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*ポケモンスタジアム金銀 【ぽけもんすたじあむ きんぎん】 //※「クリスタルバージョン対応」は発音しない |ジャンル|対戦&図鑑|&amazon(B0000645MT)| |対応機種|ニンテンドウ64|~| |メディア|512MbitROMカートリッジ|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|任天堂&br()クリーチャーズ|~| |発売日|2000年12月14日|~| |価格|7,140円|~| |セーブデータ|1個(フラッシュメモリ)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|ポケモン対戦ツールの最高傑作&br;今見ても通用するグラフィック&br;攻略本いらずのポケモン講座|~| |>|>|CENTER:''[[ポケットモンスターシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 ポケモン同士の対戦ツールであるポケスタシリーズの最終作。~ 『[[金・銀・クリスタル>ポケットモンスター 金・銀]]』はもちろん、『[[赤・緑・青・ピカチュウ>ポケットモンスター 赤・緑]]』も含めたこれまでの全作品に対応している。~ 今作は前作『[[2>ポケモンスタジアム2]]』と前々作『[[1>ポケモンスタジアム]]』が販売戦略的にあまりにも酷いものであったため、初代と比べると売り上げは多少落ちている。~ しかしそれでも初の金銀のポケモンでの対戦ツールということで需要は大きく、前作の出来が良かったこともあり、117万本とミリオンヒットを記録している。~ そして肝心の内容も、まさにシリーズ集大成にして最高傑作であると断言して良いであろう素晴らしい出来である。 ---- **評価点 //長くなったので分類整理 ***スタジアム ''全般'' -ポケスタシリーズおなじみの「スタジアム」も更にボリュームがアップしており、以下の4つのカップに挑戦出来る。 --レベル50~55(選出した3匹のLv合計155まで)のポケモンが参加できる公式大会でも使用された「ニンテンドウカップ」 --レベル無制限(といっても実質100固定)で伝説や幻(セレビィなど)も出られる「ウルトラカップ」 --金銀での新要素であるタマゴ機能を生かしたレベル5の初期進化形限定の「リトルカップ」 --完全ランダムで決められたポケモンで戦い抜く実力と運頼みの「チャレンジカップ」 ---ニンテンドウカップとチャレンジカップにはモンスター~マスターまでの4つのカップがあり、クリアするごとにどんどん難しくなっていく。一度クリアしたカップに再挑戦することも可能。 --ちなみにチャレンジカップは後の「バトルファクトリー」などの原型となっていてポケスタシリーズ最高難易度との呼び声も高い。 ---このカップは何らかの下位互換に位置する技ばかり持ったポケモンや全くマッチしていない持ち物を持ったポケモンなど、普通なら即2軍行きにするようなポケモンでさえも使用する必要があり、単に強力な技や強力なポケモンでごり押しを味わうようなプレイヤーや定跡とされるポケモンや技の組み合わせで楽しむ堅実なプレイヤーには非常に辛いカップである。しかも敵のポケモンもランダムで変化((ただし敵が戦う戦法に関しては、ほぼ同じである))するため完全な攻略法は存在しない。 ---裏を返せば、最後までわからない「ポケモンの醍醐味」を最大限に味わえるカップである。熟練者や廃人でも最後まで油断は出来ない。 -レンタルポケモンも健在で、ほろびのうた+うずしおなどコンボを使えるポケモンも増えて使いやすさはアップ。 -ジムリーダーの城では、前作のジムリーダーに加え、金銀のジムリーダー達が追加。 --レベル50以上のポケモンがいる場合、それに合わせて全てのポケモンのレベルが上がるという仕様のため、メンバー内のレベルの高いポケモンをあえて出さないことによってより高いステータスの敵と戦うという縛りプレイも可能。 -チートでのみ覚えられる技について使用制限はかからないが、チートを使用していると一発でバレる。 --通常で覚えられない技や、ありえないレベルのポケモン(Lv1のカイリューなど)を使っていると、技、ポケモンの名前、プレイヤーの名前がピンクの文字になる。 //---またこの状態では全ての対戦相手の台詞が「そんなポケモン使ってまで勝って楽しい?」的な侮蔑や嫌味に変化する。~ //そのバリエーション量は豊かだがどれもかなり辛辣で、仮にそれら見たさであったとしてもやがてプレイヤーの精神はズタズタになるだろう程。『チートダメゼッタイ』をこれでもかと表現している。 //https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/11573.html //こちらのサイトに書かれているが、ガセ。 --また、GBビルでプレイ中に、バグ技によるフリーズが発生すると「レポートがおかしくて続きから遊べませんので、最初から遊んでください」と言った、特殊な警告メッセージが表示される。 ''演出面'' -まず特筆すべきはとてもN64とは思えないほど非常に完成度の高いポケモンたちのポリゴン。''2世代後のWiiで発売された[[ポケモンバトルレボリューション]]にそのまま流用されてなお違和感が生じないほどのハイレベル。'' --この時はすでに64末期であり、PS2が発売されて間もない頃であったものの、そのPS2のゲームと比べても全く負けていないどころか勝っている位ポリゴンの出来が良い。 --前作までに登場した151番までのポケモンにもテクスチャなどの修正が入っており質は更に向上している。 -エフェクト面も非常に素晴らしく特に「かみなり」や「シャドーボール」に「クロスチョップ」のエフェクトは迫力満点。 --金銀での新要素である天候システムのエフェクトもかなりリアル。 --次世代機であるGCの[[ポケモンコロシアム]]、[[ポケモンXD>ポケモンXD 闇の旋風 ダーク・ルギア]]はおろか、さらに次の世代のWiiのバトルレボリューションよりずっといいと言う人がいるほど。 -ポケモンたちの動きも生き生きとした動きでありながら戦闘のテンポを崩していない。 --更にポケルス状態のポケモンや色違いのポケモンはボールからの登場の仕方が変化する、色違いのポケモンもちゃんと用意されているなど''細かい作りこみが尋常じゃない。'' ---色違いに関しては、GB版とも後のシリーズとも異なるカラーリングも見られる。ハッサムのように全身が真っ赤に染まったストライク等はかなり印象的。これはニックネームとIDの組み合わせによって色素が変わる、初代ポケモンスタジアムからの仕様である。([[ポケモンスタジアムQ&A>https://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_npsj/qa/qa.html]]のQ&A18) -実況も声優が変わっているものの相変わらず健在であり、熱い実況を繰り広げてくれる。 --状況に合わせた小ネタを入れてくることもある。前作より大幅に喋る内容が増えている。 -ボイスこそ無いが、CPのトレーナーには場面に応じた多彩なセリフが用意されており、対戦中に頻繁に喋る。 --ジムリーダーの城に登場する人物達もセリフや表情が追加され、本編より更にバリエーションが増えてキャラゲーとしても楽しめるようになった。 --フリーバトルのCOMにはトレーナーハウスの初期状態の相手である「ヒカル」が対戦相手として登場する。これにも多彩なセリフが用意されている。 ---本編では主人公と同じ姿だが、本作では専用の顔グラフィックが描き下ろされている。 ''ゲームバランス'' -ポケスタ、ポケスタ2で好評だった要素も更に進化させた形で継承している。 -敵のAIについては、間違いなくシリーズ中で最も賢いと思われる。 --相手と不利な場合は大体の場合交代し、だからといって確実に交代するわけでもなく補助技を絡めてくることもあるため、CPU相手に駆け引きができる。''CPUが一度放たれた技を警戒したり、こちらの交換を読んでサブ技で弱点を突いてくる''といったプレイングをするのは後にも先にもこの作品のみである。 ---後の作品では、賢い敵でも「現在の対面のみを見て最高打点の技を選択する」「交代の基準はタイプの有利不利のみ」程度に留まっている。 --HPが残りわずかのポケモンをあえて場に出して犠牲にし、次のポケモンの無償降臨を狙うといったテクニック、状態異常攻撃やコンボも効果的に使用するため、''対人戦にかなり近い''感じで戦うことが出来るようになった。 #region(64のAIに見事に翻弄されるやりこみプレイヤーの図。これでもまだ表スタジアムである。) &nicovideo2(https://www.nicovideo.jp/watch/sm142857) #endregion //この部分の読み込みがやたら遅い時がある(以下の文章もなかなか表示されない)のだが改善できないだろうか -前作にあった裏モードも存在。 --さらにバージョンアップしており、難易度の上昇は勿論のこと、タイトル画面が変わったりレンタルポケモンのわざが変わっていたりなど違いは随所に見られる。 ''エディットモード'' -対人及び対CPで自由に対戦ルールを決めることができるモード。非常に細かく対戦ルールを設定できる。 --「対戦時のレベル範囲を1単位で設定できる」「使用可能なポケモンそのものを設定できる」等、自由度はかなり高い。 --公式大会のように制限時間も設定された「イベントバトル」を行うこともできる。~ これにより、より緊迫感のあるバトルが楽しめるようになったのは言うまでも無い。 ''オンライン要素'' -「モバイルスタジアム」では、モバイルアダプタGBによって携帯電話と繋がった『クリスタル』バージョンを経由してオンラインサービスを受けられた。 //モバイルシステムはGBにしか繋げない。本作で行えるのはクリスタル側で受信したデータの管理のみ --モバイル通信で遠くの友達と対戦した場合、対戦相手のデータが「ともだちデータ」として残る。~ これを本作に移すことでCP操作による対戦ができる。ただし登録データとは異なり自分では操作できない。~ こちらの通信はサーバーを介さないので、通信手段さえ確保できれば(理論上は)現在でも利用できる。 --以下は今でいうDLCである。いずれも現在はサービスが終了したのでDL不可能。DL済みのデータは使用できる。 ---公式大会の「バトルデータ」を配信。本作で観戦したり、自分のポケモンで勝負を挑むことができる。~ 後の「バトルビデオ」に似ているが、公式配信に限られており一般ユーザーはDL専門である。 ---オリジナルの「ルールデータ」を配信。前作の「ファンシーカップ」などが配信された。~ ただしDLできるのは「ルール」そのものであり、ルールに対応したポケモンは自前で用意する必要がある。~ それ自体を楽しむコンテンツというよりはルールエディットのサンプルのような扱いである。~ 自分で作成したオリジナルルールと同様に扱われるので現在でも再現は可能。 ***サブモード ''各種ユーティリティ'' -前作・前々作同様、オーキド博士の「研究所」にポケモンを預けることも出来る。 --赤緑~金銀クリスタルまでの全バージョンでポケモン整理、ポケモン交換、更にはそのポケモンがどこに分布しているのかという機能が使える。 ---ちなみにポケモン分布については、''そのポケモンがどの草むらに出るのか''といった詳細まで教えてくれる。 --アイテムのやり取りも可能。従来はポケモンに持たせて1個ずつ転送する必要があったが、本作ではまとめて移動ができる。 ---第一世代については、本作を経由することで異なるプレイデータへアイテムを移動させることが初めて可能になった。 --ただし、金銀クリスタルでは100匹以上捕まえていないと詳しい分布が見れない、150匹以上捕まえないと親とIDが異なるポケモンをやり取りすることができない制約がある。 --前作までとは違い、一覧モードでふしぎなアメを用いたレベルアップや進化、進化の石による進化も可能になり、進化のためにGBビルを起動しなくてもいいようになった。レベルアップで覚えられる技も覚えさせることができる。 -金銀で新たに追加されたモードの中では、なんと言っても「''攻略本いらず''」とも評されたジョバンニ先生のポケモン講座は大変高い評価を得ている。 #region(長文注意) --このポケモン講座では「文章による授業→実戦演習→卒業クイズ」の形式で相性やBPの存在やステータス異常などといった基本戦術から、コンボや交代読みなどといった上級戦術まで幅広く教えてくれるため''仮にも対戦ツールでありながらポケモン入門用としてお勧めできてしまう。'' ---文章による授業ではただ文章だけでなく図解ありでポケモンが分からない人にも分かりやすく教えてくれる。また前作の赤緑などから仕様変更した部分も教えてくれるため前作プレイ済みの人も見る価値はある。 ---この「文章による授業」の後4択クイズ形式があるのだが、多少はネタがある。最初の文章読み終わった後の問題が、「今教えている、この私の名前は、なんという名前でしょう?」という問題等。たしかにこの文章の最初に名前は書いてあるのだが… ---誰が得するかは知らないが、このジョバンニ先生、''多少はボイスあり。''''「ふむふむ」「単純単純」「な~るほど」''等。 ---実戦演習は習うより慣れろと言う事で様々なシチュエーションでのバトルが出来る。選択できるトレーナー全てに星がつけばクリアとなるが、ただ勝つだけでは星はつかない。事前に用意されたポケモンの技や相性などを良く見極めて最適解である3匹のポケモンを選ぶ必要がある。負けてもデメリットは無いため試行錯誤して組み合わせを選んでいればいつしかテクニックが身につくというとても優れたモードであるといえよう。 ---ピカチュウにでんきだま、ガラガラにふといほねを持たせたLV差30もの相手ポケモンを戦うシチュエーションバトルではナレーションにも注目できる。コンボの恐ろしさ、最後まで解からない醍醐味が味わえる。 ---4択クイズの講習では不合格だった場合、不正解した問題に関係する講義にチェックが付けられる。実演演習でも、それに関連した講義の内容の再確認もできる。 --そして「資料室」の存在。 ---金銀クリスタルだけでなく赤緑に登場した技の強さや道具や技マシンなども''完全網羅している(金銀で調整された技は赤緑から何が仕様変更されたのかまで書かれている)''上、なんと全てのポケモンに''何の技を覚えるのか、何の技が使えるのか、何のポケモンとくっつけると何のポケモンの卵が生まれるのか、などといったことが非常に分かりやすく詳細に書いている。''(いわゆる「タマゴグループ」という名称が公式に出たのは後にも先にもこの作品のみ) ---さらに棒グラフで表記され具体的な数値ではないものの、&bold(){ポケモンそのものの強さの数値である種族値の情報まで載っている。} --データの詳細などは攻略本に譲るものの、ご丁寧にも一目見れば分かる相性表や操作説明などもあるため、''「公式攻略本見るよりこっちの方がずっと分かりやすい」などと言われてしまうほど''。 ---第一世代のポケモンの情報は無条件で見れるが、金銀クリスタルの情報は講座を全てクリアするまで伏せられた状態になっている。 #endregion -GBビルで本編をプレイする際、開始時に「起動時に長い読み込みを行うがローディング頻度は少ない」「起動時の読み込みは短いがローディング頻度が多い」の2パターンが選択出来るようになった。 --これにより、がっつりプレイする際には前者を、ポケモンセンターでセーブし直したい場合((オーキド博士の研究所を利用するにはポケモンセンター内でセーブしておく必要がある))には後者を選択することで、読み込みに煩わされることが無くなった。 --また、金銀クリスタルの場合はスーパーゲームボーイ用のピクチャーフレーム付き且つゲームボーイカラー仕様という、後のゲームボーイプレイヤーですらなかった仕様でプレイできる。「ふしぎなおくりもの」の解禁も可能なため、旧GBしか持っていないプレイヤーでも安心。 ''お楽しみ要素'' -ミニゲームも前作から一新されたものの更に数が増え、より面白いものになっている。複数プレイも可能。 --更にそのミニゲームで対戦できる「ミニゲームスタジアム」や、ポケモンに関するクイズが難易度別に出題される「ポケモンクイズ」なども追加された。一部ミニゲームでは自分の育てたポケモンを出すこともできる。 ---一部のミニゲームではCOMの強さによって障害物の多さや各種スピードが異なり、強いほど難しくなる。 ---ミニゲームの参加できるポケモンが複数の種類の場合、基本的にランダムかGBにいるポケモンが優先的になるが、ルール画面に切り替わる前にCボタンを押し続けると使用するポケモンを選ぶことができる。 #region(ミニゲーム詳細) -ゴルバットのどうくつたんけん --強制スクロールの洞窟内を飛び、コイルを避けながら浮遊しているハートをより多く獲得していく。他のゴルバットに体当たりしたりコイルに触れるとハートを落とす。 --出口に着いた時点で最も多くのハートを持っていたプレイヤーの勝利……多分勝利。 ---ゴルバットが選ばれたのは懐き進化にてクロバットへ進化するための配慮だと思われる。 -カポエラーのベーゴマ --カポエラー自身をベーゴマに見立てて相手のカポエラーを場外に弾き飛ばすゲーム。Aボタンで一定時間こうそくスピンができこの状態でぶつけると強く弾くことができるが、使用後は一定時間再使用できず隙を晒すことになる。 --弾き飛ばされる、もしくは自ら勢い余って場外へ出た場合は一定時間待機した後にフィールドへ戻る。 --相手を場外へ弾き飛ばすと1点で、5点先取または制限時間内に最も多く弾き飛ばしたプレイヤーの勝利。誰がどのプレイヤーを倒したかは倒した相手の色で見分けがつく。 -いあいぎりがっせん --ストライクとカイロスを使っていあいぎり。 --上から落下してくる丸太をタイミング良くAボタンを押して白線に合わせて斬る。白線より下から近い位置で斬るほど高得点で、逆に白線より上を斬る(タイミングが遅れる)と減点。 --試技は5回で、合計得点の高いプレイヤーの勝利。 --丸太を持ち上げる役はイトマル、背景のシャチホコはコイキング。 GBパックに接続かつ持っていればハッサムも出場可能。 -オオタチのピョンピョンボール --十字ボタンを模した5マスのフィールドに周囲からモンスターボールが降ってくるので、十字ボタンで出現位置を変えAボタンでボールを弾いて自分のゴールに入れる。スーパーは2点、ハイパーは3点、マスターは5点。得点が高いボール程見た目も判定も重量も大きい。 --制限時間内に最も得点を稼いだプレイヤーの勝利。 --何故かキリンリキも出場可能。 -バリヤードのバリアーテニス --X型のフィールドで中央から放たれるモンスターボールをパッド(ラケット)に見立てたバリアーで跳ね返す。タイミングよくAボタンを押せばスマッシュやカーブもかけられる。 %%……ってこれ、テニスというよりエアホッケーじゃ……?%% --相手のゴールに自分が跳ね返したボールが入れば1得点。逆に自分のゴールにボールが入ると1失点(マイナスにはならない)。ボールは最後に触れたプレイヤーの色が付いており、誰がゴールを決めたかが分かるようになっている。中央から放たれたボールが誰も触れずにそのままゴールに入った場合は失点のみで誰の得点にもならない。 --5点先取、または時間切れ時に最も得点が高かったプレイヤーの勝利。 -ピチューのはつでんきょうそう --前作のビリリはつでんきょうそうとあまり変わらないが、今度は電極が上下左右に登場し、その方向に十字キーも入力しないとゲージが溜まらない。 --電極には青と緑の2色があり、その色と同じAボタン(青)またはBボタン(緑)を押さないと溜まらない。一番早くゲージが満タンになったプレイヤーの勝利。 --ピカチュウ版のピカチュウも参加可能。ピチューが選ばれた理由はピカチュウへ懐き進化するからだと思われる。 ---余談だが、発売頃に掲載されたやましたたかひろ氏の4コマ漫画によると、電極はデンリュウの尻尾らしい。 -ドンファンのぐるぐるレース --ドンファンが四角形の牧場を合計9周走り回る箱庭系レースゲーム。 --ラップ毎に2位以下には土煙カウンターが付与され、カウンターの数だけ土煙をコース上に発生させて相手を妨害出来る。土煙に触れると一時停止させられる。順位が低いほど付加される竜巻カウンターも増える(ストックは最大3つまで)。 --ファイナルラップはそれまで走っていたドンファンが転がるモーションに変化する。土煙にもスピードアップの効果が追加される。 -ピィとププリンのカウントゲーム --スタジオを駆け抜ける(ディグダなどは&bold(){地面から現れる})指定のポケモンをカウントする。 問題毎に正解に近い程高得点が得られる。指定のポケモン以外も混じるので、正確に見極める必要がある。 --最終問題は出てくるポケモン全部を数えるのだが、その中に紛れているトゲピーのタマゴやモンスターボールはカウントの対象外。 --カウントは一度押したらカウントは戻せない。入力受付時間ギリギリまで待ち、まとめてカウントする作戦も可能で相手プレイヤーにカンニングされる心配も少ない。 --全問終了時に合計得点の高いプレイヤーの勝利。 ---こちらも選ばれた理由はピッピやプリンに懐き進化するものだと思われる。 -コロコロトゲピー --前作のはしれコラッタと似たフィールドが舞台だが、こちらは縦型で画面枠も固定化されている。3Dスティックで操作し障害物の岩や木片を避けつつダッシュプレートで加速して最も早くゴールに着いたプレイヤーの勝利。 ---選ばれた理由はトゲチックへの懐き進化だと思われるが、何故かオムナイトも参加可能。ちなみにオムナイトは懐き進化ではない。 -はこんでデリバード --前作のベロリンガのぐるぐる寿司に似た形式。画面下のコンベアからプレゼントが流れてくるので、それを袋に詰め画面上の仕分け場所まで往復して運ぶ。左右に横断しているウリムーに当たるとプレゼントを全て落としてしまう。超低確率でイノムーが出てくることもある。 --一度に5個まで袋に詰めることができ、多く詰めるほど一度に得点を稼げるが重量が増し移動速度が低下する。プレゼントによって1個あたりの重さも異なり、「ふしぎなアメ」や「ゲームボーイカラー」は軽いが得点は低く、「グランドピアノ」や「カビゴン人形」は得点が高いが重いので移動速度が落ちる。「ゆびわ」だけは軽くて高得点というボーナスアイテム。 --前作同様、同じプレゼントを立て続けに送ると得点連鎖する。高得点のものを狙うか、安いものを連続して取るかの駆け引きがある。 --時間切れ時に最も得点が高かったプレイヤーの勝利。 --64GBパックを接続して遊ぶと、登場するプレゼントのうち、「ゲームボーイカラー」と「ニンテンドウ64」が当時の新商品である「ゲームボーイアドバンス」と「ニンテンドー・ゲームキューブ」に変わる。それぞれ元のプレゼントより少し軽い。 ---後述する『NSO+』版ではGBパックを接続していない扱いのため登場しない。 -ラッキーのタマゴだいさくせん --上からタマゴかビリリダマが3レーンに分かれて落ちてくるので、LRトリガーでラッキーの体を傾けてビリリダマを避けながら合計100個のタマゴを受け止める。ビリリダマを受け止めると5個失う。 -- 最も多くのタマゴを受け止めたプレイヤーの勝利。レベルが高いほど動体視力が試されるレベルで高速でタマゴとビリリダマが落ちてくる。 ---選ばれた理由はハピナスへの懐き進化のためか。 -イーブイのフルーツダッシュ --エイパムが中央をカゴで隠しており、イーブイはその周囲をイス取りゲームのように円形に歩く形になる。 --音楽が止まると同時にカゴが外され中身が現れるので、Aボタンで素早く取る。取った瞬間にボタンを押すまでの時間が表示され、他のプレイヤーとの差が示される。 --山盛りになっているイチゴの場合はボタンを押すまでの差が僅差だった場合、その差に応じて分配される。 --全くの同時(同タイム)だった場合は全員が分配無しで同時に獲得する。イチゴのみ同数になるように分配される。 --中身は果物以外にクヌギダマが入っている場合もあり、クヌギダマに突撃した場合は次の番が休みになる。 --Bボタンで取るフリをするフェイントをかけることも可能。 --エイパムが開けるフリをするフェイントをしてくることもある。カゴが開いていないのにAボタンで取りに行った場合は激突してしまい隊列に戻るまで操作できない。 --全5ラウンドで、最終ラウンドは必ずイチゴ30個で固定化されている。合計得点の高いプレイヤーの勝利。 ---選ばれた理由は懐きに加え、昼か夜にレベルアップすると進化するエーフィとブラッキーへの進化のためだと思われる。 #endregion --前作の「うまいひとをきめる」の代わりに「ミニゲームチャンピオン」が登場。指定した数のコインを先に獲得したプレイヤーが優勝となる。 ---GBのポケモンから参加させた場合、優勝するとそのポケモンのなつき度があがるほか、ゲームコーナーで使えるコインも少しだけもらえる。 ---COMの最高難易度の強さである「すごい」も、「ミニゲームチャンピオン」でつよいのCOMを含めた状態且つ7枚以上に設定した状態で、1回勝利するだけで解禁されるようになった。 --ポケモンクイズはシルエットクイズや図鑑説明クイズといったものから、ポケモン金銀をやり込まないと分からないようなマニアックな問題も出題される。 ---100カウント以内により多くクイズを正解するスコアアタックも搭載。間違えると10カウント減らされるので回答は慎重に。 ---クイズは対戦も可能で、先に10問解いたプレイヤーの勝利となる。また「ミニゲームチャンピオン」で引き分けや勝利者が複数いた場合は、1問先制のクイズで決着をつける。 ---案内役を務める眼鏡の女の子はラジオDJのクルミ。アニメやカードには登場していたものの、ゲームでまともな姿を見られるのは本作のみである。 -前作に続き「とにかくバトル(おためしバトル)」((ランダムで用意されたポケモンで直ぐにバトルするモード))機能もある。しかも表モードと裏モード(前述)で使用ポケモンが大幅に変わるというおまけ付。 -疲れたときにはということで、GB版において模様替えした自分の部屋を3Dで鑑賞する機能もある。 --ゲーム機の模様替えをすると、TV画面にマリオやカービィのゲーム画面が映る演出もある。 -更には「ふしぎなおくりもの」という機能も。 --これは、金銀クリスタルにおいてカートリッジごとに1日に1回だけ女の子が贈り物をしてくれるという機能。この贈り物には、GB版金銀で使える道具や部屋を模様替えするために必要な家具などがある。余談だが、この女の子にもジョバンニ先生同様''多少はボイスがある''。連日で出来なかった場合の''「はぁ~ぁ……」''、贈り物が終わった後の''「ウフフッ」''等。 --本来はゲームボーイカラーの赤外線通信を用いたモードだが、それを擬似的にゲーム内のCPキャラと行うものである。こちらは64GBパックで接続できていればカラー本体は不要。 --一日に1回しかもらえないため、望みの品を手に入れるには毎日する必要があるが、この方法でないと金銀クリスタルでも入手出来ないもようがえグッズもある。 --ちなみに本来のふしぎなおくりもの同様、トキワシティ地下にあるトレーナーハウスとも連動している。通信後に挑戦すると「オクル」という名前でLv50統一PT6匹とバトルすることが出来る。 ''特典・ご褒美'' -これまでのシリーズにもあった、特別な技を覚えたポケモンがもらえるご褒美もある。今作では2匹用意されている。 ((表ではバトンタッチカモネギ、裏では地震グライガーが貰える。余談だが両者とも後の世代で普通に覚えられるようになった。)) -更にジムリーダーの城をクリアすると、レベルで覚える技をもう一度覚えることが出来る「スーパーわざマシン」というご褒美もある。 --ただし、技を思い出させるポケモンを手持ちPTに入れる必要があるため手持ちが縛られるハンデがある。一度でも負けると失敗するので気をつけよう。 --好評かつ便利であったためか、以後の本編作品でも「技思い出し」という形で採用された。 ***その他 -パッケージには表記されてないが、「メモリー拡張パック」に対応しており、GBビルで『金・銀・クリスタルバージョン』のプレイ中に発生する頻繁なローディングを回避できる。 -バッテリーバックアップではなく、当時としては新しい技術であったフラッシュメモリを採用。「電池切れ」に悩まされずにデータを保存できる。 --GB版(特に金銀クリスタル)では電池切れによるデータ消失の危険性があるため、64のソフトに避難させておくことで半永久的に育てたポケモンを残すことが出来る。 ---- **問題点 -「ジムリーダーのしろ」の仕様が若干理不尽気味。 --前作と同じく、前座含めて連戦なため一度でも負けると最初からやり直し。だが前座は大抵弱く、前座に負けるようなら当然リーダーに勝てるわけもない。そのため意図的な仕様と思われる。 ---四天王は元のGB等でも連戦なのだが、このゲームでは、ジムリーダーのジム戦までもが連戦である。 //-対人戦で対戦時に交換しようと思ってポケモンを交換しようとすると、相手に手持ちがばれてしまう。 //--確認しようとするとばれるため覚えていればいいだけなのだが、いかんせん試合中はそんなこと考えている暇も無いためきついものがある。 //--1が出たころはともかく、この作品は3作品目であり、シリーズファンなら持っている可能性も高い。自身のROMを使って配置を確認しメモをしておけば良いだけの話。持っていれば、だが。 //↑1作目からの仕様で、コントローラにモニターでも付けなければ解決しようが無いので不満点とするのはややお門違いかと -裏カップCOMが2に比べて若干弱い。 --2は努力値MAX・個体値ALL7と非常に高いが、今回は裏でもそこまで高くない。2に慣れた人には物足りないかもしれない。その代わりAIがかなり強化されている。 --技構成があまり練り込まれておらず、裏スタジアムでもカビゴンが「のろい」→「ねむる」や「のろい」→「じわれ」や「のろい」→「じばく」などを使わなかったり、ケンタロスに「はかいのいでんし」を持たせるなどの戦術がなかったりする。 --モバイルスタジアムによるデータ配信を前提とした設定だったとも考えられる。当時の公式大会トップクラスのデータをダウンロードできた。そのため、各トレーナー独自の戦法を重視したとも取れる。 ---例を挙げれば忍者であるキョウはほぼ全てのポケモンに影分身を持たせたり、よく昼寝をしているエリカは眠り効果のある技を多用するなど。また本家とは異なり、イメージに合ってさえいれば専門以外のタイプも''多く''使うようになった((本家でもエスパータイプのジムリーダーであるナツメがむし・どくタイプであるモルフォンを使うなど、専門外のポケモンを使うジムリーダーがいないわけではない。))。 //ゲンガーの地獄車は対バンギラスとしてあり得ない技でもない -チート対策機能に穴がある --前作のわざマシンで覚えられる技とタマゴわざで覚えられる新技((金銀で追加された技を覚えている状態では、そもそも前作に戻すことは不可能。タマゴ技なので忘れさせてからの再習得も不可能。))を同時習得していてもチートとして認識されない。 ---CPUの使用ポケモンにもこの不可能な両立が行われているミスが見られる。((裏マチスのなみのりときしかいせいを両立したライチュウ、裏シバのげんしのちからとだいばくはつを両立したナッシーなど)) --ごく一部ではあるが、イベント会場でプレゼントされる特別な技を覚えたポケモンがチート認識されてしまう。本作発売後に配布された例もあるのでやむを得ないが。 //要具体例 --バグやチートを使わずドーブルにバトンタッチを覚えさせられるのに、チート技として認識されてしまう。 -前述の両立不可能な技など、設定ミスがいくつか見られる --裏ジムリーダーのしろのワタルのポケモンに、ルール違反である持ち物重複が発生しており、オーダイルとバンギラスの両方に「せんせいのツメ」を持たせている。これについては海外版では修正されている。 ---ワタルに関しては、どういう偶然かGB版初代から不自然なポケモンを使用している。((初代ではカイリューが本来覚えられない「バリアー」を、金銀ではプテラが当時まだ覚えられない「いわなだれ」を使用)) //Lv55で進化するカイリューをLv48やLV49で出してきたりする。後者はリメイク版でも同じ //↑レベルに関してはワタルに限った話でもなく、バランス上やむを得ず調整した部分も大きいと思うのでカット //-本作発売後にクリスタル版で行われた「モバイルカップ2001」に相当するルールが収録されていない。 //--使用ポケモンはLv30まで、''同じポケモンや持ち物の重複がOK''という、現在に至っても極めて珍しいルールである。 //--本作で触れられていない上に参加にはモバイルシステムGBが必須と言うこともあり、大会そのものだけでなくルール自体も非常にマイナーなものとなってしまった。 //本作発売後なら当たり前の話でただのいちゃもんでしかない -ミニゲームと64GBパックの相性の悪さ --64GBパックを接続中はGBカートリッジにいるポケモンをミニゲームに出すことができるが、この状態で激しい操作を伴うミニゲームを行うとかなりの頻度で接触不良を起こしゲームが強制終了する。 --自分のポケモンをミニゲームに出すと「なつき度」が若干上昇したり、スロットゲーム用のコインが手に入るなどの特典があるが、この問題によりほとんど利用されなかった。 --現在はRetro-bit社の周辺機器「N64 Controller Wireless Hypermode」のレシーバー側に64GBパックを接続すれば解決するが、言うまでもなく''当時はこのような便利な商品は存在していない''。 //改造不要になったので書き換え -GBビルと金銀クリスタルに関する問題点 --金銀クリスタルでドードーGB・ドードリオGBを使用したい場合、裏モードのクリアが必須となる。使えるようになりました、などと言ったメッセージがないので気づきにくい。 ---前述の通り、頻繁にロードが入るので、拡張パック無しで3倍速だと快適なプレイはあまり行えない。 --さらに、殿堂入りしないと倍速機能を使用できない。なお、初代では進行状況に関係なく利用できる。 ---一応データを消して最初から始めて終了するまでの間は、倍速機能を使うことが可能。セーブした後に、一度でもGBビルから離してしまうと駄目になってしまうが。 --また、2倍速にすると、ピクチャーフレームが消えセピア色となり、3倍速にするとモノクロ画面となってしまう。 ---金銀クリスタルのGBビルでのプレイは、ゲームボーイカラー仕様なのでその分は仕方ないとも思われる。 -フレームレートが低い。 --ポケモンのゲームはほとんどが60fpsであるのに対し、本作は30fpsと半分になっている。 -GBパック未使用時のレンタル道具の厳しさ --本作も禁止伝説・幻のポケモンを除いたポケモンをレンタルポケモンとして活用出来るが、第二世代から追加された『もちもの』を利用出来るのが、6種類のきのみだけであり、クリア特典や解放要素も一切無く、GBと連動しない難易度が高くなってる。 ---有益なのは「ねむる」とのコンボに使える『はっかのみ』、「あばれる」などのフォローや単純に強力なこんらんを即座に治す『にがいきのみ』、同様に強力なまひ対策の『まひなおしのみ』。 ---問題なのはリトルカップ以外では非力なHP10回復『きのみ』、当時は「おにび」が存在しないので追加効果でしか付与出来ないやけどを治す『こおったきのみ』、同じく追加効果でしか発生しないこおりを治す『やけたきのみ』。後者2つは万が一の事故対策の保険程度しかならず、GBで利用可能なもちものとは比べ物にならない程に汎用性が低い。 ---当然、CPU相手にもちものの縛りが無いため単純に不利な上、リトルカップではその差が歴然となるため特に鬼門になる。 ---- **総評 最新作の環境に慣れた人や、GB版金銀を持っていなくても十分以上に楽しめるその作りは見事。&br() また1体1体非常に精密に作られているポケモンのポリゴンや前作の2倍以上まで長くなったジムリーダーのしろやスタジアムモードなど、単なる対戦ツールでは終わらせないその異常なほどの作りこみから感じ取れる製作者達のポケモン愛は計り知れない。&br() 公式攻略本に匹敵するデータ量を誇る「資料室」や初心者訓練に特化した「ポケモン講座」など、「金銀」の参考資料及びポケモン初心者入門用ソフトとしての価値も極めて高い。&br() 本家ポケモンのクオリティに決して負けていないその非常に高い完成度は結果的にその本家自体の評価までも押し上げることになった。&br() このような高い完成度を持っているため前作や前々作のような商品戦略上で失った信頼はここで完全に取り戻されたといえるだろう。&br() 2000年の公式大会用ツールとしても文句なしの働きをしてくれた一作である。 ---- **余談 -上記のように本作は良対戦ツールであるが、GBのポケモン金銀本体のほとんどは現在バックアップ電池切れ(セーブ不可能)になっている。そのため、対戦ツールとして未完成だった前々作とともに中古ゲームショップの64の棚で大量に投げ売りされていることも少なくない。 --単独でもミニゲーム等はすぐに楽しめるため、64本体を所持しているなら買ってみるのも良いだろう。 -次回作に近いポジションの『[[ポケモンコロシアム]]』は、評価できる部分はあっても何か抜けている出来となっておりファンからの評判はあまり良くない。 //今作の話ではないのに、なぜか総評に書かれていたためこちらに移動しました -発表当時は『ポケモンスタジアム金銀クリスタル』までがタイトルであり、ロゴにも「クリスタル」が含まれていた(→[[参考>https://web.archive.org/web/20181204131915/https://www.nintendo.co.jp/event/sw2000/itiran/n64/soft/p_sta_kg/]])。 --正式タイトルに「クリスタル」は含まれなくなったが、パッケージには副題のように「クリスタルバージョン対応」と明記されている。 -本作の発売と同時にニンテンドウ64のピカチュウ本体も発売されており、本作のCMでも一緒に紹介されていた。 -初代の道具を預ける「カラーケース」の引き出し制限がなくなり、異なるIDでも引き出し可能になったため、初代にて飲み物によるストーリーのショートカットが可能になった。 --ドードリオGBと合わせて短時間で周回できる上に貴重なわざマシン等をストックできるため、やりこみプレイヤーには重宝されている。 -今作の警告画面もタイトル後のチェック画面と同じものだが、灰色の背景に赤いメッセージウインドウが出るため、人によってはホラー要素となっている。 --背景の!がモンスターボールだったり、案内役のまいこはんも悲しんでいる表情になっているという細かい点もみられる。 --GBビルでバグによるフリーズが感知された場合は、警告画面でセーブデータを消して最初から始めることを勧められる。 -2023年8月8日より『[[NINTENDO 64 Nintendo Switch Online>ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online]]』にて配信が開始された。 --『NSO+』版ではGBパックを接続していない扱いのため『2』同様に使用できない機能や解禁できない要素がある。特に本作はミニゲーム、自分の部屋を鑑賞、ふしぎなおくりもの等のGBパックによる連動要素が多いが利用できない。
*ポケモンスタジアム金銀 【ぽけもんすたじあむ きんぎん】 //※「クリスタルバージョン対応」は発音しない |ジャンル|対戦&図鑑|&amazon(B0000645MT)| |対応機種|ニンテンドウ64|~| |メディア|512MbitROMカートリッジ|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|任天堂&br()クリーチャーズ|~| |発売日|2000年12月14日|~| |価格|7,140円|~| |セーブデータ|1個(フラッシュメモリ)|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|ポケモン対戦ツールの最高傑作&br;今見ても通用するグラフィック&br;攻略本いらずのポケモン講座|~| |>|>|CENTER:''[[ポケットモンスターシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 ポケモン同士の対戦ツールであるポケスタシリーズの最終作。~ 『[[金・銀・クリスタル>ポケットモンスター 金・銀]]』はもちろん、『[[赤・緑・青・ピカチュウ>ポケットモンスター 赤・緑]]』も含めたこれまでの全作品に対応している。~ 今作は前作『[[2>ポケモンスタジアム2]]』と前々作『[[1>ポケモンスタジアム]]』が販売戦略的にあまりにも酷いものであったため、初代と比べると売り上げは多少落ちている。~ しかしそれでも初の金銀のポケモンでの対戦ツールということで需要は大きく、前作の出来が良かったこともあり、117万本とミリオンヒットを記録している。~ そして肝心の内容も、まさにシリーズ集大成にして最高傑作であると断言して良いであろう素晴らしい出来である。 ---- **評価点 //長くなったので分類整理 ***スタジアム ''全般'' -ポケスタシリーズおなじみの「スタジアム」も更にボリュームがアップしており、以下の4つのカップに挑戦出来る。 --レベル50~55(選出した3匹のLv合計155まで)のポケモンが参加できる公式大会でも使用された「ニンテンドウカップ」 --レベル無制限(といっても実質100固定)で伝説や幻(セレビィなど)も出られる「ウルトラカップ」 --金銀での新要素であるタマゴ機能を生かしたレベル5の初期進化形限定の「リトルカップ」 --完全ランダムで決められたポケモンで戦い抜く実力と運頼みの「チャレンジカップ」 ---ニンテンドウカップとチャレンジカップにはモンスター~マスターまでの4つのカップがあり、クリアするごとにどんどん難しくなっていく。一度クリアしたカップに再挑戦することも可能。 --ちなみにチャレンジカップは後の「バトルファクトリー」などの原型となっていてポケスタシリーズ最高難易度との呼び声も高い。 ---このカップは何らかの下位互換に位置する技ばかり持ったポケモンや全くマッチしていない持ち物を持ったポケモンなど、普通なら即2軍行きにするようなポケモンでさえも使用する必要があり、単に強力な技や強力なポケモンでごり押しを味わうようなプレイヤーや定跡とされるポケモンや技の組み合わせで楽しむ堅実なプレイヤーには非常に辛いカップである。しかも敵のポケモンもランダムで変化((ただし敵が戦う戦法に関しては、ほぼ同じである))するため完全な攻略法は存在しない。 ---裏を返せば、最後までわからない「ポケモンの醍醐味」を最大限に味わえるカップである。熟練者や廃人でも最後まで油断は出来ない。 -レンタルポケモンも健在で、ほろびのうた+うずしおなどコンボを使えるポケモンも増えて使いやすさはアップ。 -ジムリーダーの城では、前作のジムリーダーに加え、金銀のジムリーダー達が追加。 --レベル50以上のポケモンがいる場合、それに合わせて全てのポケモンのレベルが上がるという仕様のため、メンバー内のレベルの高いポケモンをあえて出さないことによってより高いステータスの敵と戦うという縛りプレイも可能。 -チートでのみ覚えられる技について使用制限はかからないが、チートを使用していると一発でバレる。 --通常で覚えられない技や、ありえないレベルのポケモン(Lv1のカイリューなど)を使っていると、技、ポケモンの名前、プレイヤーの名前がピンクの文字になる。 //---またこの状態では全ての対戦相手の台詞が「そんなポケモン使ってまで勝って楽しい?」的な侮蔑や嫌味に変化する。~ //そのバリエーション量は豊かだがどれもかなり辛辣で、仮にそれら見たさであったとしてもやがてプレイヤーの精神はズタズタになるだろう程。『チートダメゼッタイ』をこれでもかと表現している。 //https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/11573.html //こちらのサイトに書かれているが、ガセ。 --また、GBビルでプレイ中に、バグ技によるフリーズが発生すると「レポートがおかしくて続きから遊べませんので、最初から遊んでください」と言った、特殊な警告メッセージが表示される。 ''演出面'' -まず特筆すべきはとてもN64とは思えないほど非常に完成度の高いポケモンたちのポリゴン。''2世代後のWiiで発売された[[ポケモンバトルレボリューション]]にそのまま流用されてなお違和感が生じないほどのハイレベル。'' --この時はすでに64末期であり、PS2が発売されて間もない頃であったものの、そのPS2のゲームと比べても全く負けていないどころか勝っている位ポリゴンの出来が良い。 --前作までに登場した151番までのポケモンにもテクスチャなどの修正が入っており質は更に向上している。 -エフェクト面も非常に素晴らしく特に「かみなり」や「シャドーボール」に「クロスチョップ」のエフェクトは迫力満点。 --金銀での新要素である天候システムのエフェクトもかなりリアル。 --次世代機であるGCの[[ポケモンコロシアム]]、[[ポケモンXD>ポケモンXD 闇の旋風 ダーク・ルギア]]はおろか、さらに次の世代のWiiのバトルレボリューションよりずっといいと言う人がいるほど。 -ポケモンたちの動きも生き生きとした動きでありながら戦闘のテンポを崩していない。 --更にポケルス状態のポケモンや色違いのポケモンはボールからの登場の仕方が変化する、色違いのポケモンもちゃんと用意されているなど''細かい作りこみが尋常じゃない。'' ---色違いに関しては、GB版とも後のシリーズとも異なるカラーリングも見られる。ハッサムのように全身が真っ赤に染まったストライク等はかなり印象的。これはニックネームとIDの組み合わせによって色素が変わる、初代ポケモンスタジアムからの仕様である。([[ポケモンスタジアムQ&A>https://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_npsj/qa/qa.html]]のQ&A18) -実況も声優が変わっているものの相変わらず健在であり、熱い実況を繰り広げてくれる。 --状況に合わせた小ネタを入れてくることもある。前作より大幅に喋る内容が増えている。 -ボイスこそ無いが、CPのトレーナーには場面に応じた多彩なセリフが用意されており、対戦中に頻繁に喋る。 --ジムリーダーの城に登場する人物達もセリフや表情が追加され、本編より更にバリエーションが増えてキャラゲーとしても楽しめるようになった。 --フリーバトルのCOMにはトレーナーハウスの初期状態の相手である「ヒカル」が対戦相手として登場する。これにも多彩なセリフが用意されている。 ---本編では主人公と同じ姿だが、本作では専用の顔グラフィックが描き下ろされている。 ''ゲームバランス'' -ポケスタ、ポケスタ2で好評だった要素も更に進化させた形で継承している。 -敵のAIについては、間違いなくシリーズ中で最も賢いと思われる。 --相手と不利な場合は大体の場合交代し、だからといって確実に交代するわけでもなく補助技を絡めてくることもあるため、CPU相手に駆け引きができる。''CPUが一度放たれた技を警戒したり、こちらの交換を読んでサブ技で弱点を突いてくる''といったプレイングをするのは後にも先にもこの作品のみである。 ---後の作品では、賢い敵でも「現在の対面のみを見て最高打点の技を選択する」「交代の基準はタイプの有利不利のみ」程度に留まっている。 --HPが残りわずかのポケモンをあえて場に出して犠牲にし、次のポケモンの無償降臨を狙うといったテクニック、状態異常攻撃やコンボも効果的に使用するため、''対人戦にかなり近い''感じで戦うことが出来るようになった。 #region(64のAIに見事に翻弄されるやりこみプレイヤーの図。これでもまだ表スタジアムである。) &nicovideo2(https://www.nicovideo.jp/watch/sm142857) #endregion //この部分の読み込みがやたら遅い時がある(以下の文章もなかなか表示されない)のだが改善できないだろうか -前作にあった裏モードも存在。 --さらにバージョンアップしており、難易度の上昇は勿論のこと、タイトル画面が変わったりレンタルポケモンのわざが変わっていたりなど違いは随所に見られる。 ''エディットモード'' -対人及び対CPで自由に対戦ルールを決めることができるモード。非常に細かく対戦ルールを設定できる。 --「対戦時のレベル範囲を1単位で設定できる」「使用可能なポケモンそのものを設定できる」等、自由度はかなり高い。 --公式大会のように制限時間も設定された「イベントバトル」を行うこともできる。~ これにより、より緊迫感のあるバトルが楽しめるようになったのは言うまでも無い。 ''オンライン要素'' -「モバイルスタジアム」では、モバイルアダプタGBによって携帯電話と繋がった『クリスタル』バージョンを経由してオンラインサービスを受けられた。 //モバイルシステムはGBにしか繋げない。本作で行えるのはクリスタル側で受信したデータの管理のみ --モバイル通信で遠くの友達と対戦した場合、対戦相手のデータが「ともだちデータ」として残る。~ これを本作に移すことでCP操作による対戦ができる。ただし登録データとは異なり自分では操作できない。~ こちらの通信はサーバーを介さないので、通信手段さえ確保できれば(理論上は)現在でも利用できる。 --以下は今でいうDLCである。いずれも現在はサービスが終了したのでDL不可能。DL済みのデータは使用できる。 ---公式大会の「バトルデータ」を配信。本作で観戦したり、自分のポケモンで勝負を挑むことができる。~ 後の「バトルビデオ」に似ているが、公式配信に限られており一般ユーザーはDL専門である。 ---オリジナルの「ルールデータ」を配信。前作の「ファンシーカップ」などが配信された。~ ただしDLできるのは「ルール」そのものであり、ルールに対応したポケモンは自前で用意する必要がある。~ それ自体を楽しむコンテンツというよりはルールエディットのサンプルのような扱いである。~ 自分で作成したオリジナルルールと同様に扱われるので現在でも再現は可能。 ***サブモード ''各種ユーティリティ'' -前作・前々作同様、オーキド博士の「研究所」にポケモンを預けることも出来る。 --赤緑~金銀クリスタルまでの全バージョンでポケモン整理、ポケモン交換、更にはそのポケモンがどこに分布しているのかという機能が使える。 ---ちなみにポケモン分布については、''そのポケモンがどの草むらに出るのか''といった詳細まで教えてくれる。 --アイテムのやり取りも可能。従来はポケモンに持たせて1個ずつ転送する必要があったが、本作ではまとめて移動ができる。 ---第一世代については、本作を経由することで異なるプレイデータへアイテムを移動させることが初めて可能になった。 --ただし、金銀クリスタルでは100匹以上捕まえていないと詳しい分布が見れない、150匹以上捕まえないと親とIDが異なるポケモンをやり取りすることができない制約がある。 --前作までとは違い、一覧モードでふしぎなアメを用いたレベルアップや進化、進化の石による進化も可能になり、進化のためにGBビルを起動しなくてもいいようになった。レベルアップで覚えられる技も覚えさせることができる。 -金銀で新たに追加されたモードの中では、なんと言っても「''攻略本いらず''」とも評されたジョバンニ先生のポケモン講座は大変高い評価を得ている。 #region(長文注意) --このポケモン講座では「文章による授業→実戦演習→卒業クイズ」の形式で相性やBPの存在やステータス異常などといった基本戦術から、コンボや交代読みなどといった上級戦術まで幅広く教えてくれるため''仮にも対戦ツールでありながらポケモン入門用としてお勧めできてしまう。'' ---文章による授業ではただ文章だけでなく図解ありでポケモンが分からない人にも分かりやすく教えてくれる。また前作の赤緑などから仕様変更した部分も教えてくれるため前作プレイ済みの人も見る価値はある。 ---この「文章による授業」の後4択クイズ形式があるのだが、多少はネタがある。最初の文章読み終わった後の問題が、「今教えている、この私の名前は、なんという名前でしょう?」という問題等。たしかにこの文章の最初に名前は書いてあるのだが… ---誰が得するかは知らないが、このジョバンニ先生、''多少はボイスあり。''''「ふむふむ」「単純単純」「な~るほど」''等。 ---実戦演習は習うより慣れろと言う事で様々なシチュエーションでのバトルが出来る。選択できるトレーナー全てに星がつけばクリアとなるが、ただ勝つだけでは星はつかない。事前に用意されたポケモンの技や相性などを良く見極めて最適解である3匹のポケモンを選ぶ必要がある。負けてもデメリットは無いため試行錯誤して組み合わせを選んでいればいつしかテクニックが身につくというとても優れたモードであるといえよう。 ---ピカチュウにでんきだま、ガラガラにふといほねを持たせたLV差30もの相手ポケモンを戦うシチュエーションバトルではナレーションにも注目できる。コンボの恐ろしさ、最後まで解からない醍醐味が味わえる。 ---4択クイズの講習では不合格だった場合、不正解した問題に関係する講義にチェックが付けられる。実演演習でも、それに関連した講義の内容の再確認もできる。 --そして「資料室」の存在。 ---金銀クリスタルだけでなく赤緑に登場した技の強さや道具や技マシンなども''完全網羅している(金銀で調整された技は赤緑から何が仕様変更されたのかまで書かれている)''上、なんと全てのポケモンに''何の技を覚えるのか、何の技が使えるのか、何のポケモンとくっつけると何のポケモンの卵が生まれるのか、などといったことが非常に分かりやすく詳細に書いている。''(いわゆる「タマゴグループ」という名称が公式に出たのは後にも先にもこの作品のみ) ---さらに棒グラフで表記され具体的な数値ではないものの、&bold(){ポケモンそのものの強さの数値である種族値の情報まで載っている。} --データの詳細などは攻略本に譲るものの、ご丁寧にも一目見れば分かる相性表や操作説明などもあるため、''「公式攻略本見るよりこっちの方がずっと分かりやすい」などと言われてしまうほど''。 ---第一世代のポケモンの情報は無条件で見れるが、金銀クリスタルの情報は講座を全てクリアするまで伏せられた状態になっている。 #endregion -GBビルで本編をプレイする際、開始時に「起動時に長い読み込みを行うがローディング頻度は少ない」「起動時の読み込みは短いがローディング頻度が多い」の2パターンが選択出来るようになった。 --これにより、がっつりプレイする際には前者を、ポケモンセンターでセーブし直したい場合((オーキド博士の研究所を利用するにはポケモンセンター内でセーブしておく必要がある))には後者を選択することで、読み込みに煩わされることが無くなった。 --また、金銀クリスタルの場合はスーパーゲームボーイ用のピクチャーフレーム付き且つゲームボーイカラー仕様という、後のゲームボーイプレイヤーですらなかった仕様でプレイできる。「ふしぎなおくりもの」の解禁も可能なため、旧GBしか持っていないプレイヤーでも安心。 ''お楽しみ要素'' -ミニゲームも前作から一新されたものの更に数が増え、より面白いものになっている。複数プレイも可能。 --更にそのミニゲームで対戦できる「ミニゲームスタジアム」や、ポケモンに関するクイズが難易度別に出題される「ポケモンクイズ」なども追加された。一部ミニゲームでは自分の育てたポケモンを出すこともできる。 ---一部のミニゲームではCOMの強さによって障害物の多さや各種スピードが異なり、強いほど難しくなる。 ---ミニゲームの参加できるポケモンが複数の種類の場合、基本的にランダムかGBにいるポケモンが優先的になるが、ルール画面に切り替わる前にCボタンを押し続けると使用するポケモンを選ぶことができる。 #region(ミニゲーム詳細) -ゴルバットのどうくつたんけん --強制スクロールの洞窟内を飛び、コイルを避けながら浮遊しているハートをより多く獲得していく。他のゴルバットに体当たりしたりコイルに触れるとハートを落とす。 --出口に着いた時点で最も多くのハートを持っていたプレイヤーの勝利……多分勝利。 ---ゴルバットが選ばれたのは懐き進化にてクロバットへ進化するための配慮だと思われる。 -カポエラーのベーゴマ --カポエラー自身をベーゴマに見立てて相手のカポエラーを場外に弾き飛ばすゲーム。Aボタンで一定時間こうそくスピンができこの状態でぶつけると強く弾くことができるが、使用後は一定時間再使用できず隙を晒すことになる。 --弾き飛ばされる、もしくは自ら勢い余って場外へ出た場合は一定時間待機した後にフィールドへ戻る。 --相手を場外へ弾き飛ばすと1点で、5点先取または制限時間内に最も多く弾き飛ばしたプレイヤーの勝利。誰がどのプレイヤーを倒したかは倒した相手の色で見分けがつく。 -いあいぎりがっせん --ストライクとカイロスを使っていあいぎり。 --上から落下してくる丸太をタイミング良くAボタンを押して白線に合わせて斬る。白線より下から近い位置で斬るほど高得点で、逆に白線より上を斬る(タイミングが遅れる)と減点。 --試技は5回で、合計得点の高いプレイヤーの勝利。 --丸太を持ち上げる役はイトマル、背景のシャチホコはコイキング。 GBパックに接続かつ持っていればハッサムも出場可能。 -オオタチのピョンピョンボール --十字ボタンを模した5マスのフィールドに周囲からモンスターボールが降ってくるので、十字ボタンで出現位置を変えAボタンでボールを弾いて自分のゴールに入れる。スーパーは2点、ハイパーは3点、マスターは5点。得点が高いボール程見た目も判定も重量も大きい。 --制限時間内に最も得点を稼いだプレイヤーの勝利。 --何故かキリンリキも出場可能。 -バリヤードのバリアーテニス --X型のフィールドで中央から放たれるモンスターボールをパッド(ラケット)に見立てたバリアーで跳ね返す。タイミングよくAボタンを押せばスマッシュやカーブもかけられる。 %%……ってこれ、テニスというよりエアホッケーじゃ……?%% --相手のゴールに自分が跳ね返したボールが入れば1得点。逆に自分のゴールにボールが入ると1失点(マイナスにはならない)。ボールは最後に触れたプレイヤーの色が付いており、誰がゴールを決めたかが分かるようになっている。中央から放たれたボールが誰も触れずにそのままゴールに入った場合は失点のみで誰の得点にもならない。 --5点先取、または時間切れ時に最も得点が高かったプレイヤーの勝利。 -ピチューのはつでんきょうそう --前作のビリリはつでんきょうそうとあまり変わらないが、今度は電極が上下左右に登場し、その方向に十字キーも入力しないとゲージが溜まらない。 --電極には青と緑の2色があり、その色と同じAボタン(青)またはBボタン(緑)を押さないと溜まらない。一番早くゲージが満タンになったプレイヤーの勝利。 --ピカチュウ版のピカチュウも参加可能。ピチューが選ばれた理由はピカチュウへ懐き進化するからだと思われる。 ---余談だが、発売頃に掲載されたやましたたかひろ氏の4コマ漫画によると、電極はデンリュウの尻尾らしい。 -ドンファンのぐるぐるレース --ドンファンが四角形の牧場を合計9周走り回る箱庭系レースゲーム。 --ラップ毎に2位以下には土煙カウンターが付与され、カウンターの数だけ土煙をコース上に発生させて相手を妨害出来る。土煙に触れると一時停止させられる。順位が低いほど付加される竜巻カウンターも増える(ストックは最大3つまで)。 --ファイナルラップはそれまで走っていたドンファンが転がるモーションに変化する。土煙にもスピードアップの効果が追加される。 -ピィとププリンのカウントゲーム --スタジオを駆け抜ける(ディグダなどは&bold(){地面から現れる})指定のポケモンをカウントする。 問題毎に正解に近い程高得点が得られる。指定のポケモン以外も混じるので、正確に見極める必要がある。 --最終問題は出てくるポケモン全部を数えるのだが、その中に紛れているトゲピーのタマゴやモンスターボールはカウントの対象外。 --カウントは一度押したらカウントは戻せない。入力受付時間ギリギリまで待ち、まとめてカウントする作戦も可能で相手プレイヤーにカンニングされる心配も少ない。 --全問終了時に合計得点の高いプレイヤーの勝利。 ---こちらも選ばれた理由はピッピやプリンに懐き進化するものだと思われる。 -コロコロトゲピー --前作のはしれコラッタと似たフィールドが舞台だが、こちらは縦型で画面枠も固定化されている。3Dスティックで操作し障害物の岩や木片を避けつつダッシュプレートで加速して最も早くゴールに着いたプレイヤーの勝利。 ---選ばれた理由はトゲチックへの懐き進化だと思われるが、何故かオムナイトも参加可能。ちなみにオムナイトは懐き進化ではない。 -はこんでデリバード --前作のベロリンガのぐるぐる寿司に似た形式。画面下のコンベアからプレゼントが流れてくるので、それを袋に詰め画面上の仕分け場所まで往復して運ぶ。左右に横断しているウリムーに当たるとプレゼントを全て落としてしまう。超低確率でイノムーが出てくることもある。 --一度に5個まで袋に詰めることができ、多く詰めるほど一度に得点を稼げるが重量が増し移動速度が低下する。プレゼントによって1個あたりの重さも異なり、「ふしぎなアメ」や「ゲームボーイカラー」は軽いが得点は低く、「グランドピアノ」や「カビゴン人形」は得点が高いが重いので移動速度が落ちる。「ゆびわ」だけは軽くて高得点というボーナスアイテム。 --前作同様、同じプレゼントを立て続けに送ると得点連鎖する。高得点のものを狙うか、安いものを連続して取るかの駆け引きがある。 --時間切れ時に最も得点が高かったプレイヤーの勝利。 --64GBパックを接続して遊ぶと、登場するプレゼントのうち、「ゲームボーイカラー」と「ニンテンドウ64」が当時の新商品である「ゲームボーイアドバンス」と「ニンテンドー・ゲームキューブ」に変わる。それぞれ元のプレゼントより少し軽い。 ---後述する『NSO+』版ではGBパックを接続していない扱いのため登場しない。 -ラッキーのタマゴだいさくせん --上からタマゴかビリリダマが3レーンに分かれて落ちてくるので、LRトリガーでラッキーの体を傾けてビリリダマを避けながら合計100個のタマゴを受け止める。ビリリダマを受け止めると5個失う。 -- 最も多くのタマゴを受け止めたプレイヤーの勝利。レベルが高いほど動体視力が試されるレベルで高速でタマゴとビリリダマが落ちてくる。 ---選ばれた理由はハピナスへの懐き進化のためか。 -イーブイのフルーツダッシュ --エイパムが中央をカゴで隠しており、イーブイはその周囲をイス取りゲームのように円形に歩く形になる。 --音楽が止まると同時にカゴが外され中身が現れるので、Aボタンで素早く取る。取った瞬間にボタンを押すまでの時間が表示され、他のプレイヤーとの差が示される。 --山盛りになっているイチゴの場合はボタンを押すまでの差が僅差だった場合、その差に応じて分配される。 --全くの同時(同タイム)だった場合は全員が分配無しで同時に獲得する。イチゴのみ同数になるように分配される。 --中身は果物以外にクヌギダマが入っている場合もあり、クヌギダマに突撃した場合は次の番が休みになる。 --Bボタンで取るフリをするフェイントをかけることも可能。 --エイパムが開けるフリをするフェイントをしてくることもある。カゴが開いていないのにAボタンで取りに行った場合は激突してしまい隊列に戻るまで操作できない。 --全5ラウンドで、最終ラウンドは必ずイチゴ30個で固定化されている。合計得点の高いプレイヤーの勝利。 ---選ばれた理由は懐きに加え、昼か夜にレベルアップすると進化するエーフィとブラッキーへの進化のためだと思われる。 #endregion --前作の「うまいひとをきめる」の代わりに「ミニゲームチャンピオン」が登場。指定した数のコインを先に獲得したプレイヤーが優勝となる。 ---GBのポケモンから参加させた場合、優勝するとそのポケモンのなつき度があがるほか、ゲームコーナーで使えるコインも少しだけもらえる。 ---COMの最高難易度の強さである「すごい」も、「ミニゲームチャンピオン」でつよいのCOMを含めた状態且つ7枚以上に設定した状態で、1回勝利するだけで解禁されるようになった。 --ポケモンクイズはシルエットクイズや図鑑説明クイズといったものから、ポケモン金銀をやり込まないと分からないようなマニアックな問題も出題される。 ---100カウント以内により多くクイズを正解するスコアアタックも搭載。間違えると10カウント減らされるので回答は慎重に。 ---クイズは対戦も可能で、先に10問解いたプレイヤーの勝利となる。また「ミニゲームチャンピオン」で引き分けや勝利者が複数いた場合は、1問先制のクイズで決着をつける。 ---案内役を務める眼鏡の女の子はラジオDJのクルミ。アニメやカードには登場していたものの、ゲームでまともな姿を見られるのは本作のみである。 -前作に続き「とにかくバトル(おためしバトル)」((ランダムで用意されたポケモンで直ぐにバトルするモード))機能もある。しかも表モードと裏モード(前述)で使用ポケモンが大幅に変わるというおまけ付。 -疲れたときにはということで、GB版において模様替えした自分の部屋を3Dで鑑賞する機能もある。 --ゲーム機の模様替えをすると、TV画面にマリオやカービィのゲーム画面が映る演出もある。 -更には「ふしぎなおくりもの」という機能も。 --これは、金銀クリスタルにおいてカートリッジごとに1日に1回だけ女の子が贈り物をしてくれるという機能。この贈り物には、GB版金銀で使える道具や部屋を模様替えするために必要な家具などがある。余談だが、この女の子にもジョバンニ先生同様''多少はボイスがある''。連日で出来なかった場合の''「はぁ~ぁ……」''、贈り物が終わった後の''「ウフフッ」''等。 --本来はゲームボーイカラーの赤外線通信を用いたモードだが、それを擬似的にゲーム内のCPキャラと行うものである。こちらは64GBパックで接続できていればカラー本体は不要。 --一日に1回しかもらえないため、望みの品を手に入れるには毎日する必要があるが、この方法でないと金銀クリスタルでも入手出来ないもようがえグッズもある。 --ちなみに本来のふしぎなおくりもの同様、トキワシティ地下にあるトレーナーハウスとも連動している。通信後に挑戦すると「オクル」という名前でLv50統一PT6匹とバトルすることが出来る。 ''特典・ご褒美'' -これまでのシリーズにもあった、特別な技を覚えたポケモンがもらえるご褒美もある。今作では2匹用意されている。 ((表ではバトンタッチカモネギ、裏では地震グライガーが貰える。余談だが両者とも後の世代で普通に覚えられるようになった。)) -更にジムリーダーの城をクリアすると、レベルで覚える技をもう一度覚えることが出来る「スーパーわざマシン」というご褒美もある。 --ただし、技を思い出させるポケモンを手持ちPTに入れる必要があるため手持ちが縛られるハンデがある。一度でも負けると失敗するので気をつけよう。 --好評かつ便利であったためか、以後の本編作品でも「技思い出し」という形で採用された。 ***その他 -パッケージには表記されてないが、「メモリー拡張パック」に対応しており、GBビルで『金・銀・クリスタルバージョン』のプレイ中に発生する頻繁なローディングを回避できる。 -バッテリーバックアップではなく、当時としては新しい技術であったフラッシュメモリを採用。「電池切れ」に悩まされずにデータを保存できる。 --GB版(特に金銀クリスタル)では電池切れによるデータ消失の危険性があるため、64のソフトに避難させておくことで半永久的に育てたポケモンを残すことが出来る。 ---- **問題点 -「ジムリーダーのしろ」の仕様が若干理不尽気味。 --前作と同じく、前座含めて連戦なため一度でも負けると最初からやり直し。だが前座は大抵弱く、前座に負けるようなら当然リーダーに勝てるわけもない。そのため意図的な仕様と思われる。 ---四天王は元のGB等でも連戦なのだが、このゲームでは、ジムリーダーのジム戦までもが連戦である。 ---なお、連戦になるのはジョウトのジムだけであり、カントーのジムは最初からジムリーダーとの戦いになる。 //-対人戦で対戦時に交換しようと思ってポケモンを交換しようとすると、相手に手持ちがばれてしまう。 //--確認しようとするとばれるため覚えていればいいだけなのだが、いかんせん試合中はそんなこと考えている暇も無いためきついものがある。 //--1が出たころはともかく、この作品は3作品目であり、シリーズファンなら持っている可能性も高い。自身のROMを使って配置を確認しメモをしておけば良いだけの話。持っていれば、だが。 //↑1作目からの仕様で、コントローラにモニターでも付けなければ解決しようが無いので不満点とするのはややお門違いかと -裏カップCOMが2に比べて若干弱い。 --2は努力値MAX・個体値ALL7と非常に高いが、今回は裏でもそこまで高くない。2に慣れた人には物足りないかもしれない。その代わりAIがかなり強化されている。 --技構成があまり練り込まれておらず、裏スタジアムでもカビゴンが「のろい」→「ねむる」や「のろい」→「じわれ」や「のろい」→「じばく」などを使わなかったり、ケンタロスに「はかいのいでんし」を持たせるなどの戦術がなかったりする。 --モバイルスタジアムによるデータ配信を前提とした設定だったとも考えられる。当時の公式大会トップクラスのデータをダウンロードできた。そのため、各トレーナー独自の戦法を重視したとも取れる。 ---例を挙げれば忍者であるキョウはほぼ全てのポケモンに影分身を持たせたり、よく昼寝をしているエリカは眠り効果のある技を多用するなど。また本家とは異なり、イメージに合ってさえいれば専門以外のタイプも''多く''使うようになった((本家でもエスパータイプのジムリーダーであるナツメがむし・どくタイプであるモルフォンを使うなど、専門外のポケモンを使うジムリーダーがいないわけではない。))。 //ゲンガーの地獄車は対バンギラスとしてあり得ない技でもない -チート対策機能に穴がある --前作のわざマシンで覚えられる技とタマゴわざで覚えられる新技((金銀で追加された技を覚えている状態では、そもそも前作に戻すことは不可能。タマゴ技なので忘れさせてからの再習得も不可能。))を同時習得していてもチートとして認識されない。 ---CPUの使用ポケモンにもこの不可能な両立が行われているミスが見られる。((裏マチスのなみのりときしかいせいを両立したライチュウ、裏シバのげんしのちからとだいばくはつを両立したナッシーなど)) --ごく一部ではあるが、イベント会場でプレゼントされる特別な技を覚えたポケモンがチート認識されてしまう。本作発売後に配布された例もあるのでやむを得ないが。 //要具体例 --バグやチートを使わずドーブルにバトンタッチを覚えさせられるのに、チート技として認識されてしまう。 -前述の両立不可能な技など、設定ミスがいくつか見られる --裏ジムリーダーのしろのワタルのポケモンに、ルール違反である持ち物重複が発生しており、オーダイルとバンギラスの両方に「せんせいのツメ」を持たせている。これについては海外版では修正されている。 ---ワタルに関しては、どういう偶然かGB版初代から不自然なポケモンを使用している。((初代ではカイリューが本来覚えられない「バリアー」を、金銀ではプテラが当時まだ覚えられない「いわなだれ」を使用)) //Lv55で進化するカイリューをLv48やLV49で出してきたりする。後者はリメイク版でも同じ //↑レベルに関してはワタルに限った話でもなく、バランス上やむを得ず調整した部分も大きいと思うのでカット //-本作発売後にクリスタル版で行われた「モバイルカップ2001」に相当するルールが収録されていない。 //--使用ポケモンはLv30まで、''同じポケモンや持ち物の重複がOK''という、現在に至っても極めて珍しいルールである。 //--本作で触れられていない上に参加にはモバイルシステムGBが必須と言うこともあり、大会そのものだけでなくルール自体も非常にマイナーなものとなってしまった。 //本作発売後なら当たり前の話でただのいちゃもんでしかない -ミニゲームと64GBパックの相性の悪さ --64GBパックを接続中はGBカートリッジにいるポケモンをミニゲームに出すことができるが、この状態で激しい操作を伴うミニゲームを行うとかなりの頻度で接触不良を起こしゲームが強制終了する。 --自分のポケモンをミニゲームに出すと「なつき度」が若干上昇したり、スロットゲーム用のコインが手に入るなどの特典があるが、この問題によりほとんど利用されなかった。 --現在はRetro-bit社の周辺機器「N64 Controller Wireless Hypermode」のレシーバー側に64GBパックを接続すれば解決するが、言うまでもなく''当時はこのような便利な商品は存在していない''。 //改造不要になったので書き換え -GBビルと金銀クリスタルに関する問題点 --金銀クリスタルでドードーGB・ドードリオGBを使用したい場合、裏モードのクリアが必須となる。使えるようになりました、などと言ったメッセージがないので気づきにくい。 ---前述の通り、頻繁にロードが入るので、拡張パック無しで3倍速だと快適なプレイはあまり行えない。 --さらに、殿堂入りしないと倍速機能を使用できない。なお、初代では進行状況に関係なく利用できる。 ---一応データを消して最初から始めて終了するまでの間は、倍速機能を使うことが可能。セーブした後に、一度でもGBビルから離してしまうと駄目になってしまうが。 --また、2倍速にすると、ピクチャーフレームが消えセピア色となり、3倍速にするとモノクロ画面となってしまう。 ---金銀クリスタルのGBビルでのプレイは、ゲームボーイカラー仕様なのでその分は仕方ないとも思われる。 -フレームレートが低い。 --ポケモンのゲームはほとんどが60fpsであるのに対し、本作は30fpsと半分になっている。 -GBパック未使用時のレンタル道具の厳しさ --本作も禁止伝説・幻のポケモンを除いたポケモンをレンタルポケモンとして活用出来るが、第二世代から追加された『もちもの』を利用出来るのが、6種類のきのみだけであり、クリア特典や解放要素も一切無く、GBと連動しない難易度が高くなってる。 ---有益なのは「ねむる」とのコンボに使える『はっかのみ』、「あばれる」などのフォローや単純に強力なこんらんを即座に治す『にがいきのみ』、同様に強力なまひ対策の『まひなおしのみ』。 ---問題なのはリトルカップ以外では非力なHP10回復『きのみ』、当時は「おにび」が存在しないので追加効果でしか付与出来ないやけどを治す『こおったきのみ』、同じく追加効果でしか発生しないこおりを治す『やけたきのみ』。後者2つは万が一の事故対策の保険程度しかならず、GBで利用可能なもちものとは比べ物にならない程に汎用性が低い。 ---当然、CPU相手にもちものの縛りが無いため単純に不利な上、リトルカップではその差が歴然となるため特に鬼門になる。 ---- **総評 最新作の環境に慣れた人や、GB版金銀を持っていなくても十分以上に楽しめるその作りは見事。&br() また1体1体非常に精密に作られているポケモンのポリゴンや前作の2倍以上まで長くなったジムリーダーのしろやスタジアムモードなど、単なる対戦ツールでは終わらせないその異常なほどの作りこみから感じ取れる製作者達のポケモン愛は計り知れない。&br() 公式攻略本に匹敵するデータ量を誇る「資料室」や初心者訓練に特化した「ポケモン講座」など、「金銀」の参考資料及びポケモン初心者入門用ソフトとしての価値も極めて高い。&br() 本家ポケモンのクオリティに決して負けていないその非常に高い完成度は結果的にその本家自体の評価までも押し上げることになった。&br() このような高い完成度を持っているため前作や前々作のような商品戦略上で失った信頼はここで完全に取り戻されたといえるだろう。&br() 2000年の公式大会用ツールとしても文句なしの働きをしてくれた一作である。 ---- **余談 -上記のように本作は良対戦ツールであるが、GBのポケモン金銀本体のほとんどは現在バックアップ電池切れ(セーブ不可能)になっている。そのため、対戦ツールとして未完成だった前々作とともに中古ゲームショップの64の棚で大量に投げ売りされていることも少なくない。 --単独でもミニゲーム等はすぐに楽しめるため、64本体を所持しているなら買ってみるのも良いだろう。 -次回作に近いポジションの『[[ポケモンコロシアム]]』は、評価できる部分はあっても何か抜けている出来となっておりファンからの評判はあまり良くない。 //今作の話ではないのに、なぜか総評に書かれていたためこちらに移動しました -発表当時は『ポケモンスタジアム金銀クリスタル』までがタイトルであり、ロゴにも「クリスタル」が含まれていた(→[[参考>https://web.archive.org/web/20181204131915/https://www.nintendo.co.jp/event/sw2000/itiran/n64/soft/p_sta_kg/]])。 --正式タイトルに「クリスタル」は含まれなくなったが、パッケージには副題のように「クリスタルバージョン対応」と明記されている。 -本作の発売と同時にニンテンドウ64のピカチュウ本体も発売されており、本作のCMでも一緒に紹介されていた。 -初代の道具を預ける「カラーケース」の引き出し制限がなくなり、異なるIDでも引き出し可能になったため、初代にて飲み物によるストーリーのショートカットが可能になった。 --ドードリオGBと合わせて短時間で周回できる上に貴重なわざマシン等をストックできるため、やりこみプレイヤーには重宝されている。 -今作の警告画面もタイトル後のチェック画面と同じものだが、灰色の背景に赤いメッセージウインドウが出るため、人によってはホラー要素となっている。 --背景の!がモンスターボールだったり、案内役のまいこはんも悲しんでいる表情になっているという細かい点もみられる。 --GBビルでバグによるフリーズが感知された場合は、警告画面でセーブデータを消して最初から始めることを勧められる。 -2023年8月8日より『[[NINTENDO 64 Nintendo Switch Online>ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online]]』にて配信が開始された。 --『NSO+』版ではGBパックを接続していない扱いのため『2』同様に使用できない機能や解禁できない要素がある。特に本作はミニゲーム、自分の部屋を鑑賞、ふしぎなおくりもの等のGBパックによる連動要素が多いが利用できない。

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