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*テニスの王子様 2003 PASSION RED/COOL BLUE 【てにすのおうじさま にせんさん ぱっしょんれっど/くーるぶるー】 |ジャンル|テニスアクションゲーム|&amazon(B00007IRCE)&amazon(B00007IRQY)| |対応機種|ゲームボーイアドバンス|~| |発売元|コナミ|~| |発売日|2003年2月20日|~| |定価|各4,800円(税別)|~| |判定|なし|~| |ポイント|''ちゃんとテニスしてる''&br()派手な必殺技も満載|~| |>|>|CENTER:''[[テニスの王子様 ゲームリンク>テニスの王子様シリーズ]]''| #contents(fromhere) ---- **概要 前作『テニスの王子様 GENIUS BOYS ACADEMY』から順当に進化を遂げ、2ver.同時となったテニスゲーム。他校のキャラが使えるようになり、公式試合のモードも増加。~ 必殺技の概念がありながらも絶妙なゲームバランスでテニスゲームとして成立している良作…と言いたいところだが、少々問題点も抱えている。理由は後述。 **特徴 -登場キャラクター --青学(両ver.共に登場) ---越前リョーマ、桃城武、手塚国光、不二周助、乾貞治、海堂薫、河村隆、大石秀一郎、菊丸英二 --【PASSION RED】 ---山吹:千石清純、亜久津仁 ---氷帝:跡部景吾、樺地崇弘、向日岳斗、忍足侑士、鳳長太郎、宍戸亮、芥川慈郎 ---隠しキャラ:壇太一、榊太郎 --【COOL BLUE】 ---不動峰:橘桔平、神尾アキラ、伊武深司、石田鉄 ---聖ルドルフ:赤澤吉朗、木更津淳、柳沢慎也、不二裕太、観月はじめ ---隠しキャラ:竜崎桜乃、橘杏 #endregion -ゲームモード --公式試合シングルス ---PASSION REDでは青学校内ランキング戦、都大会個人の部、関東大会個人の部。~ COOL BLUEでは青学校内ランキング戦、地区予選個人の部、都大会個人の部の3つのモードがプレイ可能。 ---それぞれ使用コートがHARD、CRAY、GRASSになっており、大会に合わせたキャラと対戦していく。 --練習試合シングルス・ダブルス ---好きなキャラを使って好きな相手と対戦できる。ダブルスの場合、学校の垣根を越えて自由な相手と組む事が可能。 --通信プレイ ---通信対戦(シングルス)と通信協力(ダブルス)が遊べる。 ---通信するソフトのver.によって通信協力出来るモードは異なる。 -必殺技 --ラリーを続けることでCゲージが溜まり、これを消費して必殺技を発動する事が可能。Cゲージはセレクトボタンで発動する「挑発」でも上昇する。 ---技によって必要なゲージの量は異なり、強力なものほど多くのゲージを必要とする。中にはゲージを消費しない技もある。 --ゲージ自体は溜まりやすく、必殺技同士のラッシュという派手な展開も見る事ができる。 --複雑なコマンド入力の必要は無く、LRボタン+Aボタン(もしくはBボタン)で発動。 ---ただし特定の条件下で無ければ発動しないものもあるので(例:相手からの返球がロブの時のみ。自分の立ち位置がサービスラインより後ろ。など)、状況に応じた操作が求められる。 -キャラステータス --キャラにはそれぞれパラメーターが設定されており、得意不得意がある。前作でも設定されていたようだが今作ではギャラリーで数値を確認できるようになった(ただしそのキャラで一度クリアしていることが条件) ---基本的に原作で強いキャラは多少数値の優遇はされている。だがチート級に強いという訳ではなく、他キャラでも対抗出来うる範囲。 --スピン力などテクニックで優れるキャラは握力が弱くラケットを弾かれやすいなどそれぞれ一長一短。 -その他システム --ラケットを3回吹き飛ばされると負けとなるルールも設定できる。 ---パワーキャラの場合このモードでゴリ押しが可能だったりもする。 --サレンダーが追加。試合中に降参できるようになった。 --タイプセレクトでラケットの種類を変更できる。キャラやプレイスタイルによって選択することができる。 **評価点 -試合中のグラフィック。 --2.5等身のキャラがちょこまか動きながらテニスをする様子はなかなか可愛い。転んだり、ラケットを回したり、喜んだり、キャラ毎にしっかり個性が反映されていて見ていて飽きない。 --前作よりもカットインのクオリティは上がり、各キャラのポーズや挙動、必殺技のモーションもきちんと再現出来ている。 -多数のボイス収録。 --必殺技時には各キャラのカットインと共にボイスが流れる。その量は前作を大きく上回り、アドバンスという事を考えるとなかなか頑張っている部類。演出としては好評。 ---クリアとは言い難いものの、何を言っているかわからないレベルではない。 --その他、メニュー画面では竜崎桜乃(COOL BLUE)と壇太一(PASSION RED)がそれぞれアナウンスもしてくれる。 -ちゃんとテニスをしている。 --テニスゲームなのだから当たり前だが、原作(特に新テニ)から考えると普通のテニスが出来るゲームになっている。 --もちろん波動球やトリプルカウンターなどの超絶技もあるが、上手く対応すれば返すことも出来る。 ---必殺技だけが全てではなく、相手の球にいかに対応するか、相手のミスをいかに誘うかというテニス本来の要素が生きている。 **問題点 -全く描かれないストーリー。 --試合前に会話などが発生するわけでも無く、ただ順番に試合をしていくのみ。前作では試合の合間にイベントシーンが流れた為、今作でのストーリーのカットは不評である。 --原作ファンならば流れがわかっているが、原作を知らない人がプレイするにはかなり不親切。 ---不二VS観月やリョーマVS亜久津などストーリーありきで見た方が面白い試合もあるだけに非常に残念。 -キャラクターを出現させていくという作業になる。 --目当てのキャラAを出すために、BでクリアしてCを出し、CでクリアしてDを出し、DでクリアしてようやくAが出るという面倒さ。 ---本作の難易度自体はそこまで高いわけではないが、中には条件として「6-0で勝利しなければならない」というものもあり、苦労したという意見もあった。 -さらに一部キャラの出現条件が通信必須。 --一度通信すればいいというものではなく、通信協力モードでクリアしなければならない。 ---つまりソフトを二本買って、人からアドバンスを借りればいいという訳ではなく「一緒にプレイできる相手がいる」前提である。 --前作『GENIUS BOYS ACADEMY』と通信が必要なキャラも存在。一本だけではどうやっても全キャラでは遊べない。 **総評 本作は簡単操作で必殺技出しまくりの超次元テニスが楽しめながらも、ちゃんとテニスゲームとしてのルールも機能している、絶妙なゲームバランスの一本。~ 発売当時はまだ格闘技になる前のテニプリであり、ネタで購入してみたところ思いの外遊べたという意見も多く、原作ファンでなくとも多少内容を知っているだけで十分楽しめるだろう。~ ただし「キャラコンプは通信必須」という点で原作ファンからの評価を落とした勿体無い作品でもある。~ 「誰だよコイツ」というキャラで勝ち上がっていくも良し、特に面識の無さそうなキャラ同士をダブルスで組ませるも良し、個々の楽しみ方を見つければ長く遊べる一本になる。 **続編 更にキャラクターや各種要素を盛り込んだ続編『テニスの王子様2004 STYLISH SLIVER / GLORIOUS GOLD』が翌2004年に発売した。 **余談 -隠しモードでは常にCゲージMAXで遊ぶことも可能。必殺技で無双する楽しみ方もある。 -前作『テニスの王子様 GENIUS BOYS ACADEMY』で隠しキャラだったリョーマの父・越前南次郎が本作ではリストラとなったが、氷帝学園のテニス部監督である榊太郎が隠しキャラとして参戦した事は大いに話題となった。 --榊のグラフィックはスーツであり、見たところ革靴である。南次郎の着流しに裸足というスタイルもアレだが、こちらもかなりインパクトがある。 --なお、榊の必殺技は相手のパラメーターを試合終了まで大幅にダウンさせる。逝ってよし。
*テニスの王子様 2003 PASSION RED/COOL BLUE 【てにすのおうじさま にせんさん ぱっしょんれっど/くーるぶるー】 |ジャンル|テニスアクションゲーム|&amazon(B00007IRCE)&amazon(B00007IRQY)| |対応機種|ゲームボーイアドバンス|~| |発売元|コナミ|~| |発売日|2003年2月20日|~| |定価|各4,800円(税別)|~| |判定|なし|~| |ポイント|''ちゃんとテニスしてる''&br()派手な必殺技も満載|~| |>|>|CENTER:''[[テニスの王子様 ゲームリンク>テニスの王子様シリーズ]]''| #contents(fromhere) ---- **概要 前作『テニスの王子様 GENIUS BOYS ACADEMY』から順当に進化を遂げ、2ver.同時となったテニスゲーム。他校のキャラが使えるようになり、公式試合のモードも増加。~ 必殺技の概念がありながらも絶妙なゲームバランスでテニスゲームとして成立している良作…と言いたいところだが、少々問題点も抱えている。理由は後述。 **特徴 -登場キャラクター --青学(両ver.共に登場) ---越前リョーマ、桃城武、手塚国光、不二周助、乾貞治、海堂薫、河村隆、大石秀一郎、菊丸英二 --【PASSION RED】 ---山吹:千石清純、亜久津仁 ---氷帝:跡部景吾、樺地崇弘、向日岳斗、忍足侑士、鳳長太郎、宍戸亮、芥川慈郎 ---隠しキャラ:壇太一、榊太郎 --【COOL BLUE】 ---不動峰:橘桔平、神尾アキラ、伊武深司、石田鉄 ---聖ルドルフ:赤澤吉朗、木更津淳、柳沢慎也、不二裕太、観月はじめ ---隠しキャラ:竜崎桜乃、橘杏 #endregion -ゲームモード --公式試合シングルス ---PASSION REDでは青学校内ランキング戦、都大会個人の部、関東大会個人の部。~ COOL BLUEでは青学校内ランキング戦、地区予選個人の部、都大会個人の部の3つのモードがプレイ可能。 ---それぞれ使用コートがHARD、CRAY、GRASSになっており、大会に合わせたキャラと対戦していく。 --練習試合シングルス・ダブルス ---好きなキャラを使って好きな相手と対戦できる。ダブルスの場合、学校の垣根を越えて自由な相手と組む事が可能。 --通信プレイ ---通信対戦(シングルス)と通信協力(ダブルス)が遊べる。 ---通信するソフトのver.によって通信協力出来るモードは異なる。 -必殺技 --ラリーを続けることでCゲージが溜まり、これを消費して必殺技を発動する事が可能。Cゲージはセレクトボタンで発動する「挑発」でも上昇する。 ---技によって必要なゲージの量は異なり、強力なものほど多くのゲージを必要とする。中にはゲージを消費しない技もある。 --ゲージ自体は溜まりやすく、必殺技同士のラッシュという派手な展開も見る事ができる。 --複雑なコマンド入力の必要は無く、LRボタン+Aボタン(もしくはBボタン)で発動。 ---ただし特定の条件下で無ければ発動しないものもあるので(例:相手からの返球がロブの時のみ。自分の立ち位置がサービスラインより後ろ。など)、状況に応じた操作が求められる。 -キャラステータス --キャラにはそれぞれパラメーターが設定されており、得意不得意がある。前作でも設定されていたようだが今作ではギャラリーで数値を確認できるようになった(ただしそのキャラで一度クリアしていることが条件) ---基本的に原作で強いキャラは多少数値の優遇はされている。だがチート級に強いという訳ではなく、他キャラでも対抗出来うる範囲。 --スピン力などテクニックで優れるキャラは握力が弱くラケットを弾かれやすいなどそれぞれ一長一短。 -その他システム --ラケットを3回吹き飛ばされると負けとなるルールも設定できる。 ---パワーキャラの場合このモードでゴリ押しが可能だったりもする。 --サレンダーが追加。試合中に降参できるようになった。 --タイプセレクトでラケットの種類を変更できる。キャラやプレイスタイルによって選択することができる。 **評価点 -試合中のグラフィック。 --2.5頭身のキャラがちょこまか動きながらテニスをする様子はなかなか可愛い。転んだり、ラケットを回したり、喜んだり、キャラ毎にしっかり個性が反映されていて見ていて飽きない。 --前作よりもカットインのクオリティは上がり、各キャラのポーズや挙動、必殺技のモーションもきちんと再現出来ている。 -多数のボイス収録。 --必殺技時には各キャラのカットインと共にボイスが流れる。その量は前作を大きく上回り、アドバンスという事を考えるとなかなか頑張っている部類。演出としては好評。 ---クリアとは言い難いものの、何を言っているかわからないレベルではない。 --その他、メニュー画面では竜崎桜乃(COOL BLUE)と壇太一(PASSION RED)がそれぞれアナウンスもしてくれる。 -ちゃんとテニスをしている。 --テニスゲームなのだから当たり前だが、原作(特に新テニ)から考えると普通のテニスが出来るゲームになっている。 --もちろん波動球やトリプルカウンターなどの超絶技もあるが、上手く対応すれば返すことも出来る。 ---必殺技だけが全てではなく、相手の球にいかに対応するか、相手のミスをいかに誘うかというテニス本来の要素が生きている。 **問題点 -全く描かれないストーリー。 --試合前に会話などが発生するわけでも無く、ただ順番に試合をしていくのみ。前作では試合の合間にイベントシーンが流れた為、今作でのストーリーのカットは不評である。 --原作ファンならば流れがわかっているが、原作を知らない人がプレイするにはかなり不親切。 ---不二VS観月やリョーマVS亜久津などストーリーありきで見た方が面白い試合もあるだけに非常に残念。 -キャラクターを出現させていくという作業になる。 --目当てのキャラAを出すために、BでクリアしてCを出し、CでクリアしてDを出し、DでクリアしてようやくAが出るという面倒さ。 ---本作の難易度自体はそこまで高いわけではないが、中には条件として「6-0で勝利しなければならない」というものもあり、苦労したという意見もあった。 -さらに一部キャラの出現条件が通信必須。 --一度通信すればいいというものではなく、通信協力モードでクリアしなければならない。 ---つまりソフトを二本買って、人からアドバンスを借りればいいという訳ではなく「一緒にプレイできる相手がいる」前提である。 --前作『GENIUS BOYS ACADEMY』と通信が必要なキャラも存在。一本だけではどうやっても全キャラでは遊べない。 **総評 本作は簡単操作で必殺技出しまくりの超次元テニスが楽しめながらも、ちゃんとテニスゲームとしてのルールも機能している、絶妙なゲームバランスの一本。~ 発売当時はまだ格闘技になる前のテニプリであり、ネタで購入してみたところ思いの外遊べたという意見も多く、原作ファンでなくとも多少内容を知っているだけで十分楽しめるだろう。~ ただし「キャラコンプは通信必須」という点で原作ファンからの評価を落とした勿体無い作品でもある。~ 「誰だよコイツ」というキャラで勝ち上がっていくも良し、特に面識の無さそうなキャラ同士をダブルスで組ませるも良し、個々の楽しみ方を見つければ長く遊べる一本になる。 **続編 更にキャラクターや各種要素を盛り込んだ続編『テニスの王子様2004 STYLISH SLIVER / GLORIOUS GOLD』が翌2004年に発売した。 **余談 -隠しモードでは常にCゲージMAXで遊ぶことも可能。必殺技で無双する楽しみ方もある。 -前作『テニスの王子様 GENIUS BOYS ACADEMY』で隠しキャラだったリョーマの父・越前南次郎が本作ではリストラとなったが、氷帝学園のテニス部監督である榊太郎が隠しキャラとして参戦した事は大いに話題となった。 --榊のグラフィックはスーツであり、見たところ革靴である。南次郎の着流しに裸足というスタイルもアレだが、こちらもかなりインパクトがある。 --なお、榊の必殺技は相手のパラメーターを試合終了まで大幅にダウンさせる。逝ってよし。

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