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*Toys Dream 【といずどりーむ】 |ジャンル|シミュレーションゲーム|&amazon(B00005OVQB)| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|KSS|~| |開発元|メディアミューズ|~| |発売日|1998年11月26日|~| |定価|6,090円|~| |配信|ゲームアーカイブス:2011年7月13日/600円|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 育ての親である教授が遺したという莫大な借金を理由に5年の期限内に研究所からの立ち退きを迫られた4人の戦災孤児の少年少女が、身につけた技術を活かして何でも屋を開き、様々な発明をすることで借金を返済していくアトリエ系のソフト。 -ゲームは1日単位で進行。4人のキャラクターをマップ上で動かし、マップポイント上で住人と世間話をしたり依頼を受けたり、買い物や採集で材料を集めたり、本拠地である研究所で生産を行うことを繰り返してゲームが進行する。 -ジャンルの祖である『[[マリーのアトリエ>マリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士~]]』は「錬金術」がテーマだったのに対し本作は「科学」がテーマになっており、材料と発明品の対応もかなり現実的なものになっている。 --たとえばくず鉄を加工して歯車やネジを作ったり、自転車フレーム・チェーン駆動装置・チューブタイヤ2本・皮を組み合わせて自転車を生産するといった具合。 -技術革新のスピードは現実世界よりかなり早く、序盤は蒸気機関やぜんまい仕掛けレベルだったのが終盤になるとガソリンエンジンや電気製品が当たり前状態になる。 ---- **評価点 -キャラクターが非常に魅力的。主人公である4人の孤児たちは勿論だが、一回のイベントだけに登場する端役も味のあるキャラクターが多く、ゲームの世界観に深みを出している。 -依頼は子供のお願いレベルから国家的大事業まで幅広い。ストーリーが進行するにつれ、主人公たちの発明品が人々の暮らしを豊かにしていく様子も描かれている。 -発明品のレシピは材料を入手した時点で思いつくが、そのバリエーションが多いので新しく覚えた発明品を作っているだけでも楽しい。 -フィールドマップは当初は本拠地である研究所に隣接した範囲しか移動できないが、マップ上で道を探索したり、ストーリーが進行することで道が繋がり、だんだん広がっていくので新しい場所が出るたびに発見がある。また、乗り物系の発明をすることで、マップ上で移動できる距離と運べる物資が向上する。 ---- **問題点 -エンディングは普通に借金を返済しただけのノーマルエンド、4人のキャラクターそれぞれのイベントを経た個別エンド、期限内に借金を返せないバッドエンドの6種類だが、個別エンドの条件が独特で気づきにくい。 --具体的には、4人のキャラクターの個別エンドの条件は優先順位があり、''全ての依頼を成功させてしまうと優先度が一番高いマックスのエンドになる''。そのため、他のキャラクターのエンディングを見るためには、優先度が上のキャラクターのエンディング条件となる依頼をわざと失敗する必要がある。 -特定の依頼では材料が依頼人から手渡され、それを元に発明品のレシピが思いつくことがあるが、その材料を普通に入手できるようになるまで実際に発明することができない。 -発明品の中にはキャラクターが装備できるものもあるが、ゲーム中に説明が無いのでどんな効果があるのかがわからない。 -周回プレイで表示される発明品の達成度がバグのため100%にならないので、周回する意味が無い。 ---- **総評 かつてはマイナーな「知る人ぞ知る隠れた名作」だった本作だが、ゲームアーカイブスで販売が開始されたため入手が容易になった。~ 単なるアトリエシリーズの亜流に終わっていない良作なので、この手のゲームが好きなら買って損はない。
*Toys Dream 【といずどりーむ】 |ジャンル|シミュレーションゲーム|&amazon(B00005OVQB)| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|KSS|~| |開発元|メディアミューズ|~| |発売日|1998年11月26日|~| |定価|6,090円|~| |配信|ゲームアーカイブス:2011年7月13日/600円|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 育ての親である教授が遺したという莫大な借金を理由に5年の期限内に研究所からの立ち退きを迫られた4人の戦災孤児の少年少女が、身につけた技術を活かして何でも屋を開き、様々な発明をすることで借金を返済していくアトリエ系のソフト。 ---- **特徴 -ゲームは1日単位で進行。4人のキャラクターをマップ上で動かし、マップポイント上で住人と世間話をしたり依頼を受けたり、買い物や採集で材料を集めたり、本拠地である研究所で生産を行うことを繰り返してゲームが進行する。 -ジャンルの祖である『[[マリーのアトリエ>マリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士~]]』は「錬金術」がテーマだったのに対し本作は「科学」がテーマになっており、材料と発明品の対応もかなり現実的なものになっている。 --たとえばくず鉄を加工して歯車やネジを作ったり、自転車フレーム・チェーン駆動装置・チューブタイヤ2本・皮を組み合わせて自転車を生産するといった具合。 -技術革新のスピードは現実世界よりかなり早く、序盤は蒸気機関やぜんまい仕掛けレベルだったのが終盤になるとガソリンエンジンや電気製品が当たり前状態になる。 ---- **評価点 -キャラクターが非常に魅力的。主人公である4人の孤児たちは勿論だが、一回のイベントだけに登場する端役も味のあるキャラクターが多く、ゲームの世界観に深みを出している。 -依頼は子供のお願いレベルから国家的大事業まで幅広い。ストーリーが進行するにつれ、主人公たちの発明品が人々の暮らしを豊かにしていく様子も描かれている。 -発明品のレシピは材料を入手した時点で思いつくが、そのバリエーションが多いので新しく覚えた発明品を作っているだけでも楽しい。 -フィールドマップは当初は本拠地である研究所に隣接した範囲しか移動できないが、マップ上で道を探索したり、ストーリーが進行することで道が繋がり、だんだん広がっていくので新しい場所が出るたびに発見がある。また、乗り物系の発明をすることで、マップ上で移動できる距離と運べる物資が向上する。 ---- **問題点 -エンディングは普通に借金を返済しただけのノーマルエンド、4人のキャラクターそれぞれのイベントを経た個別エンド、期限内に借金を返せないバッドエンドの6種類だが、個別エンドの条件が独特で気づきにくい。 --具体的には、4人のキャラクターの個別エンドの条件は優先順位があり、''全ての依頼を成功させてしまうと優先度が一番高いマックスのエンドになる''。そのため、他のキャラクターのエンディングを見るためには、優先度が上のキャラクターのエンディング条件となる依頼をわざと失敗する必要がある。 -特定の依頼では材料が依頼人から手渡され、それを元に発明品のレシピが思いつくことがあるが、その材料を普通に入手できるようになるまで実際に発明することができない。 -発明品の中にはキャラクターが装備できるものもあるが、ゲーム中に説明が無いのでどんな効果があるのかがわからない。 -周回プレイで表示される発明品の達成度がバグのため100%にならないので、周回する意味が無い。 ---- **総評 かつてはマイナーな「知る人ぞ知る隠れた名作」だった本作だが、ゲームアーカイブスで販売が開始されたため入手が容易になった。~ 単なるアトリエシリーズの亜流に終わっていない良作なので、この手のゲームが好きなら買って損はない。

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