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*DXモノポリーGB 【でらっくすものぽりーじーびー】 |ジャンル|ボードゲーム|#amazon(B000069S5X)| |対応機種|ゲームボーイカラー(全GB共通)|~| |発売元|タカラ|~| |開発元|エルステッド|~| |発売日|2000年4月21日|~| |定価|3,980円(税別)|~| |プレイ人数|1~4人|~| |判定|なし|~| |ポイント|デラックスシリーズ第一弾&br()完成度は高めだがテンポが致命的に悪い|~| |>|>|CENTER:''[[モノポリーシリーズリンク>モノポリーシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 ゲームボーイ版モノポリー第三弾。今回は『ゲームボーイモノポリー』同様ゲームボーイカラー対応になっている。ルールなどはいつも通りなので、『[[ザ・モノポリーゲーム2]]』を参照。 **評価点 -登場CPUの人数が多い上、それぞれの思考パターンもキチンと確立されており、個性的になっている。携帯機ながら据え置きの後発シリーズと比較しても遜色ない。 --なんでもいいからとりあえず買えるだけ集める、高額なダークブルーにこだわる、安い土地が好き…などいずれも良く出来ている。 ---各CPUには名前も顔グラフィックもちゃんと用意されている。台詞パターンも多く、行動時にはキチンと一言ずつ喋る。 -CPU自体の思考力もかなり良く、手応えがある。 --交渉条件が不適当なら、ちゃんと条件を見合う形に修正して提示し直してくる。向こうからの提案をプレイヤー側が修正した際も同様に条件に見合う交渉か考えている。 --刑務所に入った際も序盤戦ならガッカリしてすぐに出てくるが、土地が埋まってきているなら逆に喜んでギリギリまで滞在しようとするなど、定石は外さない思考になっている。 -大会の種類が多く、やりこみがいがある。 -フリープレイでは時間での終了条件を設けることも可能になっている。 --「一定金額を稼いだら~」や「一定人数破産したら~」では長期戦になりやすい上いつ終わるかも不安定なので、この設定が可能なのは「いつでも始められる」携帯機としてはうれしいところ。 **賛否両論点 -純粋に難易度が高い。モノポリー初心者にはあまり向いていない。 --初心者向けのモノポリー教室なども用意されておらず、とにかくひたすら「モノポリーをする」ことに特化した内容になっている。 **問題点 -''テンポが異常に悪い。''本作最大の難点。 --駒の移動時、駒が一マスずつ移動する描写を見せられスキップが出来ない。 ---普通の双六とは違い、分岐などがあるわけでもなくマップの構造も単純なので見せられるメリットは皆無に近い。一応画面が小さいので各自の駒の形状を確認できるのは精々ここだけではあるが、それだけのために毎回移動描写を見せられるのは苦痛。 --CPUの頭はいいものの、それが仇になり交渉頻度はかなり多め。CPU同士の交渉でもスキップはできないため、一人プレイではイライラする。 ---もちろんCPU同士でも毎回のように意見のすり合わせは行われる。参考にはなるが、ゲームとしてのテンポは悪い。 -大会を勝ち進める以外に特に目的のようなものはない。 --マップの外見も一種類しかなく、駒も初期駒のみで増えたりはしない。ゲームボーイの容量を考えると仕方のないところではあるが。 **総評 ストイックなまでに「モノポリーをやること」に特化しつくした内容で、その方面から見ると携帯機とはいえ侮れない完成度に仕上がっている。~ 特にCPUの頭の良さは後の据え置きシリーズに見習わせたいほど良く出来ている。~ 反面、「ゲームとしてのプレイアビリティ」から見ると、問題点も多く初心者にはあまり勧められない。~ 「外出先でも手応えのあるモノポリーをしたい」というモノポリーマニア向けの一本と言えるだろう。 ---- **その後の展開 -翌年、GBAで『[[EXモノポリー]]』が発売された。 --本作の良い点はそのままに、最大の欠点であるテンポの悪さが改善され、良作となる…はずだったのだが、また新たな問題点が発生しゲームバランスが壊れてしまった。
*DXモノポリーGB 【でらっくすものぽりーじーびー】 |ジャンル|ボードゲーム|#amazon(B000069S5X)| |対応機種|ゲームボーイカラー(全GB共通)|~| |発売元|タカラ|~| |開発元|エルステッド|~| |発売日|2000年4月21日|~| |定価|3,980円(税別)|~| |プレイ人数|1~4人|~| |判定|なし|~| |ポイント|デラックスシリーズ第一弾&br()完成度は高めだがテンポが致命的に悪い|~| |>|>|CENTER:''[[モノポリーシリーズリンク>モノポリーシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 ゲームボーイ版モノポリー第三弾。今回は『ゲームボーイモノポリー』同様ゲームボーイカラー対応になっている。ルールなどはいつも通りなので、『[[ザ・モノポリーゲーム2]]』を参照。 **評価点 -登場CPUの人数が多い上、それぞれの思考パターンもキチンと確立されており、個性的になっている。携帯機ながら据え置きの後発シリーズと比較しても遜色ない。 --なんでもいいからとりあえず買えるだけ集める、高額なダークブルーにこだわる、安い土地が好き…などいずれも良く出来ている。 ---各CPUには名前も顔グラフィックもちゃんと用意されている。台詞パターンも多く、行動時にはキチンと一言ずつ喋る。 -CPU自体の思考力もかなり良く、手応えがある。 --交渉条件が不適当なら、ちゃんと条件を見合う形に修正して提示し直してくる。向こうからの提案をプレイヤー側が修正した際も同様に条件に見合う交渉か考えている。 --刑務所に入った際も序盤戦ならガッカリしてすぐに出てくるが、土地が埋まってきているなら逆に喜んでギリギリまで滞在しようとするなど、定石は外さない思考になっている。 -大会の種類が多く、やりこみがいがある。 -フリープレイでは時間での終了条件を設けることも可能になっている。 --「一定金額を稼いだら~」や「一定人数破産したら~」では長期戦になりやすい上いつ終わるかも不安定なので、この設定が可能なのは「いつでも始められる」携帯機としてはうれしいところ。 **賛否両論点 -純粋に難易度が高い。モノポリー初心者にはあまり向いていない。 --初心者向けのモノポリー教室なども用意されておらず、とにかくひたすら「モノポリーをする」ことに特化した内容になっている。 **問題点 -''テンポが異常に悪い。''本作最大の難点。 --駒の移動時、駒が一マスずつ移動する描写を見せられスキップが出来ない。 ---普通の双六とは違い、分岐などがあるわけでもなくマップの構造も単純なので見せられるメリットは皆無に近い。一応画面が小さいので各自の駒の形状を確認できるのは精々ここだけではあるが、それだけのために毎回移動描写を見せられるのは苦痛。 --CPUの頭はいいものの、それが仇になり交渉頻度はかなり多め。CPU同士の交渉でもスキップはできないため、一人プレイではイライラする。 ---もちろんCPU同士でも毎回のように意見のすり合わせは行われる。参考にはなるが、ゲームとしてのテンポは悪い。 -大会を勝ち進める以外に特に目的のようなものはない。 --マップの外見も一種類しかなく、駒も初期駒のみで増えたりはしない。ゲームボーイの容量を考えると仕方のないところではあるが。 **総評 ストイックなまでに「モノポリーをやること」に特化しつくした内容で、その方面から見ると携帯機とはいえ侮れない完成度に仕上がっている。~ 特にCPUの頭の良さは後の据え置きシリーズに見習わせたいほど良く出来ている。~ 反面、「ゲームとしてのプレイアビリティ」から見ると、問題点も多く初心者にはあまり勧められない。~ 「外出先でも手応えのあるモノポリーをしたい」というモノポリーマニア向けの一本と言えるだろう。 ---- **その後の展開 -翌年、GBAで『[[EXモノポリー]]』が発売された。 --本作の良い点はそのままに、最大の欠点であるテンポの悪さが改善され、良作となる…はずだったのだが、また新たな問題点が発生しゲームバランスが壊れてしまった。

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