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*ビューティフル ジョー / ビューティフル ジョー 新たなる希望 【びゅーてぃふる じょー / びゅーてぃふる じょー あらたなるきぼう】 |ジャンル|VFXアクション|CENTER:&amazon(B00007GZAX)&amazon(B000A7T64E)|&amazon(B0002MNXDW)| |対応機種|ニンテンドーゲームキューブ&br()プレイステーション2|~|~| |発売元|カプコン|~|~| |開発元|クローバースタジオ|~|~| |発売日|【GC】2003年6月26日&br;【PS2】2004年9月9日|~|~| |定価(税込)|【GC】7,140円&br;【PS2】4,980円|~|~| |レーティング|CERO:全年齢対象|~|~| |廉価版|ビューティフル ジョー リバイバル&br;2003年12月18日/3,980円(税込)|~|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~| |ポイント|アメコミ風特撮ヒーローアクション|~|~| ※移植版の変更点が少ないため、本項ではGC版『ビューティフル ジョー』をメインに、~ PS2移植版『ビューティフル ジョー 新たなる希望』を併せて解説します。~ PS2版独自の事項については後述。 ---- #contents(fromhere) ---- **概要 「日本の特撮ヒーローをアメコミタッチで表現する」という特徴的なコンセプトの世界観と、ゲーム性に映画の要素をミックスしたVIEWTIFULなアクションゲーム。 タイトルの「VIEWTIFUL」は「VIEW」と「BEAUTIFUL」を組み合わせた造語で、「人の目を奪って離さず、その心を忽ち悩乱の境地へと誘う程、揺るぎ無き、果てし無き、偽り無き"美々しさ"が備わっている様を表す」(説明書より抜粋)。 **ストーリー ある日、恋人のシルヴィアと大好きなキャプテンブルーの映画を見に来ていたジョー。~ ところが、主役であるはずのキャプテンブルーは敗北してしまい、映画の中から出てきた謎の影がシルヴィアをさらってしまった!~ ジョーはキャプテンブルーから貰ったV-ウォッチでヒーローとなり、シルヴィア救出のため映画の世界へ乗り込む!~ &br() ''&big(){Henshin-a-go-go-baby!}'' ---- **特徴 -横スクロールタイプのオーソドックスなライフ制2Dアクション。映画を題材としているため、ところどころ映画を意識した演出が行われる。 -基本操作はスティックで移動、Y(□)でパンチ、X(△)でキック、A(☓)でジャンプ(2段まで可能)と非常にシンプル。L、Rなど他のボタンは後述の「VFXパワー」を使うのに用いる。 --パンチ、キックはボタンを連打することで連発可能。当然ジャンプ中にも繰り出せる。 --ゲームを進めれば飛び蹴りやスライディングといった追加アクションを習得することも可能。 -映画の中が舞台である本作は「''観客を湧かせるために華麗に魅せる戦いを行う''」ことが求められるというオリジナル要素を持つ。あえて敵に攻撃をさせ、それをいなすことも1つの攻略要素となっている。 --具体的に言うと、多くの敵の攻撃は上下どちらかに行われ、直前に出てくるドクロマークで判別できる。ドクロマークが出たのとは逆の方向にスティックを倒すことで回避することが出来、攻撃をはずした敵は隙だらけになって大ダメージのチャンスとなる。華麗に避けて攻撃するのが本作の基本であり醍醐味となっている。 ---なお、全ての攻撃が上下段のどちらかに行われるわけではなく、中には大きなドクロマークが表示されたり、拳銃やバズーカなどドクロマークの出ない飛び道具などが撃たれることもあるため、その場合は他のアクションゲームと同様ジャンプなどを使って回避する必要がある。 --というより、''本作の敵キャラクターは基本的に攻撃を避けるなりなんなりして隙を作ってから殴るのが大前提''となっており、ゲーム内最弱の戦闘員である「ビアンキー」ですら普通に殴ると10発以上は必要となる高耐久力を誇る。 -映画の演出を昇華したVFXパワーも本作の魅力の1つである。 --画面上の動きを遅くする「''スロー''」 ---Lを押している間、敵のモーションが遅くなるため回避がしやすくなる他、本来見えない速さで飛んでくる銃弾などもパンチ一発で弾けるようになり、仮に攻撃に当たってもVFXゲージを消費して「V-ダッヂ」といういわゆる''マトリックス避け''によって完全回避できる((電撃など一部の攻撃は回避できない。))。~ 攻撃力も通常の2倍にアップし、発動中に無防備にした敵に攻撃すると相手を派手に吹っ飛ばすことができる。吹っ飛ばした相手をほかの敵にぶつけるとダメージを与えることができ、巻き込んだ敵は無防備でない相手でも吹き飛ばしができるようになる。 --ジョーの速度を上昇させる「''マックスピード''」 ---Rを押している間ジョーのあらゆる行動が高速化し、この状態で敵を攻撃し続けると全身に炎を纏うようになる上、分身攻撃も可能となる。分身は画面の奥に配置されたアイテムボックスも攻撃してくれる。~ 逆に体に火が回った際に使うと火を消すことができる。 --ジョーをアップにする「''ズーム''」 ---Cスティックを倒す事でジョーがズームアップされ、連続パンチや360度回転キックなど、あらゆるアクションが強化される。また、ビアンキーやビアンコ・ビリーなど一部の敵はジョーの姿に見とれてしまい、攻撃を回避せずとも無防備になる。 ---さらに追加の効果として、発動中は攻撃力が1.5倍にアップする。ゆえに、スローと組み合わせた時の攻撃力は''3倍''にも達する。 --このように非常に強力な能力であるが、使用には画面上部に表示されている「VFXゲージ」を消費し、0になると変身が解除されてしまう。返信が解除された状態だと一定量ゲージが回復して再度変身するまで受けるダメージが2倍になり、VFXパワーや2段ジャンプが使えなくなる危険な状態になる。 --ゲージは時間と共に回復する他、ステージ中に配置されている「V-フィルム」を50個集めるとそのステージ中のゲージの最大量が増加する((増加したゲージは次のステージに入るとリセットされる。))。 ---また、拾得するとVFXゲージを回復させるアイテムも存在し、ゲージの最大量以上に回復した分は一時的に保持され、VFXパワー使用時に消費される。 ---ちなみにそのアイテムの外見は「''『美』の一文字が刻まれた瓢箪''」((名称もそのまま「ヒョウタン」であり、先述のようにゲージ回復効果を持つ青ヒョウタンと、取得後一定時間の間ゲージが減らなくなる赤ヒョウタンの2種類がある。))という、どことなくシュールさを感じさせるもの。 -難易度は4段階に分けられている。廉価版の『リバイバル』やPS2版では5段階になった。 #region(難易度一覧) -SWEET --『リバイバル』やPS2版にて追加された難易度。VERYEASYに相当する最低難易度モード。ライフゲージは10個からのスタート。~ 敵の体力が大きく減少しており、VFXゲージの減少速度もかなり遅くなっている。 -KIDS --EASYに相当する低難易度モード。ライフゲージは10個からのスタート。~ 敵の体力が減少しており、VFXゲージの減少速度も遅くなっている。 -ADULT --NORMALに相当する標準難易度モード。ADULT以降の難易度はライフゲージが5個からのスタートになる。~ 敵の体力などは標準的なものとなっている。 -V-RATED --HARDに相当する高難易度モード。ADULTモードをクリアする事で開放される。~ 受けるダメージが2倍になるほか、敵の体力が増加し、序盤から強力な敵が登場するようになっている。~ また、新たな敵や仕掛けが追加されるようになる。 -超V-RATED --超の部分は「ウルトラ(ULTRA)」と読む。VERYHARDに相当する最高難易度モード。V-RATEDモードをクリアする事で開放される。 --受けるダメージが4倍になるほか、ドクロマークの表示がなくなってしまう。敵や仕掛けの配置はV-RATEDと同様。 #endregion -ステージは全7ステージあり、基本的には前編・後編・ボス戦の3つで構成される。 --各ステージには先へ進むための条件「タスク」が提示される。タスクは様々な種類があり、敵の全滅や特定のカギを入手したり、謎解きをすることで達成することが可能。 -ステージ毎のインターバル(BREAK TIME!)では、前編と後編の間やボス戦の後に限りセーブすることができる。 --そのほか、「POWER UP」を選ぶことでステージで集めたV-ポイントを使用してジョーを回復したり、強化できる。 --V-ポイントは敵が落とすコインを集めたり、コンボを叩き込んでV-マークを増やすことで獲得できる。 #region(「POWER UP」で選べる強化) -チーズバーガー --ジョーのライフを1回復する。インターバルを挟んでもジョーのライフは回復しないため、ライフが減っている時はこれを選ぶ必要がある。 -ショッキング ピンク --X長押しでピンク色の爆弾を取り出す。Xを離すと蹴り飛ばす。購入すると10個入手する。最大99個まで所持可能。 -ブーメラン --Y長押しでジョーの仮面の額にあるV-エンブレムをブーメランのように投げる。ショッキングピンク同様購入すると10個入手する。最大99個まで所持可能。 -スライディング --スティックを下に倒しながらXを押す事でスライディングキックを放つようになる。 -エア ジョー --空中で華麗にコンボを叩き込めるようになる。 -レッドホットキック --ジャンプ中にスティックを下に倒しながらXを押す事で跳び蹴りを放つようになる。跳び蹴り中にズームを行うと炎を纏った回転キックとなり、敵に当てると体に火が回るようになる。 -マックスピードレベル2・マックスピードレベル3 --マックスピード中に現れる分身の最大数が増加する。レベル2で最大4体、レベル3で最大6体まで増加。 -ビューティフル フォーエバー --V-ダッヂ中にズームを発動させる事で画面上の敵にダメージを与える美し過ぎるポーズを放つ。ただし発動するとVFXゲージが全てなくなってしまう。 -受け身 --ダメージを受けてジョーが吹っ飛んだ際、地面に倒れる直前にズームを発動させることで受け身をとり、ライフを1回復する。受け身をとっている間はAでジャンプ可能。 -VFXターボチャージャー --VFXゲージの回復速度が2倍になる。 -ライフ --ライフゲージの最大値が1つ増加する。ライフが減っている場合は全回復する。ライフゲージは最大15個まで上げる事が可能。 -テイク 2 --ライフが全てなくなってもその場でライフを全回復し、リスタートすることが可能。 -L.I.V. --『Life Is Viewtiful』の略。残り残機が1増える。 #endregion ---- **評価点 -映画を意識した演出とアクションが非常に気持ちいい。 --特にVFXパワーを使い「''映画を演出する''」という他のゲームとは一風変わった点が最大の魅力と言える。 ---強制戦闘やボス戦では必ず「タスク」があり、クリア時に毎回「稼いだV-ポイント」「ダメージを受けた回数」「クリアタイム」と総合評価が表示される。従って高評価を得るには「魅せる」プレイを要求され、上手くいった時爽快感の演出に一役買っている。観客の歓声も評価毎に変化する。 --ステージ中の謎解きの殆どがVFXパワーを利用するもののため、必然的に使わない能力があまりない。 -ストーリーが短めだが、その分複数の難易度や追加キャラクターが用意されているため決してボリュームが少ないわけではない。 -ストーリー部分は英語に日本語字幕だが、映画的な演出と相まってむしろよく合っている。B級映画的なノリやテンポのいい会話も良い。 -BGMも雰囲気によく合っている。 --特に4面ボス戦で流れるBGMは本作のメインテーマのアレンジで評価が高く、PVでも盛り上がる場面で使用されている。 -「日本の特撮ヒーローをアメコミタッチで表現する」という独特なコンセプトにマッチしたキャラデザイン。 --主人公のジョーの風貌は、アメコミタッチながらどこか日本の特撮ヒーローを髣髴とさせる。 --他にもジョーの彼女「シルヴィア」とストーリー中でVFXパワーを伝授してくれる「キャプテン・ブルー」や、ジョーのライバル的ポジションであり、台本を目の前で棒読みというメタ的な遊びを披露する「アラストル」など、個性的なキャラクターが登場する。 ---特に「チャールズ3世」「ハルク・ダビッドソン」「グラン・ブルース」「ファイアー・レオ」といった敵の幹部達はいずれもキャラが濃く、本人は大抵一度きりの出番にもかかわらず印象に残る。 ---- **賛否両論点 -基本高難易度な点は賛否両論。 --基本的に敵の攻撃に被弾しても1ダメージで済むが、ゲーム後半に出てくる「ブラックリーダー」「ゲルビー」などの一部の強敵が繰り出す攻撃は一撃でライフを3も奪われる。基準となるADULTモードの初期ライフは5個なのでこれを喰らうだけでライフの半分がなくなってしまう。 --また、ボスが全体的に初見殺しな攻撃を何回も繰り返すため死に覚えゲーの側面も強め。特に6面ボスの「ファイアーレオ」はマックスピードで炎を纏っておかなければまず避けられない広範囲攻撃をこれでもかというほど繰り出してくるため、攻略の糸口を見出すまでは一方的に虐殺され続ける。 --EASY相当のKIDSモードでも初プレイでは他のゲームで言うNORMAL、下手したらHARDモード相当と言うべき歯ごたえ。「廉価版でさらに下の難易度のSWEETモードが追加された」という点で推して知るべし。 ---隠し難易度の「V-RATED」「超V-RATED」は一つ下の難易度をクリアしてから選択できるのを考慮してもさらに難しい。「V-RATED」の時点で「序盤から最強クラスの雑魚敵が登場」「新しい雑魚敵の追加」「被ダメージ2倍」「ボス含む敵の体力の増加」と全力で殺しにくる。 ---「超V-RATED」は敵の配置こそ同じだが「被ダメージ4倍((ライフが最大の15個あっても雑魚ですら3・4回、変身が解除されていると攻撃によっては1回のダメージでライフが全てなくなる状態。))」「''敵の攻撃の上下を示すドクロマークが表示されない''」とまさにやり込んだプレイヤーへの挑戦状となっている((一応、予備動作のモーションやボイスの違いによって判別可能になっている。一部攻撃はそれすら普通には目視できないレベルなのでスローを使う必要が出てくる。))。 --上述のように、ただ単に戦うだけではダメなゲーム性も関係している。 ---タスククリア後は評価によって得られるV-ポイントが決まるため「難しくてプレイが上手くいかない → ジョーを満足に強化できない → そのまま先に進んでますます難しくなる」の悪循環に陥る。初プレイで選択可能かつ初期ライフの少ないADULTモードでは特に辛いので1周目はKIDSもしくはSWEET推奨。 -アメコミ調のグラフィックやノリは人を選ぶ --好きな人は好きだが、合わない人には合わない。 ---- **問題点 -上記の通り、ステージ数が全7ステージと少ないことに難色を示す人も。 -とある隠しキャラクターを出すための条件が非常に厳しい。 --最高難易度の「超V-RATED」でゲームをクリアする必要がある。前述の通り超V-RATEDは恐ろしく難しく、クリア自体が非常に厳しいため、開放するのは困難と言える内容だった。~ のちに発売された廉価版では隠しコマンドで全隠しキャラを解禁する救済措置が追加された。 --ちなみに、そのキャラクターは「難易度に関わらず敵の攻撃の上下を示すドクロマークが表示されない」「ジャンプが1段のみだが高いうえに空中浮遊が可能」と高性能ながら扱いの難しい性能になっているが前者は普通に解禁する段階で嫌でも経験する必要があるので出せたプレイヤーには特に問題はないだろう。後者もそこまで大きな弱点にならない。 ---- **総評 映画の演出とアクションゲームの融合に成功した良作。~ 続編を含めて配信やリマスター版に恵まれていないのは残念。~ しかし、今買うのなら難易度の下がった「SWEETモード」が追加された『リバイバル』もしくはさらにキャラが追加されたPS2版がオススメ。 ---- **余談 -本作は、かの有名な『[[マイクタイソン・パンチアウト!!>パンチアウト!!]]』に着想を得て製作されている。 -エンディングの黒幕の過去が語られるデモシーンで使われている音楽は『[[逆転裁判>逆転裁判シリーズ]]』第四話の成歩堂と御剣の少年時代が語られるシーンの曲であったりする。 -最終ステージの序盤に[[ファミリーコンピュータ ロボット>ファミリーコンピュータロボット ブロックセット/ジャイロセット]]がアイテムボックスを持つ背景としてゲスト出演している。 --なんとPS2移植版でも変わらず出演しているため、''SCEハードに出演を果たした珍しい任天堂キャラ''となっている。 -海外でも人気があり、ハンバーガーショップのマスコットに採用されたこともある。 --これは主人公ジョーの好物がチーズバーガーで、ゲーム中にもシリーズ共通の回復アイテムとして登場するため。 -雑誌『Vジャンプ』にて漫画が連載されたが、単行本化されなかった。 -ビューティフル ジョーが実際にプロレスラーとしてリングに立ったことがある。 -ゲスト参戦として、主人公のジョーは『タツノコ VS. CAPCOM』や『[[MARVEL VS. CAPCOM 3>MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds]]』のプレイヤーキャラに選抜された((『マヴカプ3』での声優はアニメ版でジョーを演じた関智一氏が担当。))。 -2004年にはアニメ版が放送された。内容は『1』と『2』のストーリーにアニメオリジナルキャラを加えた内容で、既存キャラの設定も変更点が多め。 --原作通りのアメコミ調の絵柄に合わせた作画やOP/EDなどからファンも多いのだが、3クール目以降のDVDは国内では発売されていない。 ---- **続編・派生作品 -''『ビューティフルジョー 新たなる希望』(PS2 2004年9月9日発売)'' --GC廉価版『リバイバル』のPS2移植版。タイトルが変更されており、SWEETモードに加えてプレイヤーキャラに『[[デビルメイクライ]]』の主人公「ダンテ」が追加されている。 --ダンテを選んだ際のストーリーは独自に『デビルメイクライ』のラスボスとの本当の最終決戦が主題となった構成である。ちなみに、ヒロイン役(シルヴィアのポジション)として「トリッシュ」も登場する。 ---ハードスペックの影響か一部のボイスが削減されていたり((一番わかりやすいのがジョーのダメージボイス。))、わずかながらフレームレートが下げられている等の違いがある。 ---ただし後者については、普通にプレイする分にはあまり気にならない程度の差である。 -''『ビューティフルジョー2 ブラックフィルムの謎』(GC/PS2 2004年12月16日発売)'' --ナンバリング第2作。主人公がジョーと初代で隠しキャラクターだったシルヴィア((設定では「ヒロイン役に飽きた」という理由で強引にV-ウォッチを用意してもらったとのこと。))の2人組となり、ステージ中で交代を行いながら攻略を行う形となっている。 --シルヴィアには新たな専用VFXパワーとして「リプレイ」という能力が追加されており、代わりにマックスピードがジョー専用になった。 --登場キャラクターは一部の主要キャラクターを除き一新されているほか、前作でプレイヤーキャラだったダンテも未登場となった。 -''『ビューティフルジョー バトルカーニバル』(GC 2005年9月29日発売 PSP 2006年3月23日発売)'' --過去作のキャラクターやアニメ版でのオリジナルキャラクターがプレイアブルキャラとして多数登場する、いわゆるお祭りゲーのスピンオフ。 --後述のアニメ版で登場した「キャプテンブルージュニア」「スプロケット」がプレイアブルキャラとして使える唯一のシリーズ。 --2006年3月23日にリリースされたPSP移植版では後述の『スクラッチ』のキャラと『新たなる希望』で登場したダンテが追加されている。 -''『ビューティフルジョー スクラッチ!』(DS2005年10月2日発売)'' --現状シリーズ最終作。DSのタッチパネル機能を活用した「スプリット」「スクラッチ」「スライド」「タッチ」という新たなVFXパワーが用意されている。
*ビューティフル ジョー / ビューティフル ジョー 新たなる希望 【びゅーてぃふる じょー / びゅーてぃふる じょー あらたなるきぼう】 |ジャンル|VFXアクション|CENTER:&amazon(B00007GZAX)&amazon(B000A7T64E)|&amazon(B0002MNXDW)| |対応機種|ニンテンドーゲームキューブ&br()プレイステーション2|~|~| |発売元|カプコン|~|~| |開発元|クローバースタジオ|~|~| |発売日|【GC】2003年6月26日&br;【PS2】2004年9月9日|~|~| |定価(税込)|【GC】7,140円&br;【PS2】4,980円|~|~| |レーティング|CERO:全年齢対象|~|~| |廉価版|ビューティフル ジョー リバイバル&br;2003年12月18日/3,980円(税込)|~|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~| |ポイント|アメコミ風特撮ヒーローアクション|~|~| ※移植版の変更点が少ないため、本項ではGC版『ビューティフル ジョー』をメインに、~ PS2移植版『ビューティフル ジョー 新たなる希望』を併せて解説します。~ PS2版独自の事項については後述。 ---- #contents(fromhere) ---- **概要 「日本の特撮ヒーローをアメコミタッチで表現する」という特徴的なコンセプトの世界観と、ゲーム性に映画の要素をミックスしたVIEWTIFULなアクションゲーム。 タイトルの「VIEWTIFUL」は「VIEW」と「BEAUTIFUL」を組み合わせた造語で、「人の目を奪って離さず、その心を忽ち悩乱の境地へと誘う程、揺るぎ無き、果てし無き、偽り無き"美々しさ"が備わっている様を表す」(説明書より抜粋)。 **ストーリー ある日、恋人のシルヴィアと大好きなキャプテンブルーの映画を見に来ていたジョー。~ ところが、主役であるはずのキャプテンブルーは敗北してしまい、映画の中から出てきた謎の影がシルヴィアをさらってしまった!~ ジョーはキャプテンブルーから貰ったV-ウォッチでヒーローとなり、シルヴィア救出のため映画の世界へ乗り込む!~ &br() ''&big(){Henshin-a-go-go-baby!}'' ---- **特徴 -横スクロールタイプのオーソドックスなライフ制2Dアクション。映画を題材としているため、ところどころ映画を意識した演出が行われる。 -基本操作はスティックで移動、Y(□)でパンチ、X(△)でキック、A(☓)でジャンプ(2段まで可能)と非常にシンプル。L、Rなど他のボタンは後述の「VFXパワー」を使うのに用いる。 --パンチ、キックはボタンを連打することで連発可能。当然ジャンプ中にも繰り出せる。 --ゲームを進めれば飛び蹴りやスライディングといった追加アクションを習得することも可能。 -映画の中が舞台である本作は「''観客を湧かせるために華麗に魅せる戦いを行う''」ことが求められるというオリジナル要素を持つ。あえて敵に攻撃をさせ、それをいなすことも1つの攻略要素となっている。 --具体的に言うと、多くの敵の攻撃は上下どちらかに行われ、直前に出てくるドクロマークで判別できる。ドクロマークが出たのとは逆の方向にスティックを倒すことで回避することが出来、攻撃をはずした敵は隙だらけになって大ダメージのチャンスとなる。華麗に避けて攻撃するのが本作の基本であり醍醐味となっている。 ---なお、全ての攻撃が上下段のどちらかに行われるわけではなく、中には大きなドクロマークが表示されたり、拳銃やバズーカなどドクロマークの出ない飛び道具などが撃たれることもあるため、その場合は他のアクションゲームと同様ジャンプなどを使って回避する必要がある。 --というより、''本作の敵キャラクターは基本的に攻撃を避けるなりなんなりして隙を作ってから殴るのが大前提''となっており、ゲーム内最弱の戦闘員である「ビアンキー」ですら普通に殴ると10発以上は必要となる高耐久力を誇る。 -映画の演出を昇華したVFXパワーも本作の魅力の1つである。 --画面上の動きを遅くする「''スロー''」 ---Lを押している間、敵のモーションが遅くなるため回避がしやすくなる他、本来見えない速さで飛んでくる銃弾などもパンチ一発で弾けるようになり、仮に攻撃に当たってもVFXゲージを消費して「V-ダッヂ」といういわゆる''マトリックス避け''によって完全回避できる((電撃など一部の攻撃は回避できない。))。~ 攻撃力も通常の2倍にアップし、発動中に無防備にした敵に攻撃すると相手を派手に吹っ飛ばすことができる。吹っ飛ばした相手をほかの敵にぶつけるとダメージを与えることができ、巻き込んだ敵は無防備でない相手でも吹き飛ばしができるようになる。 --ジョーの速度を上昇させる「''マックスピード''」 ---Rを押している間ジョーのあらゆる行動が高速化し、この状態で敵を攻撃し続けると全身に炎を纏うようになる上、分身攻撃も可能となる。分身は画面の奥に配置されたアイテムボックスも攻撃してくれる。~ 逆に体に火が回った際に使うと火を消すことができる。 --ジョーをアップにする「''ズーム''」 ---Cスティックを倒す事でジョーがズームアップされ、連続パンチや360度回転キックなど、あらゆるアクションが強化される。また、ビアンキーやビアンコ・ビリーなど一部の敵はジョーの姿に見とれてしまい、攻撃を回避せずとも無防備になる。 ---さらに追加の効果として、発動中は攻撃力が1.5倍にアップする。ゆえに、スローと組み合わせた時の攻撃力は''3倍''にも達する。 --このように非常に強力な能力であるが、使用には画面上部に表示されている「VFXゲージ」を消費し、0になると変身が解除されてしまう。返信が解除された状態だと一定量ゲージが回復して再度変身するまで受けるダメージが2倍になり、VFXパワーや2段ジャンプが使えなくなる危険な状態になる。 --ゲージは時間と共に回復する他、ステージ中に配置されている「V-フィルム」を50個集めるとそのステージ中のゲージの最大量が増加する((増加したゲージは次のステージに入るとリセットされる。))。 ---また、拾得するとVFXゲージを回復させるアイテムも存在し、ゲージの最大量以上に回復した分は一時的に保持され、VFXパワー使用時に消費される。 ---ちなみにそのアイテムの外見は「''『美』の一文字が刻まれた瓢箪''」((名称もそのまま「ヒョウタン」であり、先述のようにゲージ回復効果を持つ青ヒョウタンと、取得後一定時間の間ゲージが減らなくなる赤ヒョウタンの2種類がある。))という、どことなくシュールさを感じさせるもの。 -難易度は4段階に分けられている。廉価版の『リバイバル』やPS2版では5段階になった。 #region(難易度一覧) -SWEET --『リバイバル』やPS2版にて追加された難易度。VERYEASYに相当する最低難易度モード。ライフゲージは10個からのスタート。~ 敵の体力が大きく減少しており、VFXゲージの減少速度もかなり遅くなっている。 -KIDS --EASYに相当する低難易度モード。ライフゲージは10個からのスタート。~ 敵の体力が減少しており、VFXゲージの減少速度も遅くなっている。 -ADULT --NORMALに相当する標準難易度モード。ADULT以降の難易度はライフゲージが5個からのスタートになる。~ 敵の体力などは標準的なものとなっている。 -V-RATED --HARDに相当する高難易度モード。ADULTモードをクリアする事で開放される。~ 受けるダメージが2倍になるほか、敵の体力が増加し、序盤から強力な敵が登場するようになっている。~ また、新たな敵や仕掛けが追加されるようになる。 -超V-RATED --超の部分は「ウルトラ(ULTRA)」と読む。VERYHARDに相当する最高難易度モード。V-RATEDモードをクリアする事で開放される。 --受けるダメージが4倍になるほか、ドクロマークの表示がなくなってしまう。敵や仕掛けの配置はV-RATEDと同様。 #endregion -ステージは全7ステージあり、基本的には前編・後編・ボス戦の3つで構成される。 --各ステージには先へ進むための条件「タスク」が提示される。タスクは様々な種類があり、敵の全滅や特定のカギを入手したり、謎解きをすることで達成することが可能。 -ステージ毎のインターバル(BREAK TIME!)では、前編と後編の間やボス戦の後に限りセーブすることができる。 --そのほか、「POWER UP」を選ぶことでステージで集めたV-ポイントを使用してジョーを回復したり、強化できる。 --V-ポイントは敵が落とすコインを集めたり、コンボを叩き込んでV-マークを増やすことで獲得できる。 #region(「POWER UP」で選べる強化) -チーズバーガー --ジョーのライフを1回復する。インターバルを挟んでもジョーのライフは回復しないため、ライフが減っている時はこれを選ぶ必要がある。 -ショッキング ピンク --X長押しでピンク色の爆弾を取り出す。Xを離すと蹴り飛ばす。購入すると10個入手する。最大99個まで所持可能。 -ブーメラン --Y長押しでジョーの仮面の額にあるV-エンブレムをブーメランのように投げる。ショッキングピンク同様購入すると10個入手する。最大99個まで所持可能。 -スライディング --スティックを下に倒しながらXを押す事でスライディングキックを放つようになる。 -エア ジョー --空中で華麗にコンボを叩き込めるようになる。 -レッドホットキック --ジャンプ中にスティックを下に倒しながらXを押す事で跳び蹴りを放つようになる。跳び蹴り中にズームを行うと炎を纏った回転キックとなり、敵に当てると体に火が回るようになる。 -マックスピードレベル2・マックスピードレベル3 --マックスピード中に現れる分身の最大数が増加する。レベル2で最大4体、レベル3で最大6体まで増加。 -ビューティフル フォーエバー --V-ダッヂ中にズームを発動させる事で画面上の敵にダメージを与える美し過ぎるポーズを放つ。ただし発動するとVFXゲージが全てなくなってしまう。 -受け身 --ダメージを受けてジョーが吹っ飛んだ際、地面に倒れる直前にズームを発動させることで受け身をとり、ライフを1回復する。受け身をとっている間はAでジャンプ可能。 -VFXターボチャージャー --VFXゲージの回復速度が2倍になる。 -ライフ --ライフゲージの最大値が1つ増加する。ライフが減っている場合は全回復する。ライフゲージは最大15個まで上げる事が可能。 -テイク 2 --ライフが全てなくなってもその場でライフを全回復し、リスタートすることが可能。 -L.I.V. --『Life Is Viewtiful』の略。残り残機が1増える。 #endregion ---- **評価点 -映画を意識した演出とアクションが非常に気持ちいい。 --特にVFXパワーを使い「''映画を演出する''」という他のゲームとは一風変わった点が最大の魅力と言える。 ---強制戦闘やボス戦では必ず「タスク」があり、クリア時に毎回「稼いだV-ポイント」「ダメージを受けた回数」「クリアタイム」と総合評価が表示される。従って高評価を得るには「魅せる」プレイを要求され、上手くいった時爽快感の演出に一役買っている。観客の歓声も評価毎に変化する。 --ステージ中の謎解きの殆どがVFXパワーを利用するもののため、必然的に使わない能力があまりない。 -ストーリーが短めだが、その分複数の難易度や追加キャラクターが用意されているため決してボリュームが少ないわけではない。 -ストーリー部分は英語に日本語字幕だが、映画的な演出と相まってむしろよく合っている。B級映画的なノリやテンポのいい会話も良い。 -BGMも雰囲気によく合っている。 --特に4面ボス戦で流れるBGMは本作のメインテーマのアレンジで評価が高く、PVでも盛り上がる場面で使用されている。 -「日本の特撮ヒーローをアメコミタッチで表現する」という独特なコンセプトにマッチしたキャラデザイン。 --主人公のジョーの風貌は、アメコミタッチながらどこか日本の特撮ヒーローを髣髴とさせる。 --他にもジョーの彼女「シルヴィア」とストーリー中でVFXパワーを伝授してくれる「キャプテン・ブルー」や、ジョーのライバル的ポジションであり、台本を目の前で棒読みというメタ的な遊びを披露する「アラストル」など、個性的なキャラクターが登場する。 ---特に「チャールズ3世」「ハルク・ダビッドソン」「グラン・ブルース」「ファイアー・レオ」といった敵の幹部達はいずれもキャラが濃く、本人は大抵一度きりの出番にもかかわらず印象に残る。 ---- **賛否両論点 -基本高難易度な点は賛否両論。 --基本的に敵の攻撃に被弾しても1ダメージで済むが、ゲーム後半に出てくる「ブラックリーダー」「ゲルビー」などの一部の強敵が繰り出す攻撃は一撃でライフを3も奪われる。基準となるADULTモードの初期ライフは5個なのでこれを喰らうだけでライフの半分がなくなってしまう。 --また、ボスが全体的に初見殺しな攻撃を何回も繰り返すため死に覚えゲーの側面も強め。特に6面ボスの「ファイアーレオ」はマックスピードで炎を纏っておかなければまず避けられない広範囲攻撃をこれでもかというほど繰り出してくるため、攻略の糸口を見出すまでは一方的に虐殺され続ける。 --EASY相当のKIDSモードでも初プレイでは他のゲームで言うNORMAL、下手したらHARDモード相当と言うべき歯ごたえ。「廉価版でさらに下の難易度のSWEETモードが追加された」という点で推して知るべし。 ---隠し難易度の「V-RATED」「超V-RATED」は一つ下の難易度をクリアしてから選択できるのを考慮してもさらに難しい。「V-RATED」の時点で「序盤から最強クラスの雑魚敵が登場」「新しい雑魚敵の追加」「被ダメージ2倍」「ボス含む敵の体力の増加」と全力で殺しにくる。 ---「超V-RATED」は敵の配置こそ同じだが「被ダメージ4倍((ライフが最大の15個あっても雑魚ですら3・4回、変身が解除されていると攻撃によっては1回のダメージでライフが全てなくなる状態。))」「''敵の攻撃の上下を示すドクロマークが表示されない''」とまさにやり込んだプレイヤーへの挑戦状となっている((一応、予備動作のモーションやボイスの違いによって判別可能になっている。一部攻撃はそれすら普通には目視できないレベルなのでスローを使う必要が出てくる。))。 --上述のように、ただ単に戦うだけではダメなゲーム性も関係している。 ---タスククリア後は評価によって得られるV-ポイントが決まるため「難しくてプレイが上手くいかない → ジョーを満足に強化できない → そのまま先に進んでますます難しくなる」の悪循環に陥る。初プレイで選択可能かつ初期ライフの少ないADULTモードでは特に辛いので1周目はKIDSもしくはSWEET推奨。 -アメコミ調のグラフィックやノリは人を選ぶ --好きな人は好きだが、合わない人には合わない。 ---- **問題点 -上記の通り、ステージ数が全7ステージと少ないことに難色を示す人も。 -とある隠しキャラクターを出すための条件が非常に厳しい。 --最高難易度の「超V-RATED」でゲームをクリアする必要がある。前述の通り超V-RATEDは恐ろしく難しく、クリア自体が非常に厳しいため、開放するのは困難と言える内容だった。~ のちに発売された廉価版では隠しコマンドで全隠しキャラを解禁する救済措置が追加された。 --ちなみに、そのキャラクターは「難易度に関わらず敵の攻撃の上下を示すドクロマークが表示されない」「ジャンプが1段のみだが高いうえに空中浮遊が可能」と高性能ながら扱いの難しい性能になっているが前者は普通に解禁する段階で嫌でも経験する必要があるので出せたプレイヤーには特に問題はないだろう。後者もそこまで大きな弱点にならない。 ---- **総評 映画の演出とアクションゲームの融合に成功した良作。~ 続編を含めて配信やリマスター版に恵まれていないのは残念。~ しかし、今買うのなら難易度の下がった「SWEETモード」が追加された『リバイバル』もしくはさらにキャラが追加されたPS2版がオススメ。 ---- **余談 -本作は、かの有名な『[[マイクタイソン・パンチアウト!!>パンチアウト!!]]』に着想を得て製作されている。 -エンディングの黒幕の過去が語られるデモシーンで使われている音楽は『[[逆転裁判>逆転裁判シリーズ]]』第四話の成歩堂と御剣の少年時代が語られるシーンの曲であったりする。 -最終ステージの序盤に[[ファミリーコンピュータ ロボット>ファミリーコンピュータロボット ブロックセット/ジャイロセット]]がアイテムボックスを持つ背景としてゲスト出演している。 --なんとPS2移植版でも変わらず出演しているため、''SCEハードに出演を果たした珍しい任天堂キャラ''となっている。 -海外でも人気があり、ハンバーガーショップのマスコットに採用されたこともある。 --これは主人公ジョーの好物がチーズバーガーで、ゲーム中にもシリーズ共通の回復アイテムとして登場するため。 -雑誌『Vジャンプ』にて漫画が連載されたが、単行本化されなかった。 -ビューティフル ジョーが実際にプロレスラーとしてリングに立ったことがある。 -ゲスト参戦として、主人公のジョーは『タツノコ VS. CAPCOM』や『[[MARVEL VS. CAPCOM 3>MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds]]』のプレイヤーキャラに選抜された((『マヴカプ3』での声優はアニメ版でジョーを演じた関智一氏が担当。))。 -2004年にはアニメ版が放送された。内容は『1』と『2』のストーリーにアニメオリジナルキャラを加えた内容で、既存キャラの設定も変更点が多め。 --原作通りのアメコミ調の絵柄に合わせた作画やOP/EDなどからファンも多いのだが、3クール目以降のDVDは国内では発売されていない。 ---- **続編・派生作品 -''『ビューティフルジョー 新たなる希望』(PS2 2004年9月9日発売)'' --GC廉価版『リバイバル』のPS2移植版。タイトルが変更されており、SWEETモードに加えてプレイヤーキャラに『[[デビルメイクライ]]』の主人公「ダンテ」が追加されている。 --ダンテを選んだ際のストーリーは独自に『デビルメイクライ』のラスボスとの本当の最終決戦が主題となった構成である。ちなみに、ヒロイン役(シルヴィアのポジション)として「トリッシュ」も登場する。 ---ハードスペックの影響か一部のボイスが削減されていたり((一番わかりやすいのがジョーのダメージボイス。))、わずかながらフレームレートが下げられている等の違いがある。 ---ただし後者については、普通にプレイする分にはあまり気にならない程度の差である。 -''『ビューティフルジョー2 ブラックフィルムの謎』(GC/PS2 2004年12月16日発売)'' --ナンバリング第2作。主人公がジョーと初代で隠しキャラクターだったシルヴィア((設定では「ヒロイン役に飽きた」という理由で強引にV-ウォッチを用意してもらったとのこと。))の2人組となり、ステージ中で交代を行いながら攻略を行う形となっている。 --シルヴィアには新たな専用VFXパワーとして「リプレイ」という能力が追加されており、代わりにマックスピードがジョー専用になった。 --登場キャラクターは一部の主要キャラクターを除き一新されているほか、前作でプレイヤーキャラだったダンテも未登場となった。 -''『ビューティフルジョー バトルカーニバル』(GC 2005年9月29日発売 PSP 2006年3月23日発売)'' --過去作のキャラクターやアニメ版でのオリジナルキャラクターがプレイアブルキャラとして多数登場する、いわゆるお祭りゲーのスピンオフ。 --後述のアニメ版で登場した「キャプテンブルージュニア」「スプロケット」がプレイアブルキャラとして使える唯一のシリーズ。 --2006年3月23日にリリースされたPSP移植版では後述の『スクラッチ』のキャラと『新たなる希望』で登場したダンテが追加されている。 -''『ビューティフルジョー スクラッチ!』(DS 2005年10月2日発売)'' --現状シリーズ最終作。DSのタッチパネル機能を活用した「スプリット」「スクラッチ」「スライド」「タッチ」という新たなVFXパワーが用意されている。

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