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//初稿執筆者の作成wikiミスにより、一度カタログにて作成されています *From TV Animation ONE PIECE 幻のグランドライン冒険記! 【ふろむてぃーびーあにめーしょん わんぴーす まぼろしのぐらんどらいんぼうけんき】 |ジャンル|ロールプレイング|&amazon(B000066810)| |対応機種|ゲームボーイカラー(全GB共通)|~| |発売元|バンプレスト|~| |開発元|アルファ・ユニット|~| |発売日|2002年6月28日|~| |定価|4,500円(税込)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[ONE PIECEシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 カラー対応GBソフトとして発売された、人気漫画ONE PIECEのゲーム。''最後のGBシリーズ共通ソフト''でもある((GBカラー専用ソフトを含めると、2003年の『ドラえもんのスタディボーイ かんじよみかきマスター』が最後のソフトとなる。))。~ SRPGだった前作『夢のルフィ海賊団誕生!』とは違い、[[FFシリーズ>ファイナルファンタジーシリーズ]]のようなコマンドRPGとなった。前衛3人後衛2人の5人編成を組んで島に上陸し、物語を進めていく。~ 原作漫画のグランドライン突入前からアラバスタに向かうまで、と映画のエピソードをまとめて一本のゲームにしている。 ---- **評価点 -オープニングデモのクオリティの高さ --アニメのテーマソング「Believe」GB音源アレンジと共にTVアニメのオープニングでおなじみの「受け継がれる意志~」というナレーションが流れる。簡素なものではあるが、TVアニメを見た人はもれなく涙するだろう。 -戦闘で1.5頭身のキャラたちがするアクションのかわいらしさ --小さく情報量の少ないドットで原作に登場していたほぼすべての技を再現している。技の中にはアクションに加えて一枚絵を表示するものがあるが、その絵も原作の印象的なシーンを使用したものであり、迫力を出している。 -「ルフィはHPが減ると勝手に手持ちアイテムの肉を食い始め、体力を回復する(ターン消費なし)」「サンジは敵の中に女性がいると戦闘開始時にメロメロになり、女性に対して攻撃させると極端にダメージが少なくなる」「後衛にいるとたまに援護射撃してくれるウソップ」などといった原作再現をした特性があり、これがキャラクターの魅力を出すだけでなくゲームシステムとしての面白さにもなっている。 --敵に女性がいる時にはサンジを後ろに引っ込める、ルフィが肉を食うことに賭け、あえて回復させずに戦わせるなど状況に合わせたプレイが求められる。 -非常に多くのキャラクターが仲間になる。 --その多くが原作の漫画、映画の敵キャラ。非常に個性的なクルーが集まった海賊団は前作よりも「夢の海賊団」らしい。 --アルビダとアーロンといった意外な組み合わせで合体技が使えることもある。((ちなみにその内容は、アルビダに「敵が悪口を言っていた」と吹き込まれてブチ切れたアーロンが暴れるという物。)) -一度見た戦闘アニメはタイトル画面の「航海日誌」から見直すことができる。 --「航海日誌」から一度クリアしたチャプター(島)を見直すと、イベントの一枚絵と共に仲間たちでその島の冒険を回想する。ただ一枚絵を鑑賞するだけのモードではないのがポイント。原作では和気あいあいと冒険を振り返るシーンは少ないので貴重である。 --エンディングはちびキャラたちによるミュージカル風なもの。作品に出てきたドットキャラがアクションしてくれるが、作中の戦闘アニメのように楽しげな動きを見せてくれる。 ---- **問題点 -昔の敵が仲間になる、というのはなかなか燃える展開なのだが、この作品の敵は当たり前のように人間を殺したり、恐怖を味わわせることに喜びをおぼえていたりと残忍な人物が多いうえ、ゲーム中や原作中でルフィたちと命をかけて戦った相手なので、軽々と仲間になることに抵抗を感じる人もいる。 --また、仲間にしてもパーティーメンバーに加えることができず、関係の深い他のキャラが召喚技を使えるようになるだけだったり、まれに援護攻撃をするだけだったりするサポート専門キャラも多い。 -店も金も無いため、アイテムは全て敵からのドロップかフィールドで拾うかでしか手に入らない。 --フィールドには宝箱などは無く、[[ポケモン>ポケットモンスターシリーズ]]のダウジングのように怪しいところを調べる必要がある。ヒントも少ない。 -最後の舞台である船に乗り込むと、もう外に出られなくなってしまう。 -仲間にするのに手間がかかるキャラ --シャンクスを仲間にするには通信対戦で100勝。ミホークを仲間にするには通信対戦で100敗。条件が通信前提なうえに面倒な作業が強いられる。 -壁に当たると''ビガガガガガ''と非常にうるさい音が鳴る。 --効果音を一回鳴らすごとにウェイトを挟んでいないためだと思われる。道が狭いエリアが多いため、気をつけていても時折「ビガガッ」「ガッガッ」と嫌な音がする。 -周回要素として、クリアしてからまた始めると今までの旅で仲間にしていたキャラがそのままでまた冒険できる、という特典があるが、タイトル画面に「今新しく冒険を始めれば2周目が遊べるよ」という目印もなく、一息ついた後でいいやと電源を切ってしまうと、もう一度クリアしなければならない。それに気づかずNEWGAMEしてしまえば''今までの記録が消えてしまう''ため、周回に失敗すると取り返しがつかない。 ---- **総評 キャラゲーとしてもRPGとしても悪くない作品。ちびキャラが元気よく動き回るのが好きな人にはたまらない。 ---- **余談 -実は前作と通信してキャラクターを交換できる。これにより今作のキャラを前作に持っていって戦わせることもできる。今作ではサポート専門だったキャラも前作に連れて行けばパーティーに加えて直接戦わせることができる。~ 逆に前作のキャラを今作に連れて来ることもでき、ジャンゴを連れて来れば隠しステージをプレイできる。 --ただし、今作のストーリーで加わる正規クルーのチョッパーや前作のラスボスであるアーロン一味を前作に連れて行くことはできない。また、アルビダは今作と前作の間で移動すると姿が変わってしまう。 -FFや[[DQ>ドラゴンクエストシリーズ]]におけるMPは「''SP(しんりょくポイント)''」となっている。開発者のネーミングセンスが気になる。 -前作のBGMがいくつか流用されているが、前作のフィールド曲はなぜか今作ではドラムパートが無くなっている。
//初稿執筆者の作成wikiミスにより、一度カタログにて作成されています *From TV Animation ONE PIECE 幻のグランドライン冒険記! 【ふろむてぃーびーあにめーしょん わんぴーす まぼろしのぐらんどらいんぼうけんき】 |ジャンル|ロールプレイング|&amazon(B000066810)| |対応機種|ゲームボーイカラー(全GB共通)|~| |発売元|バンプレスト|~| |開発元|アルファ・ユニット|~| |発売日|2002年6月28日|~| |定価|4,500円(税込)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[ONE PIECEシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 カラー対応GBソフトとして発売された、人気漫画ONE PIECEのゲーム。''最後のGBシリーズ共通ソフト''でもある((GBカラー専用ソフトを含めると、2003年の『ドラえもんのスタディボーイ かんじよみかきマスター』が最後のソフトとなる。))。~ SRPGだった前作『夢のルフィ海賊団誕生!』とは違い、[[FFシリーズ>ファイナルファンタジーシリーズ]]のようなコマンドRPGとなった。前衛3人後衛2人の5人編成を組んで島に上陸し、物語を進めていく。~ 原作漫画のグランドライン突入前からアラバスタに向かうまで、と映画のエピソードをまとめて一本のゲームにしている。 ---- **評価点 -オープニングデモのクオリティの高さ --アニメのテーマソング「Believe」GB音源アレンジと共にTVアニメのオープニングでおなじみの「受け継がれる意志~」というナレーションが流れる。簡素なものではあるが、TVアニメを見た人はもれなく涙するだろう。 -戦闘で1.5頭身のキャラたちがするアクションのかわいらしさ --小さく情報量の少ないドットで原作に登場していたほぼすべての技を再現している。技の中にはアクションに加えて一枚絵を表示するものがあるが、その絵も原作の印象的なシーンを使用したものであり、迫力を出している。 -「ルフィはHPが減ると勝手に手持ちアイテムの肉を食い始め、体力を回復する(ターン消費なし)」「サンジは敵の中に女性がいると戦闘開始時にメロメロになり、女性に対して攻撃させると極端にダメージが少なくなる」「後衛にいるとたまに援護射撃してくれるウソップ」などといった原作再現をした特性があり、これがキャラクターの魅力を出すだけでなくゲームシステムとしての面白さにもなっている。 --敵に女性がいる時にはサンジを後ろに引っ込める、ルフィが肉を食うことに賭け、あえて回復させずに戦わせるなど状況に合わせたプレイが求められる。 -非常に多くのキャラクターが仲間になる。 --その多くが原作の漫画、映画の敵キャラ。非常に個性的なクルーが集まった海賊団は前作よりも「夢の海賊団」らしい。 --アルビダとアーロンといった意外な組み合わせで合体技が使えることもある。((ちなみにその内容は、アルビダに「敵が悪口を言っていた」と吹き込まれてブチ切れたアーロンが暴れるという物。)) -一度見た戦闘アニメはタイトル画面の「航海日誌」から見直すことができる。 --「航海日誌」から一度クリアしたチャプター(島)を見直すと、イベントの一枚絵と共に仲間たちでその島の冒険を回想する。ただ一枚絵を鑑賞するだけのモードではないのがポイント。原作では和気あいあいと冒険を振り返るシーンは少ないので貴重である。 --エンディングはちびキャラたちによるミュージカル風なもの。作品に出てきたドットキャラがアクションしてくれるが、作中の戦闘アニメのように楽しげな動きを見せてくれる。 ---- **問題点 -昔の敵が仲間になる、というのはなかなか燃える展開なのだが、この作品の敵は当たり前のように人間を殺したり、恐怖を味わわせることに喜びをおぼえていたりと残忍な人物が多いうえ、ゲーム中や原作中でルフィたちと命をかけて戦った相手なので、軽々と仲間になることに抵抗を感じる人もいる。 --また、仲間にしてもパーティーメンバーに加えることができず、関係の深い他のキャラが召喚技を使えるようになるだけだったり、まれに援護攻撃をするだけだったりするサポート専門キャラも多い。 -店も金も無いため、アイテムは全て敵からのドロップかフィールドで拾うかでしか手に入らない。 --フィールドには宝箱などは無く、[[ポケモン>ポケットモンスターシリーズ]]のダウジングのように怪しいところを調べる必要がある。ヒントも少ない。 -最後の舞台である船に乗り込むと、もう外に出られなくなってしまう。 -仲間にするのに手間がかかるキャラ --シャンクスを仲間にするには通信対戦で100勝。ミホークを仲間にするには通信対戦で100敗。条件が通信前提なうえに面倒な作業が強いられる。 -壁に当たると''ビガガガガガ''と非常にうるさい音が鳴る。 --効果音を一回鳴らすごとにウェイトを挟んでいないためだと思われる。道が狭いエリアが多いため、気をつけていても時折「ビガガッ」「ガッガッ」と嫌な音がする。 -周回要素として、クリアしてからまた始めると今までの旅で仲間にしていたキャラがそのままでまた冒険できる、という特典があるが、タイトル画面に「今新しく冒険を始めれば2周目が遊べるよ」という目印もなく、一息ついた後でいいやと電源を切ってしまうと、もう一度クリアしなければならない。それに気づかずNEWGAMEしてしまえば''今までの記録が消えてしまう''ため、周回に失敗すると取り返しがつかない。 ---- **総評 キャラゲーとしてもRPGとしても悪くない作品。ちびキャラが元気よく動き回るのが好きな人にはたまらない。 ---- **余談 -実は前作と通信してキャラクターを交換できる。これにより今作のキャラを前作に持っていって戦わせることもできる。今作ではサポート専門だったキャラも前作に連れて行けばパーティーに加えて直接戦わせることができる。~ 逆に前作のキャラを今作に連れて来ることもでき、ジャンゴを連れて来れば隠しステージをプレイできる。 --ただし、今作のストーリーで加わる正規クルーのチョッパーや前作のラスボスであるアーロン一味を前作に連れて行くことはできない。また、アルビダは今作と前作の間で移動すると姿が変わってしまう。 -FFや[[DQ>ドラゴンクエストシリーズ]]におけるMPは「''SP(しんりょくポイント)''」となっている。開発者のネーミングセンスが気になる。 -前作のBGMがいくつか流用されているが、前作のフィールド曲はなぜか今作ではドラムパートが無くなっている。

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