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他にも豪華スタッフやキャストを押し出したプロモーションが展開され、製品の発売からすぐ関連本をリリースするなど広報には特に力が入っていた。~ そこで独自の世界観をかなり強調していたが、実際のゲームはというと…~ 良くも悪くもとっっても無難にまとまっており、なおかつえらく尻すぼみ感のあるものだった。~ ---- **ストーリー 物語の舞台はレーバ大陸。~ この世界の大部分は''「虚無の海」''((設定資料集などで「霧のようなもの」とされている))という脅威に覆われている。これに包まれたが最後、人であろうと大地であろうと文字通り霧散してしまう。~ 「虚無の海」は200年以上にわたり現在でも発生し続けており、「精霊」が虐殺されたことにより発生したのだと人々に考えられている。~ ~ やがて、大陸では「エクウェ教」という宗教が勃興。~ 「滅びを静かに受け入れた者は、安らかなる終末の果てに神の元に召される」という滅びこそ是とする教義であり、この宗教をもとに神聖フォルナーレ王国が建国される。~ それから100年はフォルナーレが中心となり、滅びと隣り合わせながらも平和な世が続いていた。~ ~ しかし、これを良しとしない領主''ディグニス''が、独自の部隊を率い「無気力からの解放」と称して王国を掌握。自らを覇王と名乗り、元王国の民を次々と虐殺し始める。~ 虐殺の中でディグニスは「抗う」ことの重要性を説き、一部の民衆から熱狂的な支持を得て、「覇王軍」と呼ばれるほどの勢力にのし上がっていく。~ ディグニスの暴挙に対し、各地のエクウェ教徒は反乱軍を結成して抵抗活動を展開。~ にわかに大陸全土が混乱を増す中、主人公''スフィーダ''の住む田舎村にもついに覇王軍が迫っていた。~ ~ 運命に翻弄されたスフィーダは、奇しくも覇王軍に入隊することになり、任務のさなか世界の真実に触れていく…。~ ---- **キャラクター #region(副島氏デザインのキャラクター達とそのキャスト(ネタバレあり)) -味方 --''スフィーダ''(CV:高橋直純)……16歳。主人公。金髪の少年。ゲーム作品には珍しく、ちょっと剣が得意なだけの凡人でご大層な血を引いていない。 --''アドニス'' (CV:豊口めぐみ)…17歳。覇王軍におけるスフィーダの同僚その1。片腕を剣の鞘風の義手に改造されてしまっている少女。 --''グレイ'' (CV:堀川りょう)……17歳。覇王軍におけるスフィーダの同僚その2。多少ガラが悪いが実直な少年。 --''リーン'' (CV:川澄綾子)………18歳。ヒロイン。黒髪の少女。精霊使いの血を受け継ぐお姫様。 --''ギャラント''(CV:立木文彦)……33歳。精霊を信仰する部族の大男。 --''セイオン''(CV:櫻井孝宏)………22歳。亡国の王子様で反乱軍の現リーダー。マザコンで、亡き母のドレスを着用し、上半身裸で情緒不安定な美形という物凄い人物。 --''ルーメン''(CV:伊藤美紀)………?歳。エクウェ教の現教主。教義の体現者で人々に滅びの素晴らしさを説いているが、根は善人なので内心には葛藤がある。 --''プリエ'' (CV:南央美)…………11歳。ルーメンの若過ぎる侍女。片目を隠した銀髪ショートヘアのハンマー使いで、仕草からナニまで一部のプレイヤーを熱狂させた。 -中立(分岐や条件次第で仲間に) --''エキドナ'' (CV:園崎未恵)……29歳。覇王軍の三将軍の一人。黒髪ベリーショートの妖艶な女剣士。武人肌だが「強い者が正義」というやや脳筋タイプ。 --''ジェイド'' (CV:若本規夫)……38歳。コソ泥にしか見えない容姿だが、正体は凄腕の暗殺者という隻眼のオッサン。飄々とした性格。 --''ヴィゼ'' (CV:小杉十郎太)……24歳。覇王軍が世界を救う研究のためわざわざスカウトしたスフィーダの兄貴分の錬金術師。精霊を犠牲にして研究を完成させようとする。 --''ティア'' (CV:桃井はるこ)……?歳。亜人のネコミミ少女。設定では身長が低いはずなのに、ゲーム中では異様に背が高く、萌え担当から微妙に外れている。 -敵 --''ディグニス''(CV:大塚明夫)……44歳。気力の無い者を心底憎んでいる武人。ヴィゼに世界を救う研究をやらせる一方で、本質的には神より先に世界を終わらすことを望む。 --''クロワール''(CV:速水奨)………32歳。ディグニスの強さに惚れ込む三将軍の一人。覇王軍を纏め上げた忠臣だが、当のディグニスからは疎まれている。 --''ヴァイパー''(CV:茶風林)………34歳。三将軍の一人。長身痩躯の褐色肌の男で、ディグニスに次いで残虐。ヴァイパーの所業がスフィーダが覇王軍から離反する決定打になる。 --''ネブラ''(CV:篠原恵美)…………?歳。赤髪 褐色肌 黒服の謎多き女。イメージビジュアルに真っ向から反する容姿であり、分かりやすい本作の黒幕。エクウェ教の裏の支配者。 --''マルカー''(CV:不明)……………?歳。アドニスを改造した狂人で裏ボス。全身を義体化しており虚無の中でも生きられると豪語し、自らをクローン化までしている。 -脇役 --隠里グラの長老(CV:若本規夫)……都合よく世界の伝説を教えてくれる人その1。 --アミュネロのオババ(CV:伊藤美紀)……都合よく世界の伝説を教えてくれる人その2。珍しく立ち絵がない。 --サジリ(CV:不明)……………………マルカーの犠牲になってしまう情報屋の男。『HOSHIGAMI』でそこそこ出番のあった脇役と同名だがそれ以上の関係性は特に無い。 --ショップの店員………褐色肌に金髪の店員さん。メインキャラに負けじと無駄に見た目は濃いがただの脇役。 --ギルドのマスター……巨大な玉ねぎが服を着たかのような異様な風体の大男。目元も影になっていて怖い。威圧感が凄すぎ人によってはギルドへの足が遠のく。 -モブユニット --剣使い、刀使い、斧使い、拳使い、短剣使い、杖使い、槍使い、弓使い、精霊使い、錬金術師、覇王軍通常兵、覇王軍近衛兵 --エクウェ神官、エクウェ狂信者、機械兵ゴーレ、精霊、暗黒兵 ---中には名前付きで仲間として加入する、ちょっとした隠しキャラも居る。ただしボイスはどのキャラも汎用・敵と共通のもの。 ※書籍「STELLA DEUS CHARACTER COLLECTION」に全キャラのイラストとラフ、副島氏のコメントが掲載されている。 #endregion ---- **ゲーム進行 -すごろく風のワールドマップを使って移動し、街はメニュー形式で利用できる。目的地(ステージ)に着くとそこでイベントとバトルが発生。 -イベント中の選択肢などで物語が分岐。 -レベル上げ専用のステージ「試練の''洞窟''」も存在する。 &br ***自軍の成長・ステータスに関わる要素 -''ワールドマップ'' --以下の施設が存在する。 ---好きなアイテムや武器種を購入できる「ショップ」 ---ワールドマップで様々なイベントが起こるクエストを受けたり、アイテム合成が可能な「ギルド」 ---やり込み用の全100F(ステージ)のダンジョン「試練の洞窟」の入り口 -''アイテムの合成'' --2つのアイテム(消費アイテム、武器など種類は問わない)と資金を支払うことで別のアイテムに変化させる。 --それぞれのアイテムには内部的に「ランク」と「グループ」が細かく設定されており、AランクとBランクを掛け合わせると□グループ○○ランクのアイテムになるというのが主な仕組み。 ---プレイヤーの試行錯誤でランクを突き止められれば、素材を手放さず合成に回すことで効率よく高価な消費アイテムや強力な武具を生成できる。 ---ときどき「合成事故」が起こり、事故でしか作れないようなレア装備も存在する。 -''クラスチェンジ'' --ステータス値が一定かつ、キャラごとに異なるクラスチェンジ用アイテム((クエスト等で入手する))を持っているとクラスチェンジできる。 ---各ステータスが強化され、さらに強力なスキルを習得できるようになる。 &br **バトルの基本的な要素 -『タクティクスオウガ』のようにターン制を廃し((つまり自軍フェイズ&敵軍フェイズといったものが無い))、あくまで素早い者から順に、敵味方入り乱れて行動するというシステムを採用。 -キャラの側面や背後から殴られるとダメージが上がったり回避できなかったりする。 -地形効果でキャラの移動力等にすごい補正がかかる。 --など、他も『タクティクスオウガ』のシステムや特徴を幅広く採用している。 &br ***特徴的なバトル要素 -''RAP (Replaceable Action Position)'' --キャラの「行動順」が画面上部にアイコンで表示されており、何を行動するとどれくらい行動順が後回しになるかが一目で分かる。 ---移動と攻撃を両方行うと大幅に後回しにされる。逆に言えば、片方しか行わないキャラを途中で挟ませると敵軍を撹乱できる。 -''Ez (Effect zone)'' --各キャラがノーコストで毎ターン自身の周囲に発生させている効果。行動終了時に発動か、もしくは常時発動されている。 --「周囲の敵の能力ダウン」「周囲の味方の能力アップやHPを回復」などなど。 ---有益なEzを持つキャラなら、適当に辺りを歩かせているだけでも活躍してくれる。 ---逆にボス敵はとんでもなく厄介なEzを持つので、その範囲外から攻撃できるようにうまく立ち回る必要がある。 -''Relay Play'' --待機中のキャラのEzと、現在行動中のキャラのEzが重なっている状態で、その地点に敵が存在している場合に実行できるデモつきの連携攻撃。 --最大で6人連携にもなり、本作にしては派手めな演出が拝める。 --親しいキャラ同士・ライバルキャラ同士など特定の組み合わせだと専用連携となり、実行時は固有の演出とボイスが出てカットインも挿入される。 ---これにより葬った敵は高確率で持ち物をドロップしてくれる。 &br ---- **評価点 -副島氏による主要キャラクターの立ち絵は質がよく、また他のキャラクターのグラフィックも比較的良好。 -音楽は『[[オウガバトル>オウガバトルサーガ]]』等を手掛けた崎元仁氏と岩田匡治氏が手掛けており、『[[タクティクスオウガ]]』とも似て非なる曲風で全体的に評価は高い。 --本作の予約特典は、ゲーム中の一部楽曲をアレンジした特製サントラで、これでしか聴けない。 -ストーリー中の長い会話イベントや戦闘中、声優によるボイスがたっぷり挿入されている。戦闘中の1キャラあたりのボイスはかなり多い。 -『HOSHIGAMI』から受け継がれたRAPシステムは相変わらず奥深い。 --移動しかしなかった場合は次にターンが回ってくるのが非常に早くなり、攻め方と逃げ方にプレイヤーの個性が反映しやすくなった。 ---新登場のEzシステムも地味ながら実際のゲーム中ではインパクトが強い。 -本編の難易度は低いが、その替わりに高難度の「試練の洞窟」が存在する。 --フロア構造はさておき、ここではレアアイテム収集がてら色んな戦略を試せる。 ---本編だけでもエンディングまで50ステージあり、SRPG的なボリュームは問題無い。 -オプション内にチュートリアルモードが存在している。 --システムの内容を個別にチェックできるため、仮に『タクティクスオウガ』系のゲームを一作もプレイせずとも大まかにゲーム内容を把握してから遊べる。 -操作方法を、メニューからコマンドを選ぶ形式と、ワンボタンでボタンに対応したコマンドをすぐに実行できるダイレクト操作形式を、好きに選択できる。 -致命的な問題やバグは皆無である。発売当時からこれといったバグ報告が無い。 &br ---- **賛否両論点 -本作ではキャラごとに武器種が固定されている。 --「威力こそ高いが手数の少ない斧」は不遇気味で、逆に際立って高性能なのは「弓」。 ---他に汎用の攻撃手段(誰でも使える魔法とか)がこれといって無いので、良くも悪くも武器がそのままキャラの一番の個性になっている。 -合成のシステムはゲーム中にこれといって出来上がりの法則性についてのヒントを教えてもらえない。 --気に入らなければ結果を見てからキャンセルできるが、自力でメモでもしない限りは法則性に気付きようもなく、昔ながらのシステムといった感じ。 -自軍は最大でも6人までしか出撃できない。 --取捨選択するのもゲーム要素の内ではあるが、本編はずっと同じ6名だけで進めても問題無い程度の難易度である。 ---敵の編成が偏ったステージなら、こちらもそれに合わせて極端な編成で迎え撃つこともできるが、それには事前に自軍全員のレベル上げを欠かせない。 &br ---- **問題点 -キャラグラ以外の微妙なグラフィックの多さ。 --主人公らも含め、全てのキャラクターはクラスチェンジしようとグラフィックが全く変化しない。 //--雑魚は全て使い回し。どこまでいっても使い回し。その数は7種類しかない。 //↑ 18種類以上います。でたらめなのでCO -モブユニットの見た目が人間とは思えないほど怖い。 --何故か大半が揃いも揃ってフルフェイスの兜を着用。しかもその兜は「盾」や「ツボ」や「骸骨」を思わせる、頭に装着するには奇抜かつ不気味なデザイン。 --下手すれば「ペルソナ」よりもペルソナっぽい。独自のオーダーがあったのか、副島氏のセンスが滾り過ぎていたのか、詳細は不明。 ---敵種は「精霊使い」を除き男女の違いもない。魔物を除きボイスもガラの悪いものが1種類だけ、カラーリングにも乏しく使い回し感濃厚。 -世界地図が表示されるものの、山と海以外のメリハリがなく、目立つような建物などは一切記されない。 --ステージはある程度違いがあるものの、一部はカラーを除き使い回しに近い。またそのマップの出来もSLGとしては微妙なもの。 ---特に「試練の洞窟」はほぼ同じマップを使い回し、敵の出現位置や数で誤魔化している程度にすぎない。 -あまりにもシミュレーションゲームとして尖りすぎ、不親切にすぎるしかないシステム。 --「街」というメニュー項目で使用できる施設が少ない。 --上述世界地図上のどの地点でも同じサービスが受けられるため、世界地図を採用するメリットがギルドで請け負うクエスト以外存在しない。 --そのクエストも大半が戦闘か選択肢を選んで終わるかしかなく、隠しキャラを仲間にするクエスト以外はほぼ金稼ぎ以上の役に立たない。 --要するにSLGパート以外の''ほとんどが''面白くない。合成は賛否両論あるが、それにしても微妙である。 --隠しキャラの加入条件が攻略本を見ないとまず分からないようなものばかりで、達成には高レベルが必須となり、満たせる程度に上げると本編の戦闘が楽勝になる。 --また2周目以降の引き継ぎ要素やギャラリーなどの隠しモードもなく、終わった後はそのままである。 -そのSLGパートのバランスも大味。 --レベル差補正が非常に大きく、数レベルの差でほぼ勝ち目が無くなる。相手よりレベルが高ければ楽勝、低ければ大苦戦という極端なバランス。 --上述RAPシステムは弓を武器とするキャラクターに非常に強いシステムであり、弓使いさえ育てれば間違いなく勝てる。 ---逆に相手の弓使いが強力だと何もできずに矢を浴びて犬死してしまうこともある。 -派手さのないシナリオ。 --1章から2章までは怒涛の展開が続くが、以降は急に消化試合になる。広げた風呂敷を4章で急激に畳み始め、5章はもはや予定調和。 --終盤まで生き残った魅力的な敵キャラも大した見せ場なしに散っていく。有名声優を起用しているのに台無しである。 --上述のように主人公は「エクウェ教」に属し覇王軍と敵対するが、物語の起伏に乏しいのでそこからは最後まであまり盛り上がらない。 ---「むしろ覇王軍の方がやる気あるんじゃね?」という声も。 -上述のように安っぽさ・手抜き臭が漂う。その様は2004年のPS2ソフトとは思えないほど。 --OPムービーからして色々チープ。画面上にノイズが入ったりする。 //--画面は全て2Dグラフィックやアニメーションで進行する。 //↑べつにそれは問題無いだろう --戦闘中のエフェクトはとにかくしょっぱい。特に非クリティカル時の攻撃は非常に地味。 --魔法使用時のエフェクトも非常に安っぽい。しかも数個のエフェクトを組み合わせるものだから時間ばかりかかる。 --イベントシーンも動きが少なく、見どころに欠ける。 --マップクリア時のカクカクの「MISSION CLEAR」とその際のBGMは何とも気が抜ける。 &br ---- **総評 ほとんど絵師と音楽だけで持っているだけで、他は凡ゲーともクソゲーとも15年前なら良ゲーとも言える出来である。~ 特にエフェクトの素晴らしいまでにひどいチープさは、2Dグラフィックなのもあいまって一世代前(PS/SS)レベルのしょぼさ。~ が、目立ったバグもセンセーショナルな話題もなく、ワゴンの陰に埋もれるばかりであった。~ 世界観や一部のシステムは文句無しに優れており、ストーリーには目を瞑りつつ、動き回るキャラ達やボイスを目当てに購入するのが最も無難。 &br ---- **余談 -関連グッズとして多数の書籍とサントラとドラマCDがリリースされている。 --4コマ漫画や「STELLA DEUS CHARACTER COLLECTION」にて、「味方になるモブユニットの使い道が少ない」「モブユニット(人間系)のボイスが乏しい」ことはしっかりネタになっている。 ---本作のグッズに関わる身内であっても、おかしいと感じるほどの要素だったということで… -本作の続編として携帯アプリで『ステラデウス 漆黒の精霊』と『ステラデウス 錬金術の時間』の二作が2006年~2007年に配信された。 --オリジナルストーリーで、PS2版の要素をなるべくそのままにお馴染みのキャラばかりが活躍する。 --ストーリー性は希薄なものの本作のエンディング後の後日談となっており、さらにシステムやグラフィックの再現度は相当なもの。 ---そして、この二作を最後にシリーズとしては進展が何も行われていない。 -現在、本作の公式サイトは''既に消滅している''。 --アトラス社自体を巡る版権のゴタゴタもあってか、同社ホームページにはタイトル名すら載っていない。事情はあるのだろうがあんまりだ。 ---Googleで『ステラデウス』と検索してトップに来るのは''当ページである''。 ---またパイングロウも、本作の後にテレビアニメ『シムーン』のゲーム版を2007年に手がけた後、自社サイトなども無く動向が不明。 -イメージエポックの遺作として『[[STELLA GLOW]]』(ステラ グロウ)があるが、パイン''グロウ''開発の本作『''ステラ''デウス』とはジャンルが同じSRPG%%でタイトルが妙に似ている%%というだけで、関連性は無い。 --海外版はアトラス販売だったりする。 -2016年12月にアトラスが新プロジェクト「PROJECT Re FANTASY」を発表。同社''初''の王道的なファンタジーRPGを開発中とアナウンスされた。 --副島氏のイメージイラストも公開され、ペルソナとは異なり、久々に本作を彷彿させる画風であった。 --そんなこんなで、発表のタイミングではSNS上に本作のことを懐かしむ呟きが溢れた。ステラデウスについての思い出は肯定的なものと''恨み節''が半々くらい。 ---「PROJECT Re FANTASY」スタッフのインタビューでは本作のタイトル名が挙がったこともあり、一応忘れ去られたわけでは無いようである。
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