテンドーキッズスペース>https://www.nintendo.co.jp/kids/]]』や、ポケモン公式サイトの攻略コラム『[[ポケとる学園>http://www.pokemon.jp/info/game/detail/20150616_13361.html]]((外部リンク先は1回目のもの))』内の記事で解説しているため、認識度は高い。 -ホウセキによるコンティニューをした場合、確認メッセージが表示されず「はい」を選んだらすぐ再開される。 --選んだ直後に強制セーブされてしまうため、間違って選んだ場合は消費したホウセキ取り戻すことができない。 ---この仕様は以前同社が配信した『[[電波人間のRPG FREE!]]』から全く変わっていない。 --Ver.1.4以降では、アイテムを購入してステージに挑戦する際のアイテムの確認がなくなってしまった。ワンクッションおくので誤って購入するのを避けるのに便利だった。フルアイテムの場合は確認はされる。 -期間を逃すと再入手まで時間がかかるポケモンの存在 --イベントで入手出来たポケモンは期間を逃すと入手までに時間がかかる。 --一日一回のみの挑戦だったカイロスやジラーチが登場した「一日ワンチャン!」、ランダムで相手ポケモンが決まるがレアポケモンの出現率が非常に低いポケモンサファリなど、捕獲に運の要素が強いポケモンも多い。 --Ver.1.5.7現在は季節ポケモン以外の全てのイベントが24週間単位のローテーション開催されているため、配信終了しない限りは継続プレイをしていれば必ず入手機会が訪れる。ただし入手期間に捕獲・遊び損ねた場合はまた24週間先になってしまう。 ---だが、再登場した際にHPが上げられていたり、オジャマの仕様が変わっていたりする場合が多いため、再登場してもクリアできない可能性が高くなってくる。 ---「一日ワンチャン!」のイベントに関しては、トルネロス(れいじゅうフォルム)以降に開催された物は、日にち経過で基本捕獲率が上がるという配慮がされている。 --一ヶ月のチェックイン回数によって貰えるポケモンも存在するため逃した場合、再入手はイベントステージに登場するのを待つか、来年まで待つ必要がある((対象ポケモンは前者が一部の色違いのポケモンや、後者は季節に応じた姿のマンスリーピカチュウ。))。 //現在では再入手の機会があるため記述を変更。 -ポケモンサファリの存在 --数種類のポケモンがランダムに出現する二週間限定のイベントステージだが、一部のポケモンの出現率が非常に低く、目的のポケモンが出るまで何十回とプレイする必要がある。 ---特にポケモンサファリ第3弾のフィオネは出現率が"1%"という超低確率に設定されており、運が悪ければ数百回挑戦しても出ないことがあるほど。30分に一回しか挑戦できないこのゲームにおいてこの確率はあまりにも低く、多くのプレイヤーを苦しめた。 ---あまりに低確率のためフィオネの存在に気付かないプレイヤーが続出した。一応開催の一週間後に公式サイトでフィオネの存在が公表されたものの、ゲーム内では全く確認することができない。 ---ほぼ同時期に開催されたメガガブリアスのランキングステージではオジャマとしてフィオネが混ざっており、大抵のプレイヤーはフィオネをパーティに入れたほうがスコアが伸ばしやすく、フィオネの有無で差がつきやすかった。そのフィオネは、ランキング再開催時も同様に登場している。 ---後にアップデートにより、サファリに出現するポケモンが影になって表示され、捕獲すると影からポケモンの姿になる仕様が追加された。これにより少なくとも存在に気付かなくなるということは避けられるようになった。 ---また、出現ポケモンの「100回ボックス制((例えば出現率1%なら100回中必ず1回は出会える。ただし、この1回で捕獲に失敗した場合、残り99回は絶対に出現しない。))」の仕様が採用されていた時期もあった。運が悪くても100回以内に全てのポケモンに出会える仕様だが、こちらはこちらで「出現率の低いポケモンを捕獲失敗すると、ボックス内の残り回数を無駄に消費しないといけない」というデメリットが発生した。 --批難の嵐にもかかわらず公式はポケモンサファリを「大人気」と称しており、さらに反感を買っている。 ---プレイされた回数だけで見れば「大人気」なのだろうが、大半のプレイヤーは別に楽しくて沢山プレイしているわけではない((この手の認識のズレは、例えばバッジとれ~るセンターでも同様の発言があった))。 --基本的にどんなポケモンが出るかわからないため、初見殺しのステージも多い。例えば第1弾のキバニアは手かずが少ない上に、HPがやたらと高い。おまけに捕獲率も低めと、とても嫌らしいステージとなっている。 ---一応弱点のタイプは統一されるような設計や、ゲット済みのポケモンステージを再度挑戦するとアイテムを落とすなどといった配慮はされている。 -ランキング --イベントステージにて、ランキング用のスコアアタックステージが配信され、ランキング上位に入ると対応するポケモンのメガストーンが入手できる、と言うイベントなのだが……。 --高火力で弱点をつけるポケモンを揃えてアイテムをフルに投入するまでのハードルが高く、初心者はまず入手できない。 ---アイテムは上級者のスコア稼ぎや中級者の滑り込みに使われることが主で、初心者救済としては不十分。 --とはいえ再配布(ランキングステージの再登場)はあるため、逃しても入手できるチャンスはある。 ---しかし上位でなければ貰えない仕様は相変わらずであり、さらには「前回獲得したプレイヤーはランキングに参加できない」と言うこともない((ただし、前回獲得したプレイヤーがランクインした場合はメガストーンの代わりに、別のアイテムが獲得できるという配慮はある。))。 ---一応、一部のメガストーンは臨時追加される一部のミッションカードやトレーナーランクでの報酬になっていたり、ランキング上位以外にも参加賞としてアイテムが配布されるなどの措置はとられているが。 //現在ランキングステージでホウセキが配布されていないので記述を変更。 -入手がイベントのみに限られたアイテム --下記のアイテムは基本的に入手する方法が「レベルアップバトル」の高レベル報酬や「ランキング」ステージの上位プレイヤーへのプレゼントくらいしかなく入手が困難なため、プレイヤー間の差がさらに開いている。 --メガスキルアップ:メガシンカ出来るポケモンがメガシンカまでに必要なポケモンの数が減らせる。ランキングステージは一部を除き、メガスタートが使えない状態でスタートするため、あるのとないのとでは一気に得点の差が開いてしまう。~ 経験値アップS/M/L:ポケモンの経験値を50/200/1000上げる。~ レベルアップ:ポケモンのレベルを1上げる。~ マックスレベルアップ:一部のポケモンのレベル上限を上げる。~ スキルパワーS/M/L:スキルパワーを3/10/30上昇させる。~ スキルチェンジ:一部のポケモンのスキルを別のものに変更できる。~ これらは効果も優秀なので需要も高く、ここまで入手が困難なら課金でも入手できるようにして欲しいところ。 ---また、使用後は強制的にセーブされるため間違えて使用した場合は戻ってこない。 -使用できるアイテムやスキルパワーの格差 --スキルチェンジやマックスレベルアップが使えるポケモンも当初は限られたポケモンのみであり、いつまで経っても対応してくれないポケモンも非常に多かった。 ---これに関しては現在、マックスレベルアップに対しては2018年2月13日の更新までに対応していない全てポケモンに対し、最低5個使えるようになり改善はされたが、6個以上使えるポケモンとの格差はそのままである。 --実装されたとしてもスキル格差も大きく、非常に性能の高い「はじきだす」や「きずなのちから」といった高倍率のスキルを与えられなかったポケモンはどうしても使い難くなってしまう。タイプ中で唯一与えられたお陰でフライゴン等のように本編よりも活躍しているポケモンもいるにはいるのだが。 --後の更新でスキルパワーと呼ばれる要素が追加された。アイテムや一部のステージでポケモンが落とすスキルパワーを集めることで、スキルが強化される((効果の発動率や威力の上昇))というシステムなのだが……。 --スキルパワーのドロップは基本的にイベントステージに登場するポケモンにしか搭載されない。イベントステージにいるが、落とすことがないポケモンもいる。 ---そのため、アイテムでしかスキルパワーを獲得できない(強化できない)ポケモンとの格差が生まれてしまっている。 --スキルパワーを集めようとしても1回の挑戦で1つも落とさないということも多く、挑戦のために使ったアイテムやコインが無駄になることも多い。 ---後にメインステージが追加された際に、過去にメインステージに登場したポケモンが再登場するという要素が追加された。これらのポケモンはスキルパワーを落とすようになっているが、最初に登場したときに搭載すればよかったのでは。という声が非常に多く不評。 --後にスキルを変えられる「スキルチェンジ」というアイテムが登場したが、適応前と適応後のスキルでスキルパワーは共用されない。それぞれのスキルを強化するには、再度スキルパワーを集めなければならない。 --「スキルパワーMゲットステージ」の登場により、どのポケモンでも課金さえすれば簡単に上げられるようにはなった。 -これらの期間限定のポケモンやランキング専用のアイテムは、基本無料ゲーなら決して珍しい仕様ではない。だがポケとるの場合、前述したように実用的なポケモンが限られている事もあり、コレクションの要素が強い。「コンプリート出来ない」と言うのは、ゲームを続ける上で大きくモチベーションを阻害する要素になってしまっている。 -ステージ攻略中メガシンカすると、その後はクリアするまでメガシンカのBGMが継続される。 --前述にあった、いいBGMが流れるステージで発生すると、盛り上がりに欠ける。ステージ攻略中のBGMは良い物が多いのに残念である。 ---特に顕著なのは、メガシンカした状態でスタートできる『メガスタート』というアイテムを使用した場合、終始このBGMが流れ続けることとなる。 --ステージ攻略でもほとんどの場合で聞くことになるため、流石に飽きてくる。ON・OFF機能が欲しいというプレイヤーも多い。 -UIが不便 --動作は全てタッチで行うのだが、ポケモンリストやステージ一覧にはスクロールバーが存在せず快適に操作できない。 --ポケモンリストには最低限のソート機能があるだけでお気に入りのポケモンを登録するような機能もなく、稼ぎ用パーティや攻略用のパーティに切り替えるのに手間がかかる。 ---一応レベル降順なら、使う頻度に応じてレベルを調整することで、よく使うポケモンを検索結果の前の方に持ってくることができる。ただし、レベルや経験値を下げることはできないので、不自由なことには変わりない。 ---後のアップデートで、そのステージで前回に使っていたメンバーに戻せる機能が追加されたが、保存機能は存在しない。簡単なステージで前回メンバーを保存する形で保存することは可能。 -無課金でも課金でも厳しいゲーム性。 --無課金でもコインや経験値の稼ぎはできるが作業感が非常に強く、長期間プレイするには相当な根気が必要。 --課金をすればコインやホウセキは量産できるが、追加ステージやイベントステージの多くはクリアにアイテム使用を前提としており、廃課金でもしないとすぐに使いきってしまう。 -バグ関連 --追加データが配信されるたびに新たなバグが発生している。 --内容はフリーズするといった不具合からプレイヤーにとって非常に有利なものになるものまで様々。 --致命的なものは更新データで修正されているが、それに対するプレイヤーへの補填は無くバグを使わなかった(知らなかった)人との格差が広まっている。 ---中にはコインを楽にカンストできるようなものも存在。 ---不具合修正時にお詫びでアイテムを送る事もあるが、全員に配布している上に元の不具合と関係のないものが多く、根本的な解決に至らない。 --スーパーボールでの捕獲に失敗したあとセーブされる前に電源を切れば、スーパーボール代のコインを消費せずに済む。~ ステージクリアもなかったことになるが……。 -すれちがい通信の問題点(Ver.1.4以降) --後に更新でVer.1.4に更新されたのだが、Ver.1.4以降とVer.1.3以前のプレイヤーとのすれちがい通信が無効になってしまった。 --更新を周知していないプレイヤーが多く、折角すれちがい通信をしても処理が行われないずに無効にされるケースが多発している。 ---この問題点は他のゲームでも見られているが、本作は基本無料ゲームのためにプレイ人口が多いため、余計に目立っている。 ***過去の仕様など #region(アップデートで改善された不具合) -ニャースのコインゲットステージで「オジャマガード」が表示される。 --ニャースステージに限り「オジャマ」を防ぐことはデメリットでしかない。 --Ver.1.2.2で、アイテム選択画面から削除された。 -HOMEボタンの中断を使った擬似的なポーズ連打 --3DS共通として、HOMEボタンを押すとゲームを一旦中断しホーム画面に戻ることができる機能がある。 --EXステージの攻略中でも使用でき、ゲームメモ((中断しているゲームの画面を確認しながらメモを取れる、本体内蔵機能。))を起動すればじっくりと攻略法を考えてプレイすることが可能。 --これはランキングステージでも問題なく使用でき、高得点を目指すためにゲームメモを起動し画面を確認しながらプレイ出来てしまい、問題になっていた((公式側もそれ考慮したのか、メガルカリオのランキングステージが再開催された際は手かず制となっていた。対策された後のランキングステージでは、タイム制・手かず制の両方が登場している))。 ---問題があるだけではなく「3DSの機能なため仕方ない」「普通にEXステージを攻略する時に役立つ」などの意見もあり、微妙なところである。~ しかし、やりすぎるとSDカードに負担がかかるので推奨されない。 --Ver.1.2.0で、EXステージと同様の形式のランキングステージの攻略中ではHOMEボタンの使用ができなくなるようにされた。出来なくなった事を残念がるプレイヤーもいたが、さすがにこれは仕方ないだろう。 -ミュウツナイトYを入手していても、検索やおまかせでミュウツーが「メガシンカなし」のポケモンとして認識されてしまう不具合があった。 --もちろんプレイ中は問題なくメガシンカ可能。 --Ver.1.2.0で、正しく表示されるようになった。 -すれちがい通信やホウセキと交換で増えたライフは限界数の5を超えて一時的に所持できるが、5以上の場合は自然回復が行われないため、限界を超えるとライフが無駄になりやすかった。 --例えば、最大でホウセキ12個→80ライフが購入出来たのだが、1ステージを2分でクリアしても160分でその間に回復した筈のライフ5が無駄になった。もちろんそれ以上に時間をかければそれだけ無駄になる。 --Ver.1.2.0で、すれちがい通信やホウセキと交換で増えるライフは、別枠として認識されるようになり、改善された。 -一部UIの改善 --ステージ一覧は横1列にただひたすら並ぶだけで行きたいステージにすぐに行けない。画面端の矢印をタッチすればエリア毎に飛べるのだがそれでも何回もタッチしないといけない。 --また、ニャースステージは比較的序盤にあるが、起動時は常に最後尾のステージが表示される。数秒で済むとはいえ、毎回毎回ニャースステージ選択のためスクロールさせるのは割と面倒。 --Ver.1.3.0で、画面上部をタッチすることで、行きたいステージを選びやすくなった。 -難易度表示 --節目のステージやイベントステージには難易度表示として「推奨Lv」というものが表示されていた。 --しかし、ポケモンによって同じレベルでも強さに差が出る他、推奨レベルを超えているポケモンで挑んでも難しいステージも多くあった。 --Ver.1.3.0で表示が「むずかしさ」に変わり、目安としては解りやすくなった。 #endregion ---- **総評 ポケモンとしては初めての基本無料+アイテム課金という方式のゲーム。~ パズルゲームとしてはシンプルでとっつきやすく、序盤は基本無料ソフトらしく気軽に遊ぶのに適している。しかし中盤以降はアイテム使用が前提の高難易度だったり、無課金だとコイン集めの作業を強いられ、課金してもすぐにコインを使い切ってしまう、とある程度以上プレイしようとするとバランス面の少なくない粗が目立つ。~ とはいえいわゆるガチャ形式ではないため「課金しなければ強力なポケモンは絶対に手に入らない」といったことはなく、無課金・微課金でも十分に遊べるようになっている点は、射幸心を露骨に煽る基本無料ゲームが多い中、良心的と言えるだろう。~ ポケモンのアイコンも可愛いため、ポケモンが好きなら基本無料ということもあり、試しにプレイしてみても損は無いだろう。 ---- **余談 -2015年3月16日以降『ポケとる』デザインのニンテンドープリペイドカードが発売されている。取扱い場所によって2種類絵柄が用意されている。 -2015年9月7日以降新デザインのニンテンドープリペイドカードが発売されている。 --通常通りの1,000円分のポイントに加え、ホウセキが1つ貰えるシリアルコードが付属している。単純に考えて100円分お得に買うことができる。 -日本国外では『[[Pokémon Shuffle>http://www.pokemonshuffle.com/]]』というタイトルで北米及びヨーロッパ地域で配信されている((配信日は日本と同じ2015年2月18日))。 --基本的に国内版と同一内容だが、ランキング用のスコアアタックステージでのメガストーン配布順位など、細かい差異は存在する((例えば2015年6月のメガカメックスのランキングステージでは、国内では65000位までのプレイヤーにメガストーンorホウセキ2個がプレゼントされるが、北米では上位30000位までにしかプレゼントされない))。 -2015年8月25日に『ポケとる スマホ版』がリリースされた。 --メガシンカ直後の挙動((3DS版は演出後すぐに対象ポケモンがメガシンカしたものに変わるが、スマホ版は演出からワンテンポ遅れて変化する。その為、対象ポケモンでコンボしても、メガシンカ直後は通常状態で揃えた扱いとなってしまう。))や消費コインの増加など、ゲームバランスに関わる部分での変更点が多い。 --こちらも海外でも配信された。 --先にスマホ版で先行実装したものが3DS版に、もしくは3DS版で実装したものがスマホ版に……と相互的なアップデートが行われている。 --人口や一部仕様が異なるためランキングステージは別集計。 -2020年6月24日にNintendo Switch/スマートフォンでポケモンのパズルゲーム『Pokémon Café Mix』が配信された。 --開発は本作と同じくジニアス・ソノリティが担当している。 -2023年3月末にニンテンドー3DSのニンテンドーeショップが終了することに伴い、2023年3月28日に本作の新規ダウンロードとホウセキ購入、2023年3月31日にチェックインとランキングステージの機能がそれぞれ終了することが[[発表された>https://www.pokemon.co.jp/info/2022/08/220819_at01.html]]。
//''このページはVer.1.5.7を基準にしています。''~ //''頻繁にアップデートが行われるため、必ずしも本記事の内容が最新の内容に対応しているとは限りません。'' //---- *ポケとる 【ぽけとる】 |ジャンル|パズル|CENTER:&image(https://www.nintendo.co.jp/3ds/dl/krxa/files/img/index/title/soft_detail/ico_pokemon.png)&image(https://www.nintendo.co.jp/3ds/dl/krxa/files/img/index/title/img_3ds.png,height=160)| |対応機種|ニンテンドー3DS&br;(ニンテンドー3DSダウンロードソフト)|~| |メディア|ダウンロード専売ソフト|~| |発売元|ポケモン|~| |販売元|任天堂|~| |開発元|ジニアス・ソノリティ|~| |発売日|2015年2月18日|~| |定価|基本無料|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)&br;ESRB:E(6歳以上対象)((「軽いファンタジー的な暴力表現」「際どいユーモア」要素の表記あり。)) |~| |備考|課金上限は1ヶ月/10000円|~| |判定|なし|~| |ポイント|ポケモンシリーズ初の基本無料+アイテム課金方式&br;序盤は気軽に遊べる3マッチパズル&br;中盤以降はアイテム使用前提の高難易度|~| |>|>|CENTER:''[[ポケットモンスターシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 『[[ポケモントローゼ]]』『ポケモンバトルトローゼ』の流れをくむポケモンのパズルゲーム。開発は前2作と同様ジニアス・ソノリティ。~ 基本的には『バトルトローゼ』のシステムを元にしているが、下記の通り相違点も多い。~ ポケモンシリーズとしては初めての基本無料アイテム課金制のゲーム((他の3DSの無料ソフトは『ポケモン立体図鑑BW』『とうぞくと1000びきのポケモン』もあるが、いずれも期間限定配信であった。))として話題となった。 定期的にアップデートが行われており、期間限定イベントやランキングステージが随時追加されている。 ---- **システム -基本ルール --ポケモンの丸いアイコン同士の場所を入れ替えて、同じポケモンが縦か横に3つ以上並べて消す、というオーソドックスな3マッチパズルである。 --ステージ開始時に自分の持っているポケモンを4匹(ステージによっては3匹)選び、そのポケモン達がアイコンとなってステージに登場する。 --ポケモンを消すことで、ステージごとに登場する相手のポケモンに攻撃を行うことができる。相手ポケモンのHPを0にして倒すとステージクリア。 ---この辺は『[[パズドラ>パズドラZ]]』と似たシステムである。 --ステージクリア後には「ゲットチャンス」となり、一定の確率で倒したポケモンをゲットし、他のステージで使うことができる。 ---少ない手数で倒すほど、捕獲率は上がる。 -サービス開始時は『X・Y』までのポケモンが登場したが、2017年3月のアップデート以降は『サン・ムーン』のポケモンも追加されている。 -様々なモード --通常の「メインステージ」は手数制で、ステージごとに決められた回数以内に相手を倒すとクリアできる。 ---ポケモンは3つ以上揃えられる場所にしか動かすことは出来ない。また制限時間もないので、じっくり考えて最善の一手を打つプレイとなる。 --他には「エキストラステージ」として、制限時間制で、ステージごとに決められた時間以内に相手を倒すとクリアできるステージもある。 ---こちらは時間内であれば動かす数は無制限で、ポケモンが消えない場所にも動かすことができる。手数制と異なりアクションがとても高いプレイになる。 ---従来のトローゼシリーズに近いシステムはこちらの方。 --「イベントステージ」は期間限定でプレイできるステージ。 ---「ランキングステージ」ではスコア上位を達成すると貴重なアイテムを入手できる。 --後に以下のモードも追加された。 ---「ポケロード」:ライフ(後述)を3つ消費し、最初に決めたポケモンだけで連続でステージを攻略し、どれだけクリアできるか挑戦する。 ---「ミッションカード」:お題に沿った方法で指定のステージをクリアし、達成度合いによってアイテムなどが貰える。 -ポケモン --捕獲したポケモンはサポートポケモンとして使うことができる。 ---各ポケモンは攻撃力と異なった能力を持っており、対応するポケモンを消すと効果を発揮し、一度に消す数が多いほど発動確率が上がる。また「4つのちから」「バリアけし」など、条件が揃えば必ず発生するものもある。 --攻撃力はレベルアップすることで上昇していき、最大20~25上げられる。レベルアップするにはサポートメンバーに入れて経験値を稼ぐ必要がある。 ---レベルは10(ゲーム中の表記上はMAX)でカンストするが、Ver.1.3から登場したアイテム「マックスレベルアップ」を使用することでレベル11以上に上げられる。これにより、レベル10の状態から見て攻撃力を10~60底上げが可能。ポケモンによって使用回数が異なり、大半のポケモンは5回までだが一部のポケモンは20回まで拡張できる。 --サポートは最大4匹まで連れて行けるが、ステージによっては連れて行ける数が制限されている場合もある。 ---パズルエリアに登場するのは、このサポートにセットしたポケモンと後述のオジャマポケモンのみ。空きがある場合はステージに応じた弱いポケモンが自動配置される。 --また、メガシンカできるポケモンを沢山消し、ゲージが溜まるとメガシンカできる。メガシンカしたポケモンは、揃えると強力な効果を発揮して攻撃できる。 ---メガシンカに必要なメガストーンは特定のステージをクリアしたり、イベントでランキング上位に入ると手に入れることができる。 ---メガシンカ出来るのはサポートで先頭(一番左)にセットしたポケモンのみ。 --相手ポケモンは一定ターンが経過すると様々な「オジャマ」で妨害してくる。対応する能力を発動させたり、メガシンカ中のポケモンの能力で消せる。 |岩|茶色の動かせない障害物。接触する部分で連鎖するか「いわをけす」を発動させると消える。| |ブロック|鉄色の動かせない障害物。5ターン経過するか「ブロックくずし」などを発動させると消える。| |バリア|ポケモンや障害物を固定する。落ちてこなくなるので上部にあると厄介。&br()バリア内のポケモンと連鎖する((その場合「バリアを解除する」挙動のため、メガシンカのための消したポケモンの数のカウントが進まない))か「バリアけし」などを発動させると消える。| |雲|ポケモンを隠して見えなくする。時間制限のあるエクストラステージでは厄介だが、メインではポケモンの位置を把握する余裕があるので実質無意味。&br()「くもばらい」などを発動させると消える。| |コイン|唯一の恩恵があるオジャマ。3つ消しで100、4つ消しで300、5つ消しで500、6つ消しで700コインがステージクリア時に追加で手に入る。&br()主にニャースステージ(メイン・イベント問わず)で見られる。| --また、自陣にオジャマのポケモンが1~2匹追加されることがある。連鎖がしづらくなり厄介。ボスステージ・EXステージ・進化系のステージでよく見られる。 ---「パズルポケモン-1」を購入するか「ふりはらう」などを発動させると優先的に消える。 ---オジャマのポケモンをあらかじめサポートにセットすることで回避できる((オジャマアクションで変化させてくる場合は特に有効))場合もあるが、基本的には別種のポケモンに入れ替わる。 -ライフ制 --いわゆるスタミナ制が採用されている。一つのステージをプレイする度にライフが減っていき、0になるとステージを遊ぶことができなくなる。 --30分経過すると1つ回復し、最大5まで自然回復する。すれちがい通信や後述のホウセキで一気に獲得することも可能。 --「ポケロード」や特定のイベントステージは2以上のライフが必要となる場合がある。 --また、イベントステージ内にはライフを消費しないステージやコインを消費するステージも存在する。 ---特にボーナスステージに関してはライフを消費せずに挑める仕様に変更となった。 -基本無料、ホウセキによるアイテム課金制 --基本的にゲームは無料で遊べるが、ニンテンドーeショップの残高を利用することでホウセキを購入できる。ホウセキは1つ100円だが、一度に沢山のまとめ買いするとその分安く購入できる。 ---毎月の購入上限が設定され、毎月10000円までのホウセキが購入可能。ソーシャルゲームでありがちなクレジットカードの使い込み問題の防止が講じられている。 --ホウセキはライフやコインに交換したり、ゲームオーバー時のコンティニューを行うことができる。 ---入手法は非常に限られるものの、無料プレイの報酬やログインボーナスなどで手に入る場合もある。 ---特別なステージ(週末に配信される沢山のコイン・経験値が貰えるボーナスステージやスキルレベルの経験値を増やすアイテムが貰えるステージ等)に挑める回数を増やす為にも使用可能。ただし、こちらは回数を増やした後に放置し、開催期間を過ぎたことでステージが消滅すると効果が失効する。 --ホウセキを10個以上購入すると、購入した月に限り、チェックインボーナス(後述)時のコイン取得数が500から700に、時間経過で溜められるライフの上限が5から7に増える(どちらも1.4倍)。 ---有効期間は「購入した月」であり「一ヶ月」''ではない''。つまり月の初めにホウセキを購入したほうがお得である。 ---溜めたライフが7の状態で月をまたいでも、ライフ残数は7のまま維持出来、使用も可能。ただし、ライフを貯めるためのタイマーは5個目を使用してから出現する。なお、この状態で再度ホウセキ10個の特典を購入すると、ライフ残数を5に戻されるので注意。 -アイテム購入 --ステージをクリアしたりチェックイン(インターネットへのログイン)を行うことでコインをゲットでき、コインはステージ開始前に攻略をサポートしてくれるアイテムと交換できる。ホウセキをコインに替えることで大量に引き換えられる。内訳は下記の通り。 |~アイテム|~必要コイン|~備考|h |経験値1.5倍 |300|| |手数+5(メイン)/制限時間+10(秒)(EX)|800|捕獲率に影響はしないがクリアランクに影響するため、Sランク取得にも有用。| |オジャマガード|1500|手数/制限時間の前半のオジャマを無効化。| |メガスタート|2000|メガシンカ状態でスタート。| |パワーアップ|3000|イベント限定。攻撃力が2倍になる。| |パズルポケモン-1|9000|割高だが、あらゆるステージで快勝できる最高峰の性能。| |スーパーボール|2500|捕獲率2倍・捕獲失敗時に3回まで使用可能。| |フルアイテム|ホウセキ1個|上記のアイテムを全て適用した状態となる。&br()ステージによっては使用不能のアイテムも存在し、フルアイテムを使うと損する場合もある。| -更新によるイベント配信 --チェックインを利用することで更新データの受信が行われる。その際に特定のイベントを受信したり、ボーナスとしてコインがもらえたりする。 ---Ver.1.5.1よりチェックイン回数毎にアイテムやコインがプレゼントされるようになった。いわゆるログインボーナス。 --イベントステージは、期間限定で出現するポケモン、コインを揃えてコインを稼ぐステージ、日替わりやプレイするごとにポケモンが変化するステージ、ランキングステージなど様々なものが配信されている。 -トレーナーランク --Ver.1.5.1より実装された要素。 --ポケモンの捕獲数に応じてランクが上昇していき、ランク上昇時にボーナスとしてアイテムやホウセキ、メガストーンなどが入手できる。 --現在(2018年1月)のところランク上昇時のボーナス以外の機能は存在しない。 ---- **評価点 -ポケモン初の基本無料ゲーム --ポケモンシリーズとしては初の基本無料ゲームなので、誰でも気軽に遊びやすい。 --ライフ一回分のプレイ時間も短いため、少しだけ遊びたい時など空いた時間に気軽にプレイできるのもポイントである。 --課金ゲーではあるが課金必須のイベントやガチャはないため、無課金でも十分に楽しめる。 -沢山のポケモンが一気に消えていく演出は爽快 --特に三匹限定ステージは大連鎖がつながることもあり、爽快感がある。 --メガシンカの効果で盤面をダイナミックに変えることができるのも気持ち良い。 -出現するポケモンはステージごとに決められているため、目的のポケモンを捕獲しやすい。 --ライフ以外の制限はないため、何度でも同じステージに挑戦することが可能。 --ホウセキで未クリアステージを飛ばしてしまえば、メインステージに出現するポケモンに限れば目当てのポケモンを捕まえるのも簡単。 -本家のガチ対戦では使われにくいポケモンが活躍することもあり、そういったポケモンにも愛着がわく。 --ステージ200でバンギラスが出るまで岩タイプで最も攻撃力が高いアマルルガや、フェアリータイプの数少ない弱点をつけるニドキング・ニドクインなど。 --重ねられたバージョンアップにより手間暇さえかければ大化けするポケモンも多く、進化前のポケモンも役割を持つ事が可能で、あまり見ないメガシンカポケモンでも大活躍を狙える。 --イベントステージでは低難易度のマップも定期的に登場しており、そこで手に入れたポケモンは入手難易度が低いながらもそこそこ優秀な能力を持つ。 ---そういった起用を意識しているのかアローラ地方のポケモンはイベントステージにのみ実装されている。本家シリーズのメインストーリーでイマイチなポケモンでも、後発組なら即戦力として使える事だろう。 -すれちがい通信による特典 --回数に応じてライフやホウセキをくれる。 ---すれちがい通信(+ホウセキと交換)で増えるライフは自然回復するものものと違って、別枠として認識される。ライフの消費は自然回復のライフが優先される。 --基本無料のゲームと言うこともあり、プレイ人口も多いため気軽にすれちがいをしやすいのも特徴。 ---同じ3DS同士ですれちがってもライフがもらえるため、常にすれちがいできる環境を持つプレイヤーにとっては嬉しい。 ---100回単位でのすれちがいが必要だが、ホウセキを入手することもできる。 -BGMも愉快でまったりな物が多く、ゲームとあっており好評。 --特にステージボスであるメガシンカステージのBGMや、ランキングステージのBGMは人気が高い。戦闘にあっており、盛り上がるようなBGMで評価は高い。 -チュートリアル役として登場する「アミリア」と言う人物が可愛い。 --ゲームを始めた時から登場。新人トレーナーのプレイヤーに注目し、様々なアドバイスをしてくれる。喋り方や容姿などから、プレイヤーの間からは「可愛い」などと人気が高い。 --しかし、ステージ11をクリアした後は一切登場しなくなってしまうため、「また会いたい」「ずっと登場してほしい」と思うプレイヤーも多い。 -基本無料ゲームにありがちな時間操作時のペナルティが少ない --本体設定から時間を変更した場合ペナルティを受けるのだが、他の3DSの基本無料ゲームと比べてペナルティは重くは無い。 ---内容は「前回セーブから自然回復するライフの時間がセーブするまで動かない」「イベントステージが強制終了し、次回のチェックインまで出現しない」の二種類。 --時間変更してもチェックイン動作を行えば、すぐにイベントに参加できる親切設計なのもプレイヤーとして嬉しい。 ---- **賛否両論点 &bold(){課金関連に関して} -ホウセキ使用で手に入るのは基本的には「ライフ」と「コイン」のみ。課金要素としては最低限なものといえる。 --このため非課金プレイヤーからの不公平感は少なく、課金によってゲームバランスが崩れていないのは評価点でもあるが、一部の重要アイテムは課金しても入手不可能なものもあり(後述)、課金した場合はその恩恵を感じにくい可能性もある。 --一応、現在はコイン・経験値・スキルレベル経験値のボーナスステージに挑める回数を増やすことや、一定時間の間ライフが消費しなくなる「ライフ消費なし」といったホウセキのみで買える限定ショップにも使えるようになった。 --ライフは自然回復し、コインは稼ぎができるので、手っ取り早く試行回数を稼ぎたい場合や、メインステージのSランク制覇をしない限り課金する必要はない。コンティニュー時のホウセキ使用についても同様。 ---ホウセキでコンティニューした場合に追加される5手はアイテムの手数+とは違い、正式な5手としてカウントされ、手数ボーナスやポケモンの捕獲率に影響する((例えば残り1手を上手くやればクリア可能だが、どうしても捕獲を有利にしたい!というときにわざとコンティニューに持っていき、その後初手でクリアすれば若干捕獲率を上げることができる。))。 --一応、後発のプレイヤーが先のプレイヤーに早く追い付きたいのなら意味がない訳ではない。だが、そうでもない限り課金の見返りは薄く後々損した気分になるだろう。もっとも基本無料で楽しめることの裏返しでもあるが。 -こういった課金の意味の薄さを受けた為かウィークリー化された課金要素が増強された。 --「ウィークエンドショップ」では一時間ライフ消費なし、ライフ回復15分&ライフ+6と言った、一定時間ライフ消費を軽減するアイテム。 --「スキルパワーMゲットステージ」「ニャースでコインゲット」「経験値ゲットステージ登場」という稼ぎステージはホウセキを投入する事で一定回数の追加挑戦が可能に。 --何週間か一度に開かれる「ランキングステージ」は配布されたばかりのポケモンが必須とも言えるオジャマが導入され、短期間の育成やスキルパワー投入で大きくスコアが伸びる。 -この仕様により課金ゲーとしての側面が強くなり、無料ユーザーと課金ユーザーに差が生まれる形となる。 --しかし、ランキングステージに必須ポケモン枠は毎回入れ替わっているため、単発的な課金ではそこまで強くもならず、継続的な課金が必要となる。 --月額課金の上限が限られているため破産の心配も無く、切ろうと思えばいつでも切れる、再びやろうと思えばいつでもランキング上位に迎えるため、基本無料ゲームとしてはかなり優しい作りであるとは言える。 -実用的なポケモンが素の状態では限定されている --サポートポケモンのステータスは「攻撃力」「能力」「タイプ(1つのみ)」の3つのみ。要素が少ないため、必然的に「強いポケモン」は限られてしまい、アイテムをつぎ込まない限りポケモンを使う意味がほとんどない。 --攻撃力の低いポケモンには強い能力が……という調整は一切なく、弱いポケモン(進化前など)は、ポケモンの揃っていない序盤以外は使い道がない。そもそも「能力」は地味な物や確実性の低い物が多く、攻撃力の優位を覆すほどの技は少ない。 --「きゅうしょをつく((対応するポケモンを消した時に、時々ダメージがアップする能力。))」やそれに類する能力を持つポケモンが非常に多く、能力も同じような性能のポケモンも多い。そういったポケモンはまず使われない。 --さらに、タイプについては、「ポケモンの技が相手に抜群か・いまひとつか((本編では効果がない相性も、いまひとつ扱いとなる))・そうでないか」のみで判定される。倍率は本家と同じ倍or半分なので、弱点をつけるタイプのポケモンの攻撃力が50のとき、抜群でも今一つでもないポケモンだと攻撃力100で同等のダメージとなる。よって、抜群を取れないノーマルポケモンは、ほとんど使われない((エクストラステージのみ、Ver1.2.7で追加されたアルセウスの技を利用して高攻撃力を継続させるノーマルポケモンパーティを組む事も可能。ただ、ハマれば強力なものの、運も技術も必要な上級者向けで、しかも数多いノーマルポケモンのうちアルセウスを含めたたった4体しか使われないのだが。))。 --基本的には、おまかせボタンで選択されるような「タイプが効果抜群なポケモンのうち、攻撃力が高いもの」しか使われない。一部ステージに限っては、「オジャマポケモンと同じ種類のポケモンを入れる事で打ち消す」と言う手段が使えるし、「バリアけし」などのステージによっては強力なわざを持つポケモンもいるが、それを含めた所でなお実用的なポケモンはごくわずか。 -Ver.1.3以降はそれらに対応すべく、育成アイテムや幾多のタイプ統一のコンボ系能力の実装が行われた。 --&bold(){マックスレベルアップ} 最大レベルを上げるアイテム。初期攻撃力40~60のポケモンの一部も十分な火力を得られる。中には大化けするポケモンも見られる。 --&bold(){スキルチェンジ} 所有している能力を別のものに変えるアイテム。「きゅうしょでつく」のような産廃能力のポケモンも実用的な能力に切り替えられる。 ---マックスレベルアップとスキルチェンジはイベント配布限定などで入手個数が限られているため、どのポケモンを強化するかは各個委ねられる。お気に入りのポケモンが対応していれば一線級に仕立て上げる事も可能。 --&bold(){コンボ系能力} 「○○タイプのコンボダメージが上昇する」という能力。所持ポケモンは少ないが、全タイプ揃っている。また、タイプを問わない「タイプレスコンボ」というのもある。 --&bold(){だんけつ} 自分と同じタイプのポケモンが盤面に多いほど威力が上がる。 ---これら能力によりタイプ統一の意味合いも生まれ、多くのポケモンが差別化された。 -2年かけたアップデートで700種(+フォルムチェンジ・色違いなど)を超え、マックスレベルアップとスキルチェンジの対応により半数近くのポケモンは使い道が見えているため、現時点ではほぼ改善されたと言える。 --しかし、育成の手間がかかる、期間限定イベントに通い詰める事やスキルパワーゲットステージにホウセキの投入が必要という点もあるため、ハードルが高い。 --初期の「使えないポケモンばかり」という問題には対応したが、やり込んでいる上で幾らかの課金を行わないと真価を発揮できないというポケモンが多く、賛否は分かれる。 -残り時間と手数に関して --このゲームでは手数などが0になった時にコンティニューするか前もって「手数+5」などを使っておく以外に手数を増やせる方法が無い。ゲーム中に「手数が増えるアイテム」が降って来ないし、「途中で手数を増やすスキル」も存在しない。反対に相手のオジャマで手数が強制的に減ってしまうという事も無いのが救いか。 ---- **問題点 -理不尽なまでに上がり続ける難易度 --メインは「メガクチート」以降のボスステージや追加ステージ(151以降)で、それまでと比べHPやオジャマの頻度や数が増加しており、初見殺しや「アイテムを使わないとCランククリアすら困難」と言われるステージも少なくない。また、イベントも最初期のものや日替わりを除き同様のことが起きている。 ---特にステージ120メガオニゴーリは非常にHPが高く、オジャマも強烈なため壁ステージとして有名。~ 具体的に言うと、オジャマポケモンとしてグレイシアとユキワラシ((前述の仕様のため打ち消せるのはユキワラシのみ。))が登場し、さらに縦2列を短いターンでバリア化してくる。このため、気付いたらほとんどのエリアがバリアに埋め尽くされて動かせなくなってしまう。こうなるとバリアリセット((ポケモンを一切動かせなくなると、初期状態に戻してくれる救済システム))に頼らざるを得ないが、この状態になった時点でクリアは絶望的になる。~ ステージ165ミロカロスに至っては手持ちにヒンバスを入れるのは前提で、一手目で上の部分が壊れないと高確率で詰んでしまう。 ---その一方で、「オジャマガード」や「メガスタート」といったアイテムを使えば、クリア自体はかなり楽になる、とややバランスが極端。 ---なお、「ホウセキ」を使ったコンティニューはギリギリまで追い詰めていないと、とどめを刺せないので注意が必要。 ---また、敗北時に「弱点となるポケモンを捕まえに行こう」というアドバイスが出るが、現状より火力の低いポケモンを勧めて来ることがある。また、PT構成が反映されないパズル面でも表示される。勿論捕まえて持ちこんだ所で反映されないので見当違いなアドバイスとなる。 --追加ステージは異常な難易度の割に出現するポケモンの強さは今までと変わらないので「苦労して捕まえたのに役に立たない」といったことも多々あり、モチベーションを保ちにくい。 --ステージ149「オノノクス」のような工夫すればクリアできるといったパズルゲームらしいステージもほぼなく、大半が厄介になっただけなのも問題。 --コンボが繋がらない/極端に繋がりにくいステージ ---上部や真ん中2列、1列置きに岩/ブロック/バリアが設置されていたり、敵のポケモンが1~2種増えているステージは一手一、二連鎖しか繋がらず、ろくに攻撃できないまま追加のオジャマで嬲られることがよくある。~ そういったステージはフラストレーションが溜まるだけで面白みは一切ない。これもメインのボスステージや追加ステージに多く見られる。 --一応後の更新で、ごく一部だがメイン120「メガオニゴーリ」メイン150「メガミュウツーY」メイン210「メガヘラクロス」など凶悪な難易度のステージは調整が行われた。 ---調整されたステージはいずれも初登場から十分な期間が過ぎており、遅すぎるとも言えるが調整されただけまだマシだろう。 --イベントステージでも、HPが非常に高くお邪魔が激しいポケモンが多く、アイテムを使わずにクリアするのがかなり難しくなっているポケモンも多い。 ---レベルアップバトルではレベル50などといった節目の時だけ、HPが大幅に上がりステージ構成やお邪魔が今までと異なっていたりすることが多く、初見殺しな部分も多い。 -エクストラステージ --難易度の高さ ---制限時間制なので、一瞬で正確に場を把握しコンボを繋げ続ける技術が必要。しかし、十分に練習できる環境がないので実力をつけにくい。 ---ランキングステージの多くで同様のルールが採用されているのも難点。 ---いかに連鎖を伸ばせるかじっくりと考えるゲーム性と合っていないという指摘もある。 --1回のプレイ時間が短い ---通常30分に1回しか遊べないのに制限時間が15秒から長くても2分と短く、すぐに決着がついてしまい物足りない。15秒や30秒のステージはなおさらその欠点を感じやすい。 --解放条件が厳しい ---前述の通りメインステージのSランククリア数で開放されるが、ボスステージとステージ151以降の大半はアイテムを使わないとSランククリアは厳しい。 ---ステージ151以降は「メガスタート」や「オジャマガード」を使わないとSランククリアは困難なステージも増えており、当然ながら無課金プレイだとコインが足りなくなる。 ---ステージ180「メガプテラ」やステージ210「メガヘラクロス」はフルアイテムと攻撃力70~80のポケモンで挑んでも、連鎖がうまく行かなければ、Sランクが取れないことも十分にありえる。 ---図鑑完成を狙う場合、EXステージ53の「ゲンシグラードン」挑戦のために''700個のSランク''を取る必要がある。ただし500個のSランクを獲得してゲンシカイオーガを討伐した後に出現する「UXステージ」のSランクも含まれるため、500個のSランクを取ってしまえばそれ以降のハードルは低く済む。あくまでもやり込み用と考えるべきか。 -能力の説明が不親切 --特に状態異常系は、ステージ終了後にランダムで表示されるヒントテキストでしか具体的な効果が説明されていない。「やけど」など効果が実感しにくいものがあるのも難点。 --具体例として「こおらせる」の能力は、相手を「こおり」にするとしか書いていないが、実際には能力発動中にこおりタイプのダメージがアップする。 --さらに、状態異常は、それぞれ効くタイプと絶対効かないタイプがあるのだが、それについての説明はゲーム中一切存在しない。 ---ほかに「やけど」は毒・地面・岩・ゴースト・炎・水・ドラゴンタイプには効かず、他のタイプには効く。効かないタイプに法則がないため、自力では気付きにくいし、気付いても覚えにくい。 --技の発動確率も一切説明がない。また、スキルパワーでレベルアップしても、単に攻撃力や発動率が上がったしか表示されなく、具体的な発生確率の説明がない。 レベル -レベルを上げても進化をしない。 --ポケモンというゲームでレベルの概念があるなら進化して欲しかったところ。進化前のポケモンをあえて使う理由がほぼないことから、なおさら感じやすい。 -レベル上げが作業的で面倒。 --攻撃力が最大20~25(「マックスレベルアップ」を使えば30~60)上がるので、できるだけ早く上げたいところだが、レベル6以降必要な経験値が激増するので面倒。 --最も経験値効率が良いステージでも何十回もクリアする必要がある。しかもその一回も弱点となるタイプを入れなければ5分近くかかってしまう。 --獲得経験値が上がる「経験値1.5倍」と言うアイテムも使えるが、劇的に効率が良くなるわけではない。 ---経験値を多く獲得しやすいステージがあるのと、「経験値1.5倍」の価格が安い(コイン300枚)のが救いである。 ---後の更新データで、経験値が大量に獲得できるビクティニ・マギアナステージや「レベルアップ」「経験値アップS/M/L」といったアイテムが登場し、レベルを上げるのはある程度楽にはなっている。~ しかし、前者は週一回((ホウセキを使ってロックを解除すれば、1つにつき1回再挑戦できる。現在、追加で最大14回まで可能。))・4匹までしか挑めない、後者は入手手段が限られているという制約があり、微妙なところ。 ---また、経験値を稼ぐには手かずが多いステージを攻略すると良いが、その情報はゲーム中で明らかになっていない(後述)。 -運要素が強い --上から降ってくるポケモンが分からない((ベースであるバトルトローゼでは上画面に数列表示されていた))ため、画面内に映っているものだけでコンボを計算することは不可能。EXステージ以外では「必ずどこかしらのポケモンが消えるように動かさなければならない」という制約もあり、「自分で連鎖を組み立てていく」という要素は薄い。 --これとオジャマが組み合わさることで余計にコンボが繋がらない事も多い。30や40の超絶コンボを叩き込めるかは完全に運次第。 ---とはいえ、この手の3マッチパズルでは当たり前の運要素ではある。「連鎖しやすい消し方」と言うのはあるため、テクニックが全く無意味と言う訳ではない。完全に運のみと言うよりは「まず前提としてテクニックを尽くし、その上で運を願う」と言った感じになる。 --捕獲についても運が絡むため、アイテムを使ってクリアしても捕獲できない事も普通にある。 ---手数や制限時間をある程度残したうえでスーパーボールを使用すれば、大抵は捕まえられる。一部ポケモンはそれでも運の要素が強いが。 ---後の更新データで、低確率で大幅に捕獲率が上がる「スーパーゲットチャンス」が登場しており、捕獲は大分楽にはなっている。 ---簡単にクリア出来るステージなら試行回数を多くした方が良い。 -知らないと大きく不利になる攻略情報 --ニャースのメインステージは、おじゃまを消去する事でコインを稼ぐ事が可能。最大で530コイン、安全策を取っても330コインほど稼げる。 --一方、挑戦に制限のあるイベントステージなどを除けば、ステージ初クリアで200コイン、2回目以降クリアで30コインしか獲得出来ない。よって、ニャースステージでの稼ぎを知っているかどうかで、コイン稼ぎの効率は雲泥の差となる。前節で「課金の意味合いが薄い」と書いたが、ニャース稼ぎをしない場合は一転して「課金しないと厳しい」難易度になる。 --ネットの攻略サイトなどを見れば真っ先に書いてあるし、自力で気付くのもそれほど難しい事ではない。しかし、本作は基本無料のポケモンゲームであるため、その辺りに気付かないプレイヤーも少なくない。気付くか気付かないかであまりに難易度が違うので、ゲーム中でもヒントを出すなどしても良かったのではないだろうか。 --経験値の方も、手かずが多いステージほど、稼げる経験値の数が多くなるという仕様になっている((基本的に手数がそのまま経験値となっている。ただし、イベントステージではほとんどが10で固定))。そのため、手早くレベルアップしたい場合は、手かず30のミミロル、手かず50のデンリュウなどのステージを活用する必要があるが、そのことに関してもゲーム中で明かされず気付きにくい。 ---こちらの方は任天堂公式サイト『[[ニンテンドーキッズスペース>https://www.nintendo.co.jp/kids/]]』や、ポケモン公式サイトの攻略コラム『[[ポケとる学園>http://www.pokemon.jp/info/game/detail/20150616_13361.html]]((外部リンク先は1回目のもの))』内の記事で解説しているため、認識度は高い。 -ホウセキによるコンティニューをした場合、確認メッセージが表示されず「はい」を選んだらすぐ再開される。 --選んだ直後に強制セーブされてしまうため、間違って選んだ場合は消費したホウセキ取り戻すことができない。 ---この仕様は以前同社が配信した『[[電波人間のRPG FREE!]]』から全く変わっていない。 --Ver.1.4以降では、アイテムを購入してステージに挑戦する際のアイテムの確認がなくなってしまった。ワンクッションおくので誤って購入するのを避けるのに便利だった。フルアイテムの場合は確認はされる。 -期間を逃すと再入手まで時間がかかるポケモンの存在 --イベントで入手出来たポケモンは期間を逃すと入手までに時間がかかる。 --一日一回のみの挑戦だったカイロスやジラーチが登場した「一日ワンチャン!」、ランダムで相手ポケモンが決まるがレアポケモンの出現率が非常に低いポケモンサファリなど、捕獲に運の要素が強いポケモンも多い。 --Ver.1.5.7現在は季節ポケモン以外の全てのイベントが24週間単位のローテーション開催されているため、配信終了しない限りは継続プレイをしていれば必ず入手機会が訪れる。ただし入手期間に捕獲・遊び損ねた場合はまた24週間先になってしまう。 ---だが、再登場した際にHPが上げられていたり、オジャマの仕様が変わっていたりする場合が多いため、再登場してもクリアできない可能性が高くなってくる。 ---「一日ワンチャン!」のイベントに関しては、トルネロス(れいじゅうフォルム)以降に開催された物は、日にち経過で基本捕獲率が上がるという配慮がされている。 --一ヶ月のチェックイン回数によって貰えるポケモンも存在するため逃した場合、再入手はイベントステージに登場するのを待つか、来年まで待つ必要がある((対象ポケモンは前者が一部の色違いのポケモンや、後者は季節に応じた姿のマンスリーピカチュウ。))。 //現在では再入手の機会があるため記述を変更。 -ポケモンサファリの存在 --数種類のポケモンがランダムに出現する二週間限定のイベントステージだが、一部のポケモンの出現率が非常に低く、目的のポケモンが出るまで何十回とプレイする必要がある。 ---特にポケモンサファリ第3弾のフィオネは出現率が"1%"という超低確率に設定されており、運が悪ければ数百回挑戦しても出ないことがあるほど。30分に一回しか挑戦できないこのゲームにおいてこの確率はあまりにも低く、多くのプレイヤーを苦しめた。 ---あまりに低確率のためフィオネの存在に気付かないプレイヤーが続出した。一応開催の一週間後に公式サイトでフィオネの存在が公表されたものの、ゲーム内では全く確認することができない。 ---ほぼ同時期に開催されたメガガブリアスのランキングステージではオジャマとしてフィオネが混ざっており、大抵のプレイヤーはフィオネをパーティに入れたほうがスコアが伸ばしやすく、フィオネの有無で差がつきやすかった。そのフィオネは、ランキング再開催時も同様に登場している。 ---後にアップデートにより、サファリに出現するポケモンが影になって表示され、捕獲すると影からポケモンの姿になる仕様が追加された。これにより少なくとも存在に気付かなくなるということは避けられるようになった。 ---また、出現ポケモンの「100回ボックス制((例えば出現率1%なら100回中必ず1回は出会える。ただし、この1回で捕獲に失敗した場合、残り99回は絶対に出現しない。))」の仕様が採用されていた時期もあった。運が悪くても100回以内に全てのポケモンに出会える仕様だが、こちらはこちらで「出現率の低いポケモンを捕獲失敗すると、ボックス内の残り回数を無駄に消費しないといけない」というデメリットが発生した。 --批難の嵐にもかかわらず公式はポケモンサファリを「大人気」と称しており、さらに反感を買っている。 ---プレイされた回数だけで見れば「大人気」なのだろうが、大半のプレイヤーは別に楽しくて沢山プレイしているわけではない((この手の認識のズレは、例えばバッジとれ~るセンターでも同様の発言があった))。 --基本的にどんなポケモンが出るかわからないため、初見殺しのステージも多い。例えば第1弾のキバニアは手かずが少ない上に、HPがやたらと高い。おまけに捕獲率も低めと、とても嫌らしいステージとなっている。 ---一応弱点のタイプは統一されるような設計や、ゲット済みのポケモンステージを再度挑戦するとアイテムを落とすなどといった配慮はされている。 -ランキング --イベントステージにて、ランキング用のスコアアタックステージが配信され、ランキング上位に入ると対応するポケモンのメガストーンが入手できる、と言うイベントなのだが……。 --高火力で弱点をつけるポケモンを揃えてアイテムをフルに投入するまでのハードルが高く、初心者はまず入手できない。 ---アイテムは上級者のスコア稼ぎや中級者の滑り込みに使われることが主で、初心者救済としては不十分。 --とはいえ再配布(ランキングステージの再登場)はあるため、逃しても入手できるチャンスはある。 ---しかし上位でなければ貰えない仕様は相変わらずであり、さらには「前回獲得したプレイヤーはランキングに参加できない」と言うこともない((ただし、前回獲得したプレイヤーがランクインした場合はメガストーンの代わりに、別のアイテムが獲得できるという配慮はある。))。 ---一応、一部のメガストーンは臨時追加される一部のミッションカードやトレーナーランクでの報酬になっていたり、ランキング上位以外にも参加賞としてアイテムが配布されるなどの措置はとられているが。 //現在ランキングステージでホウセキが配布されていないので記述を変更。 -入手がイベントのみに限られたアイテム --下記のアイテムは基本的に入手する方法が「レベルアップバトル」の高レベル報酬や「ランキング」ステージの上位プレイヤーへのプレゼントくらいしかなく入手が困難なため、プレイヤー間の差がさらに開いている。 --メガスキルアップ:メガシンカ出来るポケモンがメガシンカまでに必要なポケモンの数が減らせる。ランキングステージは一部を除き、メガスタートが使えない状態でスタートするため、あるのとないのとでは一気に得点の差が開いてしまう。~ 経験値アップS/M/L:ポケモンの経験値を50/200/1000上げる。~ レベルアップ:ポケモンのレベルを1上げる。~ マックスレベルアップ:一部のポケモンのレベル上限を上げる。~ スキルパワーS/M/L:スキルパワーを3/10/30上昇させる。~ スキルチェンジ:一部のポケモンのスキルを別のものに変更できる。~ これらは効果も優秀なので需要も高く、ここまで入手が困難なら課金でも入手できるようにして欲しいところ。 ---また、使用後は強制的にセーブされるため間違えて使用した場合は戻ってこない。 -使用できるアイテムやスキルパワーの格差 --スキルチェンジやマックスレベルアップが使えるポケモンも当初は限られたポケモンのみであり、いつまで経っても対応してくれないポケモンも非常に多かった。 ---これに関しては現在、マックスレベルアップに対しては2018年2月13日の更新までに対応していない全てポケモンに対し、最低5個使えるようになり改善はされたが、6個以上使えるポケモンとの格差はそのままである。 --実装されたとしてもスキル格差も大きく、非常に性能の高い「はじきだす」や「きずなのちから」といった高倍率のスキルを与えられなかったポケモンはどうしても使い難くなってしまう。タイプ中で唯一与えられたお陰でフライゴン等のように本編よりも活躍しているポケモンもいるにはいるのだが。 --後の更新でスキルパワーと呼ばれる要素が追加された。アイテムや一部のステージでポケモンが落とすスキルパワーを集めることで、スキルが強化される((効果の発動率や威力の上昇))というシステムなのだが……。 --スキルパワーのドロップは基本的にイベントステージに登場するポケモンにしか搭載されない。イベントステージにいるが、落とすことがないポケモンもいる。 ---そのため、アイテムでしかスキルパワーを獲得できない(強化できない)ポケモンとの格差が生まれてしまっている。 --スキルパワーを集めようとしても1回の挑戦で1つも落とさないということも多く、挑戦のために使ったアイテムやコインが無駄になることも多い。 ---後にメインステージが追加された際に、過去にメインステージに登場したポケモンが再登場するという要素が追加された。これらのポケモンはスキルパワーを落とすようになっているが、最初に登場したときに搭載すればよかったのでは。という声が非常に多く不評。 --後にスキルを変えられる「スキルチェンジ」というアイテムが登場したが、適用前と適用後のスキルでスキルパワーは共用されない。それぞれのスキルを強化するには、再度スキルパワーを集めなければならない。 --「スキルパワーMゲットステージ」の登場により、どのポケモンでも課金さえすれば簡単に上げられるようにはなった。 -これらの期間限定のポケモンやランキング専用のアイテムは、基本無料ゲーなら決して珍しい仕様ではない。だがポケとるの場合、前述したように実用的なポケモンが限られている事もあり、コレクションの要素が強い。「コンプリート出来ない」と言うのは、ゲームを続ける上で大きくモチベーションを阻害する要素になってしまっている。 -ステージ攻略中メガシンカすると、その後はクリアするまでメガシンカのBGMが継続される。 --前述にあった、いいBGMが流れるステージで発生すると、盛り上がりに欠ける。ステージ攻略中のBGMは良い物が多いのに残念である。 ---特に顕著なのは、メガシンカした状態でスタートできる『メガスタート』というアイテムを使用した場合、終始このBGMが流れ続けることとなる。 --ステージ攻略でもほとんどの場合で聞くことになるため、流石に飽きてくる。ON・OFF機能が欲しいというプレイヤーも多い。 -UIが不便 --動作は全てタッチで行うのだが、ポケモンリストやステージ一覧にはスクロールバーが存在せず快適に操作できない。 --ポケモンリストには最低限のソート機能があるだけでお気に入りのポケモンを登録するような機能もなく、稼ぎ用パーティや攻略用のパーティに切り替えるのに手間がかかる。 ---一応レベル降順なら、使う頻度に応じてレベルを調整することで、よく使うポケモンを検索結果の前の方に持ってくることができる。ただし、レベルや経験値を下げることはできないので、不自由なことには変わりない。 ---後のアップデートで、そのステージで前回に使っていたメンバーに戻せる機能が追加されたが、保存機能は存在しない。簡単なステージで前回メンバーを保存する形で保存することは可能。 -無課金でも課金でも厳しいゲーム性。 --無課金でもコインや経験値の稼ぎはできるが作業感が非常に強く、長期間プレイするには相当な根気が必要。 --課金をすればコインやホウセキは量産できるが、追加ステージやイベントステージの多くはクリアにアイテム使用を前提としており、廃課金でもしないとすぐに使いきってしまう。 -バグ関連 --追加データが配信されるたびに新たなバグが発生している。 --内容はフリーズするといった不具合からプレイヤーにとって非常に有利なものになるものまで様々。 --致命的なものは更新データで修正されているが、それに対するプレイヤーへの補填は無くバグを使わなかった(知らなかった)人との格差が広まっている。 ---中にはコインを楽にカンストできるようなものも存在。 ---不具合修正時にお詫びでアイテムを送る事もあるが、全員に配布している上に元の不具合と関係のないものが多く、根本的な解決に至らない。 --スーパーボールでの捕獲に失敗したあとセーブされる前に電源を切れば、スーパーボール代のコインを消費せずに済む。~ ステージクリアもなかったことになるが……。 -すれちがい通信の問題点(Ver.1.4以降) --後に更新でVer.1.4に更新されたのだが、Ver.1.4以降とVer.1.3以前のプレイヤーとのすれちがい通信が無効になってしまった。 --更新を周知していないプレイヤーが多く、折角すれちがい通信をしても処理が行われないずに無効にされるケースが多発している。 ---この問題点は他のゲームでも見られているが、本作は基本無料ゲームのためにプレイ人口が多いため、余計に目立っている。 ***過去の仕様など #region(アップデートで改善された不具合) -ニャースのコインゲットステージで「オジャマガード」が表示される。 --ニャースステージに限り「オジャマ」を防ぐことはデメリットでしかない。 --Ver.1.2.2で、アイテム選択画面から削除された。 -HOMEボタンの中断を使った擬似的なポーズ連打 --3DS共通として、HOMEボタンを押すとゲームを一旦中断しホーム画面に戻ることができる機能がある。 --EXステージの攻略中でも使用でき、ゲームメモ((中断しているゲームの画面を確認しながらメモを取れる、本体内蔵機能。))を起動すればじっくりと攻略法を考えてプレイすることが可能。 --これはランキングステージでも問題なく使用でき、高得点を目指すためにゲームメモを起動し画面を確認しながらプレイ出来てしまい、問題になっていた((公式側もそれ考慮したのか、メガルカリオのランキングステージが再開催された際は手かず制となっていた。対策された後のランキングステージでは、タイム制・手かず制の両方が登場している))。 ---問題があるだけではなく「3DSの機能なため仕方ない」「普通にEXステージを攻略する時に役立つ」などの意見もあり、微妙なところである。~ しかし、やりすぎるとSDカードに負担がかかるので推奨されない。 --Ver.1.2.0で、EXステージと同様の形式のランキングステージの攻略中ではHOMEボタンの使用ができなくなるようにされた。出来なくなった事を残念がるプレイヤーもいたが、さすがにこれは仕方ないだろう。 -ミュウツナイトYを入手していても、検索やおまかせでミュウツーが「メガシンカなし」のポケモンとして認識されてしまう不具合があった。 --もちろんプレイ中は問題なくメガシンカ可能。 --Ver.1.2.0で、正しく表示されるようになった。 -すれちがい通信やホウセキと交換で増えたライフは限界数の5を超えて一時的に所持できるが、5以上の場合は自然回復が行われないため、限界を超えるとライフが無駄になりやすかった。 --例えば、最大でホウセキ12個→80ライフが購入出来たのだが、1ステージを2分でクリアしても160分でその間に回復した筈のライフ5が無駄になった。もちろんそれ以上に時間をかければそれだけ無駄になる。 --Ver.1.2.0で、すれちがい通信やホウセキと交換で増えるライフは、別枠として認識されるようになり、改善された。 -一部UIの改善 --ステージ一覧は横1列にただひたすら並ぶだけで行きたいステージにすぐに行けない。画面端の矢印をタッチすればエリア毎に飛べるのだがそれでも何回もタッチしないといけない。 --また、ニャースステージは比較的序盤にあるが、起動時は常に最後尾のステージが表示される。数秒で済むとはいえ、毎回毎回ニャースステージ選択のためスクロールさせるのは割と面倒。 --Ver.1.3.0で、画面上部をタッチすることで、行きたいステージを選びやすくなった。 -難易度表示 --節目のステージやイベントステージには難易度表示として「推奨Lv」というものが表示されていた。 --しかし、ポケモンによって同じレベルでも強さに差が出る他、推奨レベルを超えているポケモンで挑んでも難しいステージも多くあった。 --Ver.1.3.0で表示が「むずかしさ」に変わり、目安としては解りやすくなった。 #endregion ---- **総評 ポケモンとしては初めての基本無料+アイテム課金という方式のゲーム。~ パズルゲームとしてはシンプルでとっつきやすく、序盤は基本無料ソフトらしく気軽に遊ぶのに適している。しかし中盤以降はアイテム使用が前提の高難易度だったり、無課金だとコイン集めの作業を強いられ、課金してもすぐにコインを使い切ってしまう、とある程度以上プレイしようとするとバランス面の少なくない粗が目立つ。~ とはいえいわゆるガチャ形式ではないため「課金しなければ強力なポケモンは絶対に手に入らない」といったことはなく、無課金・微課金でも十分に遊べるようになっている点は、射幸心を露骨に煽る基本無料ゲームが多い中、良心的と言えるだろう。~ ポケモンのアイコンも可愛いため、ポケモンが好きなら基本無料ということもあり、試しにプレイしてみても損は無いだろう。 ---- **余談 -2015年3月16日以降『ポケとる』デザインのニンテンドープリペイドカードが発売されている。取扱い場所によって2種類絵柄が用意されている。 -2015年9月7日以降新デザインのニンテンドープリペイドカードが発売されている。 --通常通りの1,000円分のポイントに加え、ホウセキが1つ貰えるシリアルコードが付属している。単純に考えて100円分お得に買うことができる。 -日本国外では『[[Pokémon Shuffle>http://www.pokemonshuffle.com/]]』というタイトルで北米及びヨーロッパ地域で配信されている((配信日は日本と同じ2015年2月18日))。 --基本的に国内版と同一内容だが、ランキング用のスコアアタックステージでのメガストーン配布順位など、細かい差異は存在する((例えば2015年6月のメガカメックスのランキングステージでは、国内では65000位までのプレイヤーにメガストーンorホウセキ2個がプレゼントされるが、北米では上位30000位までにしかプレゼントされない))。 -2015年8月25日に『ポケとる スマホ版』がリリースされた。 --メガシンカ直後の挙動((3DS版は演出後すぐに対象ポケモンがメガシンカしたものに変わるが、スマホ版は演出からワンテンポ遅れて変化する。その為、対象ポケモンでコンボしても、メガシンカ直後は通常状態で揃えた扱いとなってしまう。))や消費コインの増加など、ゲームバランスに関わる部分での変更点が多い。 --こちらも海外でも配信された。 --先にスマホ版で先行実装したものが3DS版に、もしくは3DS版で実装したものがスマホ版に……と相互的なアップデートが行われている。 --人口や一部仕様が異なるためランキングステージは別集計。 -2020年6月24日にNintendo Switch/スマートフォンでポケモンのパズルゲーム『Pokémon Café Mix』が配信された。 --開発は本作と同じくジニアス・ソノリティが担当している。 -2023年3月末にニンテンドー3DSのニンテンドーeショップが終了することに伴い、2023年3月28日に本作の新規ダウンロードとホウセキ購入、2023年3月31日にチェックインとランキングステージの機能がそれぞれ終了することが[[発表された>https://www.pokemon.co.jp/info/2022/08/220819_at01.html]]。

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