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*ワールドヒーローズ 【わーるどひーろーず】 |ジャンル|対戦格闘|~| |対応機種|アーケード(MVS)|~| |販売・開発元|アルファ電子|~| |稼働開始日|1992年7月28日|~| |プレイ人数|1~2人(同時プレイ)|~| |レーティング|CERO:B(12歳以上対象)|~| |配信|バーチャルコンソール&br;【Wii】2007年9月28日/926ポイント&br;アーケードアーカイブス&br;【PS4】2017年1月26日/823円(税8%込)&br;【Xbox One】2017年2月23日/823円(税8%込)&br;【Switch】2017年11月30日/823円(税8%込)&br;|~| |判定|なし|~| |ポイント|ネオジオ格ゲーの二番手&br()露骨にストIIを意識した作り&br()対戦バランスはかなり悪い&br()キャラはバカゲーテイスト|~| |>|>|CENTER:''[[ワールドヒーローズシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- *概要 -『[[餓狼伝説 宿命の闘い]]』に次いでネオジオにリリースされた対戦格闘ゲーム。~ 開発はネオジオと縁の深いアルファ電子であり、アルファ電子名義の最後のゲームでもある(続編の『2』からは社名がADKに変更されたため)。~ ゲーム内容は『[[ストリートファイターII]]』の影響が多分に見られる。 -「世界の歴史上の人物の中で最も強い英雄は誰か?」という目的から、タイムマシンで招待された8人の人物達がバトルを繰り広げるという、荒唐無稽な設定のゲームである。 --開催者はブラウン・シュガー博士。『[[ニンジャコマンドー]]』にも登場しているが、関連性は無いとのこと((『痛快GANGAN行進曲』では姿は出ないものの、フウマ使用時にラストの対戦相手であるキサラ・ウェストフィールドの友人としてブラウン博士の名前が対戦前の会話に出てくる。))。 --使用可能キャラクターは8名で、「歴史上、著名な人物(特筆すべき人物。例としては、教科書に出るような)」だけではなく、モデルには漫画のキャラクターも存在する。 **キャラクター #region(8人のプレイヤーキャラクター+ボスキャラクター) ''ハンゾウ'' -主人公。伊賀忍者・服部半蔵がモデル。 -飛び道具・無敵対空・突進技を持つ、『ストII』におけるリュウのような平均的キャラクター。 ''フウマ'' -ハンゾウの(自称)ライバル。風魔忍者・風魔小太郎がモデル。絵的には『花の慶次』で歌舞伎役者に化けていた時のもの。 -ハンゾウのコンパチなうえ、CPUだと対空技を連発する、『ストII』におけるケンのようなキャラクター。 ''ドラゴン'' -中国の格闘家(以後の作品では韓国ステージに変更。似せすぎてマズいのか?)。ブルース・リーがモデル。 -連打系の必殺技・三角跳び・空中投げを持つ、『ストII』における春麗のようなスピード重視のキャラクター。 ''ジャンヌ'' -甲冑を纏い、剣を使う女性。ジャンヌ・ダルクがモデル。 -溜め必殺技がメインのキャラ。特殊技としてスライディングや『ストII』の鷹爪脚のような特性がある「ストライクスマッシュ(下突き)」を持つ。 ''ラスプーチン'' -ロシアの怪僧グリゴリー・ラスプーチンがモデル。 -同シリーズで一二を争うイロモノ。火球を放ったり、手足に巨大なオーラを纏わせて攻撃する。この時期では珍しい、空中から飛び道具を撃てるキャラクター。 -削り技「アクセルスピン」では下着(ステテコ)が見える(嬉しくもなんともないが)。 ''マッスル・パワー''((移植版によっては「マッスルパワー(中黒が無い)」表記)) -アメリカのプロレスラー。モデルはハルク・ホーガン(似せすぎてマズいのか、『2』以降ではヒゲを剃っている)。本名はクリス・ハンガー。 -必殺技はレバー1回転投げと突進技を持つ。ちなみに本シリーズの1回転コマンドは受付時間内に上下左右の4方向が入力されていれば順番にかかわらず認識するため、必ずしも回転させる必要はない。 ''J・カーン'' -モンゴル帝国のチンギス・ハーンがモデル。……のはずだが、『北斗の拳』のウイグル獄長に顔が似ている(もちろん性格は異なる)。ただし「蒙虎覇極道」というショルダータックルの必殺技は使う(微妙に字は変えているが)。 ''ブロッケン'' -ドイツのサイボーグ軍人。『キン肉マン』のブロッケンJr.及び『ジョジョの奇妙な冒険』第2部のルドル・フォン・シュトロハイムに似ている。 -手足が『ストII』のダルシムの様に伸びる。電撃を放ち、ミサイルを発射する上、空中飛行も可能。 ''ギガス'' -ボスキャラクター。自称「うちゅう最強のおとこ」。 -自在に形状を変化させる姿は本作の前年に大ヒットを飛ばした映画『ターミネーター2』に登場するT-1000そのもの。この映画の中でT-1000が全くの別人に化けるシーンがあったため、そこから着想を得たのであろう。 --続編でも有名漫画の人気キャラクターを露骨にパク……もといモチーフにしたキャラクターがラスボスとして配置されており、本シリーズのお約束となった。 以上のメンバーが、「濃い目」のデザインで描かれている。派手な色の忍者(ハンゾウが青、フウマが赤)や、手足の伸びるサイボーグ軍人、下着を見せて戦うヒゲヅラ男などの画面からは、イロモノ(バカゲー)の雰囲気を感じさせる。 #endregion **主なルール -ジャンプやガードといった基本的な操作は、一般的な2D格ゲーと大体同じなので省略する。 -Aボタンでパンチ、Bボタンでキック、相手に近づいてCボタンで投げを行う。AとBは短く押すと弱攻撃、長く押すと強攻撃となる。また、敵に近づいてレバー前か後ろ+Aボタン長押し(キャラクターによってはBボタン長押しも可)でも投げが可能。 -ゲームモードはノーマルとデスマッチがあり、ノーマルはごく普通の試合形式だが、デスマッチは特殊なトラップが設置されたリングで戦うことになる。 --「髪切りデスマッチ」だけは何のトラップもないリングだが、''負けたキャラクターは髪を切られる''。負け顔の頭髪をハゲにしただけだが、とてもシュール。 --「オイルデスマッチ」では床の一部にオイルが撒いてあってツルツル滑る。しかも一部のステージは「床の一部がオイルでリングの両端にダメージを食らうトラップがある」という厄介なものになっている。 -ノーマル、デスマッチ共に、使用キャラクター以外のプレイヤーキャラクター7人と、ボスキャラクターのギガスを倒すことが目的。 --途中にあるボーナスステージは「岩を削って石像を作る」ものと「落ちてくる壷を壊す」ものの二種類。 -特殊なキャンセルが存在するが、一説によるとこれらはバグとされている。 --キャンセル可能な通常技はジャンプでもキャンセルできる。 --デスマッチモードでは、前後歩きと立ち/しゃがみの切り替え以外の全ての行動でガードをキャンセルできる。 -乱入された側がキャラクターを選び直すことが可能。 --ゲームモードの選択は双方が可能なため早い者勝ちになる。対戦終了後は、対戦時のモードのままCPU戦が続行される。 -気絶すると何処からともなく''「ハーンゾウ!!ハーンゾウ!!」''などと気絶したキャラに対して声援が送られる。コンティニュー画面でも同様に声援が響く。 --ちなみにマッスル・パワーは「ナンバーワン!!ナンバーワン!!」で、ブロッケンは「ブロッケン!チャチャチャ!」と他キャラとは違った声援となっている。 ---- *評価点 -『ストII』に非常に似たスタンスの内容だったので、ネオジオ初の対人戦の需要も持っていた格ゲーといえる存在だった。 --前年の『餓狼伝説』はCPU戦を楽しむ事を重視した作りであり、対人戦はほとんど盛り上がらなかった。そういう意味ではネオジオで『ストII』ライクな格ゲーを楽しめるのは、ネオジオゲーマーにとっては嬉しい事であった。 --もっとも、これをプレイする位なら本家の『ストII』をプレイした方がいいや、というプレイヤーも多かったのだが……。当時は『ストII』の順番待ち(置きコイン)がとても多く、余程たくさんの台を入れていない限りプレイの順番を待つのは日常茶飯事であった。言葉は悪いが、『ストII』の「代用品」としての価値もあった。 ---しかし、その「代用品」ながらも独自のキャラクター性並びにゲーム性から支持する者も少なくない。 -ネオジオの格ゲーとしては始めて連続技が採用されたゲームであり、思う存分コンボを決める事が可能となった。『餓狼伝説』及びその続編の『[[餓狼伝説2>餓狼伝説2 新たなる闘い]]』には連続技の概念がなかったので、コンボを決める楽しみが一切無かった。 -忍者であるハンゾウとフウマは2段ジャンプが可能で、ラスプーチンは空中で飛び道具を撃てる。これらはアーケードの格ゲーでは初であった((家庭用を含めるとSFCの『らんま1/2 町内激闘篇』で既出))。 -各キャラクターに個別のエンディングが用意されているので、キャラクター分のクリアを目指す楽しみがあった。『餓狼伝説』は全キャラ共通のエンディングだったので、物足りなさを感じたプレイヤーも多かった。 --ただし、ブロッケンのエンディングはアッサリしすぎており、達成感が無い。 *賛否両論点 -髪切りデスマッチのCPU担当がジャンヌ。 --「女性の剃髪ネタ」というそれだけで苦手な人もいる要素だけに、このステージを嫌がり、ノーマルモードを選ぶプレイヤーも。 --女性だからこそデスマッチといえる要素でもあるのだが、対人戦ならともかくCPU戦では勝った方まで罰ゲームをさせられた気分になる可能性もある。 -ボスキャラクターであるギガスの設定。 --彼は変身によって姿を変える性能を持つのだが、変身前は一切行動せず、変身しても8人の選択可能キャラクターから誰かをコピーするだけであり、彼ならではの個性が皆無。これではボスとして物足りない敵である。 *問題点 -対戦バランスはかなり悪く、ハメ技かそれに近いものが多く存在する。 --ジャンヌは必殺技のフラッシュソードが「無敵時間長い、リーチも長い、隙が少ない」と壊れ気味の性能で、これを振り回しているだけでも脅威的。対戦相手がマッスル・パワーの場合は全ての行動を封印する事すら可能。 ---フラッシュソードのタメ(下溜め)を維持したまま移動できるので、「しゃがみ→前進」と言うカクカクした移動をしてくる''歩きジャンヌ''は脅威。 --J・カーンは必殺技の蒙虎覇極道を相手にガードさせると先にJ・カーン側が動けるのを利用し、「覇極道をガードさせてその隙に相手を投げる」といったハメ技(覇極道ハメ)が成立する。 --ブロッケンのしゃがみ弱パンチの動作が異常に速く、連打だけで相手を気絶から気絶へと持って行ける。オイルデスマッチなどでは開幕3秒で勝負が決まってしまうことも。 ---ちなみに、本作には前期と後期の2バージョンがあるが、最も調整を受けたのがこのブロッケンである。前期Verでは他にも「スパークサンダーをガードさせると20回程度削れる」「しゃがみ弱キックの威力がおかしい((異常に攻撃力のランダム幅が広く、最大攻撃力が出るとしゃがみ弱K1発で4分の1近い体力を奪えたりした。筆者は96カウント残してCPUをKOした経験がある。))」などかなり無茶な性能をしていた。 ---他ではジャンヌのしゃがみ弱キックも速い。 --対戦において、上記の行為を禁止並びにモードをノーマルモードに限定する(理由は後述)等の取り決めをするプレイヤーも少なくない。 --デスマッチモードの一部ステージは、画面両端に触れただけ(ガード不可)でダメージを受けてダウンするトラップが存在する。それを利用すれば相手を端に追い込んでハメパターンに追い込めてしまい、いささか公平性に欠けるバトルに陥りやすい。 -同キャラ対戦はできない。一応はハンゾウとフウマが同性能(厳密にはフウマの方が遠近立ち強キックが速い)キャラなので、そういう意味では同性能キャラの対戦はできる。 -プロ声優を雇っていない為、必殺技ボイスが棒読みで、中には没になったボイスもある((フウマの「えんりゅうは↓(棒)」、「はい↓(棒)」はCD(BGM集)に収録されているが、作中では未使用))。 --ボイスの種類も貧弱で、技名以外のバリエーションが少ない。「おあーっ!」とか「やぁっ!」などの叫び声がほとんど。 --ジャンヌもアルファ電子の女性社員がアテており、「別室で収録し、かなりムリをしていた」と攻略本で明かされていた((ちなみに会社の屋上にプレバブがあり、キャラクターのボイスはもちろん前述の声援もそこで収録していたとのこと。))。 -モロに『ストII』な部分 --使用キャラクター数が8人、同キャラ対戦不可、性能的にハンゾウ&フウマ=リュウ&ケン、ドラゴン=春麗、ジャンヌ=ガイル、ブロッケン=ダルシム、マッスル・パワー=ザンギエフなど。 ---ブロッケンに対空系必殺技がある、マッスル・パワーにはダブルラリアット相当の技が無いかわりに突進技があるなど、一部の必殺技の有無があったり、通常技や特殊技は結構違うので動かせばわりと違う。~ また、手足に巨大なオーラを纏わせたり空中飛び道具を持っていたりするラスプーチンは『ストII』に存在しないタイプのキャラクターといえる。 --ハンゾウのエンディングはリュウのエンディングと展開が似通っている。 --当時『ストII』が大ブームだったとはいえ、流石にこのオリジナリティの無さはどうなのか。 ---- *総評 当時のゲーセンに旋風を巻き起こしていた『ストII』を露骨なまでに意識したゲームなので、「アルファ電子、及びネオジオにはプライドがないのか?」という批判も一部ではあったが、『餓狼伝説』のヒットで賑わいを見せていたネオジオにリリースされた影響も相まって、それなりに人気があった。~ 現在でこそ格闘ゲーム=他のプレイヤーと対戦の構図が定着しているが、当時のゲーセンでは対面型の乱入対戦台がまださほど定着しておらず、一人でCPU戦を遊ぶプレイヤーのほうが多い状況であり、CPU戦が楽しめるゲームはそれはそれとして評価される時代だった。 タイムマシンでわざわざ「世界の歴史上の人物の中で最も強い英雄は誰か?」を決めるというぶっ飛んだ設定と超個性的なキャラクター陣のおかげで、おバカゲーとしても評価されている。 ---- *その後の展開 -続編の『2』は本作以上に人気を博し、その後も『2JET』『パーフェクト』と計4作のシリーズ化がされるロングランになる事を考えると、有象無象が粗製乱造されていた当時の格ゲー業界の中で、成功を収めたシリーズと言えるだろう。 -登場キャラクターの1人・フウマはいつの間にか現代社会に順応してサラリーマン生活を送り((現代社会での名前は「風間小太郎(かざま・こたろう)」。外資系商社に(うだつの上がらない社員として)勤めているのだとか。))、猿軍団と共にナンパに精を出すというキャラクター性が人気を博したゆえか、後に同社の『痛快GANGAN行進曲』にも登場している。 --同じノリとしては『2』のキャプテン・キッドが居るほか、ノリこそ違うがジャンヌも現代社会で生活していると思われる描写がある。 ---なお彼らに共通しているのは、''現実の歴史では死刑になっている''という点である。%%「そもそも風魔小太郎は実在しない」と言う説はとりあえず置いておく。%% ---- *家庭用移植 -ネオジオROM版(1992年9月11日発売、アルファ電子) --クレジット制限と難易度選択以外はMVS版と同等。バーチャルコンソールでもプレイ可能。 -スーパーファミコン版(1993年8月12日発売、サン電子) --同キャラ対戦が可能になった他、操作をネオジオ版同様の3ボタン制か、パンチとキックの各二種類と投げを割り当てた5ボタン制のどちらかを選べるようになった。 --BGMはパペパプー音源でお察し。ボイスの方は基本的にネオジオ版からの流用だが、フウマの「烈風斬」等の棒読み気味だったボイスにメスが入り若干マシになった。 ---この他、ギガスのボイスにも変更があり、AC版では変身キャラのボイスをそのまま発していたものが、軽い唸り声を上げるようになり、ハンゾウ、ドラゴン、ジャンヌ、J・カーンへの変身時にダウンすると液体音(?)を発するようになった。 --ステージ背景のギミックも動かなくなったorアニメが簡略されたり、ボーナスステージも壺壊しがカットされ石像作りに統一されていたりするが、当時のSFC向けネオジオ作品群の中では頑張っている部類の移植度である。 --SFC版『ストII』には仕様の穴を利用した「対COM同色対戦」というバグがあったが、本作にもよく似た手順で起きる同じバグがある。 -ネオジオCD版(1995年3月17日発売、ADK) --ロード時間が長いが、一番最初に一括でデータをロードするため、プレイ中はロード時間は皆無。 --先に3作目の『2JET』がネオジオCDでリリースされた関係で、MVS版の稼働から大幅に遅れた1995年に発売された。 ---その為か、初期ネオジオ作品の移植にもかかわらずBGMは全曲アレンジ音源になっている((同じく初期のネオジオでリリースされた対戦格闘の『餓狼伝説』『龍虎の拳』の場合はBGMがアレンジされておらず、アレンジ音源でゲームをプレーするには2000年代後期に発売されたPS2『ネオジオオンラインコレクション』シリーズへの収録を待たなければならなかった。))。~ ちなみに、ネオジオCDで発売されたゲームの多くはイメージアルバムのアレンジ音源を流用しているが、本シリーズのネオジオCD版の音源はイメージアルバム版とは全く異なるアレンジの音源で統一されているのが特徴。 -ジェネシス(海外メガドライブ)版 --ボイス数の減少やBGMの半分がカット、個別EDの代わりにプレイヤーキャラクターの銅像が写るだけ……と、見た目はMVS版に忠実なものの全体的に残念な出来。 --当然ながら日本未発売だが、この仕様で日本でも発売するつもりだったらしい。 -他にもカップリング移植としてPS2の『ワールドヒーローズゴージャス』およびPSPの『[[SNKアーケードクラシックス Vol.1>SNKアーケードクラシックスシリーズ#id_7046e71a]]』にも収録されている。 ---- *余談 -2010年の『ネオジオヒーローズ~アルティメットシューティング~』にてハンゾウどころかADKキャラは誰もプレイアブルキャラになっていないのに((プレイアブルキャラは全てSNKキャラである。「SYDIIIの搭乗者」だけはオリジナルキャラと言えなくもないが(原作である『ASOII』(なお『ASO』はネオジオ作品ではない)にパイロットの設定は存在しないため)。))ブラウン・シュガー博士が重要な役で登場。「タイムマシンの発明者」と言う設定がクロスオーバーに便利だったようだ。
*ワールドヒーローズ 【わーるどひーろーず】 |ジャンル|対戦格闘|~| |対応機種|アーケード(MVS)|~| |販売・開発元|アルファ電子|~| |稼働開始日|1992年7月28日|~| |プレイ人数|1~2人(同時プレイ)|~| |レーティング|CERO:B(12歳以上対象)|~| |配信|バーチャルコンソール&br;【Wii】2007年9月28日/926ポイント&br;アーケードアーカイブス&br;【PS4】2017年1月26日/823円(税8%込)&br;【Xbox One】2017年2月23日/823円(税8%込)&br;【Switch】2017年11月30日/823円(税8%込)&br;|~| |判定|なし|~| |ポイント|ネオジオ格ゲーの二番手&br()露骨にストIIを意識した作り&br()対戦バランスはかなり悪い&br()キャラはバカゲーテイスト|~| |>|>|CENTER:''[[ワールドヒーローズシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- *概要 -『[[餓狼伝説 宿命の闘い]]』に次いでネオジオにリリースされた対戦格闘ゲーム。~ 開発はネオジオと縁の深いアルファ電子であり、アルファ電子名義の最後のゲームでもある(続編の『2』からは社名がADKに変更されたため)。~ ゲーム内容は『[[ストリートファイターII]]』の影響が多分に見られる。 -「世界の歴史上の人物の中で最も強い英雄は誰か?」という目的から、タイムマシンで招待された8人の人物達がバトルを繰り広げるという、荒唐無稽な設定のゲームである。 --開催者はブラウン・シュガー博士。『[[ニンジャコマンドー]]』にも登場しているが、関連性は無いとのこと((『痛快GANGAN行進曲』では姿は出ないものの、フウマ使用時にラストの対戦相手であるキサラ・ウェストフィールドの友人としてブラウン博士の名前が対戦前の会話に出てくる。))。 --使用可能キャラクターは8名で、「歴史上、著名な人物(特筆すべき人物。例としては、教科書に出るような)」だけではなく、モデルには漫画のキャラクターも存在する。 **キャラクター #region(8人のプレイヤーキャラクター+ボスキャラクター) ''ハンゾウ'' -主人公。伊賀忍者・服部半蔵がモデル。 -飛び道具・無敵対空・突進技を持つ、『ストII』におけるリュウのような平均的キャラクター。 ''フウマ'' -ハンゾウの(自称)ライバル。風魔忍者・風魔小太郎がモデル。絵的には『花の慶次』で歌舞伎役者に化けていた時のもの。 -ハンゾウのコンパチなうえ、CPUだと対空技を連発する、『ストII』におけるケンのようなキャラクター。 ''ドラゴン'' -中国の格闘家(以後の作品では韓国ステージに変更。似せすぎてマズいのか?)。ブルース・リーがモデル。 -連打系の必殺技・三角跳び・空中投げを持つ、『ストII』における春麗のようなスピード重視のキャラクター。 ''ジャンヌ'' -甲冑を纏い、剣を使う女性。ジャンヌ・ダルクがモデル。 -溜め必殺技がメインのキャラ。特殊技としてスライディングや『ストII』の鷹爪脚のような特性がある「ストライクスマッシュ(下突き)」を持つ。 ''ラスプーチン'' -ロシアの怪僧グリゴリー・ラスプーチンがモデル。 -同シリーズで一二を争うイロモノ。火球を放ったり、手足に巨大なオーラを纏わせて攻撃する。この時期では珍しい、空中から飛び道具を撃てるキャラクター。 -削り技「アクセルスピン」では下着(ステテコ)が見える(嬉しくもなんともないが)。 ''マッスル・パワー''((移植版によっては「マッスルパワー(中黒が無い)」表記)) -アメリカのプロレスラー。モデルはハルク・ホーガン(似せすぎてマズいのか、『2』以降ではヒゲを剃っている)。本名はクリス・ハンガー。 -必殺技はレバー1回転投げと突進技を持つ。ちなみに本シリーズの1回転コマンドは受付時間内に上下左右の4方向が入力されていれば順番にかかわらず認識するため、必ずしも回転させる必要はない。 ''J・カーン'' -モンゴル帝国のチンギス・ハーンがモデル。……のはずだが、『北斗の拳』のウイグル獄長に顔が似ている(もちろん性格は異なる)。ただし「蒙虎覇極道」というショルダータックルの必殺技は使う(微妙に字は変えているが)。 ''ブロッケン'' -ドイツのサイボーグ軍人。『キン肉マン』のブロッケンJr.及び『ジョジョの奇妙な冒険』第2部のルドル・フォン・シュトロハイムに似ている。 -手足が『ストII』のダルシムの様に伸びる。電撃を放ち、ミサイルを発射する上、空中飛行も可能。 ''ギガス'' -ボスキャラクター。自称「うちゅう最強のおとこ」。 -自在に形状を変化させる姿は本作の前年に大ヒットを飛ばした映画『ターミネーター2』に登場するT-1000そのもの。この映画の中でT-1000が全くの別人に化けるシーンがあったため、そこから着想を得たのであろう。 --続編でも有名漫画の人気キャラクターを露骨にパク……もといモチーフにしたキャラクターがラスボスとして配置されており、本シリーズのお約束となった。 以上のメンバーが、「濃い目」のデザインで描かれている。派手な色の忍者(ハンゾウが青、フウマが赤)や、手足の伸びるサイボーグ軍人、下着を見せて戦うヒゲヅラ男などの画面からは、イロモノ(バカゲー)の雰囲気を感じさせる。 #endregion **主なルール -ジャンプやガードといった基本的な操作は、一般的な2D格ゲーと大体同じなので省略する。 -Aボタンでパンチ、Bボタンでキック、相手に近づいてCボタンで投げを行う。AとBは短く押すと弱攻撃、長く押すと強攻撃となる。また、敵に近づいてレバー前か後ろ+Aボタン長押し(キャラクターによってはBボタン長押しも可)でも投げが可能。 -ゲームモードはノーマルとデスマッチがあり、ノーマルはごく普通の試合形式だが、デスマッチは特殊なトラップが設置されたリングで戦うことになる。 --「髪切りデスマッチ」だけは何のトラップもないリングだが、''負けたキャラクターは髪を切られる''。負け顔の頭髪をハゲにしただけだが、とてもシュール。 --「オイルデスマッチ」では床の一部にオイルが撒いてあってツルツル滑る。しかも一部のステージは「床の一部がオイルでリングの両端にダメージを食らうトラップがある」という厄介なものになっている。 -ノーマル、デスマッチ共に、使用キャラクター以外のプレイヤーキャラクター7人と、ボスキャラクターのギガスを倒すことが目的。 --途中にあるボーナスステージは「岩を削って石像を作る」ものと「落ちてくる壷を壊す」ものの二種類。 -特殊なキャンセルが存在するが、一説によるとこれらはバグとされている。 --キャンセル可能な通常技はジャンプでもキャンセルできる。 --デスマッチモードでは、前後歩きと立ち/しゃがみの切り替え以外の全ての行動でガードをキャンセルできる。 -乱入された側がキャラクターを選び直すことが可能。 --ゲームモードの選択は双方が可能なため早い者勝ちになる。対戦終了後は、対戦時のモードのままCPU戦が続行される。 -気絶すると何処からともなく''「ハーンゾウ!!ハーンゾウ!!」''などと気絶したキャラに対して声援が送られる。コンティニュー画面でも同様に声援が響く。 --ちなみにマッスル・パワーは「ナンバーワン!!ナンバーワン!!」で、ブロッケンは「ブロッケン!チャチャチャ!」と他キャラとは違った声援となっている。 ---- *評価点 -『ストII』に非常に似たスタンスの内容だったので、ネオジオ初の対人戦の需要も持っていた格ゲーといえる存在だった。 --前年の『餓狼伝説』はCPU戦を楽しむ事を重視した作りであり、対人戦はほとんど盛り上がらなかった。そういう意味ではネオジオで『ストII』ライクな格ゲーを楽しめるのは、ネオジオゲーマーにとっては嬉しい事であった。 --もっとも、これをプレイする位なら本家の『ストII』をプレイした方がいいや、というプレイヤーも多かったのだが……。当時は『ストII』の順番待ち(置きコイン)がとても多く、余程たくさんの台を入れていない限りプレイの順番を待つのは日常茶飯事であった。言葉は悪いが、『ストII』の「代用品」としての価値もあった。 ---しかし、その「代用品」ながらも独自のキャラクター性並びにゲーム性から支持する者も少なくない。 -ネオジオの格ゲーとしては始めて連続技が採用されたゲームであり、思う存分コンボを決める事が可能となった。『餓狼伝説』及びその続編の『[[餓狼伝説2>餓狼伝説2 新たなる闘い]]』には連続技の概念がなかったので、コンボを決める楽しみが一切無かった。 -忍者であるハンゾウとフウマは2段ジャンプが可能で、ラスプーチンは空中で飛び道具を撃てる。これらはアーケードの格ゲーでは初であった((家庭用を含めるとSFCの『らんま1/2 町内激闘篇』で既出))。 -各キャラクターに個別のエンディングが用意されているので、キャラクター分のクリアを目指す楽しみがあった。『餓狼伝説』は全キャラ共通のエンディングだったので、物足りなさを感じたプレイヤーも多かった。 --ただし、ブロッケンのエンディングはアッサリしすぎており、達成感が無い。 *賛否両論点 -髪切りデスマッチのCPU担当がジャンヌ。 --「女性の剃髪ネタ」というそれだけで苦手な人もいる要素だけに、このステージを嫌がり、ノーマルモードを選ぶプレイヤーも。 --女性だからこそデスマッチといえる要素でもあるのだが、対人戦ならともかくCPU戦では勝った方まで罰ゲームをさせられた気分になる可能性もある。 -ボスキャラクターであるギガスの設定。 --彼は変身によって姿を変える性能を持つのだが、変身前は一切行動せず、変身しても8人の選択可能キャラクターから誰かをコピーするだけであり、彼ならではの個性が皆無。これではボスとして物足りない敵である。 *問題点 -対戦バランスはかなり悪く、ハメ技かそれに近いものが多く存在する。 --ジャンヌは必殺技のフラッシュソードが「無敵時間長い、リーチも長い、隙が少ない」と壊れ気味の性能で、これを振り回しているだけでも脅威的。対戦相手がマッスル・パワーの場合は全ての行動を封印する事すら可能。 ---フラッシュソードのタメ(下溜め)を維持したまま移動できるので、「しゃがみ→前進」と言うカクカクした移動をしてくる''歩きジャンヌ''は脅威。 --J・カーンは必殺技の蒙虎覇極道を相手にガードさせると先にJ・カーン側が動けるのを利用し、「覇極道をガードさせてその隙に相手を投げる」といったハメ技(覇極道ハメ)が成立する。 --ブロッケンのしゃがみ弱パンチの動作が異常に速く、連打だけで相手を気絶から気絶へと持って行ける。オイルデスマッチなどでは開幕3秒で勝負が決まってしまうことも。 ---ちなみに、本作には前期と後期の2バージョンがあるが、最も調整を受けたのがこのブロッケンである。前期Verでは他にも「スパークサンダーをガードさせると20回程度削れる」「しゃがみ弱キックの威力がおかしい((異常に攻撃力のランダム幅が広く、最大攻撃力が出るとしゃがみ弱K1発で4分の1近い体力を奪えたりした。筆者は96カウント残してCPUをKOした経験がある。))」などかなり無茶な性能をしていた。 ---他ではジャンヌのしゃがみ弱キックも速い。 --対戦において、上記の行為を禁止並びにモードをノーマルモードに限定する(理由は後述)等の取り決めをするプレイヤーも少なくない。 --デスマッチモードの一部ステージは、画面両端に触れただけ(ガード不可)でダメージを受けてダウンするトラップが存在する。それを利用すれば相手を端に追い込んでハメパターンに追い込めてしまい、いささか公平性に欠けるバトルに陥りやすい。 -同キャラ対戦はできない。一応はハンゾウとフウマが同性能(厳密にはフウマの方が遠近立ち強キックが速い)キャラなので、そういう意味では同性能キャラの対戦はできる。 -プロ声優を雇っていない為、必殺技ボイスが棒読みで、中には没になったボイスもある((フウマの「えんりゅうは↓(棒)」、「はい↓(棒)」はCD(BGM集)に収録されているが、作中では未使用))。 --ボイスの種類も貧弱で、技名以外のバリエーションが少ない。「おあーっ!」とか「やぁっ!」などの叫び声がほとんど。 --ジャンヌもアルファ電子の女性社員がアテており、「別室で収録し、かなりムリをしていた」と攻略本で明かされていた((ちなみに会社の屋上にプレバブがあり、キャラクターのボイスはもちろん前述の声援もそこで収録していたとのこと。))。 -モロに『ストII』な部分 --使用キャラクター数が8人、同キャラ対戦不可、性能的にハンゾウ&フウマ=リュウ&ケン、ドラゴン=春麗、ジャンヌ=ガイル、ブロッケン=ダルシム、マッスル・パワー=ザンギエフなど。 ---ブロッケンに対空系必殺技がある、マッスル・パワーにはダブルラリアット相当の技が無いかわりに突進技があるなど、一部の必殺技の有無があったり、通常技や特殊技は結構違うので動かせばわりと違う。~ また、手足に巨大なオーラを纏わせたり空中飛び道具を持っていたりするラスプーチンは『ストII』に存在しないタイプのキャラクターといえる。 --ハンゾウのエンディングはリュウのエンディングと展開が似通っている。 --当時『ストII』が大ブームだったとはいえ、流石にこのオリジナリティの無さはどうなのか。 ---- *総評 当時のゲーセンに旋風を巻き起こしていた『ストII』を露骨なまでに意識したゲームなので、「アルファ電子、及びネオジオにはプライドがないのか?」という批判も一部ではあったが、『餓狼伝説』のヒットで賑わいを見せていたネオジオにリリースされた影響も相まって、それなりに人気があった。~ 現在でこそ格闘ゲーム=他のプレイヤーと対戦の構図が定着しているが、当時のゲーセンでは対面型の乱入対戦台がまださほど定着しておらず、一人でCPU戦を遊ぶプレイヤーのほうが多い状況であり、CPU戦が楽しめるゲームはそれはそれとして評価される時代だった。 タイムマシンでわざわざ「世界の歴史上の人物の中で最も強い英雄は誰か?」を決めるというぶっ飛んだ設定と超個性的なキャラクター陣のおかげで、おバカゲーとしても評価されている。 ---- *その後の展開 -続編の『2』は本作以上に人気を博し、その後も『2JET』『パーフェクト』と計4作のシリーズ化がされるロングランになる事を考えると、有象無象が粗製乱造されていた当時の格ゲー業界の中で、成功を収めたシリーズと言えるだろう。 -登場キャラクターの1人・フウマはいつの間にか現代社会に順応してサラリーマン生活を送り((現代社会での名前は「風間小太郎(かざま・こたろう)」。外資系商社に(うだつの上がらない社員として)勤めているのだとか。))、猿軍団と共にナンパに精を出すというキャラクター性が人気を博したゆえか、後に同社の『痛快GANGAN行進曲』にも登場している。 --同じノリとしては『2』のキャプテン・キッドが居るほか、ノリこそ違うがジャンヌも現代社会で生活していると思われる描写がある。 ---なお彼らに共通しているのは、''現実の歴史では死刑になっている''という点である。%%「そもそも風魔小太郎は実在しない」と言う説はとりあえず置いておく。%% ---- *家庭用移植 -ネオジオROM版(1992年9月11日発売、アルファ電子) --クレジット制限と難易度選択以外はMVS版と同等。バーチャルコンソールでもプレイ可能。 -スーパーファミコン版(1993年8月12日発売、サン電子) --同キャラ対戦が可能になった他、操作をネオジオ版同様の3ボタン制か、パンチとキックの各二種類と投げを割り当てた5ボタン制のどちらかを選べるようになった。 --BGMはパペパプー音源でお察し。ボイスの方は基本的にネオジオ版からの流用だが、フウマの「烈風斬」等の棒読み気味だったボイスにメスが入り若干マシになった。 ---この他、ギガスのボイスにも変更があり、AC版では変身キャラのボイスをそのまま発していたものが、軽い唸り声を上げるようになり、ハンゾウ、ドラゴン、ジャンヌ、J・カーンへの変身時にダウンすると液体音(?)を発するようになった。 --ステージ背景のギミックも動かなくなったorアニメが簡略されたり、ボーナスステージも壺壊しがカットされ石像作りに統一されていたりするが、当時のSFC向けネオジオ作品群の中では頑張っている部類の移植度である。 --SFC版『ストII』には仕様の穴を利用した「対COM同色対戦」というバグがあったが、本作にもよく似た手順で起きる同じバグがある。 -ネオジオCD版(1995年3月17日発売、ADK) --ロード時間が長いが、最初に一括でデータをロードするため、プレイ中はロード時間は皆無。 --先に3作目の『2JET』がネオジオCDでリリースされた関係で、MVS版の稼働から大幅に遅れた1995年に発売された。 ---その為か、初期ネオジオ作品の移植にもかかわらずBGMは全曲アレンジ音源になっている((同じく初期のネオジオでリリースされた対戦格闘の『餓狼伝説』『龍虎の拳』の場合はBGMがアレンジされておらず、アレンジ音源でゲームをプレーするには2000年代後期に発売されたPS2『ネオジオオンラインコレクション』シリーズへの収録を待たなければならなかった。))。~ ちなみに、ネオジオCDで発売されたゲームの多くはイメージアルバムのアレンジ音源を流用しているが、本シリーズのネオジオCD版の音源はイメージアルバム版とは全く異なるアレンジの音源で統一されているのが特徴。 -ジェネシス(海外メガドライブ)版 --ボイス数の減少やBGMの半分がカット、個別EDの代わりにプレイヤーキャラクターの銅像が写るだけ……と、見た目はMVS版に忠実なものの全体的に残念な出来。 --当然ながら日本未発売だが、この仕様で日本でも発売するつもりだったらしい。 -他にもカップリング移植としてPS2の『ワールドヒーローズゴージャス』およびPSPの『[[SNKアーケードクラシックス Vol.1>SNKアーケードクラシックスシリーズ#id_7046e71a]]』にも収録されている。 ---- *余談 -2010年の『ネオジオヒーローズ~アルティメットシューティング~』にてハンゾウどころかADKキャラは誰もプレイアブルキャラになっていないのに((プレイアブルキャラは全てSNKキャラである。「SYDIIIの搭乗者」だけはオリジナルキャラと言えなくもないが(原作である『ASOII』(なお『ASO』はネオジオ作品ではない)にパイロットの設定は存在しないため)。))ブラウン・シュガー博士が重要な役で登場。「タイムマシンの発明者」と言う設定がクロスオーバーに便利だったようだ。

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