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*Halo 3 【へいろー すりー】 |ジャンル|FPS|&amazon(B000SYDIZ2)| |対応機種|Xbox 360|~| |発売元|マイクロソフト|~| |開発元|バンジースタジオ|~| |発売日|2007年9月27日|~| |定価|7,000円 (税抜)|~| |プレイ人数|オフライン時:1~4人&br;オンライン時:2~16人|~| |レーティング|CERO:D(17才以上対象)|~| |レーティングアイコン|暴力|~| |廉価版|プラチナコレクション:&br;2009年2月26日/2800円(税抜)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[HALOシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- ~ #center(){{ &big(){''BELIEVE それは、未来を信じる事。&br;ヒーローを信じ抜く事。''} }} ~ ---- **ストーリー >地球・ニューモンバサ、デルタ・ヘイロー、ハイチャリティ…。そして再び地球など。~ ~ 古の超文明人フォアランナーが遺した殲滅装置HALOは、今やその全てが半起動状態に入り、遠隔操作が可能となっていた。~ そのHALOの遠隔操作を行える「アーク」は、人類発祥の地である地球に隠されていたのだ。~ 「大いなる旅立ち」の本質を知らないままのコヴナントの指導者・真実の預言者は、フラッドに汚染された本拠地ハイチャリティを捨て、地球への本格的な攻撃を開始する。~ ~ 人類最強の戦士・マスターチーフは真実の預言者の船に同乗し、相棒コルタナと離れながらも地球への帰還に成功する。~ 墜落したマスターチーフは、同じく地球へと帰還していた不死身のジョンソン軍曹に助けられるが、マスターチーフは軍曹の隣にいるサンヘイリ族の戦士・アービターの姿に驚く。~ コヴナント評議会からの無下な扱いに憤慨し、真実の預言者の欺瞞に気付いたアービターらサンヘイリ族はコヴナントを離反、一時的に人類と手を組むことを選択したのだ。~ ~ かくして、コヴナントに蹂躙される地球、ひいては全宇宙を救う戦いが始まるのだが、歩き出したチーフをコルタナのフラッシュバックが苛む。~ 寄生生物フラッドの拡散を食い止めるためハイチャリティに残ったコルタナ。~ 高性能AIである彼女も、フラッドの海と化し、フラッドの知性集合体グレイヴマインドに浸食された状態であるハイチャリティの中ではどのような影響を受けるかわからない。~ 彼女の身を案じつつも、今のマスターチーフは眼前の敵と戦うしかなかった。~ ~ ''全てに、ケリをつける時が来たのだ。'' ---- **概要 『[[Halo: Combat Evolved>HALO#id_a3b4e5c3]]』『[[Halo 2>HALO#id_e645bdaf]]』に続く『HALO』シリーズの第3作。~ 主人公マスターチーフの闘いを描いた『HALO』の3部作である『ヘイロー・トリロジー』の完結作でもある。~ なお、欧米でのキャッチコピーは「Finish the Fight (ケリをつける時が来た)」「Believe」でとなっている。 ---- **評価点 -前作のキャンペーンはかなり難易度が高かったが、それを踏まえたのかマイルドな難易度になった。 --だがシリーズ過去作からの高い難易度に慣れたシリーズのファンも楽しめる。プレイ開始時に「ビギナー/ノーマル/アドバンス/レジェンド」の4つから難易度を選択することができ、その選択によって難易度が大きく変わる。 --ビギナーではアクションゲームが苦手な人でも非常に簡単にクリアすることが出来るが、レジェンドでは過去作のレジェンドをクリアした経験があるコアファンでさえもがコントローラーを投げ出すほどの難易度を誇る。 --しかしレジェンドは高すぎるわけでもなく、何度も周回プレイすることで徐々にクリアに近づくという見事なバランスである。 --ちなみに、過去作をノーマルでプレイヤーした人にはアドバンスが丁度良い難易度設定である。超素人から過去作からのコアゲーマーまで熱中してプレイ出来るバランス調整になっている。 -グラフィックが非常に綺麗。360本体のグラフィック描画性能の実力を見せつけるのには充分であり、このグラフィックを見て本体を買った360ユーザーも少なくない。 -武器のレパートリーが豊富である。 --近年のFPSというジャンルのゲームは、武器の種類はアサルトライフルが数種でスナイパーライフルが数種といったように、同じようなデザインで少しだけ性能の違う武器を豊富に揃えるが、本作の武器はそれぞれ役割のようなものが決まっており、種類は多いもののデザインは全く異なるものばかりである。 --武器は見た目も差が大きいので、弾薬が尽きた時などスグに落ちている同じ武器を拾う必要がある時には遠くからでもパッと見るだけでどんな銃かがわかる。先述のようなゲームでは遠くからではその武器の種類はわからない。 -過去作以上に車を乗り回す場面が増えた。 --シリーズ一作目はシナリオ攻略に必要なのは中盤のバンシーと最終局面にワートホグという乗り物を乗り回すのみ。 --前作もほとんど乗る必要はない。しかし本作ではミッションの2回に1回は乗車を半ば強制される。 --もちろんその時に乗らないという選択肢もあり、一度も乗らないままEDを終えることも可能だが、かなり難易度が上がる。 --ちなみに、本作の攻略上乗る必要がある乗り物はワートホグだけではない。 --ビークル、戦闘機、大型戦車、航空輸送機など、過去作で登場しなかったりシナリオ進行上乗る必要がなかったりしていたが、本作はいずれも乗る必要があり、多種多様の攻略方法がある。 -スコア制度の追加やキャンペーンの4人同時プレイの新要素が追加された。 --ただし複数人の同時にプレイはXbox Liveによるオンラインか、システム・リンク限定である。 -マルチ対戦のマッチングシステムは秀逸で、対戦結果からスキルLVが蓄積されて常に同程度の実力の相手と遊べる。 -『HALO』シリーズの特徴でもあるシアター(リプレイ・編集)モードがより充実。そこからプレイ動画・スクリーンショットの保存もできる。ちなみに、自動的に最大25試合分のゲームプレイも自動保存できる。 --そのリプレイは「自分の視点で見る」は勿論のこと、「自分以外の視点(最大16人分)」「マップ内を自由自在に見て回れる(神の視点)」「一時停止・再生速度変更・巻き戻し」などのことができる。無論、その状態でスクリーンショットなども撮れる。 --オンラインや対戦モードのみならず、キャンペーンモードでもシアターモードはある。機能も変わらない。 --さらに撮影・保存したムービー・スクリーンショットなどを気軽に他のプレイヤーと共有することができる。 -既存のマップにオブジェクトの追加・削除を行うことでマップを作れるフォージ機能が新規で追加された。マップを直接遊ぶことももちろん可能である。 --この機能はシアターモードと共にシリーズ特有の特徴としてその後のシリーズ作品に引き継がれている。 --上記のシアターモードと合わせ、多種多様なムービー・スクリーンショットの作成ができる。 -対戦履歴がオンライン上に詳細に残る。 --一度でもXbox Liveにログイン状態でオンラインに接続するとそれがクラウドに保存され、公式HPで確認することができる。 --そこでは武器の使用率&殺害率から各マップでの死亡場所の統計までありとあらゆることが確認できる。 ---もちろん、360本体からも確認可能である。 -オンラインベータテストで何度も武器のバランスを見直してくれたおかげか、マルチプレイのバランスはかなり良い。発売から10年が経過している今もなお沢山のプレイヤーがオンラインにいる。 --ちなみにシリーズ全てで共通することだが、オンラインには日本人はほとんどいない。ほぼ全員が欧米人である。 --また、今ではオンラインはほぼガチ勢しかいないので、最初の頃は連戦連敗である。 --だが、プレイ時間に比例して勝つ回数も次第に増えてくる。数日間熱中してやっているといつの間にか自分のキル数に驚いたという経験があるプレイヤーも少なくないようだ。 ---- **問題点 -シリーズ物としてみた場合、ゲーム面での''劇的な改善は特に見られない。'' --『1』及び『2』の完成度などが高かったという面も有る。 --システム面では新要素は少ないものの、過去作で好評だった点を進化させているとも言えるので、一概に進化がなかったという訳では無い。 -これはどのシリーズ作品にも共通する事だが、ステージはマップが非常に広く、一方で次のステージに行く道は大概の場合非常に小さいので、過去作からのプレイヤーは慣れているから次への入口がどこにあるかわかるが、初見プレイヤーは一回は間違いなく迷う。 -シングルプレイモードでは、『1』から続く壮大なストーリーに一応の終止符を打つことになる。ただし、そのシナリオを深く理解するには、シリーズを通してプレイしないとわかりづらい。 --とは言うものの、シナリオ自体にあまり興味のない方ならシングルプレイも充分遊べる作りになっている。 --一方で過去作からのプレイヤーには随所にファンサービスが見られる。終盤は感動するに違いない。 ---本作と同時発売で過去作2本とXbのゲームを360でもプレイできるようになるディスクが入った『Halo: History Pack』が発売されているため、本作をプレイする前に過去作2本をプレイしておくとシリーズの良さがわかるのでおすすめである。 -最高難易度で最終ステージをクリアすると、まだ続きがありそうなEDムービーが見られる。 --公式的には「マスターチーフの話はコレで終わり」なはず。製作側のお遊びと言う話もあるが、ユーザーの期待を煽ってる感も有る。 --結局、別会社(343Industries)にて『4』の制作が決定。今作のED後からスタートすることにった。 ---- **総評 プラットフォームが次世代機へと進化し、オンラインはシステム面で非常に優れており、プレイしやすい。特にシアター関連は賞賛された。~ 一方でシステム面は革新的とまで呼べるような新要素は特に思いつかない。シリーズ物としてみた場合、改悪しなかったというだけで名作・良作だろうか。~ 何より、高すぎると言われた前作の難易度を大きく下げ、より間口を広げることができた。~ それによって沢山の新しいFPSプレイヤーを生み出し、FPSというジャンルを語る上では外せない歴史的となった。~ しかし、オンラインはガチ勢がはびこっており初心者がやるものではないが、粘り強くプレイし続けていれば次第に腕が上がることが実感出来るであろう。 ---- **余談 -本作も『2』同様に初回限定版として『HALO 3 リミテッド・エディション』が発売された。黒のメタルケース仕様で、説明書とディスクの間に衝撃緩衝材が入っているという丁寧さ。特典映像を収録したDVD(再生は360でのみ可能)と別冊付録が付属する。同梱の内容は以下の通り。 --''リファンレスブック''&br;各種族の生態系や社会構造、テクノロジーについての紹介が描かれている。豪華ハードカバー仕様。各種族の説明が26ページ、テクノロジーレベル一覧が2ページの大ボリューム。 --''ボーナス ディスク''&br;開発者による解説・完成までの道のり・舞台裏等が紹介される「メイキング・オブ・ヘイロー3」と、マルチプレイの魅力を紹介する「ショートムービー」に加え、『HALO』にちなんだゲーマーアイコンやコンセプト・アートがダウンロードが可能な「ボーナスコンテンツ」を収録。おまけとしてアメリカ流の "カオス" が楽しめるミニゲームの「ワートホグ・ロンチ」も入っている。 -北米では発売開始された午前0時の時点で莫大な売り上げを記録し、翌日0時には合計売上は1億7000万ドルを記録。360本体の販売も大きく牽引し、3部作の全世界シリーズ累計は2,480万本となった。 --本作の発売日は欧米の主要都市のど真ん中で深夜0時にもかかわらず盛大に本作が販売された。北米やイギリスでは長蛇の列を作り、徹夜組も多かった。発売日には同時に360本体の売上も急上昇した。 -アメリカのTIMES誌にて「Top 10 Games of 2007」の1位受賞。
*Halo 3 【へいろー すりー】 |ジャンル|FPS|&amazon(B000SYDIZ2,image=https://cache.famitsu.com/img/catalog/item/0000/0000/0001/9441/medium/B000SYDIZ2.webp)| |対応機種|Xbox 360|~| |発売元|マイクロソフト|~| |開発元|バンジースタジオ|~| |発売日|2007年9月27日|~| |定価|7,000円 (税抜)|~| |プレイ人数|オフライン時:1~4人&br;オンライン時:2~16人|~| |レーティング|CERO:D(17才以上対象)|~| |レーティングアイコン|暴力|~| |廉価版|プラチナコレクション:&br;2009年2月26日/2800円(税抜)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[HALOシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- ~ #center(){{ &big(){''BELIEVE それは、未来を信じる事。&br;ヒーローを信じ抜く事。''} }} ~ ---- **ストーリー >地球・ニューモンバサ、デルタ・ヘイロー、ハイチャリティ…。そして再び地球など。~ ~ 古の超文明人フォアランナーが遺した殲滅装置HALOは、今やその全てが半起動状態に入り、遠隔操作が可能となっていた。~ そのHALOの遠隔操作を行える「アーク」は、人類発祥の地である地球に隠されていたのだ。~ 「大いなる旅立ち」の本質を知らないままのコヴナントの指導者・真実の預言者は、フラッドに汚染された本拠地ハイチャリティを捨て、地球への本格的な攻撃を開始する。~ ~ 人類最強の戦士・マスターチーフは真実の預言者の船に同乗し、相棒コルタナと離れながらも地球への帰還に成功する。~ 墜落したマスターチーフは、同じく地球へと帰還していた不死身のジョンソン軍曹に助けられるが、マスターチーフは軍曹の隣にいるサンヘイリ族の戦士・アービターの姿に驚く。~ コヴナント評議会からの無下な扱いに憤慨し、真実の預言者の欺瞞に気付いたアービターらサンヘイリ族はコヴナントを離反、一時的に人類と手を組むことを選択したのだ。~ ~ かくして、コヴナントに蹂躙される地球、ひいては全宇宙を救う戦いが始まるのだが、歩き出したチーフをコルタナのフラッシュバックが苛む。~ 寄生生物フラッドの拡散を食い止めるためハイチャリティに残ったコルタナ。~ 高性能AIである彼女も、フラッドの海と化し、フラッドの知性集合体グレイヴマインドに浸食された状態であるハイチャリティの中ではどのような影響を受けるかわからない。~ 彼女の身を案じつつも、今のマスターチーフは眼前の敵と戦うしかなかった。~ ~ ''全てに、ケリをつける時が来たのだ。'' ---- **概要 『[[Halo: Combat Evolved>HALO#id_a3b4e5c3]]』『[[Halo 2>HALO#id_e645bdaf]]』に続く『HALO』シリーズの第3作。~ 主人公マスターチーフの闘いを描いた『HALO』の3部作である『ヘイロー・トリロジー』の完結作でもある。~ なお、欧米でのキャッチコピーは「Finish the Fight (ケリをつける時が来た)」「Believe」でとなっている。 ---- **評価点 -前作のキャンペーンはかなり難易度が高かったが、それを踏まえたのかマイルドな難易度になった。 --だがシリーズ過去作からの高い難易度に慣れたシリーズのファンも楽しめる。プレイ開始時に「ビギナー/ノーマル/アドバンス/レジェンド」の4つから難易度を選択することができ、その選択によって難易度が大きく変わる。 --ビギナーではアクションゲームが苦手な人でも非常に簡単にクリアすることが出来るが、レジェンドでは過去作のレジェンドをクリアした経験があるコアファンでさえもがコントローラーを投げ出すほどの難易度を誇る。 --しかしレジェンドは高すぎるわけでもなく、何度も周回プレイすることで徐々にクリアに近づくという見事なバランスである。 --ちなみに、過去作をノーマルでプレイヤーした人にはアドバンスが丁度良い難易度設定である。超素人から過去作からのコアゲーマーまで熱中してプレイ出来るバランス調整になっている。 -グラフィックが非常に綺麗。360本体のグラフィック描画性能の実力を見せつけるのには充分であり、このグラフィックを見て本体を買った360ユーザーも少なくない。 -武器のレパートリーが豊富である。 --近年のFPSというジャンルのゲームは、武器の種類はアサルトライフルが数種でスナイパーライフルが数種といったように、同じようなデザインで少しだけ性能の違う武器を豊富に揃えるが、本作の武器はそれぞれ役割のようなものが決まっており、種類は多いもののデザインは全く異なるものばかりである。 --武器は見た目も差が大きいので、弾薬が尽きた時などスグに落ちている同じ武器を拾う必要がある時には遠くからでもパッと見るだけでどんな銃かがわかる。先述のようなゲームでは遠くからではその武器の種類はわからない。 -過去作以上に車を乗り回す場面が増えた。 --シリーズ一作目はシナリオ攻略に必要なのは中盤のバンシーと最終局面にワートホグという乗り物を乗り回すのみ。 --前作もほとんど乗る必要はない。しかし本作ではミッションの2回に1回は乗車を半ば強制される。 --もちろんその時に乗らないという選択肢もあり、一度も乗らないままEDを終えることも可能だが、かなり難易度が上がる。 --ちなみに、本作の攻略上乗る必要がある乗り物はワートホグだけではない。 --ビークル、戦闘機、大型戦車、航空輸送機など、過去作で登場しなかったりシナリオ進行上乗る必要がなかったりしていたが、本作はいずれも乗る必要があり、多種多様の攻略方法がある。 -スコア制度の追加やキャンペーンの4人同時プレイの新要素が追加された。 --ただし複数人の同時にプレイはXbox Liveによるオンラインか、システム・リンク限定である。 -マルチ対戦のマッチングシステムは秀逸で、対戦結果からスキルLVが蓄積されて常に同程度の実力の相手と遊べる。 -『HALO』シリーズの特徴でもあるシアター(リプレイ・編集)モードがより充実。そこからプレイ動画・スクリーンショットの保存もできる。ちなみに、自動的に最大25試合分のゲームプレイも自動保存できる。 --そのリプレイは「自分の視点で見る」は勿論のこと、「自分以外の視点(最大16人分)」「マップ内を自由自在に見て回れる(神の視点)」「一時停止・再生速度変更・巻き戻し」などのことができる。無論、その状態でスクリーンショットなども撮れる。 --オンラインや対戦モードのみならず、キャンペーンモードでもシアターモードはある。機能も変わらない。 --さらに撮影・保存したムービー・スクリーンショットなどを気軽に他のプレイヤーと共有することができる。 -既存のマップにオブジェクトの追加・削除を行うことでマップを作れるフォージ機能が新規で追加された。マップを直接遊ぶことももちろん可能である。 --この機能はシアターモードと共にシリーズ特有の特徴としてその後のシリーズ作品に引き継がれている。 --上記のシアターモードと合わせ、多種多様なムービー・スクリーンショットの作成ができる。 -対戦履歴がオンライン上に詳細に残る。 --一度でもXbox Liveにログイン状態でオンラインに接続するとそれがクラウドに保存され、公式HPで確認することができる。 --そこでは武器の使用率&殺害率から各マップでの死亡場所の統計までありとあらゆることが確認できる。 ---もちろん、360本体からも確認可能である。 -オンラインベータテストで何度も武器のバランスを見直してくれたおかげか、マルチプレイのバランスはかなり良い。発売から10年が経過している今もなお沢山のプレイヤーがオンラインにいる。 --ちなみにシリーズ全てで共通することだが、オンラインには日本人はほとんどいない。ほぼ全員が欧米人である。 --また、今ではオンラインはほぼガチ勢しかいないので、最初の頃は連戦連敗である。 --だが、プレイ時間に比例して勝つ回数も次第に増えてくる。数日間熱中してやっているといつの間にか自分のキル数に驚いたという経験があるプレイヤーも少なくないようだ。 ---- **問題点 -シリーズ物としてみた場合、ゲーム面での''劇的な改善は特に見られない。'' --『1』及び『2』の完成度などが高かったという面も有る。 --システム面では新要素は少ないものの、過去作で好評だった点を進化させているとも言えるので、一概に進化がなかったという訳では無い。 -これはどのシリーズ作品にも共通する事だが、ステージはマップが非常に広く、一方で次のステージに行く道は大概の場合非常に小さいので、過去作からのプレイヤーは慣れているから次への入口がどこにあるかわかるが、初見プレイヤーは一回は間違いなく迷う。 -シングルプレイモードでは、『1』から続く壮大なストーリーに一応の終止符を打つことになる。ただし、そのシナリオを深く理解するには、シリーズを通してプレイしないとわかりづらい。 --とは言うものの、シナリオ自体にあまり興味のない方ならシングルプレイも充分遊べる作りになっている。 --一方で過去作からのプレイヤーには随所にファンサービスが見られる。終盤は感動するに違いない。 ---本作と同時発売で過去作2本とXbのゲームを360でもプレイできるようになるディスクが入った『Halo: History Pack』が発売されているため、本作をプレイする前に過去作2本をプレイしておくとシリーズの良さがわかるのでおすすめである。 -最高難易度で最終ステージをクリアすると、まだ続きがありそうなEDムービーが見られる。 --公式的には「マスターチーフの話はコレで終わり」なはず。製作側のお遊びと言う話もあるが、ユーザーの期待を煽ってる感も有る。 --結局、別会社(343Industries)にて『4』の制作が決定。今作のED後からスタートすることにった。 ---- **総評 プラットフォームが次世代機へと進化し、オンラインはシステム面で非常に優れており、プレイしやすい。特にシアター関連は賞賛された。~ 一方でシステム面は革新的とまで呼べるような新要素は特に思いつかない。シリーズ物としてみた場合、改悪しなかったというだけで名作・良作だろうか。~ 何より、高すぎると言われた前作の難易度を大きく下げ、より間口を広げることができた。~ それによって沢山の新しいFPSプレイヤーを生み出し、FPSというジャンルを語る上では外せない歴史的となった。~ しかし、オンラインはガチ勢がはびこっており初心者がやるものではないが、粘り強くプレイし続けていれば次第に腕が上がることが実感出来るであろう。 ---- **余談 -本作も『2』同様に初回限定版として『HALO 3 リミテッド・エディション』が発売された。黒のメタルケース仕様で、説明書とディスクの間に衝撃緩衝材が入っているという丁寧さ。特典映像を収録したDVD(再生は360でのみ可能)と別冊付録が付属する。同梱の内容は以下の通り。 --''リファンレスブック''&br;各種族の生態系や社会構造、テクノロジーについての紹介が描かれている。豪華ハードカバー仕様。各種族の説明が26ページ、テクノロジーレベル一覧が2ページの大ボリューム。 --''ボーナス ディスク''&br;開発者による解説・完成までの道のり・舞台裏等が紹介される「メイキング・オブ・ヘイロー3」と、マルチプレイの魅力を紹介する「ショートムービー」に加え、『HALO』にちなんだゲーマーアイコンやコンセプト・アートがダウンロードが可能な「ボーナスコンテンツ」を収録。おまけとしてアメリカ流の "カオス" が楽しめるミニゲームの「ワートホグ・ロンチ」も入っている。 -北米では発売開始された午前0時の時点で莫大な売り上げを記録し、翌日0時には合計売上は1億7000万ドルを記録。360本体の販売も大きく牽引し、3部作の全世界シリーズ累計は2,480万本となった。 --本作の発売日は欧米の主要都市のど真ん中で深夜0時にもかかわらず盛大に本作が販売された。北米やイギリスでは長蛇の列を作り、徹夜組も多かった。発売日には同時に360本体の売上も急上昇した。 -アメリカのTIMES誌にて「Top 10 Games of 2007」の1位受賞。

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